JPH10321080A - メンブレムスイッチ構造 - Google Patents

メンブレムスイッチ構造

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Publication number
JPH10321080A
JPH10321080A JP9134006A JP13400697A JPH10321080A JP H10321080 A JPH10321080 A JP H10321080A JP 9134006 A JP9134006 A JP 9134006A JP 13400697 A JP13400697 A JP 13400697A JP H10321080 A JPH10321080 A JP H10321080A
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JP
Japan
Prior art keywords
contact
dome
shaped elastic
elastic portion
fixed electrode
Prior art date
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Pending
Application number
JP9134006A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsumasa Iwamoto
光正 岩本
Yukihiko Miyamoto
幸彦 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Corp
NEC Engineering Ltd
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Publication date
Application filed by NEC Corp, NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH10321080A publication Critical patent/JPH10321080A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2227/00Dimensions; Characteristics
    • H01H2227/026Separate dome contact

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】接点と固定電極の接触後に充分なオーバストロ
ークがとれて接触安定性が図れ、かつ製造コストの安価
なメンブレムスイッチ構造を得る。 【解決手段】頂部内面に接点3を有するドーム状弾性部
1は、プラスチックシート6等の可撓性絶縁材料を絞り
加工により形成する。ドーム状弾性部1の頂部上面には
第二弾性部としての凹形状部8が形成され、その内周面
は側壁9をなす。このようなドーム状弾性部1を固定電
極4を覆うように基板5上に取り付ける。ボタン7を押
下すると、接点3が固定電極4に接触(面接触)後も凹
形状部8および側壁9がつぶれて撓み、接点3と固定電
極4の接触面を大きくし、凹形状部8の段差分がオーバ
ストロークとなって変位量を増大し、スイッチ動作の接
触安定性が向上する。ドーム状弾性部1は絞り加工のた
めコスト低減ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ、電話機、ハンディターミナル等のキーボードに
使用するメンブレムスイッチの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のメンブレムスイッチ構造
は、図4に示すように、銅張積層板から成る基板5の表
面に固定電極4が形成され、プラスチックシート14等
の可撓性を有する絶縁物に形成したドーム状弾性部11
が固定電極4を覆うように基板5上に取り付け構成され
る。この弾性部の頂部内面には、固定電極4と対面する
接点13が設けられている。ここでドーム状弾性部11
の頂部をボタン7等を介して押し下げると、ドーム状弾
性部11の側面12が屈曲して頂部内部の接点13が下
方に変位し、基板5上の固定電極4と接触してスイッチ
をオン状態にする。
【0003】また、スイッチの接触安定性を高めるため
に、図5に示すように、ドーム状弾性部11とボタン7
の間にコイルばね15又は、ゴム等の弾性体を介在して
スイッチをオン・オフ動作させるスイッチ構造もある。
【0004】また、従来技術として、実開昭64−53
27号公報の如きものもあり、詳細を以下に示す。即ち
図6に示すように、基板24に設けられた固定電極26
と、ゴム弾性を有する高分子材料からなりかつ固定電極
26と対向する位置に可動側導電部30が設けられる弾
性部材21とを具備したキースイッチであって、弾性部
材21は、一端側が開口しかつ圧縮荷重に対して弾性変
形可能で所定の撓みに達するまでは荷重が増大し所定の
撓みを越えるとその一部が屈曲して荷重が減少するよう
な荷重−撓み特性を持つ第一カップ部22と、第一カッ
プ部22の他端側に設けられかつキートップ側の駆動部
材32が当接する台座部27と、この台座部27の内側
に位置して第一カップ部22とは逆向き設けられかつそ
の中央部内面側に可動側導電部30が配置された弾性変
形可能な第二カップ部28と、この第二カップ部28の
駆動部材32側に設けられかつ台座部27よりも高さが
低いとともに第二カップ部28が所定の撓みに達した状
態において駆動部材32が当接する突起部31とを具備
してなり、第二カップ部28が撓むことによって十分な
オーバストロークを得るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、従来
のメンブレムスイッチ構造では、スイッチオン状態の接
触安定性に欠けている。
【0006】その理由は、図4、5に示すように、メン
ブレムスイッチの形状がドーム型でドーム部頂部の内面
に接点があり、スイッチ押下時に前記接点が基板上の固
定電極に接触するとオン状態になり、この時のポイント
がストロークの最終点となるため、オーバストロークが
無い。その結果、オン状態のストロークマージンが無
く、接触安定性に欠けるからである。
【0007】第2の問題点は、従来のメンブレムスイッ
チ構造は、図4、5に示すようにボタンを押下した時、
ドーム状弾性部が破線の様な屈曲が発生し、接点と固定
接点が接触しオン状態になる。この時、接触面は点状に
成るために接触安定性に欠けることである。第3の問題
点は、実開昭64−5327号公報のものではオーバス
トロークが得られるが、ゴム弾性を有する高分子材料を
使用し、かつ形状が非常に複雑なために射出成形製法を
行うしか方法がない。その結果、複雑な金型製造により
金型コストが高く、また、製品製造に関しても成形サイ
クル時間の短縮が出来ないために原価低減が図れないこ
とである。
【0008】本発明の目的は、上記従来の問題点を解消
し、接点と固定電極の接触後に充分なオーバストローク
がとれ、しかも製造コストの安価なメンブレムスイッチ
構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は内面に接点を有
するドーム状弾性部と、基板上に前記接点と対面するよ
うに設けた固定電極とからなり、前記ドーム状弾性部を
