JPH10322262A - 移動体内携帯情報端末機器通信支援システム - Google Patents
移動体内携帯情報端末機器通信支援システムInfo
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- JPH10322262A JPH10322262A JP9125846A JP12584697A JPH10322262A JP H10322262 A JPH10322262 A JP H10322262A JP 9125846 A JP9125846 A JP 9125846A JP 12584697 A JP12584697 A JP 12584697A JP H10322262 A JPH10322262 A JP H10322262A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 移動体内で使用する情報端末からの地上側へ
の通信の安定化、更に発展させて移動体内におけるモバ
イルコンピューティングの支援をする。 【解決手段】 移動体4の中に、乗客が持ち込んだ携帯
情報端末9を接続する携帯端末接続装置7と、携帯情報
端末9が地上側と確立する通信回線を束ねて最寄りの固
定局1との無線通信を一括して行う移動体内通信サーバ
5と、LAN8とを設置し、高品質な通信回線、効率的
な情報提供など快適なモバイルコンピューティング環境
を提供する。
の通信の安定化、更に発展させて移動体内におけるモバ
イルコンピューティングの支援をする。 【解決手段】 移動体4の中に、乗客が持ち込んだ携帯
情報端末9を接続する携帯端末接続装置7と、携帯情報
端末9が地上側と確立する通信回線を束ねて最寄りの固
定局1との無線通信を一括して行う移動体内通信サーバ
5と、LAN8とを設置し、高品質な通信回線、効率的
な情報提供など快適なモバイルコンピューティング環境
を提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体内携帯情報
端末機器通信支援システム、特に移動体内に持ち込んだ
携帯情報端末を利用する際に安定した通信回線の確保す
るなどして携帯情報端末の利用価値を高めることによっ
て、いわゆるモバイルコンピューティング環境を快適な
ものとするシステムの形態に関する。
端末機器通信支援システム、特に移動体内に持ち込んだ
携帯情報端末を利用する際に安定した通信回線の確保す
るなどして携帯情報端末の利用価値を高めることによっ
て、いわゆるモバイルコンピューティング環境を快適な
ものとするシステムの形態に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話などの通信機器やモバイルコン
ピュータなどの携帯型情報端末装置の高性能化、小型軽
量化に伴い、近年では、それらの携帯端末機器を利用す
ることによって事務所の外においても事務所における業
務遂行の延長として同様な作業を行うことができる。例
えば、自宅勤務のみならず出張の移動のために新幹線を
利用しているときなどでもモバイルコンピュータに携帯
電話を接続して社内コンピュータにアクセスして仕事を
することも可能になってきた。図10に新幹線等の移動
体内における携帯端末機器の接続例を示すが、この図の
ように通信用カードを挿入した携帯情報端末9に専用ケ
ーブルを介して携帯電話を接続することにより固定局1
を介して所望のコンピュータにアクセスをすることがで
きる。このように、いわゆるモバイルコンピューティン
グの発達に伴い、事務所内に限らず様々な場所で情報を
収集したり、業務の遂行をすることができる。
ピュータなどの携帯型情報端末装置の高性能化、小型軽
量化に伴い、近年では、それらの携帯端末機器を利用す
ることによって事務所の外においても事務所における業
務遂行の延長として同様な作業を行うことができる。例
えば、自宅勤務のみならず出張の移動のために新幹線を
利用しているときなどでもモバイルコンピュータに携帯
電話を接続して社内コンピュータにアクセスして仕事を
することも可能になってきた。図10に新幹線等の移動
体内における携帯端末機器の接続例を示すが、この図の
ように通信用カードを挿入した携帯情報端末9に専用ケ
ーブルを介して携帯電話を接続することにより固定局1
を介して所望のコンピュータにアクセスをすることがで
きる。このように、いわゆるモバイルコンピューティン
グの発達に伴い、事務所内に限らず様々な場所で情報を
収集したり、業務の遂行をすることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、無線通信に
よる回線は、有線による場合と比べて通信の帯域が狭
く、また、回線の品質が不安定であるという欠点が現在
のところ残存している。特に、携帯性を軽視できない携
帯電話を使用する場合は、サイズ的な制限から通信処理
能力を十分に拡張できないため多くの制約が課せられる
ことになる。
よる回線は、有線による場合と比べて通信の帯域が狭
く、また、回線の品質が不安定であるという欠点が現在
のところ残存している。特に、携帯性を軽視できない携
帯電話を使用する場合は、サイズ的な制限から通信処理
能力を十分に拡張できないため多くの制約が課せられる
ことになる。
【0004】しかしながら、このような課題があるのに
もかかわらず、従来においては、移動体内においてモバ
イルコンピューティングを支援するシステムが確立され
ていないため、携帯電話を利用して個々に固定網に無線
接続するしか方法がなかった。従って、必ずしも安定し
たモバイルコンピューティングを行えるとは言い難い。
特に、高速移動体においては、この問題がより顕著に現
れ、比較的帯域の広いPHSも使用することができな
い。また、携帯型であるがゆえ、バッテリ容量の問題も
発生する。また、航空機等の移動体においては、携帯電
話の使用も制限されている。
もかかわらず、従来においては、移動体内においてモバ
イルコンピューティングを支援するシステムが確立され
ていないため、携帯電話を利用して個々に固定網に無線
接続するしか方法がなかった。従って、必ずしも安定し
たモバイルコンピューティングを行えるとは言い難い。
特に、高速移動体においては、この問題がより顕著に現
れ、比較的帯域の広いPHSも使用することができな
い。また、携帯型であるがゆえ、バッテリ容量の問題も
発生する。また、航空機等の移動体においては、携帯電
話の使用も制限されている。
【0005】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、移動体内で使用す
る情報端末からの地上側への通信を安定したものにする
とともに、更に発展させて移動体内におけるいわゆるモ
バイルコンピューティングの支援をする移動体内携帯情
報端末機器通信支援システムを提供することにある。
になされたものであり、その目的は、移動体内で使用す
る情報端末からの地上側への通信を安定したものにする
とともに、更に発展させて移動体内におけるいわゆるモ
バイルコンピューティングの支援をする移動体内携帯情
報端末機器通信支援システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、第1の発明に係る移動体内携帯情報端末機
器通信支援システムは、移動体内に持ち運ばれた携帯情
報端末を接続する携帯端末接続装置と、移動体に設置さ
れ、相対的に高い通信処理能力を持ち、固定局との無線
通信を行う移動体内通信サーバと、前記携帯端末接続装
置と前記移動体内通信サーバとを接続するネットワーク
とを有し、前記移動体通信サーバが持つ通信機能を用い
て前記携帯端末接続装置に接続された前記携帯情報端末
と前記固定局側との通信を行わせるものである。
するために、第1の発明に係る移動体内携帯情報端末機
器通信支援システムは、移動体内に持ち運ばれた携帯情
報端末を接続する携帯端末接続装置と、移動体に設置さ
れ、相対的に高い通信処理能力を持ち、固定局との無線
通信を行う移動体内通信サーバと、前記携帯端末接続装
置と前記移動体内通信サーバとを接続するネットワーク
とを有し、前記移動体通信サーバが持つ通信機能を用い
て前記携帯端末接続装置に接続された前記携帯情報端末
と前記固定局側との通信を行わせるものである。
【0007】第2の発明に係る移動体内携帯情報端末機
器通信支援システムは、第1の発明において、前記携帯
情報端末を接続する前記携帯端末接続装置のコネクタ部
を移動体内の座席に配設するものである。
器通信支援システムは、第1の発明において、前記携帯
情報端末を接続する前記携帯端末接続装置のコネクタ部
を移動体内の座席に配設するものである。
【0008】第3の発明に係る移動体内携帯情報端末機
器通信支援システムは、第1の発明において、電源コン
セントを移動体内の座席に配設するものである。
器通信支援システムは、第1の発明において、電源コン
セントを移動体内の座席に配設するものである。
【0009】第4の発明に係る移動体内携帯情報端末機
器通信支援システムは、第1の発明において、前記ネッ
トワークに情報端末を固定接続したものである。
器通信支援システムは、第1の発明において、前記ネッ
トワークに情報端末を固定接続したものである。
【0010】第5の発明に係る移動体内携帯情報端末機
器通信支援システムは、第1の発明において、前記移動
体内通信サーバは、前記固定局との間で送受されるデー
タの優先順位を判定する優先順位判定手段を有し、優先
度の高い情報から優先的に処理するものである。
器通信支援システムは、第1の発明において、前記移動
体内通信サーバは、前記固定局との間で送受されるデー
タの優先順位を判定する優先順位判定手段を有し、優先
度の高い情報から優先的に処理するものである。
【0011】第6の発明に係る移動体内携帯情報端末機
器通信支援システムは、第1の発明において、前記移動
体内通信サーバは、前記固定局への送信情報の優先順位
を判定する優先順位判定手段を有し、優先度の高い送信
情報から優先的に送信するものである。
器通信支援システムは、第1の発明において、前記移動
体内通信サーバは、前記固定局への送信情報の優先順位
を判定する優先順位判定手段を有し、優先度の高い送信
情報から優先的に送信するものである。
【0012】第7の発明に係る移動体内携帯情報端末機
器通信支援システムは、第1の発明において、前記固定
局に設置され前記移動体内通信サーバと無線通信を行う
固定局通信サーバは、固定網から受け取った前記移動体
への送信情報の優先順位を判定する優先順位判定手段を
有し、優先度の高い送信情報から優先的に送信するもの
である。
器通信支援システムは、第1の発明において、前記固定
局に設置され前記移動体内通信サーバと無線通信を行う
固定局通信サーバは、固定網から受け取った前記移動体
への送信情報の優先順位を判定する優先順位判定手段を
有し、優先度の高い送信情報から優先的に送信するもの
である。
【0013】第8の発明に係る移動体内携帯情報端末機
器通信支援システムは、第1又は第4の発明において、
