JPH1031A - 擬似樹木型集合プランター装置 - Google Patents

擬似樹木型集合プランター装置

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JPH1031A
JPH1031A JP15369396A JP15369396A JPH1031A JP H1031 A JPH1031 A JP H1031A JP 15369396 A JP15369396 A JP 15369396A JP 15369396 A JP15369396 A JP 15369396A JP H1031 A JPH1031 A JP H1031A
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JP
Japan
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water
planter
supply
tank
tree
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JP15369396A
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Inventor
Masanori Tanaka
政則 田中
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大きな樹木を疑似的に促成し、樹木不足の場所
での緑化に利用する。 【解決手段】樹木の幹を模した人工構造体を、幹部1と
これに着脱可能な枝部2とで構成し、生木4を植えたプ
ランター3を枝部2に搭載する。配管類7と、給水用ポ
ンプ8aと、液体肥料供給用ポンプ8bと、給水用タン
ク10aと、液体肥料供給用タンク10bと、スプリン
クラー11aと、液体肥料供給口11bとを人工構造体
1、2に設け、コンピュータ9がセンサー13から日照
及び温湿度の情報を得て給水時期及び液体肥料供給時期
を判断してポンプ8aまたは8bを働かし、スプリンク
ラー11aからタンク10aの水を供給し、液体肥料供
給口11bからタンク10bの液体肥料を供給して、生
木4を育成する。プランター3に水冷パイプ26を設け
て水を循環させ、土壌の温度上昇を防ぎ、生木4の枯れ
を防止する。雨水をプランター3からタンク10aに収
集し有効利用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は擬似樹木型集合プラ
ンター装置に関し、樹木の幹を模した人工の構造体と生
木を育成するプランターとの集合的効果により疑似的に
大きな樹木を促成して、都市部のコンクリート地帯や乾
燥地帯のように本物の大きな樹木が不足する場所での緑
化に利用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】プランターは草木を育成するための容器
であるが、従来は単体で、又は、単に複数個を配置して
利用するのみであった。つまり、プランターを樹木に見
立てて集合的な擬似樹木装置として利用したものは存在
しない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】都市部のコンクリート
地帯や乾燥地帯にこそ、木陰のある安らぎを提供する大
きな樹木が必要であるが、大きな生の樹木を育てるには
何十年もの歳月を必要とする。また、他の場所からの移
設や植え替えも困難である。
【0004】従って、周囲の状況に合ったニーズの本物
の大きな樹木を、必要な場所にタイムリーに設置するの
は不可能である。
【0005】かといって、従来のプランターを単体で利
用する場合は、下記(1)〜(3)等の問題点がある。 (1)利用範囲が比較的小さな草木に限定され、木陰が
できるような大きな樹木の栽培はできない。 (2)プランターの配置は地面に並べるだけであって平
面的になり、立体的な配置ができない。従って、土地の
有効利用ができない。 (3)給水、肥料供給はそれの時期の判断も含めて、人
手に頼っており、管理が困難である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の擬似樹木型集合
プランター装置は樹木の幹を模した人工の構造体と、1
つ以上のプランター等に育成された生木とを組み合わ
せ、これらの相乗効果により全体が本物の樹木に見える
ように構成したことを特徴とするものである。
【0007】また、本発明の擬似樹木型集合プランター
装置は、樹木の幹を模した人工の構造体と、前記構造体
