JPH10317862A - 穿孔装置 - Google Patents

穿孔装置

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JPH10317862A
JPH10317862A JP13312797A JP13312797A JPH10317862A JP H10317862 A JPH10317862 A JP H10317862A JP 13312797 A JP13312797 A JP 13312797A JP 13312797 A JP13312797 A JP 13312797A JP H10317862 A JPH10317862 A JP H10317862A
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JP
Japan
Prior art keywords
rod
pressure
water
air
force
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13312797A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Konuma
浩 小沼
Ryozo Yamamoto
良三 山本
Toshiyuki Honda
利行 本多
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10317862A publication Critical patent/JPH10317862A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別な操作を必要とせずに混入した空気を排
出する。 【解決手段】 ロッド16の内部に空気が混入した場
合、ばね30によって弁体29が開状態に保持された弁
装置21によって空気だけが出口孔28から排出され、
空気が排出された後は水の圧力によって弁体29がばね
30の付勢力によって閉状態にされ、弁装置21が閉じ
られて水が遮断され、特別な操作を必要とせずに混入し
た空気を排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水圧力によって打
撃力を発生させて地盤の穿孔を行なう穿孔装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】打撃式の穿孔装置は、油圧力または空圧
力によって打撃力を発生させる装置が一般的である。近
年、水圧力によって打撃力を発生させる水圧式の穿孔装
置が使用されるようになってきている。
【0003】図4、図5に基づいて従来の水圧式の穿孔
装置を説明する。図4には従来の水圧式の穿孔装置の概
略構成、図5には延長ロッドを継ぎ足す際の穿孔装置の
概略構成を示してある。
【0004】図4に示すように、作業車両1には水圧源
2が備えられ、水圧源2は水圧モータ3につながってい
る。水圧モータ3には空気抜バルブ4及びスイベル5を
介してロッド6が設けられ、水圧モータ3の駆動により
ロッド6が回転するようになっている。ロッド6の先端
には打撃力発生部7が設けられ、打撃力発生部7にはス
イベル5及びロッド6を介して水圧源2から圧力水が送
られる。
【0005】打撃力発生部7は、水圧源2から送られる
圧力水によって軸方向の打撃力を発生する。打撃力発生
部7にはドリルビット8が設けられ、ドリルビット8に
は、水圧モータ3によるロッド6の回転及び打撃力発生
部7による軸方向の打撃力により回転力と打撃力が発生
する。ドリルビット8に発生する回転力と打撃力により
地盤等が穿孔される。
【0006】穿孔が進むと、図5に示すように、延長ロ
ッド9を継ぎ足している。延長ロッド9を継ぎ足した際
に、延長ロッド9及びロッド6からなる水圧路に空気が
混入してしまうことがある。水圧路に空気が混入する
と、打撃力発生部7に水圧が伝わらず打撃力が発生でき
なくなってしまう。このため、延長ロッド9を継ぎ足し
た際、スイベル5と水圧モータ3との間に設けられた空
気抜バルブ4を直接または遠隔に開閉操作して延長ロッ
ド9及びロッド6の内部の空気を抜いている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した水圧式の穿孔
装置では、延長ロッド9及びロッド6の内部に空気が混
入した際に、作業員が空気の抜けた状態を確認しながら
空気抜バルブ4を直接または遠隔で開閉操作する必要が
あり、煩雑な操作を強いられていた。また、万一空気抜
バルブ4を閉め忘れて運転すると、高圧水が空気抜バル
ブ4から吹き出す虞があった。
【0008】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、作業員による特別な操作を必要とせずに混入した空
気を排出することができる穿孔装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、水圧源からの圧力水によって回転駆
動される水圧モータを備え、前記水圧モータの駆動部に
ロッドを支持し、前記水圧源からの圧力水を前記ロッド
側に送るスイベルを前記水圧モータと前記ロッドとの間
に介在し、前記ロッドを介して送られる圧力水によって
軸方向の打撃力を発生する打撃発生部を前記ロッドの先
端に備え、前記打撃発生部により発生した打撃力及び前
記ロッドを介した回転力により被穿孔部位を穿孔するド
リルビットを設け、前記ロッドの内部の空気の圧力では
開放が保たれて空気を外部に解放すると共に前記ロッド
の内部の水圧力で閉じられる常時開放状態の弁装置を前
記スイベルと前記ロッドとの間に設けたことを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施形態例に