前記各情報端末が扱う情報の優先度を設定させる優先度
設定手段を有するものである。
器通信支援システムは、第1又は第4の発明において、
前記各情報端末が扱う情報の優先度を設定させる優先度
設定手段を有するものである。
【0014】第9の発明に係る移動体内携帯情報端末機
器通信支援システムは、第1又は第8の発明において、
前記情報端末の利用に応じて課金を行う課金処理装置を
有するものである。
器通信支援システムは、第1又は第8の発明において、
前記情報端末の利用に応じて課金を行う課金処理装置を
有するものである。
【0015】第10の発明に係る移動体内携帯情報端末
機器通信支援システムは、第8の発明において、前記情
報端末が設定した優先度に基づく課金を行う課金処理装
置を有するものである。
機器通信支援システムは、第8の発明において、前記情
報端末が設定した優先度に基づく課金を行う課金処理装
置を有するものである。
【0016】第11の発明に係る移動体内携帯情報端末
機器通信支援システムは、第1又は第4の発明におい
て、前記移動体において共有可能な情報を格納する共有
情報格納手段と、前記共有情報格納手段に蓄積する共有
情報の管理を行う共有情報管理手段と、前記情報端末が
前記固定局側から取得しようとする情報が、前記共有情
報格納手段に格納されている場合に、その情報を前記共
有情報格納手段から取り出してその情報を取得しようと
した前記情報端末に送出する情報提供手段とを有するも
のである。
機器通信支援システムは、第1又は第4の発明におい
て、前記移動体において共有可能な情報を格納する共有
情報格納手段と、前記共有情報格納手段に蓄積する共有
情報の管理を行う共有情報管理手段と、前記情報端末が
前記固定局側から取得しようとする情報が、前記共有情
報格納手段に格納されている場合に、その情報を前記共
有情報格納手段から取り出してその情報を取得しようと
した前記情報端末に送出する情報提供手段とを有するも
のである。
【0017】第12の発明に係る移動体内携帯情報端末
機器通信支援システムは、第11の発明において、前記
共有情報管理手段は、前記情報端末が前記固定局側から
取得した情報のうち移動体において共有可能な情報を前
記共有情報格納手段に取得するものである。
機器通信支援システムは、第11の発明において、前記
共有情報管理手段は、前記情報端末が前記固定局側から
取得した情報のうち移動体において共有可能な情報を前
記共有情報格納手段に取得するものである。
【0018】第13の発明に係る移動体内携帯情報端末
機器通信支援システムは、第11の発明において、前記
移動体において使用される可能性の高いと考えられる共
有情報を前記共有情報格納手段に予め格納しておくもの
である。
機器通信支援システムは、第11の発明において、前記
移動体において使用される可能性の高いと考えられる共
有情報を前記共有情報格納手段に予め格納しておくもの
である。
【0019】第14の発明に係る移動体内携帯情報端末
機器通信支援システムは、第11の発明において、前記
共有情報管理手段は、前記移動体において使用される可
能性の高いと考えられる共有情報を通信回線に余裕のあ
るときに地上側から取得して前記共有情報格納手段に蓄
積するものである。
機器通信支援システムは、第11の発明において、前記
共有情報管理手段は、前記移動体において使用される可
能性の高いと考えられる共有情報を通信回線に余裕のあ
るときに地上側から取得して前記共有情報格納手段に蓄
積するものである。
【0020】第15の発明に係る移動体内携帯情報端末
機器通信支援システムは、第11の発明において、前記
共有情報管理手段は、前記移動体の移動や時間の経過に
伴い不要となった共有情報を前記共有情報格納手段から
自動削除するものである。
機器通信支援システムは、第11の発明において、前記
共有情報管理手段は、前記移動体の移動や時間の経過に
伴い不要となった共有情報を前記共有情報格納手段から
自動削除するものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
好適な実施の形態について説明する。
【0022】実施の形態1.図1は、本発明に係る移動
体内携帯情報端末機器通信支援システムの実施の形態1
を示したシステム構成図である。図1において、地上側
には、固定局1と固定網2と、固定網2に接続された事
務所内に設置されたホストサーバ3とが示されている。
移動体4からは、固定網2を介してホストサーバ3やイ
ンターネットへのアクセスをすることができる。もちろ
ん、地上側の回線接続先は、これらに限られたものでは
なく、様々なコンピュータやネットワークと接続するこ
とができる。固定局1には、移動体4に設置された移動
体内通信サーバ5と通信を行う固定局通信サーバ6が設
置されている。
体内携帯情報端末機器通信支援システムの実施の形態1
を示したシステム構成図である。図1において、地上側
には、固定局1と固定網2と、固定網2に接続された事
務所内に設置されたホストサーバ3とが示されている。
移動体4からは、固定網2を介してホストサーバ3やイ
ンターネットへのアクセスをすることができる。もちろ
ん、地上側の回線接続先は、これらに限られたものでは
なく、様々なコンピュータやネットワークと接続するこ
とができる。固定局1には、移動体4に設置された移動
体内通信サーバ5と通信を行う固定局通信サーバ6が設
置されている。
【0023】一方、移動体4の中には、最寄りの固定局
1と無線通信を行うための機能を有する移動体内通信サ
ーバ5と、移動体4の乗客が携帯する携帯情報端末を接
続する携帯端末接続装置7と、これらの移動体4の中に
設置された各構成要素5,7を接続するネットワーク
(LAN)8とが設置されている。また、いくつかの携
帯端末接続装置7に接続された携帯情報端末9が示され
ている。
1と無線通信を行うための機能を有する移動体内通信サ
ーバ5と、移動体4の乗客が携帯する携帯情報端末を接
続する携帯端末接続装置7と、これらの移動体4の中に
設置された各構成要素5,7を接続するネットワーク
(LAN)8とが設置されている。また、いくつかの携
帯端末接続装置7に接続された携帯情報端末9が示され
ている。
【0024】図2は、本実施の形態における移動体内通
信サーバ5を示した機能ブロック構成図である。本実施
の形態における移動体内通信サーバ5は、各携帯情報端
末9との通信処理等LAN8側における通信処理全般を
行うLAN通信処理制御部51と、固定局1側との無線
通信処理を行う無線通信処理制御部52とを有し、携帯
情報端末9から固定局1を介してホストサーバ3やイン
ターネットへのアクセスを可能としている。無線通信処
理制御部52は、携帯電話と比べて広い通信帯域を持つ
ため結果的に高速通信が可能となる。なお、移動体内通
信サーバ5は、一般的なサーバコンピュータで構築可能
であり、CPU、メモリ、またOSや通信データを一時
格納したりするためのディスク装置等を搭載している。
もちろん、その他にも移動体内通信サーバ5における通
信機能を発揮するためにLANカード等の通信インタフ
ェースやアンテナ等無線通信を行うための装置等も搭載
している。上述した各通信処理制御部51,52は、一
般的な通信用アプリケーションや後述する処理を行うア
プリケーションがCPUによって実行されることによっ
て実現される。
信サーバ5を示した機能ブロック構成図である。本実施
の形態における移動体内通信サーバ5は、各携帯情報端
末9との通信処理等LAN8側における通信処理全般を
行うLAN通信処理制御部51と、固定局1側との無線
通信処理を行う無線通信処理制御部52とを有し、携帯
情報端末9から固定局1を介してホストサーバ3やイン
ターネットへのアクセスを可能としている。無線通信処
理制御部52は、携帯電話と比べて広い通信帯域を持つ
ため結果的に高速通信が可能となる。なお、移動体内通
信サーバ5は、一般的なサーバコンピュータで構築可能
であり、CPU、メモリ、またOSや通信データを一時
格納したりするためのディスク装置等を搭載している。
もちろん、その他にも移動体内通信サーバ5における通
信機能を発揮するためにLANカード等の通信インタフ
ェースやアンテナ等無線通信を行うための装置等も搭載
している。上述した各通信処理制御部51,52は、一
般的な通信用アプリケーションや後述する処理を行うア
プリケーションがCPUによって実行されることによっ
て実現される。
【0025】移動体4の乗客は、携帯情報端末9を携帯
端末接続装置7に接続する必要があるため、デジタルデ
ータ/FAXカードやLANカード等の通信用カードを
内蔵若しくはカードスロットに挿入された携帯情報端末
9を使用する必要があるが、通信用カード自体は汎用的
なものでよく、また、移動体4に設置されたシステムを
利用するための特別なソフトウェアは不要である。
端末接続装置7に接続する必要があるため、デジタルデ
ータ/FAXカードやLANカード等の通信用カードを
内蔵若しくはカードスロットに挿入された携帯情報端末
9を使用する必要があるが、通信用カード自体は汎用的
なものでよく、また、移動体4に設置されたシステムを
利用するための特別なソフトウェアは不要である。
【0026】携帯端末接続装置7は、接続された携帯情
報端末9とLAN通信処理制御部51との間で通信路が
形成できるようにするための機能を有している。物理的
にはあらゆる機種の携帯情報端末9を接続するためのコ
ネクタ部、例えば携帯情報端末9の通信用カードに接続
された専用ケーブルを接続するための通信ポート、モジ
ュラジャック差込口、赤外線用通信ポート等を有するこ
とになる。
報端末9とLAN通信処理制御部51との間で通信路が
形成できるようにするための機能を有している。物理的
にはあらゆる機種の携帯情報端末9を接続するためのコ
ネクタ部、例えば携帯情報端末9の通信用カードに接続
された専用ケーブルを接続するための通信ポート、モジ
ュラジャック差込口、赤外線用通信ポート等を有するこ
とになる。
【0027】本実施の形態において特徴的なことは、携
帯電話と比較して相対的に高い通信処理能力を保持する
移動体内通信サーバ5を移動体4に設置し、移動体4に
持ち込まれた携帯情報端末9を移動体内通信サーバ5に
接続させ、この移動体内通信サーバ5の通信機能を利用
して地上側との無線通信をできるようにしたことであ
る。これにより、携帯電話を使用した地上側との無線通
信を個々に行う場合と比べて安定した高品質な通信を乗
客に提供することができる。
帯電話と比較して相対的に高い通信処理能力を保持する
移動体内通信サーバ5を移動体4に設置し、移動体4に
持ち込まれた携帯情報端末9を移動体内通信サーバ5に
接続させ、この移動体内通信サーバ5の通信機能を利用
して地上側との無線通信をできるようにしたことであ
る。これにより、携帯電話を使用した地上側との無線通
信を個々に行う場合と比べて安定した高品質な通信を乗
客に提供することができる。
【0028】次に、本実施の形態における動作について
説明する。
説明する。
