JPH1032559A - 上り信号伝送装置 - Google Patents

上り信号伝送装置

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Publication number
JPH1032559A
JPH1032559A JP8189726A JP18972696A JPH1032559A JP H1032559 A JPH1032559 A JP H1032559A JP 8189726 A JP8189726 A JP 8189726A JP 18972696 A JP18972696 A JP 18972696A JP H1032559 A JPH1032559 A JP H1032559A
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JP
Japan
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signal
optical
terminals
station
transmission
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Pending
Application number
JP8189726A
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English (en)
Inventor
Kazuki Maeda
和貴 前田
Kuniaki Uchiumi
邦昭 内海
Katsuyuki Fujito
克行 藤戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 双方向に光信号を伝送する光伝送システムに
おいて用いられ、複数の端末から局へ、非同期に上り信
号を伝送できる上り信号伝送装置を提供する。 【解決手段】 第1の符号化器120は、伝送しようと
する源信号を拡散符号で拡散する。第2の符号化器13
0は、第1の符号化器120が拡散して得られた信号
を、当該信号のパルス幅よりも短いパルス幅を有する信
号に変換する。光送信器140は、第2の符号化器12
0が変換して得られた信号でレーザ光を強度変調して送
信する。光受信器320は、光送信器140が送信した
光信号を受信して電気信号に変換し、かつ変換して得た
電気信号をサンプリングする。第1の相関器330は、
光受信器320がサンプリングして得られた信号と、第
1の符号化器120が用いた拡散符号との相関をとるこ
とにより、端末100から送信された信号を識別し、か
つ識別して得た信号を、源信号に復号する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上り信号伝送装置
に関し、より特定的には、双方向光伝送システムにおい
て用いられ、複数の端末から局へ、非同期に信号を伝送
するための上り信号伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CATVの普及率が急速に高まり
つつあり、光ファイバー網を用いた双方向CATVシス
テムの開発がさかんに行われている。局と複数の端末と
の間で双方向に通信を行う従来の双方向システムでは、
一般に、局が、ポーリングによって、各端末からの送信
要求を収集する。従って、従来の双方向システムでは、
ポーリングに要する時間のため、接続可能な端末の数が
制限されるのに加えて、各端末は、ユーザが希望するタ
イミングで信号を送信することができない。双方向CA
TVシステムは、接続すべき端末数が膨大であり、ま
た、ユーザが見たいときに見たい情報を提供するという
趣旨から、各端末からの送信要求をポーリングによって
収集することは望ましくない。そこで、複数の端末から
の上り信号を多重化して伝送する様々な方式が提案され
ている。
【0003】例えば、1991年電子情報通信学会春季
全国大会B−609「CATV網における高精度TDM
Aシステムの遅延計測周期と伝送品質に関する検討」に
おいて、信号を送信する時間を各端末に割り当てて、信
号を時間多重する方式が提案されている。
【0004】また、信学技報CS94−15、OCS9
4−5(1994年5月)「光パッシブネットワークに
おける波長間隔の最小値」において、各端末に互いに異
なる波長の光源を用意して、信号を周波数多重する方式
が提案されている。
【0005】また、特開昭63−178601号公報お
よび特開平4−211851号公報において、外部変調
器を用いて、各端末が送信する信号を周波数多重する方
式が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記「CAT
