JPH10320464A - 携帯型災害情報収集装置 - Google Patents

携帯型災害情報収集装置

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JPH10320464A
JPH10320464A JP12671997A JP12671997A JPH10320464A JP H10320464 A JPH10320464 A JP H10320464A JP 12671997 A JP12671997 A JP 12671997A JP 12671997 A JP12671997 A JP 12671997A JP H10320464 A JPH10320464 A JP H10320464A
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operator
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map
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JP12671997A
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Hisanori Nonaka
久典 野中
Masanori Takamoto
政典 高元
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特に災害時などにおける建物や道路など被害情
報の収集を支援する携帯型災害情報収集装置を提供す
る。 【解決手段】少なくとも地図情報を記憶する記憶装置
と、表示装置と、入力装置と、演算処置装置とから構成
される携帯型災害情報収集装置において、該携帯型災害
情報収集装置が操作者の地上での位置を計測する位置検
出装置と操作者の向いている方向を計測する方位検出装
置とを備え、該演算処置装置は前記の位置検出装置と方
位検出装置の計測結果に基づいて、地図情報と、操作者
の現在位置と向いている方向とが視覚的に理解できるよ
うな表示地図を作成して該表示装置に表示し、前記表示
地図上の任意の対象物に関する情報を前記入力装置から
入力できることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯型の情報収集装
置に関わり、特に災害時に建物や道路などの被害状況の
収集を支援する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大規模な地震や台風などによる建物や道
路などの被害状況に関する情報を収集することは、災害
の対応時のみならず、その後の復旧・復興計画のために
不可欠である。被害情報の収集のためには、従来から人
海戦術的な取り組みがなされてきた。例えば、1995
年の阪神・淡路大震災後の際には、学生を中心とした1
000名を超えるボランティアが地震後の被害情報の収
集作業にあたった。この時には、ボランティアは紙の住
宅地図を持って担当地域を回り、被害情報を地図上やメ
モ用紙上に記入し、ボランティア事務所に帰着後コンピ
ュータに被害情報を入力する、という形で情報収集を実
施した。
【0003】また、電気やガス会社などにおいて、施設
管理のためにノートパソコン上に地図情報を表示し、そ
の地図上に表示された施設の場所に対応付けて、施設の
管理情報を入力することも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ボランティアは、
そのほとんどが被災地以外の場所から来ていたため、土
地の地理に不案内であり、また住宅地図を持っていても
被害の大きな場所では地域の景観が一変しており、住宅
地図との整合性が取れないといったことで、自分のいる
位置が地図上でどこであるか、自分が向いている方向が
どちらであるかなどが分かり難く、被害情報の収集活動
は困難を極めた。
【0005】また、施設管理用のノートパソコンなどを
用いても、操作者が現在いる場所、向いている方向など
を直ちに理解することは出来なかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、携帯型災害情報収集装置を、少なくとも地図情
報を記憶する記憶装置と、該携帯型災害情報収集装置の
操作者の地上での位置を計測する位置検出装置と、操作
者の向いている方向を計測する方位検出装置と、前記の
位置検出装置と方位検出装置の計測結果に基づいて、前
記記憶装置に記憶されている地図情報と、操作者の現在
位置と向いている方向とが視覚的に理解できるような表
示地図を作成する演算処置装置と、前記表示地図を表示
する表示装置と、前記表示地図上の任意の対象物に関す
る情報を入力可能する入力装置とから構成する。
【0007】位置検出装置は、本発明による携帯型災害
情報収集装置の位置、すなわち本装置を持つ操作者のい
る場所を計測する。また方位検出装置は、該携帯型災害
情報収集装置上の特徴線が指す方位、すなわち本装置を
持つ操作者の向いている方向を計測する。演算処置装置
は、前記の位置検出装置と方位検出装置の計測結果に基
