JPH10322125A - 平面アンテナの組み立て構造 - Google Patents
平面アンテナの組み立て構造Info
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- JPH10322125A JPH10322125A JP12412897A JP12412897A JPH10322125A JP H10322125 A JPH10322125 A JP H10322125A JP 12412897 A JP12412897 A JP 12412897A JP 12412897 A JP12412897 A JP 12412897A JP H10322125 A JPH10322125 A JP H10322125A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】例えばスロットアレイ放射素子に対する電力供
給を立体回路（導波管）により行なう方式の平面アンテ
ナの組み立て構造であって、抜きテーパや押し出しピン
によるバリや凹凸ができることなく、電気的特性の良好
な高品質なアンテナを構成すること。 【解決手段】アンテナ筐体１において、アンテナ給電部
８から分配給電導波路６を形成する第１の筐体部分１１
と、分配給電導波路６により分配給電される直線給電導
波路５を形成する第２の筐体部分１２と、直線給電導波
路５の終端面とする第３の筐体部分１３との３つの筐体
部分の合体構造とし、該筐体１全体の部分比で最も大き
い直線給電導波路５を形成する第２の筐体部分１２を、
押し出し成型により構成した。
給を立体回路（導波管）により行なう方式の平面アンテ
ナの組み立て構造であって、抜きテーパや押し出しピン
によるバリや凹凸ができることなく、電気的特性の良好
な高品質なアンテナを構成すること。 【解決手段】アンテナ筐体１において、アンテナ給電部
８から分配給電導波路６を形成する第１の筐体部分１１
と、分配給電導波路６により分配給電される直線給電導
波路５を形成する第２の筐体部分１２と、直線給電導波
路５の終端面とする第３の筐体部分１３との３つの筐体
部分の合体構造とし、該筐体１全体の部分比で最も大き
い直線給電導波路５を形成する第２の筐体部分１２を、
押し出し成型により構成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばスロットア
レイ放射素子に対する電力供給を立体回路（導波管）に
より行なう方式の平面アンテナの組み立て構造に関す
る。
レイ放射素子に対する電力供給を立体回路（導波管）に
より行なう方式の平面アンテナの組み立て構造に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】図６は立体回路給電方式によるスロット
アレイアンテナの構成を示す分解斜視図である。このス
ロットアレイアンテナは、一面開口となる直方平面状の
アンテナ筐体１と、このアンテナ筐体１の開口面に重ね
て接合される平面状のスロットアレイ放射板２からな
り、アンテナ筐体１は、四角平面状の導体板３の周囲に
立設された枠壁４と、この枠壁４と同一の高さで立設さ
れ該枠壁４に囲まれる空間を複数の空間に区切って直線
給電導波路５，…及び分配給電導波路６を形成する導波
路壁７と、前記分配給電導波路６の中心位置に対応して
枠壁４に開孔形成されたアンテナ給電部８とを備えて構
成される。
アレイアンテナの構成を示す分解斜視図である。このス
ロットアレイアンテナは、一面開口となる直方平面状の
アンテナ筐体１と、このアンテナ筐体１の開口面に重ね
て接合される平面状のスロットアレイ放射板２からな
り、アンテナ筐体１は、四角平面状の導体板３の周囲に
立設された枠壁４と、この枠壁４と同一の高さで立設さ
れ該枠壁４に囲まれる空間を複数の空間に区切って直線
給電導波路５，…及び分配給電導波路６を形成する導波
路壁７と、前記分配給電導波路６の中心位置に対応して
枠壁４に開孔形成されたアンテナ給電部８とを備えて構
成される。
【０００３】また、前記スロットアレイ放射板２は、前
記アンテナ筐体１の複数の直線給電導波路５，…それぞ
れの形成位置に対応して開孔形成された複数のスロット
アンテナ素子９，…を備えて構成される。
記アンテナ筐体１の複数の直線給電導波路５，…それぞ
れの形成位置に対応して開孔形成された複数のスロット
アンテナ素子９，…を備えて構成される。
【０００４】そして、前記アンテナ筐体１の上方開口面
を塞ぐように前記スロットアレイ放射板２が重ねて接合
され、立体回路給電方式によるスロットアレイアンテナ
が構成される。
を塞ぐように前記スロットアレイ放射板２が重ねて接合