V網における高精度TDMAシステムの遅延計測周期と
伝送品質に関する検討」において提案されているよう
な、信号を時間多重する方式では、同期を確立するため
に、局と各端末との間の距離の違いによる遅延時間の差
を考慮した、高精度な制御動作を要求される。
【0007】また、上記「光パッシブネットワークにお
ける波長間隔の最小値」には、光信号のビート雑音によ
り、各端末の光源の波長間隔が0.2nm程度に制約さ
れるため、接続可能な端末数が制限されることも、同時
に報告されている。
【0008】また、特開昭63−178601号公報お
よび特開平4−211851号公報において提案されて
いる、外部変調器を用いて、各端末が送信する信号を周
波数多重する方式では、信号を多重する際に外部変調器
で発生する歪により、信号の光変調度もしくは搬送波周
波数配列が影響を受け、そのため、伝送可能な信号数が
制限される。
【0009】従って、本発明の目的は、双方向CATV
システムのような、双方向光伝送システムにおいて用い
られ、複数の端末から局に、非同期に上り信号を伝送す
ることができる上り信号伝送装置を提供することであ
る。
【0010】また、本発明の他の目的は、上記システム
において、接続可能な端末の数を、より多くすることで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、局と、当該局にバス型に接続された複数の端末
のと間で、双方向に光信号を伝送する光通信システムに
おいて用いられ、複数の端末から局へ、光伝送路を介し
て、非同期にベースバンドデジタル信号を伝送する上り
信号伝送装置であって、複数の端末はそれぞれ、伝送し
ようとする源信号を、当該信号の符号レートよりも速い
符号レートを有する拡散符号で拡散する第1の符号化手
段と、第1の符号化手段が拡散して得られた信号を、当
該信号に同期し、かつ、当該信号のパルス幅よりも短い
パルス幅を有する信号に変換する第2の符号化手段と、
第2の符号化手段が変換して得られた信号でレーザ光を
強度変調して送信する光送信手段とを備え、局は、複数
の端末からそれぞれ送信された光信号を受信して電気信
号に変換し、かつ、変換して得た電気信号を、当該信号
のパルス幅と同等の周期を有する非同期クロックでサン
プリングする光受信手段と、第1の符号化手段が用いた
拡散符号を認識しており、光受信手段がサンプリングし
て得られた信号と、当該拡散符号との相関をとることに
より、複数の端末から送信された信号を識別し、かつ、
識別して得た信号を源信号に復号する第1の相関手段と
を備えている。
【0012】上記のように、第1の発明では、複数の端
末に備えられた第1の符号化手段はそれぞれ、伝送しよ
うとする源信号を、当該信号の符号レートよりも速い符
号レートを有する拡散符号で拡散する。第2の符号化手
段は、第1の符号化手段が拡散して得られた信号を、当
該信号に同期し、かつ、当該信号のパルス幅よりも短い
パルス幅を有する信号に変換する。光送信手段は、第2
の符号化手段が変換して得られた信号でレーザ光を強度
変調して送信する。局に設けられた光受信手段は、複数
の端末からそれぞれ送信された光信号を受信して電気信
号に変換し、かつ、変換して得た電気信号を、当該信号
のパルス幅と同等の周期を有する非同期クロックでサン
プリングする。第1の相関手段は、第1の符号化手段が
用いた拡散符号を認識しており、光受信手段がサンプリ
ングして得られた信号と、当該拡散符号との相関をとる
ことにより、複数の端末から送信された信号を識別し、
かつ、識別して得た信号を源信号に復号する。
【0013】このように、複数の端末はそれぞれ、ベー
スバンドデジタル信号を光信号に変換して送信する際、
送信しようとする信号を拡散符号で拡散し、さらに、拡
散して得た信号を、その信号に同期し、かつその信号の
パルス幅よりも短いパルス幅を有する信号に変換するた
め、複数の端末が非同期に信号を送信した場合、送信さ
れた信号同士が衝突する確率を小さくすることができ
る。従って、接続される端末の数が比較的少ない場合、
複数の端末から局へ、非同期に上り信号を伝送すること
ができる。
【0014】第2の発明は、第1の発明において、第1
の符号化手段が用いる拡散符号は、複数の端末毎にそれ
ぞれ互いに異なることを特徴としている。
【0015】上記のように、第2の発明では、複数の端
末は、それぞれ互いに異なる拡散符号を用いて源信号を
拡散し、局は、各端末が用いた拡散符号との相関をとる
ことにより、各端末からの信号をそれぞれ識別して源信
号に復号する。このため、複数の端末が非同期に信号を
送信した場合、送信された信号同士が衝突しても、衝突
した信号を、各端末からの信号に分離することができ