【0029】乗客は、まず携帯情報端末9を携帯端末接
続装置7に専用ケーブルなどで接続した後、通常と同じ
操作を行い、相手先の電話番号等を入力するなどして回
線の接続要求を出す。移動体内通信サーバ5のLAN通
信処理制御部51は、携帯情報端末9との間に通信路を
形成し接続すると、無線通信処理制御部52は、携帯情
報端末9が発した回線接続要求を固定局1に送出する。
この後、各サーバ5,6は、所定の通信手順に従い手続
きを行うことで、携帯情報端末9と所望の相手先、例え
ば事務所のホストサーバ3との間に通信回線を確立す
る。通信回線が確立されると、携帯情報端末9は、移動
体内通信サーバ5を介してホストサーバ3に対してアク
セスを行うことができる。このとき、移動体内通信サー
バ5は、移動体4内で使用される複数の携帯情報端末9
の通信回線を束ねて固定局1との通信を行うことにな
る。移動体内通信サーバ5は、通信帯域の広い回線を有
しているので、移動体4内の各乗客が携帯電話を使用し
て個々に行う通信よりも相対的に安定した、かつ高速な
通信を行うことができる。
続装置7に専用ケーブルなどで接続した後、通常と同じ
操作を行い、相手先の電話番号等を入力するなどして回
線の接続要求を出す。移動体内通信サーバ5のLAN通
信処理制御部51は、携帯情報端末9との間に通信路を
形成し接続すると、無線通信処理制御部52は、携帯情
報端末9が発した回線接続要求を固定局1に送出する。
この後、各サーバ5,6は、所定の通信手順に従い手続
きを行うことで、携帯情報端末9と所望の相手先、例え
ば事務所のホストサーバ3との間に通信回線を確立す
る。通信回線が確立されると、携帯情報端末9は、移動
体内通信サーバ5を介してホストサーバ3に対してアク
セスを行うことができる。このとき、移動体内通信サー
バ5は、移動体4内で使用される複数の携帯情報端末9
の通信回線を束ねて固定局1との通信を行うことにな
る。移動体内通信サーバ5は、通信帯域の広い回線を有
しているので、移動体4内の各乗客が携帯電話を使用し
て個々に行う通信よりも相対的に安定した、かつ高速な
通信を行うことができる。
【0030】このように、通信回線を束ねることにより
個々に回線を保持するよりも通信効率を向上させること
ができる。ここで、本実施の形態のように個々の携帯情
報端末9の通信回線をまとめて固定局1と行う通信を
「クラスタ型」移動体通信と、従来からあるように個々
の携帯情報端末9が直接固定局1と行う通信を「スタン
ドアロン型」移動体通信と定義する。例えば、単純化し
て通信要求発生をポアソン分布(単位時間当たりの平均
発生回数:λ)、通信時間を指数分布(単位時間平均処
理数:μ1(スタンドアロン型)、μ2(クラスタ型))
とすると、通信時間を含めた待ち時間は、スタンドアロ
ン型で1/μ1、クラスタ型で1/(μ2−λ)となるの
で、μ2>μ1+λであれば待ち時間は少なくなる。従っ
て、スタンドアロン型の通信処理能力の和よりクラスタ
型の通信処理能力の方が小さくても効率がよいことは明
らかである。
個々に回線を保持するよりも通信効率を向上させること
ができる。ここで、本実施の形態のように個々の携帯情
報端末9の通信回線をまとめて固定局1と行う通信を
「クラスタ型」移動体通信と、従来からあるように個々
の携帯情報端末9が直接固定局1と行う通信を「スタン
ドアロン型」移動体通信と定義する。例えば、単純化し
て通信要求発生をポアソン分布(単位時間当たりの平均
発生回数:λ)、通信時間を指数分布(単位時間平均処
理数:μ1(スタンドアロン型)、μ2(クラスタ型))
とすると、通信時間を含めた待ち時間は、スタンドアロ
ン型で1/μ1、クラスタ型で1/(μ2−λ)となるの
で、μ2>μ1+λであれば待ち時間は少なくなる。従っ
て、スタンドアロン型の通信処理能力の和よりクラスタ
型の通信処理能力の方が小さくても効率がよいことは明
らかである。
【0031】以上のように、本実施の形態によれば、今
まで携帯電話を利用して地上側と通信をしていた乗客
は、携帯電話の代わりに本システムと接続することで安
定した通信を行うことができるようになる。すなわち、
携帯電話等の通信機器に付与される通信機能や通信処理
能力には、携帯性の面からの制約があるため、その通信
品質には一定の限界がある。一方、移動体4に設置する
サーバコンピュータには、携帯電話と比較して携帯性や
製造コストが重要視されないためサーバコンピュータに
付与される通信処理能力の制約は携帯端末に比べて緩や
かになる。従って、携帯電話を個々に使用するよりも移
動体内通信サーバ5を使用して通信回線を束ねて通信を
した方が相対的に高品質となる。
まで携帯電話を利用して地上側と通信をしていた乗客
は、携帯電話の代わりに本システムと接続することで安
定した通信を行うことができるようになる。すなわち、
携帯電話等の通信機器に付与される通信機能や通信処理
能力には、携帯性の面からの制約があるため、その通信
品質には一定の限界がある。一方、移動体4に設置する
サーバコンピュータには、携帯電話と比較して携帯性や
製造コストが重要視されないためサーバコンピュータに
付与される通信処理能力の制約は携帯端末に比べて緩や
かになる。従って、携帯電話を個々に使用するよりも移
動体内通信サーバ5を使用して通信回線を束ねて通信を
した方が相対的に高品質となる。
【0032】また、航空機等の移動体4内において個々
に電波を発することを制限されているような場合でも、
移動体4に設置されたシステムを利用させることにより
乗客が個々に地上側との通信を行うことができるように
なるであろう。
に電波を発することを制限されているような場合でも、
移動体4に設置されたシステムを利用させることにより
乗客が個々に地上側との通信を行うことができるように
なるであろう。
【0033】更に、本実施の形態によれば、携帯電話等
の通信手段を持っていなかった乗客は、本システムと接
続することで移動体4の中から事務所のホストサーバ3
やインターネットへのアクセスをして情報収集を行うこ
とができるようになる。
の通信手段を持っていなかった乗客は、本システムと接
続することで移動体4の中から事務所のホストサーバ3
やインターネットへのアクセスをして情報収集を行うこ
とができるようになる。
【0034】なお、安定した通信を提供するという観点
からして見れば、携帯端末接続装置7に携帯情報端末9
を接続して使用させるような形態でなくてもLAN8に
情報端末を固定接続して使用するような形態でも同様の
効果を奏することができる。
からして見れば、携帯端末接続装置7に携帯情報端末9
を接続して使用させるような形態でなくてもLAN8に
情報端末を固定接続して使用するような形態でも同様の
効果を奏することができる。
【0035】ところで、移動体内通信サーバ5と固定局
通信サーバ6との間で送受信する情報がなくなったと
き、各サーバ5,6間の回線を即座に解放せずに所定時
間保留しておくようにする。回線接続をする手順を再度
最初から行うと数十秒の単位で接続に時間がかかるから
である。但し、必要以上に通信回線を確保しておくと料
金がかかることから、保留する所定時間は再接続の手間
と料金等を比較考量して設定する必要がある。
通信サーバ6との間で送受信する情報がなくなったと
き、各サーバ5,6間の回線を即座に解放せずに所定時
間保留しておくようにする。回線接続をする手順を再度
最初から行うと数十秒の単位で接続に時間がかかるから
である。但し、必要以上に通信回線を確保しておくと料
金がかかることから、保留する所定時間は再接続の手間
と料金等を比較考量して設定する必要がある。
【0036】また、各サーバ5,6間の回線が切断され
たとき、携帯情報端末9と地上側のホストサーバ3との
通信回線が切断されたとき又は携帯情報端末9が携帯端
末接続装置7から正常終了する前に外されたときなど
は、地上側に送信されないままの情報や携帯情報端末9
に配信されない情報が通信データバッファ54に残って
いる場合があるので、このような情報を削除する必要が
ある。従って、その不要となった情報を通信データバッ
ファ54から削除するための手段を設けて、適宜削除す
るようにしておくことが望ましい。
たとき、携帯情報端末9と地上側のホストサーバ3との
通信回線が切断されたとき又は携帯情報端末9が携帯端
末接続装置7から正常終了する前に外されたときなど
は、地上側に送信されないままの情報や携帯情報端末9
に配信されない情報が通信データバッファ54に残って
いる場合があるので、このような情報を削除する必要が
ある。従って、その不要となった情報を通信データバッ
ファ54から削除するための手段を設けて、適宜削除す
るようにしておくことが望ましい。
【0037】実施の形態2.本実施の形態では、上述し
た携帯端末接続装置7のコネクタ部を座席に配設したこ
とを特徴としている。すなわち、例えば、新幹線や航空
機など座席に着席して携帯情報端末9を使用する環境が
ある移動体4であれば、各座席に配設された携帯端末接
続装置7のコネクタ部(いわゆる情報コンセント)に携
帯情報端末9の専用ケーブル等を接続することで、各乗
客は、自分の座席にいながら地上側との通信を快適に行
うことができる。
た携帯端末接続装置7のコネクタ部を座席に配設したこ
とを特徴としている。すなわち、例えば、新幹線や航空
機など座席に着席して携帯情報端末9を使用する環境が
ある移動体4であれば、各座席に配設された携帯端末接
続装置7のコネクタ部(いわゆる情報コンセント)に携
帯情報端末9の専用ケーブル等を接続することで、各乗
客は、自分の座席にいながら地上側との通信を快適に行
うことができる。
【0038】ところで、携帯情報端末9を使用する上で
の制約の一つとしてバッテリ問題がある。いわゆるモバ
イルコンピューティングを行う場合、携帯用のバッテリ
を使用した連続作動時間は、極めて限られているので、
利用者は、携帯情報端末9を用いた作業が最終的に無駄
とならないように気を使う必要がある。
の制約の一つとしてバッテリ問題がある。いわゆるモバ
イルコンピューティングを行う場合、携帯用のバッテリ
を使用した連続作動時間は、極めて限られているので、
利用者は、携帯情報端末9を用いた作業が最終的に無駄
とならないように気を使う必要がある。
【0039】そこで、本実施の形態においては、情報コ
ンセントと同様に座席に電源コンセントを配設し、電力
供給をするようにしたことを特徴としている。このよう
に、情報コンセントとともに電源コンセントを設けてお
けば、携帯用バッテリの残容量を気にすることなく乗客
にモバイルコンピューティングを行わせる環境を提供す
ることができる。
ンセントと同様に座席に電源コンセントを配設し、電力
供給をするようにしたことを特徴としている。このよう
に、情報コンセントとともに電源コンセントを設けてお
けば、携帯用バッテリの残容量を気にすることなく乗客
にモバイルコンピューティングを行わせる環境を提供す
ることができる。
【0040】実施の形態3.図3は、本発明に係る移動
体内携帯情報端末機器通信支援システムの実施の形態2
