JPH10318573A - 室内臭気防止装置 - Google Patents
室内臭気防止装置Info
- Publication number
- JPH10318573A JPH10318573A JP12682997A JP12682997A JPH10318573A JP H10318573 A JPH10318573 A JP H10318573A JP 12682997 A JP12682997 A JP 12682997A JP 12682997 A JP12682997 A JP 12682997A JP H10318573 A JPH10318573 A JP H10318573A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ごみ焼却設備等において、ごみピットからの
臭気がオペレーション室等の室内に侵入するのを防止す
る。 【解決手段】 ごみピット等の臭気対象室1に隣接する
防臭対象室2に、臭気対象室1からの臭気が侵入するの
を防止する室内臭気防止装置であって、臭気の発生原因
となる臭気対象室1と防臭対象室2との間に設けられた
壁部3と、該壁部3の防臭対象室2側に前記壁部3と離
間して設けた内張壁材7と、前記壁部3と内張壁材7と
の間に形成される小区画8と、該小区画8と外気との間
に配設された給気機付配管11とから構成される室内臭
気防止装置である。給気機付配管11で小区画8内を昇
圧し、外部からの臭気侵入を防止する。
臭気がオペレーション室等の室内に侵入するのを防止す
る。 【解決手段】 ごみピット等の臭気対象室1に隣接する
防臭対象室2に、臭気対象室1からの臭気が侵入するの
を防止する室内臭気防止装置であって、臭気の発生原因
となる臭気対象室1と防臭対象室2との間に設けられた
壁部3と、該壁部3の防臭対象室2側に前記壁部3と離
間して設けた内張壁材7と、前記壁部3と内張壁材7と
の間に形成される小区画8と、該小区画8と外気との間
に配設された給気機付配管11とから構成される室内臭
気防止装置である。給気機付配管11で小区画8内を昇
圧し、外部からの臭気侵入を防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ごみ焼却設備等に
おけるごみピット等の臭気対象室から、該臭気対象室に
隣接するオペレーション室等の防臭対象室に臭気が侵入
するのを防止する室内臭気防止装置に関する。
おけるごみピット等の臭気対象室から、該臭気対象室に
隣接するオペレーション室等の防臭対象室に臭気が侵入
するのを防止する室内臭気防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ごみ焼却設備に例をとると、臭気発生の
原因であるごみピットからの臭気が、ごみ焼却設備のオ
ペレーション室に侵入すると、該臭気の消臭対策は困難
であり、また、侵入箇所の特定も非常に困難である。
原因であるごみピットからの臭気が、ごみ焼却設備のオ
ペレーション室に侵入すると、該臭気の消臭対策は困難
であり、また、侵入箇所の特定も非常に困難である。
【0003】臭気侵入の原因は、臭気対象室と防臭対象
室との間を仕切る壁部の微細なクラック、小さな隙間等
から防臭対象室内の気圧変化によって発生すると、考え
られる。
室との間を仕切る壁部の微細なクラック、小さな隙間等
から防臭対象室内の気圧変化によって発生すると、考え
られる。
【0004】従来技術における通常の換気方法は、以下
の三種の換気方法が公知である。 (イ)外気は、給気機で室内に採り入れ、室内空気は、
排気機で屋外へ排出する第一種換気法。 (ロ)外気は、給気機で室内に採り入れ、室内空気は、
前記外気採り入れ用の給気機の圧で屋外または他室への
開口を通じて自然排出する第二種換気法。 (ハ)外気は、給気口から屋外排出用の排気機の負圧に
より室内に採り入れ、室内空気は、前記排気機で屋外へ
強制的に排出する第三種換気法。
の三種の換気方法が公知である。 (イ)外気は、給気機で室内に採り入れ、室内空気は、
排気機で屋外へ排出する第一種換気法。 (ロ)外気は、給気機で室内に採り入れ、室内空気は、
前記外気採り入れ用の給気機の圧で屋外または他室への
開口を通じて自然排出する第二種換気法。 (ハ)外気は、給気口から屋外排出用の排気機の負圧に
より室内に採り入れ、室内空気は、前記排気機で屋外へ
強制的に排出する第三種換気法。
【0005】また、室内の清浄度を特に求められるクリ
ーンルームの空調技術として、室内全体の換気技術が、
特開平2−44135号(室圧制御システム)として開
示されている。この室圧制御システムは、部室全体の空
調を少ないエネルギ−で効果的に空調することを目的と
している。
ーンルームの空調技術として、室内全体の換気技術が、
特開平2−44135号(室圧制御システム)として開
示されている。この室圧制御システムは、部室全体の空
調を少ないエネルギ−で効果的に空調することを目的と
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記一
種換気および二種換気方法では、機器の起動、停止によ
り建物内の空気バランスが変動しやすく、空調機により
空気バランスを制御している部室でも、空調機の停止に
より空気バランスを崩し臭気が侵入することが多い。こ
の空気バランスが崩れた場合を想定して給気量を増加す
る方法があるが、空調負荷を増大する必要があるため、
コスト高となる欠点がある。
種換気および二種換気方法では、機器の起動、停止によ
り建物内の空気バランスが変動しやすく、空調機により
空気バランスを制御している部室でも、空調機の停止に