る。従って、複数の端末から局へ、非同期に上り信号を
伝送することができる。
【0016】第3の発明は、第1の発明において、複数
の端末は、送信要求信号を発生する送信要求信号発生手
段をさらに備え、第1の符号化手段は、さらに、送信要
求信号発生手段が発生した送信要求信号を、当該信号の
符号レートよりも速い符号レートを有する拡散符号で拡
散し、局は、送信要求信号発生手段が発生する送信要求
信号を認識しており、第1の相関手段が復号して得られ
た源信号が、当該送信要求信号であるか否かを判定する
第2の相関手段をさらに備えることを特徴としている。
【0017】上記のように、第3の発明では、送信すべ
き信号がある場合、複数の端末に備えられた送信要求信
号発生手段は、送信要求信号を発生する。第1の符号化
手段は、さらに、送信要求信号発生手段が発生した送信
要求信号を、当該信号の符号レートよりも速い符号レー
トを有する拡散符号で拡散する。第2の符号化手段は、
第1の符号化手段が拡散して得られた信号を、当該信号
に同期し、かつ、当該信号のパルス幅よりも短いパルス
幅を有する信号に変換する。光送信手段は、第2の符号
化手段が変換して得られた信号でレーザ光を強度変調し
て送信する。局に設けられた光受信手段は、複数の端末
からそれぞれ送信された光信号を受信して電気信号に変
換し、かつ、変換して得た電気信号を、当該信号のパル
ス幅と同等の周期を有する非同期クロックでサンプリン
グする。第1の相関手段は、第1の符号化手段が用いた
拡散符号を認識しており、光受信手段がサンプリングし
て得られた信号と、当該拡散符号との相関をとることに
より、複数の端末から送信された信号を識別し、かつ、
識別して得た信号を源信号に復号する。第2の相関手段
は、第1の相関手段が復号して得られた源信号が、送信
要求信号であるか否かを判定する。
【0018】このように、複数の端末はそれぞれ、送信
したい信号がある場合、送信要求信号を送信して、局に
その意を通知することにより、局は、複数の端末のう
ち、送信したい信号を有する端末を知ることができる。
また、送信要求信号は、信号が送信される場合と同様、
拡散符号で拡散し、さらに、拡散して得られた信号を、
その信号に同期し、かつその信号のパルス幅よりも短い
パルス幅を有する信号に変換して送信されるため、複数
の端末が非同期に送信要求信号を送信した場合、送信さ
れた送信要求信号が他の信号と衝突する確率を小さくす
ることができる。
【0019】第4の発明は、第3の発明において、局
は、複数の端末のうち、送信要求信号を送信した端末に
対して、当該端末が送信しようとする信号を拡散する際
に用いるべき拡散符号を指定することを特徴としてい
る。
【0020】これにより、必要に応じて、局側が、各端
末で用いられる拡散符号を指定することができる。
【0021】第5の発明は、第4の発明において、局
は、同一の時間帯に信号を送信しようとする端末が、互
いに異なる拡散符号を用いるよう、拡散符号を指定する
ことを特徴としている。
【0022】上記のように、第5の発明では、局は、同
一の時間帯に信号を送信しようとする端末に対して、そ
れぞれ互いに異なる拡散符号を指定する。用いることが
できる拡散符号の数は有限であるため、同一の時間帯に
信号を送信しようとする端末に対してのみ、互いに異な
る拡散符号が割り当てられるようにすることで、接続可
能な端末の数を、より多くすることができる。
【0023】第6の発明は、第3〜5の発明において、
局は、複数の端末のうち、送信要求信号を送信した端末
に対して、当該端末が送信しようとする信号の送信タイ
ミングを指定することを特徴としている。
【0024】これにより、必要に応じて、局側が、各端
末が信号を送信するタイミングを指定することができ
る。
【0025】第7の発明は、第6の発明において、局
は、同一の時間帯に信号を送信しようとする端末が、互
いに異なるタイミングで信号を送信するよう、送信タイ
ミングを指定することを特徴としている。
【0026】上記のように、第7の発明では、局は、同
一の時間帯に信号を送信しようとする端末に対して、そ
れぞれ互いに異なる送信タイミングを指定する。これに
より、複数の端末が非同期に信号を送信する場合、送信
される信号が同一の時間帯に集中するのを防ぐことがで
きる。
【0027】第8の発明は、第1〜7の発明において、
複数の端末から局へ伝送される際に減衰した光信号を増
幅する光増幅手段をさらに備えることを特徴としてい
る。
【0028】これにより、局が受信する光信号の信号レ
ベルを、各端末が送信した際のレベルに等しくすること
ができる。
【0029】第9の発明は、第1〜8の発明において、
光送信手段が変調するレーザ光は、局から複数の端末へ
伝送される光信号の波長とは異なる波長のものであるこ