に搭載される複数のプランターと、各プランターに植え
込まれた生木と、前記生木に水及び肥料を供給するため
に、前記構造体に設置された水及び肥料供給装置と、日
照と温湿度を検出するためのセンサーと、前記センサー
から得られた日照と温湿度の情報を基に、給水及び肥料
供給の時期を判断し、前記水及び肥料供給装置を作動さ
せる管理制御装置とを具備することを特徴とするもので
ある。
【0008】また、本発明の擬似樹木型集合プランター
装置は、更に、前記構造体は人工の幹部に着脱可能に取
り付けられる人工の枝部を含むこと、前記枝部に前記プ
ランターが搭載されること、及び前記プランターに水冷
パイプが設けられていることを特徴とするもの、或い
は、前記水及び肥料供給装置として給水用タンクと、ス
プリンクラーと、給水用タンクとスプリンクラーとを接
続する配管と、この配管を通して給水用タンク内の水を
スプリンクラーに送るポンプと、肥料供給用タンクと、
肥料供給口と、肥料供給用タンクと肥料供給口とを接続
する配管と、この配管を通して肥料供給用タンク内の肥
料を肥料供給口に送るポンプとを含み、前記構造体内部
に前記タンク、配管及びポンプが設置され、前記プラン
ターのドレンに給水用タンクが配管により接続されてい
ることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0010】本発明の実施の形態に係る擬似樹木型集合
プランター装置では、樹木の幹を模した人工構造体を、
幹部と同幹部に対する取り付け及び取り外しが簡単に可
能な複数の枝部とで構成し、複数のプランターを枝部に
搭載して擬似樹木とする。更に、プランターに植え込ま
れた生木への給水及び液体肥料の供給のために、人工構
造体に、給水用及び液体肥料供給用各タンクと、スプリ
ンクラー及び液体肥料供給口と、給水用及び液体肥料供
給用各ポンプと、これらを接続する配管類とを設ける。
また、プランター内土壌の温度上昇を防ぐために、プラ
ンターに水冷パイプを設け、給水用タンクと給水用ポン
プにつなぐ。更に、プランターのドレンを給水用タンク
に接続してプランターの余剰雨水を収集する。そして、
コンピュータがセンサーから日照及び温湿度の情報を得
て給水及び液体肥料供給の時期を判断して各ポンプを働
かし、生木に対してスプリンクラーから給水し、液体肥
料供給口から液体肥料供給を行う。また、コンピュータ
が日照及び温湿度の情報から水冷パイプに対する送水時
期を判断して給水用ポンプを働かし、水を循環させる。
【0011】このような擬似樹木型集合プランター装置
を構成することにより、次のような作用効果がある。 (1)人工構造体である幹部及び枝部と、プランターで
育成した生木とが組み合わさって擬似樹木となるので、
人工構造体と生木の相乗効果によって全体が本物の樹木
のように見える。 (2)幹部は本物の樹木の幹を模した人工構造体である
ので、設置する場所に合わせて幹の高さ、太さなどを自
由に設定することができる。従って、樹齢数十年に相当
する大きさの樹木や、場所に合わせた形状の樹木を、自
由に短時間で促成することができる。 (3)枝部は簡単に幹部に取り付け、取り外しすること
ができる構造なので、予め工場で作ってから設置場所に
運ぶことが可能であり、現地での設置作業が簡単にな
る。従って、一旦設置した後の移設も容易に可能であ
る。また、設置後に枝の構成(いわゆる枝振り)を変更
することも容易にできる。 (4)プランターに植えられた生木を入れ替えることに
より、季節によって樹木の種類を変えたり(例えば、春
期はつつじ、秋期はもみじにする)、異種の樹木を混合
する(例えば、りんごとみかんが同時になる木)等のユ
ニーク性も演出することができる。 (5)プランターに水冷パイプを備えることにより、土
壌の温度上昇を防ぐことができ、夏期や、砂漠地帯で、
温度上昇により生木が枯れるのを防止することができ
る。 (6)コンピュータがセンサーからの情報により給水及
び液体肥料供給の時期を判断し、実行するので、給水及
び肥料供給の管理に人手が掛からない。 (7)配管類とタンクにより余剰の雨水を収集するの
で、雨水を有効に利用することができる。
【0012】次に、図1〜図3を参照して本発明の一実
施例を説明する。図1は本実施例の擬樹木型集合プラン
ター装置の全体構成を示す図、図2はプランター部分の
詳細を示す図、図3は本実施例の擬樹木型集合プランタ
ー装置の全体を鳥瞰して示す図である。
【0013】図1に示す模擬樹木型集合プランター装置
15は、幹部1と、複数の枝部2と、プランター3と、
生木4と、基礎部5と、接合部6と、配管類7と、給水
