JP4505350B2 - 通信システムおよび通信方法 - Google Patents

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Description

この発明は通信システム、通信方法および通信装置に関し、特に光符号分割多重方式による通信システム、通信方法および通信装置に関するものである。
近年の情報技術の発展に伴い、家庭においても大容量で高品質なインターネット環境に対する要求が高まっている。このような要求に対応するため、光ファイバを介して加入者をインターネット網に接続するFTTH(Fiber To The Home)サービスが急速に普及している。
FTTHの構成は、基地局と各加入者宅とをそれぞれ専用の光ファイバで接続するシングルスター網と、一端が複数に分岐された光ファイバを用いて、基地局と複数の加入者宅とを1対nで接続するダブルスター網とに分類される。FTTHサービスを提供するにあたり、光ファイバの敷設量が少なくて済むダブルスター網の方がコスト的に有利である。
しかしながら、ダブルスター網においては、基地局は、複数の加入者宅と同一の光ファイバで接続されることになるため、各加入者宅への送信データおよび各加入者宅からの受信データを識別する必要がある。
そのため、基地局から各加入者宅へデータ(以下、下りデータと称す)を送信する場合には、基地局は、各加入者宅の識別子を付加したデータを全ての加入者宅へ送信する。そして、各加入者宅では、受信した下りデータのうち、自己の識別子が付加されたものだけを抽出する。また、各加入者宅から基地局へデータ(以下、上りデータと称す)を送信する場合には、各加入者宅は、まず基地局に対して送信要求を送信する。すると、基地局は、各加入者宅の送信タイミングを制御して、送信許可を与える。そして、各加入者宅は、送信許可が与えられた後に上りデータを送信する。
上述のように、基地局は、各加入者宅の送信タイミングを制御するため、接続されている加入者宅の情報を記憶しておく必要がある。そのため、加入者宅に追加や変更があった場合には、基地局側の情報も変更しなければならず、手間がかかるという問題があった。さらに、送信要求および送信許可の手続きが必要であるため、回線の利用率が低下し、上りデータの伝送速度が制限されるという問題もあった。
そこで、光符号分割多重方式によるデータ伝送が検討されている。光符号分割多重方式では、送信側は、光信号に直交符号系列に基づく所定の光学的位相差を与え、時間的に拡散した光拡散符号を用いて送信する。そして、受信側は、送信側と同様の処理を行うことで、送信された光信号に復元する。
さらに、光符号分割多重方式では、直交符号系列の自己相関性から、送信側および受信側が同一の直交符号系列に基づく処理を行わなければ光信号に復元できない。そのため、異なる直交符号系列に基づいて生成された複数の光拡散符号の中から特定の直交符号系列に基づいて生成された光信号のみを抽出して復元できる。
したがって、上述のダブルスター網において、各加入者宅が互いに異なる直交符号系列に基づいて生成した光拡散符号を全くの任意のタイミングで送信したとしても、基地局は、各加入者宅と同一の直交符号系列に基づく処理をそれぞれ行うことで、いずれの加入者宅から送信されたデータであるのかを特定できる。
よって、光符号分割多重方式によれば、基地局の管理を簡素化でき、かつ、上りデータの伝送速度を向上させることができる。
特許文献1には、符号系列として「0」,「1」,「−1」の3値をもつデュオバイナリー符号を用いる光符号分割多重方式が開示されている。
特許文献2には、光源から送出された光を送信データで変調する第1の光強度変調器と、第1の光強度変調器より変調速度の速い第2の光強度変調器とを用いて光拡散符号を生成する光符号多重伝送装置が開示されている。
特開平10−164010号公報 特開2001−274770号公報
一般的な光通信システムでは、2値の光強度をもつ光パルスが光信号として用いられる。たとえば、送信するデータのビットレートをF[bit/sec]とすると、1つの光パルスに割当てられるタイムスロットは、1/F[sec]となる。
光符号分割多重方式では、光信号を時間領域で拡散し、直交符号系列に従い光学的位相差を与えるため、直交符号系列のビット数に応じた時間拡散幅が必要となる。したがって、光パルスからなる光信号を光拡散符号に変換する場合には、伝送誤りを回避するため、時間拡散によって伸張された光パルスが、次のタイムスロットに重ならないようにしなければならない。
たとえば、4ビットの直交符号系列(16系列)を用いる場合には、時間領域において4倍に拡散する必要がある。そのため、4倍に拡散された光パルスを1つのタイムスロット内に収めるためには、光パルス幅をタイムスロットの1/4以下にしなければならない。すなわち、1[Gbit/sec]の伝送速度を実現するためには、光パルスの幅を250[nsec]以下とする必要がある。
しかしながら、上述のように極めて短い時間幅の光パルスを生成する光源は、非常に高価である。そのため、加入者宅におけるコストが増加し、光符号分割多重方式を採用することによる基地局および光ファイバ敷設のコスト低減効果を発揮できないという問題があった。
そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、加入者宅におけるコストを抑制した光符号多重伝送方式の通信システム、通信方法および通信装置を提供することである。
この発明によれば、伝送路と、伝送路を介して第1の光信号を送出する第1の通信装置と、第1の通信装置から受けた第1の光信号を搬送波に用いて、第1のデータを第1の通信装置へ送信する第2の通信装置とを備え、第2の通信装置は、第1の光信号を第1のデータで変調する第1の変調手段と、第1の変調手段において変調された第1の光信号を光拡散符号に変換する第1の光符号変換手段とを含み、第1の通信装置は、第2の通信装置から受けた光拡散符号を第1の光信号に変換する第1の光符号逆変換手段と、第1の光符号逆変換手段において変換された第1の光信号を第1のデータに復号する第1の復号手段とを含む、通信システムである。
好ましくは、第1の通信装置は、第2の通信装置へ送信する第2のデータで変調した第2の光信号を生成する第2の変調手段と、第1および第2の光信号を結合して送出する光信号結合手段とをさらに含み、第2の通信装置は、第1の通信装置から受けた第1の光信号と第2の光信号とを分離する光信号分離手段と、第2の光信号を第2のデータに復号する第2の復号手段とをさらに含む。
好ましくは、第2の変調手段は、第1の光信号と互いに異なる波長をもつ第2の光信号を生成し、光信号分離手段は、受信した光信号の波長に基づいて、第1の光信号と第2の光信号とを分離する。
