JPH10319259A - 長周期グレーティングを備えた光導波路及び光学デバイス - Google Patents

長周期グレーティングを備えた光導波路及び光学デバイス

Info

Publication number
JPH10319259A
JPH10319259A JP9129743A JP12974397A JPH10319259A JP H10319259 A JPH10319259 A JP H10319259A JP 9129743 A JP9129743 A JP 9129743A JP 12974397 A JP12974397 A JP 12974397A JP H10319259 A JPH10319259 A JP H10319259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wavelength
long
optical
loss
period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9129743A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3353811B2 (ja
Inventor
Masaichi Mobara
政一 茂原
Masayuki Shigematsu
昌行 重松
Mototaka Kadoi
素貴 角井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP12974397A priority Critical patent/JP3353811B2/ja
Publication of JPH10319259A publication Critical patent/JPH10319259A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3353811B2 publication Critical patent/JP3353811B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Integrated Circuits (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度等の物理的要件によって損失波長特性が
変化する長周期グレーティングを有する光導波路、およ
びこの光導波路を備えた光学デバイスを提供することを
目的とする。 【解決手段】 コア10を伝搬する信号光の損失が極大
となる損失極大波長λjを中心として所定の波長範囲で
減衰を生じさせる屈折率縞1jからなる長周期グレーテ
ィング2jを複数個有し、複数の長周期グレーティング
2jは一連の光導波路に直列に配置され、複数の長周期
グレーティング2jの少なくともいずれか一つは、温度
あるいは張力等の周囲条件によって損失極大波長λjが
シフトして、全体の損失波長特性が変化する光導波路で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信分野など
で、特に希土類添加光ファイバアンプの利得などの温度
依存性を解消するために使用される長周期グレーティン
グを備えた光導波路及びこれを用いた光学デバイスに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】代表的な光ファイバ通信システムは、光
信号源と、この光信号源に一端が接続された光ファイバ
線路と、この光ファイバ線路の他端に接続された光受信
器とを備えている。光ファイバ線路中には、伝送中の信
号を増幅するための光増幅器が設置されている。このよ
うな光ファイバ通信システムでは、多くの場合、1.5
μm帯の信号光が用いられ、光増幅器としてエルビウム
(Er)等の希土類が添加された光ファイバアンプが使
用されている。この希土類添加光ファイバアンプは、所
定の励起光を入射させて反転分布を形成しておいてから
1.5μm帯の光を入射させると、誘導放出を引き起こ
して入射光を増幅する作用を有している。
【0003】このような光ファイバアンプにおいて、励
起光による光ファイバアンプの反転分布は温度依存性を
有している。この反転分布の温度依存性は、利得の変動
や雑音指数の増大をもたらすことから、複数の光ファイ
バアンプによって光増幅が繰り返されると反転分布に応
じた波長分布が信号光に生じてしまい、この結果、異な
る波長の光に対して利得が異なるという利得の波長依存
性が生じてしまう。このため、波長分割多重(WDM)
方式の多重化通信システムでは、チャンネルごとに異な
る利得が与えられてしまい、これによっていくつかのチ
ャンネルのビット誤り率が高くなるという問題が生じて
いる。
【0004】これらの問題を解決するためにファイバグ
レーティングを使用する技術が、特開平−283786
号公報及び論文「Long-Period Fiber Gratings as Band
-Rejection Filters」(JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOL
OGY VOL. 14,NO. 1,JANUARY1996)に記載されている。
ファイバグレーティングは、光ファイバの軸に沿ってコ
ア内に形成された周期的な屈折率変調領域であり、これ
には比較的短周期のブラッググレーティングと、これよ
りも長周期(実際には、約50〜1500μm)のグレ
ーティングとが含まれるが、上記の論文では長周期グレ
ーティングが使用されている。この長周期グレーティン
グは、光ファイバを伝送するコアモードとクラッドモー
ドとの間の結合を誘起するグレーティングであり、グレ
ーティングの周期(ピッチ)がコアモードとクラッドモ
ードとの光路差が2πとなるように設定されていて、コ
アモードからクラッドモードへの強いパワー変換をもた
らすようになっている。この結果、長周期グレーティン
グは、コアモードをクラッドモードに放射させる作用を
有することになり、コアモードの強度を所定波長(以