を示したシステム構成図である。本実施の形態において
は、実施の形態1の構成に加えてLAN8に情報端末1
0を固定的に設置したことを特徴としている。
体内携帯情報端末機器通信支援システムの実施の形態2
を示したシステム構成図である。本実施の形態において
は、実施の形態1の構成に加えてLAN8に情報端末1
0を固定的に設置したことを特徴としている。
【0041】すなわち、上記実施の形態1では、乗客が
自ら持ち込んだ携帯情報端末9を携帯端末接続装置7に
接続することで地上側との通信を相対的に高品質にかつ
高速に行うことができるようにしたが、本実施の形態で
は、図3に示したように備え付けの情報端末10を設け
ておくことで、携帯電話等の通信機器のみならず情報端
末を携帯していない乗客に対しても地上側との通信をで
きるようにした。本実施の形態によれば、このように移
動体4の乗客に対して移動体4の中において通信サービ
スを提供することができる。
自ら持ち込んだ携帯情報端末9を携帯端末接続装置7に
接続することで地上側との通信を相対的に高品質にかつ
高速に行うことができるようにしたが、本実施の形態で
は、図3に示したように備え付けの情報端末10を設け
ておくことで、携帯電話等の通信機器のみならず情報端
末を携帯していない乗客に対しても地上側との通信をで
きるようにした。本実施の形態によれば、このように移
動体4の乗客に対して移動体4の中において通信サービ
スを提供することができる。
【0042】実施の形態4.上記実施の形態1では、個
々の携帯情報端末9の通信回線を束ねることにより通信
効率を向上させることについて説明した。しかし、束ね
ることのできる通信回線数は有限である。また、全ての
情報端末からの通信回線を平等に扱おうとすると弊害が
生じる場合もある。また、通信回線数に余裕があったと
しても早急に送受信したい、あるいはしなければならな
い情報もあるであろう。そこで、本実施の形態では、各
情報端末が接続した通信回線に優先順位を持たせること
ができるようにしたことを特徴としている。
々の携帯情報端末9の通信回線を束ねることにより通信
効率を向上させることについて説明した。しかし、束ね
ることのできる通信回線数は有限である。また、全ての
情報端末からの通信回線を平等に扱おうとすると弊害が
生じる場合もある。また、通信回線数に余裕があったと
しても早急に送受信したい、あるいはしなければならな
い情報もあるであろう。そこで、本実施の形態では、各
情報端末が接続した通信回線に優先順位を持たせること
ができるようにしたことを特徴としている。
【0043】図4は、本実施の形態における移動体内通
信サーバ5の機能ブロック構成図を示した図である。本
実施の形態における移動体内通信サーバ5は、上記LA
N通信処理制御部51及び無線通信処理制御部52に加
えて、業務機器通信処理制御部53、通信データバッフ
ァ54及び優先順位判定部55を備えている。業務機器
通信処理制御部53は、移動体4としての機能を発揮す
るために本来的に設置され、固定局1側と通信を行う業
務機器を直接的又は間接的に接続し、それら業務機器の
通信処理制御を行うための手段である。業務機器がLA
N8に接続されている場合は、LAN通信処理制御部5
1を業務機器通信処理制御部53と兼用することができ
る。通信データバッファ54は、送受信されるデータを
一時的に格納するための記憶手段であり、ディスク装置
やメモリによって実現される。特徴的な構成要素ではな
かったため図1には特に示さなかったが、実施の形態1
においても用意される記憶手段である。優先順位判定部
55は、優先順位判定手段として設けられ、固定局1と
の間で送受されるデータの優先順位を判定する。本実施
の形態においては、優先順位判定部55を設けたことに
より、通信回線に優先順位を持たせて扱うことができる
ようにしたことを特徴としている。
信サーバ5の機能ブロック構成図を示した図である。本
実施の形態における移動体内通信サーバ5は、上記LA
N通信処理制御部51及び無線通信処理制御部52に加
えて、業務機器通信処理制御部53、通信データバッフ
ァ54及び優先順位判定部55を備えている。業務機器
通信処理制御部53は、移動体4としての機能を発揮す
るために本来的に設置され、固定局1側と通信を行う業
務機器を直接的又は間接的に接続し、それら業務機器の
通信処理制御を行うための手段である。業務機器がLA
N8に接続されている場合は、LAN通信処理制御部5
1を業務機器通信処理制御部53と兼用することができ
る。通信データバッファ54は、送受信されるデータを
一時的に格納するための記憶手段であり、ディスク装置
やメモリによって実現される。特徴的な構成要素ではな
かったため図1には特に示さなかったが、実施の形態1
においても用意される記憶手段である。優先順位判定部
55は、優先順位判定手段として設けられ、固定局1と
の間で送受されるデータの優先順位を判定する。本実施
の形態においては、優先順位判定部55を設けたことに
より、通信回線に優先順位を持たせて扱うことができる
ようにしたことを特徴としている。
【0044】次に、本実施の形態における動作について
移動体4から固定局1に対して情報を送信する場合を例
にして図5に示したフローチャートを用いて説明する。
移動体4から固定局1に対して情報を送信する場合を例
にして図5に示したフローチャートを用いて説明する。
【0045】LAN通信処理制御部51及び業務機器通
信処理制御部53は、いずれかの携帯情報端末9又は業
務機器から送信情報を受け取ると(ステップ101)、
通信データバッファ54に一時格納する(ステップ10
2)。優先順位判定部55は、通信データバッファ54
に格納された送信情報の例えば送信元アドレスを参照す
ることによって各送信情報の送信元を確認する。送信元
を確認することで、送信情報の優先度を判定することに
なる(ステップ103)。判定した結果、業務機器から
の送信情報であれば、優先度の高い送信情報と判断して
優先的に固定局1に送信する(ステップ104,10
5)。携帯端末接続装置7に接続された携帯情報端末9
からの送信情報であれば、余裕のあるときに固定局1に
向けて送信をする(ステップ106)。
信処理制御部53は、いずれかの携帯情報端末9又は業
務機器から送信情報を受け取ると(ステップ101)、
通信データバッファ54に一時格納する(ステップ10
2)。優先順位判定部55は、通信データバッファ54
に格納された送信情報の例えば送信元アドレスを参照す
ることによって各送信情報の送信元を確認する。送信元
を確認することで、送信情報の優先度を判定することに
なる(ステップ103)。判定した結果、業務機器から
の送信情報であれば、優先度の高い送信情報と判断して
優先的に固定局1に送信する(ステップ104,10
5)。携帯端末接続装置7に接続された携帯情報端末9
からの送信情報であれば、余裕のあるときに固定局1に
向けて送信をする(ステップ106)。
【0046】以上のように動作させることで、重要な情
報を優先的に送信させることができる。例えば、移動体
4が航空機であって乗客に移動体内通信サーバ5の使用
を認めている場合、地上とパイロットとの業務情報の通
信を地上と乗客との通信に優先させて送信することがで
きる。
報を優先的に送信させることができる。例えば、移動体
4が航空機であって乗客に移動体内通信サーバ5の使用
を認めている場合、地上とパイロットとの業務情報の通
信を地上と乗客との通信に優先させて送信することがで
きる。
【0047】また、送信元が業務機器であれば、通信用
のアプリケーションや所定フォーマットの通信パケット
を自由に作成することができるので、優先順位判定部5
5は、送信情報の内容によって通信パケットに優先度を
設定するなどして更に細かな優先送信制御を行うことが
できる。従って、業務情報の中でも航空管制通信を最優
先とし、続いて気象情報や航空会社との業務連絡等の情
報を送信し、通信回線に余裕があるときに乗客が発した
情報を送信するなどのように業務機器からの送信情報に
対して更に優先順位を設けた通信を行うことができる。
のアプリケーションや所定フォーマットの通信パケット
を自由に作成することができるので、優先順位判定部5
5は、送信情報の内容によって通信パケットに優先度を
設定するなどして更に細かな優先送信制御を行うことが
できる。従って、業務情報の中でも航空管制通信を最優
先とし、続いて気象情報や航空会社との業務連絡等の情
報を送信し、通信回線に余裕があるときに乗客が発した
情報を送信するなどのように業務機器からの送信情報に
対して更に優先順位を設けた通信を行うことができる。
【0048】また、上記説明では、情報の送信元及び内
容に基づく優先順位の付け方の例を示したが、送信情報
のサイズを判定材料として考慮することができる。情報
のサイズに基づけば、携帯情報端末9からの送信情報に
対しても優先順位を考慮した優先送信制御を行うことが
できる。具体的には、送信情報は、通信データバッファ
54に一時格納されるので、その格納サイズを参照する
ことによって、例えばサイズの大きい送信情報の送信を
後回しにするなどの優先送信制御をすることができる。
容に基づく優先順位の付け方の例を示したが、送信情報
のサイズを判定材料として考慮することができる。情報
のサイズに基づけば、携帯情報端末9からの送信情報に
対しても優先順位を考慮した優先送信制御を行うことが
できる。具体的には、送信情報は、通信データバッファ
54に一時格納されるので、その格納サイズを参照する
ことによって、例えばサイズの大きい送信情報の送信を
後回しにするなどの優先送信制御をすることができる。
【0049】更に、情報データの種類によって優先順位
を付けることも可能である。例えば、多くの通信時間を
要するイメージファイルを相対的に短時間で送信できる
テキストファイルの後回しにするなどである。
を付けることも可能である。例えば、多くの通信時間を
要するイメージファイルを相対的に短時間で送信できる
テキストファイルの後回しにするなどである。
【0050】なお、移動体内通信サーバ5においては、
情報に優先度を付けて受信することはできず固定局1か
ら送られてきた情報を順次通信データバッファ54に一
時格納することになるが、一時格納した受信情報は、受
信情報の送信先アドレス等を参照することによって業務
機器への情報から優先的に配信するなど処理をすること
は可能である。また、受信情報は、通信データバッファ
54に一時格納された大きさを参照することによって知
ることができるので、受信情報を大きさによって優先順
位を付けて処理することもできる。
情報に優先度を付けて受信することはできず固定局1か
ら送られてきた情報を順次通信データバッファ54に一
時格納することになるが、一時格納した受信情報は、受
信情報の送信先アドレス等を参照することによって業務
機器への情報から優先的に配信するなど処理をすること
は可能である。また、受信情報は、通信データバッファ
54に一時格納された大きさを参照することによって知
ることができるので、受信情報を大きさによって優先順
