JPH10320359A - コンピュータネットワーク環境におけるスワップ領域管理方法 - Google Patents

コンピュータネットワーク環境におけるスワップ領域管理方法

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JPH10320359A
JPH10320359A JP9132031A JP13203197A JPH10320359A JP H10320359 A JPH10320359 A JP H10320359A JP 9132031 A JP9132031 A JP 9132031A JP 13203197 A JP13203197 A JP 13203197A JP H10320359 A JPH10320359 A JP H10320359A
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computer
data
swap
swap area
area
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JP9132031A
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Inventor
Kiyohiko Yoshida
清彦 吉田
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NEC Communication Systems Ltd
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NEC Communication Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークを介して、復数の異なるコンピ
ュータに接続された二次記憶装置上のスワップ領域を複
数のコンピュータで共有して利用出来るようにする。 【解決手段】 二次記憶装置が接続された複数のコンピ
ュータを相互に接続して、そのうちの1台45をスワッ
プ領域管理用とし、このコンピュータに接続されている
二次記憶装置46に、スワップ領域を管理する管理テー
プル47と、コンピュータのネットワークアドレスを管
理する管理テープル55と、ネットワーク内の各コンピ
ュータがスワップ領域に書き込んだデータを管理する管
理テープル47を配置する。各コンピュータでこれらの
管理テープルを共有し、かつ参照しながら遠隔のコンピ
ュータ60,61の二次記憶装置上のスワップ領域に対
するデータの書き込み/読み出しを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スワップ領域の管
理方法に関し、特に複数のコンピュータを相互に接続し
て構築したコンピュータネットワークにおけるスワップ
領域の管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数台のコンピュータを相互
に接続したコンピュータネットワークにおいて、磁気デ
ィスク装置等の二次記憶装置を持たない、いわゆるディ
スクレスコンピュータの主記憶装置上の空き領域が少な
くなった場合に、遠隔のコンピュータに接続された二次
記憶装置上のファイルに対してネットワーク透過的にア
クセスするいわゆる広域ファイルシステムの機能を利用
して、自コンピュータ以外のスワップ領域を利用して主
記憶装置の空き容量を確保するという手法が採られてき
た。
【0003】また、二次記憶装置を有するコンピュータ
の場合も、自コンピュータのスワップ領域が不足してき
た時に、同様の機能を利用して遠隔のコンピュータのス
ワップ領域を利用するという例も既に報告されている。
【0004】従来のスワップ領域の管理方法では、図2
1に示すように、スワップ領域を提供する側のコンピュ
ータ1の二次記憶装置4上に、自コンピュータ1が使用
するスワップ領域5の他に、コンピュータネットワーク
3で接続された遠隔のコンピュータ2に利用させるため
のスワップ領域6を設け、それを広域ファイルシステム
としてコンピュータネットワーク内の遠隔のコンピュー
タからネットワーク透過的にアクセス出来るようにする
ことにより、他のコンピュータのスワップ領域を利用出
来るようにしていた。
【0005】図22は、ディスクレスコンピュータが増
えた場合の、同じ内容を示したものである。図におい
て、7はスワップ領域を提供する側のコンピュータ、8
はコンピュータ7の二次記憶装置、9は自コンピュータ
7が使用するスワップ領域、10,11,12はコンピ
ュータネットワーク16で接続された遠隔のコンピュー
タ13,14,15に利用させるためのスワップ領域を
示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のスワ
ップ領域管理方法は、スワップ領域に格納されたデータ
には、コンピュータネットワーク内のどのコンピュータ
の主記憶装置からスワップアウトされたデータなのかを
識別する為のデータ部が無かったので、異なるコンピュ
ータで同一のスワップ領域にデータを格納してしまう
と、スワップ領域に格納されたデータを元のコンピュー
タの主記憶装置に戻すことが出来なくなっていた。
【0007】このため、スワップ領域を提供する側のコ
ンピュータは、自分に接続されている二次記憶装置上
に、自分で使用するスワップ領域の他に、コンピュータ
ネットワークで接続された遠隔のコンピュータの各々の
為に個別にスワップ領域を用意しなければならなかっ
た。従って、自コンピュータで使用するスワップ領域を
遠隔のコンピュータと共有して使うことが出来ず、他コ
ンピュータのスワップ領域を使用する遠隔のコンピュー
タの数が増えると、スワップ領域を提供する側のコンピ
ュータの二次記憶装置の容量を圧迫するという問題があ
った。
【0008】また、従来のスワップ領域の管理方法で
は、各コンピュータに割当てられるスワップ領域は各コ
ンピュータに固定で与えられていたために、利用するス
ワップ領域を動的に変更することが出来なかった。この
ため、スワップ領域を提供する側のコンピュータ、また
はスワップ領域が設けられている二次記憶装置が故障し
