JPH10322919A - 電気自動車充電システム及び電気自動車充電用コネクタ - Google Patents

電気自動車充電システム及び電気自動車充電用コネクタ

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JPH10322919A
JPH10322919A JP9121287A JP12128797A JPH10322919A JP H10322919 A JPH10322919 A JP H10322919A JP 9121287 A JP9121287 A JP 9121287A JP 12128797 A JP12128797 A JP 12128797A JP H10322919 A JPH10322919 A JP H10322919A
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electric vehicle
connector
charging
optical communication
charging connector
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JP9121287A
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Heiji Kuki
平次 九鬼
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気自動車側と充電用コネクタ側との間で充
電に関する情報をノイズの影響を受けることなく通信で
きるようにする。 【解決手段】 電気自動車側の受電部30には、発光素
子24と受光素子25とが設けられている。充電用コネ
クタ10には、そのコネクタハウジング14の内部に保
護ケース15が設けられ、その内部に発光素子17及び
受光素子18が配置されている。充電用コネクタ10を
受電部30に装着すると、上記光通信素子が互いに対向
状態となり、充電に関する情報を光通信で授受する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車を充電
するための充電システム及びその充電用コネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】電気自動車を充電するためには、外部充
電用電源に連なる充電用コネクタを電気自動車の受電部
に装着して電気自動車の蓄電装置に送電する。このと
き、蓄電装置の充電状況等を監視しつつ充電を制御する
ことが好ましいから、電気自動車側と外部充電用電源側
との間で情報の授受が必要となる。このための通信手段
としては、従来より無線通信方式が検討されていた。こ
れは、充電用コネクタに通信用アンテナを内蔵させると
共に、電気自動車の受電部にもアンテナを配置し、両ア
ンテナ間で例えば900MHz 帯の高周波による無線通
信を行うのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の無線
通信方式では、電波法等による各種の規制を受けるか
ら、送信出力を大きく設定することができず、ノイズに
弱いという欠点がある。特に、電気自動車の充電方式と
して、コネクタ側に設けた一次コイルに高周波電流を流
して電気自動車側の二次コイルに電力を送電するという
電磁誘導方式を採用している場合には、通信周波数と送
電周波数とが相違するとはいえ送電電力が桁違いに大き
いため、充電用のインバータ装置からのノイズも無視で
きなくなり、誤動作も憂慮される。しかも、無線通信回
路の設計に当たっては、コネクタ側のアンテナの形状及
び配置だけでなく、電気自動車側のアンテナの形状及び
配置も実験的に決定して設計を進めることが必要で、そ
の工数は相当なものになる。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ノイズの影響を受け難く安定的な情報
伝達が可能な電気自動車充電用システム及び電気自動車
充電用コネクタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る電
気自動車充電用システムは、外部充電用電源に接続した
充電用コネクタを電気自動車の受電部に装着してその電
気自動車の蓄電装置を充電するものであって、電気自動
車の受電部及び充電用コネクタに光通信素子を設けて充
電に関する情報を光信号を介して授受するところに特徴
を有する。
【0006】また、請求項2の発明に係る電気自動車用
