JPH10322390A - 情報処理装置及び方法並びに情報処理プログラムが記録されたコンピュータ可読記録媒体 - Google Patents

情報処理装置及び方法並びに情報処理プログラムが記録されたコンピュータ可読記録媒体

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JPH10322390A
JPH10322390A JP12552297A JP12552297A JPH10322390A JP H10322390 A JPH10322390 A JP H10322390A JP 12552297 A JP12552297 A JP 12552297A JP 12552297 A JP12552297 A JP 12552297A JP H10322390 A JPH10322390 A JP H10322390A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送されたパケット識別のための検索比較処
理に要する処理時間を削減できる情報処理装置を提供す
ることである。 【解決手段】 各パケットを識別するためのパケット識
別信号が付加されたパケット単位で伝送されてくるNプ
ログラム多重のストリーム信号を入力し、前記入力され
た多重ストリーム信号から各プログラムに対応するパケ
ットを認識するためプログラム仕様情報を抽出し、前記
抽出されたプログラム仕様情報に基づいて各プログラム
仕様に対応付けてパケット識別信号をテーブル化し、前
記入力された多重ストリーム信号を前記テーブルに基づ
いて分配出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数プログラムの
情報信号を符号化し多重化して伝送された信号を分離復
号するための情報処理装置及び方法並びに情報処理プロ
グラムが記録されたコンピュータ可読記録媒体に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】最近MPEG(Moving Picture Experts
Group)2規格(ISO/IEC(International Organization f
or Standardization/International Electrotechnical
Commission:国際標準化機構/国際電気標準会議)13818-
1〜3)に準拠するデジタル処理システムが映像伝送シス
テムの標準となりつつある。MPEG2規格に沿った装
置により限られた伝送帯域の中で映像・音声データ等を
高品質に伝送することが可能となる。MPEG2では、
符号化装置で映像・音声をデジタル圧縮して多重化し、
復号化装置で多重された映像・音声信号を分離して復号
化するものである。
【0003】図6は、MPEG2を利用したデジタル情
報伝送システムの構成を示すブロック図である。
【0004】図6において、100,102はデジタル
映像信号の入力端子、101,103はデジタル映像信
号を圧縮する映像符号化回路、104,106はデジタ
ル音声信号の入力端子、105,107はデジタル音声
信号を圧縮する音声符号化回路、108は映像符号化回
路101,103、音声符号化回路105,107から
出力された各信号を多重化する多重化回路、109は多
重化信号を伝送フォーマットに変換し変調する伝送路符
号化・変調回路です。
【0005】110は伝送された信号を復調し伝送フォ
ーマットを解除する伝送路復号化・復調回路、111は
多重化された映像・音声信号を分離する分離回路、11
2は分離された映像信号を元の信号に伸張する映像復号
化回路、113は伸長された映像信号を出力する映像出
力端子、114は分離された音声信号を元の信号に伸長
する音声復号化回路、115は伸長された音声信号を出
力する音声出力端子である。
【0006】上述のように構成されたデジタル情報伝送
システムの動作について説明する。
【0007】デジタル映像信号の入力端子100,10
2より入力された映像信号は、映像符号化回路101,
103によりMPEG2ビデオ(ISO/IEC13818-2)のシ
ンタックスに沿うように、圧縮、パケット化を行い、多
重化回路108に各々出力する。
【0008】デジタル音声信号の入力端子104,10
6より入力された音声信号は、音声符号化回路105,
107でMPEGオーディオ(ISO/IEC11172-3)のシン
タックスに沿うように、圧縮、パケット化を行い、多重
化回路108に各々出力する。
【0009】多重化回路108では、MPEG2システ
ム(ISO/IEC13818-1)の複数プログラム多重のためのト