下、「損失波長」と呼ぶ。)を中心とした狭い帯域にわ
たって減衰させる。上記の論文では、増幅自然放射の波
長分布に応じた波長分布の光減衰特性を有する長周期グ
レーティングを光ファイバ線路中に設けることで増幅自
然放射を打ち消し、増幅された信号光の波長スペクトル
を平坦化できることが記載されている。
【0005】このような長周期グレーティングは、通
常、感光性のコアを有する光ファイバの軸方向に沿って
所定の間隔で局所的に光を照射することにより周期的な
光誘起屈折率変化を生じさせることで作製することがで
きる。よく行われているのは、感光性ファイバとして、
コアに感光材であるゲルマニウムまたはリンが添加され
た石英ガラス系の光ファイバを用意し、作製すべきグレ
ーティングの周期に対応した間隔で光透過部と光遮断部
とが交互に格子状に配列されてなる強度変調マスクをこ
の光ファイバの上に配置し、強度変調マスクの上から2
48nmから193nm付近の波長の紫外光ビームを照
射する方法である。この方法によれば、強度変調マスク
の各光透過部を透過した紫外光が光ファイバに照射さ
れ、ゲルマニウムが添加されたコアのうち紫外光が照射
された箇所の屈折率が局所的に上昇する。この結果、強
度変調マスクの光透過部の配列周期と略等しい周期で屈
折率が変調した領域、すなわちグレーティングがコアに
形成されることになる。
【0006】長周期グレーティングによってコアからク
ラッドに放射される光の波長スペクトルの中心波長、す
なわち損失波長は、次式に基づいて決まる。 βコア (lm)−βクラット゛ (n)=2π/Λ ・・・(1) ここで、l,mはコアモードの次数(基本モードLP01
ならl=0、m=1)であり、βコア (lm)は(lm)で規
定されるコアモードの伝搬定数であり、 βクラッ ト゛ (n)
n次のクラッドモードの伝搬定数であり、Λは長周期グ
レーティングの周 期である。
【0007】伝搬定数βコア、βクラット゛は損失波長に依存
するパラメータであるから、上記(1)式から、グレー
ティング周期Λを調整して長周期グレーティングを形成
することにより長周期グレーティングの損失波長を制御
できることがわかる。また、また、βコアはコアの実効屈
折率、βクラット゛はクラッドの実効屈折率のそれぞれ依存
するから、グレーティングの周期を一定とした場合に
は、長周期グレーティングの損失波長は、主として長周
期グレーティングが形成された部位におけるコアとクラ
ッドとの実効屈折率に依存することになる。グレーティ
ング形成部におけるコアの実効屈折率は変調された屈折
率の平均値を基礎として考えることができ、グレーティ
ング形成部におけるコアの実効屈折率差は、コアの屈折
率の平均値とクラッドの屈折率との差に依存する。グレ
ーティング形成時の紫外光の照射量に応じてコアの屈折
率変調の振幅が変化し、これに応じてコアの屈折率も変
化するから、結局、紫外光の照射量を調整して長周期グ
レーティングを形成することにより、コア・クラッド間
の実効屈折率差を調整し、長周期グレーティングの損失
波長を制御することも可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら光ファイ
バアンプの利得特性は、増幅自然放射による波長依存性
の外に温度依存性があり、光ファイバアンプの波長領域
を有効に利用することができないという問題があった。
そのために、恒温槽を用いたり、あるいは温度の影響が
少ない波長範囲に限定して使用する等の手段が講ぜられ
てきた。恒温槽を用いたのでは高価で、また、使用場所
が制限されることになる。さらに、使用波長範囲を限定
したのでは光通信の大容量化の目的に添うことができな
い。
【0009】そこで本発明は、上記の課題を解決するた
めになされたもので、温度等の物理的要件によって損失
波長特性が変化する長周期グレーティングを有する光導
波路、およびこの光導波路を備えた光学デバイスを提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる長周期グ
レーティングを備えた光導波路は、コアの屈折率が光軸
方向に周期的に変化すると共に、コアを伝搬する信号光
の損失が極大となる損失極大波長を中心として所定の波
長範囲で減衰を生じさせる長周期グレーティングを複数
個有し、複数の長周期グレーティングは一連の光導波路
に直列に配置され、複数の長周期グレーティングの少な
くともいずれか一つは、特定の物理的な周囲条件(例え
ば、温度あるいは張力)によって損失極大波長がシフト
して、全体の損失波長特性が変化することを特徴とす
る。
【0011】本発明の長周期グレーティングを備えた光
導波路によれば、複数の長周期グレーティンが直列に配
置されると共に、これら長周期グレーティングの周辺温
度等が変化すると、少なくともいずれか一方の損失極大
波長がシフトする特性を有する光導波路である。いずれ
かの損失極大波長がシフト、あるいはこれらのシフト量
が異なれば全体の損失波長特性が変化することになる。
したがって、光部品が温度依存性を有する場合は、光部
品の温度依存性と反対の傾向を呈するような長周期グレ
ーティングを備えた光導波路を付加することによって、
光部品の温度依存性を解消することができる。本発明の
光導波路は、このようなところに使用するものである。
【0012】本発明の長周期グレーティングにおいて、
複数の長周期グレーティングが同種の光ファイバに作成
されると共に、複数の長周期グレーティングの各ピッチ
をコアモードと結合するクラッドモードの次数に対応す
るように選択することができる。長周期グレーティング
の各ピッチを選択することによってコアモードと結合す
るクラッドモードの次数が異なるので、損失極大波長及
び減衰量、さらには周囲の物理量の変化に対する損失極
大波長のシフトを変えることができるので別の損失波長
特性が得られる。また、複数の長周期グレーティングを
異種の光ファイバに作成することができる。この場合
は、各長周期グレーティングの損失極大波長及び減衰