好ましくは、第2の変調手段は、第1の光信号と互いに異なる送信タイミングをもつ第2の光信号を生成し、光信号分離手段は、光信号の受信タイミングに基づいて、第1の光信号と第2の光信号とを分離する。
好ましくは、第1の通信装置は、第2の通信装置へ送信する第2のデータが所定の搬送波成分を含むように補間データを付加する符号化手段と、符号化手段において補間データが付加された第2のデータで変調した第1の光信号を生成する第2の変調手段とをさらに含み、第2の通信装置は、第1の光信号の一部を抽出して第2のデータに復号する第2の復号手段をさらに含む。
好ましくは、第1の通信装置は、第1の光信号を光拡散符号に変換する第2の光符号変換手段をさらに含み、第2の通信装置は、第2の通信装置から受けた光拡散符号を第1の光信号に変換する第2の光符号逆変換手段をさらに含む。
好ましくは、第1の通信装置は、少なくとも1つの第2の通信装置とデータ通信を行う。
また、この発明によれば、伝送路を介して接続される第1の通信装置と第2の通信装置との間の通信方法であって、第1の通信装置が第1の光信号を送出するステップと、第2の通信装置が第1の通信装置から受けた第1の光信号を搬送波に用いて、第1のデータで変調する第1の変調ステップと、第2の通信装置が第1のデータで変調した第1の光信号を光拡散符号に変換して送出する第1の光符号変換ステップと、第1の通信装置が第2の通信装置から受けた光拡散符号を第1の光信号に変換する第1の光符号逆変換ステップと、第1の通信装置が第1の光符号逆変換ステップにおいて変換された第1の光信号を第1のデータに復号する第1の復号ステップとからなる、通信方法である。
好ましくは、第1の通信装置が第2のデータで変調した第2の光信号を生成する第2の変調ステップと、第1の通信装置が第1および第2の光信号を結合して送出する光信号結合ステップと、第2の通信装置が第1の通信装置から受けた第1の光信号と第2の光信号とを分離する光信号分離ステップと、第2の通信装置が第2の光信号を第2のデータに復号する第2の復号ステップとをさらに含む。
好ましくは、第1の通信装置から第2の通信装置へ送信される第2のデータが所定の搬送波成分を含むように、第1の通信装置が補間データを付加する符号化ステップと、第1の通信装置が補間データを付加した第2のデータで変調し、第1の光信号を生成する第2の変調ステップと、第2の通信装置が第1の通信装置から受けた第1の光信号の一部を抽出して第2のデータに復号する第2の復号ステップとをさらに含む。
好ましくは、第1の通信装置は、少なくとも1つの第2の通信装置とデータ通信を行う。
また、この発明によれば、他の通信装置と伝送路を介してデータ通信を行う通信装置であって、他の通信装置から受けた第1の光信号を搬送波に用いて、送信データで変調する変調手段と、送信データで変調した第1の光信号を光拡散符号に変換して送出する光符号変換手段とを備える、通信装置である。
好ましくは、他の通信装置から第1の光信号および他の通信装置からの送信データで変調された第2の光信号を受けて、第1の光信号と第2の光信号とを分離する光信号分離手段と、光信号分離手段において分離された第2の光信号を送信データに復号する復号手段をさらに備える。
この発明によれば、第2の通信装置は、第1の通信装置から受けた光信号を搬送波に用いて、データを送信するため、第2の通信装置は、搬送波の発生手段を備える必要がない。そのため、光符号分割多重方式を実現する場合にも、第2の通信装置は、極めて短い時間幅の光パルスを発生させる必要がない。よって、第2の通信装置は、高価な光源が不要となり、コストを抑制した光符号分割多重方式の通信システムおよび通信方法を実現できる。
また、この発明によれば、他の通信装置から受けた光信号を搬送波に用いてデータを送信するため、搬送波の発生手段を備える必要がない。そのため、光符号分割多重方式を実現する場合にも、極めて短い時間幅の光パルスを発生させる必要がない。よって、高価な光源が不要となり、光符号分割多重方式を実現するためのコストを抑制した通信装置を実現できる。
この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中の同一または相当部分については、同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に従う通信システム100の概略構成図である。
図1を参照して、通信システム100は、基地局側装置1と、加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nと、伝送路20,24と、光分配部22と、光結合部26とからなる。また、基地局側装置1は、送信部1.1と、受信部1.2とからなる。
送信部1.1は、インターネット網やWAN(Wide Area Network:広域通信網)など(図示しない)から加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nの各々へ送信する下りデータ1,2,・・・,nで変調した光信号を生成し、伝送路20を介して送信する。そして、送信部1.1は、符号化部30と、パルス発生部40,42と、光変調部32と、光結合部34とからなる。
符号化部30は、外部から下りデータ1,2,・・・,nを受けて、送信先の加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nを特定するための識別子を付加した後、1次元の「0」と「1」とからなる2値のデータ列に符号化する。そして、符号化部30は、符号化したデータ列を光変調部32へ出力する。
パルス発生部40は、下りデータ1,2,・・・,nの搬送波となる、波長λ1の光パルスを発生し、光変調器32へ出力する。そして、パルス発生部40は、下りデータ1,2,・・・,n全体を伝送できるビットレートをもつ光パルスを発生する。
パルス発生部42は、上りデータ1,2,・・・,nの搬送波となる、波長λ2の光パルスを発生し、光結合部34へ出力する。そして、パルス発生部42は、時間的な拡散によるタイムスロットの重なりを生じないようなパルス幅をもち、かつ、可干渉性をもつ光パルスを発生する。
光変調部32は、符号化部30から受けたデータ列に基づいて、パルス発生部40から出力される光パルスを光強度変調する。実施の形態1においては、光変調部32は、データ列の「0」または「1」に対応して、光強度がゼロまたは最大、すなわち、「オフ」または「オン」となるように変調する。そして、光変調部32は、変調した光パルスを光結合部34へ出力する。
光結合部34は、光変調部32から受けた光パルスとパルス発生部42から受けた光パルスとを結合し、伝送路20へ出力する。