用ポンプ(P1)8aと、液体肥料供給用ポンプ(P2)8
bと、マイクロコンピュータ(C)9と、給水用タンク
(T1)10aと、液体肥料供給用タンク(T2)10b
と、スプリンクラー11aと、液体肥料供給口11b
と、支柱12と、日照及び温湿度を検出するためのセン
サー13と、ワイヤーロープ14と、水冷パイプ26
と、電磁弁27a及び27bとを備えるものである。
【0014】幹部1は樹木の幹を模した人工の構造体で
あり、例えば強化プラスチック又はセメント製の構造物
である。幹部1は基礎部5により地面に固定されてい
る。各枝部2は、接合部6により幹部1に取り付け、取
り外しが可能な構造物であり、例えば軽量な強化プラス
チック又は軽金属製とする。2Aはプランター受部であ
り、枝部2に一体に形成されている。
【0015】プランター3は各枝部2のプランター受部
2Aに1個又は複数搭載され、枝部2により支えられて
いる。プランター3は、プランター受部2Aに固定され
るための固定手段を有している。樹木、草木など適宜な
生木4がプランター3に植えられている。
【0016】図2に詳細を示すように、プランター3内
には中ケース20があり、排水孔21が中ケース20に
設けられている。中ケース20内に土壌22を詰め、生
木4を植え込む。つまり、生木4は中ケース20ごとプ
ランター3に収納される。プランター3の底には砂利2
3を敷いてある。また、プランター3の底部にはドレン
24がある。ドレン24は、幹部1及び枝部2内を通る
図示しない配管によって、給水用タンク10aに接続し
てある。更に、プランター3の外壁と中ケース20との
間に水冷パイプ26をコイル状に布設してある。水冷パ
イプ26はパイプ25cに接続され、給水用タンク10
aの水が循環できるようにしてある。
【0017】配管類7と、給水用ポンプ8aと、液体肥
料供給用ポンプ8bと、給水用タンク10aと、液体肥
料供給用タンク10bと、スプリンクラー11aと、液
体肥料供給口11bとにより、給水及び肥料供給装置が
構成される。また、プランター3と、配管類7と、給水
用タンク10aにより、雨水が収集される。
【0018】配管類7には給水用ライン(図2のパイプ
25a、25c参照)と、液体肥料供給用ライン(図2
のパイプ25b参照)と、余剰雨水収集用ラインとがあ
り、それぞれ幹部1及び枝部2内を通して配設してあ
る。
【0019】配管類7のうち、図2に示す給水用パイプ
25aはプランター3付近を通り、その下端を電磁弁2
7aを介して給水用ポンプ8aに接続し、上端をスプリ
ンクラー11aに接続してある。別の給水用パイプ25
cは往復一対有り、往路のパイプの上端をプランター3
の水冷パイプ26の一端に接続し、下端を別の電磁弁2
7bを介して給水用ポンプ8aに接続してある。復路の
パイプの上端はプランター3の水冷パイプ26の他端に
接続し、下端は給水用タンク10aに接続してある。ま
た、前述のように、余剰雨水収集用ラインのパイプにつ
いては、その下端を給水用タンク10aに接続し、上端
は図2に示すプランター3のドレン24に接続してあ
る。更に、液体肥料供給用パイプ25bはプランター3
付近を通り、その下端を液体肥料供給用ポンプ8bに接
続し、上端には液体肥料供給口11bを設けてある。
【0020】給水用ポンプ8aは、生木4への給水と水
冷パイプ26への送水とを行うためのポンプであり、幹
部1内に配設してある。同ポンプ8aの吸入口を給水用
タンク10aに接続し、吐出口をスプリンクラー11a
に至る給水用パイプ25aと水冷パイプ26に至る給水
用パイプ25cの往路とに、電磁弁27a、27bを介
して接続してある。
【0021】液体肥料供給用ポンプ8bは、生木4への
液体肥料供給を行うためのポンプであり、幹部1内に配
設してある。同ポンプ8bの吸入口を液体肥料供給用タ
ンク10bに接続し、吐出口を液体肥料供給口11bを
先端に有する液体肥料供給用パイプ25に接続してあ
る。
【0022】マイクロコンピューター9は、給水及び肥
料供給の管理制御装置を構成し、センサー13から日照
と温湿度の情報を得て、これらの情報により給水時期及
び液体肥料供給時期を判断し、給水用ポンプ8aと液体
肥料供給用ポンプ8bの一方又は両方を起動する。即
ち、給水時期であれば、給水用ポンプ8aを起動し、電
磁弁27aと配管類7の給水用パイプ25aとを介して
スプリンクラー11aから散水することにより、生木4
に水を供給する。液体肥料供給時期であれば、液体肥料
供給用ポンプ8bを起動し、配管類7の液体肥料供給用
パイプ25bを介して液体肥料供給口11bからプラン
