JPH10319899A - Pdp表示装置 - Google Patents

Pdp表示装置

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JPH10319899A
JPH10319899A JP9128745A JP12874597A JPH10319899A JP H10319899 A JPH10319899 A JP H10319899A JP 9128745 A JP9128745 A JP 9128745A JP 12874597 A JP12874597 A JP 12874597A JP H10319899 A JPH10319899 A JP H10319899A
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JP
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display device
image
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pdp
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JP9128745A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Chiba
和弘 千葉
Akira Ichimatsu
明 一松
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画質の劣化をすることなしにアナログ放送映
像信号とデジタル静止画像を選択的に表示できるPDP
表示装置を得る。 【解決手段】 PDP表示装置は、入力された映像信号
を処理する映像処理部101、A/D変換部102、P
DPの表示に適した階調制御データと放電制御信号を生
成して出力する表示制御部103、PDPを駆動する電
源を供給する電源部104、電源部104からの電源供
給により表示制御データをPDPに表示するPDP表示
部105を備えたPDP表示装置であって、さらに画像
データを圧縮して記憶する画像記憶部1と、圧縮データ
を復元し復元画像データとして出力する画像再生部2
と、映像データと復元画像データを切替えて表示制御部
103に出力する選択部3とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラズマ・ディ
スプレイ・パネル(PDP:plasma display panel:気
体放電パネル)などを使用したPDP表示装置に係り、
特に、動画映像と静止画像を選択的に表示する機能を備
えた信号処理を行うPDP表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマ・ディスプレイ・パネル(以
下、PDPという)は、平板ディスプレイの中でも最も
大型化しやすく、応答速度、色再現性などの基本性能も
すぐれているため、壁掛けテレビ実現の最有力候補とし
て期待されている。
【0003】従来、この種のPDPには、例えば特公昭
53−17453号公報に開示されたものがある。
【0004】図9は、上記文献に記載されたPDP表示
装置の信号処理回路を示すブロック図である。
【0005】図において、100は映像信号y/cの入
力端子、101は映像処理部、102はA/D変換部、
103は表示制御部、104は電源部、105はPDP
表示部、106はシーケンス制御部である。
【0006】次に、動作について説明する。映像処理部
101には、入力端子100から複合映像信号y/cが
入力され、入力された複合映像信号y/cをY/C分離
してクロマ復調とマトリックス演算の処理をしたアナロ
グ映像信号r,g,bと同期信号Syncを出力する。
【0007】A/D変換部102では、アナログ映像信
号r,g,bと同期信号Syncからデジタルの映像デ
ータR,G,Bと基準クロックTを生成して出力する。
【0008】表示制御部103は、映像データR,G,
Bと基準クロックTと同期信号Syncを入力し、PD
Pの表示に適した階調制御データDATAと放電制御信
号CONTを生成して出力する。
【0009】電源部104は、各回路で使用する5V電
圧や、放電制御用のVH電圧を供給する。PDP表示部
105は、階調制御データDATAと放電制御信号CO
NT及び電源部104が作成した放電制御用のVH電圧
を入力し、入力映像をPDPにフルカラー表示する。シ
ーケンス制御部106は、システム全体の表示動作をマ
イコンなどを使用して適宜に制御する。
【0010】図10は、従来のPDPを用いた表示装置
におけるA/D変換部102の具体的回路例を示す図で
ある。
【0011】図において、107a〜107cはアナロ
グ映像信号r,g,bをそれぞれデジタル信号に変換す
るA/D変換器1〜A/D変換器3、108はPLL
(Phase Locked Loop)回路である。
【0012】PLL回路108は、同期信号Syncに
含まれる水平同期信号Hから基準クロックTを生成して
出力する。
【0013】A/D1〜A/D3(107a〜107
c)は、映像信号r,g,bを基準クロックTで標本化
した映像データR,G,Bを出力する。この映像データ
R,G,Bの量子化ビット数は、例えば8〜10ビット
である。
【0014】図11は、表示制御部103の具体的回路
例を示す図である。
【0015】図において、109は表示入力回路、11
0は表示メモリ回路、111,112はメモリ1とメモ
リ2、113は表示出力回路である。
【0016】表示入力回路109は、PDPのセル構造
に対応した映像データR,G,Bの並べ換え処理とパル
ス幅変調(PWM:pulse width modulation)を基本に
したサブフィールド階調制御のためのビットプレーン変
換処理をしたデータD1と制御クロックCLK1を出力
する。
【0017】表示メモリ回路110は、データD1をフ
ィールド又はフレーム毎に、メモリ111(メモリ1)
