JPH10318164A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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JPH10318164A
JPH10318164A JP13395597A JP13395597A JPH10318164A JP H10318164 A JPH10318164 A JP H10318164A JP 13395597 A JP13395597 A JP 13395597A JP 13395597 A JP13395597 A JP 13395597A JP H10318164 A JPH10318164 A JP H10318164A
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JP
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lubricating oil
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Application number
JP13395597A
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Inventor
Mitsuhiro Nakamura
光宏 中村
Hiroyuki Ezaki
広幸 江崎
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密閉容器の底部近くの側壁に直接フランジを
設け、このフランジに油面計を設けた場合、圧縮機内は
潤滑油の油面の変動が激しく、正確な潤滑油の油面位置
を確認するのが困難であり、油面計を大型化しなくては
ならないという問題があったので、容易に正確な潤滑油
の油面位置を確認でき、かつ、正常時の潤滑油の油面範
囲内を全て確認できる小形化された油面計または油温検
知器を備えたスクロール圧縮機を得る。 【解決手段】 スクロール圧縮機において、上記密閉容
器の側壁の正常時の潤滑油の油面の上限、下限をそれぞ
れ確認できる位置に二つの油面計94を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は冷凍、空調機等に
使用されるスクロール圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば特開平4−54294号公
報に示された従来のスクロール圧縮機を示す側断面図,
図8は従来のスクロール圧縮機の底部部分を示す断面図
である。図において、1は渦巻ラップ1aを有する固定
スクロール、2は渦巻ラップ1aに組み合わされる渦巻
ラップ2aを有した揺動スクロール、3はこの揺動スク
ロール2を揺動運動させる主軸、4は上記揺動スクロー
ル2を主軸3に固定するオルダム継手、5は密閉容器8
に接触部10にて焼嵌め固定されたフレーム(上部フレ
ーム)である。6はフレーム5の下方に設けられ主軸3
の下端を回転自在に支承するサブフレーム(下部フレー
ム)である。7はフレーム5とサブフレーム6との間に
配備された一般的な電動機で、主軸3を駆動するロータ
7aとステータ7bから構成されている。11は上記固
定スクロール1の軸心に穿設された吐出ポート、31は
上記主軸3の軸心に穿設された給油通路、32は潤滑油
を汲み上げて上記給油通路31に送る油ポンプ部、51
は上記揺動スクロール2のスラスト力を支えるスラスト
軸受、81は密閉容器8に設けられた密封端子、82は
冷媒ガス用の吸入管で、密閉容器8内の電動機側空間8
4に開口している。83は吐出管で、密閉容器8内の固
定スクロール1側空間85に開口し、上記吐出ポート1
1に連通している。86は密閉容器底部の潤滑油溜めで
ある。
【0003】次に前記従来のスクロール圧縮機の動作に
ついて説明する。密封端子81に通電されると、電動機
7のロータ7aと一体の主軸3が回転する。主軸3によ
って揺動運動する揺動スクロール2と固定スクロール1
との協動作用によって、冷媒ガスが圧縮される。この