た場合、あるいは定期保守の為の停止などが発生する
と、そのコンピュータの、スワップ領域を利用していた
遠隔のコンピュータも、スワップ領域が利用できなくな
るという問題があった。
【0009】本発明の目的は、複数台のコンピュータを
相互に接続して構築したコンピュータネットワークの環
境(以下、分散ネットワーキング環境と呼ぶ)におい
て、スワップ領域を提供する側のコンピュータの二次記
憶装置を圧迫することなく他コンピュータのスワップ領
域を利用できるようにすると共に、コンピュータネット
ワーク内のコンピュータのスワップ領域を統合的に管理
することができるコンピュータネットワーク環境におけ
るスワップ領域管理方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のコンピュータネ
ットワーク環境におけるスワップ領域管理方法は、コン
ピュータネットワーク内の管理用コンピュータ(17)
に接続されている二次記憶装置上(22)に、各コンピ
ュータのスワップを構成単位とする仮想的なファイルシ
ステムを管理する為のスワップ領域管理テーブル(2
9)と、相互接続されたコンピュータをコンピュータネ
ットワーク内で一意に識別するためのネットワークアド
レス管理テーブル(30)と、および各コンピュータの
スワップ領域のデータを管理する為の管理テーブル(3
1)とを配置し、これらの管理テーブルの情報を相互接
続された全てのコンピュータ(17、18、19、2
0、21)で共有、参照しながらコンピュータネットワ
ーク(27)を介して、他のコンピュータとの通信を行
う各コンピュータ上で動作しているソフトウェアによ
り、他のコンピュータの二次記憶装置(23、24、2
5、26)上のスワップ領域に対して主記憶装置上のデ
ータの入出力を行うように構成した。
【0011】そして、コンピュータネットワーク(2
7)内の各コンピュータ(18、19、20、21)
は、自分の二次記憶装置(23、24、25、26)上
のスワップ領域を広域ファイルシステムとして他のコン
ピュータに公開し、他のコンピュータからのネットワー
ク透過的なデータの入出力を可能にする。スワップ領域
管理用のコンピュータ(17)は、広域ファイルシステ
ムとして公開された各コンピュータのスワップ領域を構
成単位とする仮想的な一つのファイルシステム(28)
を構築する。
【0012】コンピュータネットワーク(27)内の各
コンピュータ(18、19、20、21)がスワップ領
域を要求する場合は、前記仮想的ファイルシステム(2
8)に対して行う。この時、該当コンピュータが二次記
憶装置を有しスワップ領域を持っていた場合は、自コン
ピュータのスワップ領域に対して必要な大きさの領域を
要求する。自コンピュータのスワップ領域に充分な空き
容量がある場合は、必要な大きさの領域を確保し主記憶
装置上のデータを書き込んで処理を終了する。該当コン
ピュータのスワップ領域に充分な空き容量が無かった場
合、あるいは二次記憶装置を持たないコンピュータがス
ワップ領域を要求する場合は、前記仮想的ファイルシス
テム(28)を構成する他のコンピュータのスワップ領
域に対して、順番に必要な大きさの領域の要求を試み
る。他のコンピュータのスワップ領域に必要な大きさの
空き領域が見つかった場合は、該当領域を確保し主記憶
装置上のデータを書き込んで処理を終了する。前記仮想
的ファイルシステム(28)を構成するすべてのスワッ
プ領域に対して要求を試みても必要な大きさの領域が確
保出来なかった場合は処理を終了する。
【0013】このように構成されているので、コンピュ
ータが、コンピュータネットワーク内のコンピュータの
スワップ領域から構成される仮想的なファイルシステム
に対して主記憶装置上のデータの書き込みを行うと、各
コンピュータ上で動作しているソフトウェアが、スワッ
プ領域を管理する為のコンピュータに接続されている二
次記憶装置上に設けられている相互接続されたコンピュ
ータをコンピュータネットワーク内で一意に識別する為
のネットワークアドレス管理テーブル、及びスワップ領
域に書き込まれたデータを管理する為のデータ管理テー
ブルを参照し、前記仮想的なファイルシステムを構成す
るスワップ領域の中から、主記憶装置上のデータを書き
込むのに充分な空き容量を持つスワップ領域を動的に選
択する。
【0014】このためコンピュータネットワーク内の各
コンピュータは、前記仮想的なファイルシステムに対し
て主記憶装置上のデータの入出力を行うだけで、スワッ
プ領域の空き容量およびコンピュータネットワークで相
互に接続された遠隔のコンピュータとの間でのデータの
送受信を意識することなく、遠隔のコンピュータに接続
された二次記憶装置上に設けられたスワップ領域に対す
るデータの入出力を実現することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の最良の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の最良の実
施の形態を示す概略図である。図1において、本発明の
実施の形態は、スワップ領域を管理するためのコンピュ
ータ17とコンピュータ18,19,,20,21、各
コンピュータに接続されている二次記憶装置22,2
3,24,25,26、およびコンピュータ17,1
8,19,20,21を相互接続しているネットワーク
27から構成されている。
【0016】28はコンピュータ18,19,20,2
1に接続されている二次記憶装置23,24,25,2
6上に設けられたスワップ領域を構成単位とする仮想的
なファイルシステムを表している。スワップ領域を管理
するためのコンピュータ17に接続されている二次記憶
装置22には、図2に示すように前記仮想的なファイル
システムを構成するスワップ領域を管理する為のテーブ
ル29と、コンピュータネットワーク内のコンピュータ
を一意に識別するためのアドレス情報を管理するための
テーブル30、およびスワップ領域に書き込まれたデー
タを管理するためのテーブル31が設けられている。
【0017】前記スワップ領域管理テーブル29は、図
3に示すように前期仮想的なファイルシステムのファイ