とメモリ112(メモリ2)に交互に書込み、次のフィ
ールド又はフレームでサブフィールド階調制御の手順に
したがって、各ビットプレーンのデータ群を読み出した
データD2と制御クロックCLK2を出力する。
【0018】表示出力回路113は、データD2と制御
クロックCLK2を入力して後段のPDP表示部105
に所定形式のDATAを並列転送する処理と、PDPの
放電制御信号CONTを生成して出力する処理を行う。
【0019】図12は、PDP表示部105の具体的構
成例を示す図である。
【0020】図において、114は水平駆動回路、11
5は水平結合線、116は垂直駆動回路、117は垂直
結合線、118はPDPである。
【0021】水平駆動回路114は、5V系のDATA
を放電制御電圧VH1に振幅変換する。水平結合線11
5は、各電極の放電制御電圧VH1をPDP118に供
給する。垂直駆動回路116は、5V系のCONTを放
電制御電圧VH2に振幅変換する。垂直結合線117
は、各電極の放電制御電圧VH2をPDP118に供給
する。
【0022】PDP118は、横800×縦600のS
VGAの画素数であり、1画素がRとGとBの3セル構
成の場合、表示セル数は横2400×縦600となり、
水平結合線115は2400本、垂直結合線117は6
00本となる。
【0023】PDP118は、セル毎に1、2、4、
8、16、32、64、128の発光輝度比を加算して
8ビットの連続階調を実現し、フルカラー表示を可能に
する。各々の発光輝度比は、1つのサブフィールド階調
制御によって実現するので、8サブフィールドで256
階調のフルカラー表示を実現する。
【0024】ここで、図11のメモリ111(メモリ
1)とメモリ112(メモリ2)の記憶容量について説
明する。上記のSVGA画素数で、映像データR,G,
Bを各々8ビットと仮定すれば、記憶容量=800×6
00×8×3=11520000ビット(11.52M
ビット)になる。したがって、各々のメモリは、3個の
4M−DRAMメモリを用いて構成される。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】従来のPDP表示装置
は、以上のように構成されていたので、放送映像信号の
表示は可能であるが、デジタルカメラのような静止画像
の表示ができない問題点があった。
【0026】この解決のためには、順次走査(プログレ
ッシブ)静止画像からインターレース方式の映像信号を
生成し、アナログ信号で接続することが一般的に行われ
ている。この接続方式は、デジタルカメラでデジタイズ
された静止画像をアナログ信号に一旦変換し、再びPD
P表示装置内でデジタイズする処理が必要となり、デジ
タイズ処理よって画質が大幅に劣化する技術的課題があ
った。
【0027】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、画質の劣化をすることなしにア
ナログ放送映像信号とデジタル静止画像を選択的に表示
できるPDP表示装置を得ることを目的とする。
【0028】また、表示装置に組み込んだ場合、表示装
置に付加機能を付加することができるPDP表示装置を
得ることを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るPDP表
示装置は、入力された映像信号を処理する映像信号処理
手段と、映像信号処理手段の出力からPDPの表示に適
した表示制御データを生成する表示制御手段と、PDP
を駆動するための電源を供給する電源供給手段と、電源
供給手段からの電源供給により表示制御データをPDP
に表示する表示手段とを備えたPDP表示装置であっ
て、画像データを圧縮して記憶する画像記憶手段と、圧
縮データを復元し復元画像データとして出力する画像再
生手段と、映像データと復元画像データを切替えて表示
制御手段に出力する選択手段とを備えたものである。
【0030】請求項2に係るPDP表示装置は、映像信
号処理手段の出力をもとに画素数の異なる画像信号を生
成する画素数変換手段を備えたものである。
【0031】請求項3に係るPDP表示装置は、選択手
段の出力を、所定の映像信号インターフェースフォーマ
ットに準じた信号に変換する手段と、信号変換手段の出
力信号を外部に出力する手段とを備えたものである。
【0032】請求項4に係るPDP表示装置は、所定フ
ォーマットのデジタル伝送信号を入力する手段と、入力
された伝送信号に対し所定の伝送方式に準拠した受信処
理を行い、受信データとして選択手段に出力する手段と
を備えたものである。
【0033】請求項5に係るPDP表示装置は、画像記
憶手段が、画像データを記憶した状態で着脱可能な記憶
手段を備え、記憶手段を交換可能に構成したものであ
る。
【0034】請求項6に係るPDP表示装置は、画像記
憶手段が、静止画像をデータ圧縮して記憶するようにし
たものである。
【0035】請求項7に係るPDP表示装置は、データ
圧縮が、JPEG符号化方式若しくは国際標準符号化方
式に準拠した符号化であるようにしたものである。
【0036】請求項8に係るPDP表示装置は、選択手
段が、映像データと復元画像データを垂直同期信号のブ
ランキング位置で切替えるようにしたものである。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
この発明を具体的に説明する。
【0038】実施の形態1.図1はこの発明の実施の形
態1に係るPDP表示装置の構成を示すブロック図であ
る。なお、実施の形態1であるPDP表示装置の説明に
あたり前記図9に示すPDP表示装置と同一構成部分に
は同一符号を付している。
【0039】図において、100は映像信号y/cの入
力端子、101は映像処理部、102はA/D変換部、
103は表示制御部(表示制御手段)、104は電源部
(電源供給手段)、105はPDP表示部(表示手
段)、106はシーケンス制御部、1は画像記憶部(画
像記憶手段)、2は画像再生部(画像再生手段)、3は
選択器(選択手段)、21は画質調整部である。上記映
像処理部101及びA/D変換部102は、全体として
映像信号処理手段を構成する。
【0040】映像処理部101は、入力の複合映像信号
y/cを映像信号r,g,bと同期信号Syncに変換
する。A/D変換部102は、アナログ映像信号r,
g,bと同期信号Syncからデジタルの映像データ
R,G,Bと基準クロックTを生成して出力する。
【0041】画像記憶部1は、風景等の静止画像をデー
タ圧縮して記憶する。静止画像のデータ圧縮としては、
例えばJPEG(Joint Photograghic Expert Group)
符号化復号化方式がある。
【0042】画像再生部2は、復元された画像データR
1,G1,B1,T1,S1などを出力する。
【0043】選択器3は、映像データR,G,B,T,
Sと復元画像データR1,G1,B1,T1,S1を垂
直同期信号Vのブランキング位置で切替えた表示データ
R2,G2,B2,T2,S2を出力する。
【0044】画質調整部21は、表示データR2,G
2,B2のブライトネスやコントラスト、シャープネ
ス、ノイズリデュースなどを演算によって制御し、制御
後の表示データRS,GS,BS,TS,SSを後段の
表示制御部103に出力する。
【0045】表示制御部103は、映像データR,G,
Bと基準クロックTと同期信号Syncを入力し、PD
Pの表示に適した階調制御データDATAと放電制御信
号CONTを生成して出力する。
【0046】電源部104は、各回路で使用する5V電
圧や、放電制御用のVH電圧を供給する。PDP表示部
105は、階調制御データDATAと放電制御信号CO
NT及び電源部104が作成した放電制御用のVH電圧
を入力し、入力映像をPDPにフルカラー表示する。シ
ーケンス制御部106は、システム全体の表示動作をマ
イコンなどを使用して適宜に制御する。
【0047】図2は図1の画像記憶部1と画像再生部2
の詳細な構成例を示す図である。
【0048】図において、画像記憶部1はROM4から
構成され、画像再生部2はデコーダ5、静止画メモリ6
及び再生制御回路7から構成される。
【0049】画像記憶部1のROM4は、風景等の静止
画像をデータ圧縮して記憶している。
【0050】デコーダ5は、JPEGデコーダであり、
DATAを入力すると所定の復号処理によってブロック
毎の復元データR3,G3,B3を順次出力する。
【0051】静止画メモリ6は、復元データを所定のア
ドレス番地に記憶し、1画面分の復号処理を順次に実行
して元の静止画像を復元する。
【0052】再生制御回路7は、ROM4のアドレス信
号ADRSを発生して出力するとともに、再生制御回路
7は、デコーダ5と静止画メモリ6の動作に必要なクロ
ック信号を発生して供給する。更に、映像処理部101
が再生した同期信号Syncから垂直同期信号Vを分離
して入力し、この垂直同期信号Vに同期して復元した静
止画像をTV信号形式で読み出すアドレス信号を供給す
る。
【0053】以下、上述のように構成されたPDP表示
装置の動作を説明する。
【0054】映像信号y/cの入力端子100に複合映
像信号y/cが入力されると、映像処理部101は、入
力の複合映像信号y/cを映像信号r,g,bと同期信
号Syncに変換する。A/D変換部102は、アナロ
グ映像信号r,g,bと同期信号Syncからデジタル
の映像データR,G,Bと基準クロックTを生成して出
力する。
【0055】一方、画像記憶部1のROM4は、風景等
の静止画像をデータ圧縮して記憶している。静止画像の
データ圧縮にはJPEG(Joint Photograghic Expert
Group)符号化復号化方式が推奨されており、元の静止
画像データを1/10程度に圧縮できる。
【0056】画像再生部2の再生制御回路7は、ROM
4のアドレス信号ADRSを発生して出力する。ROM
4は、このADRSに対応したDATAを出力する。デ
コーダ5は、JPEGデコーダであり、DATAを入力
すると所定の復号処理によってブロック毎の復元データ
R3,G3,B3を順次出力する。
【0057】静止画メモリ6は、復元データを所定のア
ドレス番地に記憶し、1画面分の復号処理を順次に実行
して元の静止画像を復元する。
【0058】再生制御回路7は、デコーダ5と静止画メ
モリ6の動作に必要なクロック信号を発生して供給す
る。更に、映像処理部101が再生した同期信号Syn
cから垂直同期信号Vを分離して入力し、この垂直同期
信号Vに同期して復元した静止画像をTV信号形式で読
み出すアドレス信号を供給する。
【0059】画像再生部2は、復元された画像データR
1,G1,B1,T1,S1などを選択器3に出力す
る。
【0060】選択器3では、映像データR,G,B,
T,Sと復元画像データR1,G1,B1,T1,S1
を垂直同期信号Vのブランキング位置で切替え、選択し
た表示データR2,G2,B2,T2,S2を出力す
る。
【0061】画質調整部21は、表示データR2,G
2,B2のブライトネスやコントラスト、シャープネ
ス、ノイズリデュースなどを演算によって制御し、制御
後の表示データRS,GS,BS,TS,SSを後段の
表示制御部103に出力する。ここで行われる画質調整
は全てデジタルデータのまま行うため、画質調整による
映像信号の劣化は発生しない。
【0062】以降の表示制御部103、電源部104、
PDP表示部105及びマイコン106は従来例と同様
に動作するので説明を省略する。
【0063】以上説明したように、実施の形態1に係る
PDP表示装置は、入力された映像信号を処理する映像
処理部101、A/D変換部102、PDPの表示に適
した階調制御データと放電制御信号を生成して出力する
表示制御部103、PDPを駆動する電源を供給する電
源部104、電源部104からの電源供給により表示制
御データをPDPに表示するPDP表示部105を備え
たPDP表示装置であって、さらに画像データを圧縮し
て記憶する画像記憶部1と、圧縮データを復元し復元画
像データとして出力する画像再生部2と、映像データと
復元画像データを切替えて表示制御部103に出力する
選択部3とを備えているので、画質の劣化が生じること