ランスポートストリームのフォーマットで複数の映像・
音声の各パケット信号を一つのパケット信号に多重化す
る。
【0010】尚、受信側では複数プログラムの中からど
のプログラムを選択し、どのパケットを取り出して、ど
のように復号するかなどの情報が必要となるため、MP
EG2システムでこれらのプログラム仕様情報(PS
I:Program Specific Information)が規定されてい
る。
【0011】従って、多重化回路108ではこれらのP
SIも多重化する。多重化回路108は各プログラム、
PSIを多重化したトランスポートストリームを伝送路
符号化・変調回路109に出力する。
【0012】図7にトランスポートストリームの多重化
の例を示す。
【0013】トランスポートストリームは188バイト
の固定長パケットで構成され、188バイトのパケット
には4バイトのパケットヘッダが多重されている。この
パケットヘッダのなかに、パケットヘッダの後のペイロ
ード(映像、音声、PSI等のデータ)の種類を識別す
るためのパケット識別子(PID:Packet Identificat
ion)が多重されている。
【0014】また、PSIは4つのテーブルで構成され
ている。その一つのプログラムアソシエーションテーブ
ル(PAT)で、このテーブルはトランスポートストリ
ームを構成する各プログラム番号とそのプログラムを構
成するパケットの情報を伝送するプログラムマップテー
ブル(PMT)のPIDを示す。PMTは、各プログラ
ム番号ごとに、そのプログラムを構成する映像、音声、
付加データなどのストリームが伝送されるパケットのP
IDを示す。あと2つのテーブルについては本発明に関
連しないので説明は省略する。
【0015】伝送路符号化・変調回路109は、伝送の
ために誤り訂正信号を付加し、インタリーブ処理等を行
い、デジタル変調して伝送路に送出する。
【0016】伝送路復号化・復調回路110は、伝送路
からの信号をデジタル復調し、デインタリーブ処理、誤
り訂正復号化等を行い、分離回路111に出力する。
【0017】分離回路111では、前述のPSIをもと
にトランスポートストリームから映像・音声ストリーム
を分離し、映像復号化回路112、音声復号化回路11
4へ出力する。
【0018】具体的に分離回路111における受信デー
タの分離処理を図8を用いて説明する。
【0019】図8は、受信したトランスポートストリー
ムから映像・音声ストリームの分離処理を説明するため
のフローチャートである。
【0020】まず、受信側が受信するプログラム番号を
選択しておく。この例ではプログラム番号2を選択して
いるとする。
【0021】ステップS101では、PID=0のパケ
ットで伝送さてくるPATを受信したかどうかを判断
し、受信した場合はステップS102へ進む、受信して
いない場合は現状を維持し受信を待つ。
【0022】ステップS102では、PATをメモリに
書き込む。次にステップS103では、プログラム番号
2に対応するプログラムマップPIDを検出する(この
例ではPID=XXとする)。
【0023】次にステップS104では、PID=XX
のパケットで伝送されてくるPMTを受信したかどうか
を判断し、受信した場合はステップS105へ進み、受
信していない場合は現状を維持し受信を待つ。
【0024】ステップS106では、PMT内でプログ
ラム番号2に対応するストリームタイプ(映像、音声)
ごとのエレメンタリーPIDを検出する(この例では映
像:PID=XV,音声:PID=XAとする)。
【0025】次にステップS107に進み、PID=X
Vをもつトランスポートストリームパケットを受信した
かどうかを判断し、受信した場合はステップS108へ
進み、受信していない場合はステップS109へ進む。
【0026】ステップS108ではPID=XVをもつ
トランスポートストリームパケットの映像ストリームを
映像復号化回路112へ出力する。
【0027】また、ステップS109ではPID=XA
をもつトランスポートストリームパケットを受信したか
どうかを判断し、受信した場合はステップS108へ進
み、受信していない場合はステップS107に戻る。
【0028】ステップS110ではPID=XAをもつ
トランスポートストリームパケットの音声ストリームを
音声復号化回路114へ出力する。
【0029】上述の処理によってトランスポートストリ
ームから映像・音声ストリームの分離処理を行ってい
る。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数プ
ログラムを多重伝送し、複数プログラムの復号化回路を