伝送路20は、光ファイバで構成され、基地局側装置1と光分配部22とを接続し、基地局側装置1から送信された光信号を光分配部22へ伝送する。
光分配部22は、伝送路20を介して受けた光信号をn分割し、分割した光信号をそれぞれ加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nへ出力する。
加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nは、基地局側装置1から受けた光信号をそれぞれ下りデータ1,2,・・・,nに復号して出力する。また、加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nは、基地局側装置1へ送信する上りデータ1,2,・・・,nで変調した光信号を生成して送信する。
加入者宅側装置2.1は、波長選択性光分配部62と、復号部72と、符号化部74と、光変調部75と、光エンコーダ76.1とからなる。
波長選択性光分配部62は、伝送路20を介して受けた光信号を波長に応じて、2分割する。そして、波長選択性光分配部62は、波長λ1の光パルスを復号部72へ出力し、波長λ2の光パルスを光変調部75へ出力する。
復号部72は、波長選択性光分配部62から受けた波長λ1の光パルスの光強度に応じて、データ列を生成する。そして、復号部72は、生成したデータ列に付加されている識別子に基づいて、自己宛てのデータのみを抽出し、下りデータ1として出力する。
符号化部74は、外部から上りデータ1を受けて、1次元の「0」と「1」とからなる2値のデータ列に符号化する。そして、符号化部74は、符号化したデータ列を光変調部75へ出力する。
光変調部75は、符号化部74から受けたデータ列に基づいて、波長選択性光分配部62から受けた波長λ2の光パルスを光強度変調する。そして、光変調部75は、光強度変調した光パルスを光エンコーダ76.1へ出力する。以下、光変調部75は、光変調部32と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
光エンコーダ76.1は、予め定められた直交符号系列に基づいて、光変調部75から受けた光パルスを光拡散符号に変換して、光結合部26へ出力する。なお、以下の説明では、光拡散符号への変換を、「光符号変換」とも称す。
加入者宅側装置2.2,・・・,2.nは、光エンコーダ76.1に代えて、それぞれ光エンコーダ76.2,・・・,76.nを用いる点を除いては、加入者宅側装置2.1と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
光結合部26は、加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nの各々から受けた光信号を結合し、伝送路24へ出力する。
伝送路24は、光ファイバで構成され、基地局側装置1と光結合部26とを接続し、光結合部26から受けた光信号を基地局側装置1へ伝送する。
受信部1.2は、加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nから受けた光信号をそれぞれ上りデータ1,2,・・・,nに復号してインターネット網やWANなど(図示しない)へ出力する。そして、受信部1.2は、光分配部50と、光デコーダ52.1,52.2,・・・,52.nと、復号部54とからなる。
光分配部50は、伝送路24を介して受けた光信号をn分割し、分割した光信号をそれぞれ光デコーダ52.1,52.2,・・・,52.nへ出力する。
光デコーダ52.1,52.2,・・・,52.nは、予め定められた直交符号系列に基づいて、光分配部50から受けた光拡散符号を光パルスに変換して、それぞれ復号部54へ出力する。なお、以下の説明では、光拡散符号から光パルスへの変換を、「光符号逆変換」とも称す。
復号部54は、光デコーダ52.1,52.2,・・・,52.nの各々から受けた光パルスの光強度をタイムスロット毎に積分し、その値が所定のしきい値以上であるか否かに基づいて「0」または「1」の2値のデータ列を生成する。そして、復号部54は、その生成したデータ列をそれぞれ上りデータ1,2,・・・,nに復号して出力する。
なお、上述したように、光符号分割多重方式では、光エンコーダと光デコーダとは、互いに同一の処理を行う必要がある。そのため、光エンコーダ76.1と光デコーダ52.1とは、互いに同一の構成をもつ。さらに、光エンコーダ76.2,・・・,76.nと光デコーダ52.2,・・・,52.nとについても、それぞれ互いに同一の構成をもつ。
図2は、光エンコーダ76.1の概略構成図である。
図2を参照して、光エンコーダ76.1は、光分配部90と、光結合部92と、光遅延路94.1,94.2,94.3,94.4とからなる。
光分配部90は、外部から与えられた光パルスを4つに均等分配し、それぞれ光遅延路94.1,94.2,94.3,94.4へ出力する。
光遅延路94.1は、光分配部90から受けた光パルスを遅延させることなく光結合部92へ出力する。
光遅延路94.2は、光分配部90から受けた光パルスをパルス幅の時間だけ遅延させて光結合部92へ出力する。
光遅延路94.3は、光分配部90から受けた光パルスをパルス幅の2倍の時間だけ遅延させて光結合部92へ出力する。
光遅延路94.4は、光分配部90から受けた光パルスをパルス幅の3倍の時間だけ遅延させて光結合部92へ出力する。
また、光信号は、進行方向に対して垂直な振動を行う「横波」であるので、進行方向において異なる2点で観察すると、光学的位相差が生じることになる。そのため、伝送路に入力される光信号と、伝送路から出力される光信号との間には、伝送路長に応じた光学的位相差が生じることになる。
そこで、光遅延路94.1,94.2,94.3,94.4は、それぞれ直交符号系列に応じて、入力される光信号と出力される光信号との光学的位相が、同相または逆相、すなわち「0」または「π」となるように伝送路長が設定される。
なお、光信号をパルス幅の時間だけ遅延させるために必要な長さは、数cmオーダーであるのに対して、光信号の位相を反転させるために必要な長さは、数μmオーダーである。よって、両者には、10の6乗もの差があるため、伝送路の長さを調整することで、所望の遅延時間および光学的位相差を与えることができる。
光結合部92は、光遅延路94.1,94.2,94.3,94.4から出力された光パルスを結合する。
光デコーダ52.1は、光エンコーダ76.1と同様である。
さらに、光エンコーダ76.2,・・・,76.nおよび光デコーダ52.2,・・・,52.nについても、光エンコーダ76.1と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
