JPH1032099A - ハイパワー型マイクロ波プラズマアプリケータ - Google Patents

ハイパワー型マイクロ波プラズマアプリケータ

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JPH1032099A
JPH1032099A JP9081322A JP8132297A JPH1032099A JP H1032099 A JPH1032099 A JP H1032099A JP 9081322 A JP9081322 A JP 9081322A JP 8132297 A JP8132297 A JP 8132297A JP H1032099 A JPH1032099 A JP H1032099A
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plasma
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plasma tube
applicator
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シー. エッティンガー ゲイリー
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シャン クアンヤン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高熱に耐性のあるハイパワーでの取り扱いが
可能なプラズマアプリケータ(プラズマ発生器)を提供
すること。 【解決手段】 本発明のプラズマアプリケータは、円筒
形の外管14と、外管14の内部に同軸に配置された円
筒形のプラズマ管12と、プラズマ管12の一端に配置
された支持体24と、前記端部にてプラズマ管12を取
り囲み且つプラズマ管12と支持体24との間で圧縮さ
れるシール30,32であって、プラズマ管12の前記
端部から第1の距離で配置されているシール30,32
と、プラズマ管12内に第2の距離をもって延びている
シールド32とから構成されるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマアプリケ
ータに関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマに基づく励起源、すなわちプラ
ズマアプリケータは、高反応性の化学的環境及び高温度
に耐えることができ且つ大きな入力電力を取り扱うこと
ができなければならないことが多い。例えば、プラズマ
アプリケータの一般的な応用においては、NF3ガスが
アプリケータ内に流入して、プラズマにより分解され
る。そして、生じた活性種がプラズマアプリケータから
流出した後、半導体処理設備内に流入し、そこで活性種
はインシチュウ(in-situ:その場)チャンバクリーニ
ング、エッチング、フォトレジスト除去又はその他の多
数の処理に用いられる。インシチュウチャンバクリーニ
ングのために活性種を用いる例の一つとしては、特願平
7−185924号(発明の名称「遠隔の励起源を用い
る堆積チャンバーのクリーニング技術」)明細書(対応
米国特許願08/278,605)に開示されており、
その内容は本明細書で援用する。
【0003】前記設備がさらされる極めて劣悪な環境
は、プラズマアプリケータを短時間のうちに機能しない
状態とする可能性がある。例えば、購入可能な幾つかの
アプリケータは、活性種を内含するために石英管を用い
ている。このようなシステムにおいては、生成されたフ
ッ素が管を極めて短時間でエッチングしてしまう。更
に、高パワーレベル(例えば1kW以上)の場合、石英
は分解する傾向がある。従って、ほんの数回或は処理の
持続時間の間アプリケータを使用した後、管壁は薄くな
り、かかるシステムで用いられる高温及び真空に連続的
にさらされると破損することとなる。よって、管の寿命
の非常に早い時期に、管は廃棄されて新しい管に交換さ
れなければならない。石英管を繰り返し交換しなければ
ならない不便さとコストは極めて高いものである。
【0004】既存のプラズマアプリケータには、石英管
の代わりにセラミック管を用いているものがある。セラ
ミック管は、しはしば生ずる化学的な腐食環境において
石英管よりも良好に耐えることができる。しかし、セラ
ミック管は万能ではない。セラミック管は、一般的に
は、石英やその他の材料に比して熱膨張率が比較的に高
い。従って、室温と前記システムで一般に生ずる高い処
理温度との間での繰返しサイクルは、セラミック管の内
部に大きな応力を発生させる。このような応力は管に割
れや破損を生ずるおそれがある。
【0005】マイクロ波放射線を透過する材料、例えば
石英やサファイヤから作られた2本の同軸の管、すなわ
ち外管と内管とを用いた幾つかのマイクロ波プラズマア
プリケータが開発されている。内管は、プラズマを内包
し、よって高温と腐食性の状況にさらされる管である。