もつ装置では、最悪のケースでは受信PIDと複数プロ
グラムの復号化回路分のエレメンタリーPID、エレメ
ンタリーPIDが記述されているプログラムマップPI
DおよびPATのPIDを比較し、分離処理する必要が
ある。最悪のケースとは、受信PIDと今述べたPID
が最後まで一致しない場合である。
【0031】例えば、8プログラム伝送を行い、8プロ
グラム受信し、各プログラムは映像、音声の場合、最悪
ケースでは25個(=PAT(1個)+PMT(8個)
+エレメンタリー(8×2個))のPIDとの比較処理
が必要となる。
【0032】また、PIDとの比較処理をCPUを使用
して行うと、一般的に、1つの検索比較処理に数サイク
ル〜十数サイクル位の処理サイクル数を要する。トラン
スポートストリームのシンタックスチェック等を行う
と、更に処理サイクル数を必要とする。
【0033】このため、受信するプログラム数に制限が
できたり、比較処理を高速動作させる必要が生じるとい
う問題がある。
【0034】上述したような背景から本願発明は、上述
の問題を解消し、伝送されたパケットの識別の検索比較
処理に要する処理時間を削減できる情報処理装置及び方
法並びに情報処理プログラムを記録したコンピュータ可
読記録媒体を提供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる情報処理
装置は、各パケットを識別するためのパケット識別信号
が付加されたパケット単位で伝送されてくるNプログラ
ム多重のストリーム信号を入力する入力手段と、前記入
力手段から入力された多重ストリーム信号から各プログ
ラムに対応するパケットを認識するためプログラム仕様
情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出さ
れたプログラム仕様情報に基づいて各プログラム仕様に
対応付けてパケット識別信号をテーブル化する生成手段
と、前記入力手段によって入力された多重ストリーム信
号を前記生成手段によって生成されたテーブルに基づい
て分配出力する分配手段とを有することを特徴とする。
【0036】また、本発明にかかる情報処理方法は、各
パケットを識別するためのパケット識別信号が付加され
たパケット単位で伝送されてくるNプログラム多重のス
トリーム信号を入力する入力ステップと、前記入力ステ
ップにより入力された多重ストリーム信号から各プログ
ラムに対応するパケットを認識するためプログラム仕様
情報を抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップによ
り抽出されたプログラム仕様情報に基づいて各プログラ
ム仕様に対応付けてパケット識別信号をテーブル化する
生成ステップと、前記入力された多重ストリーム信号を
前記生成ステップによって生成されたテーブルに基づい
て分配出力する分配ステップとを有することを特徴とす
る。
【0037】また、本発明かかる情報処理プログラムが
記録されたコンピュータ可読記録媒体であって、各パケ
ットを識別するためのパケット識別信号が付加されたパ
ケット単位で伝送されてくるNプログラム多重のストリ
ーム信号を入力し、前記多重ストリーム信号から各プロ
グラムに対応するパケットを認識するためプログラム仕
様情報を抽出する抽出工程のコードと、前記抽出工程に
よって抽出されたプログラム仕様情報に基づいて各プロ
グラム仕様に対応付けてパケット識別信号をテーブル化
する生成工程のコードと、前記入力された多重ストリー
ム信号を前記生成工程によって生成されたテーブルに基
づいて分配出力する分配工程をコードとを有することを
特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】図1は、本願発明の一実施例とし
てのデジタル情報伝送システムの構成を示すブロック図
である。
【0039】図1において、10,12,14,16は
デジタル映像信号の入力端子、11,13,15,17
はデジタル映像信号を圧縮する映像符号化回路、18,
20,22,24はデジタル音声信号の入力端子、1
9,21,23,25はデジタル音声信号を圧縮する音
声符号化回路、26は映像符号化回路11,13,1
5,17、音声符号化回路19,21,23,25から
出力された各信号を多重化する多重化回路である。
【0040】27は多重化信号を伝送フォーマットに変
換し変調する伝送路符号化・変調回路、28は伝送され
た信号を復調し伝送フォーマットを解除する伝送路復号
化回路、29は多重された映像・音声信号を分離する分
離回路、30,32,34,36は分離された映像信号
を元の信号に伸長する映像復号化回路、31,33,3