図3は、通信システム100における加入者宅側装置2.1から基地局側装置1への光符号分割多重方式によるデータ伝送を説明する図である。
図3(a)は、光変調部75から出力される光パルスである。
図3(b)は、光エンコーダ76.1で光符号変換された後の光拡散符号である。
図3(c)は、光デコーダ52.1で光符号逆変換された後の光パルスである。
図3(d)は、復号部54に入力する光信号である。
図3(e)は、光デコーダ52.2で光符号逆変換された後の光パルスである。
図3(f)は、復号部54に入力する光信号である。
図3(a)を参照して、光変調部75は、基地局側装置1から受けたパルス幅Tの光パルスを送信する。また、光パルスのタイムスロットTsは、上りデータ1のビットレートに応じて決定される。
図3(b)を参照して、光エンコーダ76.1は、たとえば、4ビットの直交符号系列「0101」をもち、入力された光パルスを、4つの光パルスに拡散し、各々に対して「0」,「π」,「0」,「π」の光学的位相差を与える。
図3(c)を参照して、光デコーダ52.1は、光エンコーダ76.1と同一の直交符号系列「0101」をもち、加入者宅側装置2.1から受けた光パルスを、さらに4つの光パルスに拡散して、それぞれに「0」,「π」,「0」,「π」の光学的位相差を与える。時間軸上において、同一の光学的位相をもつ光パルス同士は強め合い、異なる光学的位相をもつ光パルス同士は弱め合う。その結果、光デコーダ52.1は、図3(d)に示されるような光強度特性をもつ光信号を出力する。そして、復号部54は、タイムスロットTs毎に光強度を積分して、光パルスの有無を判断する。
ところで、加入者宅側装置2.1から送信された光信号は、光デコーダ52.1に加えて、他の光デコーダ52.2,・・・,52.nへも分配される。
図3(e)を参照して、光デコーダ52.2は、たとえば、光エンコーダ76.1と異なる直交符号系列「0000」をもち、加入者宅側装置2.1から受けた光パルスを、さらに4つの光パルスに拡散して、それぞれに「0」,「0」,「0」,「0」の光学的位相差を与える。その結果、光デコーダ52.2は、図3(f)に示されるような低レベルでノイズ性の光強度特性をもつ光信号を出力する。
上述のように、基地局側装置1と加入者宅側装置2.1,2.2,・・・,2.nとにおいて、異なる直交符号系列をもつ場合には、正常に光信号を復元できない。そのため、互いに同一の直交符号系列である場合にのみ、データ伝送が成立し、異なる直交符号系列である場合には、データ伝送が成立しない。したがって、加入者宅側装置2.1から送信された上りデータ1が、基地局側装置1において、他の上りデータ2,・・・,nに影響を与えることはない。
実施の形態1においては、光変調部75が第1の変調手段を実現し、光エンコーダ76.1,76.2,・・・,76.nが第1の光符号変換手段を実現し、光デコーダ52.1,52.2,・・・,52.nが第1の光符号逆変換手段を実現し、復号部54が第1の復号手段を実現する。また、光変調部32が第2の変調手段を実現し、光結合部34が光信号結合手段を実現し、波長選択性光分配部62が光信号分離手段を実現し、復号部72が第2の復号手段を実現する。
この発明の実施の形態1によれば、基地局側装置は、下りデータで変調した、波長λ1の光パルスとともに、何らの変調も行っていない波長λ2の光パルスを加入者宅側装置へ出力する。一方、加入者宅側装置は、基地局側装置から受けた波長λ1の光パルスを下りデータに復号するとともに、波長λ2の光パルスを搬送波に用いて、上りデータで変調し、さらに光符号変換をした後に基地局側装置へ送信する。よって、加入者宅側装置は、搬送波である光パルスを発生させるための高価な光源を必要としないため、コストを抑制した光符号分割多重方式の通信システムを実現できる。
また、この発明の実施の形態1によれば、同一の構造をもつエンコーダとデコーダとの間でのみデータ伝送が成立する。よって、基地局側装置と複数の各加入者側装置との間における送受信タイミングなどの回線制御が不要となり、加入者の変更などへの対応が容易になる。
[実施の形態2]
実施の形態1においては、異なる2つの波長を用いて、下りデータで変調された光パルスと、上りデータの搬送波となる光パルスとを同一の伝送路で送信する場合について説明した。
一方、実施の形態2においては、異なる2つの送信タイミングを用いて、下りデータで変調された光パルスと、上りデータの搬送波となる光パルスとを同一の伝送路で送信する場合について説明する。
図4は、この発明の実施の形態2に従う通信システム102の概略構成図である。
図4を参照して、通信システム102は、基地局側装置3と、加入者宅側装置4.1,4.2,・・・,4.nと、伝送路20,24と、光分配部22と、光結合部26とからなる。また、基地局側装置3は、送信部3.1と、受信部1.2とからなる。
送信部3.1は、インターネット網やWANなど(図示しない)から加入者宅側装置4.1,4.2,・・・,4.nの各々へ送信する下りデータ1,2,・・・,nで変調した光信号を生成し、伝送路20を介して送信する。そして、送信部3.1は、符号化部30と、パルス発生部36と、パルス逓倍部38と、光変調部32と、光結合部34とからなる。
符号化部30と、光変調部32とは、実施の形態1と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
パルス発生部36は、下りデータ1,2,・・・,nおよび上りデータ1,2,・・・,nの搬送波となる光パルスを発生する。さらに、パルス発生部36は、光符号変換に伴う時間的な拡散による重なりを生じないようなパルス幅をもち、かつ、可干渉性をもつ光パルスを発生する。そして、パルス発生部36は、発生した光パルスをパルス逓倍部38および光結合部34へ出力する。
パルス逓倍部38は、下りデータ1,2,・・・,n全体を伝送できるビットレートをもつような光パルスを発生するため、パルス発生部36から受けた光パルス数を整数倍にする。そして、パルス逓倍部38は、その光パルスを光変調部32へ出力する。
光結合部34は、光変調部32から受けた光パルスとパルス発生部36から受けた光パルスとを結合し、伝送路20へ出力する。
伝送路20と、光分配部22とは、実施の形態1と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
加入者宅側装置4.1,4.2,・・・,4.nは、基地局側装置3から受けた光信号をそれぞれ下りデータ1,2,・・・,nに復号して出力する。また、加入者宅側装置4.1,4.2,・・・,4.nは、基地局側装置3へ送信する上りデータ1,2,・・・,nで変調した光信号を生成して送信する。
