JPH1032363A - 波長可変光源の波長安定化装置 - Google Patents

波長可変光源の波長安定化装置

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JPH1032363A
JPH1032363A JP8185097A JP18509796A JPH1032363A JP H1032363 A JPH1032363 A JP H1032363A JP 8185097 A JP8185097 A JP 8185097A JP 18509796 A JP18509796 A JP 18509796A JP H1032363 A JPH1032363 A JP H1032363A
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wavelength
light
light source
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optical
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JP8185097A
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Mitsuhiro Tejima
光啓 手島
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波長可変光源の波長を高確度に制御する波長
可変光源の波長安定化装置の実現。 【解決手段】 波長多重光を多電極DBRレーザのよう
な波長可変光源に注入することで、波長可変光源の波長
を光パス網の規定波長に波長制御する。波長多重光とし
て波長多重光供給モジュール200であらかじめ高確度
に安定化した波長多重光を用いる。複数の半導体レーザ
210を波長監視回路240によって波長制御した波長
多重光源を用いることで、その波長多重光源を光クロス
コネクトなどの装置に一つ配備し、光クロスコネクトな
どの装置に複数の波長可変光源OSの全てに分配する。
あらかじめ高確度に安定化した波長多重光として、光周
波数コム発生器の出力を用いることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長分割型通話路
を繋ぎ替える装置(波長多重通信交換機や中継機など)
などに適用される波長可変光源の波長安定化装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】波長多重通信で使用される光源は、主に
半導体レーザであるが、その発振波長は、エージングや
温度変化によって変動する。そのため、複数の半導体レ
ーザの波長を同時に、かつ正確に測定する装置が必要で
ある。
【0003】波長多重光の各波長を監視する従来の波長
監視装置は、一般に掃引型光フィルタ(例えば掃引型フ
ァブリペロー干渉計)の透過中心波長を時間的に掃引
し、波長誤差信号を時間領域に変換して波長弁別を行う
構成になっている。また複数の異なる波長で発振してい
る半導体レーザの出力光を波長多重して波長弁別を行な
っている。
【0004】図18は、従来の波長監視装置の構成例を
示す(参考文献1:水落ほか,「2電極 MQWDFB
−LDを用いた622Mbit/s−16ch FDM
コヒーレント光伝送システム」,信学論(B−I),V
ol.J77−B−I,No.5,pp.294−30
3,1994)。
【0005】図18において、基準波長光Rと波長多重
光Mは、光カプラ671で多重されて掃引型ファブリペ
ロー干渉計672に入力される。掃引型ファブリペロー
干渉計672は、発振器675に同期した鋸波発生器7
6で発生する鋸波sa(図19(a))で掃引され、そ
の透過中心波長に一致する波長の光が光検出器673に
受光される。光検出器673の出力パルスsb(図19
(b))は、微分器678でそのピーク位置が微分検出
され(図19(c))、サンプリング回路679でその
ピーク位置に対応するサンプリングパルスsd(図19
(d))に変換される。このサンプリングパルスと発振
器675の出力信号se(図19(e))は同期検波器
680に入力され、その出力がサンプルホールド回路6
81に入力される。鋸波saと発振器675の出力信号
seは同期しているので、サンプリングパルスsdで発
振器675の出力信号seの位相を検波し、サンプルホ
ールド回路681でその検波出力を保持することにより
誤差信号sf(図19(f))を得ることができる。セ
レクタ674は、基準波長光Rおよび波長多重光Mの各
波長と、掃引型ファブリペロー干渉計672の透過中心
波長との相対波長誤差信号を逐次切り替えて出力する。
【0006】基準波長光Rに対応する誤差信号は、加算
器677で鋸波発生器676から出力される鋸波に加算
して掃引型ファブリペロー干渉計672に印加され、基
準波長光Rに対応する光検出器673の出力パルスの位
置が鋸波のバイアス点になるように制御される。これに
より、掃引型ファブリペロー干渉計672の透過中心波
長を基準波長光Rの波長に安定化することができ、周辺
温度の変動に対する温度補償機能をもたせることができ
る。
【0007】また、波長多重光Mの各波長に対応する誤
差信号を波長多重光Mの各光源に負帰還し、その注入電
流または温度を制御することにより波長多重光Mの波長
安定化を図ることができる。
【0008】以上示した従来構成に用いられる掃引型フ