量、さらに周囲の物理量の変化に対する損失極大波長の
シフトが異なるので他の損失波長特性を得ることができ
る。
【0013】次に、本発明の光学デバイスは、光部品と
長周期グレーティングを有する光導波路とを備えた光学
デバイスにおいて、長周期グレーティングは、光導波路
のコアの屈折率が光軸方向に周期的に変化すると共に、
コアを伝搬する信号光の損失が極大となる損失極大波長
を中心として所定の波長範囲で減衰を生じさせる長周期
グレーティングを複数個有し、複数の長周期グレーティ
ングは、一連の光導波路に直列に配置され、複数の長周
期グレーティングの少なくともいずれか一つは、特定の
物理的な周囲条件(例えば、温度あるいは張力)によっ
て損失極大波長がシフトして、全体の損失波長特性が変
化することを特徴とする。
【0014】本発明の光学デバイスによれば、光部品が
例えば温度依存性を有する光ファイバアンプである場
合、光ファイバアンプの利得の温度依存性と反対の傾向
を呈するような損失波長特性を有する長周期グレーティ
ングを備えた光導波路を光ファイバアンプの前、又は後
あるいは中間に接続することによって温度依存性を解消
することができる。
【0015】本発明の他の光学デバイスは、光部品と長
周期グレーティングを有する光ファイバとを備えると共
に、光学デバイスの周辺温度を検知する温度センサ並び
に前記光ファイバに張力を付与する張力付与機構を具備
し、複数の長周期グレーティングを構成する各長周期グ
レーティングの少なくともいずれか一つは、温度センサ
の温度に対応する出力に応じた所定の張力が付与される
ことによって長周期グレーティングの損失極大波長が変
化して、全体の損失波長特性が変化することを特徴とす
る。
【0016】この発明の光学デバイスは、上述の光部品
が例えば温度依存性を有する光ファイバアンプである場
合の利得の温度依存性を解消するものである。この場合
は、周囲の温度を一旦温度センサで測定し、温度センサ
の出力を長周期グレーティングを有する光ファイバに加
えて張力を発生せしめ、この張力によって少なくともい
ずれか一つの損失極大波長を変化させて、全体の損失波
長特性を変化させるものである。温度センサの出力はピ
エゾ素子等によって張力を発生させるので、正確に所望
の形状の損失波長特性を得ることができる。
【0017】上記の光学デバイスにおいて、光ファイバ
アンプの平均利得に対する利得偏差の比が、実効動作波
長範囲において4%以内であることが好ましい。複数の
光ファイバアンプによって光増幅が繰り返されても、増
幅された信号光の波長スペクトルの平坦化を維持するた
めである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら長
周期グレーティングを備えた光導波路及びこれを備えた
光学デバイスにかかわる実施の形態を詳細に説明する。
なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を
付し、重複する説明を省略する。
【0019】(実施形態1)図1は、本実施形態に係わ
る長周期グレーティングを備えた光ファイバの構成を示
す断面図である。図1において、光ファイバ12は、石
英系ガラスに酸化ゲルマニウム(GeO2)のような感
光性の元素が添加されたコア10と、コア10の外周に
コアより屈折率の低い石英系ガラスのクラッド11とに
よって形成される。長周期グレーティングは、光ファイ
バ12のコア10の屈折率が光軸方向に周期的に変化す
ると共に、コア10を伝搬する信号光はその周期に対応
してコアモードからクラッドモードに放射してコアモー
ドの損失が極大となる損失極大波長(λ1、λ2・・・λ
i)を中心として所定の波長範囲で減衰を生じさせる屈
折率縞(1a、1b・・・1i)からなる長周期グレーテ
ィングを複数個によって形成される。
【0020】複数の長周期グレーティング(2a、2b
・・2i)は、一連の光導波路に直列に配置して形成さ
れた異なる周期(Λ1、Λ2・・・Λi)の屈折率縞1
j(jは1<j<i、以下同様)であり、複数の屈折率
縞1jの少なくともいずれか一つは、特定の物理的な周
囲条件(例えば、温度あるいは張力)によって損失極大
波長λjがシフトする構成であり、いずれかの損失極大
波長λjがシフトすることによって、全体の損失波長特
性が変化するものである。
【0021】図2は、図1に示した同一のコア10に形
成された屈折率縞Λjの中、2つの屈折率縞1a、1b
温度によって損失波長の減衰形状が変化する状態を示す
グラフである。図2(a)は25℃(室温)における透
過損失の形状を表すものであり、A1は屈折率縞1aによ
る損失極大波長λ1の損失波長特性、A2は屈折率縞1b
による損失極大波長λ2の損失波長特性、そしてA0は屈
折率縞1aと1bの両方による損失波長特性を示すグラフ
であり、使用波長によらずほぼ一定の損失を有する波長
特性である。また、図2(b)は75℃における透過損
失の形状を表すものであり、A1’は屈折率縞1aによる
損失極大波長λ1’の損失波長特性、A2は屈折率縞1b
による損失極大波長λ2の損失波長特性、そしてA0’は
屈折率縞1aと1bの両方による損失波長特性を示すグラ
フであり、使用する波長に対して右下がりの波長特性で
ある。図2(b)は、温度上昇による損失極大波長λ2
のシフトが損失極大波長λ1’のシフトに比べて相対的
に小さく、両者が接近したためである。
【0022】図2(a)が示すように、25℃において
は2つの屈折率縞1aと1bとによる損失波長特性A
0は、ほぼ平坦の状態である。これに対して図2(b)
が示すように、温度が室温から75℃に上昇すると、損
失極大波長λ1、λ2の中の一方の損失極大波長λ1
λ1’までシフトする。その結果、損失極大波長λ1’と
λ2との両方の損失波長特性はA0’となり、傾斜した特
性を示すようになる。屈折率縞1iの数をさらに増加す
ることによって、損失極大波長λiの全体的減衰を所望
の形状に形成することができる。
【0023】損失極大波長λ1がλ1’までシフトする大
きさ(厳密には、損失波長特性も変化するが変化の割合