なしにアナログ放送映像又はデジタル静止画像を選択的
に表示できるマルチメディアライクなPDP表示装置を
実現できる効果がある。
【0064】なお、実施の形態1では、選択器3の出力
データが画質調整部21を経由してから表示制御部10
3に出力される構成を採ったが、画質調整部21を設置
しないで直接表示制御部103に出力データが出力され
る構成であってもよい。この場合、画質調整部は映像処
理部103と画像再生部2の中に設置することで表示画
像の画質調整を実現できる。
【0065】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2に係るPDP表示装置のブロック図である。なお、
実施の形態2であるPDP表示装置の説明にあたり図1
に示すPDP表示装置と同一構成部分には同一符号を付
して重複部分の説明を省略する。
【0066】実施の形態2に係るPDP表示装置は、ア
ナログの放送映像とデジタルの静止画像の両方をプログ
レッシブ表示できるようにしたものである。
【0067】図において、100は映像信号y/cの入
力端子、101は映像処理部、102はA/D変換部、
103は表示制御部、104は電源部、105はPDP
表示部、106はシーケンス制御部、1は画像記憶部、
2は画像再生部、3は選択器、8は画素数変換部(画素
数変換手段)、21は画質調整部である。
【0068】画素数変換部8は、水平方向の画素数をM
toN変換する水平演算器、垂直方向の走査線をPto
Q変換する垂直演算器、演算前データと演算後データを
選択出力する選択器、及びクロック発生器などから構成
される。
【0069】以下、上述のように構成されたPDP表示
装置の動作を説明する。
【0070】画素数変換部8では、放送映像規格に準拠
したインターレース映像データR,G,Bからプログレ
ッシブ映像データR4,G4,B4を生成する。例え
ば、NTSC放送映像は有効走査線が240本であり、
480本の有効走査線に変換したプログレッシブ映像を
演算生成する。このとき、基準クロックTと水平同期信
号Hは、約2倍の速度に変換し、変換信号T4、S4と
して出力する。なお、垂直同期信号は、そのままであ
る。
【0071】演算生成の方法には、フィールド内補間方
法とフィールド間補間方法の2つがあるが、前者が簡便
であり、ここでは前者を用いることにする。なお、後者
を用いても同様の効果が得られるのは言うまでもない。
【0072】画像再生部2の静止画像データR1,G
1,B1は、最も単純なカウンタのインクリメント処理
によってプログレッシブ画像となる。
【0073】選択器3は、プログレッシブ映像データR
4,G4,B4とプログレッシブ静止画像データR1,
G1,B1の一方を選択して出力する。選択の切替タイ
ミングは、垂直同期信号Vのブランキング位置で行う
と、表示に乱れがない。また、他の構成要素については
実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
【0074】以上説明したように、実施の形態2に係る
PDP表示装置は、さらに、映像信号処理手段の出力を
もとに画素数の異なる画像信号を生成する画素数変換部
8を備えて構成したので、アナログ放送映像とデジタル
静止画像の両方をプログレッシブ表示でき、ラインフリ
ッカのない高品位な表示性能を備えたPDP表示装置を
実現できる効果がある。
【0075】なお、実施の形態2では、選択器3の出力
データが画質調整部21を経由してから表示制御部10
3に出力される構成を採ったが、画質調整部21を設置
しないで直接表示制御部103に出力データが出力され
る構成であってもよい。この場合、画質調整部は映像処
理部103と画像再生部2の中に設置することで表示画
像の画質調整を実現できる。
【0076】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3に係るPDP表示装置の構成を示すブロック図であ
る。なお、実施の形態3であるPDP表示装置の説明に
あたり図1及び図3に示すPDP表示装置と同一構成部
分には同一符号を付して重複部分の説明を省略する。
【0077】実施の形態3に係るPDP表示装置は、モ
ニター出力機能を付加したものである。
【0078】図において、100は映像信号y/cの入
力端子、101は映像処理部、102はA/D変換部、
103は表示制御部、104は電源部、105はPDP
表示部、106はシーケンス制御部、1は画像記憶部、
2は画像再生部、3は選択器、8は画素数変換部、21
は画質調整部、9は出力処理部、10はモニター出力端
子である。
【0079】出力処理部9は、D/Aコンバータを備
え、選択器3の出力データR2,G2,B2をアナログ
信号に変換して、同期信号と共にモニター出力端子10
に供給する。
【0080】以下、上述のように構成されたPDP表示
装置の動作を説明する。
【0081】出力処理部9では、選択器3の出力データ
R2,G2,B2をD/Aコンバータでアナログ信号に
変換し、垂直同期信号Vと水平同期信号H(一例とし
て、同期信号S2から作成する)と共にモニター出力端
子10に並列供給する。これによってモニター出力端子
10に接続されたモニターにも同じ画面の信号を供給す
ることができる。また、他の構成要素については上述し
た各実施の形態と同様であるので説明は省略する。
【0082】以上説明したように、実施の形態3に係る
PDP表示装置は、選択器3の出力データをアナログ信
号に変換してモニター出力端子10に供給する出力処理
部9を備えて構成したので、アナログ放送映像とデジタ
ル静止画像の両方をプログレッシブ表示でき、ラインフ
リッカのない高品位な表示性能を実現できるとともに、
他の装置に同一画面を供給することができるPDP表示
装置を実現できる効果がある。
【0083】なお、出力処理部9は、選択器3の出力デ
ータの代わりに画質調整部21の出力データRS,G
S,BSをD/Aコンバータでアナログ信号に変換する
態様でもよい。この時は、モニター出力端子10に接続