内管を冷却するために、水が2本の管の間の環状領域を
通して流される。このようなシステムは、1995年2
月13日に出願された米国特許願08/387,603
に開示されており、その内容は本明細書で援用する。水
はマイクロ波を吸収するので、環状領域の厚さをどの程
度に作るかについての幾つかの制限がある。相当に厚い
場合には、マイクロ波は非常に減衰されることとなり、
内管内にプラズマを生起させ持続させることが困難とな
り、或は不可能な場合さえある。他方、この領域が非常
に狭い場合には、冷却効率が過剰となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】プラズマアプリケータ
の設計における進歩にも拘らず、未だ、プラズマ管の熱
膨張により生ずる大きな熱応力によって、管に割れを生
ずるおそれがある。更に、プラズマ管のみが、損傷する
要素ではない。プラズマ管内を真空に維持する助けとな
り、或は冷却システムをシールする助けとなるシール及
びOリングも、高温やこのようなシステムに生ずる他の
劣悪な状況にさらされた場合に、急速に劣化し損傷する
おそれがある。更にまた、パワーレベルが1kWを越え
て増加した場合、現在入手できるプラズマアプリケータ
における損傷の問題は、より一層ひどくなり、損傷が生
ずる頻度は増加する。
【0007】
【課題を解決するための手段】一面において、本発明
は、概略的に述べると、円筒形の外管と、この外管の内
部に同軸に配置され、第1の端部及び第2の端部を有し
ている円筒形のプラズマ管と、プラズマ管の第1の端部
に配置された第1の支持体と、第1の端部にてプラズマ
管を取り囲み且つプラズマ管と第1の支持体との間で圧
縮されるシールであって、プラズマ管の第1の端部から
第1の距離で配置されている前記シールと、プラズマ管
内に第2の距離をもって延びているシールドと、を備え
るプラズマアプリケータである。
【0008】また、他の面において、本発明は、概略的
に述べると、円筒形の外管と、外管の内部に同軸に配置
され、内壁面を有している円筒形のプラズマ管と、プラ
ズマ管内に延びているプラグを有するアダプタと、を備
えており、前記プラグが、当該プラグのプラズマ管内に
延びている部分とプラズマ管の内壁面と間で環状の間隙
領域を画成し、前記アダプタが、作動中にプラズマ管内
にプロセスガスを流入させる経路を形成するよう前記環
状の間隙領域と連通する流路が内部に形成されているプ
ラズマアプリケータである。
【0009】更に他の面において、本発明は、概略的に
は、円筒形の外管と、外管の内部に配置されると共に外
管と軸線方向に整列され、第1の端部及び第2の端部を
有している円筒形のプラズマ管と、プラズマ管の第1の
端部に配置された第1の支持体であって、プラズマ管及
び外管を受け入れる第1の穴が形成されている前記第1
の支持体と、前記第1の端部にてプラズマ管を取り囲み
且つ前記プラズマ管と前記第1の穴の内壁面との間で延
びている第1のシールと、外管を取り囲み且つ外管と第
1の穴の内壁面との間で延びている第2のシールとを備
えるプラズマアプリケータである。円筒形のプラズマ管
と外管とは、作動中に冷却材が流通する環状の間隙領域
を、両者間に形成している。
【0010】好適な実施態様において、本発明のプラズ
マアプリケータは、プラズマ管の第2の端部に配置され
た第2の支持体であって、プラズマ管及び外管を受け入
れる第2の穴が形成されている前記第2の支持体と、第
2の端部にてプラズマ管を取り囲み且つプラズマ管と第
2の穴の内壁面との間で延びている第3のシールと、外
管を取り囲み且つ外管と第2の穴の内壁面との間で延び
ている第4のシールとを更に備えている。プラズマ管は
外管よりも長く、プラズマ管は外管の両端から突出して
いる。第1の支持体は、その内部に形成された穴まで貫
通して延びている複数の冷却材入口ポートを有してい
る。冷却材が前記複数の冷却材入口ポートを通して環状
の間隙領域に導入された場合に、プラズマ管に径方向に
おいて生ずる正味の力が実質的に零となるように、複数
の冷却材入口ポートはプラズマ管の軸線の回りに配置さ
れている。
【0011】本発明は、更に別の面においては、概略的
に述べると、円筒形の外管と、外管の内部に配置される
と共に外管と軸線方向に整列され、第1の端部及び第2
の端部を有している円筒形のプラズマ管であって、作動
中に冷却材が流通する環状の間隙領域を外管との間で形
成する前記プラズマ管と、プラズマ管の第1の端部に配
置された第1の支持体であって、プラズマ管及び外管を
受け入れる略円筒形の穴が形成されている前記第1の支
持体と、第1の端部にてプラズマ管を取り囲み、プラズ
マ管と円筒形の穴の内壁面との間で延び、且つ、プラズ
マ管の第1の端部から第1の距離で配置された第1のシ
ールと、外管を取り囲み且つ外管と円筒形の穴の内壁面
との間で延びている第2のシールとを備えており、第1
の支持体が、その内部に形成された穴まで貫通して延び
ている複数の冷却材入口ポートを有し、前記複数の冷却