され、立体回路給電方式によるスロットアレイアンテナ
が構成される。
【０００５】この場合、アンテナ筐体１に対しスロット
アレイ放射板２は、筐体枠壁４の上端面が放射板２の外
周部分に接合されると共に、導波路壁７の上端面７ａが
放射板２の裏面に破線Ｘで示すように接合される。
アレイ放射板２は、筐体枠壁４の上端面が放射板２の外
周部分に接合されると共に、導波路壁７の上端面７ａが
放射板２の裏面に破線Ｘで示すように接合される。
【０００６】図７は前記スロットアレイアンテナのアン
テナ筐体の構成を示す平面図である。同図において、斜
線部分は、直線給電導波路５や分配給電導波路６、及び
アンテナ給電部８となる凹部を示している。
テナ筐体の構成を示す平面図である。同図において、斜
線部分は、直線給電導波路５や分配給電導波路６、及び
アンテナ給電部８となる凹部を示している。
【０００７】すなわち、前記立体回路給電方式によるス
ロットアレイアンテナでは、アンテナ給電部８から供給
された電力は、分配給電導波路６により分配されて各直
線給電導波路５，…に給電され、各対応するスロットア
ンテナ素子９，…に結合されて放射される。
ロットアレイアンテナでは、アンテナ給電部８から供給
された電力は、分配給電導波路６により分配されて各直
線給電導波路５，…に給電され、各対応するスロットア
ンテナ素子９，…に結合されて放射される。
【０００８】このような立体回路給電方式によるスロッ
トアレイアンテナをミリ波帯等の極超短波用アンテナと
して構成した場合、その形状はかなり複雑で精密なもの
となるが、従来、このスロットアレイアンテナのアンテ
ナ筐体１は、量産性を考慮してアルミダイカストにより
一体成型して構成している。
トアレイアンテナをミリ波帯等の極超短波用アンテナと
して構成した場合、その形状はかなり複雑で精密なもの
となるが、従来、このスロットアレイアンテナのアンテ
ナ筐体１は、量産性を考慮してアルミダイカストにより
一体成型して構成している。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ス
ロットアレイアンテナのアンテナ筐体をアルミダイカス
トにより一体成型した場合には、抜きテーパや押し出し
ピン等によるバリや凹凸が数箇所にでき、電気的特性に
悪影響を及ぼす問題がある。
ロットアレイアンテナのアンテナ筐体をアルミダイカス
トにより一体成型した場合には、抜きテーパや押し出し
ピン等によるバリや凹凸が数箇所にでき、電気的特性に
悪影響を及ぼす問題がある。
【００１０】図８は前記スロットアレイアンテナのアン
テナ筐体１をアルミダイカスト成型した場合の導波路壁
７周囲の成型状態を示す部分断面図である。図８に示す
ように、アンテナ筐体１をアルミダイカストで成型する
と、導波路壁７に抜きテーパα°が生じると共に、例え
ば給電導波路５の底面に押し出しピンによるバリ１０が
できる。
テナ筐体１をアルミダイカスト成型した場合の導波路壁
７周囲の成型状態を示す部分断面図である。図８に示す
ように、アンテナ筐体１をアルミダイカストで成型する
と、導波路壁７に抜きテーパα°が生じると共に、例え
ば給電導波路５の底面に押し出しピンによるバリ１０が
できる。
【００１１】このように導波路壁７に抜きテーパα°が
生じると、該導波路壁７の上端面７ａの幅Ｌが狭くな
り、スロットアレイ放射板２との接合面積が減少し、ま
た、押し出しピンができると、ミリ波等の極超短波帯で
は無視できないバリ１０となり、アンテナ特性の劣化、
さらには製造歩留りを低下させる問題になる。
生じると、該導波路壁７の上端面７ａの幅Ｌが狭くな
り、スロットアレイ放射板２との接合面積が減少し、ま
た、押し出しピンができると、ミリ波等の極超短波帯で
は無視できないバリ１０となり、アンテナ特性の劣化、
さらには製造歩留りを低下させる問題になる。
【００１２】本発明は、前記のような問題に鑑みなされ
たもので、抜きテーパや押し出しピンによるバリや凹凸
ができることなく、電気的特性の良好な高品質なアンテ
ナを構成することが可能になる平面アンテナの組み立て
構造を提供することを目的とする。
たもので、抜きテーパや押し出しピンによるバリや凹凸
ができることなく、電気的特性の良好な高品質なアンテ
ナを構成することが可能になる平面アンテナの組み立て
構造を提供することを目的とする。
【００１３】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
る平面アンテナの組み立て構造は、平面状の導体板の周
囲に枠状の壁が立設された一面開口となるアンテナ筐体
と、このアンテナ筐体の導体板上に前記枠壁と同一の高