されたモニターに表示される画質調整も同時に行われる
ことになる。
【0084】また、実施の形態3では、選択器3の出力
データが画質調整部21を経由してから表示制御部10
3に出力される構成を採ったが、画質調整部21を設置
しないで直接表示制御部103に出力データが出力され
る構成であってもよい。この場合、画質調整部は映像処
理部103と画像再生部2の中に設置することで表示画
像の画質調整を実現できる。
【0085】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4に係るPDP表示装置の構成を示すブロック図であ
る。なお、実施の形態4であるPDP表示装置の説明に
あたり図3に示すPDP表示装置と同一構成部分には同
一符号を付して重複部分の説明を省略する。
【0086】実施の形態4に係るPDP表示装置は、P
DP表示装置間の映像伝送において画質劣化が発生しな
いデジタル送受信機能を備えたものである。
【0087】図において、100は映像信号y/cの入
力端子、101は映像処理部、102はA/D変換部、
103は表示制御部、104は電源部、105はPDP
表示部、106はシーケンス制御部、1は画像記憶部、
2は画像再生部、3は選択器、8は画素数変換部、21
は画質調整部、11はデジタル入力端子、12はデジタ
ル受信部、13はデジタル送信部、14はデジタル出力
端子である。
【0088】以下、上述のように構成されたPDP表示
装置の動作を説明する。
【0089】デジタル入力端子11は、所定形式のコネ
クタであり、所定フォーマットの伝送信号を入力し、こ
の伝送信号をデジタル受信部12に伝達する。デジタル
受信部12は、所定の伝送方式に準拠した受信処理を行
い、受信データR5,G5,B5,T5,S5を出力す
る。このとき、タイミング信号T5が伝送されてこない
場合は、例えば水平同期信号Hを基準にして、PLL回
路(図示せず)などでタイミング信号T5を発生させて
使用すればよい。
【0090】選択器3は、プログレッシブ映像データR
4,G4,B4,T4,S4と静止画像データR1,G
1,B1,T1,S1及び受信データR5,G5,B
5,T5,S5を入力し、指定された1つのデータ群を
被選択データR2,G2,B2,T2,S2として出力
する。
【0091】デジタル送信部13は、被選択データR
2,G2,B2,T2,S2を入力し、所定フォーマッ
トの伝送信号に変換する。所定フォーマットの信号例に
は、R2,G2,B2,H,Vを並列伝送する5線方
式、R2+H,G2+V,B2+CONT,T2を並列
伝送する4線方式、及びR2+G2+B2+H+VとT
2を並列伝送する2線方式などが提案されている。具体
的には、IEEE1394伝送方式やIEEE1596
伝送方式などがあり、後者が簡便に使用できる。
【0092】デジタル出力端子14は、デジタル送信部
13で所定フォーマットの伝送信号に変換した信号を、
所定形式のコネクタから出力する。また、他の構成要素
については上述した各実施の形態と同様であるので説明
は省略する。
【0093】以上説明したように、実施の形態4に係る
PDP表示装置は、所定フォーマットの伝送信号を入力
し、この伝送信号を伝達するデジタル入力端子11、及
び所定の伝送方式に準拠した受信処理を行い、受信デー
タを出力するデジタル受信部12を備えて構成したの
で、アナログ放送映像とデジタル静止画像の両方をプロ
グレッシブ表示でき、ラインフリッカのない高品位な表
示性能を達成できるとともに、画質劣化のない装置間イ
ンターフェース機能を備えたPDP表示装置を実現でき
る効果がある。
【0094】なお、実施の形態4では、選択器3の出力
データが画質調整部21を経由してから表示制御部10
3に出力される構成を採ったが、画質調整部21を設置
しないで直接表示制御部103に出力データが出力され
る構成であってもよい。この場合、画質調整部は映像処
理部103と画像再生部2の中に設置することで表示画
像の画質調整を実現できる。但し、デジタル入力端子1
1から入力される映像信号の画質調整を行うためには、
デジタル受信部12と選択器3の間に画質調整部を設置
する必要があり、これは図5に示した画質調整部21と
同様のブロックが必要となるため、実用的ではない。
【0095】実施の形態5.図6はこの発明の実施の形
態5に係るPDP表示装置の構成を示すブロック図であ
る。なお、実施の形態5であるPDP表示装置の説明に
あたり図1、図2及び図5に示すPDP表示装置と同一
構成部分には同一符号を付して重複部分の説明を省略す
る。
【0096】実施の形態5に係るPDP表示装置は、静
止画像を自由に交換できる機能を付加したものである。
【0097】図において、100は映像信号y/cの入
力端子、101は映像処理部、102はA/D変換部、
103は表示制御部、104は電源部、105はPDP
表示部、106はシーケンス制御部、1は画像記憶部、
2は画像再生部、3は選択器、8は画素数変換部、21
は画質調整部、11はデジタル入力端子、12はデジタ
ル受信部、13はデジタル送信部、14はデジタル出力
端子、15は着脱可能な記憶カード、16はカードコネ
クタである。
【0098】記憶カード15及びカードコネクタ16
は、図1に示した画像記憶部1の実施の形態の一例であ
る。
【0099】以下、上述のように構成されたPDP表示
装置の動作を説明する。
【0100】記憶カード15は、ROMやフラッシュメ
モリなどの不揮発性メモリを内蔵しており、カードコネ
クタ16に挿入する。記憶カード15とカードコネクタ
16は、図示していない所定の電気的接続手段で結合さ
れており、画像再生部2との間でデジタル信号を送受信
できる。
【0101】画像再生部2は、アドレス信号を送出し、
該アドレス信号がカードコネクタ16を経て記憶カード
15に入力される。このアドレス信号に対応したデータ
が逆のルートで伝達されて、画像再生部2に入力され
る。この処理を順次に実行して、所定ブロックの圧縮デ
ータを読み出し、デコーダ5でJPEG復号する。
【0102】以下の動作は実施の形態1と同様であり、