位を付けて処理することもできる。
【0051】以上のように、本実施の形態によれば、送
受信する情報に優先順位を付けて扱うことができる。優
先順位を付けるには、情報の送信元、送信先、種類やサ
イズなどを考慮することができる。
受信する情報に優先順位を付けて扱うことができる。優
先順位を付けるには、情報の送信元、送信先、種類やサ
イズなどを考慮することができる。
【0052】実施の形態5.図6は、本実施の形態にお
ける固定局通信サーバ6の機能ブロック構成図である。
上記実施の形態4においては、移動体4からの送信情報
に優先順位を設定できるようにしたが、本実施の形態に
おいては、固定局1において、移動体4への送信情報、
換言すれば移動体4の受信情報に優先順位を設定できる
ようにしたことを特徴としている。図6には、移動体4
との間で無線通信を行うための無線通信処理制御部61
と、固定網2に接続されたホストサーバ3などのコンピ
ュータシステムとの間で通信を行う固定網間通信処理制
御部62が示されており、これらの構成により固定局1
としての通信機能が発揮される。また、通信データバッ
ファ63は、送受信されるデータを一時的に格納するた
めの記憶手段であり、固定網2を介して移動体4へ送信
されるための情報、及び移動体4から送信されてきた情
報を一時格納するための手段である。これは、ディスク
装置やメモリによって実現される。優先順位判定部64
は、優先順位判定手段として設けられ、固定網2から受
け取った移動体4への送信情報の優先順位を判定する。
本実施の形態においては、優先順位判定部64を設けた
ことにより、移動体4に対して優先度の高い送信情報か
ら優先的に送信することができる。
ける固定局通信サーバ6の機能ブロック構成図である。
上記実施の形態4においては、移動体4からの送信情報
に優先順位を設定できるようにしたが、本実施の形態に
おいては、固定局1において、移動体4への送信情報、
換言すれば移動体4の受信情報に優先順位を設定できる
ようにしたことを特徴としている。図6には、移動体4
との間で無線通信を行うための無線通信処理制御部61
と、固定網2に接続されたホストサーバ3などのコンピ
ュータシステムとの間で通信を行う固定網間通信処理制
御部62が示されており、これらの構成により固定局1
としての通信機能が発揮される。また、通信データバッ
ファ63は、送受信されるデータを一時的に格納するた
めの記憶手段であり、固定網2を介して移動体4へ送信
されるための情報、及び移動体4から送信されてきた情
報を一時格納するための手段である。これは、ディスク
装置やメモリによって実現される。優先順位判定部64
は、優先順位判定手段として設けられ、固定網2から受
け取った移動体4への送信情報の優先順位を判定する。
本実施の形態においては、優先順位判定部64を設けた
ことにより、移動体4に対して優先度の高い送信情報か
ら優先的に送信することができる。
【0053】固定局通信サーバ6に設けられた優先順位
判定部64の動作は、移動体内通信サーバ5に設けられ
た優先順位判定部55における動作と基本的には同じで
ある。例えば、送信情報の送信先アドレスを参照するこ
とによって移動体4内における送信先が特定できるの
で、移動体4の業務機器に対する送信情報であれば、優
先的に送信することになる。また、固定局通信サーバ6
において動作する通信用アプリケーションや業務機器が
扱う通信パケットのフォーマットは、自由に作成、設定
することができるので、優先順位判定部64は、送信情
報の内容によって通信パケットに優先度を設定するなど
して更に細かな優先送信制御を行うことができる。ま
た、送信情報のサイズを判定材料として考慮すれば、実
施の形態4と同様に送信情報の大きさに応じた優先送信
制御を行うことができる。
判定部64の動作は、移動体内通信サーバ5に設けられ
た優先順位判定部55における動作と基本的には同じで
ある。例えば、送信情報の送信先アドレスを参照するこ
とによって移動体4内における送信先が特定できるの
で、移動体4の業務機器に対する送信情報であれば、優
先的に送信することになる。また、固定局通信サーバ6
において動作する通信用アプリケーションや業務機器が
扱う通信パケットのフォーマットは、自由に作成、設定
することができるので、優先順位判定部64は、送信情
報の内容によって通信パケットに優先度を設定するなど
して更に細かな優先送信制御を行うことができる。ま
た、送信情報のサイズを判定材料として考慮すれば、実
施の形態4と同様に送信情報の大きさに応じた優先送信
制御を行うことができる。
【0054】更に、例えばWWW(World Wid
e Web)から送られてくる情報など情報の種類(イ
メージ情報、テキスト情報)を特定できるような情報
は、イメージ情報の優先度を下げるなどして優先送信制
御を行うこともできる。これにより、固定局通信サーバ
6に先に到達したイメージファイルによって重要なテキ
ストメッセージの送信ができないなどという不都合を防
止することができる。
e Web)から送られてくる情報など情報の種類(イ
メージ情報、テキスト情報)を特定できるような情報
は、イメージ情報の優先度を下げるなどして優先送信制
御を行うこともできる。これにより、固定局通信サーバ
6に先に到達したイメージファイルによって重要なテキ
ストメッセージの送信ができないなどという不都合を防
止することができる。
【0055】なお、上記実施の形態4及び本実施の形態
においては、情報に優先順位を付けて扱うことができる
ようにしたことを特徴としており、扱う情報の優先順位
の付け方は、設計事項の範囲である。例えば、発信者
(業務機器、乗客の情報端末等)、情報の緊急度、情報
の種類(イメージ情報、テキスト情報)、情報量、送信
待ち時間等によって任意に設定することができる。ま
た、優先順位は、固定的に持たせる必要はなく、所定の
演算式による自動算出するようにしてもよい。
においては、情報に優先順位を付けて扱うことができる
ようにしたことを特徴としており、扱う情報の優先順位
の付け方は、設計事項の範囲である。例えば、発信者
(業務機器、乗客の情報端末等)、情報の緊急度、情報
の種類(イメージ情報、テキスト情報)、情報量、送信
待ち時間等によって任意に設定することができる。ま
た、優先順位は、固定的に持たせる必要はなく、所定の
演算式による自動算出するようにしてもよい。
【0056】更に、優先度が等しいときなどは、例え
ば、複数の項目、送信待ち時間と送信時間とに基づきス
ケジューリング(演算式の係数調整等)を行い、優先順
位を付けるようにすることができる。
ば、複数の項目、送信待ち時間と送信時間とに基づきス
ケジューリング(演算式の係数調整等)を行い、優先順
位を付けるようにすることができる。
【0057】実施の形態6.上記実施の形態4,5で
は、携帯情報端末9が送受信する情報は、基本的には同
等であり、情報の大きさや種類又は待ち時間などによっ
て優劣をつけることができることに関して説明した。し
かし、ユーザ(移動体4の乗客)によっては、より早く
情報の授受を行いたい場合もあると考えられる。そこ
で、本実施の形態では、ユーザに主体的に優先順位の設
定をできるようにしたことを特徴としている。すなわ
ち、各携帯情報端末9が扱う情報の優先度を設定させる
優先度設定手段を移動体4に設け、携帯情報端末9を回
線接続する前に優先度設定手段を操作させてその優先度
を設定させるようにした。
は、携帯情報端末9が送受信する情報は、基本的には同
等であり、情報の大きさや種類又は待ち時間などによっ
て優劣をつけることができることに関して説明した。し
かし、ユーザ(移動体4の乗客)によっては、より早く
情報の授受を行いたい場合もあると考えられる。そこ
で、本実施の形態では、ユーザに主体的に優先順位の設
定をできるようにしたことを特徴としている。すなわ
ち、各携帯情報端末9が扱う情報の優先度を設定させる
優先度設定手段を移動体4に設け、携帯情報端末9を回
線接続する前に優先度設定手段を操作させてその優先度
を設定させるようにした。
【0058】優先度設定手段の実現方法としては、携帯
端末接続装置7と対にして操作可能な優先度設定手段を
座席に設けたり、携帯端末接続装置7と優先度設定手段
とを一体化形成したりして、携帯情報端末9を携帯端末
接続装置7に接続した後、回線接続要求発行前に優先度
設定手段から入力操作させるようにする。
端末接続装置7と対にして操作可能な優先度設定手段を
座席に設けたり、携帯端末接続装置7と優先度設定手段
とを一体化形成したりして、携帯情報端末9を携帯端末
接続装置7に接続した後、回線接続要求発行前に優先度
設定手段から入力操作させるようにする。
【0059】次に、本実施の形態における動作である
が、いずれかの方法で各携帯情報端末9の優先度の設定
がされると、優先順位判定部55は、送られてきた携帯
情報端末9により設定された優先度を比較し、優先度の
高い携帯情報端末9から送られてきた情報を優先的に固
定局1に送信することになる。なお、移動体4の走行制
御上、乗客が扱う情報に設定する優先度は、業務機器に
割り当てられる優先順位より低く設定されることが望ま
しい。
が、いずれかの方法で各携帯情報端末9の優先度の設定
がされると、優先順位判定部55は、送られてきた携帯
情報端末9により設定された優先度を比較し、優先度の
高い携帯情報端末9から送られてきた情報を優先的に固
定局1に送信することになる。なお、移動体4の走行制
御上、乗客が扱う情報に設定する優先度は、業務機器に
割り当てられる優先順位より低く設定されることが望ま
しい。
【0060】以上のように、本実施の形態によれば、携
帯情報端末9から本システムを利用して送信する情報に
優先度を設定することができる。もちろん、送信する情
報のみならず受信する情報にも優先的に扱うように設定
することができる。また、情報毎に優先度を設定できる
ようにしてもよい。
帯情報端末9から本システムを利用して送信する情報に
優先度を設定することができる。もちろん、送信する情
報のみならず受信する情報にも優先的に扱うように設定
することができる。また、情報毎に優先度を設定できる
ようにしてもよい。
【0061】なお、図3に示した固定接続した情報端末
10からでも同様の設定を行うことは可能であるが、備
え付けであるため優先度を設定するアプリケーションを
予め組み込んでおくことができる。すなわち、優先度設
定手段は、情報端末10に内蔵される。
10からでも同様の設定を行うことは可能であるが、備
え付けであるため優先度を設定するアプリケーションを
予め組み込んでおくことができる。すなわち、優先度設
定手段は、情報端末10に内蔵される。
【0062】実施の形態7.図7は、本実施の形態にお
ける移動体4の内部のシステム構成図である。本実施の
形態では、図1に示した移動体4の構成に課金処理装置
11を加えた構成を有している。課金処理装置11は、
携帯端末接続装置7に対応して設置されており、携帯端
末接続装置7に接続された携帯報端末9の利用に応じて
課金を行う。