押下することにより前記接点と前記固定電極とが接触す
るごときメンブレムスイッチ構造において、前記ドーム
状弾性部がプラスチックシート等の可撓性を有する絶縁
材料からなり且つ前記ドーム状弾性部の頂部に第二弾性
部を設けてなり、前記接点と前記固定電極との接触後に
前記第二弾性部の撓みによるオーバストロークを発生さ
せて接触安定性を得るようになっている。
【0010】このメンブレムスイッチ構造において、前
記第二弾性部が前記ドーム状弾性部の頂部に凹形状に設
けられており、また前記プラスチックシート等の可撓性
を有する絶縁材料からなる前記ドーム状弾性部が絞り加
工により形成されるのが好ましい。
【0011】すなわち本発明では、プラスチックシート
等の可撓性を有する絶縁材料に絞り加工などの工法を用
いてドーム状弾性部を形成することにより、金型コス
ト、製品コストを低減し、かつドーム状弾性部の頂部に
2段階に撓むことのできる第二弾性部を形成することに
より、スイッチオンポイントからさらにオーバストロー
ク量を発生できるようにしたものである。
【0012】このように本発明によれば、金型の簡易化
に伴うコスト低減および製品製造サイクルの短縮に伴う
製品コスト低減ができ、さらに従来のメンブレムスイッ
チの問題点であるオーバストロークが小さいための接触
安定性を向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。
【0014】図1は本発明の実施の形態の構成を示す正
面図、図2はこの実施の形態の動作を示す正面図で、
(a)はスイッチ・オン始まり状態、(b)はスイッチ
・オン撓み終了状態をそれぞれ示す図である。
【0015】図1を参照すると、本発明の実施の形態
は、銅張積層板からなる基板5の表面に固定電極4が形
成され、プラスチックシート6等の可撓性を有する絶縁
材料を絞り加工により形成したドーム状弾性部1が固定
電極4を覆うように基板5上に取り付け構成され、この
ドーム状弾性部1の頂部内面には固定電極4と対面する
接点3が設けられている。さらに、ドーム状弾性部1の
頂部上面には、第二弾性部としての凹形状部8が凹んで
形成され、凹形状部8の内周面は側壁9をなしている。
接点3と固定電極4を接触させるべくドーム状弾性部1
を押下するためのボタン7が凹形状部8の上部に配置さ
れる。
【0016】このような構成による実施の形態の動作に
ついて、図1および図2を参照して説明する。
【0017】ボタン7を押し下げるとドーム状弾性部1
の側面2が屈曲して頂部の凹形状部8と共に変位し、図
2(a)のごとく接点3が基板5上の固定電極4に接触
しスイッチがオン状態になる(面接触)。更に、ボタン
7を変位δで示すように押下すると、図2(b)のごと
く接点3が接触したまま固定電極4との接触面が大きく
なり、凹形状の側壁9がつぶれて撓み、ボタン7はその
撓み量分押し下げられる事となる。これにより、スイッ
チオン状態からのオーバストローク(第二弾性部として
の凹形状部8の撓み量)が発生し、スイッチのオン動作
接触時の安定性が向上する。
【0018】スイッチをオフの状態に戻すには、ボタン
7への押圧力を解除すればドーム状弾性部1の有する復
旧力によって接点3が固定電極4から離れる。
【0019】次に、上述のような本発明の実施の形態に
伴う実施例について、図1及び図2に更に図3を加えて
説明する。
【0020】図3は本発明の実施例の押しボタン押圧力
−変位特性図であり、従来技術の特性と比較して表した
ものである。
【0021】本実施例のメンブレムスイッチ構造は、図
1,2に示す銅張積層板からなる基板5の表面に固定電
極4が形成される。一方、プラスチックシート6等の可
撓性を有する絶縁材料に絞り加工によりドーム状弾性部
1を形成し、その頂部上面は凹形状部8をなしており、
その内側には接点3を固定電極4と対応するように設け
ている。また、ドーム状弾性部1の頂部を押し下げ操作
をするためのボタン7を凹形状部8の上部に有してい
る。
【0022】このような構成の実施例において、ボタン
7を押し下げるとドーム状弾性部1の側面2が屈曲して
頂部の凹形状部8も共に変位し、接点3が基板5上の固
定電極4に面接触し、スイッチがオン状態になる。即
ち、図2(a)に示すスイッチ・オン始まり状態であ
り、図3の変位図ではApointに相当する。更に、
ボタン7を図2(a)の変位σで示すように押し下げる
と、接点3が接触したまま固定電極4との接触面が大き
くなり、凹形状部8の側壁9がつぶれて撓み、ボタン7
はその撓み量分押し下げられる事となる。即ち、図2
(b)に示すスイッチ・オン撓み終了状態となり、図3
の変位図のBpointに達する。
【0023】このように、従来技術のスイッチにおける
ストロークの最終点のみがオン状態(図4,5で示した
破線の状態)で図3の破線で示すaの変位量(スイッチ
オン状態の範囲)が小さかったものが、本実施例によれ
ば、凹形状部8の段差分がオーバストローク量となって
図3の変位図の実線で示すスイッチオン状態の範囲bの
変位量が増大し、スイッチオンの状態が持続する。この
結果、スイッチ動作の接触安定性の向上が図れる。
【0024】スイッチをオフの状態に戻すには、ボタン
7への押圧力を解除すれば、ドーム状弾性部1の有する
復旧力によって接点3が固定電極4から離れる。
【0025】
【発明の効果】本発明の第1の効果は、構成形状を簡素
化し、プラスチック等のシート材に絞り加工などの工法
を用いることで金型のコスト低減を図ることができる。
また、前記工法を使用することで製品製造サイクルが短
縮でき製品コスト低減ができる。
【0026】第1の効果が得られる理由は、製品形状の
簡素化により、従来の射出成形からシート材の絞り加工
などの工法に代えることでコスト低減が達成できるから
である。
【0027】本発明の第2の効果は、ドーム状弾性部の
頂部に凹形状部8を設け、その内面に接点3を設けるこ
とによって接点3が固定電極4に接触(面接触)(図2
の(a)状態)後の凹形状部8が撓む(図2の(b)状
態)ことで、スイッチ動作の接触安定性の向上が図れる
ことである。
【0028】第2の効果が得られる理由は、ドーム状弾
性部の頂部に第二弾性部としての凹形状部を設け、接点
と固定電極の接触面を大きくし、更にこの凹形状部の段
差分がオーバストロークとなり変位量を増大し、オン状
態が持続、スイッチ動作の接触安定性を向上させるから
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示す正面図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態の動作を示す正面図で、
(a)はスイッチ・オン始まり状態、(b)はスイッチ
・オン撓み終了状態ををそれぞれ示す図である。
【図3】本発明の実施例および従来技術における押しボ
タン−変位特性図であり、Apointがスイッチ・オ
ン始まり点、Bpointがスイッチ・オン時の撓み終
了点をそれぞれ示す。
【図4】従来のメンブレムスイッチ構造の第1の例を示
す正面図である。
【図5】従来のメンブレムスイッチ構造の第2の例を示
す正面図である。
【図6】従来のメンブレムスイッチ構造の第3の例を示
す断面図である。
【符号の説明】
1,11 ドーム状弾性部 2,12 側面 3,13 接点 4 固定電極 5 基板 6,14 プラスチックシート 7 ボタン 8 凹形状部 9 側壁 15 コイルばね

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面に接点を有するドーム状弾性部と、
    基板上に前記接点と対面するように設けた固定電極とか
    らなり、前記ドーム状弾性部を押下することにより前記
    接点と前記固定電極とが接触するごときメンブレムスイ
    ッチ構造において、前記ドーム状弾性部がプラスチック
    シート等の可撓性を有する絶縁材料からなり且つ前記ド
    ーム状弾性部の頂部に第二弾性部を設けてなり、前記接
    点と前記固定電極との接触後に前記第二弾性部の撓みに
    よるオーバストロークを発生させて接触安定性を得るこ
    とを特徴とするメンブレムスイッチ構造。
  2. 【請求項2】 前記第二弾性部が前記ドーム状弾性部の
    頂部に凹形状に設けられることを特徴とする請求項1記
    載のメンブレムスイッチ構造。
  3. 【請求項3】 前記プラスチックシート等の可撓性を有
    する絶縁材料からなる前記ドーム状弾性部が絞り加工に
    より形成されることを特徴とする請求項1または2に記
    載のメンブレムスイッチ構造。
JP9134006A 1997-05-23 1997-05-23 メンブレムスイッチ構造 Pending JPH10321080A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007080671A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Fujikura Ltd 押釦スイッチ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007080671A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Fujikura Ltd 押釦スイッチ
JP4617229B2 (ja) * 2005-09-14 2011-01-19 株式会社フジクラ 押釦スイッチ

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

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Effective date: 20001107