づいて、記憶装置に記憶されている地図情報と、操作者
の現在位置と向いている方向とが視覚的に理解できるよ
うな表示地図を作成し、表示装置に表示する。さらに操
作者は入力装置を用いて前記の表示装置に表示された表
示地図上の建物や道路といった情報収集の対象物に関す
る情報を入力することができる。
【0008】以上の作用により、操作者は自分がいる位
置と自分の向いている方向とを表示地図で確認し、情報
収集の対象である実際の建物や道路が表示地図上でどの
表示図形に相当するかを認識し、この対象物の被害や措
置などに関する情報を入力することができ、建物や道路
に関する情報の収集活動を円滑に行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明による携帯型災害情報収集
装置の構成の一実施例を図1に示す。本実施例では位置
検出装置101としてGPS(Global Positioning Syst
em:全地球的測位システム)を用いており、本発明によ
る携帯型災害情報収集装置の位置、すなわち本装置を持
つ操作者のいる場所を計測し、緯度経度情報として出力
する。図2に本実施例による位置検出装置101から出
力される緯度経度データの例を示す。
【0010】また方位検出装置102として本実施例で
は地磁気センサを用いる。地磁気センサは該携帯型災害
情報収集装置上の特徴線、本実施例では本装置の奥行き
方向が指す方位、すなわち本装置を持つ操作者の向いて
いる方位を絶対方位で計測する。この目的のためには、
本実施例では図3に示す携帯型災害情報収集装置の外観
のように携帯型災害情報収集装置の本体100と地磁気
センサ102とは一体化されていることが望ましい。図
4に地磁気センサの出力。すなわち本装置の奥行き方向
が指す方位が地理上の北から時計回りに何度ずれている
かを示すデータの例を示す。
【0011】演算処置装置103は、前記の位置検出装
置101と方位検出装置102の計測結果に基づいて、
記憶装置104に記憶されている地図情報と、操作者の
現在位置と向いている方向とが視覚的に理解できるよう
な表示地図を作成し、表示装置105に表示する。図5
に演算処置装置103で実行される表示地図の作成・表
示処理の一実施例を示す。本実施例では前記の位置検出
装置101によって計測された操作者の位置を中心に東
西40m,南北30mの範囲の地図を表示するものとす
る。処理501では記憶装置104に記憶された地図情
報から該当する範囲の地図情報を抽出し、図6(a)に
示すような第1の表示図を作成する。ここでは表示図の
上方向が地図上の北を示すものとする。次に処理502
では操作者の位置、すなわち本実施例では画面の中心に
表示する記号に対応する図6(b)に示す第2の表示図を
作成する。本実施例では単純に黒丸を用いている。処理
503では、図4に示した方位検出装置102からの計
測結果に基づいて、図6(c)に示すような操作者の向
いている方向を表す第3の表示図を作成する。ここでは
操作者の向いている方向を画面の中心から伸びる矢印で
表現する。処理504では以上作成した第1〜第3の表
示図を重ね合わせて図7に示すような表示地図を作成
し、これを表示装置105に表示する。
【0012】図7の表示地図によると、操作者は自分が
現在いる場所と向いている方向とが容易に認識できるの
で、例えば、現在自分の目の前にある建物が、表示地図
上でどの図形に対応するかが直ちに分かる。
【0013】さらに操作者は図7の表示地図を参照しな
がら、入力装置106を用いて表示地図上の建物や道路
といった情報収集の対象物に関する情報を入力する。図
8に情報を入力する処理手順の一実施例を示す。ここで
は自分の目の前にある建物の被害情報を入力する場合を
例にとって図8の処理手順を説明する。
【0014】処理801において操作者は、図7の表示
地図を参照して、自分の目の前にある建物が表示地図上
でどの図形に対応するかを認識し、この図形を入力装置
106を使用して指定する。入力装置106としてはマウ
ス,トラックボール,トラックパッド,ペンPCにおけ
る入力ペン,タッチスクリーンなどの公知のポインティ
ングデバイスを使うことができる。ここではトラックボ
ールを使用するものとした。
【0015】処理802は演算処置装置103で実行さ
れる処理であり、操作者が指定した表示画面上の位置
と、表示図形とのマッチングを行い、操作者がどの表示
図形を指定したかを決定する。このマッチング手法につ
いては公知の手法を用いれば良い。指定された図形が決
定されると、表示画面上では、当該図形は、輝度強度,
変色,点滅等で、他の図形と識別して表示される。
【0016】処理803も演算処置装置103で実行さ
れる処理であり、指定された図形に対応する建物の属性
項目と属性データ、すなわち建物情報を、地図情報を記
憶した記憶装置104から読み出し、これらの建物情報
を適当な表示形式で表示装置105に表示する。図9に
建物情報を表形式で表示した例を示す。ここでは、建物
の属性項目として、住所,築年月日,所有者,構造,使
用目的,被害の種類,被害の程度,被害情報の入力者,
入力年月日とを想定する。