係る水圧式の穿孔装置の概略構成を示してある。また、
図2、図3には弁装置の断面を示してあり、図2には弁
が開放されている状態、図3には弁が閉じられている状
態を示してある。
【0011】図1に示すように、作業車両11には水圧
源12が備えられ、水圧源12は水圧モータ13につな
がっている。水圧モータ13は水圧源12からの圧力水
により回転駆動される。水圧モータ13の駆動部(図示
省略)にはスイベル15を介してロッド16が設けら
れ、水圧モータ13の駆動によりロッド16が回転する
ようになっている。ロッド16の先端には打撃力発生部
17が設けられ、打撃力発生部17にはスイベル15及
びロッド16を介して水圧源12から圧力水が送られ
る。
【0012】打撃力発生部17は、水圧源12から送ら
れる圧力水によって軸方向の打撃力を発生する。打撃力
発生部17にはドリルビット18が設けられ、ドリルビ
ット18には、水圧モータ13によるロッド16の回転
及び打撃力発生部17による軸方向の打撃力により回転
力と打撃力が発生する。ドリルビット18に発生する回
転力と打撃力により被穿孔部位としての地盤等が穿孔さ
れる。
【0013】一方、スイベル15とロッド16との間に
は常時開放状態の弁装置21が設けられており、弁装置
21はロッド16の内部の空気の圧力では開放が保たれ
て空気を外部に解放すると共にロッド16の内部の水圧
力で閉じられるようになっている。弁装置21の構成を
図2、図3に基づいて説明する。
【0014】図に示すように、水圧モータ13に連結さ
れる上部ハウジング22には上部ホルダ23が設けら
れ、スイベル15に連結される下部ハウジング24には
下部ホルダ25が設けられている。下部ハウジング24
には下部ホルダ25の通路26に連通する入口孔27が
形成されている。上部ハウジング22と下部ハウジング
24とは連結され、上部ハウジング22と下部ハウジン
グ24との間には外部に解放される出口孔28が形成さ
れている。
【0015】上部ホルダ23と下部ホルダ25とにわた
り弁体29が配設され、弁体29はばね30によって下
部ホルダ25側に付勢されている。弁体29により上部
ホルダ23側に上部圧力室31が形成されると共に、下
部ホルダ25側に下部圧力室32が形成されている。上
部圧力室31は通路33,34によって出口孔28に連
通し、下部圧力室32は通路26によって入口孔27に
連通している。
【0016】弁体26がばね30の付勢力に抗して移動
(図中上方に移動)した際に、上部ホルダ23の接触部
36に当接して上部圧力室31と下部圧力室32との間
を閉じるテーパ受圧面37が弁体26に形成されてい
る。また、弁体26には軸方向の投影面積をテーパ受圧
面37と同じにした下部受圧面38が形成され、下部受
圧面38は通路26に対向している。また、上部圧力室
31内に位置する弁体26には上部受圧面35が形成さ
れている。
【0017】図2に示すように、弁体29がばね30の
付勢力によって付勢されている状態では、上部圧力室3
1と下部圧力室32が連通し、通路33,34,26に
よって入口孔27と出口孔28とが連通して入口孔27
が外部に解放された状態になる。図3に示すように、弁
体29がばね30の付勢力に抗して上方に移動した状態
では、テーパ受圧面37が上部ホルダ23の接触部36
に当接して上部圧力室31と下部圧力室32との間が非
連通状態にされ、入口孔27と外部が遮断された状態に
なる。
【0018】上述した穿孔装置では、水圧源12からの
圧力水により水圧モータ13が駆動してロッド16が回
転すると共に、水圧源12からスイベル15を通ってロ
ッド16に送られた圧力水により打撃力発生部17に軸
方向の打撃力が生じる。これにより、ドリルビット18
に回転力と打撃力が発生し、回転力と打撃力により地盤
等が穿孔される。
【0019】一方、圧力水の注入によりロッド16の内
部の空気は、スイベル15、入口孔27、通路26、下
部圧力室32、上部圧力室31及び通路33,34から
出口孔28に送られ、外部に解放排出される。通路3
3,34及び出口孔28では、空気の流れにより圧力損
失が生じ、上部圧力室31及び下部圧力室32に圧力が
発生する。この圧力は、弁体29の下部受圧面38、テ
ーパ受圧面37及び上部受圧面35に作用する。
【0020】下部受圧面38とテーパ受圧面37とは軸
方向の投影面積を同じにしているので、作用する圧力は
相殺される。従って、上部受圧面35に作用する圧力に
より弁体29に押し上げ力が作用する。しかし、弁体2
9はばね30により下方に付勢されているので、弁体2
9は上昇せずに空気が出口孔28から排出され続けるこ
とになる。
【0021】ロッド16の内部の空気が全て排出される
と、水圧源12からの水が押し出されてくる。水は空気
に比べ体積弾性率が高いため、上部圧力室31及び下部
圧力室32には空気の場合より大きな圧力が発生し、弁
体29に大きな押し上げ力が作用する。ばね30の与圧
を、空気の押し上げ力よりも大きく空気の押し上げ力よ
りも小さく設定しておくことにより、水の押し上げ力に
よって弁体29はばね29の付勢力に抗して上昇する。
【0022】弁体29が上昇することにより、テーパ受
圧面37が上部ホルダ23の接触部36に当接して上部
圧力室31と下部圧力室32との間が遮断され、水は排
出されずに止まる。この状態では、下部圧力室32は水
圧源12の圧力が加わり高圧になり、上部圧力室31は
通路33,34及び出口孔28により外部に開放されて
常圧になる。この圧力差により弁体29はばね29の付
勢力に抗して上昇したまま保持され、水は遮断され続け
る。
【0023】穿孔が進んで新たにロッド16を継ぎ足し
た場合、再びロッド16の内部に空気が混入する。空気
が混入すると、上述と同様の作用によって再び空気だけ
が排出される。
【0024】上述した穿孔装置では、ロッド16の内部