より空気バランスを崩し臭気が侵入することが多い。こ
の空気バランスが崩れた場合を想定して給気量を増加す
る方法があるが、空調負荷を増大する必要があるため、
コスト高となる欠点がある。
【0007】さらに、前記第一種換気および第二種換気
方法の場合、部屋を未使用の場合でも室内を正圧に保つ
ため、排気機を運転せねばならず、不経済である。
方法の場合、部屋を未使用の場合でも室内を正圧に保つ
ため、排気機を運転せねばならず、不経済である。
【0008】また、三種換気では、部室内が常に負圧と
なるため臭気対象室(ごみピット)と隣接して部室を配
置することができない等の設計的欠点がある。
なるため臭気対象室(ごみピット)と隣接して部室を配
置することができない等の設計的欠点がある。
【0009】次に、前記特開平2−44135号(室圧
制御システム)は、室内圧を一定に保持して空調を行う
場合の省エネ制御を目的としており、室内を監視する機
器や給・排気機を制御するための制御機器を必要とし、
イニシャルコストおよびランニングコストが高い、とい
う問題がある。
制御システム)は、室内圧を一定に保持して空調を行う
場合の省エネ制御を目的としており、室内を監視する機
器や給・排気機を制御するための制御機器を必要とし、
イニシャルコストおよびランニングコストが高い、とい
う問題がある。
【0010】本発明は、ごみ焼却設備等の防臭対象室の
臭気防止対策として、コストのかからない簡易な手段で
防止することを目的とする。
臭気防止対策として、コストのかからない簡易な手段で
防止することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述の課題は、臭気対象
室に隣接する防臭対象室に臭気対象室からの臭気が侵入
するのを防止する室内臭気防止装置であって、臭気の発
生原因となる臭気対象室と防臭対象室との間に設けられ
た壁部と、該壁部の防臭対象室側に前記壁部と離間して
設けた内張壁材と、前記壁部と内張壁材との間に形成さ
れる小区画と、該小区画と外気との間に配設された給気
機付配管とからなる室内臭気防止装置により解決され
る。
室に隣接する防臭対象室に臭気対象室からの臭気が侵入
するのを防止する室内臭気防止装置であって、臭気の発
生原因となる臭気対象室と防臭対象室との間に設けられ
た壁部と、該壁部の防臭対象室側に前記壁部と離間して
設けた内張壁材と、前記壁部と内張壁材との間に形成さ
れる小区画と、該小区画と外気との間に配設された給気
機付配管とからなる室内臭気防止装置により解決され
る。
【0012】前述の手段によれば、臭気の発生原因とな
る臭気対象室と防臭対象室との間に配置されている壁部
と防臭対象室との間を内張壁材で仕切ることにより小区
画を形成し、該小区画内と外気との間に設けた給気機付
配管により、該小区画の内部を臭気対象室より高い圧力
とする。これにより、壁部に微細なクラック、隙間等が
存在しても、臭気対象室からの臭気が、防臭対象室に侵
入することがない。
る臭気対象室と防臭対象室との間に配置されている壁部
と防臭対象室との間を内張壁材で仕切ることにより小区
画を形成し、該小区画内と外気との間に設けた給気機付
配管により、該小区画の内部を臭気対象室より高い圧力
とする。これにより、壁部に微細なクラック、隙間等が
存在しても、臭気対象室からの臭気が、防臭対象室に侵
入することがない。
【0013】また、小区画のみの圧力調整であるから、
給気機が小容量の設備で済み、コスト的に安価で済む、
利点がある。
給気機が小容量の設備で済み、コスト的に安価で済む、
利点がある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の室内臭気防止装置
について、図面を参照しながら説明する。
について、図面を参照しながら説明する。
【0015】図1は、本発明の室内臭気防止装置の平断
面図で、1は臭気発生源であるごみピット等の臭気対象
室であり、2はオペレーション室等の防臭対象室で、前
記臭気対象室1に鉄筋コンクリ−ト造りで構成される壁
部3を介して隣接して設けられている。
面図で、1は臭気発生源であるごみピット等の臭気対象
室であり、2はオペレーション室等の防臭対象室で、前
記臭気対象室1に鉄筋コンクリ−ト造りで構成される壁
部3を介して隣接して設けられている。
【0016】4、5、6は、前記壁部3と一体的に鉄筋
コンクリ−ト造りで形成されている建屋の柱である。
コンクリ−ト造りで形成されている建屋の柱である。
【0017】本発明は、前記防臭対象室2側に、前記壁
部3および柱5から離間させて追加の内張壁材7を取付
け、小区画8を形成する。
部3および柱5から離間させて追加の内張壁材7を取付
け、小区画8を形成する。
【0018】内張壁材7はプラスタ−ボード等の建材が
用いられ、前記内張壁材7の端部は、間仕切り壁9、9
および図示しない天井、床との機密が確保されるように
固着される。
用いられ、前記内張壁材7の端部は、間仕切り壁9、9
および図示しない天井、床との機密が確保されるように
固着される。
【0019】さらに、前記内張壁材7には、給気機10
を有する配管11が取付けられており、前記小区画8に
空気が圧入される。尚、前記給気機10は、屋外に配置
してもよい。
を有する配管11が取付けられており、前記小区画8に
空気が圧入される。尚、前記給気機10は、屋外に配置
してもよい。
【0020】本発明によれば、壁部3と内張壁材7とで
形成される小区画8内は給気機10の送給空気により、
ごみピット等の臭気対象室1より空気圧力が高めに保持
されるので、臭気がオペレーション室等の防臭対象室に