ァブリペロー干渉計は、圧電素子によって共振器長を掃
引する機構が必要であるものの、比較的簡単な光学回路
で実現できる。また、掃引型ファブリペロー干渉計の透
過中心波長および通過帯域幅を適宜選択することによ
り、所望の分解能で広範囲の波長変化を監視できる利点
がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来構成においては、掃引型ファブリペロー干渉計は
圧電素子によって共振器長を掃引するため、図20に示
すように、圧電素子の電圧に対する変移量にヒステリシ
スを有するので、測定確度が限定されていた。言い替え
れば、掃引型ファブリペロー干渉計は相対波長差を測定
するためのものであって、絶対波長に対する確度は保証
されていなかった。
【0010】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、波長可変光源の波長を高確度に制御する波長可変光
源の波長安定化装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の形態の波長可変光源の波長安定化装
置は、高確度に安定化させた複数の波長光を多重した波
長多重光を発生する波長多重光発生手段と、前記波長多
重光が注入される波長可変光源と、前記波長多重光が注
入された前記波長可変光源へ注入する電流により、該波
長可変光源の波長を前記波長多重光のいずれか一つの波
長に同期させる電流発生源とを有することを特徴とす
る。
【0012】また、本発明の第1の形態の変形例とし
て、前記波長多重光を光サーキュレータを介して前記波
長可変光源へ注入することを特徴とする。
【0013】また、本発明の第1の形態の他の変形例と
して、前記波長多重光を前記波長可変光源へその光出力
側の反対側の端面から注入することを特徴とする。
【0014】本発明の第2の形態の波長可変光源の波長
安定化装置は、前記波長多重光発生手段が、複数の波長
光を発生するための複数の半導体レーザと、該複数の半
導体レーザから発生した複数の波長光を多重する合波手
段と、該合波手段から出力する波長多重光を分岐する分
岐手段と、該分岐手段で分岐された前記波長多重光と基
準波長光との誤差量を基に前記複数の半導体レーザの波
長を制御する波長監視手段とを有することを特徴とす
る。
【0015】本発明の第3の形態の波長可変光源の波長
安定化装置は、前記波長多重光発生手段が、光周波数コ
ム発生器によって構成されることを特徴とする。
【0016】本発明の第4の形態の波長可変光源の波長
安定化装置は、入力信号光を電気信号に復調する復調手
段と、波長多重光を入力して単一波長光を出力する前記
波長可変光源からの出力光を前記復調手段の出力電気信
号により変調する変調手段とを有し、前記入力信号光を
別波長に変換することを特徴とする。
【0017】次に、本発明の作用について説明する。
【0018】本発明の第1の形態の波長可変光源の波長
安定化装置は、あらかじめ高確度に安定化した波長多重
光を波長可変光源に注入するようにしたので、例えあら
い電気的制御でも波長精度の高い波長光源が実現でき、
また波長可変光源の波長を光パス網の規定波長に波長制
御するのに、波長多重光入力だけで済み、電気的制御回
路は不要となる。
【0019】また、本発明の第2の形態の波長可変光源
の波長安定化装置は、上記のあらかじめ高確度に安定化
した波長多重光として、複数の半導体レーザを波長監視
回路によって波長制御した波長多重光源を用いるように
したので、その波長多重光源を光パスクロスコネクト装
置などに一つ配備し、光パスクロスコネクト装置などの
複数の波長可変光源に分配することで小型化が可能とな
る。
【0020】また、本発明の第3の形態の波長可変光源
の波長安定化装置は、上記のあらかじめ高確度に安定化
した波長多重光として、光周波数コム発生器の出力を用
いるようにしたので、上記の本発明の第2の形態の波長
多重光源に比べ、さらに小型化することが可能となる。
【0021】また、本発明の第4の形態の波長可変光源
の波長安定化装置は、入力光を電気信号に復調し、本発
明の第1形態の波長可変光源から出力する単一波長光を
その復調電気信号により変調するようにしているので、
入力波長光に対して波長精度の高い別波長の出力信号光
が比較的簡単な構成で得られる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0023】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態における、(A)は多電極DBRレーザ(半導
体レーザ)の断面構成、(B)は波長可変光源回路の回
路構成を示す。本例は、前述した本発明の第1の形態に
対応し、波長可変光源の好適な一例として多電極DBR
(分布ブラック反射)レーザを用いたものを示したもの
である。ここで、1は多電極DBRレーザ、2は多電極
DBRレーザ1に注入する電流IDBR を可変にするため
のマルチチャネル電流源、3は多電極DBRレーザ1に
対して温度制御をする温度制御回路、および4は光サー
キュレータである。
【0024】光サーキュレータ4に入力する入力光は、
後述の図4に示す波長多重光供給モジュールのような多
重光発生回路により、複数の波長光を多重してあらかじ
め高確度に安定化させた規定波長の波長多重光である。
この波長多重光は光サーキュレータ4を介して波長可変
光源であるDBRレーザ1に入力される。
【0025】DBRレーザ1の出力光の波長は、マルチ