材入口ポートがプラズマ管の軸線の回りに対称的に配置
されているプラズマアプリケータである。
【0012】本発明の前記種々の面を具現化するプラズ
マアプリケータは、6kWを容易に扱うことができ、そ
れよりも相当な大きなパワーレベルでも何等問題なく扱
えると考えられる。
【0013】Oリング特有の形状が、サファイヤ管と石
英管とに同軸性を与え、また、アプリケータの構成要素
の熱膨張差を許容して、サファイヤ管と同様な重要な要
素における応力を減じ、更に、ガス・プラズマシステム
及び水システムのシールを可能とする。また、水システ
ムとガス・プラズマシステムをシールするために別個独
立のOリングを用いているので、シールは各目的に応じ
た最適なものとなる。
【0014】更に、独特なシールドの構成(すなわち、
プラズマ管内に各端部で延びる延長部)は、サファイヤ
管のOリングを幾つかの方法で保護することを可能とす
る。それは、透過性を有するサファイヤ製プラズマ管を
透過した広帯域プラズマ放射にOリングが直接さらされ
るのを防止する。また、シールドは、プラズマがプラズ
マ用Oリングに達するまで伝播しなければならない長い
経路(すなわち、ラビリンスシール)を提供するもので
ある。この経路は、プラズマがOリングに到達するのを
抑制し、プラズマを冷却し、シールに達するまでに活性
度を低減させる。更に、シールドは、プラズマからサフ
ァイヤ管の端部に入る熱を減じ、サファイヤ管の端部の
温度を低く維持する。Oリングはサファイヤ管と直接接
触し高温で劣化されるので、温度を低く維持することは
Oリングの寿命を延ばす。プラズマOリングを遮蔽する
ことは、管に接している他のOリングが受けるような直
接的な水冷の利益を受けないので、重要である。
【0015】また、プラズマと直接接するシールド(例
えば、プラズマ管の端部での延長部)の硬質被膜の陽極
酸化処理は、システムと処理チャンバを汚染するパーテ
ィクルを生じ得るアーク放電の危険性を大幅に減じる。
【0016】他の利点及び特徴については、以下の好適
な実施形態から明かとなろう。
【0017】
【発明の実施の形態】図1〜図3を参照すると、本発明
を具現化した液体冷却式のハイパワー型遠隔プラズマア
プリケータ10はサファイヤ製のプラズマ管12を備え
ており、このプラズマ管12は外側の石英管14の内部
に同軸に整列して配置されている。プラズマ管12は、
石英管14よりも長く、石英管14の両端から突出する
ように石英管14内に配置されている。石英管14の内
壁面とプラズマ管12の外壁面とは狭い環状領域16を
画成しており(図3に明示する)、この環状領域16に
冷却材がプラズマ管12を冷却すべく流通される。冷却
材として水又はその他のマイクロ波吸収液体が用いられ
る場合、間隙の半径方向寸法は、冷却材がマイクロ波エ
ネルギを吸収しすぎないように十分に小さくされる。
【0018】管12,14は、中央ボディ20を含む幾
つかの構成要素から成る金属製(例えばアルミニウム)
のハウジング内にて支持されている。中央ボディ20
は、矩形の導波部分22を含んでおり、また、管12,
14の回りに形成され且つ矩形導波部分の上下に延びる
円筒形状の共振空胴23を有している。矩形導波部分2
2は、マイクロ波供給源208(図4参照)からのマイ
クロ波エネルギを受け、それをプラズマ管12内に結合
させ、プラズマ管12において、稼働中にプラズマを発
生させ維持する。また、ハウジングは上部支持カラー2
4及び下部支持カラー46を含んでおり、これら支持カ
ラー24,46の両者は中央ボディ20の両端にそれぞ
れ螺着されている。上下の支持カラー24,46は、管
12,14の端部を覆うようにして嵌合され、これらの
端部を物理的に支持している。このアプリケータ10の
ガス入口端部の位置においては、プラグ延長部32を有
するキャッププレート30が上部支持カラー24にボル
ト止めされ、プラグ延長部32はプラズマ管12内に下
方に延びている。アプリケータ10の出口端部の位置に
おいては、中空の円筒形延長部52を有するアダプタプ
レートが下部支持カラー46にボルト止めされており、
円筒形延長部52はプラズマ管12内に上方に延びてい
る。
【0019】上部支持カラー24(図2に明示する)は
2つの冷却材入口ポート26a,26bを有しており、
これらは互いに対称的に反対向きに配置され、カラー2
4の中心を貫通する円筒形の穴28と連通している。穴
28は、直径D1の下部円筒形領域33と、これよりも
小さな直径D2の上部円筒形領域34とを画成する段付
き内壁面31を有している。直径D1は、石英管14を
収容できるよう、石英管14の外径よりも僅かに大き
い。更に、下部円筒形領域33は、Oリング40を保持
する単一の溝38を有している。上部円筒形領域34の
直径D2はプラズマ管12の外径よりも僅かに大きい
が、石英管14の外径よりも小さい。従って、上部円筒
形領域34はプラズマ管12を収容する。更に、上部円
筒形領域34の内壁面31には2本の溝42,44が形
成されており、それぞれ、対応のOリング70,72を
