JPH10320535A - 背景画像自動生成装置 - Google Patents

背景画像自動生成装置

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Publication number
JPH10320535A
JPH10320535A JP9132278A JP13227897A JPH10320535A JP H10320535 A JPH10320535 A JP H10320535A JP 9132278 A JP9132278 A JP 9132278A JP 13227897 A JP13227897 A JP 13227897A JP H10320535 A JPH10320535 A JP H10320535A
Authority
JP
Japan
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image
background image
images
continuous
shake
Prior art date
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Pending
Application number
JP9132278A
Other languages
English (en)
Inventor
Shintaro Kumano
信太郎 熊野
Kazumasa Miyamoto
一正 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP9132278A priority Critical patent/JPH10320535A/ja
Publication of JPH10320535A publication Critical patent/JPH10320535A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】振動する場所で撮られた画像から、明確な輪郭
をもった背景画像を自動的に生成する。 【解決手段】撮影された複数枚の画像を取り込む連続画
像入力部11と、複数枚の画像から前記カメラの設置場
所の振動ぶれ情報を推定する振動ぶれ検出部12と、前
記振動ぶれ情報から画像のぶれを補正する振動ぶれ補正
部13と、補正された複数枚の画像から背景画像の生成
に用いる画像を選択する背景画像用連続画像選択部14
と、選択された画像から背景画像を生成する背景画像生
成部15とを具備してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動の可能性のあ
る場所に設置されたカメラによって撮影された連続画像
を用いて、背景画像を生成する背景画像自動生成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】カメラで撮影された画像から車両や人物
の進入検知や車両の認識を行う技術が開発されている。
画像から進入検知や認識を行う場合、前処理として車両
や人物等の移動体のない正確な背景画像を用意する必要
がある。
【0003】従来、背景画像の生成には、カメラの振動
ぶれがないものとして撮影された連続画像を平均して作
成する方法が用いられていた。また、人間が画像の一つ
を選んで背景画像として登録するという方法が用いられ
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した背景
画像生成方法には、以下のような問題を有する。すなわ
ち、カメラの振動ぶれがないと仮定して背景画像を生成
しているので、実際に振動する場所に設置されたカメラ
で得られた連続画像を平均して作成された背景画像は、
背景の各物体の輪郭がぼけるという問題点がある。ま
た、連続画像中の各画像に差が多少あっても平均処理を
行うため、突発的なノイズや予期せぬ移動体を含む画像
を用いて不適当な背景画像を生成するという問題点があ
る。
【0005】また、人間が背景画像を登録する方法にお
いては、朝の景色を背景画像として登録した後、夕方や
雨天等によって背景の状態が登録された背景画像から変
化する場合、その時々の入力画像に対して適切な背景画
像でなくなるという問題点がある。
【0006】この問題点を回避するために頻繁に人間が
背景画像を更新することも考えられるが、自動化効率が
低下するという問題が生じる。また、可能性のある背景
画像の状態をいくつか事前に登録すると、時々刻々最適
な背景を自動選択しなければならないという新たな問題
が生じる。
【0007】本発明の目的は、振動する位置に設置され
たカメラによって得られた連続画像からも明確な輪郭を
持ち,突発的なノイズや予期せぬ移動体が含まれず,且
つ背景の経時変化があっても最適な背景画像を自動的に
生成する背景画像自動生成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、カメラによって撮影された連続画像から移
動体を削除した背景画像を生成する背景画像自動生成装
置であって、撮影された連続画像を取り込む連続画像入
力部と、複数枚の画像から前記カメラの設置場所の振動
ぶれ情報を計算する振動ぶれ検出部と、前記振動ぶれ情
報から画像のぶれを補正する振動ぶれ補正部と、補正さ
れた連続画像から背景画像の生成に用いる画像を選択す
る背景画像用連続画像選択部と、選択された画像から背
景画像を生成する背景画像生成部とを具備してなること
を特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の一実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態
に係る背景画像自動生成装置の構成を示す図である。
【0010】カメラにより撮像された連続画像I(x,