ルシステム名32と、仮想的なファイルシステムを構成
するスワップ領域を有するコンピュータホスト名33か
ら構成されている。前記アドレス管理テーブル30は、
図4に示すようにコンピュータネットワークを構成する
コンピュータのホスト名34、および該当するコンピュ
ータのアドレス情報35から構成さている。
【0018】前記データ管理テーブル31は、図5に示
すように、コンピュータネットワークを構成するコンピ
ュータのホスト名36、およびデータ管理情報37から
構成されている。前記データ管理情報37には、各ホス
ト名のコンピュータがスワップ領域に書き込んだデータ
ファイル名38と該当するデータファイルが書き込まれ
たスワップ領域を有するコンピュータのホスト名39を
一組にしたデータが格納されている。
【0019】二次記憶装置上にスワップ領域を有するコ
ンピュータが、スワップ領域にデータを書き込む際のフ
ォーマットは、図6に示すようにデータの書き込み要求
を行ったコンピュータのホスト名40、データファイル
名41、および主記憶装置上に展開されていたデータ4
2から構成されている。
【0020】図7は、コンピュータネットワーク内の任
意のコンピュータ43が、仮想的なファイルシステム4
4を介して遠隔のコンピュータ58〜59に接続された
二次記憶装置60〜61上のスワップ領域にデータの入
出力を行う際に参照するため、スワップ領域を管理する
ためのコンピュータ45に接続された二次記憶装置46
上に設けられたスワップ領域管理テーブル47、データ
管理テーブル50およびアドレス管理テーブル55の関
係を示した概略図である。
【0021】図8は、コンピュータ43が仮想的なファ
イルシステム44を介して遠隔のコンピュータ58〜5
9に接続された二次記憶装置60〜61上のスワップ領
域へのデータ書き込み、および前記スワップ領域からの
データの読み出しが完了した場合に、スワップ領域管理
用コンピュータ45の二次記憶装置46上に設けられて
いるデータ管理テーブル50の管理情報52のデータ5
3〜54を更新するために、コンピュータ43からスワ
ップ領域管理用コンピュータ45へ転送されるスワップ
データ書き込み完了メッセージおよびスワップデータ削
除要求メッセージのフォーマットを示す図である。
【0022】図9は、コンピュータ43が遠隔のコンピ
ュータ58〜59に接続された二次記憶装置60〜61
上のスワップ領域に対してデータの書き込みを要求する
際に、コンピュータ43から遠隔のコンピュータ58〜
59へ転送されるスワップ領域要求メッセージのフォー
マットを示す図である。
【0023】図10は、コンピュータ43からのスワッ
プ領域要求メッセージを受け取ったコンピュータ58〜
59が、二次記憶装置60〜61上のスワップ領域の空
き領域をチェックした結果、あるいはデータの書き込み
を行った結果をコンピュータ43に通知する際に、コン
ピュータ58〜59からコンピュータ43へ転送される
スワップ領域応答メッセージのフォーマットを示す図で
ある。
【0024】図11は、コンピュータ43がコンピュー
タ58〜59の二次記憶装置60〜61上のスワップ領
域に書き込んだデータを読み出す際に、コンピュータ4
3から遠隔のコンピュータ58〜59へ転送されるスワ
ップデータ読み出し要求メッセージのフォーマットを示
す図である。
【0025】図12は、コンピュータ58〜59の二次
記憶装置60〜61上のスワップ領域に書き込まれたデ
ータをコンピュータ41に送る際に、コンピュータ58
〜59からコンピュータ43へ転送されるスワップデー
タ読み出し応答メッセージのフォーマットを示す図であ
る。
【0026】図13は、コンピュータ43が前記仮想的
ファイルシステム44を介して前記スワップ領域管理テ
ーブル47、前記データ管理テーブル50およびアドレ
ス管理テーブルを参照しながら、コンピュータ58〜5
9の二次記憶装置60〜61上のスワップ管理領域に対
してデータの書き込みを行う際の処理の流れを示したフ
ローチャートである。
【0027】図14は、コンピュータ58〜59がコン
ピュータ43からスワップ領域要求メッセージを受け取
った時の処理の流れを示したフローチャートである。
【0028】図15は、スワップ領域管理用コンピュー
タ45がコンピュータ43からスワップデータ書き込み
完了通知メッセージを受け取った時の処理の流れを示し
たフローチャートである。
【0029】図16は、コンピュータ43が前記仮想的
ファイルシステム44を介して前記スワップ領域管理テ
ーブル47、前記データ管理テーブル50およびアドレ
ス管理テーブル55を参照しながら、コンピュータ58
〜59二次記憶装置60〜61上のスワップ領域に書き
込まれたデータの読み出しを行う際の処理の流れを示し
たフローチャートである。
【0030】図17は、コンピュータ58〜59がコン
ピュータ43からスワップデータ読み出し要求メッセー
ジを受け取った時の処理の流れを示したフローチャート
である。
【0031】図18は、スワップ領域管理用コンピュー
タ45がコンピュータ43からスワップデータ削除要求
メッセージを受け取った時の処理の流れを示したフロー
チャートである。
【0032】次に、本発明の実施の形態の動作について
図面を参照して詳細に説明する。前記仮想的なファイル
システム(図1の符号28)を構成しているスワップ領
域に対する主記憶装置上のデータの書き込みや読み出
し、および前記仮想的なファイルシステムの構成制御
は、上記管理情報(図3、図4および図5)をコンピュ
ータネットワークの全てのコンピュータで共有し、上記
管理情報に基にして各コンピュータ(図1の符号17,
18,19,20,21)上で動作するソフトウェアに
よって行われる。前記管理情報(図3、図4および図
5)の更新は、図1のコンピュータ17においてコマン
ドによりオペレータから構成変更を指示された場合、お
よび図1のコンピュータ17で動作するスワップ領域管
理用のソフトウェアによって自動的に行われる。
【0033】一般に、広域ファイルシステムでは、広域
ファイルシステム名をネットワークを構成する全てのコ
ンピュータで共有し、広域ファイルシステム名からネッ
トワーク内のコンピュータの名前とそのコンピュータに