全ブロックの復号処理を完了すれば、元の静止画像を静
止画メモリ6に復元することができる。
【0103】本実施の形態で述べたように、画像記憶部
1を記憶カード15とカードコネクタ16に分割するこ
とによって、静止画像を自由に交換する機能、及びデジ
タルカメラの記憶カードとの互換性の確保によるデジタ
ルカメラ画像の高画質表示機能を提供できる。
【0104】以上説明したように、実施の形態5に係る
PDP表示装置は、画像記憶部1として着脱可能な記憶
カード15及びカードコネクタ16を備えて構成したの
で、アナログ放送映像とデジタル静止画像の両方を高画
質なプログレッシブ表示できるPDP表示装置を実現で
きるとともに、記憶カード15を交換することによって
種々の画像データの表示・保存が可能になる。例えば、
記憶カードをデジタルカメラの記憶カードとして用いた
場合には、この記憶カード及びカードコネクタによるデ
ジタルインターフェースによって直接デジタルカメラ画
像を高画質表示できるPDP表示装置を提供できる効果
がある。
【0105】なお、実施の形態5では、選択器3の出力
データが画質調整部21を経由してから表示制御部10
3に出力される構成を採ったが、画質調整部21を設置
しないで直接表示制御部103に出力データが出力され
る構成であってもよい。この場合、画質調整部は映像処
理部103と画像再生部2の中に設置することで表示画
像の画質調整を実現できる。但し、デジタル入力端子1
1から入力される信号を画質調整するためには、デジタ
ル受信部12と選択器3の間に画質調整部を設置する必
要があり、これは図6に示した画質調整部21と同様の
ブロックが必要となるため、実用的ではない。
【0106】実施の形態6.図7はこの発明の実施の形
態6に係るPDP表示装置の構成を示すブロック図であ
る。なお、実施の形態6であるPDP表示装置の説明に
あたり図1、図2及び図6に示すPDP表示装置と同一
構成部分には同一符号を付して重複部分の説明を省略す
る。
【0107】実施の形態6に係るPDP表示装置は、静
止画像を自由に交換できる機能を付加し、かつ静止画像
の復元処理をソフトウエアで実行するものである。
【0108】図において、100は映像信号y/cの入
力端子、101は映像処理部、102はA/D変換部、
103は表示制御部、104は電源部、105はPDP
表示部、106はシーケンス制御部、1は画像記憶部、
2は画像再生部、3は選択器、8は画素数変換部、21
は画質調整部、11はデジタル入力端子、12はデジタ
ル受信部、13はデジタル送信部、14はデジタル出力
端子、15は着脱可能な記憶カード、16はカードコネ
クタ、17はRISCマイコンである。
【0109】以下、上述のように構成されたPDP表示
装置の動作を説明する。
【0110】このRISC(reduced instruction set
computer)マイコン17は、前記図2に示したデコーダ
5のブロック毎のJPEG復号処理、再生制御回路7の
アドレス信号の発生処理、静止画メモリのライト/リー
ド制御処理、同期信号処理及びシーケンス制御部106
の機能である各部の制御処理などを高速に実行するソフ
トウエアを内蔵し、所定の動作を実現する。
【0111】ソフトウエアによるJPEG復号処理は、
ハードウエア処理に比較し、処理速度が1桁程度遅い技
術課題があるが、実用上の問題はない。一方、静止画表
示機能は、本来の映像表示機能の補完機能であり、常時
利用するものではない。
【0112】そこで、シーケンス制御部106で必ず使
用するCISC(complex instruction set computer)
マイコンをRISCマイコン17に変更して高速処理を
可能にし、更に、画像再生部2のロジック処理をRIS
Cマイコン17内に統合したものである。この統合によ
って、回路的冗長度を削除でき、PDP表示装置を小型
化し安価にすることができる。
【0113】このように、実施の形態6に係るPDP表
示装置では、アナログ放送映像とデジタル静止画像の両
方を表示できるPDP表示装置を安価に実現できる効果
がある。
【0114】なお、実施の形態6では、選択器3の出力
データが画質調整部21を経由してから表示制御部10
3に出力される構成を採ったが、画質調整部21を設置
しないで直接表示制御部103に出力データが出力され
る構成であってもよい。この場合、画質調整部は映像処
理部103と画像再生部2の中に設置することで表示画
像の画質調整を実現できる。但し、デジタル入力端子1
1から入力される信号を画質調整するためには、デジタ
ル受信部12と選択器3の間に画質調整部を設置する必
要があり、これは図7に示した画質調整部21と同様の
ブロックが必要となるため、実用的ではない。
【0115】実施の形態7.図8はこの発明の実施の形
態7に係るPDP表示装置の構成を示すブロック図であ
る。なお、実施の形態7であるPDP表示装置の説明に
あたり図3に示すPDP表示装置と同一構成部分には同
一符号を付して重複部分の説明を省略する。
【0116】実施の形態7に係るPDP表示装置は、映
像と静止画像の両方に対して画素数変換を適用できるよ
うにしたものである。
【0117】図において、100は映像信号y/cの入
力端子、101は映像処理部、102はA/D変換部、
103は表示制御部、104は電源部、105はPDP
表示部、106はシーケンス制御部、1は画像記憶部、
2は画像再生部、3は選択器(第1の選択器)、8は画
素数変換部、18は選択器(第2の選択器)、21は画
質調整部である。
【0118】以下、上述のように構成されたPDP表示
装置の動作を説明する。
【0119】選択器3には、A/D変換部102の出力
データR,G,B,T,Sと画像再生部2の出力する静
止画像データR1,G1,B1,T1,S1が入力さ
れ、選択器3はシーケンス制御部106から指定された
一方のデータ群を選択し被選択データR2,G2,B
2,T2,S2として出力する。この被選択データ群は
画素数変換部8と選択器(第2の選択器)18に入力さ
れる。
【0120】画素数変換部8はシーケンス制御部106