が小さいので考慮しないことにする。)はコアに添加さ
れたゲルマニウムの量と温度あるいは張力によって決ま
ることが知られている。ゲルマニウムが添加されたコア
に形成された長周期グレーティングの損失極大波長λi
が温度あるいは張力等の物理量によってシフトするメカ
ニズムは、完全に解明されていない。しかしながら、こ
のような現象に関する最近の研究成果が、論文「Simult
aneous Measurement Systems Employing Long-Period G
rating Sensors」(OFS−10;Fr2-5)におい
て実験的に測定されたことが発表されている。
【0024】また、長周期グレーティングにおいて、コ
アモードからクラッドモードに放射してコアモードの強
度が所定の損失極大波長を中心に減衰する場合、コアモ
ードと結合するクラッドモードの次数によって損失極大
波長λi及び減衰の極大値が変化することが、論文「Lon
g-Period Fiber Gratings as Band-Rejection Filter
s」(JOURNAL OF LIGHTWAVE TECHNOLOGY VOL. 14,NO.
1,JANUARY 1996)に記載されている。
【0025】さらに、異種光ファイバに形成された長周
期グレーティングにおいても温度に対応して損失極大波
長が変化することが、論文「Temperature-insensitive
long-period fiber gratings」(OFC,’96;PD
−1)に記載されている。
【0026】図3は、異種光ファイバに形成された長周
期グレーティングの構成を示す図である。図3におい
て、光ファイバ12aと光ファイバ12bのコア10a
10bは石英系ガラスに酸化ゲルマニウムのような感光
性の元素が添加されると共に、光ファイバ12aの屈折
率分布は図4(a)に示すように分散シフトファイバの
プロファイル(DSF)に形成され、また、光ファイバ
12bは図4(b)に示すようにコアの外周にクラッド
より高屈折率のリング部を有するプロファイル(W型)
に形成されている。このような屈折率分布のコアに長周
期グレーティングを形成すると、コアの屈折率分布がW
型の場合(図4(b))は温度に対して損失極大波長の
シフトが極めて小さいが、コアの屈折率分布がDSFの
場合(図4(a))は温度に対して損失極大波長がシフ
トすることが示されている。
【0027】本発明は、これら温度あるいは張力等の物
理量によって損失極大波長がシフトする複数の長周期グ
レーティングを組み合わせて、全体を所望の損失波長特
性に形成することを第1の目的とするものである。
【0028】なお、これら物理量によっていずれか一つ
の損失極大波長λjがシフトするというのは、一方の損
失極大波長λjが他方の損失極大波長λj-1に比べてシフ
トする大きさに差があり、一方の損失極大波長λjが他
方の損失極大波長λj-1に接近したり、遠ざかることで
ある。
【0029】長周期グレーティングにおいて、コアモー
ドからクラッドモードに放射してコアモードの強度が所
定の損失極大波長を中心に減衰する場合、コアモードと
結合するクラッドモードの次数によって損失極大波長λ
j及び損失の極大値が変化する。したがって、屈折率縞
jの間隔Λjを選択することによって損失極大波長λj
及び損失の極大値、さらには周囲の物理量の変化に対す
る損失極大波長のシフトを変えることができる。
【0030】図5は、本実施形態に係わる長周期グレー
ティングの作成方法を表す図である。本実施形態では、
まず、図5(a)に示されるように、強度変調マスク3
0を介して光ファイバ12に紫外光を照射して光ファイ
バ12に長周期グレーティングを形成する。
【0031】光ファイバ12は、石英ガラスを主成分と
するものであり、屈折率上昇材のゲルマニウムが添加さ
れている。このゲルマニウムは、周知のとおり、波長2
48nm又は193nm付近の紫外光に対する感光材と
しての役割も有している。すなわち、ゲルマニウムが添
加された石英ガラスは、上記のような波長の紫外光が照
射されると、その照射部分において屈折率が上昇すると
いう性質を持つ。このことに鑑み、本実施形態では、光
ファイバ12への照射紫外光として、波長248nm帯
のエキシマレーザ光を用いている。
【0032】強度変調マスク30は、透明な石英ガラス
平板31の表面に複数の帯状クロム層32を等間隔に蒸
着したものである。このクロム層32は、紫外光を遮断
する作用を有している。従って、石英ガラス平板31の
クロム蒸着面には、光遮断部(即ち、クロム層)と光透
過部(各クロム層の間に位置するガラス表面)とが交互
に格子状に配列されていることになる。本実施形態で
は、この強度変調マスク30のクロム蒸着面の反対側の
面に紫外光が照射され、クロム層32間のガラス表面3
1を透過した紫外光のみが光ファイバ12に照射され
る。このため、光ファイバ12には、紫外光が等間隔の
格子状に照射されることになる。この紫外光は、感光材
であるゲルマニウムが添加されたコアに入射して、コア
の屈折率変化を誘起する。これにより、光ファイバ12
には、屈折率が局所的に上昇した複数の部位がコアの軸
線に沿って屈折率の縞が等間隔に配列されることにな
る。屈折率縞の周期は、100〜1000μmとするの
がよい。
【0033】図5(b)は、このようにして屈折率縞を
形成した後におけるコア及びクラッドのファイバ軸方向
に沿った屈折率分布を示す図である。図5(b)に示す
ように、上記の紫外光によって、コアに複数の局所的な
屈折率上昇部が形成されて屈折率縞を構成している。な
お、図面の簡略化のため、図5(b)には、紫外光照射
による屈折率上昇部が3個だけ示されているが、実際の
長周期グレーティングは、このような屈折率上昇部を数
百個程度に及んで構成させる。
【0034】(実施形態2)上述した長周期グレーティ
ングが形成された光ファイバを光ファイバアンプに適用
した光学デバイスについて説明する。図6は、本実施形
態に係わる光ファイバアンプが光伝送路20の間に配置