ける移動体4の内部のシステム構成図である。本実施の
形態では、図1に示した移動体4の構成に課金処理装置
11を加えた構成を有している。課金処理装置11は、
携帯端末接続装置7に対応して設置されており、携帯端
末接続装置7に接続された携帯報端末9の利用に応じて
課金を行う。
【0063】すなわち、移動体4の乗客が携帯端末接続
装置7に携帯情報端末9を接続して本システムの使用を
開始したとき、課金処理装置11は、乗客の本システム
の利用状況を監視する。監視する項目としては、課金す
る方法や課金対象によって異なってくるが、例えば通信
情報量、回線接続時間などである。また、上記実施の形
態6に示したように、乗客に優先度の設定をできるよう
にしている場合には、設定した優先度に応じて課金をで
きるようにする。課金処理装置11は、乗客が本システ
ムの利用を終了した時点で、利用したサービスの内容又
は通信情報量などによって乗客に受けたサービスに見合
うだけの料金を請求することになる。課金処理装置11
が求めた利用料金は、課金処理装置11がプリペイドカ
ード又はICカードから料金分を差し引くなどして徴収
することができるようにする。クレジットカードの暗証
番号等を入力させないでプリペイドカード等を扱うこと
ができるようにすることで、セキュリティの面からも安
心して乗客に本システムを利用させることができる。な
お、料金の算定方法に関しては、本発明の範囲外なので
説明を省略する。
装置7に携帯情報端末9を接続して本システムの使用を
開始したとき、課金処理装置11は、乗客の本システム
の利用状況を監視する。監視する項目としては、課金す
る方法や課金対象によって異なってくるが、例えば通信
情報量、回線接続時間などである。また、上記実施の形
態6に示したように、乗客に優先度の設定をできるよう
にしている場合には、設定した優先度に応じて課金をで
きるようにする。課金処理装置11は、乗客が本システ
ムの利用を終了した時点で、利用したサービスの内容又
は通信情報量などによって乗客に受けたサービスに見合
うだけの料金を請求することになる。課金処理装置11
が求めた利用料金は、課金処理装置11がプリペイドカ
ード又はICカードから料金分を差し引くなどして徴収
することができるようにする。クレジットカードの暗証
番号等を入力させないでプリペイドカード等を扱うこと
ができるようにすることで、セキュリティの面からも安
心して乗客に本システムを利用させることができる。な
お、料金の算定方法に関しては、本発明の範囲外なので
説明を省略する。
【0064】本実施の形態によれば、移動体4の乗客の
本システムの利用度によって料金の徴収を行うことがで
きる。換言すれば、乗客は、利用料金に見合った分の移
動体通信サービスを受けられることになる。
本システムの利用度によって料金の徴収を行うことがで
きる。換言すれば、乗客は、利用料金に見合った分の移
動体通信サービスを受けられることになる。
【0065】なお、上記では、乗客が持ち込んだ携帯情
報端末9の場合で説明したが、固定接続された図3に示
した情報端末10からでも同様に課金を料金の徴収を行
うことができる。
報端末9の場合で説明したが、固定接続された図3に示
した情報端末10からでも同様に課金を料金の徴収を行
うことができる。
【0066】実施の形態8.移動体4の中で事務所の延
長としてモバイルコンピューティングを行う場合に扱う
情報を共有化することは、考えられないが、移動体4や
目的地に関連した情報、例えば移動体4が新幹線である
場合、時刻表、停車駅からの乗継情報、乗り継ぐ電車の
座席予約情報、あるいは目的地の気象情報、観光情報な
どは、乗客全員に共有できる。本実施の形態では、移動
体内通信サーバ5に共有可能な情報を一時蓄積するキャ
ッシュ機能を設けたことを特徴としている。
長としてモバイルコンピューティングを行う場合に扱う
情報を共有化することは、考えられないが、移動体4や
目的地に関連した情報、例えば移動体4が新幹線である
場合、時刻表、停車駅からの乗継情報、乗り継ぐ電車の
座席予約情報、あるいは目的地の気象情報、観光情報な
どは、乗客全員に共有できる。本実施の形態では、移動
体内通信サーバ5に共有可能な情報を一時蓄積するキャ
ッシュ機能を設けたことを特徴としている。
【0067】図8は、本実施の形態における移動体内通
信サーバの機能ブロック構成図である。本実施の形態に
おける移動体内通信サーバ5は、前述したLAN通信処
理制御部51及び無線通信処理制御部52に加えて、共
有情報データベース56、共有情報管理部57及び共有
情報提供部58を設けたことを特徴としている。共有情
報データベース56は、移動体4において共有可能な情
報を格納する共有情報格納手段である。共有情報管理部
57は、共有情報データベース56に蓄積する共有情報
の管理を行う共有情報管理手段である。共有情報提供部
58は、携帯情報端末9が固定局1側から取得しようと
する情報が共有情報データベース56に格納されている
場合に、その情報を共有情報データベース56から取り
出して情報取得をしようとした携帯情報端末9に送出す
る情報提供手段である。
信サーバの機能ブロック構成図である。本実施の形態に
おける移動体内通信サーバ5は、前述したLAN通信処
理制御部51及び無線通信処理制御部52に加えて、共
有情報データベース56、共有情報管理部57及び共有
情報提供部58を設けたことを特徴としている。共有情
報データベース56は、移動体4において共有可能な情
報を格納する共有情報格納手段である。共有情報管理部
57は、共有情報データベース56に蓄積する共有情報
の管理を行う共有情報管理手段である。共有情報提供部
58は、携帯情報端末9が固定局1側から取得しようと
する情報が共有情報データベース56に格納されている
場合に、その情報を共有情報データベース56から取り
出して情報取得をしようとした携帯情報端末9に送出す
る情報提供手段である。
【0068】次に、本実施の形態において携帯情報端末
9が移動体内通信サーバ5を介して確立された通信回線
を介して地上側から情報を取得しようとするときの動作
について図9に示したフローチャートを用いて説明す
る。
9が移動体内通信サーバ5を介して確立された通信回線
を介して地上側から情報を取得しようとするときの動作
について図9に示したフローチャートを用いて説明す
る。
【0069】移動体内通信サーバ5のLAN通信処理制
御部51がいずれかの携帯情報端末9から地上側への情
報取得要求を受け取ると(ステップ201)、共有情報
提供部58は、その取得したい情報に基づき共有情報デ
ータベース56を検索する(ステップ202)。例え
ば、情報取得要求がインターネットから観光情報を取得
するという内容であれば、アクセス先のインターネット
アドレスやページタイトルに基づき検索することができ
る。ここで、要求のあった情報が共有情報データベース
56に格納されている場合、共有情報提供部58は、そ
の情報を共有情報データベース56から取り出して観光
情報を取得しようとした携帯情報端末9に送出する(ス
テップ203,204)。これにより、地上側へのアク
セスを行わずに乗客に必要な情報を供給することができ
るので、乗客に迅速な情報提供を行うことができる。ま
た、通信回線を介さないため情報量に応じて課金がなさ
れる場合に通信コストの削減を図ることができる。
御部51がいずれかの携帯情報端末9から地上側への情
報取得要求を受け取ると(ステップ201)、共有情報
提供部58は、その取得したい情報に基づき共有情報デ
ータベース56を検索する(ステップ202)。例え
ば、情報取得要求がインターネットから観光情報を取得
するという内容であれば、アクセス先のインターネット
アドレスやページタイトルに基づき検索することができ
る。ここで、要求のあった情報が共有情報データベース
56に格納されている場合、共有情報提供部58は、そ
の情報を共有情報データベース56から取り出して観光
情報を取得しようとした携帯情報端末9に送出する(ス
テップ203,204)。これにより、地上側へのアク
セスを行わずに乗客に必要な情報を供給することができ
るので、乗客に迅速な情報提供を行うことができる。ま
た、通信回線を介さないため情報量に応じて課金がなさ
れる場合に通信コストの削減を図ることができる。
【0070】一方、要求のあった情報が共有情報データ
ベース56に格納されていない場合、共有情報提供部5
8は、その情報を取得するために無線通信処理制御部5
2に通常通りに固定局1に対して情報取得の要求を送出
させる(ステップ203,205)。無線通信処理制御
部52が情報取得要求に対応した情報を固定局1から受
け取ると(ステップ206)、共有情報管理部57は、
その受け取った情報が移動体4において共有可能な情報
かどうかの判断をし(ステップ207)、共有可能な情
報であれば共有情報データベース56に格納する(ステ
ップ208)。共有可能な情報かどうかは、例えば移動
体内通信サーバ5に予め共有情報になり得るインターネ
ットアドレスやページタイトル等を記憶させておくこと
で判断することができる。そして、移動体内通信サーバ
5は、地上側から取得した情報を情報取得要求を出した
携帯情報端末9に送出する(ステップ209)。
ベース56に格納されていない場合、共有情報提供部5
8は、その情報を取得するために無線通信処理制御部5
2に通常通りに固定局1に対して情報取得の要求を送出
させる(ステップ203,205)。無線通信処理制御
部52が情報取得要求に対応した情報を固定局1から受
け取ると(ステップ206)、共有情報管理部57は、
その受け取った情報が移動体4において共有可能な情報
かどうかの判断をし(ステップ207)、共有可能な情
報であれば共有情報データベース56に格納する(ステ
ップ208)。共有可能な情報かどうかは、例えば移動
体内通信サーバ5に予め共有情報になり得るインターネ
ットアドレスやページタイトル等を記憶させておくこと
で判断することができる。そして、移動体内通信サーバ
5は、地上側から取得した情報を情報取得要求を出した
携帯情報端末9に送出する(ステップ209)。
【0071】以上のように、本実施の形態によれば、い
ずれかの携帯情報端末9が取得した情報のうち共有可能
な情報を共有情報データベース56に蓄積しておき、他
の携帯情報端末9から同じ情報の取得要求を受け取った
ときに、蓄積した共有情報をその携帯情報端末9に送出
するようにしたので、同一情報に対する2番目以降の情
報取得要求に対していちいち地上側にアクセスをせずに
済む。これにより、乗客に対して迅速な情報提供をする
ことができる。また、システムにとってみれば、共有情
報の蓄積のために別途地上側にアクセスを行わないの
で、効率的に共有情報の収集をすることができる。本実
施の形態では、ある乗客が取得した共有情報は、他の乗
客によっても取得する可能性があるという判断に基づ
き、実際にアクセスのあった共有情報のみを蓄積するよ
うにすることで、真に有効と考えられる共有情報のみを
蓄積することができる。