とを特徴としている。
【0030】これにより、上り信号と下り信号とを、同
一の伝送路を介して伝送することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態に
係る上り信号伝送装置について、図面を参照しながら説
明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る上り信
号伝送装置の構成を示すブロック図である。図1の装置
は、複数の端末100、光伝送路200および局300
を備えている。複数の端末100はそれぞれ、信号変換
器110、第1の符号化器120、第2の符号化器13
0、光送信器140および第1の光サーキュレータ15
0を含む。局300は、第2の光サーキュレータ31
0、光受信器320および第1の相関器330を含む。
光伝送路200は、光ファイバを複数の光カプラ220
を介してバス型に接続した伝送路である。
【0032】図1の信号変換器110は、端末100が
局300に送信しようとするデジタル信号の伝送フォー
マットを、規定のフォーマットに変換する。なお、送信
しようとする信号がアナログ信号であれば、信号変換器
110は、その信号をデジタル信号に変換した後、伝送
フォーマットを規定のものに変換する。
【0033】第1の符号化器120は、信号変換器11
0が変換して得られた信号を、所定の拡散符号で拡散す
る。第2の符号化器130は、第1の符号化器120が
拡散して得られた信号を、その信号に同期し、かつその
信号のパルス幅より、より短いパルス幅を有する信号に
変換する。光送送信器140は、第2の符号化器130
が変換して得られた信号で、レーザ光を強度変調する。
第1の光サーキュレータ150は、光送信器140が強
度変調して得られた光信号を、光カプラー220側に向
けて出力する。
【0034】光カプラ220は、第1の光サーキュレー
タ150が出力する光信号と、光ファイバを介して伝送
される、他の端末100からの光信号とを多重して、局
300側に出力する。第2のサーキュレータ310は、
光伝送路200を介して伝送された光信号を、光受信器
320側に向けて出力する。光受信器320は、第2の
光サーキュレータ310が出力する光信号を電気信号に
変換し、かつ、変換して得た電気信号を、その信号とは
非同期にサンプリングする。
【0035】第1の相関器330は、各端末100の第
1の符号化器120が信号を拡散するのに用いた拡散符
号を認識しており、これらの拡散符号と、光受信器32
0がサンプリングして得られた信号との相関をとること
により、各端末100からの信号をそれぞれ識別し、さ
らに、識別して得た信号を源信号に復号する。
【0036】図2は、図1の装置が、上り信号を符号化
して伝送する動作を説明するための模式図である。図2
の源信号は、信号変換器110が出力するベースバンド
デジタル信号である。以下には、図1の上り信号伝送装
置が、複数の端末100から局300へ、非同期に上り
信号を伝送する動作について、図2を参照しながら説明
する。
【0037】図1の複数の端末100のうち、送信した
い信号を有する端末100では、信号変換器110が、
その信号の符号レートを、規定のレート(ここでは、8
0kbps)に変換する。その信号がアナログ信号であ
れば、信号変換器110は、その信号をデジタル信号に
変換した後、符号レートを規定のレートに変換する。
【0038】次に、第1の符号化器120は、図2
(a)に示すように、信号変換器110が変換して得ら
れた源信号を、端末100毎に予め定められた拡散符号
で拡散(以下、第1の符号化)する。ここでは、これら
の拡散符号を、符号長15、符号レート1.2Mbps
のM系列符号とする。
【0039】次に、第2の符号化器130は、図2
(b)に示すように、第1の符号化器120が第1の符
号化して得られた信号(符号レート1.2MbpsのN
RZ信号)を、その信号のパルス幅よりも十分短いパル
ス幅を有する信号(ここでは、符号レート96.0Mb
psのNRZ信号と同等のパルス幅を有する信号)に変
換(以下、第2の符号化)する。なお、図2(b)に示
す第1の符号化後の信号は、図2(a)に示す第1の符
号化後の信号の、最初の2ビット分を拡大したものであ
る。
【0040】次に、光送信器140は、第2の符号化器
130が第2の符号化して得られた信号で、レーザ光を
強度変調する。そして、第1の光サーキュレータ150
は、光送信器140が強度変調して得られた光信号を、
光カプラー220側に向けて出力する。なお、以上の動
作は、各端末100が、それぞれ任意のタイミングで行
う。
【0041】光カプラー220は、各端末100が出力
する光信号を、図2(c)に示すように、時間軸上で多