接続されている二次記憶装置上に構築されているファイ
ルシステム名を参照して、そのコンピュータに接続され
ている二次記憶装置上に構築されているファイルシステ
ムに対して入出力を行う。
【0034】本発明において、広域ファイルシステムを
介して異なるコンピュータのスワップ領域に対してデー
タの書き込みを行う場合は、図7に示すようにコンピュ
ータ43から、広域ファイルシステムとして公開された
n台のコンピュータ58〜59の二次記憶装置60〜6
1上のスワップ領域から構成された仮想的なファイルシ
ステム43に対してデータの書き込み要求を出すことに
よって達成される。コンピュータ43は、スワップ領域
が必要になると、スワップ領域管理用のコンピュータ4
5の二次記憶装置46上に作成されているスワップ領域
管理テーブル47を調べる。
【0035】前記管理テーブル47のホスト名のエント
リ49に自コンピュータのホスト名が登録されていた場
合(図13のステップ(以下、Sという。)2のYの場
合)は、自コンピュータのスワップ領域に必要な大きさ
の空き領域があるかどうかをチェックし、充分な空き容
量があった場合(図13のS3のYの場合)は自コンピ
ュータのスワップ領域に必要な大きさの領域を確保して
主記憶装置上のデータを書き込みを行う(図13のS
4)。主記憶装置上のデータの自コンピュータのスワッ
プ領域への書き込みが成功した場合(図13のS6のY
の場合)は、スワップ領域管理用のコンピュータ45に
スワップデータの書き込み完了通知メッセージを送る
(図13のS7)。
【0036】スワップデータの書き込み完了通知メッセ
ージは、図10に示すように、スワップ領域を要求した
コンピュータのホスト名62、データが書き込まれたス
ワップ領域を有するコンピュータのホスト名63、及び
スワップ領域に書き込んだデータのファイル名64から
構成される。
【0037】前記スワップ領域管理テーブル47に自コ
ンピュータ43のホスト名が登録されていなかった場合
(図13のS2のNの場合)、あるいは前記データ管理
テーブルに自コンピュータのホスト名が登録されていて
も自コンピュータのスワップ領域に必要な大きさの空き
領域が無かった場合(図13のS3のNの場合)、また
は自コンピュータのスワップ領域の空き領域のチェック
もしくは主記憶装置のデータのスワップ領域への書き込
みが一定時間内に終了しなかった場合(図13のS5の
Yの場合)は、前記データ管理テーブルの次のエントリ
(登録されていなかった場合は、前記データ管理テーブ
ルの先頭のエントリ)のホスト名49を取り出し(図1
3のS8)、そのホスト名をキーにしてアドレス管理テ
ーブル55を検索して、該当コンピュータのアドレス情
報(図4の符号35)を取り出し、スワップ領域要求メ
ッセージを該当アドレスのコンピュータに送って必要な
大きさの領域を要求する(図13のS9)。
【0038】スワップ領域要求メッセージは、図9に示
すように、スワップ領域を要求したコンピュータのホス
ト名65、データをスワップ領域に書き込む際のデータ
ファイル名66、要求するスワップ領域のサイズ67、
及びスワップ領域に書き込むデータ68から構成されて
いる。
【0039】該当アドレスのコンピュータから一定時間
内にスワップ領域応答メッセージが返され(図13のS
11のNの場合)、且つ該当アドレスのコンピュータの
スワップ領域に自コンピュータの主記憶装置上のデータ
の書き込みが成功した場合(図13のS12のYの場
合)は、スワップデータの書き込み完了通知メッセージ
の自ホスト名62に自コンピュータ43のホスト名を設
定し、スワップ領域応答メッセージ(図10)からデー
タが書き込まれたホスト名69とデータファイル名70
を取り出し、各々スワップデータの書き込み完了通知メ
ッセージの他ホスト名63データファイル名64に設定
して管理用コンピュータ45に送って(図13のS7)
処理を終了する。
【0040】該当アドレスのコンピュータから一定時間
内にスワップ領域応答メッセージが返されなかった場合
(図13のS11のYの場合)、あるいは該当アドレス
のコンピュータにおいて要求した大きさのスワップ領域
が確保出来なかった場合(図13のS12のNの場合)
は、前記スワップ領域管理テーブル47の次のエントリ
について同じ処理を繰り返す(図13のS13のN)。
前記スワップ領域管理テーブル47の全てのエントリに
ついて上記の処理を繰り返しても、主記憶装置上のデー
タをスワップ領域に書き込めなかった場合(図13のS
13のY)は処理を終了する。
【0041】コンピュータ58〜59は他のコンピュー
タ43から前記スワップ領域要求メッセージ(図9)を
受け取ると(図14のS1)、スワップ領域要求メッセ
ージから要求されているサイズ67を取り出し、自分の
スワップ領域に要求されている大きさの空き容量がある
かどうかチェックする(図14のS2)。自スワップ領
域に要求されている大きさの空き容量があった場合(図
14のS2のYの場合)は、受け取った前記スワップ要
求メッセージからホスト名65とデータファイル名6
6、及びデータ68を取り出し、データにホスト名とデ
ータファイル名を付与して自スワップ領域に書き込んで
(図14のS3)、スワップ領域応答メッセージ(図1
0)の自ホスト名69に自コンピュータのホスト名、デ
ータファイル名70にスワップ領域に書き込んだデータ
ファイル名を設定し、結果フラグ71に成功フラグを設
定して前記スワップ領域要求メッセージを送った他のコ
ンピュータ43に送る(図14のS5)。
【0042】自スワップ領域に前記スワップ領域要求メ
ッセージで要求されている大きさのスワップ領域がなか
った場合(図14のS2のNの場合)、あるいは自スワ
ップ領域へのデータの書き込み処理が一定時間内に完了
しなかった場合(図14のS4のYの場合)は、スワッ
プ領域応答メッセージのホスト名69に自コンピュータ
のホスト名、データファイル名70に前記スワップ領域
要求メッセージから取り出したデータファイル名66を
設定し、結果フラグに失敗フラグを設定して前記スワッ
プ領域要求メッセージを送った他のコンピュータ43に
送る(図14のS6)。
【0043】スワップ領域管理用のコンピュータ45は