ずれかの携帯情報端末9が取得した情報のうち共有可能
な情報を共有情報データベース56に蓄積しておき、他
の携帯情報端末9から同じ情報の取得要求を受け取った
ときに、蓄積した共有情報をその携帯情報端末9に送出
するようにしたので、同一情報に対する2番目以降の情
報取得要求に対していちいち地上側にアクセスをせずに
済む。これにより、乗客に対して迅速な情報提供をする
ことができる。また、システムにとってみれば、共有情
報の蓄積のために別途地上側にアクセスを行わないの
で、効率的に共有情報の収集をすることができる。本実
施の形態では、ある乗客が取得した共有情報は、他の乗
客によっても取得する可能性があるという判断に基づ
き、実際にアクセスのあった共有情報のみを蓄積するよ
うにすることで、真に有効と考えられる共有情報のみを
蓄積することができる。
【0072】なお、本実施の形態における共有情報デー
タベース56は、一定サイズ若しくは一定数の共有情報
のみを格納できるようにしている。従って、共有情報で
いっぱいになったときにはアクセスされてから時間の経
過している古い情報から消去していくようにしている。
タベース56は、一定サイズ若しくは一定数の共有情報
のみを格納できるようにしている。従って、共有情報で
いっぱいになったときにはアクセスされてから時間の経
過している古い情報から消去していくようにしている。
【0073】また、上記説明では、携帯情報端末9から
の情報取得要求があったときを想定しているが、図3に
示した固定接続された情報端末10からの情報取得要求
も同様に扱うことができる。また、どのような内容の情
報取得要求が出されるか特定できない携帯情報端末9と
は異なり、設置した情報端末10を利用する場合は、予
めインストールした所望のアプリケーションを介して情
報取得要求を出させることができるので、共有情報かど
うかのフラグ情報を付加したりして、効率的な共有情報
データベース56の構築を図ることができるようにな
る。
の情報取得要求があったときを想定しているが、図3に
示した固定接続された情報端末10からの情報取得要求
も同様に扱うことができる。また、どのような内容の情
報取得要求が出されるか特定できない携帯情報端末9と
は異なり、設置した情報端末10を利用する場合は、予
めインストールした所望のアプリケーションを介して情
報取得要求を出させることができるので、共有情報かど
うかのフラグ情報を付加したりして、効率的な共有情報
データベース56の構築を図ることができるようにな
る。
【0074】実施の形態9.上記実施の形態8では、実
際にアクセスのあった共有情報のみを蓄積するようにし
たが、経験上使用される可能性の高いと考えられる最新
の共有情報を共有情報データベース56に予め格納して
おくようにしてもよい。例えば、新幹線等の移動体4の
出発前に共有情報を共有情報データベース56に格納し
ておく。移動体4の走行経路や目的地は事前にわかって
いるので、実際のアクセスがなくても適切な共有情報を
効率的に格納しておくことができる。事前にデータベー
ス化しておく情報としては、目的地までの間の観光情
報、気象情報等である。これにより、最初に共有情報を
アクセスしようとした携帯情報端末9に対しても迅速な
情報提供をすることができる。
際にアクセスのあった共有情報のみを蓄積するようにし
たが、経験上使用される可能性の高いと考えられる最新
の共有情報を共有情報データベース56に予め格納して
おくようにしてもよい。例えば、新幹線等の移動体4の
出発前に共有情報を共有情報データベース56に格納し
ておく。移動体4の走行経路や目的地は事前にわかって
いるので、実際のアクセスがなくても適切な共有情報を
効率的に格納しておくことができる。事前にデータベー
ス化しておく情報としては、目的地までの間の観光情
報、気象情報等である。これにより、最初に共有情報を
アクセスしようとした携帯情報端末9に対しても迅速な
情報提供をすることができる。
【0075】なお、移動体4の移動時に地上側にアクセ
スをして取得する可能性の高い共有情報を予め格納して
おくという思想を発展させると、移動体4の内部にイン
トラネットを構築して様々な情報やゲームソフトなどを
予めデータベース化して携帯情報端末9を持ち込んだ乗
客等に情報提供をするようなサービスへと発展させるこ
とも可能になる。
スをして取得する可能性の高い共有情報を予め格納して
おくという思想を発展させると、移動体4の内部にイン
トラネットを構築して様々な情報やゲームソフトなどを
予めデータベース化して携帯情報端末9を持ち込んだ乗
客等に情報提供をするようなサービスへと発展させるこ
とも可能になる。
【0076】実施の形態10.上記実施の形態9では、
新幹線の出発前などに共有情報を予め共有情報データベ
ース56に格納しておくようにしたが、新幹線の走行時
の各サーバ5、6間の通信回線に余裕のある時間を有効
利用して所定の共有情報の取得を主体的に行うようにし
ても、移動体内通信サーバ5が主体的に要求情報データ
ベース56の構築を図ることができる。何を共有情報に
するかは、実施の形態8と同じ方法で特定することがで
きる。
新幹線の出発前などに共有情報を予め共有情報データベ
ース56に格納しておくようにしたが、新幹線の走行時
の各サーバ5、6間の通信回線に余裕のある時間を有効
利用して所定の共有情報の取得を主体的に行うようにし
ても、移動体内通信サーバ5が主体的に要求情報データ
ベース56の構築を図ることができる。何を共有情報に
するかは、実施の形態8と同じ方法で特定することがで
きる。
【0077】実施の形態11.上記実施の形態8乃至1
0では、共有情報の登録について説明したが、本実施の
形態では、共有情報データベース56からの情報削除に
ついて説明する。この情報を削除する機能は、共有情報
管理部57が有しているが、本実施の形態における共有
情報管理部57は、移動体4の移動や時間の経過に伴い
不要となった共有情報を共有情報データベース56から
自動削除することを特徴としている。
0では、共有情報の登録について説明したが、本実施の
形態では、共有情報データベース56からの情報削除に
ついて説明する。この情報を削除する機能は、共有情報
管理部57が有しているが、本実施の形態における共有
情報管理部57は、移動体4の移動や時間の経過に伴い
不要となった共有情報を共有情報データベース56から
自動削除することを特徴としている。
【0078】例えば、移動体4が早朝の東京発博多行き
の新幹線の場合、予め格納しておきたい共有情報として
は、通過点近傍の気象情報、新聞記事(朝刊)等が考え
られるが、新幹線が走行し名古屋を通過してしまえば、
名古屋の気象情報は不要となる。また、午後になれば、
午前中の気象情報は不要となる。従って、共有情報管理
部57は、新幹線が備えている装置から通過地点を伝え
てもらい、及び内蔵する計時手段により時間を取得し、
それらの情報に基づき共有情報の有効性の判断をして不
要となった共有情報を自動削除する。
の新幹線の場合、予め格納しておきたい共有情報として
は、通過点近傍の気象情報、新聞記事(朝刊)等が考え
られるが、新幹線が走行し名古屋を通過してしまえば、
名古屋の気象情報は不要となる。また、午後になれば、
午前中の気象情報は不要となる。従って、共有情報管理
部57は、新幹線が備えている装置から通過地点を伝え
てもらい、及び内蔵する計時手段により時間を取得し、
それらの情報に基づき共有情報の有効性の判断をして不
要となった共有情報を自動削除する。
【0079】以上のように、本実施の形態によれば、共
有情報を不要となった時点で逐次削除することができる
ので、共有情報データベース56を効率的に使用するこ
とができる。なお、削除した共有情報は、地上側から改
めて取得することはできるので、削除したとしても乗客
に情報提供をする上では何ら支障を来すことはない。ま
た、上記説明では、新幹線で例示したが、他の移動体4
においても適用することができる。
有情報を不要となった時点で逐次削除することができる
ので、共有情報データベース56を効率的に使用するこ
とができる。なお、削除した共有情報は、地上側から改
めて取得することはできるので、削除したとしても乗客
に情報提供をする上では何ら支障を来すことはない。ま
た、上記説明では、新幹線で例示したが、他の移動体4
においても適用することができる。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、移動体の中において乗
客が携帯情報端末と地上側との間に通信回線を接続する
際、携帯電話等の通信機器の代わりに広い通信帯域を持
つ移動体内通信サーバを使用できるようにしたので、乗
客は、高品質で安定した、かつ高速な通信を行うことが
できる。
客が携帯情報端末と地上側との間に通信回線を接続する
際、携帯電話等の通信機器の代わりに広い通信帯域を持
つ移動体内通信サーバを使用できるようにしたので、乗
客は、高品質で安定した、かつ高速な通信を行うことが
できる。
【0081】また、座席に携帯端末接続装置のコネクタ
部を配設するようにすれば、各乗客は、自分の座席にい
ながら自ら持ち込んだ携帯情報端末を使用して地上側と
の通信を快適に行うことができる。
部を配設するようにすれば、各乗客は、自分の座席にい
ながら自ら持ち込んだ携帯情報端末を使用して地上側と
の通信を快適に行うことができる。
【0082】また、座席に電源コンセントを設けておけ
ば、バッテリの残容量を気にすることなく乗客に座席に
着席したままでモバイルコンピューティングを行わせる
環境を提供することができる。
ば、バッテリの残容量を気にすることなく乗客に座席に
着席したままでモバイルコンピューティングを行わせる
環境を提供することができる。
【0083】また、移動体内に備え付けの情報端末を設
置しておくことで、携帯情報端末を持っていない乗客に
対しても移動体における通信サービスを提供することが
できる。
置しておくことで、携帯情報端末を持っていない乗客に
対しても移動体における通信サービスを提供することが
できる。
【0084】また、移動体内通信サーバが送受する情報
に優先順位を付けて扱うことができるので、業務情報等
の重要な情報を乗客が扱う情報より優先的に送受信する
ことができる。
に優先順位を付けて扱うことができるので、業務情報等
の重要な情報を乗客が扱う情報より優先的に送受信する
ことができる。
【0085】また、各携帯情報端末が扱う情報の優先度
を設定させる優先度設定手段を設けたので、ユーザに主
体的に優先順位の設定をさせることができる。
を設定させる優先度設定手段を設けたので、ユーザに主
体的に優先順位の設定をさせることができる。
【0086】また、課金処理装置を設けたので、移動体
内に設置した本システムが提供する通信サービスの利用
度に見合った料金を徴収することができる。
内に設置した本システムが提供する通信サービスの利用
度に見合った料金を徴収することができる。
【0087】また、情報端末から取得要求された情報が
共有情報格納手段に格納されている共有情報と同じであ