コネクタは、電気自動車の受電部に装着してその電気自
動車の蓄電装置を充電するためのものであって、電気自
動車の受電部に設けられた自動車側光通信素子との間で
蓄電装置の充電に関する情報を授受するためのコネクタ
側光通信素子を配置したところに特徴を有する。
【0007】そして、請求項3の発明に係る電気自動車
充電用コネクタは、請求項2のものにおいて、コネクタ
側光通信素子と自動車側光通信素子とは、充電コネクタ
の装着方向に沿った面とは交差する方向で光信号を授受
する構成としたところに特徴を有する。また、請求項4
の発明に係る電気自動車充電用コネクタは、請求項2又
は3のものにおいて、コネクタ側光通信素子の受光部を
コネクタの受電部との結合面から陥没して設け、その陥
没部の内周面を外側ほど広がるテーパー状をなすように
構成したところに特徴を有する。
【0008】請求項5の発明に係る電気自動車充電用コ
ネクタは、請求項2ないし4のいずれかの充電用コネク
タが電気自動車の受電部に設けられた二次ユニットに対
向する一次コアと一次コイルとを備えて電磁誘導方式に
よって一次コイルから前記二次ユニットの二次コイルに
充電用電力を送電するようになっており、その一次コア
に光信号を貫通させるための通路を形成したところに特
徴を有する。そして、請求項6の発明に係る電気自動車
用コネクタは、コネクタ側光通信素子が光ファイバーを
備え、その光ファイバーを通して受光部からの光信号を
光電変換部へ案内する構成としたところに特徴を有す
る。
【0009】
【発明の作用・効果】請求項1及び2の発明によれば、
電気自動車側と充電用コネクタとは、光通信素子によっ
て光信号を介して情報の授受が行われる。このため、無
線通信方式に比べてノイズの影響を受けにくく安定した
通信を行うことができる。しかも、電波法等による法規
制を受けることがないので設計の自由度が高く、また、
無線通信回路に比べて回路設計コストを大幅に低減する
ことができる。さらに、光通信素子はコネクタ及び受電
部に設ける構成であるから、充電用コネクタを受電部に
装着するという本来的な操作によって光通信が可能とな
り使い勝手にも優れる。
【0010】また、請求項3の発明によれば、光通信素
子を、スペース上の制約が多い充電用コネクタの前面で
はなく、その装着方向に沿った面に設ける構成であるか
ら、デッドスペースの有効利用によって全体の小型化が
可能になる。請求項4の発明によれば、光通信素子が陥
没して配置されるから、充電用コネクタの装着離脱に伴
って光通信素子が損傷を受けることを未然に防止するこ
とができ、また、陥没部の内周面をテーパー状に広がる
ように形成しているから、充電用コネクタの装着深さに
誤差があっても、光が相手方の光通信素子に確実に進入
することになって安定した光通信が可能になる。
【0011】そして、請求項5の発明では、電磁誘導方
式によって充電用電力が送電され、その一次コアに光信
号を貫通させる通路が形成されているから、光通信素子
を一次コアの背面に配置することができ、デッドスペー
スを利用できて全体のコンパクト化を可能にできる。さ
らに、請求項6の発明によれば、光ファイバーによって
光を導くから、相手方と光信号を授受する受光部は極め
て小型化することができ、しかも、光電変換部は自由な
位置に配置することができるから、充電用コネクタ内の
デッドスペースを利用することができるようになって全
体の小型化が可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>以下、本発明の第1実施形態について
図1ないし図6を参照して説明する。
【0013】電気自動車の車体外側面には、外向きに開
放する受電部30が形成され、その開放面が蓋35によ
って開閉可能にされている。この受電部30の内部には
二次ユニット20が配置され、ここに後述する充電用コ
ネクタ10を矢印A方向に沿って挿入して装着できるよ
うになっている。
【0014】二次ユニット20は、例えばフェライト製
の二次コア21に二次コイル22を巻装して構成されて
おり、二次コイル22の出力端子は、電気自動車の動力
用の蓄電装置である動力バッテリ31(図5にのみ示
す)を充電するための充電回路32に接続されていて、
二次コイル22に誘導される高周波起電力を整流してそ
の動力バッテリ31を充電できる。なお、図5に示すよ
うに充電回路32には充電状態検出回路33が接続さ
れ、これにて動力バッテリ31の充電状態を検出できる
ようになっている。
【0015】上記二次コア21は、図1に示したように
側方から見てL字形状をなすが、充電用コネクタ10の