スワップデータの書き込み完了通知メッセージ(図1
0)を受け取ると(図15のS1)、前記スワップデー
タの書き込み完了通知メッセージから自ホスト名62を
取り出して(図15のS2)、自ホスト名62をキーに
してデータ管理テーブル(図5)を検索し(図15のS
3)、該当するホスト名のエントリ36のデータ管理情
報37に、データファイル名38とホスト名39のデー
タとして前記スワップデータの書き込み完了通知メッセ
ージから取り出した他ホスト名63とデータファイル名
64を登録する(図15のS4)。
【0044】コンピュータ43がスワップ領域に書き込
んだデータを主記憶装置に戻す場合は、自分のホスト名
をキーにして前記データ管理テーブル(図5)を検索し
て、自コンピュータのホスト名と一致するホスト名のエ
ントリ36を見つけ出し、データファイル名をキーにし
て該当データ管理情報37を検索し、必要としているデ
ータファイル38がスワップ領域に書き込まれているコ
ンピュータのホスト名39を見つけ出す(図16のS
1)。
【0045】必要としているデータが自コンピュータの
スワップ領域に書き込まれていた場合(図16のS2の
Yの場合)は、自コンピュータのスワップ領域からデー
タを読み出し主記憶装置にデータを戻して(図16のS
3)、スワップデータ削除要求メッセージ(図10)の
自ホスト名62と他ホスト63の両方に自コンピュータ
のホスト名を設定し、スワップ領域から主記憶装置に戻
したデータのデータファイル名64を設定して、管理用
コンピュータ45に送って(図16のS4)処理を終了
する。
【0046】必要としているデータ38が他のコンピュ
ータのスワップ領域に書き込まれていた場合(図16の
S2のNの場合)は、そのコンピュータのホスト名39
をキーにしてアドレス管理テーブル(図4)を検索して
該当コンピュータのアドレス情報(図4の符号35)を
取り出し(図16のS5)、スワップデータ読み出し要
求メッセージ(図11)に自コンピュータのホスト名7
2とデータファイル名73を設定して、該当アドレスの
コンピュータに送る(図16のS6)。
【0047】該当アドレスのコンピュータから一定時間
内にスワップデータ読み出し応答メッセージ(図12)
が返された場合(図16のS8のNの場合)、スワップ
データ読み出し応答メッセージからデータ76を取り出
して主記憶装置上に書き込み(図16のS9)、ホスト
名74トデータファイル名75を取り出して、スワップ
データ削除要求メッセージ(図10)の他ホスト名63
およびデータファイル名64に各々設定し、自コンピュ
ータのホスト名を自ホスト名62に設定して、管理用コ
ンピュータ45に送って処理(図16のS4)を終了す
る。該当アドレスのコンピュータから一定時間内にスワ
ップデータ読み出し応答メッセージが返されなかった場
合(図16のS8のYの場合)は、エラー終了する(図
16のS10)。
【0048】コンピュータ58〜59は、他のコンピュ
ータ43から前記スワップデータ読み出し要求メッセー
ジを受け取ると(図17のS1)、スワップデータ読み
出し要求メッセージからホスト名72とデータファイル
名73を取り出し、ホスト名とデータファイル名が一致
するデータを自コンピュータのスワップ領域から読み出
し(図17のS2)、スワップデータ読み出し応答メッ
セージのホスト名74に自コンピュータのホスト名、デ
ータファイル名75にスワップ領域から詠み出したデー
タファイル名、及びデータ76を設定して、スワップデ
ータ読み出し要求メッセージを送ったコンピュータ43
に送り返す(図17のS3)。
【0049】前記管理用コンピュータ45は、前記スワ
ップデータ削除要求メッセージを受け取ると(図18の
S1)、自ホスト名62を取り出して(図18のS
2)、それをキーにして前記データ管理テーブル(図
5)を検索して(図18のS3)、該当するホスト名3
6のエントリを見つけ出し、データ管理情報37に登録
されているデータファイル名38とホスト名39が前記
スワップデータ削除要求メッセージの他ホスト名63と
データファイル名64が一致するエントリを捜し出して
データ管理テーブルから削除する(図18のS4)。
【0050】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図19は本発明の実施例を示す概略
図である。本発明の実施例は、スワップ領域を管理する
為のコンピュータ77と、二次記憶装置81,82を有
するコンピュータ78,79を相互に接続したコンピュ
ータネットワーク85により構成されている。図19の
実施例において、スワップ領域を管理する為のコンピュ
ータ77の二次記憶装置80上に設けられたアドレス管
理テーブルおよびデータ管理テーブルはコンピュータ7
8,79により共有され、コンピュータネットワーク8
5を介して参照することができる。仮想的なファイルシ
ステム86はコンピュータ78,79に各々接続された
二次記憶装置81,82上に各々設けられたスワップ領
域83,84から構成されている。
【0051】図20は、本発明の実施例における前記ア
ドレス管理テーブルおよび前記データ管理テープルの参
照関係を示す概略図である。図20において、コンピュ
ータ101が自分の主記憶装置上のデータをスワップ領
域にデータを書き込む場合は、前記仮想的なファイルシ
ステム87に対してデータの書き込み要求を行う。コン
ピュータ101は、前記仮想的なファイルシステム87
に対するデータの書き込み要求を検出すると、コンピュ
ータネットワークを介してスワップ領域を管理する為の
コンピュータ88の二次記憶装置89上に設けられたス
ワップ領域管理テーブル90を参照して、仮想的なアァ
イルシステム87を構成しているホスト名の情報92を
取り出す。
【0052】コンピュータ101は、自分に接続されて
いる二次記憶装置103上に設けられているスワップ領
域106が仮想的なファイルシステム87の構成要素と
なっていることを検出した場合、スワップ領域105に
対して自分の主記憶装置上のデータを書き込む際に、図
6のホスト名40にコンピュータ101のホスト名(h
ost1)、データファイル名41にデータファイル名
(data11)、およびデータ42に自分の主記憶装