さで立設され該枠壁に囲まれる空間を複数の空間に区切
って給電導波路を形成する導波路壁と、前記給電導波路
が形成されたアンテナ筐体の前記導体板と相対向する開
口面に接合され前記給電導波路に対応する位置に複数の
放射素子が設けられた平面状の放射板とからなる平面ア
ンテナの組み立て構造であって、前記アンテナ筐体を、
分配給電導波路が形成される第１の筐体部分と、前記分
配給電導波路に分配されて連続する直線給電導波路が形
成される第２の筐体部分と、前記直線給電導波路の終端
面となる第３の筐体部分との合体構造とし、前記直線給
電導波路が形成される第２の筐体部分を押し出し成型に
より構成したことを特徴とする。
る平面アンテナの組み立て構造は、平面状の導体板の周
囲に枠状の壁が立設された一面開口となるアンテナ筐体
と、このアンテナ筐体の導体板上に前記枠壁と同一の高
さで立設され該枠壁に囲まれる空間を複数の空間に区切
って給電導波路を形成する導波路壁と、前記給電導波路
が形成されたアンテナ筐体の前記導体板と相対向する開
口面に接合され前記給電導波路に対応する位置に複数の
放射素子が設けられた平面状の放射板とからなる平面ア
ンテナの組み立て構造であって、前記アンテナ筐体を、
分配給電導波路が形成される第１の筐体部分と、前記分
配給電導波路に分配されて連続する直線給電導波路が形
成される第２の筐体部分と、前記直線給電導波路の終端
面となる第３の筐体部分との合体構造とし、前記直線給
電導波路が形成される第２の筐体部分を押し出し成型に
より構成したことを特徴とする。
【００１４】つまり、本発明に係わる平面アンテナの組
み立て構造では、アンテナ筐体が、分配給電導波路が形
成される第１の筐体部分と、前記分配給電導波路に分配
されて連続する直線給電導波路が形成される第２の筐体
部分と、前記直線給電導波路の終端面となる第３の筐体
部分との合体構造とされ、前記直線給電導波路が形成さ
れる第２の筐体部分が押し出し成型により構成されるの
で、アンテナ筐体の大部分が高精密に成型されることに
なる。
み立て構造では、アンテナ筐体が、分配給電導波路が形
成される第１の筐体部分と、前記分配給電導波路に分配
されて連続する直線給電導波路が形成される第２の筐体
部分と、前記直線給電導波路の終端面となる第３の筐体
部分との合体構造とされ、前記直線給電導波路が形成さ
れる第２の筐体部分が押し出し成型により構成されるの
で、アンテナ筐体の大部分が高精密に成型されることに
なる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。図１は本発明の実施形態に係わる
スロットアレイアンテナにおけるアンテナ筐体の構成を
示す平面図である。
態について説明する。図１は本発明の実施形態に係わる
スロットアレイアンテナにおけるアンテナ筐体の構成を
示す平面図である。
【００１６】図１において、前記図７と同一の作用をな
す同一の形状部分については、同一の符号を付して説明
する。すなわち、１はアンテナ筐体、３は導体板、４は
枠壁、５は直線給電導波路、６は分配給電導波路、７は
導波路壁、７ａは導波路壁の上端面、８はアンテナ給電
部である。
す同一の形状部分については、同一の符号を付して説明
する。すなわち、１はアンテナ筐体、３は導体板、４は
枠壁、５は直線給電導波路、６は分配給電導波路、７は
導波路壁、７ａは導波路壁の上端面、８はアンテナ給電
部である。
【００１７】図２は本発明の実施形態に係わるスロット
アレイアンテナにおけるアンテナ筐体の組み立て構造を
示す平面図である。このアンテナ筐体１は、分配給電導
波路６が形成される第１の筐体部分１１と、分配給電導
波路６に分配されて連続する直線給電導波路５が形成さ
れる第２の筐体部分１２と、直線給電導波路５の終端面
となる第３の筐体部分１３との、Ａ−Ａ′線及びＢ−
Ｂ′線に対応して３つに分割された筐体部分１１，１
２，１３の合体構造とされる。
アレイアンテナにおけるアンテナ筐体の組み立て構造を
示す平面図である。このアンテナ筐体１は、分配給電導
波路６が形成される第１の筐体部分１１と、分配給電導
波路６に分配されて連続する直線給電導波路５が形成さ
れる第２の筐体部分１２と、直線給電導波路５の終端面
となる第３の筐体部分１３との、Ａ−Ａ′線及びＢ−
Ｂ′線に対応して３つに分割された筐体部分１１，１
２，１３の合体構造とされる。
【００１８】そして、アンテナ筐体１の大部分を占めて
いる前記直線給電導波路５が形成される第２の筐体部分
１２は、押し出し成型により構成される。一方、アンテ
ナ筐体１において、前記直線給電導波路５が形成される
第２の筐体部分１２とは、かなり小さい部分比となる分