5,37は伸長された映像信号を出力する映像出力端
子、38,40,42,44は分離された音声信号をも
との信号に伸長する音声復号化回路、39,41,4
3,45は伸長された音声信号を出力する音声出力端子
である。
【0041】次に、上述のように構成されたデジタル情
報伝送システムの動作について説明する。
【0042】デジタル映像信号の入力端子10,12,
14,16より入力された映像信号は、映像符号化回路
11,13,15,17でMPEG2ビデオ(ISO/IEC1
3818-2)のシンタックスに沿うように、圧縮、パケット
化を行い、多重化回路40に各々出力する。
【0043】デジタル音声信号の入力端子18,20,
22,24より入力された音声信号は、音声符号化回路
19,21,23,25でMPEGオーディオ(ISO/IE
C11172-3)のシンタックスに沿うように、圧縮、パケッ
ト化を行い、多重化回路26に各々出力する。
【0044】多重化回路26は各プログラム、PSIを
多重したトランスポートストリームを伝送路符号化・変
調回路27に出力する。
【0045】図2に各プログラムとPSIの状態を示
す。
【0046】図2のようにPATはPID=0x000
のパケットで伝送され、各プログラムマップPIDは映
像符号化回路11,13,15,17の出力を各々0x
100,0x200,0x300,0x400と割当て
てるものとする。このプログラム番号を各々プログラム
0x10,0x20,0x30,0x40とする。
【0047】また、プログラムマップPIDが0x10
0,0x200,0x300,0x400の各映像エレ
メンタリーPIDは0x101,0x201,0x30
1,0x401とする。
【0048】プログラムマップPIDが0x100,0
x200,0x300,0x400の各音声エレメンタ
リーPIDは0x102,0x202,0x302,0
x402とする。
【0049】伝送符号化・変調回路27は、伝送のため
に、誤り訂正信号を付加し、インタリーブ処理等を行
い、デジタル変調して伝送路に送出する。
【0050】伝送路復号化・復調回路28は、伝送路か
らの信号をデジタル復調し、デインタリーブ処理、誤り
訂正復号等を行い、分離回路29に出力する。
【0051】分離回路29では、前述のPSIを基にト
ランスポートストリームから映像・音声ストリームを分
離し、映像復号化回路30,32,34,36、音声復
号化回路38,40,42,44へ出力する。
【0052】次に分離回路29の詳細を図3を用いて説
明する。
【0053】図3は、分離回路29の詳細を示すブロッ
ク図である。
【0054】図3において、50は分離回路29のトラ
ンスポートストリームの入力端子、51はトランスポー
トストリームのデータを保持するバッファ、52はトラ
ンスポートパケットのPIDを検索比較するPID検索
回路(検索比較結果の柔軟性を確保するため、例えばC
PUが使われる)、53は受信用のPIDを大小順にな
らべたPIDリストテーブル、54はトランスポートス
トリームで伝送されているPSIを記憶しておくPSI
テーブル、120はバッファ出力を各復号化へ出力する
スイッチである。
【0055】図2に示すように、各映像復号化回路3
0,32,34,36と音声復号化回路38,40,4
2,44が受信するプログラム番号は各々0x10,0
x20,0x30,0x40とする。
【0056】分離回路29の入力端子50に入力された
信号が、PID検索回路52、バッファ51に入力され
る。
【0057】PID検索回路52では、PATのPID
である0x0を検出する。このパケットを検出すると、
PATのプログラムマップPIDである0x100,0
x200,0x300,0x400をPSIテーブル5
4に書き込む。
【0058】次に、PID検索回路52でプログラムマ
ップPIDである0x100,0x200,0x30
0,0x400のPMTを検出する。
【0059】PID=0x100のパケットを検出する
と、0x100のエレメンタリーPIDである0x10
1(映像),0x102(音声)をPSIテーブル11
8に書き込む。同様に、PID=0x200のエレメン
タリーPIDである0x201(映像),0x202
(音声)、PID=0x300のエレメンタリーPID
である0x301(映像),0x302(音声)、PI
D=0x400のエレメンタリーPIDである0x40
1(映像),0x402(音声)をPSIテーブル54
に書き込む。
【0060】PSIテーブル54が作成されると、次に
PSIテーブル54からPIDの値の大小の順に並べた
PIDリストテーブル53を作成する。
【0061】その様子を図4を用いて説明する。