【0017】図9の表において属性データが空白の欄は
操作者がデータを入力すべきデータ入力欄であり、処理
804において操作者は、データ入力欄のうち属性デー
タを入力したい欄をポインティングデバイスを使って指
定する。ここでは「被害の種類」に対応するデータ入力
欄をトラックボールを利用して指定したものとする。次
に処理805において操作者は指定したデータ入力欄に
データを入力する。データの入力には通常のキーボー
ド,ソフトキーボードなどの入力装置106が利用可能
である。ここではキーボードから「倒壊」というテキス
トを入力したものとする。また、入力するデータが「被
害なし」「火災」「倒壊」「その他」というように予め
有限個に制限されている場合には、入力データ欄を指定
した時点で入力データのリストあるいはメニューを表示
し、ここから選択させることも可能である。こうするこ
とによってキー入力の手間を削減し、入力作業を効率化
することができる。
【0018】また処理805におけるデータの入力を音
声入力装置106を用いて実施することもできる。この
場合、操作者がキー入力する手間がなくなるので、入力
作業をより効率化することができる。また、機械的キー
ボードを使用しなければ携帯型災害情報収集装置の重量
を軽くすることができるので、携帯に有利な装置とする
ことができる。
【0019】処理806においては操作者はデータ入力
の継続または終了を選択する。データ入力を終了したい
場合には、操作者は図9にある「データ入力終了」のボ
タンをポインティングデバイスを用いて押下する。
【0020】処理809はデータ入力が終了した場合
に、操作者が入力したデータを用いて、記憶装置104
に記憶された建物情報を更新する。この際、記憶装置1
04に記憶された建物情報の更新を、操作者がデータを
入力した時に限って行うこともできる。こうすることに
よって、記憶装置104における建物情報の更新操作の
回数を削減し、データ入力時間を短縮することができ
る。
【0021】表示地図上の図形の指定は「建物」にとど
まらず、道路,橋,堤防,川,畑,山林等の地図上で識
別できる場所であれば、いずれも指定可能である。ま
た、入力可能な被害の種類も上記のものに限らず、「断
層」や「液状化」等の被害も、地図上の特定の場所に関
連付けて入力することができる。
【0022】上記第1の実施例では図7に示すように、
表示画面の上方向を表示地図の北方向として固定し、ま
た表示地図上で操作者の位置を黒丸の記号で、操作者の
向いている方向を矢印で表現した。表示画面の上方向を
表示地図における北方向とするのは地図の慣習的な見方
であり、一般の人にわかりやすいという利点がある。以
下では地図の表示方法に関する第2の実施例を示す。本
実施例では地図を表示する際に、操作者の向いている方
向が常に表示画面の上方向に一致するように地図を回転
させる。図10に、本実施例において演算処置装置10
3で実行される表示地図の作成・表示処理の一実施例を
示す。
【0023】処理1001では記憶装置104から地図
情報を読み出す。本実施例では位置検出装置101によ
って計測された操作者の位置を中心に、東西南北50m
の範囲の地図情報を抽出し、図11(a)に示す第1の
表示図を作成する。
【0024】次に処理1002で方位検出装置102に
よって計測された操作者の向いている方向が表示画面の
上方向に一致するように第1の表示図を回転して第2の
表示図を作成する。例えば操作者の向いている方向が地
理上の北から時計周りに30度の方向である場合、第1
の表示図を表示図上の操作者の位置を中心に反時計周り
に30度回転させ、図11(b)に示す第2の表示図を
作成する。
【0025】処理1003では操作者の位置、すなわち
本実施例では画面の中心に表示する記号に対応する図1
1(c)に示す第3の表示図を作成する。本実施例では
単純に黒丸を用いている。
【0026】処理1004では第2の表示図と第3の表
示図とを重ねあわせて、図11(d)に示す表示図を作成
し、これを表示装置105に表示する。
【0027】本実施例によると、操作者の向いている方
向が常に地図画面の上方向にあるため、表示地図上の建
物と、実際の建物との対応が取り易いという利点があ
る。
【0028】さらに、上記の実施例において表示画面が
地面と水平になるように保持する機構を付加した場合に
は、表示地図上の方位と、実際の地理上の方位とが一致
する。すなわち操作者が回転しても、表示地図は地面に
対して回転せずに正しい方位を示すことになり、さらに
表示地図上の建物と、実際の建物との対応が取り易くな
るという利点がある。
【0029】第1の実施例では、被害情報を入力すべき
建物を操作者が表示地図上でポインティングデバイスを
用いて指定していた。以下に示す第3の実施例では、被
害情報を入力すべき建物に対応した表示地図上の図形の
特定を自動的に行う。
【0030】図12に上記の特定方法の基本的な考え方
を示す。図12において点Xは表示画面上における操作
者の位置座標(x,y)に対応する。ここでは表示画面
の上方向が北であるとする。四角形ABCDと四角形E
FGHとはおのおのAビル,Bビルに対応する図形であ