配給電導波路６が形成される第１の筐体部分１１、及び
直線給電導波路５の終端面となる第３の筐体部分１３
は、例えばダイカストあるいは他の製造方法によって構
成される。
いる前記直線給電導波路５が形成される第２の筐体部分
１２は、押し出し成型により構成される。一方、アンテ
ナ筐体１において、前記直線給電導波路５が形成される
第２の筐体部分１２とは、かなり小さい部分比となる分
配給電導波路６が形成される第１の筐体部分１１、及び
直線給電導波路５の終端面となる第３の筐体部分１３
は、例えばダイカストあるいは他の製造方法によって構
成される。
【００１９】図３は図２におけるアンテナ筐体１の３つ
の分割筐体部分それぞれの断面構成を示す図であり、同
図（Ａ）は分配給電導波路６が形成される第１の筐体部
分１１を矢印Ｅの方向から見て示す断面図、同図（Ｂ）
は直線給電導波路５が形成される第２の筐体部分１２を
矢印Ｃの方向から見て示す断面図、同図（Ｃ）は直線給
電導波路５の終端面となる第３の筐体部分１３を矢印Ｄ
の方向から見て示す断面図である。
の分割筐体部分それぞれの断面構成を示す図であり、同
図（Ａ）は分配給電導波路６が形成される第１の筐体部
分１１を矢印Ｅの方向から見て示す断面図、同図（Ｂ）
は直線給電導波路５が形成される第２の筐体部分１２を
矢印Ｃの方向から見て示す断面図、同図（Ｃ）は直線給
電導波路５の終端面となる第３の筐体部分１３を矢印Ｄ
の方向から見て示す断面図である。
【００２０】すなわち、前記アンテナ筐体１の大部分を
占める直線給電導波路５の形成される第２の筐体部分１
２を押し出し成型により構成すると、例えばダイカスト
成型により従来生じた導波路壁７における抜きテーパα
°や導波路５の底面における押し出しピンによるバリ１
０（図８参照）等は全く生じなくなる。
占める直線給電導波路５の形成される第２の筐体部分１
２を押し出し成型により構成すると、例えばダイカスト
成型により従来生じた導波路壁７における抜きテーパα
°や導波路５の底面における押し出しピンによるバリ１
０（図８参照）等は全く生じなくなる。
【００２１】図４は本発明の実施形態に係わるスロット
アレイアンテナのアンテナ筐体１における第２の筐体部
分１２を押し出し成型した場合の導波路壁７周囲の成型
状態を示す部分断面図である。
アレイアンテナのアンテナ筐体１における第２の筐体部
分１２を押し出し成型した場合の導波路壁７周囲の成型
状態を示す部分断面図である。
【００２２】図５は本発明の実施形態に係わるスロット
アレイアンテナのアンテナ筐体１における第２の筐体部
分１２を押し出し成型した場合の直線給電導波路５の成
型状態を示す部分断面図である。
アレイアンテナのアンテナ筐体１における第２の筐体部
分１２を押し出し成型した場合の直線給電導波路５の成
型状態を示す部分断面図である。
【００２３】図４及び図５に示すように、アンテナ筐体
１において直線給電導波路５を形成する第２の筐体部分
１２を押し出し成型により構成することで、導波路壁７
は高精密に矩形状に成型され、その上端面７ａの幅Ｌも
設計通りに確保され、スロットアレイ放射板２（図６参
照）との理想的な接合面積を得ることができる。
１において直線給電導波路５を形成する第２の筐体部分
１２を押し出し成型により構成することで、導波路壁７
は高精密に矩形状に成型され、その上端面７ａの幅Ｌも
設計通りに確保され、スロットアレイ放射板２（図６参
照）との理想的な接合面積を得ることができる。
【００２４】また、これと共に、直線給電導波路５の底
面や側面も凹凸無く高精密に平滑に成型され、理想的な
給電導波路５を得ることができる。この場合、前記第１
の筐体部分１１及び第３の筐体部分１３をダイカストあ
るいは他の製造方法によって成型することで、例えば第
１の筐体部分１１の分配給電導波路６における導波路壁
７に抜けテーパα°が生じたり、その底面や側面にバリ
による凹凸等が生じても、当該第１の筐体部分１１及び
第２の筐体部分１３は、何れもアンテナ筐体１の全体か
ら見た部分比はかなり小さいので、前記直線給電導波路
５の形成される第２の筐体部分１２だけでも押し出し成
型によって高精密に成型されれば、アンテナ特性に悪影
響を及ぼすことはない。
面や側面も凹凸無く高精密に平滑に成型され、理想的な
給電導波路５を得ることができる。この場合、前記第１
の筐体部分１１及び第３の筐体部分１３をダイカストあ
るいは他の製造方法によって成型することで、例えば第
１の筐体部分１１の分配給電導波路６における導波路壁
７に抜けテーパα°が生じたり、その底面や側面にバリ
による凹凸等が生じても、当該第１の筐体部分１１及び
第２の筐体部分１３は、何れもアンテナ筐体１の全体か
