JPH10325477A - 三方弁 - Google Patents

三方弁

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JPH10325477A
JPH10325477A JP9148483A JP14848397A JPH10325477A JP H10325477 A JPH10325477 A JP H10325477A JP 9148483 A JP9148483 A JP 9148483A JP 14848397 A JP14848397 A JP 14848397A JP H10325477 A JPH10325477 A JP H10325477A
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passage
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Yoshiaki Ito
芳昭 伊藤
Yuji Karakawa
雄二 辛川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で且つ簡単な構造で機器内のガス交換を
容易に行うことができる三方弁を提供する。 【解決手段】 弁本体1の左右に第1開口通路3と第2
開口通路5を設け、弁本体内の内部通路6を第1開口通
路と第2開口通路の軸線と直角に弁本体の略中央に配置
し、第1開口通路と第2開口通路に対して直角に第3開
口通路7を設け、内部通路の上下端を第1弁座8と第2
弁座10とし、第1弁座と第2弁座に対向して各々第1
弁体11と第2弁体12とを各弁座に接離自在に各弁室
内に設け、内部通路を第2開口通路に連通し、第1弁の
弁室を第1開口通路に連通し、第2弁の弁室を第3開口
通路に連通することにより三方弁を構成したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧器や遮断器等
の容器内に封入するガスを補充しあるいは交換するため
等に用いる三方弁に関する。
【0002】
【従来の技術】変圧器や遮断器、あるいは地中高圧ケー
ブルに通電する機器等は、例えば高さ2m、奥行き1
m、幅2m程の容器内に入っており、絶縁性の良いフッ
素系のガスであるSF6を封入し絶縁状態を維持してい
る。変圧器においてはこのガス内で例えば5000Vか
ら1000V、1000Vから100Vというように変
圧を行っており、また遮断器においては、このガスの中
で各スイッチ類は空気圧でON−OFF作動を行ってい
る。
【0003】上記各種高電圧機器の絶縁用ガスは、次第
に消耗し、あるいはガスの分解により絶縁性が劣化して
くるため、適宜ガスを補充し、また、ガスの入れ替え作
業を行う必要がある。その作業のため、上記のような容
器内に弁を介してガスを供給し、容器内のガス密度が一
定になるようにセンサで検出しながら、気候、温度等を
勘案しつつ所定のガスを充填している。
【0004】このようなガスの取り替え作業において
は、従来、図6に示すような二方弁51を図7に示すよ
うに2個用い、中央のマニホルド52に接続していた。
即ち、二方弁51は、第1開口53と第2開口54を有
する弁本体55に、ハンドル56によって回動され上下
動する弁体57を収納し、弁体57を弁座58に接離す
ることにより弁の開閉を行う。この二方弁を図示されな
いガス封入機器に接続する管路60を有するマニホルド
52に対して管路60の軸線方向と直角方向に、且つ互
いに逆方向に第1二方弁61、第2二方弁62として接
続している。
【0005】第1二方弁61の第2開口63は、図示さ
れないガスボンベ等のガス供給装置に連通させ、第1開
口64をマニホルド52に接続する。また、第2二方弁
62の第1開口65を、図示されない使用済みガス回収
容器に接続している。上記第1二方弁61と第2二方弁
62をマニホルド52に接続する際には、各々フランジ
66,67をマニホルド52のフランジ68,69にボ
ルトによって接続することにより連結している。
【0006】このように弁を接続してなる弁装置を用い
てガスの交換を行う際には、最初、第1二方弁61を閉
鎖した状態で第2二方弁62を解放し、低圧の回収容器
にマニホルド52の管路60を介して機器内のガスを吸
引し回収する。その後、第2二方弁62を閉じ、第1二
方弁61を解放し、新しいガスをマニホルド52の管路
60を介して低圧となっている機器内に供給し充填す
る。
【0007】また、他の従来例として、図8に示すよう
な二方弁71を、図9に示すように2個用い、中央のT
字形継ぎ手72に接続したものもある。即ち、二方弁7
1は前記図6に示す二方弁とは、第1開口通路と第2開
口通路が直角をなしている点で相違する以外は同一構成
をなし、T字形継ぎ手72は同一軸線をなす第1開口7
3と第2開口74、及びこの軸線と直角をなす図示され
ない第3開口とを有し、第3開口を機器側に接続し、第
1開口73には第1二方弁75を、第2開口には第2二
方弁76を各々フランジで接続している。上記のように
接続した弁装置は、その使用態様は前記従来例と同様で
あるのでその説明は省略する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ガス交
換に際して従来は、二方弁を2個必要とし、各二方弁の
フランジを各々マニホルドまたはT字形継ぎ手のフラン
ジに多数のボルトで強固に接続する作業を必要としてい