の指示(接続線は省略)によって、走査線補間あるいは
画素数変換を実行して、被変換データR4,G4,B
4,T4,S4を出力する。
【0121】選択器18には、被選択データ群(R2,
G2,B2,T2,S2)と被変換データ群(R4,G
4,B4,T4,S4)が入力され、選択器18は表示
データ群R5,G5,B5,T5,S5として入力信号
の何れかを選択して出力する。
【0122】ここで、画素数変換部8は、水平方向の画
素数をMtoN変換する水平演算器、垂直方向の走査線
をPtoQ変換する垂直演算器、演算前データと演算後
データを選択出力する選択器、及びクロック発生器など
から構成されており、画素数変換部8は映像データには
P=240をQ=480に変換する垂直演算器の処理を
実行する。静止画像には、P=480をQ=600に変
換する垂直演算器の処理とM=640をN=800に変
換する水平演算器の処理を実行する。この場合、P=Q
あるいはM=Nの無処理でもよく、上記数値例以外の関
係も自由に使用できることは勿論である。また、映像デ
ータにもMtoN変換を実施できる。更に、各変換処理
は拡大と縮小の両方の演算ができる。
【0123】以上説明したように、実施の形態7に係る
PDP表示装置は、シーケンス制御部106から指定さ
れた一方のデータ群を選択し被選択データとして出力す
る選択器3と、この被選択データ群と画素数変換部8の
出力を選択して出力する選択器18とを備えて構成した
ので、アナログ放送映像とデジタル静止画像の両方の画
素数と走査線を自由に設定して表示できるマルチメディ
ア対応PDP表示装置を実現できる効果がある。これ
は、様々な画素数をもつPDP表示装置の信号処理を1
つの回路で処理できる利点があり、経済的なPDP表示
装置を実現できる効果もある。
【0124】なお、図8において、図4の出力処理部9
及び図5のデジタル送信部13を追加して、出力処理部
9とデジタル送信部13に表示データ群R5,G5,B
5,T5,S5を供給する構成を採ってもよい。さら
に、図5のデジタル入力端子11及びデジタル受信部1
2を追加し、デジタル受信部12は選択器3に受信デー
タ群を供給する構成を採ってもよい。
【0125】また、実施の形態7では、選択器3の出力
データが画質調整部21を経由してから表示制御部10
3に出力される構成を採ったが、画質調整部21を設置
しないで直接表示制御部103に出力データが出力され
る構成であってもよい。この場合、画質調整部は映像処
理部103と画像再生部2の中に設置することで表示画
像の画質調整を実現できる。
【0126】さらに、上記各実施の形態に係るPDP表
示装置を、例えばワイドアスペクトテレビジョン受像機
のPDP表示装置に適用することができるが、PDPな
どを使用した表示装置であればどのような映像装置にも
適用できることは言うまでもない。
【0127】さらにまた、上記各実施の形態において
は、データ圧縮を例えばJPEG符号化方式において映
像信号を圧縮することができるが、JPEGに限るもの
でなく、他の符号化方式に適用できることは言うまでも
ない。
【0128】また、上記PDP表示装置を構成する例え
ば画像記憶部、画像再生部等の種類、数、接続状態など
は前述した各実施の形態に限られないことは言うまでも
ない。
【0129】
【発明の効果】請求項1に係るPDP表示装置では、画
像データを圧縮して記憶する画像記憶手段と、圧縮デー
タを復元し復元画像データとして出力する画像再生手段
と、映像データと復元画像データを切替えて表示制御手
段に出力する選択手段とを備えて構成したので、画質の
劣化なしにアナログ放送映像又はデジタル静止画像を選
択的に表示できるマルチメディアライクなPDP表示装
置を実現できる効果を奏する。
【0130】請求項2に係るPDP表示装置では、映像
信号処理手段の出力をもとに画素数の異なる画像信号を
生成する画素数変換手段を備えて構成したので、アナロ
グ放送映像とデジタル静止画像を選択的に表示すること
ができ、更に、アナログ放送映像とデジタル静止画像の
両方をプログレッシブ表示できるので、ラインフリッカ
のない高品位な表示性能を備えた付加価値のある表示装
置が得られる効果を奏する。
【0131】請求項3に係るPDP表示装置では、選択
手段の出力を、所定の映像信号インターフェースフォー
マットに準じた信号に変換する手段と、信号変換手段の
出力信号を外部に出力する手段とを備えて構成したの
で、アナログ放送映像とデジタル静止画像の両方をプロ
グレッシブ表示でき、ラインフリッカのない高品位な表
示性能を備え、しかも他の表示装置に同一画面を供給す
る機能を備えた付加価値のある表示装置が得られる効果
を奏する。
【0132】請求項4に係るPDP表示装置では、所定
フォーマットのデジタル伝送信号を入力する手段と、入
力された伝送信号に対し所定の伝送方式に準拠した受信
処理を行い、受信データとして選択手段に出力する手段
とを備えて構成したので、アナログ放送映像とデジタル
静止画像の両方をプログレッシブ表示でき、ラインフリ
ッカのない高品位な表示性能を達成し、しかも画質劣化
のない装置間インターフェース機能を備えた付加価値の
ある表示装置が得られる効果を奏する。
【0133】請求項5に係るPDP表示装置では、画像
記憶手段が、画像データを記憶した状態で着脱可能な記
憶手段を備え、記憶手段を交換可能に構成したので、ア
ナログ放送映像とデジタル静止画像の両方を高画質なプ
ログレッシブ表示できる表示装置を得られる効果の他
に、デジタルカメラの記憶カードとのデジタルインター
フェースによって直接デジタルカメラ画像を高画質表示
できる付加価値のある表示装置が得られる効果を奏す
る。
【0134】請求項6に係るPDP表示装置では、画像
記憶手段が、静止画像をデータ圧縮して記憶するように
構成したので、デジタル静止画像を効率的に記憶・保存
することができる。
【0135】請求項7に係るPDP表示装置では、デー
タ圧縮が、JPEG符号化方式若しくは国際標準符号化
方式に準拠した符号化であるように構成したので、標準