侵入することがない。
形成される小区画8内は給気機10の送給空気により、
ごみピット等の臭気対象室1より空気圧力が高めに保持
されるので、臭気がオペレーション室等の防臭対象室に
侵入することがない。
【0021】図2は、本発明の第二の実施の形態にかか
る平断面図で、内張壁材7は端部を間仕切り壁9、9に
固着し、さらに、中間の柱5に内張壁材7の中間を固着
して、小区画8a,8bを形成し、該小区画8a,8b
に配管11から分岐した分岐管11a,11bを取り付
けた構造である。
る平断面図で、内張壁材7は端部を間仕切り壁9、9に
固着し、さらに、中間の柱5に内張壁材7の中間を固着
して、小区画8a,8bを形成し、該小区画8a,8b
に配管11から分岐した分岐管11a,11bを取り付
けた構造である。
【0022】この実施の形態によれば、小区画8がさら
に細分化されるので、より精細な防臭対策が行われる効
果がある。
に細分化されるので、より精細な防臭対策が行われる効
果がある。
【0023】図3は、本発明の第三の実施の形態にかか
る平断面図で、内張壁材7を二分割しコンクリートブロ
ックで形成した内張壁材7a,7bとし、該内張壁材7
a,7bの端部を前記内張壁材7と同様に間仕切り壁
9、9に固着し、さらに、中間の柱5に内張壁材7a,
7bの端部を固着して、小区画8a,8bを形成し、該
小区画8a,8bに配管11から分岐した分岐管11
a,11bを取り付けた構造である。
る平断面図で、内張壁材7を二分割しコンクリートブロ
ックで形成した内張壁材7a,7bとし、該内張壁材7
a,7bの端部を前記内張壁材7と同様に間仕切り壁
9、9に固着し、さらに、中間の柱5に内張壁材7a,
7bの端部を固着して、小区画8a,8bを形成し、該
小区画8a,8bに配管11から分岐した分岐管11
a,11bを取り付けた構造である。
【0024】この実施の形態によれば、図2に示す第二
の実施の形態と同様に小区画8が細分化されるので、よ
り精細な防臭対策が行われる効果がある。
の実施の形態と同様に小区画8が細分化されるので、よ
り精細な防臭対策が行われる効果がある。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上のとおり、臭気対象室と防
臭対象室との間の壁における防臭対象室側に内張壁材を
設けて小区画を形成し、給気機付配管により該小区画内
を臭気対象室内の圧力より高めに設定するので、臭気対
象室からの臭気の侵入を的確に防止することができる。
臭対象室との間の壁における防臭対象室側に内張壁材を
設けて小区画を形成し、給気機付配管により該小区画内
を臭気対象室内の圧力より高めに設定するので、臭気対
象室からの臭気の侵入を的確に防止することができる。
【0026】また、小区画のみを給気するので給気機が
小型のもので済み、設備コストを大幅に節減することが
できる効果がある。
小型のもので済み、設備コストを大幅に節減することが
できる効果がある。
【図1】本発明の室内臭気防止装置の平断面図である。
【図2】本発明の室内臭気防止装置の第二の実施の形態
にかかる平断面図である。
にかかる平断面図である。
【図3】本発明の室内臭気防止装置の第三の実施の形態
にかかる平断面図である。
にかかる平断面図である。
1 臭気対象室 2 防臭対象室 3 壁部 4 柱 5 柱 6 柱 7(7a,7b) 内張壁材 8(8a,8b) 小区画 9 間仕切り壁 10 給気機 11 配管 11a 分岐管 11b 分岐管
Claims (1)
- 【請求項1】 臭気対象室に隣接する防臭対象室に臭気
対象室からの臭気が侵入するのを防止する室内臭気防止
装置であって、臭気の発生原因となる臭気対象室と防臭
対象室との間に設けられた壁部と、該壁部の防臭対象室
側に前記壁部と離間して設けた内張壁材と、前記壁部と
内張壁材との間に形成される小区画と、該小区画と外気
との間に配設された給気機付配管とからなる室内臭気防
止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12682997A JPH10318573A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 室内臭気防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12682997A JPH10318573A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 室内臭気防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10318573A true JPH10318573A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=14944952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12682997A Pending JPH10318573A (ja) | 1997-05-16 | 1997-05-16 | 室内臭気防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10318573A (ja) |
-
1997
- 1997-05-16 JP JP12682997A patent/JPH10318573A/ja active Pending
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