際、冷媒ガスは、密閉容器8の外部から吸入管82を通
って密閉容器8内の電動機側空間84に吸引された後、
上記固定スクロール1、揺動スクロール2よりなる圧縮
室に吸入されて圧縮される。更に、圧縮された冷媒ガス
は吐出ポート11から吐出管83を経て密閉容器8外へ
吐出される。一方主軸3の回転により油ポンプ部32が
連動し、潤滑油溜め86内の潤滑油は、主軸3内に設け
られた給油通路31を通ってスラスト軸受51等を給油
した後、自重により密閉容器8内の隙間部を通って再び
底部の潤滑油溜め86へ戻る。
【0004】従来の圧縮機は以上のように構成されてい
るので、前記密閉容器内の潤滑油の油量が何処に位置し
ているのか分からず、潤滑油の油量が確認できないとい
う問題があった。
【0005】そこで、図8に示すように密閉容器8の底
部近くの側壁に溶接などで取付けられたフランジ91を
設け、このフランジ91にパッキン92を介してボルト
93で気密に油面計94を設けることが考えられ、この
ような手段は前記潤滑油の油量を確認するのに従来から
採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たように密閉容器の底部近くの側壁に直接フランジを設
け、このフランジに油面計を設けたとしても、圧縮機内
は潤滑油の油面の変動が激しく、正確な潤滑油の油面位
置を確認するのが困難であり、また、入力が大きくなっ
たり、油枯渇による潤滑不良が起こったりしない範囲を
表す正常時の潤滑油の油面範囲を一つの油面計で確認す
るには、油面計を大型化しなくてはならないという問題
がある。
【0007】一方空気調和装置、冷凍機などのコンパク
ト化が近年の動向となっている。それに伴って、圧縮機
自体も小形化される傾向にある。従って、正常時の潤滑
油の油面範囲が大きくなり、油面計を大型化しなければ
ならなかった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、容易に正確な潤滑油の油面位置
を確認でき、かつ、正常時の潤滑油の油面範囲内を全て
確認できる小形化された油面計または油温検知器を備え
た圧縮機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の課題を
解決するためになされたもので、請求項1記載のスクロ
ール圧縮機は、密閉容器と、固定スクロール及び揺動ス
クロールを備えた圧縮要素と、電動機及び電動機の駆動
力を上記揺動スクロールに伝達する主軸を備えた駆動要
素と、上記主軸を回転可能に支持するフレームと、上記
フレームと上記密閉容器の底部との間に貯溜した潤滑油
を汲み上げる油ポンプ部を設けたスクロール圧縮機にお
いて、上記密閉容器の側壁からスクロール圧縮機外部に
上下二か所に配管を設け、これらの配管に、窓上部が正
常時の潤滑油の油面上限より高く、窓下部が正常時の潤
滑油の油面下限より低い窓付部材を接続したものであ
る。
【0010】また、この発明に係る請求項2記載のスク
ロール圧縮機は、密閉容器と、固定スクロール及び揺動
スクロールを備えた圧縮要素と、電動機及び電動機の駆
動力を上記揺動スクロールに伝達する主軸を備えた駆動
要素と、上記主軸を回転可能に支持するフレームと、上
記フレームと上記密閉容器の底部との間に貯溜した潤滑
油を汲み上げる油ポンプ部を設けたスクロール圧縮機に
おいて、上記密閉容器の側壁の正常時の潤滑油の油面の
上限、下限をそれぞれ確認できる位置に二つの油面計を
設けたものである。
【0011】また、この発明に係る請求項3記載のスク
ロール圧縮機は、上の油面計の上端、下の油面計の下端
をそれぞれ、正常時の潤滑油の油面の上限、下限に合わ
せたものである。
【0012】また、この発明に係る請求項4記載のスク
ロール圧縮機は、密閉容器と、固定スクロール及び揺動
スクロールを備えた圧縮要素と、電動機及び電動機の駆
動力を上記揺動スクロールに伝達する主軸を備えた駆動
要素と、上記主軸を回転可能に支持するフレームと、上
記フレームと上記密閉容器の底部との間に貯溜した潤滑
油を汲み上げる油ポンプ部を設けたスクロール圧縮機に
おいて、上記密閉容器の正常時の潤滑油の油面の上限、