置上のデータを設定して書き込む。
【0053】スワップ領域105への自分の主記憶装置
上のデータの書き込みが完了したら、コンピュータ10
1は、スワップデータ書き込み完了通知メッセージ(図
8)の自ホスト名62および他ホスト名63の両方にコ
ンピュータ101のホスト名(host1)を設定し、
データファイル名64にスワップ領域105に書き込ん
だデータのファイル名(data11)を設定して、ス
ワップ領域を管理する為のコンピュータ88へ送る。
【0054】コンピュータ88は、コンピュータ101
からスワップデータ書き込み完了メッセージを受け取る
と、スワップデータ書き込み完了メッセージから自ホス
ト名62(host1)を取り出し、自ホスト名62
(host1)をキーにしてデータ管理テーブル93を
検索し、ホスト名が一致するエントりを見つけだし、コ
ンピュータ101がスワップ領域に書き込んだデータを
管理する為のデータ管理情報96に、コンピュータ10
1からスワップデータ書き込み完了メッセージから取り
出した他ホスト名63(ホスト名host1)とデータ
ファイル名(data11)と64を1つの管理データ
にして登録する。
【0055】スワップ領域105に十分な空き容量が無
かった場合、または二次記憶装置103の故障や、スワ
ップ領域105の障害等の理由により、スワップ領域1
05に対する主記憶装置上のデータ(data12)の
書き込みが失敗、あるいは一定時間以内に完了しなかっ
た場合は、コンピュータ101は前記仮想的なファイル
システム87を構成しているもう一つのホスト名(ho
st2)をキーにして、アドレス管理テーブル98を検
索し該当するホスト名のネットワークアドレス100を
取り出し、該当するネットワークアドレスのコンピュー
タ102に対してスワップ領域要求メッセージ(図9)
のホスト名65にコンピュータ101のホスト名(ho
st1)、データファイル名66にデータファイル名
(data12)、サイズ67にデータのサイズ、デー
タ68にスワップ領域106に書き込むデータをそれぞ
れ設定して送り、コンピュータ102に接続されている
二次記憶装置104上に設けられたスワップ領域106
に対して自分の主記憶装置上のデータの書き込みを行
う。
【0056】コンピュータ102は、コンピュータ10
1からスワップ領域要求メッセージ(図9)を受け取る
と、スワップ領域要求メッセージからサイズ67を取り
出して、自分のスワップ領域106に要求されている空
き容量があるかどうかをチェックする。スワップ領域1
06に十分な空き容量がある場合は、スワッブ領域要求
メッセージからホスト名65(host1)、データフ
ァイル名67(data12)、およびデータ68を取
り出して図6のホスト名40にホスト名65(host
1)、データファイル名41にデータファイル名66
(data12)、およびデータ42にデータ68を設
定してスワップ領域106にデータを書き込む。
【0057】スワップ領域106に対するデータの書き
込みが成功した場合、コンピュータ102は、スワップ
領域応答メッセージ(図10)のホスト名に自分のホス
ト名(host2)、データファイル名にはスワップ領
域に書き込んだデータファイル名(data12)、結
果フラグには成功を示すフラグを設定して、コンピュー
タ101に送る。コンピュータ102は、自分のスワッ
プ領域106に要求されている空き容量が無かった場
合、あるいは自分のスワップ領域106に対するデータ
の書き込みが一定時間以内に完了しなかった場合は、ス
ワップ領域応答メッセージ(図10)のホスト名に自分
のホスト名(host2)、データファイル名にはスワ
ップ領域要求メッセージから取り出したデータファイル
名66(data12)、結果フラグには失敗を示すフ
ラグを設定して、コンピュータ101に送る。
【0058】コンピュータ101は、コンピュータ10
2からスワップ領域応答メッセージを受け取ると、結果
フラグをチェックする。スワップ領域106へのデータ
の書き込みが成功した場合は、スワップ領域応答メッセ
ージからホスト名(host2)とデータファイル名
(data12)を取り出して、スワップデータ書き込
み完了通知メッセージの(図10)の自ホスト名62に
コンピュータ101のホスト名(host1)、他ホス
ト名63のコンピュータ102のホスト名(host
2)をそれぞれ設定し、データファイル名64にスワッ
プ領域106に書き込んだデータのファイル名(dat
a12)を設定して、スワップ領域を管理する為のコン
ピュータ88に送る。
【0059】このスワップデータ書き込み完了メッセー
ジをコンピュータ101から受け取ったコンピュータ8
8は、スワップデータ書き込み完了メッセージから自ホ
スト名62(host1)を取り出し、自ホスト名62
(host1)をキーにしてデータ管理テーブル93を
検索し、ホスト名が一致するエントりを見つけだし、コ
ンピュータ101がスワップ領域に書き込んだデータを
管理する為のデータ管理情報96に、コンピュータ10
1からスワップデータ書き込み完了メッセージから取り
出した他ホスト名63(ホスト名host2)とデータ
ファイル名(data12)と64を1つの管理データ
にして登録する。
【0060】スワップ領域106へのデータの書き込み
が失敗した場合は、主記憶装置上のデータのスワップ領
域への書き込みはエラー終了する。
【0061】コンピュータ102が自分の主記憶装置上
のデータをスワップ領域にデータを書き込む場合も同様
の手順に従って処理を行う。
【0062】コンピュータ101がスワッブ領域に書き
込まれたデータファイル名(data11)のデータ
を、スワップ領域から主記憶装置上に戻す場合は、前記
仮想的なファイルシステム87に対してデータの読み出
し要求を行う。コンピュータ101は、前記仮想的なフ
ァイルシステム87に対するデータの読み出し要求を検
出すると、コンピュータネットワークを介してスワッブ
領域を管理する為のコンピュータ88の二次記憶装置8
9上に設けられたデータ管理テープル93を参照して、
コンピュータ101のホスト名(host1)と一致す
るエントリのデータ管理情報96をデータファイル名