ター3の土壌22に液体肥料を流すことにより、生木4
に肥料を供給する。また、マイクロコンピューター9
は、日照と温度の情報から水冷パイプ26への送水時期
を判断して給水用ポンプ8aを起動し、別の電磁弁27
bを介して水冷パイプ26に水を供給することにより、
水を循環させる。マイクロコンピューター9は幹部1内
に配設してある。
【0023】なお、水冷パイプ26に水を供給する時は
スプリンクラー11aへの送水を停止し、反対にスプリ
ンクラー11aに給水する時は水冷パイプ26への送水
を停止する。この送水切替は、マイクロコンピュータ9
が電磁弁27a、27bを制御することにより自動的に
行う。電磁弁27a、27bは幹部1内に配設してあ
る。
【0024】マイクロコンピュータ9には、スプリンク
ラー11aから生木4への給水時期と、液体肥料供給口
11bから生木4への液体肥料供給時期と、水冷パイプ
26への送水時期とを日照及び温湿度の情報から判断す
るのに必要なプログラムを、予め与えてある。
【0025】給水用タンク10a及び液体肥料供給用タ
ンク10bは共に幹部1内の下部に配設してある。給水
用タンク10aには水を蓄えておくが、降水時に溢れる
余剰雨水をプランター3のドレン24から配管類7の雨
水収集用ラインを介して収集し、貯めておく。また、雨
水だけでは水の供給が不足することが考えられるので、
タンク外部例えば水道から水を取り入れて適宜補充する
ようにしてある。一例として、給水用タンク10aに蛇
口を設け、水道管を接続する。液体肥料供給用タンク1
0bには言うまでもなく液体肥料を蓄えておき、適宜補
充する。
【0026】スプリンクラー11aは給水用のものであ
り、生木4の頂上付近に位置し、センサー13と共に支
柱12に固定してある。本例では支柱12はパイプ構造
であり、配管類7の延長部を支柱12に兼用している。
センサー13は日照、温度及び湿度を検出するものであ
り、1個又は複数のセンサー群が使用される。液体肥料
供給口11bはプランター3の上方から土壌22に向け
て配置してある。
【0027】ワイヤーロープ14は張力が強い細いもの
であり、幹部1と枝部2間に目立つことなく張ってあ
り、枝部2、プランター3及び生木4等の重量物の支持
を補強する。
【0028】本実施例の擬樹木型集合プランター装置1
5では、人工構造体である幹部1及び枝部2と、プラン
ター3で育成した生木4とが組み合わさって擬似樹木と
なる。従って、これらの相乗効果により、図3に示すよ
うに個々の生木4は大きくなくても、全体が本物の大き
な樹木のように見える。
【0029】また、マイクロコンピュータ9がセンサー
13からの情報により給水時期及び液体肥料供給時期を
判断し実行するので、給水及び肥料供給の管理に人手を
掛けることなく、生木4が育つ。
【0030】更に、マイクロコンピュータ9がセンサー
13からの情報を基に、水冷パイプ26への送水を管理
制御し、プランター3内の土壌を冷すので、温度上昇を
防ぐことができる。従って、夏期や、砂漠地帯で、温度
上昇により生木が枯れるのを防止することができる。
【0031】また更に、配管類7と給水用タンク10a
によりプランター3の余剰雨水を収集するので、雨水を
有効に利用することができる。
【0032】なお、上記実施例では給水用タンク10a
と液体肥料供給用タンク11bと分け、給水用タンク1
0aを雨水収集に兼用しているが、一つのタンクを給水
用と液体肥料供給用と雨水収集用に全て兼用しても良
い。また、液体肥料供給口11bとしてスプリンクラー
を用いて液体肥料を散布するようにしても良く、或いは
給水と液体肥料供給の両方を同じスプリンクラー11a
で行うようにしても良い。更に、スプリンクラー11a
用と水冷パイプ26用に同じ給水用ポンプ8aを用いて
いるが、別々にポンプを備え、電磁弁27a、27bで
切替え制御することなく、スプリンクラー11aと水冷
パイプ26に同時に送水するようにしても良い。
【0033】プランター3に育成する個々の生木4は必
ずしも全て樹木である必要はなく、草類、蔦類、苔類も
含めて幹部1と枝部2と生木4とが全体として本物の樹
木のように見えるものであれば、各種植物を組み合わせ
て使用することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明の擬似樹木型集合プランター装置
によれば、次の効果が得られる。 樹木の幹を模した人工の構造体を用いることにより、
幹の高さ、太さ等を自由に設定できるので、樹齢数十年
という大木や、周囲の状況に合ったニーズの樹木を、必