た。そのため構造が複雑となって装置全体が大型化する
他、2個の二方弁を接続する作業に多くの時間を要し、
且つ各二方弁を強固に接続するためにその作業に多くの
注意力を必要としていた。
【0009】従って、本発明は、小型で且つ簡単な構造
で機器内のガス交換を容易に行うことができる三方弁を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、第一の発明においては、弁本体の左右に第
1開口通路と第2開口通路を設け、弁本体内の内部通路
を第1開口通路と第2開口通路の軸線と直角に弁本体の
略中央に配置し、第1開口通路と第2開口通路に対して
直角に第3開口通路を設け、内部通路の上下端を第1弁
座と第2弁座とし、第1弁座と第2弁座に対向して各々
第1弁体と第2弁体とを各弁座に接離自在に各弁室内に
設け、内部通路を第2開口通路に連通し、第1弁の弁室
を第1開口通路に連通し、第2弁の弁室を第3開口通路
に連通することにより三方弁を構成したものであり、第
二の発明においては、弁本体の左右に第1開口通路と第
2開口通路を設け、弁本体内の内部通路を第1開口通路
と第2開口通路と直角に弁本体の略中央に配置し、第1
開口通路と第2開口通路とに対して直角に第3開口通路
を設け、内部通路の上下端を第1弁座と第2弁座とし、
第1弁座と第2弁座に対向して各々第1弁体と第2弁体
とを各弁座に接離自在に各弁室内に設け、内部通路を第
3開口通路に連通し、第1弁の弁室を第1開口通路に連
通し、第2弁の弁室を第2開口通路に連通することによ
り三方弁を構成したものである。
【0011】本発明は、上記のように構成したので、第
一の発明においては、その使用に際して、第1開口通路
をガス供給側に接続し、第2開口通路を機器に接続する
マニホルドに接続し、第3開口通路をガス回収側に接続
した後、第1弁を閉じて第2弁を開くと第2開口通路の
マニホルドと第3開口通路のガス回収側とが接続し、機
器内のガスは回収される。その後、第2弁を閉じ第1弁
を開くと第1開口通路のガス供給側と第2開口通路のマ
ニホルド側とが接続し、ガス供給側からのガスがマニホ
ルド内に充填される。その後、全ての弁を閉じると、機
器内と第1開口通路と第3開口通路とは遮断される。ま
た、第二の発明においては、第1開口通路をガス供給側
に接続し、第2開口通路をガス回収側に接続し、第3開
口通路を機器に接続するマニホルドに接続した後、第2
弁を閉じて第1弁を開くと第2開口通路のガス回収側と
第3開口通路のマニホルドとが接続し、機器内のガスは
回収される。その後、第1弁を閉じ第2弁を開くと第1
開口通路のガス供給側と第3開口通路のマニホルドとが
接続し、ガス供給側からのガスがマニホルド内に充填さ
れる。その後、全ての弁を閉じると、機器内と第1開口
通路と第2開口通路とは遮断される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に沿って説
明する。図1及び図2は本発明による第1の三方弁を示
し、弁1の左右に同一軸線上に、端部に第1フランジ2
を有する第1開口通路3と、端部に第2フランジ4を有
する第2開口通路5を設けている。弁1内には、内部通
路6を第1開口通路3と第2開口通路5の軸線と直角に
弁1の略中央に配置している。弁1には、第1開口通路
3と第2開口通路5との同一軸線であるX軸線と、内部
通路6の軸線であるY軸線との両軸線に対して直角な軸
線であるZ軸線を有する第3開口通路7を設けている。
内部通路7の上下端を第1弁座8と第2弁座10とし、
第1弁座8と第2弁座10に対向して各々第1弁体11
と第2弁体12とを第1弁座8と第2弁座10とに対し
て接離自在に各弁室内に設け、第1弁体11は、第1ハ
ンドル13を回動することにより、第1弁座8に対して
接離して弁を開閉する。また、第2弁体12は、第2ハ
ンドル14を回動することにより、第2弁座10に対し
て接離して弁を開閉する。内部通路6は第2開口通路5
に連通し、第1弁体11の第1弁室15を第1開口通路
3に連通し、また、第2弁室16を第3開口通路7に連
通している。
【0013】第1弁体11は、ガイド20によって案内
される角筒21の下部にねじ10によって固定されてい
る。角筒21の上部には雌ねじ22が形成され、これに
対して雄ねじ23を備えたスピンドル24が螺合されて
いる。スピンドル24の上端には、第1ハンドル13が
ナット25により固着されている。スピンドル24を支
持する袋ナット26は弁本体27にねじこまれるととも
にOリング28を介してスピンドル24に固定されてい
る。袋ナット26内にはガイド20と角筒21の摺動部
28との間から高圧のガスが漏れないようにベローズ2
9を設け、その一端部はガイド20に、他端部は角筒2
1に固定してシールされている。
【0014】上記構成の三方弁の使用に際しては、第1
開口通路3を端部の第1フランジ2でガス供給側のフラ
ンジにに接続し、第2開口通路5を端部の第2フランジ
4で機器に接続するマニホルドのフランジに接続し、第
3開口通路7をガス回収側に接続した後、第1弁体11
を閉じて第2弁体12を開くと、第2開口通路5のマニ
ホルド接続通路と第3開口通路7のガス回収側とが接続
し、機器内のガスは回収される。
【0015】その後、第2弁体12を閉じ第1弁体11
を開くと、第1開口通路3のガス供給側と第2開口通路
5のマニホルド接続通路側とが接続し、ガス供給側から