加入者宅側装置4.1は、光分配部60と、光スイッチ64,66と、同期制御部70と、復号部73と、符号化部74と、光変調部75と、光エンコーダ76.1とからなる。
光分配部60は、伝送路20を介して受けた光信号を2分割し、光スイッチ64および66へ出力する。
光スイッチ64および66は、同期制御部70からの制御指令に応じて、光信号を透過または遮断する。そして、光スイッチ64は、透過させた光信号を復号部72へ出力する。また、光スイッチ66は、透過させた光信号を光変調部75へ出力する。
復号部73は、光スイッチ64から受けた光信号の光強度に応じて、データ列を生成する。そして、復号部73は、生成したデータ列に付加されている識別子に基づいて、自己宛てのデータのみを抽出し、下りデータ1として出力する。また、復号部73は、実施の形態1における復号部72および54と同様に、光信号を光強度に応じた電気信号に変換する光電気変換部(O/E)68を含む。
光電気変換部68は、光スイッチ64から受けた光信号を光強度に応じた電気信号に変換し、復号部73に含まれる復号回路(図示しない)へ出力するとともに、同期制御部70へ出力する。
同期制御部70は、光電気変換部68から受けた電気信号に基づいて、送信部3.1から受けた光信号に含まれる下りデータ1,2,・・・,nにより変調された光パルスおよび上りデータ1,2,・・・,nの搬送波である光パルスの受信タイミングを取得する。そして、同期制御部70は、その受信タイミングに応じて、光スイッチ64または/および66を駆動し、光パルスを分離する。すなわち、同期制御部70は、下りデータ1,2,・・・,nにより変調された光パルスを復号部73へ出力し、上りデータ1,2,・・・,nの搬送波である光パルスを光変調部75へ出力する。なお、上述したように、下りデータ1,2,・・・,nにより変調された光パルスは、上りデータ1,2,・・・,nの搬送波である光パルスを逓倍したものであるから、下りデータ1,2,・・・,nにより変調された光パルス中に、上りデータ1,2,・・・,nの搬送波である光パルスが周期的に出現することになる。
符号化部74と、光変調部75と、光エンコーダ76.1とは、実施の形態1と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
加入者宅側装置4.2,・・・,4.nは、光エンコーダ76.1に代えて、それぞれ光エンコーダ76.2,・・・,76.nを用いる点を除いては、加入者宅側装置4.1と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
光結合部26と、伝送路24とは、実施の形態1と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
受信部1.2は、実施の形態1と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
実施の形態2においては、光変調部75が第1の変調手段を実現し、光エンコーダ76.1,76.2,・・・,76.nが第1の光符号変換手段を実現し、光デコーダ52.1,52.2,・・・,52.nが第1の光符号逆変換手段を実現し、復号部54が第1の復号手段を実現する。また、光変調部32が第2の変調手段を実現し、光結合部34が光信号結合手段を実現し、光分配部60、光スイッチ64および66が光信号分離手段を実現し、復号部73が第2の復号手段を実現する。
この発明の実施の形態2によれば、実施の形態1における効果に加えて、基地局側装置における光パルスを発生する光源が1つで済むため、基地局側装置のコストを抑制することができる。よって、よりコストを抑制した光符号分割多重方式の通信システムを実現できる。
[実施の形態3]
実施の形態1および2においては、加入者側装置が、下りデータで変調された光パルスと上りデータの搬送波となる光パルスとを分離する場合について説明した。
一方、実施の形態3においては、下りデータで変調された光パルスをそのまま上りデータの搬送波に用いる場合について説明する。
図5は、この発明の実施の形態3に従う通信システム104の概略構成図である。
図5を参照して、通信システム104は、基地局側装置5と、加入者宅側装置6.1,6.2,・・・,6.nと、伝送路20,24と、光分配部22と、光結合部26とからなる。また、基地局側装置5は、送信部5.1と、受信部5.2とからなる。
送信部5.1は、インターネット網やWANなど(図示しない)から加入者宅側装置6.1,6.2,・・・,6.nの各々へ送信する下りデータ1,2,・・・,nで変調した光信号を生成し、伝送路20を介して送信する。そして、送信部5.1は、符号化部44と、パルス発生部36と、光変調部32とからなる。
符号化部44は、外部から下りデータ1,2,・・・,nを受けて、送信先の加入者宅側装置6.1,6.2,・・・,6.nを特定するための識別子を付加した後、1次元の「0」と「1」とからなる2値のデータ列に符号化する。そして、符号化部44は、所定の時間間隔における「1」の発生確率が一定となるように、符号化したデータ列に補間ビットを付加する。さらに、符号化部44は、補間ビットを付加したデータ列を光変調部32へ出力する。
パルス発生部36と、光変調部32とは、実施の形態2と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
伝送路20と、光分配部22とは、実施の形態1と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
加入者宅側装置6.1,6.2,・・・,6.nは、基地局側装置5から受けた光信号をそれぞれ下りデータ1,2,・・・,nに復号して出力する。また、加入者宅側装置6.1,6.2,・・・,6.nは、基地局側装置5へ送信する上りデータ1,2,・・・,nで変調した光信号を生成して送信する。
加入者宅側装置6.1は、光分配部60と、復号部78と、符号化部74と、光変調部75と、光エンコーダ76.1とからなる。
光分配部60は、伝送路20を介して受けた光信号を2分割し、復号部78および光変調部75へ出力する。
復号部78は、光分配部60から受けた光パルスの光強度に応じて、データ列を生成する。そして、復号部78は、生成したデータ列に付加されている補間ビットを取除き、データ列を生成する。さらに、復号部78は、識別子に基づいて、自己宛てのデータのみを抽出し、下りデータ1として出力する。
符号化部74と、光変調部75と、光エンコーダ76.1とは、実施の形態1と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