保持している。溝42,44は、入口ポート26a,2
6bがカラーを貫通する位置の上方に隣接して配置され
ており、溝38は入口ポート26a,26bの下方に隣
接して配置されている。
【0020】上部カラー24が本体上に管12,14と
共に適所に組み付けられた場合、下部の0リング40は
石英管14の回りで圧縮され石英管14を固定し、上部
の2本のOリング70,72はプラズマ管12の回りで
圧縮されてこのプラズマ管12を固定する。
【0021】下部支持カラー46は上部カラー24とほ
ぼ同様に設計されている。カラー46は2つの冷却材出
口ポート48a,48bを備えており、これらのポート
48a,48bも互いに対称的に反対向きに配置され、
下部支持カラー46の中心を貫通する円筒形の穴と連通
している。下部支持カラー46の穴は、直径D1の上部
円筒形領域と、これよりも小さな直径D2の下部円筒形
領域とを画成する段付き内壁面を有している。下部円筒
形領域の内壁面は、2本の溝、すなわち下部溝62と上
部溝64とを有しており、それぞれ、対応のOリング8
0,82を保持している。上部円筒形領域の内壁面は、
Oリング60を保持する単一の溝58を有している。溝
62,64は、出口ポート48a,48bが支持カラー
46を貫通する位置の下方に隣接して配置されており、
溝58は出口ポート48a,48bの上方に隣接して配
置されている。
【0022】上部支持カラー24におけるOリング4
0,72及び下部支持カラー46におけるOリング6
0,82は、プラズマ管12の回りに形成される冷却材
ジャケットから冷却材が漏出するのを防止するシールと
して機能する。Oリング70,80は、プラズマ管内の
プラズマ及び活性ガスが漏出するのを防止するシールと
して機能する。水及びガス又はその一方がシールを越え
て万が一漏出した場合には、その漏出物を、第2のシー
ルを突破する危険性なく逃すことのできるブリード穴7
5がある。ブリード穴75は、溝用とプラズマ用のOリ
ングを保持する2本の溝の間で、上下の支持カラー2
4,46を貫通して穿設されている(図2参照)。ま
た、アプリケータの他端にて2本のOリングを通って起
こり得る漏洩を扱うために、同様に配置されたブリード
穴が下部支持カラー46に設けられている。
【0023】2種類のOリングが用いられている。冷却
材と接するOリング(すなわち、Oリング40,60,
72,82)は、購入可能なエチレン−プロピレン製の
Oリングである。他方、プラズマと接する可能性のある
Oリング(すなわち、Oリング70,80)は、マイク
ロ波を吸収せず化学的に耐性のある材料から作られてい
る。この実施形態では、デュポン・コーポレーションか
ら購入可能なホワイト・カルレツ(White Kal
rez(商標))製のOリングが用いられている。
【0024】Oリング40,60,70,72,80,
82の形状は、漏れに対するシールを提供すること以上
に、更に重要な利点を少なくとも2つ提供するものであ
る。第1は、2本の管の同軸性を維持する助けとなる点
である。第2は、2本の管の異なる軸線方向の熱膨張を
許容し、管に割れや損傷を与える可能性がある過剰な応
力を発生しない点である。
【0025】キャッププレート30が上部支持カラー2
4に組み付けられたとき、円筒形のプラグ延長部32は
プラズマ管12内に十分に延び、その下端は、少なくと
も冷却材用のOリング72の高さよりも下方に位置され
る。キャッププレート30は、上部支持カラーと接合す
る面部分に形成された環状のOリング溝35を有してい
る。溝35はヴァイトン(Viton(商標))製のO
リングを保持し、このOリングはプラズマ管12内の真
空を維持するのを助けると共に、活性ガスが漏出するの
を防止する。
【0026】キャッププレート30のプラグ延長部32
は、プラズマ管と接する2本のOリング(すなわち、O
リング70,72)のためのシールドとして機能し、こ
れらのOリングが、プラズマにより発生する好ましくな
い放射線に直接さらされるのを防止する。この実施形態
において、キャッププレート30は全体が、熱伝導性が
非常に良いアルミニウムから作られている。また、プラ
グ延長部32は、プラズマ管の近傍部分内に入る熱を減
じることにより、プラズマ内に生ずる高温からOリング
を保護するよう働く。
【0027】また、キャッププレート30は、プロセス
ガスをプラズマ管12内に導く流路を提供している。円
筒形のプラグ延長部32の直径はプラズマ管12の内径
よりも小さく、キャッププレート30がアプリケータ1
0に組み付けられたときに、狭い環状の間隙領域90が
プラグ延長部32とプラズマ管12の内壁面との間に存
するようにしている。プラグ延長部32は、その上端近
傍において、プラグの直径をステップ状に大きくするこ
とにより形成された肩部92を有している。肩部92
は、装置が組み立てられた後にプラズマ管がプラグ延長
部32上で軸線方向に摺動するのを防止するストッパと
して機能する。アプリケータが組み立てられたとき、肩