ら見た部分比はかなり小さいので、前記直線給電導波路
５の形成される第２の筐体部分１２だけでも押し出し成
型によって高精密に成型されれば、アンテナ特性に悪影
響を及ぼすことはない。
【００２５】したがって、前記スロットアレイアンテナ
の組み立て構造によれば、アンテナ筐体１において、ア
ンテナ給電部８から分配給電導波路６を形成する第１の
筐体部分１１と、分配給電導波路６により分配給電され
る直線給電導波路５を形成する第２の筐体部分１２と、
直線給電導波路５の終端面とする第３の筐体部分１３と
の３つの筐体部分の合体構造とし、該筐体１全体の部分
比で最も大きい直線給電導波路５を形成する第２の筐体
部分１２を、押し出し成型により構成したので、従来の
ダイカスト成型により生じた導波路壁７の部分の抜けテ
ーパα°や導波路底面／側面におけるバリ等ができるこ
とはなく、高精密に成型されるようになる。よって、電
子的特性が良好で高品質なスロットアレイアンテナを得
ることができる。
の組み立て構造によれば、アンテナ筐体１において、ア
ンテナ給電部８から分配給電導波路６を形成する第１の
筐体部分１１と、分配給電導波路６により分配給電され
る直線給電導波路５を形成する第２の筐体部分１２と、
直線給電導波路５の終端面とする第３の筐体部分１３と
の３つの筐体部分の合体構造とし、該筐体１全体の部分
比で最も大きい直線給電導波路５を形成する第２の筐体
部分１２を、押し出し成型により構成したので、従来の
ダイカスト成型により生じた導波路壁７の部分の抜けテ
ーパα°や導波路底面／側面におけるバリ等ができるこ
とはなく、高精密に成型されるようになる。よって、電
子的特性が良好で高品質なスロットアレイアンテナを得
ることができる。
【００２６】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わる平面アン
テナの組み立て構造によれば、アンテナ筐体が、分配給
電導波路が形成される第１の筐体部分と、前記分配給電
導波路に分配されて連続する直線給電導波路が形成され
る第２の筐体部分と、前記直線給電導波路の終端面とな
る第３の筐体部分との合体構造とされ、前記直線給電導
波路が形成される第２の筐体部分が押し出し成型により
構成されるので、アンテナ筐体の大部分が高精密に成型
されるようになる。
テナの組み立て構造によれば、アンテナ筐体が、分配給
電導波路が形成される第１の筐体部分と、前記分配給電
導波路に分配されて連続する直線給電導波路が形成され
る第２の筐体部分と、前記直線給電導波路の終端面とな
る第３の筐体部分との合体構造とされ、前記直線給電導
波路が形成される第２の筐体部分が押し出し成型により
構成されるので、アンテナ筐体の大部分が高精密に成型
されるようになる。
【００２７】よって、本発明によれば、抜きテーパや押
し出しピンによるバリや凹凸ができることなく、電気的
特性の良好な高品質なアンテナを構成することが可能に
なる。
し出しピンによるバリや凹凸ができることなく、電気的
特性の良好な高品質なアンテナを構成することが可能に
なる。
【図１】本発明の実施形態に係わるスロットアレイアン
テナにおけるアンテナ筐体の構成を示す平面図。
テナにおけるアンテナ筐体の構成を示す平面図。
【図２】本発明の実施形態に係わるスロットアレイアン
テナにおけるアンテナ筐体の組み立て構造を示す平面
図。
テナにおけるアンテナ筐体の組み立て構造を示す平面
図。
【図３】図２におけるアンテナ筐体の３つの分割筐体部
分それぞれの断面構成を示す図であり、同図（Ａ）は分
配給電導波路が形成される第１の筐体部分を矢印Ｅの方
向から見て示す断面図、同図（Ｂ）は直線給電導波路が
形成される第２の筐体部分を矢印Ｃの方向から見て示す
断面図、同図（Ｃ）は直線給電導波路の終端面となる第
３の筐体部分を矢印Ｄの方向から見て示す断面図。
分それぞれの断面構成を示す図であり、同図（Ａ）は分
配給電導波路が形成される第１の筐体部分を矢印Ｅの方
向から見て示す断面図、同図（Ｂ）は直線給電導波路が
形成される第２の筐体部分を矢印Ｃの方向から見て示す
断面図、同図（Ｃ）は直線給電導波路の終端面となる第
３の筐体部分を矢印Ｄの方向から見て示す断面図。
【図４】本発明の実施形態に係わるスロットアレイアン
テナのアンテナ筐体における第２の筐体部分を押し出し
成型した場合の導波路壁周囲の成型状態を示す部分断面
図。
テナのアンテナ筐体における第２の筐体部分を押し出し
成型した場合の導波路壁周囲の成型状態を示す部分断面
図。
【図５】本発明の実施形態に係わるスロットアレイアン
テナのアンテナ筐体における第２の筐体部分を押し出し
成型した場合の直線給電導波路の成型状態を示す部分断