加入者宅側装置6.2,・・・,6.nは、光エンコーダ76.1に代えて、それぞれ光エンコーダ76.2,・・・,76.nを用いる点を除いては、加入者宅側装置6.1と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
光結合部26と、伝送路24とは、実施の形態1と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
受信部5.2は、加入者宅側装置6.1,6.2,・・・,6.nから受けた光信号をそれぞれ上りデータ1,2,・・・,nに復号してインターネット網やWANなど(図示しない)へ出力する。そして、受信部5.2は、光分配部50と、光デコーダ52.1,52.2,・・・,52.nと、復号部56とからなる。
光分配部50と、光デコーダ52.1,52.2,・・・,52.nとは、実施の形態2と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
復号部56は、光デコーダ52.1,52.2,・・・,52.nの各々から受けた光信号の光強度を所定のタイムスロット毎に積分し、その値が所定のしきい値以上であるか否かに基づいて「0」または「1」の2値のデータ列を生成する。そして、復号部56は、その生成したデータ列をそれぞれ上りデータ1,2,・・・,nに復号する。
図6は、通信システム104における補間ビットを付加した光パルスによるデータ伝送を説明する図である。
図6(a)は、下りデータの一例である。
図6(b)は、図6(a)に示す下りデータを受けて光変調部32から出力される光パルスである。
図6(c)は、図6(b)に示す光パルスを受けて上りデータで変調された光パルスである。
図6(a)を参照して、符号化部44は、下りデータ1,2,・・・,nを受けて、たとえば、「10110011」に符号化する。さらに、符号化部44は、図6(b)に示すように、1つのタイムスロット内において必ず「1」が存在するように、データ列に含まれるビット毎に補間ビットを付加する。すなわち、符号化部44は、送信すべきデータが「1」の場合には、補間ビット「0」を付加して、「10」に変換する。また、送信すべきデータが「0」の場合には、補間ビット「1」を付加して、「01」に変換する。
したがって、パルス発生部36は、下りデータの2倍以上のビットレートをもつ光パルスを発生する。このように、補間ビットが付加された光パルスは、上りデータの搬送波として用いられる。
すなわち、光変調部75は、光変調部32から出力された光パルスに対して、符号化部74から受けたデータ列に応じた変調を行う。符号化部74が、たとえば、「01101001」を出力すると、光変調部75は、図6(c)に示すような光パルスを出力する。なお、光変調部75は、パルス発生部36が出力する光パルスの1/2のビットレートで変調を行う。
さらに、復号部56が受信する光パルスには、タイムスロットの前半または後半に光パルスが存在するため、復号部56は、タイムスロット内で光強度を積分することにより、「0」または「1」を判別できる。
実施の形態3においては、光変調部75が第1の変調手段を実現し、光エンコーダ76.1,76.2,・・・,76.nが第1の光符号変換手段を実現し、光デコーダ52.1,52.2,・・・,52.nが第1の光符号逆変換手段を実現し、復号部56が第1の復号手段を実現する。また、符号化部44が符号化手段を実現し、光変調部32が第2の変調手段を実現し、復号部78が第2の復号手段を実現する。
この発明の実施の形態3によれば、実施の形態1における効果に加えて、基地局側装置は、下りデータと搬送波とを含む光パルスを送信し、加入者宅側装置は、受信した光パルスから下りデータを復号し、かつ、その光パルスをそのまま搬送波として用いる。よって、基地局側装置は、下りデータで変調された光パルスと、搬送波となる光パルスとを分離する必要がないため、構成が簡略化され、よりコストを抑制した光符号分割多重方式の通信システムを実現できる。
[実施の形態4]
実施の形態1〜3においては、加入者側装置が、受信したデータ列に付加されている識別子に基づいて、自己宛てのデータのみを抽出することにより多重化する場合について説明した。
一方、実施の形態4においては、下りデータの伝送にも光符号分割多重伝送方式を用いる場合について説明する。
図7は、この発明の実施の形態4に従う通信システム106の概略構成図である。
図7を参照して、通信システム106は、基地局側装置7と、加入者宅側装置8.1,8.2,・・・,8.nと、伝送路20,24と、光分配部22と、光結合部26とからなる。また、基地局側装置7は、送信部7.1と、受信部5.2とからなる。
送信部7.1は、インターネット網やWANなど(図示しない)から加入者宅側装置8.1,8.2,・・・,8.nの各々へ送信する下りデータ1,2,・・・,nで変調した光信号を生成し、伝送路20を介して送信する。そして、送信部7.1は、符号化部58と、パルス発生部36と、光変調部32と、光エンコーダ46.1,46.2,・・・,46.nと、光結合部48とからなる。
符号化部58は、外部からそれぞれ下りデータ1,2,・・・,nを受けて、1次元の「0」と「1」とからなる2値のデータ列に符号化する。以下、符号化部58は、符号化部44と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
パルス発生部36と、光変調部32とは、実施の形態2と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
光エンコーダ46.1,46.2,・・・,46.nは、予め定められた直交符号系列に基づいて、それぞれ光変調部32から受けた光パルスを光拡散符号に変換して、光結合部48へ出力する。
光結合部48は、それぞれ光変調部32から受けた光信号を結合し、伝送路20へ出力する。
伝送路20と、光分配部22とは、実施の形態1と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
加入者宅側装置8.1,8.2,・・・,8.nは、基地局側装置7から受けた光信号をそれぞれ下りデータ1,2,・・・,nに復号して出力する。また、加入者宅側装置8.1,8.2,・・・,8.nは、基地局側装置7へ送信する上りデータ1,2,・・・,nで変調した光信号を生成して送信する。
加入者宅側装置8.1は、光デコーダ82.1と、光分配部60と、復号部78と、符号化部74と、光変調部75と、光エンコーダ76.1とからなる。