【0062】図4は、本実施例のPIDリストテーブル
の内容を説明する図である。
【0063】PIDリストテーブル53には復号に必要
なPIDの他に、そのPIDがプログラムマップPID
を示すのか、エレメンタリーPIDを示すのかのフラグ
やエレメンタリーPIDの出力先アドレスを書き込んで
おく。また、伝送しているプログラムが途中で変更され
た場合、PIDリストテーブル53も更新する。
【0064】このPIDリストテーブル53をもとに受
信しているトランスポートパケットのPIDの検索比較
処理を行う。
【0065】次では図5を用いてPID検索比較処理を
説明する。
【0066】図5は、本実施例のPID検索比較処理を
示すフローチャートである。
【0067】まず、本実施例では上述のように並べられ
たPIDリストテーブルのPIDを3つにほぼ等分割と
なるように分割し、その分割点(中点)のPIDを予め
記憶しておく。
【0068】例えば図4に示すように3つの中点を設定
する。
【0069】図5において、ステップS1では受信PI
DとPIDリストテーブル53の第1の中点PIDの比
較処理を行う。受信PIDが第1の中点PIDより大き
ければステップS3へ進む、大きくなければステップS
2へ進む。
【0070】ステップS2では、受信PIDとPIDリ
ストテーブル53の第2の中点PIDの比較処理を行
う。受信PIDが第2の中点PIDより大きければステ
ップS4へ進む、大きくなければステップS5へ進む。
【0071】ステップS3では、残ったPIDリストテ
ーブル53の検索範囲内の第3の中点と受信PIDとを
比較処理を行う。受信PIDが第3の中点PIDより大
きければステップS4へ進み、大きくなければステップ
S5へ進む。
【0072】ステップS4ではPIDリストテーブル5
3の直前に使用されたPIDよりレベルが1つ大きくな
るPIDと受信PIDとの比較処理が行われる。一致す
ればPID検索処理は終了する。そして、一致するまで
ステップS4のループ処理が行われる。
【0073】ステップS5ではPIDリストテーブル5
3の直前に使用されたPIDと受信PIDとの比較処理
が行われる。一致すればPID検索処理は終了する。一
致しなければステップS6へ進み、PIDリストテーブ
ル53の直前に使用されたPIDのレベルが1小さいP
IDを代入し、ステップS5に戻る。
【0074】尚、ステップS4,S5で一致するPID
がなければ、ステップS1、S2、S3の処理で使用さ
れた中点のPIDで処理を終了する。
【0075】次に、具体例を用いて説明する。例えば、
図4に示すようなトランスポートストリームパケットを
受信し、PID検索回路52がPID=0x402のト
ランスポートストリームパケットを検索する場合につい
て説明する。
【0076】まず、PID検索回路52がPIDリスト
テーブル53の第1の中点である0x202と受信PI
D0x402を比較する。
【0077】受信PID0x402が大きいので、次に
PIDリストテーブル53の第1の中点(0x202)
と0x402の間の第3の中点である0x400と受信
PID0x402を比較する。受信PID0x402の
ほうが大きい。
【0078】次に、PIDリストテーブル53の0x4
00から順次1レベル大きいPIDと比較処理する。P
IDリストテーブル53の0x400より1レベル大き
いPID0x401と受信PID0x402を比較す
る。一致しないので、PIDリストテーブル53の0x
401より1レベル大きいPID0x402と受信PI
D0x402を比較する。PIDが一致したので、受信
したトランスポートパケットを一致したPIDのフラグ
とエレメンタリー出力アドレスに応じてバッファ51か
らスイッチ56に出力する。
【0079】スイッチ56はPID検索結果を基に音声
復号化回路44に接続され、PID=0x402を持つ
トランスポートパケットが音声復号化回路44へ出力さ
れる。
【0080】尚、バッファ51はPID検索結果がでる
まで、データを保持している。
【0081】この例では、比較処理を4回行うことで、
PIDを検索することができる。この実施例で検索比較
処理のワーストケースは6回である。
【0082】これを従来のようにPAT,PMT、エレ
メンタリーPIDの小さな値から検索すると、ワースト
ケースで13回の比較処理が必要となり、本実施例によ
りワーストケースの比較処理時間を減らすことができ
る。
【0083】音声復号化回路44では、圧縮された音声
ストリームを伸長し、デジタル音声信号を復号する。復
号された音声信号は音声出力端子45に出力する。
【0084】尚、本実施例ではPIDリストテーブルを