重して、局300側に向けて出力する。局300では、
第2の光サーキュレータ310が、伝送路200を介し
て伝達された、多重された光信号を、光受信器320側
に向けて出力する。
【0042】光受信器320は、第1の光サーキュレー
タ150が出力する、多重された光信号を、電気信号に
変換し、次いで、変換して得た電気信号を、その信号と
は非同期に、96.0MHzのクロックでサンプリング
する。次に、第1の相関器330は、光受信器320が
サンプリングして得られた信号と、各端末100の第1
の符号化器120がそれぞれ源信号を拡散するのに用い
た拡散符号との相関をとることにより、サンプリングし
て得られた信号を、各端末100からの信号に分離す
る。そして、第1の相関器330は、分離して得た信号
を、それぞれ源信号に復号する。
【0043】以上のように、本実施形態によれば、複数
の端末100はそれぞれ、ベースバンドデジタル信号を
光信号に変換して送信する際、送信しようとする信号を
拡散符号で拡散し、さらに、拡散して得た信号を、その
信号に同期し、かつその信号のパルス幅よりも短いパル
ス幅を有する信号に変換するため、複数の端末100が
非同期に信号を送信した場合、送信された信号同士が衝
突する確率を小さくすることができる。
【0044】また、複数の端末100はそれぞれ、互い
に異なる拡散符号を用いて源信号を拡散し、局300
は、各端末100が用いた拡散符号との相関をとること
により、各端末100からの信号を識別して、源信号に
復号する。このため、複数の端末100が非同期に信号
を送信した場合、送信された信号同士が衝突しても、衝
突した信号を、各端末100からの信号に分離すること
ができる。従って、複数の端末100から局300へ、
非同期に上り信号を伝送することができる。
【0045】ただし、本実施形態では、予め、複数の端
末100に、互いに異なる拡散符号を割り当てている
が、用いることができる拡散符号の数は有限であるた
め、接続可能な端末100の数が限られる。そこで、以
下には、より多くの端末を接続できるような上り信号伝
送装置について説明する。
【0046】以下、本発明の第2の実施形態に係る上り
信号伝送装置について、図面を参照しながら説明する。
図3は、本発明の第2の実施形態に係る上り信号伝送装
置の構成を示すブロック図である。図3の装置は、複数
の端末101、光伝送路200および局301を備えて
いる。複数の端末101はそれぞれ、図1の端末100
において、さらに、送信要求信号発生器160を含む。
局301は、図1の局300において、さらに、第2の
相関器340を含む。
【0047】図3の送信要求信号発生器160は、端末
101が送信すべき信号を有する場合に、予め定められ
た、あるビットパターンを持つ送信要求信号を発生す
る。第1の符号化器120は、図1のものの動作に加え
て、さらに、送信要求信号発生器160が発生した送信
要求信号を、所定の拡散符号で拡散する。第2の相関器
340は、送信要求信号発生器160が発生する送信要
求信号を認識しており、この信号と、第1の相関器33
0が復号して得られる源信号とを比較することにより、
第1の相関器330が復号して得られた源信号が、送信
要求信号であるのか否かを判定する。他の構成要素は、
図1のものと同様の動作を行う。
【0048】以下には、図3の上り信号伝送装置が、複
数の端末101から局301へ、非同期に上り信号を伝
送する動作について説明する。ただし、上記の上り信号
は、端末101が局301に情報を通知するための信号
およびその信号を送信する許可を求めるための送信要求
信号を意味する。
【0049】図3の複数の端末101のうち、送信した
い信号を有する端末101では、送信要求信号発生器1
60が、予め定められた、あるビットパターンを持つ送
信要求信号を発生する。次に、第1の符号化器120
は、送信要求信号発生器160が発生した送信要求信号
を、所定の拡散符号で拡散する。すでに信号を送信する
許可を得ている端末101は、第1の実施形態と同様に
して信号を符号化して、局301に向けて送信する。た
だし、源信号を拡散する際、端末101は、局301が
送信の許可を与えた際に指定した拡散符号を用いて拡散
する。なお、これらの動作は、各端末101が、それぞ
れ任意のタイミングで行う。以降、図3の装置の動作
は、第1の実施形態における、図1の装置の動作と同様
である。
【0050】第1の相関器330は、各端末101が信
号を拡散するのに用いた拡散符号、および送信要求信号
を拡散するのに用いた拡散符号を認識しており、これら
の拡散符号と、光受信器320がサンプリングして得ら
れた信号との相関をとることにより、サンプリングして