y,t0 ),I(x,y,t1 ),...を背景画像自
動生成装置10内に取り込むための連続画像入力部11
が、連続画像から振幅,周期及び初期位相等の振動ぶれ
情報を計算する振動ぶれ検出部12に接続されている。
振動ぶれ検出部12は、連続画像と振動ぶれ情報とから
振動ぶれを補正した画像を生成する振動ぶれ補正部13
に接続されている。振動ぶれ補正部13は、補正された
連続画像から背景用の画像として好ましい画像を選択す
る背景画像用連続画像選択部14に接続されている。背
景画像用連続画像選択部14は、選択された画像から背
景画像を生成する背景画像生成部15に接続されてい
る。
【0011】動作を説明する。先ず、カメラによって撮
影がなされる。この時、撮影された時間tが同時に記録
される。そして、時間t=t0 ,t1 ,.ti ..に撮
影された画像(I(x,y,t0 ),I(x,y,t
1 ),...)は、撮影時間情報と一緒に、連続画像入
力部11によって、背景画像自動生成装置10内に取り
込まれる。
【0012】そして、連続画像入力部11によって取り
込まれた連続画像は、振動ぶれ検出部12に出力され
る。振動ぶれ検出部は、連続画像振動から振動ぶれ情報
を計算する。
【0013】先ず、ぶれ検出部12は、連続画像の一定
期間(t0 ,t1 ,...,tN )の各画像に対して、
連続して撮られた2枚の画像に対する最適重ね合わせ状
態からのズレ量Δx(ti ),Δy(ti )を公知の手
法である正規化相互相関を用いて求める。
【0014】図2(a)に示すように、画像内に移動体
が無ければ、画像I(x,y,ti)とI(x,y,t
i-1 )をずらしながら画像がぴったり重なる位置を探
す。そして、図2(b)に示すように、2枚の画像が重
なり合う位置でのI(x,y,ti-1 )からのズレ量Δ
x,Δyが、画像I(x,y,ti )のズレ量Δx(t
i ),Δy(ti )として求められる。
【0015】また、図3(a)に示すように、画像内に
移動体が存在する場合、移動体が存在する画像領域が既
知であれば、移動体が存在する画像領域を除いた静止領
域だけで相関sを取ることによって、時間ti に撮られ
た画像I(x,y,ti )のズレ量Δx(ti ),Δy
(ti )が求められる。具体的には、各画像に対して静
止領域を定義し(図3(b))、静止領域において次式
の正規相互相関相関sを計算する。
【0016】
【数1】 そして、求められた正規相互相関相関sから、次式を用
いてズレ量Δx(ti),Δy(ti )を求める(図3
(c))。
【0017】
【数2】
【0018】そして、求められたズレ量Δx(t),Δ
y(t)から、縦(y)方向及び横(x)方向の振動振
幅(Ax ,Ay ),周期T及び初期位相aの振動ぶれ情
報を推定する。例えば、縦方向(y方向)、横方向(x
方向)の振動を x(t)=Ax sin (ωt+a) … (1), y(t)=Ay sin (ωt+a) … (2), ω=2π/T, と表すと、ズレ量Δx(t),Δy(t)はそれぞれ
【0019】
【数3】 となる。上式より、振動ぶれ情報Ax ,Ay ,T,aが
公知の手法である逐次2次計画法や、フーリエ変換等の
公知手法の段階的組み合わせ法で求めることができる。
【0020】逐次2次計画法は、ズレ量Δx(t),Δ
y(t)をそれぞれ上式にあてはめた時、誤差が最小と
なる振動ぶれ情報Ax ,Ay ,T,aを繰り返し計算で
求める方法である。
【0021】一方、フーリエ変換等の公知手法の段階的
組み合わせ法では、先ず、Δx(t),Δy(t)をそ
れぞれフーリエ変換し、パワースペクトルが最大である
周期Tx ,Ty を求める。本来ならTx =Ty であるの
で、Tx とTy が近い場合には両者の平均をとり周期T
=(Tx +Ty )/2とすればよい。しかし、Tx とT
y との値が近くない場合には、パワースペクトルの大き
い方を周期Tとする。次いで、Δx(t),Δy(t)
のt0 になるべく近い最大点の時刻tp をcos関数の始
まりと判断し、この時刻において、2π×tp /T+a
がゼロになるように初期位相aを設定する。つまり、a
=−2π×tp /Tとする。さらに、最大点と最小点の
差をAx ,Ay とする事によって、全ての振動ぶれ情報
x ,Ay ,T,aが求められる。
【0022】そして、固有振動ぶれ補正部13は、振動
ぶれ検出部12によって求められた振動ぶれ情報Ax
y ,T,aと(3),(4)式から、任意の時間ti
に撮影された画像I(x,y,ti )のずれ量Δx(t
i ),Δy(ti )を求める。ここでは、正規相互相関
計算に用いた時刻以外の画像についてもズレ量を求める
ことができる。
【0023】振動ぶれ補正部13は、図4に示すよう
に、求められたΔx(ti ),Δy(ti )を用いて、
画像I(x,y,ti )からぶれのない画像J(x,
y,ti)を生成する。振動ぶれ補正済みの画像J
(x,y,ti )は、時刻ti における現画像をI
(x,y,ti )とすると、
【0024】
【数4】 となる。
【0025】次いで、背景画像用連続画像選択部14
は、図5に示すように、補正済みの画像J(x,y,t
i )に対して、連続して撮られた2枚の画像の差ΔJ
(x,y,ti )をとり、変化が小さい場合に背景画像
用連続画像として選択する。変化が大きい場合には、ノ
イズや予期せぬ変動等が撮像されていると考えられるの
で、これを用いると背景画像の精度が落ちるため、画像
を選択しない。
【0026】「変化が小さい」ことを評価する方法は色
々あるが、一般的には、差画像ΔJ(x,y,ti
(=J(x,y,ti )−J(x,y,ti+1 ))の輝
度の全場所での総和(Σx,y ΔJ(x,y,t))が基
準値以下であった場合に「変化が小さい」と判断する。
【0027】背景画像生成部15は、背景画像用連続画
像選択部14で選択された連続画像J(x,y,t