下限を含む位置に、二つの油温検知器を設けたものであ
る。
【0013】また、この発明に係る請求項5記載のスク
ロール圧縮機は、上記密閉容器と凝縮器との間に油分離
器を設け、この油分離器の底部と圧縮機の潤滑油溜めと
を第一の電磁弁を備えた返油用配管で接続し、さらに、
上記潤滑油の上限付近に位置する上記密閉容器の側壁と
油の予備タンクとを第二の電磁弁を備えた排油用配管で
接続したものである。
【0014】また、この発明に係る請求項6記載のスク
ロール圧縮機は、上記密閉容器に取付ける上下の油面計
または上下の油温検知器を斜めに配置したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態の要部を示
し、圧縮機の底部部分の側断面図である。圧縮機本体に
ついては、従来のものと大差ないので、ここでは前記図
7を援用するものとし、全体的な説明は省略する。図に
おいて、8は密閉容器、6はこれに嵌合されたサブフレ
ーム、120は密閉容器8の外部に溶接された上下一対
の配管で、一端がサブフレーム6の上下位置に開口して
いる。96は窓付部材で縦長の中空部材96aと窓96
bより構成されている。この中空部材96aの上下は、
それぞれ上記配管120の他端に接続されている。ま
た、上記窓96bは、窓上部が正常時の潤滑油の油面上
限より高く、窓下部が正常時の潤滑油の油面下限より低
い位置に配設され、これにより潤滑油のレベルを確認す
ることができる。また、本実施の形態1では、フレーム
がフレーム5,サブフレーム6とに分離されているタイ
プについて説明したが、フレームが分離されていないタ
イプでもよい。
【0016】上記のように構成されたスクロール圧縮機
では、配管120を介して、密閉容器8内の低圧空間
(電動機側空間)84と圧力バランスをとった窓付部材
96があるので、潤滑油の油面の揺れがなく、潤滑油の
油面位置を確認しやすい。また、窓96bの範囲が正常
時の潤滑油の油面範囲を全て確認できる。
【0017】実施の形態2.図2はこの発明の他の実施
の形態の要部を示し、圧縮機の底部部分の側断面図であ
る。圧縮機本体については、従来のものと大差ないの
で、ここでは前記図7を援用するものとし、全体的な説
明は省略する。この例では、前記密閉容器の側壁の正常
時の潤滑油の油面の上限、下限をそれぞれ確認できる位
置に二つの油面計94を設けたものであり、密閉容器8
の側壁のスクロール圧縮機外部に中心に、タップを切っ
たフランジ91が上下二か所溶接などにより取付けら
れ、これらのフランジ91に雄ネジを切った油面計94
がそれぞれ取付けられている。
【0018】上記のように構成されたスクロール圧縮機
においては、上記二つの油面計94により正常時の潤滑
油の油面範囲を全て確認できる。また、それぞれの油面
計94の役割としては正常時の潤滑油の油面の上限、下
限を確認できればよいので、油面計94の可視範囲を小
さくでき、油面計を小形化することができる。
【0019】更に、フランジ91に取り付ける二つの油
面計94で上の油面計94の上端、下の油面計94の下
端をそれぞれ正常時の潤滑油の油面の上限、下限に合わ
せるにとにより、潤滑油が正常範囲内にない状態を一目
で判断できる。つまり、潤滑油の油面が上の油面計94
の上端一杯にある時は油過多で、潤滑油の油面が下の油
面計94から全く見えないとさきは、油不足であるとい
う判断ができる。
【0020】実施の形態3.図3は、この発明の他の実
施の形態の要部を示し、圧縮機の底部部分の側断面図で
ある。この例では密閉容器8の側壁のスクロール圧縮機
外部に中心に、タップを切ったフランジ91が上下二か
所溶接などにより取付けられ、これらのフランジ91に
雄ネジを切った油温検知器95がそれぞれ取付けられて
いる。ここで上下油温検知器95は、前記密閉容器の側
壁の正常時の潤滑油の油面の上限、下限となる位置に取
り付けられている。
【0021】上記のように構成されたスクロール圧縮機
において、上部、下部の油温検知器95で検知した温度
をそれぞれT1,T2とすると、T1≠T2の場合は、
潤滑油の油面は必ず下限を超え、かつ上限未満であり、
正常油面と判断できる。次にT1=T2の場合は、潤滑