る。今、操作者が地理上の北から時計周りに30度の方
向を向いているとすると、操作者の視線方向は半直線X
Yである。半直線XYと四角形ABCD,四角形EFG
Hとの交点は簡単な幾何計算により求めることができ
る。図12では半直線XYと線分HG,線分EFとが、
おのおの点Pと点Qとを交点として交差する。点Pと点
Qとはいずれも四角形EFGHの辺上にあるので結局、
点Xに最も近い四角形は四角形EFGH、すなわち操作
者の目の前にある建物はBビルであるということが分か
る。
【0031】このように被害情報を収集すべき建物を自
動的に特定することにより、被害情報の収集作業を効率
化することができる。
【0032】上記の実施例においては、操作者が入力し
て収集した被害情報は、記憶装置104に記憶される
が、本発明による携帯型災害情報収集装置に無線通信装
置を装備することによって、収集した被害情報を直ちに
遠隔地にある他の携帯型災害情報収集装置や被害情報デ
ータベースに転送することができる。各携帯型災害情報
収集装置で入力された被害情報は、当該携帯型災害情報
収集装置の表示画面及び、他の全ての携帯型災害情報収
集装置の表示画面の地図上に災害を表す文字又は図形で
表示される。この第4の実施例による災害情報収集シス
テムの全体像を図13に示す。これにより収集した被害
情報をほぼリアルタイムに全体システムで共有すること
ができるようになる。この結果、災害対応の迅速化,被
害情報の重複収集による非効率性の排除などが可能にな
る。
【0033】第1の実施例では位置検出装置101とし
てGPSが、方位検出装置102として地磁気センサが
使用されたが、同じ目的を達する検出装置であればどれ
を使っても同じ効果が得られる。例えば慣性航行装置を
用いれば、操作者の位置情報と方位情報とを同時に得る
ことができる。また、例えばPHSやセルラホンなどの
中継局の位置から自分の位置を計算するという方法もあ
る。
【0034】図14に本発明による携帯型災害情報収集
装置本体100の外観図の一実施例を示す。基本的に本
装置は屋外で使用することが前提であるので、躯体14
01は堅牢,防水,防塵仕様であること、また内蔵され
るハードディスクや演算装置などの電子機器は耐熱,耐
衝撃仕様であることが望ましい。これにより屋外の環境
条件の悪い場合にも継続して本装置を利用することがで
きる。
【0035】表示装置105の役割りを果たす表示画面
1402には直射日光下でも視認性の高い平面型ディス
プレイが使用されることが望ましい。これにより、日差
しの強い場合にも継続して本装置を利用することができ
る。
【0036】また、本発明による携帯型災害情報収集装
置は、電源として内蔵あるいは外付けのバッテリーを使
用するが、該バッテリーの容量はできるだけ大きいこと
が望ましい。これにより長時間の情報収集活動が可能に
なる。あるいはマイクロ波などを用いる遠隔型電力電送
装置や太陽光発電装置を備えることも考えられる。この
場合、バッテリーの容量に制限されず、長時間の情報収
集活動が可能になる。本発明による携帯型災害情報収集
装置は、その素材に可能な限り軽金属やFRPなどが用い
られることが望ましい。これにより装置の総重量を軽く
することができるので、人間が持って歩く場合にも負担
が少なくてすむ。
【0037】
【発明の効果】本発明による携帯型災害情報収集装置を
用いると、操作者の位置と操作者が現在向いている方向
とが表示地図上で視覚的に理解できる。これにより、例
えば自分の目の前にある建物が表示地図上でどの図形に
対応するかが直ちに理解でき、その建物に関連する被害
やその他属性の情報を表示地図上の図形に関連付けて入
力することができる。これにより、建物や道路に関する
被害情報,管理情報などの情報の収集活動を円滑に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による携帯型災害情報収集装置の構成図
である。
【図2】位置検出装置から出力される緯度経度データの
例である。
【図3】携帯型災害情報収集装置と地磁気センサとの外
観図である。
【図4】地磁気センサの出力データの例である。
【図5】演算処置装置で実行される表示地図の作成・表
示処理の一実施例である。
【図6】表示図の例である。
【図7】表示地図の例である。
【図8】情報を入力する処理手順の一実施例である。
【図9】建物情報を表形式で表示した例である。
【図10】表示地図の作成・表示処理の別の一実施例で
ある。
【図11】表示図の例である。
【図12】表示地図上の図形の特定方法の説明図であ
る。
【図13】災害情報収集システムの全体像の説明図であ
る。
【図14】携帯型災害情報収集装置の外観図の一実施例
である。
【符号の説明】
101…位置検出装置、102…方位検出装置、103
…演算処理装置、104…記憶装置、105…表示装置、
106…入力装置。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも地図情報を記憶する記憶装置
    と、表示装置と、入力装置と、演算処置装置とから構成
    される携帯型災害情報収集装置において、該携帯型災害
    情報収集装置は操作者の地上での位置を計測する位置検