光デコーダ82.1は、予め定められた直交符号系列に基づいて、光分配部22から受けた光パルスに対して光符号逆変換を行い、光分配部60へ出力する。そして、光エンコーダ76.1は、光デコーダ52.1と互いに同一の構成をもつ。
光分配部60は、伝送路20を介して受けた光信号を2分割し、復号部78および光変調部75へ出力する。
復号部78と、符号化部74と、光変調部75と、光エンコーダ76.1とは、実施の形態3と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
加入者宅側装置8.2,・・・,8.nは、光デコーダ82.1に代えて、それぞれ光デコーダ82.2,・・・,82.nを用いる点、および、光エンコーダ76.1に代えて、それぞれ光エンコーダ76.2,・・・,76.nを用いる点を除いては、加入者宅側装置8.1と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。なお、光エンコーダ76.2,・・・,76.nは、それぞれ光デコーダ52.2,・・・,52.nと互いに同一の構成をもつ。
光結合部26と、伝送路24とは、実施の形態1と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
受信部5.2は、実施の形態3と同様であるので、詳細な説明は繰返さない。
実施の形態4においては、光変調部75が第1の変調手段を実現し、光エンコーダ76.1,76.2,・・・,76.nが第1の光符号変換手段を実現し、光デコーダ52.1,52.2,・・・,52.nが第1の光符号逆変換手段を実現し、復号部56が第1の復号手段を実現する。また、符号化部58が符号化手段を実現し、光変調部32が第2の変調手段を実現し、光エンコーダ46.1,46.2,・・・,46.nが第2の光符号変換手段を実現し、光デコーダ82.1,82.2,・・・,82.nが第2の光符号逆変換手段を実現し、復号部78が第2の復号手段を実現する。
この発明の実施の形態4によれば、実施の形態1における効果に加えて、基地局側装置は、下りデータを光符号分割多重方式で送信するので、下りデータの各々を互いに独立して送信できる。そのため、加入者宅の増加に伴う下りデータ系列の増加に対しても、光エンコーダを追加するだけでよい。よって、全ての下りデータを共通の符号化部で一次元のデータ列に符号化する場合に比較して、より柔軟な通信システムを実現できる。
[その他の形態]
上述の実施の形態1〜4においては、基地局側装置と加入者側装置との間は、それぞれ上りデータ用および下りデータ用の異なる2つの伝送路で接続される場合について説明したが、共通の1つの伝送路で接続する構成としてもよい。光信号は、横波であるため、伝搬方向の異なる2つの光信号同士では、干渉を生じない。そのため、共通の伝送路を用いて、上りデータ用および下りデータ用の双方向のデータ伝送が可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1に従う通信システムの概略構成図である。 光エンコーダの概略構成図である。 通信システムにおける加入者宅側装置から基地局側装置への光符号分割多重方式によるデータ伝送を説明する図である。 この発明の実施の形態2に従う通信システムの概略構成図である。 この発明の実施の形態3に従う通信システムの概略構成図である。 通信システムにおける補間ビットを付加した光パルスによるデータ伝送を説明する図である。 この発明の実施の形態4に従う通信システムの概略構成図である。
符号の説明
1,3,5,7 基地局側装置、1.1,3.1,5.1,7.1 送信部、1.2,5.2 受信部、2.1,2.2,・・・,2.n,4.1,4.2,・・・,4.n,6.1,6.2,・・・,6.n,8.1,8.2,・・・,8.n 加入者宅側装置、
20,24 伝送路、22,50,60,90 光分配部、26,34,48,92 光結合部、30,44,58,74 符号化部、32,75 光変調部、36,40,42 パルス発生部、38 パルス逓倍部、46.1,46.2,・・・,46.n,76.1,76.2,・・・,76.n 光エンコーダ、52.1,52.2,・・・,52.n,82.1,82.2,・・・,82.n 光デコーダ、54,56,72,73,78 復号部、62 波長選択性光分配部、64,66 光スイッチ、68 光電気変換部(O/E)、70 同期制御部、94.1,94.2,94.3,94.4 光遅延路、100,102,104,106 通信システム、T パルス幅、Ts タイムスロット、λ1,λ2 波長。

Claims (10)

  1. 伝送路と、
    第1の通信装置と、
    前記伝送路を介して前記第1の通信装置と接続された少なくとも1つの第2の通信装置とを備え、
    前記第1の通信装置は、
    第1の周期で周期的に発生する光パルスを含む所定波長の第1の光搬送波を発生する第1の搬送波発生手段と、
    前記第1の通信装置から前記第2の通信装置に送信すべきデータに基づいて前記第1の光搬送波を変調することで第1の光信号を生成する第1の変調手段と、
    前記第1の周期より長い第2の周期で周期的に発生する光パルスを含む、前記第1の光搬送波と同一波長の第2の光搬送波を発生する第2の搬送波発生手段と、
    前記第1の光信号と前記第2の光搬送波とを結合して送出する光信号結合手段とを含み、
    前記第2の通信装置は、
    前記第1の通信装置から受信した光信号に含まれる周期成分に基づいて、前記第1の光信号の受信タイミングおよび前記第2の光搬送波の受信タイミングを検出する同期手段と、
    前記同期手段による検出結果に基づくタイミングで、前記第1の通信装置から受信した光信号から前記第1の光信号を光学的に分離した上で、当該第1の光信号データ復号する第1の復号手段と、
    前記同期手段による検出結果に基づくタイミングで、前記第1の通信装置から受信した光信号から前記第2の光搬送波を光学的に分離した上で、前記第2の通信装置から前記第1の通信装置に送信すべきデータに基づいて当該分離した第2の光搬送波を変調することで第2の光信号を生成する第2の変調手段とを含み
    前記第1の通信装置は、さらに、前記伝送路を介して受信した前記第2の光信号からデータを復号する第2の復号手段を含む、通信システム。
  2. 前記第1の搬送波発生手段は、前記第2の搬送波発生手段が前記第の光搬送波を発生するためのパルス信号を逓倍して得られたパルス信号に従って、前記第1の光搬送波を発生する、請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第2の変調手段は、変調後の第1の光搬送波を自装置に固有の直交符号系列に基づいて光符号変換を行うことで、光拡散符号を含む前記第2の光信号を生成し、