油の油面は下限以下か上限以上であり、正常油面範囲外
と判断できる。このように、油温検知器95により油温
を測定し、二つの測定値を比較することにより、潤滑油
の油面が正常時の潤滑油の油面範囲にあるか否かを確認
することができる。
【0022】実施の形態4.図4、図5はこの発明の他
の実施の形態を示すもので、図4は圧縮機を含めた油分
離器および予備タンクを示した説明図、図5は電磁弁を
開閉させる制御部のフローチャートである。この例で
は、図4に示すように、圧縮機の密閉容器8と凝縮器
(図示せず)との間に油分離器130が配設され、この
油分離器130には、圧縮機の吐出側につながる入口側
配管133、凝縮器に通ずる配管134および底部から
密閉容器8の潤滑油溜め86につながる返油用配管13
1が備えられ、この返油用配管131には第一の電磁弁
132が設けられている。また、圧縮機の密閉容器8の
外部に予備タンク140が配設され、密閉容器側壁の正
常時の潤滑油の上限より上方に設けた排油孔8aと上記
予備タンク140とが排油用配管141によって接続さ
れ、この排油用配管141には第二の電磁弁142が設
けられ、且つ排油用配管141の直径は返油用配管13
1の直径より大きく設定されている。
【0023】以上のように構成された圧縮機において
は、上部、下部の油温検知器95で検知した温度T1,
T2がT1≠T2の場合、潤滑油の変動は無いので、第
一の電磁弁132,第二の電磁弁142は共に閉じてい
る。しかし、T1=T2の場合は、第一の電磁弁13
2,第二の電磁弁142は共に開となり潤滑油の変動が
起こる。図5に示すように、油が不足したときは、第一
の電磁弁132が開となり、油が高圧部の油分離器13
0の底部の潤滑油溜めから返油用配管131を通り、低
圧部の圧縮機の潤滑油溜め86内に供給され、このと
き、第一の電磁弁132と同時に第二の電磁弁142も
開となっているが、潤滑油は排油孔8aのレベル以上に
ないので、排油用配管141から予備タンク140には
流れない。また、潤滑油が正常時の油量範囲になり、油
温検知器95で検知した温度T1,T2がT1≠T2と
なり、第一の電磁弁132,第二の電磁弁142は共に
閉じる。次に圧縮機の潤滑油溜め86内の潤滑油が過多
となった時は、T1=T2となるので、第一の電磁弁1
32,第二の電磁弁142は共に開となり、排油孔8a
以上の潤滑油は排油用配管141から予備タンク140
に流れこみ、油量が減少する。このとき、油分離器13
0の底部の潤滑油溜めから返油用配管131を通り、低
圧部の圧縮機の潤滑油溜め86内に供給されるが、排油
用配管141の直径は返油用配管131の直径より大き
く設定されているので油量は増加することはない。上記
のように構成された圧縮機では、潤滑油溜め内の潤滑油
が不足の場合は、油を補給し、潤滑油溜め内の潤滑油が
過多の場合は油を排油し、潤滑油が正常時の油面範囲に
なるように油量を自動調整することができる。
【0024】実施の形態5.図6はこの発明の他の実施
の形態を示すもので、上下フランジの配置図である。
この例では、油面計94及び油温検知器95を取付ける
ために設けている二つのフランジ91を密閉容器8の側
壁に斜めに配したものである。図のように、フランジ9
1を斜めに配した方が垂直に配するよりもフランジ91
間の距離を大きく取れる。{(c×c)=(a×a)+
(b×b)}この発明においては、フランジ91を溶接
などの方法で取付ける場合、そのときの熱の影響により
発生する密閉容器の応力の低減を計ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
のスクロール圧縮機は、密閉容器と、固定スクロール及
び揺動スクロールを備えた圧縮要素と、電動機及び電動
機の駆動力を上記揺動スクロールに伝達する主軸を備え
た駆動要素と、上記主軸を回転可能に支持するフレーム
と、上記フレームと上記密閉容器の底部との間に貯溜し
た潤滑油を汲み上げる油ポンプ部を設けたスクロール圧
縮機において、上記密閉容器の側壁の上下二か所に配管
を設け、これらの配管に、窓上部が正常時の潤滑油の油
面上限より高く、窓下部が正常時の潤滑油の油面下限よ