るとき、地上側にアクセスをして情報の取得を行わずに
その格納された共有情報を要求を出した情報端末に送出
するようにしたので、迅速な情報提供を行うことができ
る。また、通信回線を介さないため情報量に応じて課金
がなされる場合に通信コストの削減を図ることができ
る。
共有情報格納手段に格納されている共有情報と同じであ
るとき、地上側にアクセスをして情報の取得を行わずに
その格納された共有情報を要求を出した情報端末に送出
するようにしたので、迅速な情報提供を行うことができ
る。また、通信回線を介さないため情報量に応じて課金
がなされる場合に通信コストの削減を図ることができ
る。
【0088】また、いずれかの情報端末が地上側から情
報を取得する際に、その情報が共有情報であるときには
共有情報格納手段に蓄積していくようにし、共有情報の
蓄積のために別途地上側にアクセスを行わないようにし
たので、効率的に共有情報の収集をすることができる。
報を取得する際に、その情報が共有情報であるときには
共有情報格納手段に蓄積していくようにし、共有情報の
蓄積のために別途地上側にアクセスを行わないようにし
たので、効率的に共有情報の収集をすることができる。
【0089】また、使用される可能性の高いと考えられ
る共有情報を共有情報格納手段に予め格納しておくよう
にしておけば、最初に共有情報をアクセスしようとした
情報端末に対しても迅速な情報提供をすることができ
る。
る共有情報を共有情報格納手段に予め格納しておくよう
にしておけば、最初に共有情報をアクセスしようとした
情報端末に対しても迅速な情報提供をすることができ
る。
【0090】また、通信回線に余裕のあるときに地上側
から共有情報を主体的に取得することもできる。
から共有情報を主体的に取得することもできる。
【0091】また、共有情報を不要となった時点で自動
的に逐次削除することができるので、共有情報格納手段
を効率的に使用することができる。
的に逐次削除することができるので、共有情報格納手段
を効率的に使用することができる。
【図1】 本発明に係る移動体内携帯情報端末機器通信
支援システムの実施の形態1を示したシステム構成図で
ある。
支援システムの実施の形態1を示したシステム構成図で
ある。
【図2】 実施の形態1における移動体内通信サーバの
機能ブロック構成図である。
機能ブロック構成図である。
【図3】 本発明に係る移動体内携帯情報端末機器通信
支援システムの実施の形態3を示したシステム構成図で
ある。
支援システムの実施の形態3を示したシステム構成図で
ある。
【図4】 実施の形態4における移動体内通信サーバの
機能ブロック構成図である。
機能ブロック構成図である。
【図5】 実施の形態5における移動体から固定局に対
して情報を送信する場合の動作を示したフローチャート
である。
して情報を送信する場合の動作を示したフローチャート
である。
【図6】 実施の形態5における固定局通信サーバの機
能ブロック構成図である。
能ブロック構成図である。
【図7】 実施の形態7における移動体内のシステム構
成図である。
成図である。
【図8】 実施の形態8における移動体内通信サーバの
機能ブロック構成図である。
機能ブロック構成図である。
【図9】 実施の形態8において携帯情報端末が移動体
内通信サーバを介して確立された通信回線を介して地上
側から情報を取得しようとするときの動作を示したフロ
ーチャートである。
内通信サーバを介して確立された通信回線を介して地上
側から情報を取得しようとするときの動作を示したフロ
ーチャートである。
【図10】 従来の移動体の中から地上側との通信を行
う際の接続例を示した図である。
う際の接続例を示した図である。
1 固定局、2 固定網、3 ホストサーバ、4 移動
体、5 移動体内通信サーバ、6 固定局通信サーバ、
7 携帯端末接続装置、8 ネットワーク(LAN)、
9 携帯情報端末、10 情報端末、11 課金処理装
置、51 LAN通信処理制御部、52 無線通信処理
制御部、53 業務機器通信処理制御部、54,63
通信データバッファ、55,64 優先順位判定部、6
1 無線通信処理制御部、62 固定網間通信処理制御
部、56 共有情報データベース、57 共有情報管理
部、58 共有情報提供部。
体、5 移動体内通信サーバ、6 固定局通信サーバ、
7 携帯端末接続装置、8 ネットワーク(LAN)、
9 携帯情報端末、10 情報端末、11 課金処理装
置、51 LAN通信処理制御部、52 無線通信処理
制御部、53 業務機器通信処理制御部、54,63
通信データバッファ、55,64 優先順位判定部、6
1 無線通信処理制御部、62 固定網間通信処理制御
部、56 共有情報データベース、57 共有情報管理
部、58 共有情報提供部。
Claims (15)
- 【請求項1】 移動体内に持ち運ばれた携帯情報端末を
接続する携帯端末接続装置と、 移動体に設置され、相対的に高い通信処理能力を持ち、
固定局との無線通信を行う移動体内通信サーバと、 前記携帯端末接続装置と前記移動体内通信サーバとを接
続するネットワークと、 を有し、前記移動体通信サーバが持つ通信機能を用いて
前記携帯端末接続装置に接続された前記携帯情報端末と
前記固定局側との通信を行わせることを特徴とする移動
体内携帯情報端末機器通信支援システム。 - 【請求項2】 前記携帯情報端末を接続する前記携帯端
末接続装置のコネクタ部を移動体内の座席に配設するこ
とを特徴とする請求項1記載の移動体内携帯情報端末機
器通信支援システム。 - 【請求項3】 電源コンセントを移動体内の座席に配設
することを特徴とする請求項1記載の移動体内携帯情報
端末機器通信支援システム。 - 【請求項4】 前記ネットワークに情報端末を固定接続
したことを特徴とする請求項1記載の移動体内携帯情報
端末機器通信支援システム。 - 【請求項5】 前記移動体内通信サーバは、前記固定局
との間で送受されるデータの優先順位を判定する優先順
位判定手段を有し、優先度の高い情報から優先的に処理
することを特徴とする請求項1記載の移動体内携帯情報
端末機器通信支援システム。 - 【請求項6】 前記移動体内通信サーバは、前記固定局
への送信情報の優先順位を判定する優先順位判定手段を
有し、優先度の高い送信情報から優先的に送信すること
を特徴とする請求項1記載の移動体内携帯情報端末機器
通信支援システム。 - 【請求項7】 前記固定局に設置され前記移動体内通信
サーバと無線通信を行う固定局通信サーバは、固定網か
ら受け取った前記移動体への送信情報の優先順位を判定
する優先順位判定手段を有し、優先度の高い送信情報か
ら優先的に送信することを特徴とする請求項1記載の移
動体内携帯情報端末機器通信支援システム。 - 【請求項8】 前記各情報端末が扱う情報の優先度を設
定させる優先度設定手段を有することを特徴とする請求
項1又は4いずれかに記載の移動体内携帯情報端末機器
通信支援システム。 - 【請求項9】 前記情報端末の利用に応じて課金を行う
課金処理装置を有することを特徴とする請求項1又は8
いずれかに記載の移動体内携帯情報端末機器通信支援シ
ステム。 - 【請求項10】 前記情報端末が設定した優先度に基づ
く課金を行う課金処理装置を有することを特徴とする請
求項8記載の移動体内携帯情報端末機器通信支援システ
ム。 - 【請求項11】 前記移動体において共有可能な情報を
格納する共有情報格納手段と、 前記共有情報格納手段に蓄積する共有情報の管理を行う
共有情報管理手段と、 前記情報端末が前記固定局側から取得しようとする情報
が、前記共有情報格納手段に格納されている場合に、そ
の情報を前記共有情報格納手段から取り出してその情報
を取得しようとした前記情報端末に送出する情報提供手
段と、 を有することを特徴とする請求項1又は4いずれかに記
載の移動体内携帯情報端末機器通信支援システム。 - 【請求項12】 前記共有情報管理手段は、前記情報端
末が前記固定局側から取得した情報のうち移動体におい
て共有可能な情報を前記共有情報格納手段に取得するこ
とを特徴とする請求項11記載の移動体内携帯情報端末
機器通信支援システム。 - 【請求項13】 前記移動体において使用される可能性
の高いと考えられる共有情報を前記共有情報格納手段に
予め格納しておくことを特徴とする請求項11記載の移
動体内携帯情報端末機器通信支援システム。 - 【請求項14】 前記共有情報管理手段は、前記移動体
において使用される可能性の高いと考えられる共有情報
を通信回線に余裕のあるときに地上側から取得して前記
共有情報格納手段に蓄積することを特徴とする請求項1
1記載の移動体内携帯情報端末機器通信支援システム。 - 【請求項15】 前記共有情報管理手段は、前記移動体
の移動や時間の経過に伴い不要となった共有情報を前記
共有情報格納手段から自動削除することを特徴とする請
求項11記載の移動体内携帯情報端末機器通信支援シス
テム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9125846A JPH10322262A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 移動体内携帯情報端末機器通信支援システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9125846A JPH10322262A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 移動体内携帯情報端末機器通信支援システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10322262A true JPH10322262A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=14920397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9125846A Pending JPH10322262A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 移動体内携帯情報端末機器通信支援システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10322262A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005505969A (ja) * | 2001-10-02 | 2005-02-24 | ザ・ボーイング・カンパニー | 広帯域による医学的緊急事態対応システム |
JP2006166002A (ja) * | 2004-12-07 | 2006-06-22 | Itc Japan Kk | 航空機等において携帯電話機を使用して通信を行う方法及び携帯電話機並びにプログラム |
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