    出装置と操作者の向いている方向を計測する方位検出装
    置とを備え、該演算処置装置は前記の位置検出装置と方
    位検出装置の計測結果に基づいて、地図情報と、操作者
    の現在位置と向いている方向とを視覚的に示す表示地図
    を作成して該表示装置に表示し、前記表示地図上の任意
    の対象物に関する災害情報を入力する入力装置を備えた
    ことを特徴とする携帯型災害情報収集装置。
  2. 【請求項2】少なくとも地図情報を記憶する記憶装置
    と、表示装置と、入力装置と、演算処置装置とから構成
    される携帯型災害情報収集装置において、該携帯型災害
    情報収集装置は操作者の地上での位置を計測する位置検
    出装置と操作者の向いている方向を計測する方位検出装
    置とを備え、該演算処置装置は前記の位置検出装置と方
    位検出装置の計測結果に基づいて、地図情報と、操作者
    の現在位置と向いている方向とを視覚的に示す表示地図
    を作成して該表示装置に表示し、前記表示地図上に表示
    された建物や道路に対応した図形に関連付けて、該建物
    や道路などの被害情報を入力する入力装置を備えたこと
    を特徴とする携帯型災害情報収集装置。
  3. 【請求項3】少なくとも地図情報を記憶する記憶装置
    と、表示装置と、入力装置と、演算処置装置とから構成
    される携帯型災害情報収集装置において、該携帯型災害
    情報収集装置が操作者の地上での位置を計測する位置検
    出装置と操作者の向いている方向を計測する方位検出装
    置とを備え、該演算処置装置は前記の位置検出装置と方
    位検出装置の計測結果に基づいて、地図情報と、操作者
    の現在位置と向いている方向とを視覚的に示す表示地図
    を作成して該表示装置に表示し、前記表示地図上の任意
    の場所に関連付けて、断層や液状化などの被害情報を入
    力する入力装置を備えたことを特徴とする携帯型災害情
    報収集装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の携帯型
    災害情報収集装置において、表示地図上に操作者の位置
    が記号で、操作者の向いている方向が矢印で示されるこ
    とを特徴とする携帯型災害情報収集装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至3のいずれかに記載の携帯型
    災害情報収集装置において、表示画面の上方向が操作者
    の向いている方向に一致するように、表示地図を操作者
    の位置を中心として回転表示することを特徴とする携帯
    型災害情報収集装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至3のいずれかに記載の携帯型
    災害情報収集装置において、表示地図上の方位が、実際
    の地理上の方位と一致するように表示地図を操作者の位
    置を中心として回転表示することを特徴とする携帯型災
    害情報収集装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至3のいずれかに記載の携帯型
    災害情報収集装置において、操作者の位置情報と操作者
    の向いている方向に関する情報に基づいて、操作者の目
    の前にある建物に対応する図形を特定して他の表示図形
    と区別して表示することを特徴とする携帯型災害情報収
    集装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至3のいずれかに記載の携帯型
    災害情報収集装置において、位置検出装置としてGPS
    を利用していることを特徴とする携帯型災害情報収集装
    置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至3のいずれかに記載の携帯型
    災害情報収集装置において、方位検出装置として地磁気
    センサを利用していることを特徴とする携帯型災害情報
    収集装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至3のいずれかに記載の携帯
    型災害情報収集装置において、その装置の構造が防水,
    防塵,耐衝撃構造であることを特徴とする携帯型災害情
    報収集装置。
  11. 【請求項11】請求項1乃至3のいずれかに記載の携帯
    型災害情報収集装置において、表示装置に直射日光下で
    も視認性の高い平面ディスプレイを用いていることを特
    徴とする携帯型災害情報収集装置。
  12. 【請求項12】請求項1乃至3のいずれかに記載の携帯
    型災害情報収集装置において、該装置が無線通信装置を
    備え、情報収集結果を複数の装置で共有する手段を有す
    ることを特徴とする携帯型災害情報収集装置。
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