面図。
テナのアンテナ筐体における第２の筐体部分を押し出し
成型した場合の直線給電導波路の成型状態を示す部分断
面図。
【図６】立体回路給電方式によるスロットアレイアンテ
ナの構成を示す分解斜視図。
ナの構成を示す分解斜視図。
【図７】前記スロットアレイアンテナのアンテナ筐体の
構成を示す平面図。
構成を示す平面図。
【図８】前記スロットアレイアンテナのアンテナ筐体を
アルミダイカスト成型した場合の導波路壁周囲の成型状
態を示す部分断面図。
アルミダイカスト成型した場合の導波路壁周囲の成型状
態を示す部分断面図。
１ …アンテナ筐体、 ２ …スロットアレイ放射板、 ３ …導体板、 ４ …枠壁、 ５ …直線給電導波路、 ６ …分配給電導波路、 ７ …導波路壁、 ７ａ…導波路壁上端面、 ８ …アンテナ給電部、 ９ …スロットアンテナ素子、 １１ …第１の筐体部分、 １２ …第２の筐体部分、 １３ …第３の筐体部分。
Claims (1)
- 【請求項１】 平面状の導体板の周囲に枠状の壁が立設
された一面開口となるアンテナ筐体と、このアンテナ筐
体の導体板上に前記枠壁と同一の高さで立設され該枠壁
に囲まれる空間を複数の空間に区切って給電導波路を形
成する導波路壁と、前記給電導波路が形成されたアンテ
ナ筐体の前記導体板と相対向する開口面に接合され前記
給電導波路に対応する位置に複数の放射素子が設けられ
た平面状の放射板とからなる平面アンテナの組み立て構
造であって、 前記アンテナ筐体を、分配給電導波路が形成される第１
の筐体部分と、前記分配給電導波路に分配されて連続す
る直線給電導波路が形成される第２の筐体部分と、前記
直線給電導波路の終端面となる第３の筐体部分との合体
構造とし、前記直線給電導波路が形成される第２の筐体
部分を押し出し成型により構成したことを特徴とする平
面アンテナの組み立て構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12412897A JPH10322125A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 平面アンテナの組み立て構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12412897A JPH10322125A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 平面アンテナの組み立て構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10322125A true JPH10322125A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=14877624
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12412897A Pending JPH10322125A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 平面アンテナの組み立て構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10322125A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005014065A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Japan Radio Co Ltd | 平面スロットアンテナの鋳造方法 |
| JP2013075332A (ja) * | 2006-09-26 | 2013-04-25 | Nec Corp | 通信機用鋳造ケース及び通信機用鋳造ケースの製造方法 |
-
1997
- 1997-05-14 JP JP12412897A patent/JPH10322125A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005014065A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Japan Radio Co Ltd | 平面スロットアンテナの鋳造方法 |
| JP2013075332A (ja) * | 2006-09-26 | 2013-04-25 | Nec Corp | 通信機用鋳造ケース及び通信機用鋳造ケースの製造方法 |
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