装着方向A(同図において左右方向)に沿ったL字の横
辺は横断面が円形の円柱部21Aとなり、これと直交す
るL字の縦辺は横断面が四角形の角柱部21Bとなって
いる。また、円柱部21Aの先端面(接合面)は充電用
コネクタ10の装着方向Aに対して垂直に交差するよう
になっており、角柱部21Bの側面(接合面)も同じく
装着方向Aに対して垂直に交差するようになっている。
そして、前記二次コイル22は、例えばリッツ線を一層
巻きで複数回巻回して構成され、二次コア21のうち前
記装着方向Aに沿った円柱部21Aに設けられており、
従って、コイル巻回軸が充電用コネクタ10の装着方向
Aに沿った形態である。上記の二次コア21及び二次コ
イル22は、合成樹脂製の保護ケース23内に収容さ
れ、その保護ケース23が受電部30に固定されてい
る。そして、その保護ケース23には二次コア21の円
柱部21Aの先端面及び角柱部21Bの先端部側面を露
出させるための開口23A及び23Bが形成されてお
り、円柱部21Aの先端部が開口23Aから僅かに突出
している。
【0016】一方、前記充電用コネクタ10は、一次コ
ア11及び一次コイル12を備え、これらがハンドル1
3を備えたコネクタハウジング14内に収容されてい
る。この充電用コネクタ10は、図5に示すように、商
用電源1を電源としたインバータ装置2に接続され、そ
のインバータ装置2によって一次コイル12に高周波電
流が流される。なお、そのインバータ装置2は、後述す
るようにインバータ制御回路3によって一次コイル12
に印加する電圧を制御できるようになっている。一次コ
ア11は前記二次コア21と同一のものを使用してお
り、その円形断面を有する円柱部11Aをコネクタハウ
ジング14の前後方向(充電用コネクタ10の装着方
向)に沿わせた形状でコネクタハウジング14に固定さ
れ、角柱部11Bが下向きに延びている。また、一次コ
ア11の円柱部11Aの先端面(接合面)は、やはり充
電用コネクタ10の装着方向Aに対して垂直に交差する
ようになっており、角柱部11Bの側面(接合面)も同
じく装着方向Aに対して垂直に交差するようになってい
る。そして、一次コイル12は、前述の二次コイル22
と同様に、円柱部11Aにリッツ線を一層巻きで複数回
巻回して構成されており、二次ユニット20と同様に、
コイル巻回軸が充電用コネクタ10の装着方向Aに沿っ
た形態となっている。また、この充電用コネクタ10は
二次ユニット20と同様に保護ケース15内に収容され
てコネクタハウジング14に固定され、その保護ケース
15に設けた開口15A及び15Bから一次コア11の
一部が露出している。
【0017】なお、図3に示すように、コネクタハウジ
ング14の外側面には複数の通気用スリット14Aが設
けられ、充電用コネクタ10の内部を冷却できるように
なっている。また、コネクタハウジング14の先端寄り
の左右両側面にはガイド突起16が突設される一方、受
電部30の内側面には両ガイド突起16に対応してガイ
ド溝36が形成され、そのガイド溝36の先端部分は斜
め下向きに傾斜している。また、特に図示はしないが、
充電用コネクタ10を受電部30内に機械的にロックす
るロック機構が設けられていて充電用コネクタ10の装
着時における不用意な脱落が防止されている。
【0018】さて、上記受電部30の保護ケース23の
先端部は厚肉に形成されており、その上面部に電気自動
車側光通信素子に相当する赤外線発光型の発光素子24
及び受光素子25が配置されている。これらは図4に示
すように、保護ケース23の上面であって相手側の充電
用コネクタ10と対向状態となる結合面のうち、充電用
コネクタ10の装着方向Aに沿った面に、そこから陥没
して内部に埋め込まれるように配置されており、2つが
装着方向Aに沿って並ぶ。陥没部33の内周面は外側
(上方)ほど広がるテーパー状をなし、その底部に発光
素子24及び受光素子25が配置されている。また、陥
没部33には、合成樹脂製のフィルタ34がはめ込ま
れ、その上面が保護ケース23と面一になるようにされ
ている。
【0019】一方、充電用コネクタ10の一次コア11
を覆う保護ケース15は、その円柱部11Aの基部の回
りが厚肉に形成され、その下面部にコネクタ側光通信素
子に相当する発光素子17及び受光素子18が配置され
ている。これらも電気自動車側と同様に、図4に示すよ
うに受電部30の二次ユニット20と対向状態となる結
合面に陥没して内部に埋め込まれるように配置されてお
り、2つが装着方向Aに沿って並び、発光素子17が電
気自動車側の受光素子25に対向し、受光素子18が電