に空気が混入した場合、弁装置21によって空気だけが
排出され、空気が排出された後は水の圧力によって弁装
置21が閉じられて水は遮断され続ける。従って、空気
抜きの操作が不要になると共に、高圧水が噴出する虞が
なくなり、特別な操作を必要とせずに混入した空気を排
出することが可能になる。
【0025】
【発明の効果】本発明の穿孔装置は、水圧源からの圧力
水によって回転駆動される水圧モータを備え、前記水圧
モータの駆動部にロッドを支持し、前記水圧源からの圧
力水を前記ロッド側に送るスイベルを前記水圧モータと
前記ロッドとの間に介在し、前記ロッドを介して送られ
る圧力水によって軸方向の打撃力を発生する打撃発生部
を前記ロッドの先端に備え、前記打撃発生部により発生
した打撃力及び前記ロッドを介した回転力により被穿孔
部位を穿孔するドリルビットを設け、前記ロッドの内部
の空気の圧力では開放が保たれて空気を外部に解放する
と共に前記ロッドの内部の水圧力で閉じられる常時開放
状態の弁装置を前記スイベルと前記ロッドとの間に設け
たので、ロッドの内部に混入した空気のみが弁装置から
排出され空気が排出された後は水の圧力によって弁装置
が閉じられて水は遮断され続ける。この結果、空気抜き
の操作が不要になると共に、高圧水が噴出する虞がなく
なり、特別な操作を必要とせずに混入した空気を排出す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係る水圧式の穿孔装置
の概略構成図。
【図2】弁が開放されている状態の弁装置の断面図。
【図3】弁が閉じられている状態の弁装置の断面図。
【図4】従来の水圧式の穿孔装置の概略構成図。
【図5】延長ロッドを継ぎ足す際の穿孔装置の概略構成
図。
【符号の説明】
11 作業車両 12 水圧源 13 水圧モータ 15 スイベル 16 ロッド 17 打撃力発生部 18 ドリルビット 21 弁装置 22 上部ハウジング 23 上部ホルダ 24 下部ハウジング 25 下部ハウジング 26 通路 27 入口孔 28 出口孔 29 弁体 30 ばね 31 上部圧力室 32 下部圧力室 33,34 通路 35 上部受圧面 36 接触部 37 テーパ受圧面 38 下部受圧面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水圧源からの圧力水によって回転駆動さ
    れる水圧モータを備え、前記水圧モータの駆動部にロッ
    ドを支持し、前記水圧源からの圧力水を前記ロッド側に
    送るスイベルを前記水圧モータと前記ロッドとの間に介
    在し、前記ロッドを介して送られる圧力水によって軸方
    向の打撃力を発生する打撃発生部を前記ロッドの先端に
    備え、前記打撃発生部により発生した打撃力及び前記ロ
    ッドを介した回転力により被穿孔部位を穿孔するドリル
    ビットを設け、前記ロッドの内部の空気の圧力では開放
    が保たれて空気を外部に解放すると共に前記ロッドの内
    部の水圧力で閉じられる常時開放状態の弁装置を前記ス
    イベルと前記ロッドとの間に設けたことを特徴とする穿
    孔装置。
JP13312797A 1997-05-23 1997-05-23 穿孔装置 Withdrawn JPH10317862A (ja)

Priority Applications (1)

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JP13312797A JPH10317862A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 穿孔装置

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JP13312797A JPH10317862A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 穿孔装置

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JPH10317862A true JPH10317862A (ja) 1998-12-02

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ID=15097425

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JP13312797A Withdrawn JPH10317862A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 穿孔装置

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JP (1) JPH10317862A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000045262A (ja) * 1998-07-28 2000-02-15 Toyo Constr Co Ltd 高圧噴射攪拌工法
JP2006112125A (ja) * 2004-10-14 2006-04-27 Kokudo Sogo Kensetsu Kk ドレーン材打設装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000045262A (ja) * 1998-07-28 2000-02-15 Toyo Constr Co Ltd 高圧噴射攪拌工法
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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20040803