得られた信号を、各端末101からの信号に分離し、さ
らに、分離して得た信号を、それぞれ源信号に復号す
る。
【0051】第2の相関器340は、送信要求信号発生
器160が発生する送信要求信号のビットパターンを認
識しており、その信号のビットパターンと、第1の相関
器330が復号して得られた源信号のものとを比較し
て、第1の相関器330が復号して得られた源信号が、
送信要求信号であるか否かを判定する。復号して得られ
た源信号のうち、ある源信号を、第2の相関器340
が、送信要求信号であると判定した場合には、局301
は、その信号の送信元の端末101に対して、信号を送
信する許可を与えるとともに、信号を拡散するのに用い
るべき拡散符号を指定する。その際、局301は、同一
の時間帯に信号を送信しようとする端末101に対して
は、それぞれ互いに異なる拡散符号を割り当てる。
【0052】上記のように、本実施形態によれば、複数
の端末101はそれぞれ、送信したい信号がある場合、
送信要求信号を送信して、局301にその意を通知する
ことにより、局301は、複数の端末101のうち、送
信したい信号を有する端末101を知ることができる。
そして、局301は、同一の時間帯に上り信号を送信し
ようとする端末101に対して、それぞれ互いに異なる
拡散符号を用いるよう指定する。このように、同一の時
間帯に信号を送信しようとする端末101に対しての
み、互いに異なる拡散符号が割り当てられるようにする
ことにより、接続可能な端末101の数を、より多くす
ることができる。
【0053】また、送信要求信号は、信号が送信される
場合と同様、拡散符号で拡散し、さらに、拡散して得ら
れた信号を、その信号に同期し、かつその信号のパルス
幅よりも短いパルス幅を有する信号に変換して送信され
るため、複数の端末101が非同期に送信要求信号を送
信した場合、送信された送信要求信号が他の信号と衝突
する確率を小さくすることができる。
【0054】なお、本実施形態では、局301は、ある
源信号を、送信要求信号であると判定した場合、その信
号の送信元の端末101に対して、信号を送信する許可
を与えるとともに、用いるべき拡散符号を指定したが、
さらに、送信すべきタイミングを指定するようにしても
よい。その際、局301は、同一の時間帯に上り信号を
送信しようとする端末101に対して、それぞれ互いに
異なる送信タイミングを指定する。これにより、複数の
端末101が非同期に信号を送信する場合、送信される
信号が同一の時間帯に集中するのを防ぐことができる。
【0055】また、第1および第2の実施形態におい
て、光伝送路200を介して伝送される光信号は、光カ
プラ220を通過する際に減衰するため、各端末(10
0、101)からの光信号は、同一のレベルで送信され
ても、局(300、301)に到達する際には、互いに
異なるレベルの信号になる。そこで、光増幅器を設け
て、減衰量を補償するか、または、各端末(100、1
01)と局(300、301)との間の距離に応じて、
光カプラ220の分岐比を変更する必要がある。ただ
し、後者の場合には、光カプラ220の接続端の数が限
られているため、上り信号の伝送と下り信号の伝送と
で、同一の接続端を使用しなければならないことがあ
り、このときには、光サーキュレータ150は、さら
に、伝送される信号を、上り信号と下り信号とに分離す
る動作を行う。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る上り信号伝送装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の装置が、上り信号を符号化して伝送する
動作を説明するための模式図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る上り信号伝送装
置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】 100、101 端末 110 信号変換器 120 第1の符号化器 130 第2の符号化器 140 光送信器 150 第1の光サーキュレータ 200 光伝送路 220 光カプラ 300、301 局 310 第2の光サーキュレータ 320 光受信器 330 第1の相関器 340 第2の相関器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/06 H04B 9/00 Y 10/28 10/26 10/14 H04H 1/02 H04N 7/22

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局と、当該局にバス型に接続された複数
    の端末のと間で、双方向に光信号を伝送する光通信シス