り低い窓付部材を接続したので、密閉容器内の正常時の
潤滑油の油面範囲を全て確認できる。さらに、配管を介
して、スクロール圧縮機外部に密閉容器内の低圧空間と
均圧させた窓付部材があることにより、潤滑油の油面の
揺れがなく、このため、潤滑油の油面位置を確認しやす
い。
【0026】本発明の請求項2のスクロール圧縮機は、
密閉容器と、固定スクロール及び揺動スクロールを備え
た圧縮要素と、電動機及び電動機の駆動力を上記揺動ス
クロールに伝達する主軸を備えた駆動要素と、上記主軸
を回転可能に支持するフレームと、上記フレームと上記
密閉容器の底部との間に貯溜した潤滑油を汲み上げる油
ポンプ部を設けたスクロール圧縮機において、上記密閉
容器の側壁の正常時の潤滑油の油面の上限、下限をそれ
ぞれ確認できる位置に二つの油面計を設けたので、それ
ぞれの油面計の役割としては正常時の潤滑油の油面の上
限・下限のみ確認できればよいので、油面の可視範囲を
小さくでき、つまり、油面計を小型化できる。
【0027】本発明の請求項3のスクロール圧縮機は、
上の油面計の上端、下の油面計の下端をそれぞれ、正常
時の潤滑油の油面の上限、下限に合わせたので、請求項
2の効果に加え、潤滑油が正常時の潤滑油の油面範囲内
にない状態、つまり、潤滑油の過不足の状態を瞬時に判
断できる。
【0028】本発明の請求項4のスクロール圧縮機は、
密閉容器と、固定スクロール及び揺動スクロールを備え
た圧縮要素と、電動機及び電動機の駆動力を上記揺動ス
クロールに伝達する主軸を備えた駆動要素と、上記主軸
を回転可能に支持するフレームと、上記フレームと上記
密閉容器の底部との間に貯溜した潤滑油を汲み上げる油
ポンプ部を設けたスクロール圧縮機において、上記密閉
容器の正常時の潤滑油の油面の上限、下限を含む位置
に、二つの油温検知器を設けたので、二か所の油温の測
定値を比較することにより、潤滑油が正常時の油面範囲
内にあるかどうかを確認できる。
【0029】本発明の請求項5のスクロール圧縮機は、
上記密閉容器と凝縮器との間に油分離器を設け、この油
分離器の底部と圧縮機の潤滑油溜めとを第一の電磁弁を
備えた返油用配管で接続し、さらに、上記潤滑油の上限
付近に位置する上記密閉容器の側壁と油の予備タンクと
を第二の電磁弁を備えた排油用配管で接続したので、潤
滑油が正常時の油面範囲内になるように、自動的にコン
トロールすることが出来る。
【0030】本発明の請求項6のスクロール圧縮機は、
上記密閉容器に取付ける上下の油面計または上下の油温
検知器を斜めに配置したので、二つのフランジ間の距離
を大きく取れることにより、フランジ溶接の際発生する
熱の影響による密閉容器の応力の低減を計ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るスクロール圧縮機
の底部の縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係るスクロール圧縮機
の底部の縦断面図である。
【図3】本発明の実施の形態3に係るスクロール圧縮機
の底部の縦断面図である。
【図4】本発明の実施の形態4に係るスクロール圧縮機
と油分離器および予備タンクの断面を示した説明図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態4に係るフローチャート図
である。
【図6】本発明の実施の形態5に係る説明図である。
【図7】従来のスクロール圧縮機の縦断面図である。
【図8】従来のスクロール圧縮機の底部の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 固定スクロール、1a 渦巻ラップ、2 揺動スク
ロール、2a 渦巻ラップ、3 主軸、4 オルダム継
手、5 フレーム、6 サブフレーム、7 電動機、7
a ロータ、7b ステータ、8 密閉容器、8a 排
油孔、10 接触部、11 吐出ポート、31 給油通
路、32 油ポンプ部、51 スラスト軸受、81 密
封端子、82 吸入管、83 吐出管、84 電動機側
空間、85 固定スクロール1側空間、86 潤滑油溜
め、91 フランジ、92 パッキン、93 ボルト、