    前記第2の復号手段は、前記受信した第2の光信号を、接続された前記第2の通信装置の別に、各装置に固有の直交符号系列に基づいてそれぞれ光符号逆変換することで、送信元の前記第2の通信装置の別にデータを復号する、請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 伝送路と、
    第1の通信装置と、
    前記伝送路を介して前記第1の通信装置と接続された少なくとも1つの第2の通信装置とを備え、
    前記第1の通信装置は、
    第1の周期で周期的に発生する光パルスを含む所定波長の光搬送波を発生する搬送波発生手段と、
    前記第1の通信装置から前記第2の通信装置に送信すべきデータに基づいて前記光搬送波を変調することで第1の光信号を生成する第1の変調手段とを含み、前記第1の変調手段は、前記データに含まれる各ビットを前記第1の周期の整数倍である第2の周期毎に取込み、取込んだビットの値に依存することなく、前記第2の周期内における光強度が所定レベルに維持されるように、取込んだビットの値に応じた前記第1の周期の変調パターンで前記光搬送波を変調し、
    前記第2の通信装置は、
    前記第1の通信装置から受信した前記第1の光信号からデータを復号する第1の復号手段と、
    前記第2の通信装置から前記第1の通信装置に送信すべきデータに基づいて、前記第1の通信装置から受信した前記第1の光信号を変調するとともに、自装置に固有の直交符号系列に基づいて光符号変換を行うことで、光拡散符号を含む第2の光信号を生成する第2の変調手段とを含み、
    前記第1の通信装置は、さらに、前記伝送路を介して受信した光信号を、接続された前記第2の通信装置の別に、各装置に固有の直交符号系列に基づいてそれぞれ光符号逆変換することで、送信元の前記第2の通信装置の別にデータを復号する第2の復号手段を含む、通信システム。
  5. 前記伝送路は、
    前記第1の通信装置から送出される光信号を前記第2の通信装置の各々へ分離するための分離部を有する第1の経路と、
    前記第2の通信装置の各々から送出される光信号を結合するための結合部を有する第2の経路とを含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信システム。
  6. 伝送路を介して接続される第1の通信装置と少なくとも1つの第2の通信装置との間の通信方法であって、
    前記第1の通信装置が、第1の周期で周期的に発生する光パルスを含む所定波長の第1の光搬送波を発生するステップと、
    前記第1の通信装置が、前記第1の通信装置から前記第2の通信装置に送信すべきデータに基づいて前記第1の光搬送波を変調することで第1の光信号を生成するステップと、
    前記第1の通信装置が、前記第1の周期より長い第2の周期で周期的に発生する光パルスを含む、前記第1の光搬送波と同一波長の第2の光搬送波を発生するステップと、
    前記第1の通信装置が、前記第1の光信号と前記第2の光搬送波とを結合して送出するステップと、
    前記第2の通信装置が、前記第1の通信装置から受信した光信号に含まれる周期成分に基づいて、前記第1の光信号の受信タイミングおよび前記第2の光搬送波の受信タイミングを検出するステップと、
    前記第2の通信装置が、検出結果に基づくタイミングで、前記第1の通信装置から受信した光信号から前記第1の光信号を光学的に分離した上で、当該第1の光信号データ復号するステップと、
    前記第2の通信装置が、検出結果に基づくタイミングで、前記第1の通信装置から受信した光信号から前記第2の光搬送波を光学的に分離した上で、前記第2の通信装置から前記第1の通信装置に送信すべきデータに基づいて当該分離した第2の光搬送波を変調することで第2の光信号を生成するステップと、
    前記第1の通信装置が、前記伝送路を介して受信した前記第2の光信号からデータを復号するステップとを含む、通信方法。
  7. 前記第2の搬送波の前記第2の周期は、前記第1の搬送波の前記第1の周期を逓倍したものである、請求項6に記載の通信方法。
  8. 前記第2の光信号を生成するステップは、変調後の第1の光搬送波を自装置に固有の直交符号系列に基づいて光符号変換を行うことで、光拡散符号を含む前記第2の光信号を生成するステップを含み、
    前記第2の光信号からデータを復号するステップは、前記受信した第2の光信号を、接続された前記第2の通信装置の別に、各装置に固有の直交符号系列に基づいてそれぞれ光符号逆変換することで、送信元の前記第2の通信装置の別にデータを復号するステップを含む、請求項6または7に記載の通信方法。
  9. 伝送路を介して接続される第1の通信装置と少なくとも1つの第2の通信装置との間の通信方法であって、
    前記第1の通信装置が、第1の周期で周期的に発生する光パルスを含む所定波長の光搬送波を発生するステップと、
    前記第1の通信装置が、前記第1の通信装置から前記第2の通信装置に送信すべきデータに基づいて前記光搬送波を変調することで第1の光信号を生成するステップとを含み、前記第1の光信号を生成するステップでは、前記データに含まれる各ビットを前記第1の周期の整数倍である第2の周期毎に取込み、取込んだビットの値に依存することなく、前記第2の周期内における光強度が所定レベルに維持されるように、取込んだビットの値に応じた前記第1の周期の変調パターンで前記光搬送波を変調し、さらに、
    前記第2の通信装置が、前記第1の通信装置から受信した前記第1の光信号からデータを復号するステップと、
    前記第2の通信装置が、前記第2の通信装置から前記第1の通信装置に送信すべきデータに基づいて、前記第1の通信装置から受信した前記第1の光信号を変調するとともに、自装置に固有の直交符号系列に基づいて光符号変換を行うことで、光拡散符号を含む第2の光信号を生成するステップと、
    前記第1の通信装置が、前記伝送路を介して受信した光信号を、接続された前記第2の通信装置の別に、各装置に固有の直交符号系列に基づいてそれぞれ光符号逆変換することで、送信元の前記第2の通信装置の別にデータを復号するステップとを含む、通信方法。
  10. 前記伝送路は、
    前記第1の通信装置から送出される光信号を前記第2の通信装置の各々へ分離するための分離部を有する第1の経路と、
    前記第2の通信装置の各々から送出される光信号を結合するための結合部を有する第2の経路とを含む、請求項6〜9のいずれか1項に記載の通信方法。
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