された構成を示す図である。図6において、エルビウム
等の希土類元素が添加された光ファイバ21と、希土類
添加ファイバ21に信号光Sと励起光Eとを導入するた
めの光カプラ22からなる光ファイバアンプ、および光
ファイバアンプの出力側には長周期グレーティングを有
する光ファイバ12が接続されている。
【0035】また、図7は、光ファイバアンプの利得曲
線の一例を示す図である。図7において、Bは25℃の
室温における利得特性を示すグラフであり、所定の波長
範囲においてほぼ平坦な利得が得られている。これに対
して、光ファイバアンプの周囲温度が75℃に上昇する
と、励起光Eによる光ファイバアンプの反転分布は曲線
Cに示すように、波長に対して傾斜した利得特性を示す
ように変化する。このような光ファイバアンプによって
光増幅が繰り返されると、信号光Sは反転分布に応じて
増幅されるので波長によって利得が変化する。このた
め、波長分割多重方式の多重化通信システムでは、チャ
ンネルごとに異なる利得が与えられてしまい、これによ
っていくつかのチャンネルのビット誤り率が高くなると
いう問題が生じている。
【0036】このように温度に対して傾斜する利得特性
を平坦化するために、上述した図2に示すように、室温
では平坦で、高温になるにしたがって波長に対して右下
がりの損失波長特性を有する長周期グレーティングを光
ファイバアンプの後(あるいは前、又は中間)に接続す
ればよい。
【0037】図8は、光ファイバアンプに長周期グレー
ティングを接続した場合、25℃の利得特性と損失波長
特性(図8(a))及び75℃の利得特性と損失波長特
性(図8(b))を示すグラフである。25℃の状態を
表す図8(a)において、A0は図2(a)に示した損
失波長特性、Bは図7に示した利得特性であり、B1
損失波長特性A0と利得特性Bとによって得られた光フ
ァイバアンプの実効利得特性であり、有効波長範囲λa
〜λbにおいて略平坦な利得が得られている。また、7
5℃の状態を表す図8(b)において、A0’は図2
(b)に示した損失波長特性、Cは図7に示した利得特
性であり、C1は損失波長特性A0’と利得特性Cとによ
って得られた光ファイバアンプの実効利得特性である。
75℃の実効利得特性C1は、光ファイバアンプの実効
動作波長範囲λa〜λbにおいて平均利得に対する利得偏
差Δは略4%以内に抑えることができた。
【0038】なお、光ファイバアンプに使用されるエル
ビウム添加ファイバの利得特性は、高温になるほど図7
のCに示すように波長が大きくなると増加する傾向を示
す。このような傾向の温度依存性を解消するために接続
される長周期グレーティングの損失極大波長の全体的な
形状は、図2(a)に示すように室温ではほぼ一定(A
0)で、温度が上昇するに従って図2(b)に示すよう
に短波長側で低く、長波長側で高い損失(A0’)を示
すと共に、複数の長周期グレーティングのうち、室温に
おける損失極大波長が短波長側あるものほど、温度変化
に対する波長変動が大きい特性を示すものが好ましい。
短波長側の損失極大波長が長波長側の損失極大波長に近
付くように形成すると、温度によって長波長側に発生す
る利得変動のピークを補償しやすくなる。この点に関し
ては、張力を加えて損失極大波長がシフトする場合も同
様であり、室温における損失極大波長が短波長側あるも
のほど、張力に対する波長変動が大きい特性を示すもの
が好ましい。
【0039】(実施形態3)長周期グレーティングを光
ファイバアンプに適用して温度依存性を補償する他の方
法について説明する。図9は、本実施形態に係わる光フ
ァイバアンプの構成を示す図である。図9において、エ
ルビウム等の希土類元素が添加された光ファイバ21
と、希土類添加ファイバ21に信号光Sと励起光Eとを
導入するための光カプラ22からなる光ファイバアン
プ、および光ファイバアンプの出力側には長周期グレー
ティングを有する光ファイバ12が接続され、さらに、
温度センサ24と光ファイバ12に張力Tを付与するた
めの張力付与機構23を備えた構成の光学デバイスであ
る。希土類添加ファイバ21及び長周期グレーティング
を有する光ファイバ12は実施形態2で使用したものと
同一構造、同一特性のものである。
【0040】この発明の光学デバイスは、周囲の温度を
一旦温度センサ24の電圧に変換し、この電圧を光ファ
イバ12に固定したピエゾ素子等に加えて光ファイバ1
2に張力Tを発生せしめ、この張力Tによって長周期グ
レーティングの損失極大波長を変化させて、全体の減衰
形状が変化するものである。
【0041】このような構成の光ファイバアンプについ
て、25℃と75℃における利得特性を測定した結果、
平均利得に対する利得偏差の比が、実効動作波長範囲に
おいて3%以内に抑えることができた。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の長周期グ
レーティングを備えた光導波路は、2つ以上の長周期グ
レーティングを直列に配置されると共に、これら長周期
グレーティングの少なくともいずれか一つが、温度等の
条件によって損失極大波長がシフトするので全体の損失
波長特性が変化することになる。したがって、光部品が
温度依存性を有する場合は、光部品の温度依存性と反対
の傾向を呈するような損失波長特性を有する長周期グレ
ーティングを備えた光導波路を付加することによって、
光部品の温度依存性を解消することができる。
【0043】本発明の光学デバイスによれば、光部品が
例えば温度依存性を有する光ファイバアンプである場
合、光ファイバアンプの温度依存性と反対の傾向を呈す
るような損失波長特性を有する長周期グレーティングを
備えた光導波路を光ファイバアンプの前、又は後あるい
は中間に接続することによって温度依存性を解消するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係わる長周期グレーティングを備
えた光ファイバの構成を示す図である。
【図2】複数の損失極大波長によって損失波長特性が変
化する状態を示すグラフである。