94 油面計、95 油温検知器、96 窓付部材、9
6a 中空部材、96b 窓、120 配管、130
油分離器、131 返油用配管、132 第一の電磁
弁、133 入口側配管、134 配管、140 予備
タンク、141 排油用配管、142 第二の電磁弁。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器と、固定スクロール及び揺動ス
    クロールを備えた圧縮要素と、電動機及び電動機の駆動
    力を上記揺動スクロールに伝達する主軸を備えた駆動要
    素と、上記主軸を回転可能に支持するフレームと、上記
    フレームと上記密閉容器の底部との間に貯溜した潤滑油
    を汲み上げる油ポンプ部を設けたスクロール圧縮機にお
    いて、上記密閉容器の側壁からスクロール圧縮機外部に
    上下二か所に配管を設け、これらの配管に、窓上部が正
    常時の潤滑油の油面上限より高く、窓下部が正常時の潤
    滑油の油面下限より低い窓付部材を接続したことを特徴
    とするスクロール圧縮機。
  2. 【請求項2】 密閉容器と、固定スクロール及び揺動ス
    クロールを備えた圧縮要素と、電動機及び電動機の駆動
    力を上記揺動スクロールに伝達する主軸を備えた駆動要
    素と、上記主軸を回転可能に支持するフレームと、上記
    フレームと上記密閉容器の底部との間に貯溜した潤滑油
    を汲み上げる油ポンプ部を設けたスクロール圧縮機にお
    いて、上記密閉容器の側壁の正常時の潤滑油の油面の上
    限、下限をそれぞれ確認できる位置に二つの油面計を設
    けたことを特徴とするスクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 上の油面計の上端、下の油面計の下端を
    それぞれ、正常時の潤滑油の油面の上限、下限に合わせ
    たことを特徴とする請求項2記載のスクロール圧縮機。
  4. 【請求項4】 密閉容器と、固定スクロール及び揺動ス
    クロールを備えた圧縮要素と、電動機及び電動機の駆動
    力を上記揺動スクロールに伝達する主軸を備えた駆動要
    素と、上記主軸を回転可能に支持するフレームと、上記
    フレームと上記密閉容器の底部との間に貯溜した潤滑油
    を汲み上げる油ポンプ部を設けたスクロール圧縮機にお
    いて、上記密閉容器の正常時の潤滑油の油面の上限、下
    限を含む位置に、二つの油温検知器を設けたことを特徴
    とするスクロール圧縮機。
  5. 【請求項5】 上記密閉容器と凝縮器との間に油分離器
    を設け、この油分離器の底部と圧縮機の潤滑油溜めとを
    第一の電磁弁を備えた返油用配管で接続し、さらに、上
    記潤滑油の上限付近に位置する上記密閉容器の側壁と油
    の予備タンクとを第二の電磁弁を備えた排油用配管で接
    続したことを特徴とする請求項4記載のスクロール圧縮
    機。
  6. 【請求項6】 上記密閉容器に取付ける上下の油面計ま
    たは上下の油温検知器を斜めに配置したことを特徴とす
    る請求項2〜5記載のスクロール圧縮機。
JP13395597A 1997-05-23 1997-05-23 スクロール圧縮機 Pending JPH10318164A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8123493B2 (en) 2008-01-24 2012-02-28 Kobe Steel, Ltd. Screw compressor
JP2016161163A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー(ホンコン)リミテッド 空気調和機
JP2020105918A (ja) * 2018-12-26 2020-07-09 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 冷凍機用圧縮機

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