部92と他端の対応の肩部とは、プラズマ管が加熱され
たときに軸線方向に自由に膨張できるようプラズマ管の
長さよりも十分に大きな距離をもって、互いに離間され
ている。
【0028】穴110がキャッププレート30に径方向
且つ水平に延設されており、キャッププレート30の中
心を越えている。この穴110は、アプリケータ10内
に前駆ガス(precursor gas)を供給する入口ポートを
形成している。プラグ延長部32の回りには、肩部92
の近傍に(すなわち、プラグ延長部32の直径が増加す
る点の直前)V字状の溝112があり、この溝112は
プラグ延長部の周囲に環状凹部を形成している。溝11
2は、キャッププレートの軸線に対して約45度の角度
で当該キャッププレートに穿設された2本以上の流路1
14を介して、穴110と連通している。これらの流路
114は、キャッププレートの軸線に関して互いから1
80度の位置に配置されており、溝112の一面からキ
ャッププレートの中心の近傍の穴110まで延びてい
る。
【0029】稼働中、穴110内に導入された前駆ガス
は、プラグ延長部を一周しプレナムチャンバのように機
能するV字状溝112内に、連結流路114を通って流
入する。そして、V字状溝112からのガスは狭い環状
間隙領域90を通り、プラズマ管12の内部に流入し、
そこで前駆ガスはマイクロ波エネルギにより励起されて
プラズマを生成する。キャッププラグを囲む環状凹部内
にガスを流入することにより、そのガスはプラズマ管の
内面に沿って均等に配分される。更に、ガスは狭い環状
間隙領域においてプラズマ管の壁面に沿って注入される
ので、これはOリングをプラズマから保護することとな
る。この保護は2つの方法で行われる。第1に、環状間
隙領域90は狭いので、プラズマがこの間隙領域内にお
いてプラズマ管の壁面に沿って通過しないようになって
いる。また、ガスの外方への流れがプラズマからバッフ
ァを形成し、これも、プラズマを間隙領域内に流通させ
ないようにする傾向がある。
【0030】アダプタプレート50の円筒形延長部52
は、キャッププレート30のプラグ延長部32と同様な
機能を果たすものである。すなわち、アダプタプレート
50がアプリケータ10に組み付けられたとき、円筒形
延長部52はプラズマ管12内に、Oリング82の高
さ、すなわち冷却材用シールの高さを越えて上方に延び
ている。従って、この金属製の延長部52は、2本のO
リング80,82がプラズマにより生じた熱及び放射線
にさらされるのを防ぐシールドとして働く。
【0031】円筒形延長部52は、活性種をメインの処
理チャンバに導入すべくアプリケータから流出するため
の穴55を有している。穴を小さくすることは2つの利
点があることを見いだした。第1に、小径の穴は、プラ
ズマにより生ずるアーク放電を防止する傾向があり、ま
た、マイクロ波が穴を通過するのを抑制する傾向があ
る。更に、円筒形延長部の外径に対して小さな穴によっ
て、当該延長部の端部に大きな曲率半径の湾曲部を用い
ることが可能となり、この湾曲部で延長部の内壁面と延
長部の外壁面とが融合することとなる。これは、延長部
に形成される保護層(以下で説明する)に関連される利
点を有する。
【0032】本実施形態において、アプリケータ10の
入口端部でのプラグ延長部32上には、プラズマ管12
内で生ずる高腐食性雰囲気から保護されるよう、硬質の
陽極酸化処理被覆層が形成されている。この硬質の陽極
酸化処理被覆層は、約0.001インチ(0.0254
mm)の厚さであり、金属露出面のピッチング(孔食)
を防止する。この保護層がない場合には、金属に対する
相当なダメージが生じ、これは、チャンバを汚染すると
共に製品を損なうパーティクルを形成する。硬質被膜の
陽極酸化処理は、MIL A 8525、TYPE II
I、CLASS1、非塗付式(NON DYED)とし
て認識される周知の軍用規格に従って行われる。
【0033】効果的な硬質の陽極酸化処理被覆層を形成
するためには、延長部32は非常に円滑で緩やかな湾曲
コーナを有するのが望ましい。鋭角の縁部や小さな半径
の湾曲コーナである場合には、その領域に硬質の陽極酸
化処理被覆層に付着させることができず、保護が十分で
なくなる。
【0034】アプリケータの下流側端部の延長部52に
硬質陽極酸化処理被膜を付着させることは任意である。
その場合、円筒形延長部52ないしはシールドに比較的
に厚い肉厚を持たせることが望ましい。これは、穴が延
長部52の外径に比較して小さいことを意味する。ま
た、厚い肉厚は、薄い肉厚と比較した場合、良好な熱伝
導性を有し、従って熱勾配が小さい。
【0035】円筒形延長部52の外径は、容易に組み立
てるために、プラズマ管12の内径に比して十分に小さ
い。勿論、これは、円筒形延長部の外壁面とプラズマ管
の内壁面との間に、アプリケータの他端のプラグ延長部
32の周囲に形成される環状間隙領域90と同様に、狭
い環状の間隙領域を形成する。この実施形態において、
この間隙を通って流れるガスは皆無である。しかし、ア