【図3】異種光ファイバに形成された長周期グレーティ
ングの構成を示す図である。
【図4】長周期グレーティングが形成されるコアの屈折
率分布の例を示す図である。
【図5】長周期グレーティングの作成方法を示すための
説明図である。
【図6】本実施形態に係わる光学デバイスの構成を示す
図である。
【図7】光ファイバアンプの利得特性を示すグラフであ
る。
【図8】光ファイバアンプに長周期グレーティングを有
する光ファイバを接続した場合の利得特性を示すグラフ
であり、同図(a)は25℃の特性、同図(b)は75
℃の特性である。
【図9】本実施形態に係わる他の光学デバイスの構成を
示す図である。
【符号の説明】
1・・・屈折率縞、2・・・長周期グレーティング、10・・・
コア、11・・・クラッド、12・・・長周期グレーティング
を備えた光ファイバ、20・・・光伝送路、21・・・希土類
添加光ファイバ、22・・・光カプラ、23・・・張力付与機
構、24・・・温度センサ、30・・・強度変調マスク、31
・・・石英ガラス平板、32・・・クロム層、A・・・減衰曲
線、B、C・・・利得曲線、E・・・励起光、S・・・信号光、
T・・・張力、Δ・・・利得偏差、V・・・紫外光、Λ・・・間隔
(ピッチ)、λ・・・波長

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアの屈折率が光軸方向に周期的に変化
    すると共に、前記コアを伝搬する信号光の損失が極大と
    なる損失極大波長を中心として所定の波長範囲で減衰を
    生じさせる長周期グレーティングを複数個有し、 前記複数の長周期グレーティングは一連の光導波路に直
    列に配置され、 前記複数の長周期グレーティングの少なくともいずれか
    一つは、特定の物理的な周囲条件によって前記損失極大
    波長がシフトして、損失波長特性が変化することを特徴
    とする長周期グレーティングを備えた光導波路。
  2. 【請求項2】 前記周囲条件が温度であることを特徴と
    する請求項1に記載の長周期グレーティングを備えた光
    導波路。
  3. 【請求項3】 少なくとも2以上の長周期グレーティン
    グが同種の光導波路に形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の長周期グレーティングを備えた光導波
    路。
  4. 【請求項4】 少なくとも2以上の長周期グレーティン
    グが異種の光導波路に形成されていることをを特徴とす
    る請求項1に記載の長周期グレーティングを備えた光導
    波路。
  5. 【請求項5】 光部品と長周期グレーティングを有する
    光導波路とを備えた光学デバイスにおいて、 前記長周期グレーティングは、前記光導波路のコアの屈
    折率が光軸方向に周期的に変化すると共に、前記コアを
    伝搬する信号光の損失が極大となる損失極大波長を中心
    として所定の波長範囲で減衰を生じさせる長周期グレー
    ティングを複数個有し、 前記複数の長周期グレーティングは、一連の光導波路に
    直列に配置され、 前記複数の屈折率縞の少なくともいずれか一つは、特定
    の物理的な周囲条件によって前記損失極大波長がシフト
    して、全体の損失波長特性が変化することを特徴とする
    光学デバイス。
  6. 【請求項6】 前記周囲条件が温度であることを特徴と
    する請求項5に記載の光学デバイス。
  7. 【請求項7】 前記複数の長周期グレーティングのう
    ち、室温における損失極大波長が短波長側にあるものほ
    ど、温度変化に対する波長変化が大きいことを特徴とす
    る請求項6に記載の光学デバイス。
  8. 【請求項8】 前記光学デバイスは、前記光部品と前記
    長周期グレーティングを有する前記光ファイバとを備え
    ると共に、前記光学デバイスの周辺温度を検知する温度
    センサ並びに前記光ファイバに張力を付与する張力付与
    機構を具備し、 前記複数の長周期グレーティングの少なくともいずれか
    一つは、前記温度センサの温度に対応する出力に応じた
    所定の前記張力が付与されることによって損失極大波長
    が変化して、全体の損失波長特性が変化することを特徴
    とする請求項5に記載の光学デバイス。
  9. 【請求項9】 損失波長の異なる前記複数の長周期グレ
    ーティングのうち、室温における損失極大波長が短波長
    側にあるものほど、張力に対する損失波長の変化が大き
    いことを特徴とする請求項8に記載の光学デバイス。
  10. 【請求項10】 前記光部品が光ファイバアンプである
    ことを特徴とする請求項5又は8のいずれかに記載の光
    学デバイス。
  11. 【請求項11】 前記光ファイバアンプの平均利得に対
    する利得偏差の比が、実効動作波長範囲において4%以
    内であることを特徴とする請求項10に記載の光学デバ
    イス。
JP12974397A 1997-05-20 1997-05-20 光学デバイス Expired - Fee Related JP3353811B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12974397A JP3353811B2 (ja) 1997-05-20 1997-05-20 光学デバイス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12974397A JP3353811B2 (ja) 1997-05-20 1997-05-20 光学デバイス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10319259A true JPH10319259A (ja) 1998-12-04
JP3353811B2 JP3353811B2 (ja) 2002-12-03

Family