チャネル電流源2によって図1(A)に示すDBR領域
の注入電流IDBR を変化させることで、図2の波長可変
特性図の波形中にλ1 〜λ8 で示すように、段階的に変
化する。一方、DBRレーザ1の波長可変特性におい
て、一つのモード内では連続的に波長が若干変化する。
【0026】そこで、波長切替時には、DBR領域の注
入電流IDBR をおおむね規定波長の近傍になるような電
流値に設定する。この時、規定波長に設定されている波
長多重光を光サーキュレータ4を通じてDBRレーザ1
に注入しておくと、波長多重光の一つの波長とDBRレ
ーザ1の波長差が引き込み幅(波長多重光の波長間隔に
比べて小さい)内に入ると、注入同期現象によりDBR
レーザ1の発振波長は注入波長多重光の一つの波長(光
注入がされる前に発振していた波長に近い波長多重光の
一つ)に同期する。
【0027】この様に、本例では複数の波長光を多重し
た波長多重光としてあらかじめ高確度に安定化させた規
定波長の波長多重光を用い、この波長多重光を波長可変
光源1へ注入することによって、波長可変光源1の波長
を波長多重光のどれか一つに同期させているので、上記
のように注入電流のあらい制御でも波長精度の高い出力
光が得られ、また波長可変光源の波長を光パス網の規定
波長に波長制御するのに、波長多重光入力だけで済み、
電気的制御回路が不要となる。
【0028】(第1の実施形態の変形例)図3は本発明
の第1の実施形態の変形例を示し、(A)は多電極DB
Rレーザ(半導体レーザ)の断面構成、(B)は波長可
変光源回路の回路構成を示す。本例は、本発明の第1形
態の変形例に対応し、上記の光サーキュレータを用いず
にDBRレーザ端面から波長多重光を入力する場合を示
したものである。
【0029】図3に示すように、複数の波長光を多重し
た波長多重光を、波長可変光源であるDBRレーザ1へ
その光出力側の反対側の端面から注入することによっ
て、波長可変光源1の出力光の波長を波長多重光のどれ
か一つの波長に同期させる。動作そのものは図1の実施
形態と同様である。
【0030】本例は光サーキュレータが不用となるの
で、より構成が簡潔となる。
【0031】(第2の実施形態)図4は本発明の第2の
実施形態の全体の構成を示す。本例は前述した本発明の
第2の形態に対応し、本発明の波長安定化装置を光クロ
スコネクトにおける波長可変光源(図4中のOS)の波
長制御に適用した例であり、また波長確度の高い波長多
重光を実現する具体的手段の一例として波長監視回路の
出力を基に各光源に誤差量を帰還して波長安定化光源を
実現している。
【0032】光パスクロスコネクト自体は公知のもので
あるが(参考文献2: A. Watanabeその他,“Optical
path cross-connect node architecture with high mod
ularity for photonic transport networks(光波長伝達
網のためのモジュール性に富む光パスクロスコネクトの
ノードの構成法)”,IEICE Trans.Commun.,Vol.E77-B,
No.10,pp. 1220-1229,1994.)、本発明の理解を容易にす
るため、まずこの光パスクロスコネクトの構成から説明
する。
【0033】図4に示した光パスクロスコネクト100
は、光波長伝達網を構成する複数N本(Nは2以上の整
数)の入力伝送路ファイバ110と光波長伝達網を構成
する複数N本の出力伝送路ファイバ120との間に結合
する複数N個のモジュール101を有する。この各モジ
ュール101はそれぞれDMUXで示した単一の波長デ
マルチプレクサ(波長多重光分波器)、ORで示した複
数M個の光復調部(オプティカルレシーバ)、OSで示
した複数M個の光送信部(オプティカルセンダー)、単
一の合流型スイッチ(Delivery and coupling switch)
103、およびSCで示した単一のスターカプラとから
構成される。
【0034】波長デマルチプレクサDMUXは入力伝送
路ファイバ110から導入された光信号を複数M個の波
長λ1 、λ2 、…λM に分波する。分波されたこれら入
力波長光のそれぞれに光復調部ORが接続し、各光復調
部ORにそれぞれに光送信部OSが結合している。光送
信部OSは、例えば、固定波長(WP)方式のものであ
り、複数のこれら光送信部OSにより波長群送出部10
2が構成される。波長群送出部102において、WP方
式を用いた場合には光送信部OSの波長は図の上からλ
1 、λ2 、…λM で存在する。一方、チューナブル波長
(VWP)方式を用いた場合には光送信部OSの波長は
適宜、同一波長が複数存在する可能性がある。
【0035】合流型スイッチ103は上記各光送信部O
Sと個別に接続する複数M本(Mは2以上の整数)の入
力伝送路ファイバ、および自身のモジュールのスターカ
プラSCと他の全てのモジュールのスターカプラSCに
それぞれ結合する複数N本の出力伝送路ファイバとをそ
の内部に有する。図5にこの合流型スイッチ103の構
成を示す。図5に示すように、この合流型スイッチ10
3はM個の上記入力伝送路ファイバにそれぞれ並列に接
続するN群の(すなわちM×N個の)経路選択用の1×
2スイッチと、これら1×2スイッチの出力に対しその
群ごとに並列に接続するN個のスターカプラとからな
る。この各スターカプラの波長光出力は内部の上記出力
伝送路ファイバを介して図4のスターカプラSCにそれ
ぞれ接続することで、合波される。各スターカプラSC
はそれぞれ対応する出力伝送路ファイバ120に結合す
る。
【0036】上述のような構成であるので、図4に示し
た光パスクロスコネクトは、光波長伝達網の柔軟な利用
に適用可能なように光パスの始点から終点までを同一の
波長で伝送する方式(Wavelength Path :WP方式)と
ノード内において波長変換を行なう(同一の光パスをノ
ード毎に波長を入れ換える)方式(Virtual Wavelength
Path:VWP方式)の両方に適用できる。
【0037】図4の200は規定波長の波長多重光を光
分岐回路260を介して光パスクロスコネクトの全ての
光送信部OSに供給する波長多重光供給モジュールであ
る。波長多重光供給モジュール200は、複数の半導体
レーザからなる波長安定化光源210と、その複数の半
導体レーザからの複数の波長を多重する光合波器(MU
X)220、波長多重光を分岐カプラ230、分岐され
た波長多重光と基準波長の比較により出力波長を監視す
る波長監視回路(MSM回路)240および波長監視回
路240からの誤差データに応じて上記複数の半導体レ
ーザの波長を制御する波長制御回路250とから構成さ
れ、波長多重光の発生に関して波長安定化光源210の
複数の半導体レーザを波長監視回路240および波長制
御回路250によって波長制御している。
【0038】本例では、上記光パスクロスコネクト10
0の全ての光送信部OSはそれぞれ光源と光変調器とか
ら構成され、その光源は波長可変光源として例えば図1
および図2に示すような多電極DBRレーザが使用され
る。その際、光送信部OSの波長可変光源に対する図1
または図3のマルチチャンネル電流源2に相当する電流
源は、光パスクロスコネクト100の外部から与えられ
る制御命令によってその注入電流の値が切り替えられ
る。波長多重光供給モジュール200のカプラ230か
ら出力された規定波長の波長多重光は光分岐回路260
により分岐されて、これら光送信部OSの全てに供給さ
れる。利用可能な光分岐回路260としては、例えば公
知のスターカプラ形光分岐回路、あるいは方向性結合器
形光分岐回路等がある。
【0039】図6は図4の波長多重光供給モジュール2
00の詳細な構成例を示す。図6に示すように、波長監
視回路240は後述のアレイ導波路格子(AWG)24
2、後述の温度制御回路246および光電変換・増幅回
路248等を有する。光電変換・増幅回路248は例え
ばフォトダイオード(PD)と対数増幅器(Log.Ampか
らなる。波長制御回路250は規定波長からの誤差量を
得るための位相比較回路250、帰還路フィルタ(フィ
ードバックフィルタ)254、ディジタルアナログ(D
/A)変換器256およびパーソナルコンピュータ25
8等からなる。なお、D/A変換器256はデジタル制
御の場合に挿入するものであって、波長制御回路250
をアナログ制御で構成する場合はD/A変換器256は
必要ないのは勿論である。
【0040】波長安定化光源210を構成する複数の半
導体レーザから出力する複数の波長光を光合波器220
で多重し、その多重光の一部をカプラ230を介して波
長監視回路240に入力する。波長監視回路240は規
定波長からの誤差量を波長制御回路250によって波長
安定化光源210の半導体レーザに負帰還することで波
長制御を行う。
【0041】図7〜図9は、図6のアレイ導波路格子2
42および温度制御回路246の内容を示したものであ
る。
【0042】まず、図7において、基準光源244から
の基準波長光(波長λ0 )とカプラ230からの監視対
象の波長多重光(波長λ1 〜λn )は、波長監視回路2
42内の光カプラ11で多重されてアレイ導波路格子2
42の所定の入力導波路に入力される。アレイ導波路格
子242は、基板31上に形成した入力用導波路アレイ
32、入力側コンケイブスラブ導波路33、導波路長差
ΔLで順次長くなる複数本の導波路からなるアレイ導波
路34、出力側コンケイブスラブ導波路35、出力用導
波路アレイ36を順次接続した構成である。本例ではア
レイ導波路34にヒータ13が取り付けられる。発振器
14から出力される参照信号Saは電流回路15に入力
され、ヒータ13の温度を制御する。
【0043】アレイ導波路格子242の出力導波路#0
〜#nには、前述の光電変換・増幅回路248を構成す
る光検出器16−0,16−i(iは1〜n)が接続さ
れる(図8(A))。これら光検出器16−0,16−
iの出力は、それぞれ光電変換・増幅回路248を構成
する増幅器17−0,17−iを介して位相比較器25
2−0,252−iに接続される。位相比較器252−
0,252−iには、発振器14から出力される参照信
号Saが入力され、その出力はそれぞれローパスフィル
タ(LPF)254−0,254−iに入力される。ロ
ーパスフィルタ254−0の出力は積分器20−0に入
力される。積分器20−0の出力には温度制御回路24
6が接続される。温度制御回路246は、アレイ導波路
格子242の温度を調整するペルチェクーラ(ペルチェ
素子)22を制御する。なお、位相比較器252−0、
ローパスフイルタ254−0、積分器20−0は図6に
示すようにパーソナルコンピュータ258に置き換える
ことができる。
【0044】図9は、上記温度制御回路246の構成を
示すブロック図である。同図において、符号12Tは、
アレイ導波路格子242の温度を検出するサーミスタで
ある。サーミスタ12Tの出力は、温度制御回路246
内のサーミスタブリッジ回路211に送られる。サーミ
スタブリッジ回路211は、サーミスタ12Tの抵抗値
から、アレイ導波路格子242の温度に対応する温度信
号TSを出力し、比較器212へ供給する。比較器21
2の他方の入力端子には、基準電圧源213から、基準
電圧RVが供給されている。比較器212は、温度信号
TSと基準電圧RVとを比較し、実測温度と設定温度と
の誤差信号TEを出力する。誤差信号TEは、あらかじ
め設定された時定数を有するループフィルタ214に供
給される。ループフィルタ214は、誤差信号TEを温
度制御信号TCに変換する。
【0045】一方、基準波長光に関する波長誤差信号S
dは、加算回路215に供給される。この波長誤差信号
Sdは、基準波長光の波長と、基準波長光のチャネルの
透過中心波長との波長誤差である。一方、透過中心波長
の設定値と基準波長光の波長との間に、予め設定したオ
フセットがある場合には、波長誤差信号Sdとオフセッ
ト信号FSとの和が、設定透過中心波長と実際の透過中
心波長との誤差となる。加算回路215は、オフセット
回路216から供給されたオフセット信号FSと、波長
誤差信号Sdとを加算し、誤差信号ESを次の加算回路
217に供給する。加算回路217は、誤差信号ESと
温度制御信号TCとの差をとり、ペルチェ素子駆動回路
218を介して、ペルチェクーラ22を制御する。この
ように、アレイ導波路格子242の設定透過中心波長と
基準波長光の波長とのずれ量を示すオフセット信号を用
いることによって、設定透過中心波長と異なる波長の基
準波長光を用いて制御することが可能となる。
【0046】なお、図8(B)に示すように、アレイ導
波路格子242の出力導波路#1〜#nに接続される光
検出器以下の構成を1セットとし、光スイッチ23を用
いて切り替えて接続するようにしてもよい。
【0047】次に、アレイ導波路格子242の機能につ
いて説明する。
【0048】図7に示すように、所定の入力用導波路ア
レイ32から入射された光は、入力側コンケイブスラブ
導波路33において回折により広がり、その回折面と垂
直に配置された導波路アレイ34に導かれる。導波路ア
レイ34は、各導波路が導波路長差ΔLで順次長くなっ
ているので、各導波路を伝搬して出力側コンケイブスラ
ブ導波路35に到達した光には導波路長差ΔLに対応す
る位相差が生じている。この位相差は波長(光周波数)
により異なるので、出力側コンケイブスラブ導波路35
のレンズ効果で出力用導波路アレイ36の入力端に集光
する際に、波長ごとに異なる位置に集光する。
【0049】このように、アレイ導波路格子242は光
分波器として機能させることができる。その透過特性
は、図10に示すように出力導波路に対応して各透過中
心波長が所定の間隔に並ぶ。なお、入力導波路の位置を
1つずらすと、透過中心波長と出力導波路の対応関係が
1チャネルずつ巡回的にずれる。
【0050】本例では、導波路アレイ34を加熱するヒ
ータ13の温度を参照信号Saに応じて変化させる。こ
れにより、アレイ導波路格子242の透過特性を波長軸
上で微小振動させることができる(図11,図13
(A)および図13(B)参照)。その振動に応じて得
られる光強度の変化を同期検波することにより、透過中
心波長との相対的な波長誤差を検出することができる。
この原理に基づいて、まず基準波長光の波長にアレイ導
波路格子242の透過特性を安定化する。
【0051】図11および図12は、本例における基準
波長光の波長弁別と透過特性の安定化動作を説明する図
である。
【0052】基準波長光は、アレイ導波路格子242の
出力導波路#0から出射されて光検出器16−0に受光
され、その受光信号Sbが増幅器17−0で増幅されて
位相比較器252−0に入力される。このとき、出力導
波路#0の透過中心波長は、基準波長光の波長λ0 に対
して、図11および図12に示す状態[1]、状態
[2]、状態[3]のいずれかの関係にある。
【0053】出力導波路#0の透過中心波長が基準波長
光の波長λ0 に対して短波長側になる状態[3]では、
受光信号Sbは参照信号Saと同じ周波数と位相の信号
となり、長波長側になる状態[1]では参照信号Saと
同じ周波数で位相がπずれた信号となる。また、両者が
一致する状態[2]では、受光信号Sbは参照信号Sa
の2倍の周波数の信号となる。このような受光信号Sb
を位相比較器252−0で参照信号Saによって同期検
波し、ローパスフィルタ254−0で微小振動成分を除
去し、信号成分を抽出することにより、基準波長光の波
長λ0 と出力導波路#0の透過中心波長との相対波長誤
差に対応した誤差信号Scを得ることができる。誤差信
号Scは、状態[3]では正となり、状態[1]では負
となり、状態[2]では0となる。
【0054】この誤差信号Scを積分器20−0で時間
積分することにより制御信号Sdが得られ、これを温度
制御回路246およびペルチェクーラ22を介してアレ
イ導波路格子242に負帰還する。アレイ導波路格子2
42は、ペルチェクーラ22による温度制御によっても
透過特性が変化する。これにより、相対波長誤差をゼロ
にするループが働き、アレイ導波路格子242の出力導
波路#0の透過中心波長を基準波長光の波長λ0 に安定
化することができる。
【0055】一方、アレイ導波路格子242の各出力導
波路#0〜#nの透過中心波長の相対精度は極めて高い
ので、出力導波路#0の透過中心波長を安定化すること
により、アレイ導波路格子全体の透過特性を安定化する
ことができる。
【0056】ここで、アレイ導波路格子242の出力導
波路#1〜#nの透過中心波長が、監視対象の波長多重
光の各波長λ1 ,λ2 ,…,λn になるように設計する
と、各出力導波路の出力光から同様の同期検波により波
長多重光の各波長誤差を検出することができる。なお、
波長多重光の各波長は等間隔でもよいし、不等間隔であ
ってもよい。アレイ導波路格子242はいずれの場合に
も対応できる。
【0057】図13(A)および図13(B)は、本例
における波長多重光の波長弁別動作を説明する図であ
る。
【0058】アレイ導波路格子242の透過特性は、基
準波長光の波長λ0 に安定化されている。したがって、
位相比較器252−1〜252−nにおける同期検波に
より検出される誤差信号は、波長多重光の各波長λ1
λn と出力導波路#1〜#nの透過中心波長との相対波
長誤差に対応したものとなる。
【0059】たとえば、波長λ1 の信号光が短波長側に
揺らいだ[1]の状態は、図11および図12に示す出
力導波路#0の透過中心波長が基準波長光の波長λ0
対して長波長側になる状態[1]と等価である。また、
波長λ1 の信号光が長波長側に揺らいだ[3]の状態
は、出力導波路#0の透過中心波長が基準波長光の波長
λ0 に対して短波長側になる状態[3]と等価である。
したがって、出力導波路#1の透過中心波長λ1 に対応
する[2]の状態を中心に、波長の揺らぎに応じた誤差
信号を同期検波によって得ることができる。なお、波長
多重光の各波長誤差に対応する誤差信号は、波長誤差量
として数値化してもよく、また波長多重光の各光源の波
長制御回路へフィードバックして安定化を図るようにし
てもよい。
【0060】このように、本例の波長監視回路240
は、アレイ導波路格子242の各出力導波路の透過中心
波長の相対精度の高さを利用し、1つの透過中心波長を
基準波長光の波長λ0 に安定化することにより、監視対
象の波長多重光の波長誤差を高確度に弁別することがで
きる。
【0061】ところで、本例では、基準波長光と波長多
重光を多重してアレイ導波路格子242の所定の入力導
波路に入射しているが、基準波長光と波長多重光を別の
入力導波路から入射してもよい。上述したように、入力
導波路をシフトすることにより出力導波路が巡回的にシ
フトするので、基準波長光を別の入力導波路から入射し
て出力導波路#0から基準波長光を出力させるには、基
準波長光の波長λ0 を波長多重光の1つの波長と同じに
すればよい。たとえば、図8(A)の波長配置におい
て、基準波長光の波長をλ1 (またはλn )とした場合
には、基準波長光の入力導波路を波長多重光の入力導波
路の隣にすればよい。このように、アレイ導波路格子2
42を用いることにより、基準波長光の波長λ0 を波長
多重光で使用される波長を含めて任意に設定することが
できる。
【0062】以上のように、本例では、あらかじめ高確
度に安定化した波長多重光として、複数の半導体レーザ
を波長監視回路によって波長制御した波長多重光源を用
いるようにしたので、その波長多重光源を光パスクロス
コネクト装置などに一つ配備し、光パスクロスコネクト
装置などの複数の波長可変光源に分配することで小型化
が可能となる。
【0063】(第3の実施形態)図14は本発明の第3
の実施形態の全体の構成を示す。本例は前述した本発明
の第3の形態に対応し、波長多重光の発生に関して光周
波数コム発生器を用いる場合の例である。
【0064】図14において、300は光周波数コム発
生回路であって、半導体レーザのような基準光源310
と、この基準光源の基準波長の出力光を基に規定波長の
波長多重光を生成する光周波数コム発生器320とから
なる。光周波数コム発生器320から出力する規定波長
の波長多重光は光分岐回路260を介して光パスクロス
コネクト100の全ての光送信部OSに供給される。光
パスクロスコネクト100の構成は前述の図4と同じで
ある。また、光送信部OSも前記実施形態で説明したと
同様に、それぞれ光源と光変調器とから構成され、その
光源は波長可変光源として例えば図1および図2に示す
ような多電極DBRレーザが使用される。
【0065】光周波数コム発生器320は、図15に示
すように、位相変調器の両端に両端に高い反射率の反射
膜321,321を施した共振構造を有する位相変調器
である。ここで、322はセルフォックマイクロレン
ズ、323はマイクロストリップライン、324はSM
Aコネクタおよび325はTi−LiNbO3 で形成さ
れた導波路である。基準光源310からのレーザ光は、
前端のセルフォックマイクロレンズ322、前端の反射
膜321、Ti−LiNbO3 導波路325、マイクロ
ストリップライン323、後端の反射膜321、および
後端のセルフォックマイクロレンズ322を通って出力
する。その際、レーザ光が両端の反射膜321,321
間で反射を繰り返す共振現象により図16に示すような
多数の線スペクトルを有する波長多重光が後端から取り
出される。
【0066】すなわち、光周波数コム発生器320の出
力光スペクトルは、図16に示すように、変調周波数の
逓倍周波数あるいは共振器のフリースペクトルレンジ周
波数間隔に線スペクトルが立っているスペクトル形状で
ある(参考文献3:T.Saitoh,M.Kourogiand M.Ohtsu,
“A waveguide-type optical-frequency comb generato
r ”「導波路型光周波数コム発生器」、IEEE J.Photoni
cs Technology Letters,Vol.7,No.2,pp.197-199,1995.
)。
【0067】上述のように、本例では、あらかじめ高確
度に安定化した波長多重光として、光周波数コム発生器
の出力を用いるようにしたので、上記の第2の実施形態
の波長多重光源に比べ、さらに小型化することが可能と
なる。
【0068】(第4の実施形態)図17は本発明の第4
の実施形態の構成を示す。本例は本発明の第4の形態に
対応し、入力波長光に対して別波長の出力信号光を生成
する例である。
【0069】ここで、510は図1または図3で説明し
たと同様の波長可変光源であり、図4の波長多重光供給
モジュール200あるいは図14の光周波数コム発生回
路300のような波長多重光発生回路からの波長多重光
を入力して、単一の規定波長光を出力する。波長可変光
源510から出力した単一の規定波長光は外部変調器5
20に入力する。一方、入力信号光は復調器530によ
って電気信号に変換され、この復調電気信号は外部変調
器520へ入力する。外部変調器520は第1の実施形
態と同様な手法によって生成した規定波長光(CW光)
を復調電気信号に応じて変調することで、入力波長光に
対して別波長の出力信号を得る。従って、本例の構成で
は、入力信号光の波長と出力信号光の波長は、互いに独
立の波長に設定できる。
【0070】上述のように、本例では、入力光を電気信
号に復調し、第1の実施形態の波長可変光源から出力す
る単一波長光をその復調電気信号により変調するように
しているので、入力波長光に対して波長精度の高い別波
長の出力信号光が比較的簡単な構成で得られる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
の効果が得られる。
【0072】(1)波長多重光を波長可変光源に注入す
ることで、波長可変光源の波長を光パス網の規定波長に
波長制御することができる。特に波長多重光としてあら
かじめ高確度に安定化した波長多重光を用いることで、
あらい電気的制御でも波長精度の高い波長光源が実現で
き、また波長可変光源の波長を光パス網の規定波長に波
長制御するのに、波長多重光入力だけで済み、電気的制
御回路は不要となる。 (2)あらかじめ高確度に安定化した波長多重光とし
て、複数の半導体レーザを波長監視回路によって波長制
御した波長多重光源を用いることで、その波長多重光源
を光パスクロスコネクトなどの装置に一つ配備し、光パ
スクロスコネクトなどの装置に複数の波長可変光源に分
配することで小型化が可能となり、光パスクロスコネク
トなどの装置内において制御回路の経済化が図れる。
【0073】(3)あらかじめ高確度に安定化した波長
多重光として、光周波数コム発生器の出力を用いること
で、上記の波長監視回路を用いた波長多重光源に比べ、
さらに小型化することが可能となり、波長多重光発生回
路の経済化が図れる。
【0074】(4)入力光を電気信号に復調し、波長可
変光源から出力する単一波長光をその復調電気信号によ
り変調することで、入力信号光の波長と出力信号光の波
長を簡単な構成で独立の波長に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示し、(A)
は波長可変光源としての多電極DBRレーザの構成と入
力光と出力光の方向を示す概略断面図、(B)はそのD
BRレーザを用いた波長可変光源回路の回路構成を示す
ブロック図である。
【図2】図1の多電極DBRレーザの注入電流と出力光
波長の関係を示すグラフである。
【図3】本発明の第1の実施形態の変形例の構成を示
し、(A)は波長可変光源としての多電極DBRレーザ
に対する入力光と出力光の方向を示す概略断面図、
(B)はそのDBRレーザを用いた波長可変光源回路の
回路構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施形態の全体の回路構成を示
すブロック図である。
【図5】図4の光パスコネクト内の合流型スイッチの一
例を示す結線図である。
【図6】図4の波長多重光供給モジュールの詳細な構成
例を示すブロック図である。
【図7】図6の波長監視回路の詳細な構成例を示すブロ
ック図である。
【図8】(A)は、図7の要部の構成を示す図、(B)
は、図7の変形例の要部の構成を示す図である。
【図9】図7の温度制御回路の構成例を示すブロック図
である。
【図10】図7のアレイ導波路格子の透過特性を示すグ
ラフである。
【図11】図7の構成における基準波長光の波長弁別
と、透過特性の安定化動作とを説明するための図であ
る。
【図12】図7の構成における基準波長光の波長弁別
と、透過特性の安定化動作とを説明するための図であ
る。
【図13】(A)および(B)は、図7の構成における
波長多重光の波長弁別動作を説明するための図である。
【図14】本発明の第3の実施形態の全体の回路構成を
示すブロック図である。
【図15】図14の光周波数コム発生器の構成例を示す
断面図である。
【図16】図14の光周波数コム発生器の出力特性を示
すグラフである。
【図17】本発明の第4の実施形態の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図18】従来の波長監視装置の一例を示すブロック図
である。
【図19】従来の波長監視装置の動作を示す波形図であ
る。
【図20】従来の光パスクロスコネクトの構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 波長可変光源(多電極DBRレーザ) 2 マルチチャネル電流源 3 温度制御回路 4 光サーキュレータ 11 光カプラ 13 ヒータ 14 発振器 16 光検出器 17 増幅器 20 積分器 21 温度制御回路 22 ペルチェクーラ 23 光スイッチ 31 基板 32 入力用導波路アレイ 33 入力側コンケイブスラブ導波路 34 アレイ導波路 35 出力側コンケイブスラブ導波路 36 出力用導波路アレイ 100 光パスクロスコネクト 101 モジュ−ル 102 波長群送出部 103 合流型スイッチ 110 入力伝送路ファイバ 120 出力伝送路ファイバ 200 波長多重光供給モジュール 210 波長安定化光源 220 光合波器 230 カプラ 240 波長監視回路 242 アレイ導波路格子 244 基準光源 246 温度制御回路 248 光電変換・増幅回路 250 波長制御回路 252 位相比較器 254 帰還路フィルタ(フィードバックループフィル
タ) 256 ディジタルアナログ変換器 258 パーソナルコンピュータ 260 光分岐回路 300 光周波数コム発生回路 310 基準光源 320 光周波数コム発生器 321 反射膜 322 セルフォックレンズ 323 マイクロストリップライン 324 SMAコネクタ 325 導波路 DMUX 波長多重分離装置(波長デマルチプレック
サ) OR 光復調器 OS 光送信部(それぞれが波長可変光源を有する) SC スターカプラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/04 // H04J 1/00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高確度に安定化させた複数の波長光を多
    重した波長多重光を発生する波長多重光発生手段と、 前記波長多重光が注入される波長可変光源と、 前記波長多重光が注入された前記波長可変光源へ注入す
    る電流により、該波長可変光源の波長を前記波長多重光
    のいずれか一つの波長に同期させる電流発生源とを有す
    ることを特徴とする波長可変光源の波長安定化装置。
  2. 【請求項2】 前記波長多重光を光サーキュレータを介
    して前記波長可変光源へ注入することを特徴とする請求
    項1に記載の波長可変光源の波長安定化装置。
  3. 【請求項3】 前記波長多重光を前記波長可変光源へそ
    の光出力側の反対側の端面から注入することを特徴とす
    る請求項1に記載の波長可変光源の波長安定化装置。
  4. 【請求項4】 前記波長多重光発生手段は、 複数の波長光を発生するための複数の半導体レーザと、 該複数の半導体レーザから発生した複数の波長光を多重
    する合波手段と、 該合波手段から出力する波長多重光を分岐する分岐手段
    と、 該分岐手段で分岐された前記波長多重光と基準波長光と
    の誤差量を基に前記複数の半導体レーザの波長を制御す
    る波長監視手段とを有することを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載の波長可変光源の波長安定化装
    置。
  5. 【請求項5】 前記波長多重光発生手段は、光周波数コ
    ム発生器によって構成されることを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載の波長可変光源の波長安定化
    装置。
  6. 【請求項6】 入力信号光を電気信号に復調する復調手
    段と、 波長多重光を入力して単一波長光を出力する前記波長可
    変光源からの出力光を前記復調手段の出力電気信号によ
    り変調する変調手段とを有し、 前記入力信号光を別波長に変換することを特徴とする請
    求項1ないし5のいずれかに記載の波長可変光源の波長
    安定化装置。
  7. 【請求項7】 前記波長可変光源は多電極DBRレーザ
    であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに
    記載の波長可変光源の波長安定化装置。
  8. 【請求項8】 前記波長可変光源は光パスクロスコネク
    トを構成する各光送信部であり、前記電流発生源は該光
    パスクロスコネクトの外部から与えられる制御信号によ
    って切り替えられる電流源であることを特徴とする請求
    項1ないし7のいずれかに記載の波長可変光源の波長安
    定化装置。
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