プリケータの入口側について前述したのと同じガス注入
方法を出口側にも適用することができることに注意すべ
きである。換言すれば、ガスを、下部シールド延長部に
より形成される環状間隙領域を通してプラズマ管の下端
部に流入させることができる。注入されたガスは、プラ
ズマが間隙を透過するのを抑制する。しかし、この場
合、間隙を流通するガスは、プラズマ管12の他端内に
注入されているクリーニングガスと同じものではない。
例えば、そのガスは、不活性ガス、又は、窒素やヘリウ
ム又はアルゴンのような一般的なキャリアガスとするこ
とができる。
【0036】ウォータポートの形態は本実施形態の他の
重要な特徴である。頂部における水の供給は、管に径方
向の正味圧力が生じないよう、平衡されている。入口ポ
ート26a,26bのそれぞれを通るシステム内への冷
却材の流れは、プラズマ管に径方向の力を及ぼす傾向が
ある。2つの入口ポートを用い、且つ、それらを上部支
持カラー24内で互いに対向して配置することにより、
一方の入口ポートを通って流れる冷却材により発生する
横力は、他方の入口ポートで生ずる同じ大きさで反対向
きの横力と平衡される。従って、冷却材をシステムに圧
送した結果としてプラズマ管に生ずる径方向の正味の力
は、ゼロとなる。これは、プラズマ管を一側に押し動か
す傾向がある径方向の正味の力が常にないことを意味し
ている。力が平衡状態にないと、弾性材料から作られた
Oリングは変形する傾向があり、従って、プラズマ管を
側方に移動させることを許容し、石英製外管とは同軸と
はならなくなる。その結果、環状の間隙はプラズマ管の
回りで一定の厚さとはならず、冷却はプラズマ管12の
回りで不均一となり、冷却効果は低下する。
【0037】本実施形態は、互いに反対向きに配置され
た2つのみの入口ポートを示しているが、プラズマ管に
作用する正味の径方向の力が実質的にゼロとなる限り、
種々の形態の入口ポートが適用可能である。従って、例
えば、n個の入口ポートを用い、これらを支持カラーの
回りに互いに360/n度の間隔をもって均等に配置す
ることもできる。なお、入口ポートの数は、偶数である
必要はないが、2以上であることを要する。
【0038】水が冷却材として用いられた場合、サファ
イヤ管と石英管との間の狭い間隙は、通常、0.005
〜0.020インチ(0.125〜0.508mm)の
範囲内とすることができる。この間隙は、サファイヤ管
を効果的に冷却すると共に、マイクロ波エネルギを吸収
する水の質量を最小とするために十分な大きさとする必
要がある。この間隙が小さ過ぎる場合、冷却ジャケット
により生ずる圧力降下が非常に大きくなり、組立てが困
難となる。他方、この間隙が大き過ぎると、マイクロ波
エネルギの減衰が著しくなり、プラズマアプリケータの
性能や効率に悪影響を与える。
【0039】本実施形態において、サファイヤ管12は
外径が1.168インチ(29.68mm)、内径が約
1.040インチ(26.42mm)である。石英管1
4は外径が約1.328インチ(33.73mm)、内
径が1.184インチ(30.07mm)であり、従っ
て、冷却材流れのために約0.008インチ(0.20
32mm)のラジアル間隙を画成している。更に、サフ
ァイヤ管12の長さは約11インチ(279.4mm)
であり、石英管14は約9.5インチ(241.3m
m)の長さを有しており、サファイヤ管12は石英管1
4の各端部から約0.75インチ(19.05mm)だ
け突出している。
【0040】プラグ延長部32と円筒形延長部52とは
共に、約1.000インチ(25.4mm)の外径を有
している。四がって、アプリケータ10の両端での環状
間隙領域は、約0.020インチ(0.508mm)の
径方向寸法を有している。更に、本実施形態において、
円筒形延長部52を貫通する穴55は約0.75インチ
(19.05mm)の直径を有している。
【0041】上下の支持カラーにおける符号115,1
17の位置の穴は、これらの位置で穴内で支持された管
よりも、径方向の寸法において公称で約0.004〜
0.005インチ(0.1016〜0.1270mm)
大きい。従って、管は、Oリングにより適正に保持され
た場合、支持カラーとは通常接しない。しかしながら、
何等かの理由により管のいずれかが径方向において側方
に移動した場合、そのような移動は、管が互いに接する
ことができないよう、前記寸法までで制限されている。
【0042】アプリケータの両端の延長部、すなわちシ
ールドはどちらも、前述したよりも深くプラズマ管内に
差し込むことができる。これは、勿論、Oリングの保護
を大きくするものである。また、Oリングの保護が小さ
くてもよい場合には、上述よりも浅く差し込んでもよ
い。更に、プラズマ管内で生成されるプラズマは管全体
に行き渡る傾向があることに注意すべきである。従っ
て、本実施形態では、アプリケータは僅かに不均一とさ
れており、マイクロ波空胴の上方におけるプラズマ管の
部分は下方部分よりも大きい。すなわち、管の入口端部