start ),..,J(x,y,tend )から、ノイズや
変動のない平均画像を計算する。なお、平均画像MJ
(x,y)は、
【0028】
【数5】 によって求められる。そして、求められたへ基板画像を
背景画像として出力する。
【0029】そして、適当なタイミング(例えば1時間
毎)で本装置を起動することによって、天候や朝夕の景
色の変化等の緩やかな経時変化にも対応した背景画像を
生成する。
【0030】以上説明したように、位置ずれがなく、ノ
イズや予期せぬ変動が取り除かれ、明確な輪郭をもった
背景画像を自動的に生成することができる。また、選択
された連続画像に対して平均画像MJ(x,y)を計算
することにより、位置ずれがなく明確な輪郭をもった背
景画像を自動的に生成することができる。また、平均画
像を背景画像として出力するため、微小なホワイトノイ
ズは平均化されてキャンセルされる。なお、本発明は、
上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で、種々変形して実施することが可能であ
る。
【0031】
【発明の効果】複数枚の画像から、入力された各画像に
対してズレ量を求め、求められたズレ量から振動ぶれ情
報を推定することによって、任意の時間における画像に
対してズレ量が求められるようになる。そして、ズレが
補正された画像に対して時間毎に差を取り、変化が小さ
い画像を背景画像生成用の画像として選択することによ
って、精度の高い背景画像を生成することができる。
【0032】また、適当なタイミングで本装置を起動す
ることによって、天候や朝夕の景色の変化等の緩やかな
経時変化にも対応した背景画像を生成することができ
る。以上説明したように本発明によれば、振動する位置
に設置されたカメラによって得られた連続画像からも明
確な輪郭を持ち,平均処理を行っても突発的なノイズや
予期せぬ移動体が含まれず、且つ背景の経時変化があっ
ても最適な背景画像を自動的に生成することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る背景画像自動生成装
置の構成を示すブロック図。
【図2】正規化相互相関によるずれ量検出を説明する
図。
【図3】画像内に移動体が存在する場合の正規化相互相
関によるずれ量検出を説明する図。
【図4】本発明の一実施形態に係わる振動ぶれ補正部の
動作を説明する図。
【図5】本発明の一実施形態に係わる背景画像用連続画
像選択部の動作を説明する図。
【符号の説明】
10 背景画像自動生成装置 11 連続画像入力部 12 振動ぶれ検出部 13 振動ぶれ補正部 14 背景画像用連続画像選択部 15 背景画像生成部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラによって撮影された連続画像から移
    動体を削除した背景画像を生成する背景画像自動生成装
    置であって、 撮影された連続画像を取り込む連続画像入力部と、 複数枚の画像から前記カメラの設置場所の振動ぶれ情報
    を推定する振動ぶれ検出部と、 前記振動ぶれ情報から画像のぶれを補正する振動ぶれ補
    正部と、 補正された複数枚の画像から背景画像の生成に用いる連
    続画像を選択する背景画像用連続画像選択部と、 選択された画像から背景画像を生成する背景画像生成部
    とを具備してなることを特徴とする背景画像自動生成装
    置。
JP9132278A 1997-05-22 1997-05-22 背景画像自動生成装置 Pending JPH10320535A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9132278A JPH10320535A (ja) 1997-05-22 1997-05-22 背景画像自動生成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9132278A JPH10320535A (ja) 1997-05-22 1997-05-22 背景画像自動生成装置

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Publication Number Publication Date
JPH10320535A true JPH10320535A (ja) 1998-12-04

Family

ID=15077552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9132278A Pending JPH10320535A (ja) 1997-05-22 1997-05-22 背景画像自動生成装置

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JP (1) JPH10320535A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002163792A (ja) * 2000-11-27 2002-06-07 Natl Inst For Land & Infrastructure Management Mlit 障害物衝突防止支援システム
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JP2022026858A (ja) * 2020-07-31 2022-02-10 株式会社日立製作所 外界認識システム、および、外界認識方法

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A02 Decision of refusal

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Effective date: 20021210