(data11)をキーにして検索して、データファイ
ル名(data11)のデータが書き込まれたスワップ
領域を有するコンピュータのホスト名(host1)を
取り出す。
【0063】データが書き込まれていたスワップ領域を
有するコンピュータのホスト名が、コンピュータ101
のホスト名と一致した場合は、コンピュータ101に接
続された二次記憶装置103上に設けられているスワッ
プ領域105からデータを読み出す。データファイル名
(data12)のデータが書き込まれているスワップ
領域を有するコンピュータのホスト名(host2)が
コンピュータ101のホスト名(host1)と一致し
なかった場合は、ホスト名(host2)をキーにして
アドレス管理テープルを検索し、読み出そうとしている
データが書き込まれているスワップ領域を有するコンピ
ュータのネットワークアドレス100を取り出して、ス
ワップデータ読み出し要求メッセージ(図11(1
3))のホスト名72にコンピュータ101のホスト名
(host1)、データファイル名73に読み出そうと
しているテータのデータファイル名(data12)を
設定してネットワークアドレス100のコンピュータ1
02に送る。
【0064】コンピュータ102が、コンピュータ10
1からスワップデータ読み出し要求メッセージを受け取
ると、ホスト名72(host1)とデータフアイル名
(data12)を取り出して、二次記憶装置104上
に設けられているスワップ領域106からホスト名72
(host1)とデータファイル名(data12)と
一致するデータを読み出し、スワップデータ読み出し応
答メッセージ(図12)のホスト名74にコンピュータ
102のホスト名(host2)、データファイル名7
5にスワップ領域から読み出したデータのデータファイ
ル名(data12)、およびデータ76にスワップ領
域から読み出したデータを設定してコンピュータ101
に送る。
【0065】スワップ領域106からのデータの読み出
しが失敗した場合、あるいは一定時間内に完了しなかっ
た場合は、スワップデータ読み出し応答メッセージホス
ト名74にコンピュータ102のホスト名、データファ
イル名75にスワップデータ読み出し要求メッセージか
ら取り出したデータファイル名(data12)、およ
びデータ76にデータの読み出しが失敗したことを示す
コードを設定してコンピュータ101に送る。
【0066】コンピュータ101は、コンピュータ10
1にスワップデータ読み出し要求メッセージを送ってか
ら、一定時間内にスワップデータ読み出し応答メッセー
ジを受け取り、且つデータの読み出しに成功した場合
は、スワップデータ読み出し応答メッセージからデータ
76を取り出し、主記憶装置に書き込んで、スワップデ
ータ削除要求メッセージ(図10)の自ホスト名62に
コンピュータ101のホスト名(host1)、他ホス
ト名63にスワップデータ読み出し応答メッセージから
取り出したホスト名74(host2)、データファイ
ル名64にスワップデータ読み出し応答メッセージから
取り出したデータファイル名75(data12)を設
定して、スワップ領域管理用のコンピュータ88に送
る。
【0067】コンピュータ102にスワップデータ読み
出し要求メッセージを送ってから、一定時間内にスワッ
プデータ読み出し応答メッセージを受け取ったが、デー
タの読み出しに失敗した場合は、前述と同じ手順でスワ
ップデータ削除要求メッセージにホスト名とデータアァ
イル名を設定して、スワップ領域管理用のコンピュータ
88に送る。
【0068】コンピュータ88は、コンピュータ88か
らスワップデータ削除要求メッセージを受け取ると、自
ホスト名62(host1)を取り出し、データ管理テ
ープル93でホスト名が一致するデータ管理情報96の
中から、他ホスト名53とデータファイル名64と一致
するデータを削除して処理を終了する。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1台のコンピュータのスワップ領域を複数のコンピュー
タで利用出来るようにしたので、一つのスワップ領域に
複数のコンピュータの主記憶装置上に展開されていたデ
ータを書き込むことが可能となり、また複数のコンピュ
ータによって一つのスワップ領域に書き込まれたデータ
を、もとのコンピュータの主記憶装置に戻すことが可能
とり、スワップ領域が設けられている二次記憶装置を有
効に活用出来る。
【0070】また、本発明によれば、コンピュータに接
続された二次記憶装置を構成単位とする仮想的なファイ
ルシステムに対して、主記憶装置上のデータを書き込む
ことにより、実際に主記憶装置上のデータが書き込まれ
るスワップ領域を、スワップ領域へのデータの書き込み
時に動的に選択することが出来るようにしたので、耐故
障性を高めることが出来る。
【0071】さらに、本発明によれば、主記憶装置上の
データを実際に書き込むスワップ領域を、データの書き
込み時に動的に選択できるので、ネットワーク全体で見
た時のスワップ領域の利用効率を高めることができるよ
うになるということである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例を実行するためのシステム
構成図である。
【図2】二次記憶装置上に設けられている管理テーブル
の図である。
【図3】二次記憶装置上に設けられているスワップ領域
を管理するための管理テーブルである。
【図4】コンピュータネットワークを構成するコンピュ
ータを一意に識別するためのアドレス情報を管理するた
めのテーブルの図である。
【図5】スワップ領域に書き込まれたデータを管理する
ためのテーブルの図である。
【図6】コンピュータがデータをスワップ領域に書き込
む際のフォーマットを示す図である。
【図7】コンピュータネットワーク内の任意のコンピュ
ータが他のコンピュータの二次記憶装置上のスワップ領
域にデータの入出力を行う際に参照する管理テーブルの
関係を示す図である。
【図8】スワップ領域管理用のコンピュータのデータ管
理テーブルを追加/削除する際に、コンピュータの間で
転送されるスワップデータ書き込み完了メッセージおよ
びスワップデータ削除要求メッセージのフォーマットを