3つの中点に分けて検索比較処理したがこれに限定され
るものではなく、この中点の数は受信プログラム数に応
じて変更しても同様の効果が得られる。
【0085】また、本実施例ではMPEGフォーマット
で映像・音声の符号化・復号化を説明したが、他の符号
化・復号化のフォーマットでもかまわない。
【0086】また、本実施例ではMPEGフォーマット
で映像・音声の多重化・分離を行うと説明したが、固定
長パケットでパケット毎にパケット識別信号が多重され
るフォーマットであれば他の多重化・分離のフォーマッ
トでもかまわない。
【0087】このように、トランスポートパケットのP
IDの検索を、受信に必要なPIDを大小の順にならべ
たPIDリストテーブルを新たに設けることにより、ワ
ーストケースのPID検索の処理を早く終了させること
ができ、その結果、複数プログラム数を増加させること
が可能になる。
【0088】または、検索処理の動作速度を上げること
なしに、複数プログラム受信のためのPID検索処理が
可能になる。
【0089】<本発明の他の実施形態>本発明は複数の
機器(たとえばホストコンピュータ、インタフェース機
器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適
用しても一つの機器(たとえばデジタルVTR)からな
る装置に適用してもよい。
【0090】また前述した実施形態の機能を実現する様
に各種のデバイスを動作させる様に該各種デバイスと接
続された装置あるいはシステム内のコンピュータに、前
記実施形態機能を実現するためのソフトウエアのプログ
ラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコン
ピュータ(CPUあるいはMPU)を格納されたプログラムに
従って前記各種デバイスを動作させることによって実施
したものも本願発明の範疇に含まれる。
【0091】また、この場合、前記ソフトウエアのプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード自体、及びそのプロ
グラムコードをコンピュータに供給するための手段、例
えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発
明を構成する。
【0092】かかるプログラムコードを格納する記憶媒
体としては例えばフロッピーディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等
を用いることが出来る。
【0093】またコンピュータが供給されたプログラム
コードを実行することにより、前述の実施形態の機能が
実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と
共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもか
かるプログラムコードは本願発明の実施形態に含まれる
ことは言うまでもない。
【0094】更に供給されたプログラムコードが、コン
ピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された
機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後そのプ
ログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや
機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部ま
たは全部を行い、その処理によって前述した実施形態の
機能が実現される場合も本願発明に含まれることは言う
までもない。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力された多重ストリーム信号から各プログラムに対応す
るパケットを認識するためプログラム仕様情報を抽出
し、その抽出されたプログラム仕様情報に基づいて各プ
ログラム仕様に対応付けてパケット識別信号をテーブル
化し、そのテーブルを用いて入力された多重ストリーム
信号を分配出力するので、従来よりも受信パケット識別
信号の検索処理時間を少なくすることができ、複数プロ
グラム受信が可能になるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施例としてのデジタル情報伝送
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例における各プログラムとPSIの状態
を示す図である。
【図3】分離回路29の詳細を示すブロック図である。