化された符号化方式により汎用的にデジタル静止画像を
効率的に記憶・保存することができる。
【0136】請求項8に係るPDP表示装置では、選択
手段が、映像データと復元画像データを垂直同期信号の
ブランキング位置で切替えるように構成したので、アナ
ログ放送映像とデジタル静止画像の両方をプログレッシ
ブ表示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1であるPDP表示装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1であるPDP表示装
置の画像記憶部と画像再生部の構成示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2であるPDP表示装
置の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態3であるPDP表示装
置の構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態4であるPDP表示装
置の構成を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態5であるPDP表示装
置の構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態6であるPDP表示装
置の構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態7であるPDP表示装
置の構成を示すブロック図である。
【図9】 従来のPDP表示装置の構成を示すブロック
図である。
【図10】 従来のPDP表示装置のA/D変換部の構
成を示す図である。
【図11】 従来のPDP表示装置の表示制御部の構成
を示す図である。
【図12】 従来のPDP表示装置のPDP表示部の構
成を示す図である。
【符号の説明】
1 画像記憶部(画像記憶手段)、 2 画像再生部
(画像再生手段)、 3選択器(選択手段)、 8 画
素数変換部(画素数変換手段)、 9 出力処理部、
10 モニター出力端子、 11 デジタル入力端子、
12 デジタル受信部、 13 デジタル送信部、
14 デジタル出力端子、 15 記憶カード、 16
カードコネクタ、 21 画質調整部、 101 映
像処理部、 102 A/D変換部、 103 表示制
御部(表示制御手段)、 104電源部(電源供給手
段)、 105 PDP表示部(表示手段)、 106
シーケンス制御部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された映像信号を処理する映像信号
    処理手段と、 前記映像信号処理手段の出力からPDP(plasma displ
    ay panel:気体放電パネル)の表示に適した表示制御デ
    ータを生成する表示制御手段と、 PDPを駆動するための電源を供給する電源供給手段
    と、 前記電源供給手段からの電源供給により表示制御データ
    をPDPに表示する表示手段とを備えたPDP表示装置
    であって、 画像データを圧縮して記憶する画像記憶手段と、 圧縮データを復元し復元画像データとして出力する画像
    再生手段と、 映像データと復元画像データを切替えて前記表示制御手
    段に出力する選択手段とを備えたことを特徴とするPD
    P表示装置。
  2. 【請求項2】 前記映像信号処理手段の出力をもとに画
    素数の異なる画像信号を生成する画素数変換手段を備え
    たことを特徴とする請求項1記載のPDP表示装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段の出力を、所定の映像信号
    インターフェースフォーマットに準じた信号に変換する
    手段と、 前記信号変換手段の出力信号を外部に出力する手段とを
    備えたことを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載
    のPDP表示装置。
  4. 【請求項4】 所定フォーマットのデジタル伝送信号を
    入力する手段と、 入力された伝送信号に対し所定の伝送方式に準拠した受
    信処理を行い、受信データとして前記選択手段に出力す
    る手段とを備えたことを特徴とする請求項1、2又は3
    の何れかに記載のPDP表示装置。
  5. 【請求項5】 前記画像記憶手段は、 画像データを記憶した状態で着脱可能な記憶手段を備
    え、 前記記憶手段を交換可能に構成したことを特徴とする請
    求項1、2、3又は4の何れかに記載のPDP表示装
    置。
  6. 【請求項6】 前記画像記憶手段は、 静止画像をデータ圧縮して記憶することを特徴とする請
    求項1又は5の何れかに記載のPDP表示装置。
  7. 【請求項7】 前記データ圧縮は、 JPEG(Joint Photograghic Expert Group)符号化
    方式若しくは国際標準符号化方式に準拠した符号化であ
    ることを特徴とする請求項1、5又は6の何れかに記載
    のPDP表示装置。
  8. 【請求項8】 前記選択手段は、 映像データと復元画像データを垂直同期信号のブランキ
    ング位置で切替えることを特徴とする請求項1、2、3
    又は4の何れかに記載のPDP表示装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000051130A1 (fr) * 1999-02-26 2000-08-31 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif de conversion de donnees image/voix et unite de disques utilisant un tel dispositif

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