示す図である。
【図9】他のコンピュータのスワップ領域にデータの書
き込みを要求する際にコンピュータ間で転送されるスワ
ップ領域要求メッセージのフォーマットを示す図であ
る。
【図10】他のコンピユータから要求されたスワップ領
域へのデータの書き込み結果を通知する際に、コンピュ
ータの間で転送されるスワップ領域応答メッセージのフ
ォーマットを示す図である。
【図11】他のコンピュータのスワップ領域に書き込ん
だデータを読み出す際に、コンピュータの間で転送され
るスワップデータ読み出し要求メッセージのフォーマッ
トを示す図である。
【図12】他のコンピュータのスワップ領域に書き込ま
れたデータを転送する際に、コンピュータの間で転送さ
れるスワップテータ読み出し応答メッセージのフォーマ
ットを示す図である。
【図13】仮想的なファイルシステムを介して他のコン
ピュータのスワップ領域に対してデータの書き込みを行
う際の処理の流れを示したフローチャートである。
【図14】他のコンピュータからスワップ領域へのデー
タの書き込み要求を受け取った時の処理の流れを示した
フローチャートである。
【図15】スワップ領域管理用コンピュータのデータ管
理テーブルにデータを登録する際の処理の流れを示した
フローチャートである。
【図16】他のコンピュータのスワップ領域に書き込ま
れたデータを読み出す際の処理の流れを示したフローチ
ャートである。
【図17】他のコンピュータからスワップ領域に書き込
まれたデータの読み出し要求を受け取った時の処理の流
れを示したフローチャートである。
【図18】スワップ領域管理用コンピュータのデータ管
理テーブルに登録したデータを削除する際の処理の流れ
を示したフローチャートである。
【図19】本発明による実施例を示す図である。
【図20】図21の実施例における管理テープルの参照
関係を示す図である。
【図21】従来のスワップ領域の管理技術を示す図であ
る。
【図22】従来のスワップ領域の管理技術において、デ
ィスクレスコンピュータが増えた場合を示す図である。
【符号の説明】
1,2,7,13,14,15,18,19,20,2
1,43,58,59,79,101,102・・・コ
ンピュータ 3,16,27,85・・・コンピュータネットワーク 4,8,22,23,24,25,26,46,60,
80,81,82,89,103,104・・・二次記
憶装置 5,6,9,10,11,12,83,84,105,
106・・・スワップ領域 17,45,77,88・・・スワップ領域管理用コン
ピユータ 28,44,86,87・・・コンピュータネットワー
ク内のコンピュータのスワップ領域を構成単位とする仮
想的なファイルルシステム 29,47,90・・・スワップ領域を管理する為の管
理テープル 30,55,98・・・コンピュータのネットワークア
ドレスを管理する為の管理テーブル 31,50,93・・・スワップ領域に書き込まれたデ
ータを管理する為の管理テープル 32,48,91・・・スワップ領域から構成される仮
想的なファイルシステムのファイルシステム名 33,34,36,39,40,49,51,62,6
3,65,69,72,74,92,94・・・コンピ
ュータのホスト名 35,56,57,99,100・・・コンピュータネ
ットワーク内のコンピュータを一意に識別する為に割付
けられるネットワークアドレス 37,52,53,54,95,96,97・・・スワ
ップ領域に書き込まれたデータを管理するためのデータ
管理情報 38,41,64,66,70,73,75・・・スワ
ップ領域に書き込む/書き込まれたデータのデータファ
イル名 42・・・スワップ領域に書き込むデータ/スワップ領
域から読み出したデータ 67・・・スワップ領域上に書き込むデータのサイズ 68,76・・・スワップ領域に書き込む/書き込まれ
たデータ 71・・・スワップ領域へのデータの書き込みを試みた
結果を示すフラグ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次記憶装置を有する複数のコンピュー
    タを相互接続することによって構築したコンピュータネ
    ットワーク内で、前記コンピュータに接続された前記二
    次記憶装置上に設けられたスワップ領域に対する主記憶
    装置上のデータの入出力をソフトウェアにより行うコン
    ピュータネットワーク環境におけるスワップ領域管理方
    法において、複数の前記スワップ領域から構成される仮
    想的なファイルシステムを設け、前記コンピュータネッ
    トワークを構成する各コンピュータからスワップ領域に
    対するデータの入出力を前記仮想的なファイルシステム
    を経由して行うようにしたことを特徴とするコンピュー
    タネットワーク環境におけるスワップ領域管理方法。
  2. 【請求項2】 スワップ領域管理用コンピュータに接続
    されている前記二次記憶装置上に配置されたスワップ領
    域に書き込まれたデータを管理するためのデータ管理テ
    ーブルと相互接続された前記コンピュータをコンピュー
    タネットワーク内で一意に識別するためのアドレス管理
    テーブルとを備え、前記データ管理テーブルおよびアド
    レス管理テーブルの情報を、相互に接続された全ての前
    記コンピュータで共有して参照しながら前記コンピュー
    タネットワークを通して遠隔の前記コンピュータと通信
    を行うことによって、主記憶装置上のデータを書き込む
    スワップ領域を、データの書き込み時に前記コンピュー
    タネットワーク内の複数のスワップ領域の中から動的に
    選択するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
    コンピュータネットワーク環境におけるスワップ領域管
    理方法。
  3. 【請求項3】 前記二次記憶装置は磁気ディスク装置で
    あることを特徴とする請求項1または2に記載のコンピ
    ュータネットワーク環境におけるスワップ領域管理方
    法。
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