からマイクロ波空胴の中心までの距離は、マイクロ波空
胴の中心からアプリケータの出口端部までの距離よりも
小さい。しかし、望ましい他の形状もあり得る。更に、
プラズマ管、外管、Oリング、アプリケータハウジン
グ、その他の構成要素に対しての特定の材料について説
明したが、他の材料も適用可能なことは理解すべきであ
る。例えば、外管は、選択された材料がマイクロ波エネ
ルギに対して透過性を有しており且つさらされる温度に
対して耐久性を有している限り、石英である必要はな
い。また、プラズマ管もサファイヤ以外の材料、例えば
石英、他のセラミックが使用可能である。
【0043】
【処理システムの例】上述したプラズマアプリケータ
は、種々の用途に使用することができる。例えば、図4
に示すようなプラズマ処理システムにおいて、活性ガス
種の遠隔プラズマ源として使用することができる。この
用途において、外部ガス供給源200は、ガス(例えば
NF3、C26、CF4等)を導管202を通してプラズ
マアプリケータ10のガス入口ポートに供給する。マイ
クロ波供給源208からのマイクロ波エネルギは導波管
22を介してアプリケータに導入され、アプリケータ内
のサファイヤ製のプラズマ管を流通するガスを活性化す
る。プラズマアプリケータ10内で生じた活性ガス種
は、次いで、プラズマアプリケータ10の出口ポートに
接続された他のライン240を通してプラズマチャンバ
204内に供給される。プラズマアプリケータ10の冷
却システムの冷却材入口ポートと出口ポートとの間には
ポンプ・冷却ユニット206が接続されており、アプリ
ケータ10の稼働中、アプリケータ10内に冷却材を循
環させる。冷却材回路にはフィルタ207が設けられて
おり、このフィルタ207は冷却材システムから異物を
除去する。本実施形態において、フィルタ207は0.
2ミクロンのフィルタである。
【0044】他の要素はこの種のシステムにおいて一般
的にあるものであり、例えば、プラズマチャンバ204
内から排気するための真空ポンプや、プラズマチャンバ
204内で第2のプラズマを発生させるための電源(例
えばRF供給源又はDC供給源)を含んでいる。これら
の要素は、実際に動作させるプラズマシステムに用いら
れる要素であると当業者にとり周知であるので、図示し
ていない。
【0045】励起された種は、種々の適当な方法により
処理チャンバに移送され得ることに注意されたい。更
に、アプリケータは、基体処理チャンバに直接取り付け
てもよいし、そこから離れて配置されてもよいが、後者
の場合、適当な材料から作られた活性ガス供給ラインが
必要とされる。活性ガスが高い反応性を有する場合、活
性フッ素についての場合と同様に、ライン240は、生
成される活性種と相互反応しない材料、例えばサファイ
ヤから作られなければならない。他の適当な材料として
は、ステンレス鋼、アルミニウム、セラミック又は、フ
ッ素をベースにした材料等がある。更に、金属ラインが
用いられた場合、その一部分は、プラズマ処理チャンバ
をアプリケータから電気的に絶縁することができるよう
に、サファイヤのような非導電性材料、すなわち誘電体
材料から作られることが必要である。
【0046】他の実施形態は特許請求の範囲に包含され
るものである。例えば、2本のOリング(図1のOリン
グ70,72、Oリング80,82)が示されている所
に、1本のOリングを用いてもよい。ガス分配マニホー
ルド及びラビリンスシール(すなわち、環状間隙領域を
通り且つプラズマ管の端部の回りの長い経路)は、Oリ
ングから離れたところにプラズマ及び活性ガスを保つ機
能を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマイクロ波プラズマアプリケータ
を示す断面図である。
【図2】図1における上部カラーを示す断面図である。
【図3】図1のプラズマアプリケータの入口端部を示す
断面図である。
【図4】図1に示されるプラズマアプリケータを用いた
プラズマ処理システムを示すブロック図である。
【符号の説明】
10…プラズマアプリケータ、12…サファイヤ製プラ
ズマ管、14…石英製外管、16…環状間隙領域、20
…中央ボディ、22…導波部分、23…共振空胴、24
…上部支持カラー、26a,26b…冷却材入口ポー
ト、28…穴、30…キャッププレート、31…内壁
面、32…プラグ延長部、37,40,70,72,8
0,82…Oリング、46…下部支持カラー、48a,
48b…出口ポート、50…アダプタプレート、52…
円筒形延長部、55…穴、90…環状間隙領域。
フロントページの続き (72)発明者 カム エス. ロウ アメリカ合衆国, カリフォルニア州, ユニオン シティー, リヴィエラ ドラ イヴ 461

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形の外管と、 前記外管の内部に同軸に配置され、第1の端部及び第2
    の端部を有している円筒形のプラズマ管と、 前記プラズマ管の前記第1の端部に配置された第1の支
    持体と、 前記第1の端部にて前記プラズマ管を取り囲み且つ前記
    プラズマ管と前記第1の支持体との間で圧縮されるシー
    ルであって、前記プラズマ管の前記第1の端部から第1
    の距離で配置されている前記シールと、 前記プラズマ管内に第2の距離をもって延びているシー
    ルドと、を備えるプラズマアプリケータ。
  2. 【請求項2】 前記第2の距離は前記第1の距離よりも
    大きい請求項1に記載のプラズマアプリケータ。
  3. 【請求項3】 円筒形の外管と、 前記外管の内部に同軸に配置され、内壁面を有している
    円筒形のプラズマ管と、 前記プラズマ管内に延びているプラグを有するアダプタ
    と、を備え、 前記プラグは、当該プラグの前記プラズマ管内に延びて
    いる部分と前記プラズマ管の前記内壁面と間で環状の間
    隙領域を画成し、 前記アダプタは、作動中に前記プラズマ管内にプロセス
    ガスを流入させる経路を形成するよう前記環状の間隙領
    域と連通する流路が内部に形成されているプラズマアプ
    リケータ。
  4. 【請求項4】 円筒形の外管と、 前記外管の内部に配置されると共に前記外管と軸線方向
    に整列され、第1の端部及び第2の端部を有している円
    筒形のプラズマ管であって、作動中に冷却材が流通する
    環状の間隙領域を前記外管との間で形成する前記プラズ
    マ管と、 前記プラズマ管の前記第1の端部に配置された第1の支
    持体であって、前記プラズマ管及び前記外管を受け入れ
    且つ内壁面を有する第1の穴が形成されている前記第1
    の支持体と、 前記第1の端部にて前記プラズマ管を取り囲み且つ前記
    プラズマ管と前記第1の穴の前記内壁面との間で延びて
    いる第1のシールと、 前記外管を取り囲み且つ前記外管と前記第1の穴の前記
    内壁面との間で延びている第2のシールと、を備えるプ
    ラズマアプリケータ。
  5. 【請求項5】 前記プラズマ管の前記第2の端部に配置
    された第2の支持体であって、前記プラズマ管及び前記
    外管を受け入れ且つ内壁面を有する第2の穴が形成され
    ている前記第2の支持体と、 前記第2の端部にて前記プラズマ管を取り囲み且つ前記
    プラズマ管と前記第2の穴の前記内壁面との間で延びて
    いる第3のシールと、 前記外管を取り囲み且つ前記外管と前記第2の穴の前記
    内壁面との間で延びている第4のシールと、を更に備え
    る請求項4に記載のプラズマアプリケータ。
  6. 【請求項6】 前記プラズマ管が第1の長さを有し、前
    記外管が第2の長さを有し、前記第1の長さが前記第2
    の長さよりも大きい請求項4に記載のプラズマアプリケ
    ータ。
  7. 【請求項7】 前記プラズマ管が前記外管の両端から突
    出している請求項6に記載のプラズマアプリケータ。
  8. 【請求項8】 前記第1の支持体は、その内部に形成さ
    れた穴まで貫通して延びている複数の冷却材入口ポート
    を有しており、 冷却材が前記複数の冷却材入口ポートを通して前記環状
    の間隙領域に導入された場合に、前記プラズマ管に径方
    向において生ずる正味の力が実質的に零となるように、
    前記複数の冷却材入口ポートは前記プラズマ管の軸線の
    回りに配置されている請求項4に記載のプラズマアプリ
    ケータ。
  9. 【請求項9】 円筒形の外管と、 前記外管の内部に配置されると共に前記外管と軸線方向
    に整列され、第1の端部及び第2の端部を有している円
    筒形のプラズマ管であって、作動中に冷却材が流通する
    環状の間隙領域を前記外管との間で形成する前記プラズ
    マ管と、 前記プラズマ管の前記第1の端部に配置された第1の支
    持体であって、前記プラズマ管及び前記外管を受け入れ
    且つ内壁面を有する円筒形の穴が形成されている前記第
    1の支持体と、 前記第1の端部にて前記プラズマ管を取り囲み、前記プ
    ラズマ管と前記円筒形の穴の前記内壁面との間で延び、
    且つ、前記プラズマ管の前記第1の端部から第1の距離
    で配置された第1のシールと、 前記外管を取り囲み且つ前記外管と前記円筒形の穴の前
    記内壁面との間で延びている第2のシールと、を備え、 前記第1の支持体は、その内部に形成された穴まで貫通
    して延びている複数の冷却材入口ポートを有しており、
    前記複数の冷却材入口ポートは前記プラズマ管の軸線の
    回りに対称的に配置されているプラズマアプリケータ。
JP08132297A 1996-03-29 1997-03-31 ハイパワー型マイクロ波プラズマアプリケータ Expired - Fee Related JP3989584B2 (ja)

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