要な場所にタイムリーに設置することができる。 樹木の幹を模した人工の構造体とプランターで育成し
た生木との組合せであるため、設置場所がコンクリート
地面、乾燥地帯、砂漠地帯のように、本来ならば樹木を
植えられない場所、或いは、植えても育たないような場
所であっても、大きな樹木を設置することができる。 同じ理由により、立体的な緑化ができるので、各種の
広場、駐車場、展示会等で、樹木の下を本来の目的に使
用しながら、緑化ができる。従って、土地を有効に利用
することができる。 幹部に対して枝部が取り付け、取り外し可能な場合
は、背景の変化や、季節に応じて、設置後に枝の構成
(いわゆる枝振り)や、樹木の枝葉、花の色を変更する
こともできる。 給水及び肥料供給を、その時期の判断も含めて、管理
制御装置(コンピュータ)で行うので、メインテナンス
が簡単である。 プランターに植えられた生木を入れ替えることによ
り、季節によって樹木の種類を変えたり(例えば、春期
はつつじ、秋期はもみじ)、異種の樹木を混合する(例
えば、りんごとみかんが同時になる木)等のユニーク性
も演出することができる。 プランターに水冷パイプを備える場合は、プランター
内部の土壌の温度上昇を防ぎ、夏期や、砂漠地帯で、土
壌の温度上昇により生木が枯れるのを、防止することが
できる。 余剰雨水をタンクに収集する場合は、雨水を有効に利
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成図。
【図2】本発明の一実施例のプランター部の詳細図。
【図3】本発明の一実施例の全体鳥瞰図。
【符号の説明】
1 幹部 2 枝部 2A プランター受部 3 プランター 4 生木 5 基礎部 6 接合部 7 配管 8a、8b ポンプ 9 マイクロコンピュータ(管理制御装置) 10a、10b タンク 11a スプリンクラー 11b 液体肥料供給口 12 支柱 13 センサー 14 ワイヤーロープ 15 擬似樹木型集合プランター装置 20 中ケース 21 排水孔 22 土壌 23 砂利 24 ドレン 25a、25c 給水用パイプ 25b 液体肥料供給用パイプ 26 水冷パイプ 27a、27b 電磁弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹木の幹を模した人工の構造体と、1つ以
    上のプランター等に育成された生木とを組み合わせ、こ
    れらの相乗効果により全体が本物の樹木に見えるように
    構成したことを特徴とする擬似樹木型集合プランター装
    置。
  2. 【請求項2】樹木の幹を模した人工の構造体と、 前記構造体に搭載される複数のプランターと、 各プランターに植え込まれた生木と、 前記生木に水及び肥料を供給するために、前記構造体に
    設置された水及び肥料供給装置と、 日照と温湿度を検出するためのセンサーと、 前記センサーから得られた日照と温湿度の情報を基に、
    給水及び肥料供給の時期を判断し、前記水及び肥料供給
    装置を作動させる管理制御装置と、 を具備することを特徴とする擬似樹木型集合プランター
    装置。
  3. 【請求項3】前記構造体は人工の幹部に着脱可能に取り
    付けられる人工の枝部を含むこと、前記枝部に前記プラ
    ンターが搭載されること、及び前記プランターに水冷パ
    イプが設けられていることを特徴とする請求項2に記載
    の擬似樹木型集合プランター装置。
  4. 【請求項4】前記水及び肥料供給装置として給水用タン
    クと、スプリンクラーと、給水用タンクとスプリンクラ
    ーとを接続する配管と、この配管を通して給水用タンク
    内の水をスプリンクラーに送るポンプと、肥料供給用タ
    ンクと、肥料供給口と、肥料供給用タンクと肥料供給口
    とを接続する配管と、この配管を通して肥料供給用タン
    ク内の肥料を肥料供給口に送るポンプとを含み、前記構
    造体内部に前記タンク、配管及びポンプが設置され、前
    記プランターのドレンに給水用タンクが配管により接続
    されていることを特徴とする請求項2に記載の擬似樹木
    型集合プランター装置。
JP15369396A 1996-06-14 1996-06-14 擬似樹木型集合プランター装置 Pending JPH1031A (ja)

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Cited By (5)

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