【図4】本実施例のPIDリストテーブルの内容を説明
する図である。
【図5】本実施例のPID検索比較処理を示すフローチ
ャートである。
【図6】MPEG2を利用したデジタル情報伝送システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図7】トランスポートストリームの多重化の例を示す
図である。
【図8】受信したトランスポートストリームから映像・
音声ストリームの分離処理を説明するためのフローチャ
ートである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各パケットを識別するためのパケット識
    別信号が付加されたパケット単位で伝送されてくるNプ
    ログラム多重のストリーム信号を入力する入力手段と、 前記入力手段から入力された多重ストリーム信号から各
    プログラムに対応するパケットを認識するためプログラ
    ム仕様情報を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段により抽出されたプログラム仕様情報に基
    づいて各プログラム仕様に対応付けてパケット識別信号
    をテーブル化する生成手段と、 前記入力手段によって入力された多重ストリーム信号を
    前記生成手段によって生成されたテーブルに基づいて分
    配出力する分配手段とを有することを特徴とする情報処
    理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記生成手段は前記
    パケット識別信号を値の大小に並べ替えてテーブル化す
    ることを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記分配手段は入力
    されたパケット識別信号の検索を、テーブル化された一
    連のパケット識別信号の中点から始めることを特徴とす
    る情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3において、前記生成手段
    によって生成されたテーブルには前記パケット識別信号
    に対応させた分配出力先アドレスが対応付けられている
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4において、前記各プログ
    ラムには少なくとも映像、音声情報を含むことを特徴と
    する情報処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5において、前記多重スト
    リームがMPEG2トランスポートフォーマットで多重
    化されていることを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】 各パケットを識別するためのパケット識
    別信号が付加されたパケット単位で伝送されてくるNプ
    ログラム多重のストリーム信号を入力する入力ステップ
    と、 前記入力ステップにより入力された多重ストリーム信号
    から各プログラムに対応するパケットを認識するためプ
    ログラム仕様情報を抽出する抽出ステップと、 前記抽出ステップにより抽出されたプログラム仕様情報
    に基づいて各プログラム仕様に対応付けてパケット識別
    信号をテーブル化する生成ステップと、 前記入力された多重ストリーム信号を前記生成ステップ
    によって生成されたテーブルに基づいて分配出力する分
    配ステップとを有することを特徴とする情報処理方法。
  8. 【請求項8】 情報処理プログラムが記録されたコンピ
    ュータ可読記録媒体であって、 各パケットを識別するためのパケット識別信号が付加さ
    れたパケット単位で伝送されてくるNプログラム多重の
    ストリーム信号を入力し、前記多重ストリーム信号から
    各プログラムに対応するパケットを認識するためプログ
    ラム仕様情報を抽出する抽出工程のコードと、 前記抽出工程によって抽出されたプログラム仕様情報に
    基づいて各プログラム仕様に対応付けてパケット識別信
    号をテーブル化する生成工程のコードと、 前記入力された多重ストリーム信号を前記生成工程によ
    って生成されたテーブルに基づいて分配出力する分配工
    程をコードとを有することを特徴とする情報処理プログ
    ラムが記録されたコンピュータ可読記録媒体。
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