    テムにおいて用いられ、複数の端末から局へ、光伝送路
    を介して、非同期にベースバンドデジタル信号を伝送す
    る上り信号伝送装置であって、 前記複数の端末はそれぞれ、 伝送しようとする源信号を、当該信号の符号レートより
    も速い符号レートを有する拡散符号で拡散する第1の符
    号化手段と、 前記第1の符号化手段が拡散して得られた信号を、当該
    信号に同期し、かつ、当該信号のパルス幅よりも短いパ
    ルス幅を有する信号に変換する第2の符号化手段と、 前記第2の符号化手段が変換して得られた信号でレーザ
    光を強度変調して送信する光送信手段とを備え、 前記局は、 前記複数の端末からそれぞれ送信された光信号を受信し
    て電気信号に変換し、かつ、変換して得た電気信号を、
    当該信号のパルス幅と同等の周期を有する非同期クロッ
    クでサンプリングする光受信手段と、 前記第1の符号化手段が用いた拡散符号を認識してお
    り、前記光受信手段がサンプリングして得られた信号
    と、当該拡散符号との相関をとることにより、前記複数
    の端末から送信された信号を識別し、かつ、識別して得
    た信号を源信号に復号する第1の相関手段とを備える上
    り信号伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の符号化手段が用いる拡散符号
    は、前記複数の端末毎にそれぞれ互いに異なることを特
    徴とする、請求項1に記載の上り信号伝送装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の端末は、送信要求信号を発生
    する送信要求信号発生手段をさらに備え、 前記第1の符号化手段は、さらに、送信要求信号発生手
    段が発生した送信要求信号を、当該信号の符号レートよ
    りも速い符号レートを有する拡散符号で拡散し、 前記局は、前記送信要求信号発生手段が発生する送信要
    求信号を認識しており、前記第1の相関手段が復号して
    得られた源信号が、当該送信要求信号であるか否かを判
    定する第2の相関手段をさらに備えることを特徴とす
    る、請求項1に記載の上り信号伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記局は、前記複数の端末のうち、送信
    要求信号を送信した端末に対して、当該端末が送信しよ
    うとする信号を拡散する際に用いるべき拡散符号を指定
    することを特徴とする、請求項3に記載の上り信号伝送
    装置。
  5. 【請求項5】 前記局は、同一の時間帯に信号を送信し
    ようとする端末が、互いに異なる拡散符号を用いるよ
    う、拡散符号を指定することを特徴とする、請求項4に
    記載の上り信号伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記局は、前記複数の端末のうち、送信
    要求信号を送信した端末に対して、当該端末が送信しよ
    うとする信号の送信タイミングを指定することを特徴と
    する、請求項3〜5のいずれかに記載の上り信号伝送装
    置。
  7. 【請求項7】 前記局は、同一の時間帯に信号を送信し
    ようとする端末が、互いに異なるタイミングで信号を送
    信するよう、送信タイミングを指定することを特徴とす
    る、請求項6に記載の上り信号伝送装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の端末から前記局へ伝送される
    際に減衰した光信号を増幅する光増幅手段をさらに備え
    ることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の
    上り信号伝送装置。
  9. 【請求項9】 前記光送信手段が変調するレーザ光は、
    前記局から前記複数の端末へ伝送される光信号の波長と
    は異なる波長のものであることを特徴とする、請求項1
    〜8のいずれかに記載の上り信号伝送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002136740A (ja) * 2000-10-30 2002-05-14 Heiwa Corp 遊技機
JP2009005411A (ja) * 2008-09-25 2009-01-08 Oki Electric Ind Co Ltd 通信システム、通信方法及びノード装置

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