ID=15017116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12974397A Expired - Fee Related JP3353811B2 (ja) 1997-05-20 1997-05-20 光学デバイス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3353811B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000069038A1 (fr) * 1999-05-07 2000-11-16 Mitsubishi Cable Industries, Ltd. Fibre optique
EP1063741A2 (en) * 1999-05-26 2000-12-27 Fujitsu Limited Gain control unit and optical amplifier having temperature compensating function
WO2001022135A1 (en) * 1999-09-20 2001-03-29 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Method for fabricating optical loss filter and optical loss filter
WO2001033265A1 (fr) * 1999-10-29 2001-05-10 The Furukawa Electric Co., Ltd. Element optique a reseau de diffraction
EP1137128A2 (en) * 2000-03-13 2001-09-26 The Furukawa Electric Co., Ltd. Optical component
JP2002333526A (ja) * 2001-03-06 2002-11-22 Fujikura Ltd 可変光減衰器、光増幅器及び光通信システム
WO2002095886A3 (en) * 2001-03-29 2003-09-04 Sabeus Photonics Inc Mode coupling devices with complex spectral profile
JP2007123477A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Fujikura Ltd 光増幅用ファイバ及び光増幅器
US7362939B2 (en) 2001-12-13 2008-04-22 The Furukawa Electric Co., Ltd. Optical fiber for long period grating, long period grating component and manufacturing method of the same
JP2008263245A (ja) * 2008-08-04 2008-10-30 Fujikura Ltd 光増幅器
CN100456578C (zh) * 2007-03-08 2009-01-28 中国科学院西安光学精密机械研究所 基于对称式布拉格光栅的双波长分布反馈式光纤激光器
JP2010008900A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Osaka Prefecture Univ 長周期ファイバグレーティングデバイス
JP2010122688A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Ofs Fitel Llc 光ファイバモード結合器

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000069038A1 (fr) * 1999-05-07 2000-11-16 Mitsubishi Cable Industries, Ltd. Fibre optique
EP1063741A3 (en) * 1999-05-26 2003-08-13 Fujitsu Limited Gain control unit and optical amplifier having temperature compensating function
EP1063741A2 (en) * 1999-05-26 2000-12-27 Fujitsu Limited Gain control unit and optical amplifier having temperature compensating function
WO2001022135A1 (en) * 1999-09-20 2001-03-29 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Method for fabricating optical loss filter and optical loss filter
WO2001033265A1 (fr) * 1999-10-29 2001-05-10 The Furukawa Electric Co., Ltd. Element optique a reseau de diffraction
EP1137128A3 (en) * 2000-03-13 2004-08-04 The Furukawa Electric Co., Ltd. Optical component
EP1137128A2 (en) * 2000-03-13 2001-09-26 The Furukawa Electric Co., Ltd. Optical component
JP2002333526A (ja) * 2001-03-06 2002-11-22 Fujikura Ltd 可変光減衰器、光増幅器及び光通信システム