気自動車側の発光素子24に対向する。また、陥没部1
9の内周面は外側(下方)ほど広がるテーパー状をな
し、その陥没部19には合成樹脂製のフィルタ19Aが
はめ込まれ、その下面が保護ケース15と面一になるよ
うにされている。
【0020】そして、電気的には図5に示すように、電
気自動車側の発光素子24及び受光素子25は充電状態
検出回路33に接続されており、その充電状態検出回路
33によって検出された充電状態に応じて発光素子24
を駆動することで充電用コネクタ10の受光素子18に
光信号を送信する。また、コネクタ側の発光素子17及
び受光素子18はインバータ制御回路3に接続されてお
り、受光素子18で受けた光信号を光電変換してインバ
ータ制御回路3に与え、動力バッテリー31の充電が適
切に行われるように同回路3によってインバータ装置2
を制御するようになっている。
【0021】本実施形態は以上の構成であり、次にその
作用を説明する。電気自動車の充電を行うには、受電部
30の蓋35を開放し、ここに充電用コネクタ10の先
端部を挿入する。すると、図6に示すように、充電用コ
ネクタ10の一次コア11の円柱部11Aの先端面が二
次コア21の角柱部21Bの先端側面に当接し、かつ、
二次コア21の円柱部21Aの先端面が一次コア11の
角柱部11Bの先端側面に当接し、もって両コア11,
21にて四角枠状をなす閉ループの磁気回路が構成され
る。また、コネクタ側の発光素子17及び受光素子18
が、それぞれ電気自動車側の受光素子25及び発光素子
24に対向状態となる。この状態で図示しない充電開始
スイッチをオン操作すると、まずインバータ制御回路3
に接続されている発光素子17から光信号が出力され、
これが受電部30の受光素子25に入射する。この結
果、受光素子25から充電状態検出回路33に電気信号
が出力され、これに基づき充電状態検出回路33は動力
バッテリー31の充電状態を検出する。そして、その充
電状態に応じた電気信号を発光素子24に出力して光信
号を出力させ、これが充電用コネクタ10側の受光素子
18に入射されて電気信号に変換される。そして、その
信号がインバータ制御回路3に与えられ、動力バッテリ
ー31の充電状態として把握される。なお、充電状態に
関する情報の授受は例えばバッテリーの端子電圧から測
定した充電容量をデジタル値に変換し、これを一般的な
シリアル通信方式によって伝送することで行われる。イ
ンバータ制御回路3は、動力バッテリー31の充電容量
に応じて例えば出力電圧等を制御することでバッテリー
31の適切な充電が行われる。そして、動力用バッテリ
ー31の充電が完了すると、これが充電状態検出回路3
3によって検出され、発光素子24からの光信号が充電
用コネクタ10側の受光素子18に与えられるので、イ
ンバータ制御回路3はインバータ装置2に停止信号を出
力して充電動作を終了させる。
【0022】このように本実施形態では、充電用コネク
タ10側と電気自動車側とは赤外線を介した光通信によ
って充電に関する情報を授受する構成であるから、無線
通信方式に比べてノイズの影響を受けにくく安定した通
信を行うことができる。しかも、電波法等による法規制
を受けることがないので設計の自由度が高く、また、無
線通信回路に比べて回路設計コストを大幅に低減するこ
とができる。しかも、本実施形態によれば、発光素子1
7,24及び受光素子18,25を、スペース的な制約
が多い充電用コネクタ10の前面ではなく、装着方向に
沿った面に設ける構成であるから、デッドスペースを有
効利用して充電用コネクタ10全体の小型化が可能にな
る。また、各光通信素子を保護ケース15,23に陥没
して配置し、その陥没部19,33の内周面をテーパー
状に広がるように形成しているから、充電用コネクタの
装着深さに誤差があっても、光が相手方の光通信素子に
確実に進入することになって確実な光通信が可能であ
る。
【0023】また、上述のように各光通信素子を保護ケ
ース15,23に陥没して配置していることから、充電
用コネクタ10の装着離脱操作に伴ってこれらの素子が
損傷を受けることを未然に防止することができるという
効果も得られる。
【0024】<第2実施形態>図7及び図8は本発明の
第2実施形態を示し、充電用コネクタ40及び受電部5
0の構造が相違する。ここで充電用コネクタ40は一次
コア41に一次コイル42を巻装してなり、両者を扁平
な樹脂ケース43にて覆った構成であり、樹脂ケース4
3の上部にハンドル44が一体に設けられている。一
方、電気自動車側に設けられた受電部50は、扁平な円
形容器状をなす2つの二次コア51内にそれぞれ二次コ
イル52を収容して構成されており、その二次コア51
間の挿入ギャップ53に図8に示すように充電用コネク
タ40を装着することで一次コイル42及び二次コイル
52を磁気的に結合させるようになっている。
【0025】図示はしないが、前記第1実施形態と同様
に一次コイル42をインバータ装置によって励磁するこ
とで二次コイル52に起電力を誘導させ、これにて電気
自動車の動力用バッテリーを充電できる。
【0026】また、充電用コネクタ40には光通信素子
に相当する赤外線型の発光素子45及び受光素子46が
設けられ、また、受電部50には上記発光素子45に対
応する位置に受光素子54が設けられるとともに、受光
素子46に対応する位置に発光素子(図示なし)が設け
られている。これらの光通信素子は、前記第1実施形態
と同様に電気自動車の動力用バッテリーの充電状態に関
する情報を授受するための光通信を行うようになってお
り、従って、上記実施形態と同様な効果を奏する。
【0027】<第3実施形態>図9及び図10は第3実
施形態を示し、やはり充電用コネクタ60及び受電部7
0の構成が相違する。受電部70は電気自動車の車体側
面部に設けられており、二次コア71と二次コイル72
とを備えて扁平な矩形状ケース73に収容されている。
この二次コア71は中央に円柱部71Aを有する円形容
器状をなし、その円柱部71Aの周囲に二次コイル72
が巻回されている。
【0028】一方、充電用コネクタ60は、やはり一次
コア61及び一次コイル62を有して矩形状ケース63
に収容されており、一次コア61及び一次コイル62は
前記二次コア71及び二次コイル72と同一の構成であ
る。この充電用コネクタ60は、電気自動車が所定位置
に駐車されたときに受電部70に接合状態とされる。
【0029】そして、充電用コネクタ60の矩形ケース
63の前面にはテーパ状の陥没部63Aが2カ所に形成
され、各陥没部63Aにコネクタ側光通信素子に相当す
る赤外線型の発光素子64及び受光素子65が配置され
ている。また、受電部70側においても同様に、光通信
素子である発光素子74及び受光素子(図示なし)が設
けられ、一次及び二次の両コア61,71が同心に対向
して接合した状態では、充電用コネクタ60の発光素子
64が受電部70の受光素子に対向し、充電用コネクタ
60の受光素子65が受電部70の発光素子74に対向
するようになっている。これらの光通信素子は、前記第
1実施形態と同様に電気自動車の動力用バッテリーの充
電状態に関する情報を授受するための光通信を行うよう
になっており、従って、前記第1実施形態と同様な効果
を奏する。
【0030】<第4実施形態>図11は充電用コネクタ
80及び受電部の構造を上記第3実施形態とは異ならせ
た例を示し、その他は第3実施形態と同様である。ここ
で、充電用コネクタ80の一次コア81のうち中央の円
柱部81Aに表裏に貫通する透孔81Bが形成されてお
り、その内面は赤外線を反射するように鏡面仕上げされ
ている。そして、透孔81Bの端部に発光素子84及び
受光素子(図示せず)が配置されており、透孔81Bを
通して相手側と光信号を授受できるようになっている。
相手側の受電部は図示しないが充電用コネクタ80と同
様な構成であり、やはり二次コアの円柱部の中心に透孔
を備え、その透孔の端部に発光素子及び受光素子が配置
されている。
【0031】このような構成としても、充電用コネクタ
80と受電部との間で透孔81Bを通して光信号を授受
でき、前記各実施形態と同様な光通信を行うことができ
る。しかも、コア81内に光を導く通路を形成して光通
信素子をコア81の背面に配置することができるから、
デッドスペースを利用できて全体のコンパクト化を可能
にできる。なお、光を通すための透孔81Bは必ずしも
コア81の中心に形成しなくとも、円柱部81Aの外周
面に溝を形成してそこに光を通す構成としてもよい。
【0032】<第5実施形態>図12は本発明の第5の
実施形態を示し、第1実施形態とは光通信素子の構造を
異ならせてあり、その他の構成は第1実施形態と同様で
あって同一部分には同一符号を付す。充電用コネクタ1
0側の光通信素子である発光素子90及び受光素子10
0は、共に光電変換部91,101に光ファイバー9
2,102を連結した構成である。光ファイバー92,
102の先端は保護ケース15の表面に固定され、他端
は各光電変換部91,101に連結されている。一方、
受電部30側の光通信素子である発光素子110及び受
光素子120は、やはり光電変換部111,121と光
ファイバー112,122とからなり、光ファイバー1
12,122の先端は保護ケース23の表面に固定さ
れ、他端は各光電変換部111,121に連結されてい
る。
【0033】この構成とすれば、各光電変換部を充電用
コネクタ10或いは受電部30内の自由な位置に配置す
ることができるから、例えばデッドスペースに配置して
小型化を図ったり、電磁ノイズの影響を受けにくい場所
に配置して通信の安定化を図ったりすることが極めて容
易になる。 <他の実施形態>なお、本発明は上記各実施形態に限定
されるものではなく、例えば次のように変形して実施す
ることができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲
に属する。 (1)上記各実施形態では電磁誘導を利用して非接触で
送電する誘導充電方式の充電用コネクタに適用した例を
示したが、これに限らず、コネクタ側の端子金具と受電
部側の端子金具とを接触させて送電するタイプの充電シ
ステムにも本発明の光通信方式を適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す受電部及び充電用
コネクタの縦断面図
【図2】同じく受電部の正面図
【図3】同じく充電用コネクタの側面図
【図4】同じく光通信素子を示す縦断面図
【図5】同じくブロック図
【図6】同じく充電用コネクタの装着状態で示す縦断面
【図7】本発明の第2実施形態を示す充電用コネクタの
斜視図
【図8】同じく充電用コネクタの装着状態で示す縦断面
【図9】本発明の第3実施形態を示す受電部及び充電用
コネクタの縦断面図
【図10】同じく充電用コネクタの断面図
【図11】本発明の第4実施形態を示す充電用コネクタ
の縦断面図
【図12】本発明の第5実施形態を示す充電用コネクタ
と受電部を示す縦断面図
【符号の説明】
10…充電用コネクタ 30…受電部 19,33…陥没部 17,18…発光素子,受光素子(コネクタ側光通信素
子) 24,25…発光素子,受光素子(自動車側光通信素
子) 90,100…発光素子,受光素子(コネクタ側光通信
素子) 92,102…光ファイバー 111,121…光電変換部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部充電用電源に接続した充電用コネク
    タを電気自動車の受電部に装着してその電気自動車の蓄
    電装置を充電するものであって、前記電気自動車の受電
    部及び前記充電用コネクタに光通信素子を設け、充電に
    関する情報を光信号を介して授受することを特徴とする
    電気自動車充電用システム。
  2. 【請求項2】 電気自動車の受電部に装着してその電気
    自動車の蓄電装置を充電するためのものであって、前記
    電気自動車の受電部に設けられた自動車側光通信素子と
    の間で前記蓄電装置の充電に関する情報を授受するため
    のコネクタ側光通信素子を配置したことを特徴とする電
    気自動車充電用コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記コネクタ側光通信素子と前記自動車
    側光通信素子とは、前記充電コネクタの装着方向に沿っ
    た面とは交差する方向で光信号を授受する構成とされて
    いることを特徴とする請求項2記載の電気自動車充電用
    コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記コネクタ側光通信素子の受光部は、
    コネクタの前記受電部との結合面から陥没して設けら
    れ、その陥没部の内周面は外側ほど広がるテーパー状を
    なしていることを特徴とする請求項2又は3記載の電気
    自動車充電用コネクタ。
  5. 【請求項5】 電気自動車の受電部に設けられた二次ユ
    ニットに対向する一次コアと一次コイルとを備えて電磁
    誘導方式によって一次コイルから前記二次ユニットの二
    次コイルに充電用電力を送電するようになっており、前
    記一次コアに光信号を貫通させるための通路が形成され
    ていることを特徴とする請求項2ないし請求項4のいず
    れかに記載の電気自動車充電用コネクタ。
  6. 【請求項6】 前記コネクタ側光通信素子は光ファイバ
    ーを備え、その光ファイバーを通して受光部からの光信
    号を光電変換部へ案内することを特徴とする請求項2な
    いし請求項5のいずれかに記載の電気自動車充電用コネ
    クタ。
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