のガスがマニホルド内に充填される。その後全ての弁を
閉じると、機器内と第1開口通路3と第3開口通路7と
は遮断され、機器は密封される。
【0016】図4と図5は本発明による第2の三方弁で
あり、弁30の左右に同一軸線であるX軸線上に第1開
口通路31と第2開口通路32を設け、各開口通路3
1,32の端部にはフランジ33,34を設けている。
弁30内の内部通路35を、第1開口通路31と第2開
口通路32の軸線であるX軸線と直角に、弁30の略中
央に配置している。両軸線に対して直角に端部にフラン
ジ36を有する第3開口通路37を設けている。内部通
路35の上下端を第1弁座40と第2弁座41とし、第
1弁座40と第2弁座41に対向して各々第1弁体42
と第2弁体43とを各弁座40,41に接離自在に各弁
室内に設け、内部通路35を第3開口通路37に連通
し、第1弁体42の弁室45を第1開口通31に連通
し、第2弁体43の弁室46を第2開口通路32に連通
することにより三方弁30を構成している。
【0017】上記構成の三方弁の使用に際しては、第1
開口通路31のフランジ33をガス供給側に接続し、第
2開口通路32のフランジ34をガス回収側に接続し、
第3開口通路37を機器に接続するマニホルドのフラン
ジに接続した後、第2弁体43を閉じて第1弁体42を
開くと、第2開口通路32のガス回収側と第3開口通路
37のマニホルドとが接続し、機器内のガスは回収され
る。その後、第1弁体42を閉じ第2弁体43を開く
と、第1開口通路31のガス供給側と第3開口通路37
のマニホルドとが接続し、ガス供給側からのガスがマニ
ホルド内に充填される。その後、全ての弁を閉じると、
機器内と第1開口通路31と第2開口通路32とは遮断
され、機器は密封される。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成したので、
従来のもののように二方弁を2個使用する必要がなく、
したがって、小型で且つ簡単な構造の三方弁とすること
ができ、また、機器内のガス交換を容易に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1発明の実施例の断面図である。
【図2】同第3通路近傍の部分断面図である。
【図3】本発明の第1発明の実施例の主要部の概略斜視
図である。
【図4】本発明の第2発明の実施例の断面図である。
【図5】同側面図である。
【図6】従来のマニホルドを接続する場合に用いる二方
弁の断面図である。
【図7】同二方弁を用いてマニホルドに接続した正面図
である。
【図8】従来のT形継ぎ手を接続する場合に用いる二方
弁の断面図である。
【図9】同二方弁を用いてT形継ぎ手に接続した正面図
である。
【符号の説明】
1,30 弁 2,23 第1フランジ 3,33 第1開口通路 4,34 第2フランジ 5,32 第2開口通路 6,35 内部通路 7,37 第3開口通路 8,40 第一弁座 10,41 第二弁座 11,42 第一弁体 12,43 第二弁体 13 第一ハンドル 14 第二ハンドル 15,45 第一弁室 16,46 第二弁室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体の左右に第1開口通路と第2開口
    通路を設け、弁本体内の内部通路を第1開口通路と第2
    開口通路と直角に弁本体の略中央に配置し、前記第1開
    口通路と第2開口通路とに対して直角に第3開口通路を
    設け、内部通路の上下端を第1弁座と第2弁座とし、第
    1弁座と第2弁座に対向して各々第1弁体と第2弁体と
    を各弁座に接離自在に各弁室内に設け、内部通路を第2
    開口通路に連通し、第1弁の弁室を第1開口通路に連通
    し、第2弁の弁室を第3開口通路に連通したことを特徴
    とする三方弁。
  2. 【請求項2】 弁本体の左右に第1開口通路と第2開口
    通路を設け、弁本体内の内部通路を第1開口通路と第2
    開口通路と直角に弁本体の略中央に配置し、前記第1開
    口通路と第2開口通路とに対して直角に第3開口通路を
    設け、内部通路の上下端を第1弁座と第2弁座とし、第
    1弁座と第2弁座に対向して各々第1弁体と第2弁体と
    を各弁座に接離自在に各弁室内に設け、内部通路を第3
    開口通路に連通し、第1弁の弁室を第1開口通路に連通
    し、第2弁の弁室を第2開口通路に連通したことを特徴
    とする三方弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010007842A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Microzero Corp 二重シート弁
JP2011094679A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Toray Eng Co Ltd バルブ及び塗布装置

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JP2010007842A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Microzero Corp 二重シート弁
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