WO2002095886A3 (en) * 2001-03-29 2003-09-04 Sabeus Photonics Inc Mode coupling devices with complex spectral profile
US6950576B1 (en) 2001-03-29 2005-09-27 Sabeus Photonics, Inc. Mode coupling devices with complex spectral profile
US7110644B2 (en) 2001-03-29 2006-09-19 Sabeus, Inc. Mode coupling devices with complex spectral profile
US7362939B2 (en) 2001-12-13 2008-04-22 The Furukawa Electric Co., Ltd. Optical fiber for long period grating, long period grating component and manufacturing method of the same
JP2007123477A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Fujikura Ltd 光増幅用ファイバ及び光増幅器
CN100456578C (zh) * 2007-03-08 2009-01-28 中国科学院西安光学精密机械研究所 基于对称式布拉格光栅的双波长分布反馈式光纤激光器
JP2010008900A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Osaka Prefecture Univ 長周期ファイバグレーティングデバイス
JP2008263245A (ja) * 2008-08-04 2008-10-30 Fujikura Ltd 光増幅器
JP2010122688A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Ofs Fitel Llc 光ファイバモード結合器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3353811B2 (ja) 2002-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3136275B2 (ja) 長周期ファイバ・グレーティング装置
US11215749B2 (en) Optical fiber filter of wideband deleterious light and uses thereof
JP3149921B2 (ja) 光損失フィルタおよびその製造方法
JP3353811B2 (ja) 光学デバイス
US6317538B1 (en) Optical waveguide device and optical device having long-period grating
JPH09509012A (ja) 利得制御光ファイバ増幅器
JP4100797B2 (ja) 光増幅装置
US6321008B1 (en) Filter optical waveguide with inclination and linear chirp
US6459829B1 (en) Multiple wavelength excitation optical multiplexing device, multiple wavelength excitation light source incorporating aforementioned device, and optical amplifier
JP2000089046A (ja) 再構成性のためのクラッディング感度を強化した光ファイバ回折格子デバイス
US6337939B1 (en) Optical amplifier monitor using a blazed grating
CA2340558A1 (en) Optical component
US6516118B1 (en) Optical fiber suitable for producing doped-fiber amplifier gain equalizing filters
KR100445824B1 (ko) 광 손실 필터의 제조 방법 및 광 손실 필터
JP2000180640A (ja) ゲインイコライザ、光増幅装置および光ファイバ通信システム
US7376306B2 (en) Slanted Bragg grating gain flattening filter having spatially overlapping elementary filters and a manufacturing method therefor
Bebawi et al. FBG performance enhancement for sensing and EDFA gain flattening applications
JP4002135B2 (ja) ファイバグレーティング型光部品
JP2002318314A (ja) 光フィルタデバイス、調整するための方法、および通信システム
Ran et al. Dual-waveband fiber Bragg grating laser sensor
AU2019372515A1 (en) Slant-type fiber grating
JP2003222716A (ja) 露光用マスク、光ファイバグレーティングの製造方法、光ファイバグレーティング及び光増幅器モジュール
CA2302986A1 (en) Tunable fibre grating dispersion compensation device
JP2005166835A (ja) 光導波路型回折格子素子および光増幅モジュール
JPH10123346A (ja) 長周期グレーティングの作成方法及び光導波路

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees