JPH10315797A - 自動変速機用制御装置及び自動変速機 - Google Patents
自動変速機用制御装置及び自動変速機Info
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- JPH10315797A JPH10315797A JP12567597A JP12567597A JPH10315797A JP H10315797 A JPH10315797 A JP H10315797A JP 12567597 A JP12567597 A JP 12567597A JP 12567597 A JP12567597 A JP 12567597A JP H10315797 A JPH10315797 A JP H10315797A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/0003—Arrangement or mounting of elements of the control apparatus, e.g. valve assemblies or snapfittings of valves; Arrangements of the control unit on or in the transmission gearbox
- F16H61/0009—Hydraulic control units for transmission control, e.g. assembly of valve plates or valve units
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H59/00—Control inputs to control units of change-speed-, or reversing-gearings for conveying rotary motion
- F16H59/36—Inputs being a function of speed
- F16H59/38—Inputs being a function of speed of gearing elements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/0003—Arrangement or mounting of elements of the control apparatus, e.g. valve assemblies or snapfittings of valves; Arrangements of the control unit on or in the transmission gearbox
- F16H61/0006—Electronic control units for transmission control, e.g. connectors, casings or circuit boards
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワイヤーハーネスが簡略化され、メンテナン
スが容易にできる自動変速機用制御装置及び自動変速機
を提供する。 【解決手段】 自動変速機は、変速機本体2内部のリバ
ースクラッチ12とサブ油圧ブロック18やスプール弁19等
から構成する油圧手段との近接部位に対応したケース外
壁15に変速機制御情報を検出するための検出用貫通孔15
aと、油圧手段を駆動するための駆動用貫通孔15bとを
隣接して配設し、該各貫通孔に合わせて検出用貫通孔15
aに先端部13aを嵌挿して変速機制御情報を検出するタ
ービンセンサ13と、駆動用貫通孔15bに先端部16aを嵌
挿して油圧手段を駆動するソレノイド16と、変速機制御
情報に基づいてソレノイド16を制御する回路基板21とを
含んで一体に組み込んだ自動変速機用制御装置14を装着
したものである。
スが容易にできる自動変速機用制御装置及び自動変速機
を提供する。 【解決手段】 自動変速機は、変速機本体2内部のリバ
ースクラッチ12とサブ油圧ブロック18やスプール弁19等
から構成する油圧手段との近接部位に対応したケース外
壁15に変速機制御情報を検出するための検出用貫通孔15
aと、油圧手段を駆動するための駆動用貫通孔15bとを
隣接して配設し、該各貫通孔に合わせて検出用貫通孔15
aに先端部13aを嵌挿して変速機制御情報を検出するタ
ービンセンサ13と、駆動用貫通孔15bに先端部16aを嵌
挿して油圧手段を駆動するソレノイド16と、変速機制御
情報に基づいてソレノイド16を制御する回路基板21とを
含んで一体に組み込んだ自動変速機用制御装置14を装着
したものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機用制御
装置及び自動変速機に関する。
装置及び自動変速機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術の自動変速機用制御装置では、
特に電子式制御装置では、耐熱性や耐水性の観点から環
境条件の良い車室内に取り付けることが一般的であっ
た。しかし、車室内に取り付ける技術では、電子式制御
装置に接続する全ての配線をワイヤーハーネスとして束
ねて引き回さなければならず、ワイヤーハーネスの肥大
化による重量増加・布線作業時間の増加といった問題が
あった。そこで、例えば、Proceedings of Internation
al Conference on Continuously Variable PowerTransm
issions p71〜76, p77〜81に開示されるような、電子式
制御装置を変速機内部に設置しワイヤーハーネスを簡略
化して、上記問題を解決する技術がある。以下、自動変
速機を変速機と、自動変速機用制御装置を制御装置とも
呼称する。
特に電子式制御装置では、耐熱性や耐水性の観点から環
境条件の良い車室内に取り付けることが一般的であっ
た。しかし、車室内に取り付ける技術では、電子式制御
装置に接続する全ての配線をワイヤーハーネスとして束
ねて引き回さなければならず、ワイヤーハーネスの肥大
化による重量増加・布線作業時間の増加といった問題が
あった。そこで、例えば、Proceedings of Internation
al Conference on Continuously Variable PowerTransm
issions p71〜76, p77〜81に開示されるような、電子式
制御装置を変速機内部に設置しワイヤーハーネスを簡略
化して、上記問題を解決する技術がある。以下、自動変
速機を変速機と、自動変速機用制御装置を制御装置とも
呼称する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の制御装置では、変速機内部が油で満たされてい
るので、当該制御装置への油の侵入による材料の劣化や
変質の虞れがあり、これに対処するに密封やコーティン
グ等の保護策を講じる必要がある。さらに、油の温度は
通常120〜130度にもなるので、半導体等の電子部品に特
別の耐熱部材を使用したり、冷却に特別の方法を講じる
必要がある。また、制御装置を変速機内部に設置する
と、制御装置の故障の際には、変速機本体を分解しなけ
れば交換できないので、メンテナンス性が大幅に悪くな
るという点に解決すべき課題がある。
来技術の制御装置では、変速機内部が油で満たされてい
るので、当該制御装置への油の侵入による材料の劣化や
変質の虞れがあり、これに対処するに密封やコーティン
グ等の保護策を講じる必要がある。さらに、油の温度は
通常120〜130度にもなるので、半導体等の電子部品に特
別の耐熱部材を使用したり、冷却に特別の方法を講じる
必要がある。また、制御装置を変速機内部に設置する
と、制御装置の故障の際には、変速機本体を分解しなけ
れば交換できないので、メンテナンス性が大幅に悪くな
るという点に解決すべき課題がある。
【0004】したがって、本発明の目的は、制御装置の
コネクタを含むワイヤーハーネスの小型簡略化を達成し
つつ、メンテナンス性を向上させる自動変速機用制御装
置及び自動変速機を提供することにある。
コネクタを含むワイヤーハーネスの小型簡略化を達成し
つつ、メンテナンス性を向上させる自動変速機用制御装
置及び自動変速機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明による自動変速機用制御装置の特徴は、変速機外壁に
設けられている検出用貫通孔に検出端を嵌挿して変速機
制御情報を検出するセンサ手段と、前記検出用貫通孔に
近接して設けられている駆動用貫通孔に駆動端を嵌挿し
て変速機油圧手段を駆動するアクチエータ手段と、前記
変速機制御情報に基づいて前記アクチエータ手段を制御
する変速制御手段とを、一体に組み込むところにある。
明による自動変速機用制御装置の特徴は、変速機外壁に
設けられている検出用貫通孔に検出端を嵌挿して変速機
制御情報を検出するセンサ手段と、前記検出用貫通孔に
近接して設けられている駆動用貫通孔に駆動端を嵌挿し
て変速機油圧手段を駆動するアクチエータ手段と、前記
変速機制御情報に基づいて前記アクチエータ手段を制御
する変速制御手段とを、一体に組み込むところにある。
【0006】そして、上記自動変速機用制御装置におい
て、前記センサ手段または前記アクチエータ手段のうち
の少なくとも一方を保持する保持手段は、前記検出用貫
通孔に嵌挿するときの前記検出端の芯ずれ、または前記
駆動用貫通孔に嵌挿するときの前記駆動端の芯ずれを回
避するよう、前記センサ手段または前記アクチエータ手
段を保持しつつ、前記貫通孔方向に対し直角方向の前記
外壁に沿った方向に移動可能に構成されていることが望
ましい。また、前記変速機制御情報として回転速度情報
を検出する前記センサ手段の前記検出端は、当該検出端
の回転速度検出面が、前記回転速度情報を提供する回転
部材の回転中心方向に向くように形成されていることが
好ましい。
て、前記センサ手段または前記アクチエータ手段のうち
の少なくとも一方を保持する保持手段は、前記検出用貫
通孔に嵌挿するときの前記検出端の芯ずれ、または前記
駆動用貫通孔に嵌挿するときの前記駆動端の芯ずれを回
避するよう、前記センサ手段または前記アクチエータ手
段を保持しつつ、前記貫通孔方向に対し直角方向の前記
外壁に沿った方向に移動可能に構成されていることが望
ましい。また、前記変速機制御情報として回転速度情報
を検出する前記センサ手段の前記検出端は、当該検出端
の回転速度検出面が、前記回転速度情報を提供する回転
部材の回転中心方向に向くように形成されていることが
好ましい。
【0007】一方、本発明による自動変速機の特徴は、
変速機内部の変速機制御情報被検出部と変速機油圧手段
被駆動部との近接部位に対応した変速機外壁に、前記変
速機制御情報を検出するための検出用貫通孔と前記変速
機油圧手段を駆動するための駆動用貫通孔とを隣接して
配設し、該各貫通孔に合わせて、前記検出用貫通孔に検
出端を嵌挿して前記変速機制御情報を検出するセンサ手
段と、前記駆動用貫通孔に駆動端を嵌挿して前記変速機
油圧手段を駆動するアクチエータ手段と、前記変速機制
御情報に基づいて前記アクチエータ手段を制御する変速
制御手段とを一体に組み込んだ自動変速機用制御装置を
装着する点にある。
変速機内部の変速機制御情報被検出部と変速機油圧手段
被駆動部との近接部位に対応した変速機外壁に、前記変
速機制御情報を検出するための検出用貫通孔と前記変速
機油圧手段を駆動するための駆動用貫通孔とを隣接して
配設し、該各貫通孔に合わせて、前記検出用貫通孔に検
出端を嵌挿して前記変速機制御情報を検出するセンサ手
段と、前記駆動用貫通孔に駆動端を嵌挿して前記変速機
油圧手段を駆動するアクチエータ手段と、前記変速機制
御情報に基づいて前記アクチエータ手段を制御する変速
制御手段とを一体に組み込んだ自動変速機用制御装置を
装着する点にある。
【0008】本発明によれば、センサとアクチュエータ
と制御回路とを一体に組み込み、かつ、外付けタイプの
制御装置とするので、信号配線の簡略化とメンテナンス
の容易化とが図られる。
と制御回路とを一体に組み込み、かつ、外付けタイプの
制御装置とするので、信号配線の簡略化とメンテナンス
の容易化とが図られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明によ
る第一実施例の自動変速機を示す拡大断面図である。図
2は、本第一実施例の自動変速機の全体を示す断面図で
ある。一例として前輪駆動(FF車)用の自動変速機の構
造を示し、図において、図4に示す本発明による一実施
例の自動変速機用制御装置が自動変速機に装着された状
態を示している。図3は、図2のP矢視断面図である。
自動変速機用制御装置の取付け状態をP矢視方向から視
た側断面を示している。
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明によ
る第一実施例の自動変速機を示す拡大断面図である。図
2は、本第一実施例の自動変速機の全体を示す断面図で
ある。一例として前輪駆動(FF車)用の自動変速機の構
造を示し、図において、図4に示す本発明による一実施
例の自動変速機用制御装置が自動変速機に装着された状
態を示している。図3は、図2のP矢視断面図である。
自動変速機用制御装置の取付け状態をP矢視方向から視
た側断面を示している。
【0010】まず、図2,図3において、自動変速機
は、変速機本体2と、自動変速機用制御装置としての制
御装置14とを含み構成される。エンジン1の出力は、変
速機本体2のトルクコンバータ3に入力される。そし
て、その出力はタービン軸4を介して、変速ギヤ列及び
クラッチ群5に伝えられ変速されて、出力ギヤ6に出力
される。FF車用変速機の場合は、出力はリダクション
ギヤ7,7aを介してファイナルギヤ8に伝えられ、差動
ギヤ9を介してドライブシャフト10及び10aが駆動され
る。 また、制御に必要な変速機制御情報としての回転
信号(回転速度情報の1つ)は、出力ギヤ6の回転を車速
信号として車速センサ11で検出し、 リバースクラッチ1
2の回転を、 即ち、他の変速機制御情報としてのタービ
ン回転信号(他の回転速度情報)を、センサ手段としての
回転センサ13(タービンセンサ13とも呼称する)で検出す
る。 そして、制御装置14は、変速機外壁としてのケー
ス外壁15に取り付けられている構成である。
は、変速機本体2と、自動変速機用制御装置としての制
御装置14とを含み構成される。エンジン1の出力は、変
速機本体2のトルクコンバータ3に入力される。そし
て、その出力はタービン軸4を介して、変速ギヤ列及び
クラッチ群5に伝えられ変速されて、出力ギヤ6に出力
される。FF車用変速機の場合は、出力はリダクション
ギヤ7,7aを介してファイナルギヤ8に伝えられ、差動
ギヤ9を介してドライブシャフト10及び10aが駆動され
る。 また、制御に必要な変速機制御情報としての回転
信号(回転速度情報の1つ)は、出力ギヤ6の回転を車速
信号として車速センサ11で検出し、 リバースクラッチ1
2の回転を、 即ち、他の変速機制御情報としてのタービ
ン回転信号(他の回転速度情報)を、センサ手段としての
回転センサ13(タービンセンサ13とも呼称する)で検出す
る。 そして、制御装置14は、変速機外壁としてのケー
ス外壁15に取り付けられている構成である。
【0011】次ぎに、図1において、即ち、第一実施例
の自動変速機(図3の自動変速機)の制御装置14の取り
付け状態を拡大し示している断面図において、センサ手
段としてのタービンセンサ13は、制御装置14に取り付け
られ、タービンセンサ13の検出端としての先端部13a
が、ケース外壁15の検出用貫通孔15aに嵌挿されてい
る。従って、制御装置14が取り付けられる部位のケース
外壁15には、変速機制御情報を検出するための検出用貫
通孔15aが設けられている。そしてこのとき、検出用貫
通孔15a及び先端部13aは、変速機のタービン回転速度
情報を提供することが可能な変速機制御情報被検出部と
してのリバースクラッチ12に対応している部位に対向配
設されている。
の自動変速機(図3の自動変速機)の制御装置14の取り
付け状態を拡大し示している断面図において、センサ手
段としてのタービンセンサ13は、制御装置14に取り付け
られ、タービンセンサ13の検出端としての先端部13a
が、ケース外壁15の検出用貫通孔15aに嵌挿されてい
る。従って、制御装置14が取り付けられる部位のケース
外壁15には、変速機制御情報を検出するための検出用貫
通孔15aが設けられている。そしてこのとき、検出用貫
通孔15a及び先端部13aは、変速機のタービン回転速度
情報を提供することが可能な変速機制御情報被検出部と
してのリバースクラッチ12に対応している部位に対向配
設されている。
【0012】一方、アクチエータ手段としてのソレノイ
ド16( ソレノイドバルブとも呼称する)も、制御装置14
に取り付けられ、 ソレノイド16の駆動端としての先端
部16aが、ケース外壁15の駆動用貫通孔15bに嵌挿され
ている。従って、制御装置14が取り付けられる部位のケ
ース外壁15には、後述する変速機油圧手段を駆動するた
めの駆動用貫通孔15bが設けられている。そしてこのと
き、駆動用貫通孔15bおよび先端部16aは、ソレノイド
16によって駆動され得る変速機油圧手段被駆動部として
のサブ油圧ブロック18(厳密には、変速機油圧手段の構
成部品)に対応している部位に対向配設されている。
ド16( ソレノイドバルブとも呼称する)も、制御装置14
に取り付けられ、 ソレノイド16の駆動端としての先端
部16aが、ケース外壁15の駆動用貫通孔15bに嵌挿され
ている。従って、制御装置14が取り付けられる部位のケ
ース外壁15には、後述する変速機油圧手段を駆動するた
めの駆動用貫通孔15bが設けられている。そしてこのと
き、駆動用貫通孔15bおよび先端部16aは、ソレノイド
16によって駆動され得る変速機油圧手段被駆動部として
のサブ油圧ブロック18(厳密には、変速機油圧手段の構
成部品)に対応している部位に対向配設されている。
【0013】更に、 変速機油圧手段被駆動部としての
(変速機油圧手段の構成部品の1つとしての)油圧ブロッ
ク機構は、 メイン油圧ブロック17とサブ油圧ブロック1
8とを含んで構成され、ソレノイド16はサブ油圧ブロッ
ク18側に嵌挿されている。そして、ソレノイド16を挿入
するサブ油圧ブロック18の穴部18aは、メイン油圧ブロ
ック17と連結されて油圧回路が形成されている。
(変速機油圧手段の構成部品の1つとしての)油圧ブロッ
ク機構は、 メイン油圧ブロック17とサブ油圧ブロック1
8とを含んで構成され、ソレノイド16はサブ油圧ブロッ
ク18側に嵌挿されている。そして、ソレノイド16を挿入
するサブ油圧ブロック18の穴部18aは、メイン油圧ブロ
ック17と連結されて油圧回路が形成されている。
【0014】従って上記構成においては、変速機内部の
変速機制御情報被検出部としてのリバースクラッチ12
と、変速機油圧手段被駆動部としてのサブ油圧ブロック
18とが近接している部位に対応したケース外壁15に、変
速機制御情報を検出するための検出用貫通孔15aと変速
機油圧手段を駆動するための駆動用貫通孔15bとを、隣
接して配設する構成とする。
変速機制御情報被検出部としてのリバースクラッチ12
と、変速機油圧手段被駆動部としてのサブ油圧ブロック
18とが近接している部位に対応したケース外壁15に、変
速機制御情報を検出するための検出用貫通孔15aと変速
機油圧手段を駆動するための駆動用貫通孔15bとを、隣
接して配設する構成とする。
【0015】換言すれば、変速機内部において、 変速
機制御情報被検出部(例えば、リバースクラッチ12)と
変速機油圧手段被駆動部(例えば、サブ油圧ブロック18)
とは、互いに近接する部位に配置されていることが必要
である。例えば、本実施例の場合であれば、図1に示す
ように、リバースクラッチ12と、メイン油圧ブロック17
と、ケース外壁15とに挟まれた略三角形の空間に、サブ
油圧ブロック18を配設する。そして、 ソレノイド16の
先端部16a(および、後述する油圧センサや油圧センサ
などの検出端)は、 サブ油圧ブロック18を介して当該変
速機油圧手段としてのメイン油圧ブロック17と結合する
ように構成し、一方、タービンセンサ13の先端部13a
は、リバースクラッチ12と対向するように構成する。即
ち、略三角形の空間にサブ油圧ブロック18を配設すれ
ば、サブ油圧ブロック18がメイン油圧ブロック17とソレ
ノイド16と間を取り持つことが可能になるとともに、タ
ービンセンサ13の先端部13aとソレノイド16の先端部16
aとが近接することも可能になるので、センサ手段と、
アクチエータ手段と、変速制御手段とを一体に組み込ん
だ自動変速機用制御装置の構成が可能となるものであ
る。
機制御情報被検出部(例えば、リバースクラッチ12)と
変速機油圧手段被駆動部(例えば、サブ油圧ブロック18)
とは、互いに近接する部位に配置されていることが必要
である。例えば、本実施例の場合であれば、図1に示す
ように、リバースクラッチ12と、メイン油圧ブロック17
と、ケース外壁15とに挟まれた略三角形の空間に、サブ
油圧ブロック18を配設する。そして、 ソレノイド16の
先端部16a(および、後述する油圧センサや油圧センサ
などの検出端)は、 サブ油圧ブロック18を介して当該変
速機油圧手段としてのメイン油圧ブロック17と結合する
ように構成し、一方、タービンセンサ13の先端部13a
は、リバースクラッチ12と対向するように構成する。即
ち、略三角形の空間にサブ油圧ブロック18を配設すれ
ば、サブ油圧ブロック18がメイン油圧ブロック17とソレ
ノイド16と間を取り持つことが可能になるとともに、タ
ービンセンサ13の先端部13aとソレノイド16の先端部16
aとが近接することも可能になるので、センサ手段と、
アクチエータ手段と、変速制御手段とを一体に組み込ん
だ自動変速機用制御装置の構成が可能となるものであ
る。
【0016】なお、他のアクチエータ手段として、フォ
ースモータなどがある。また、図1〜図3において図示
していないが、その他のセンサ手段としては、油温セン
サや油圧センサなどといったものがあり、必要に応じて
変速機内部に設られる。これさらのセンサ類も、制御装
置14の後述するベース20に取り付けられ、本実施例と同
様に、油温センサや油圧センサなどの各検出端が各貫通
孔を介して変速内部に挿入するも可である。
ースモータなどがある。また、図1〜図3において図示
していないが、その他のセンサ手段としては、油温セン
サや油圧センサなどといったものがあり、必要に応じて
変速機内部に設られる。これさらのセンサ類も、制御装
置14の後述するベース20に取り付けられ、本実施例と同
様に、油温センサや油圧センサなどの各検出端が各貫通
孔を介して変速内部に挿入するも可である。
【0017】図4は、本発明による一実施例の自動変速
機用制御装置を示す図である。少なくともセンサ手段,
アクチエータ手段及び変速制御手段の3つを一体に組み
込んだ自動変速機用制御装置としての制御装置14の構成
を示したものである。各種センサと各アクチュエータと
制御回路とを制御装置14のベース20に搭載し、入出力信
号線の大部分を制御装置14内で接続することにより、外
部に出るワイヤーハーネスの本数を低減するものであ
る。図において、制御装置14は、ベース20を備え、該ベ
ース20上の、変速制御手段としての回路基板21と、セン
サ手段としての回転センサ13及び油圧センサ23と、アク
チエータ手段としての複数個のソレノイド16とを含み構
成される。そして、それらの間を結線する配線板25が設
けられている。即ち、配線板25によって、信号配線(ワ
イヤーハーネス)の簡略化が図られている。本実施例の
ベース20はプラスチックで作られているが、アルミニュ
ーム等の金属でもよい。
機用制御装置を示す図である。少なくともセンサ手段,
アクチエータ手段及び変速制御手段の3つを一体に組み
込んだ自動変速機用制御装置としての制御装置14の構成
を示したものである。各種センサと各アクチュエータと
制御回路とを制御装置14のベース20に搭載し、入出力信
号線の大部分を制御装置14内で接続することにより、外
部に出るワイヤーハーネスの本数を低減するものであ
る。図において、制御装置14は、ベース20を備え、該ベ
ース20上の、変速制御手段としての回路基板21と、セン
サ手段としての回転センサ13及び油圧センサ23と、アク
チエータ手段としての複数個のソレノイド16とを含み構
成される。そして、それらの間を結線する配線板25が設
けられている。即ち、配線板25によって、信号配線(ワ
イヤーハーネス)の簡略化が図られている。本実施例の
ベース20はプラスチックで作られているが、アルミニュ
ーム等の金属でもよい。
【0018】外部への結線のために設ける外部コネクタ
26は、従来に比べて大幅にピン数の少ないものでよい。
本実施例では、外部コネクタ26を回路基板21と一体的に
形成している。しかし独立した外部コネクタ26を用いて
配線板25に接続しても良い。また、制御装置14内におい
て、ベース20の近くにある外部機器、例えば、シフトロ
ックソレノイド27やインヒビタスイッチ28などに接続す
るコネクタは、端子台29から出したピッグテイルコネク
タを用いることが望ましい。
26は、従来に比べて大幅にピン数の少ないものでよい。
本実施例では、外部コネクタ26を回路基板21と一体的に
形成している。しかし独立した外部コネクタ26を用いて
配線板25に接続しても良い。また、制御装置14内におい
て、ベース20の近くにある外部機器、例えば、シフトロ
ックソレノイド27やインヒビタスイッチ28などに接続す
るコネクタは、端子台29から出したピッグテイルコネク
タを用いることが望ましい。
【0019】油圧ブロック機構(即ち、メイン油圧ブロ
ック17などの変速機油圧手段)に対向することによって
機能する、油圧センサ23,ソレノイド16などのセンサ・
アクチュエータ類は、変速機内部のサブ油圧ブロック18
などに対向している位置に配置される。なお、本実施例
のサブ油圧ブロック18には、マニュアルバルブ30が設け
られており、図示しないセレクトレバーの動きが、制御
装置14内のマニュアルバルブリンク31に伝えられる。そ
してマニュアルバルブリンク31の動きを、インヒビタス
イッチ28が検知して、制御装置14にセレクトポジション
情報を入力する。例えば、セレクトレバーがパーキング
(P)の位置にあるとき、 マニュアルバルブリンク31の一
部に設けられた爪31aがシフトロックソレノイド27の爪
27aと噛み合って、ブレーキを踏まないと解除されない
ようになっている。また、制御装置14内には、非常時の
ため手動による解除機構32が設けられている。
ック17などの変速機油圧手段)に対向することによって
機能する、油圧センサ23,ソレノイド16などのセンサ・
アクチュエータ類は、変速機内部のサブ油圧ブロック18
などに対向している位置に配置される。なお、本実施例
のサブ油圧ブロック18には、マニュアルバルブ30が設け
られており、図示しないセレクトレバーの動きが、制御
装置14内のマニュアルバルブリンク31に伝えられる。そ
してマニュアルバルブリンク31の動きを、インヒビタス
イッチ28が検知して、制御装置14にセレクトポジション
情報を入力する。例えば、セレクトレバーがパーキング
(P)の位置にあるとき、 マニュアルバルブリンク31の一
部に設けられた爪31aがシフトロックソレノイド27の爪
27aと噛み合って、ブレーキを踏まないと解除されない
ようになっている。また、制御装置14内には、非常時の
ため手動による解除機構32が設けられている。
【0020】次ぎに、他の実施例の自動変速機について
説明する。図12は、本発明による第二実施例の自動変
速機を示す拡大断面図である。第二実施例の自動変速機
は、図1に示した第一実施例の自動変速機とは、油圧制
御方式が異なる。即ち、変速機の各ギヤ毎に設けられた
クラッチの油圧をリニアソレノイドを用いて直接制御す
る、いわゆるダイレクト油圧制御方式と呼ばれるもので
ある。本ダイレクト油圧制御方式では、油の通路を切り
替える必要がなく、また、従来のオリフィスやアキュム
レータを用いて圧力変化の時定数を設定していた機能
を、リニアソレノイドを用いてマイクロコンピュータで
実現するので、油圧回路を大幅に簡略化できる。従っ
て、油圧ブロック機構を小さく作ることができる。この
ために、図12に示すように、リバースクラッチ12等の
回転部材の下側に余地空間ができ、この余地空間部分に
制御装置14を収納できるようになるので、ダイレクト油
圧制御方式の変速機は、一体に組み込んだ自動変速機用
制御装置を装着するに好適であると言える。
説明する。図12は、本発明による第二実施例の自動変
速機を示す拡大断面図である。第二実施例の自動変速機
は、図1に示した第一実施例の自動変速機とは、油圧制
御方式が異なる。即ち、変速機の各ギヤ毎に設けられた
クラッチの油圧をリニアソレノイドを用いて直接制御す
る、いわゆるダイレクト油圧制御方式と呼ばれるもので
ある。本ダイレクト油圧制御方式では、油の通路を切り
替える必要がなく、また、従来のオリフィスやアキュム
レータを用いて圧力変化の時定数を設定していた機能
を、リニアソレノイドを用いてマイクロコンピュータで
実現するので、油圧回路を大幅に簡略化できる。従っ
て、油圧ブロック機構を小さく作ることができる。この
ために、図12に示すように、リバースクラッチ12等の
回転部材の下側に余地空間ができ、この余地空間部分に
制御装置14を収納できるようになるので、ダイレクト油
圧制御方式の変速機は、一体に組み込んだ自動変速機用
制御装置を装着するに好適であると言える。
【0021】図12において、ソレノイド16の先端部16
aを挿入する穴には スプール弁19が設けられており、
ソレノイド16の先端部16aより突き出たロッドが押す力
に比例した油圧を発生するようになっている、いわゆる
リニアソレノイドバルブを形成している。 リニアソレ
ノイドの構成については、ソレノイド16の先端部16aの
中にスプール弁19を設ける方法もあり、いずれでも良い
ことは当業者にとって周知である。
aを挿入する穴には スプール弁19が設けられており、
ソレノイド16の先端部16aより突き出たロッドが押す力
に比例した油圧を発生するようになっている、いわゆる
リニアソレノイドバルブを形成している。 リニアソレ
ノイドの構成については、ソレノイド16の先端部16aの
中にスプール弁19を設ける方法もあり、いずれでも良い
ことは当業者にとって周知である。
【0022】ところで、本ダイレクト油圧制御方式の実
施例のように、制御装置14が内包するタービンセンサ13
を回転速度情報を提供する回転部材としてのリバースク
ラッチ12の下側の空間に設置する場合は、タービンセン
サ13の構造に工夫を要する。即ち、ダイレクト油圧制御
方式の場合であっても、図1に示すように、タービンセ
ンサ13の軸方向の延長線が、 リバースクラッチ12の回
転中心(含む略回転中心)に向かって取り付けられる構成
とすることが可能であるならば、 タービンセンサ13の
先端部13aは、図1の第一実施例の場合と同じ形状でも
良い。
施例のように、制御装置14が内包するタービンセンサ13
を回転速度情報を提供する回転部材としてのリバースク
ラッチ12の下側の空間に設置する場合は、タービンセン
サ13の構造に工夫を要する。即ち、ダイレクト油圧制御
方式の場合であっても、図1に示すように、タービンセ
ンサ13の軸方向の延長線が、 リバースクラッチ12の回
転中心(含む略回転中心)に向かって取り付けられる構成
とすることが可能であるならば、 タービンセンサ13の
先端部13aは、図1の第一実施例の場合と同じ形状でも
良い。
【0023】しかし、タービンセンサ13の軸方向の延長
線がリバースクラッチ12の回転中心に向かっていない、
図3に示す本第二実施例の場合であれば、先端部13aを
斜めに加工し、斜めに加工した先端部13aに配置した回
転速度検出面13dが回転中心に向うように工夫する。こ
のような構成にすれば、センサ手段としてのタービンセ
ンサ13の軸方向の延長線が変速機制御情報被検出部とし
ての回転部材の1例であるリバースクラッチ12の回転中
心に向いていない場合であっても、センサ手段及びアク
チュエータ手段の軸方向を同一方向に向けて、 制御装
置の基板(ベース20)上に設置することが可能となり、
従って、センサ手段及びアクチュエータ手段の検出端を
同一方向に向けることができ、一括して変速機外壁の貫
通孔に同一方向から円滑に挿入して取り付けることがで
きる。
線がリバースクラッチ12の回転中心に向かっていない、
図3に示す本第二実施例の場合であれば、先端部13aを
斜めに加工し、斜めに加工した先端部13aに配置した回
転速度検出面13dが回転中心に向うように工夫する。こ
のような構成にすれば、センサ手段としてのタービンセ
ンサ13の軸方向の延長線が変速機制御情報被検出部とし
ての回転部材の1例であるリバースクラッチ12の回転中
心に向いていない場合であっても、センサ手段及びアク
チュエータ手段の軸方向を同一方向に向けて、 制御装
置の基板(ベース20)上に設置することが可能となり、
従って、センサ手段及びアクチュエータ手段の検出端を
同一方向に向けることができ、一括して変速機外壁の貫
通孔に同一方向から円滑に挿入して取り付けることがで
きる。
【0024】次ぎに、制御装置14の制御の一例について
説明する。図13は、本発明による一実施例の制御装置
の変速制御内容を示すブロック図である。制御装置14が
各入力信号を処理し各ソレノイド16を介して変速制御す
る内容の流れを示している。図において、変速制御に用
いられる入力信号として、 スロットルセンサ100からの
スロットル開度TVOと、 回転センサ13からのタービン回
転数Ntと、車速センサ11からの車速Vspと、クランク角
センサ101からのエンジン回転数Neとがあり、これらの
各入力信号を受け取った制御装置14は、 入力処理部102
によってデジタル変換する。該デジタル信号を処理する
制御装置14が有するマイクロコンピュータ(図示省略)
は、大きく分けて2つの制御演算を行い変速機の変速制
御を実行する。
説明する。図13は、本発明による一実施例の制御装置
の変速制御内容を示すブロック図である。制御装置14が
各入力信号を処理し各ソレノイド16を介して変速制御す
る内容の流れを示している。図において、変速制御に用
いられる入力信号として、 スロットルセンサ100からの
スロットル開度TVOと、 回転センサ13からのタービン回
転数Ntと、車速センサ11からの車速Vspと、クランク角
センサ101からのエンジン回転数Neとがあり、これらの
各入力信号を受け取った制御装置14は、 入力処理部102
によってデジタル変換する。該デジタル信号を処理する
制御装置14が有するマイクロコンピュータ(図示省略)
は、大きく分けて2つの制御演算を行い変速機の変速制
御を実行する。
【0025】即ち、ギア比を選択する一方の変速制御
は、スロットル開度TVOと車速Vspとに応じたギアポジシ
ョンを変速マップ103を用いて適切に設定し、 各油圧ピ
ストン104〜107を介して、該設定ギアポジションに対応
する状態に変速ギヤ列及びクラッチ群5を締結する。
即ち、オイルポンプ108で作り出した油圧をライン圧調
節用のソレノイド16gで制御した後に、変速用のソレノ
イド16e,16fによってメイン油圧ブロック18内の油圧回
路を切り替える。そして、切り替えたいずれかの油圧を
各油圧ピストン104〜107に供給する制御が行われる。こ
のとき油圧回路自体が論理回路を構成しているので、2
個のソレノイド16e,16fで 4個の油圧ピストン104〜107
の選択制御が可能となっている。 変速制御部109は、設
定ギアポジションに基づいてソレノイド16e,16fの駆動
を励磁の組み合わせから制御するとともに、タービン回
転数Ntの情報に基づいて、最適な変速切り替えタイミン
グと過渡的な油圧変化(立上り及び立ち下がりの変化)の
監視とを図っている。特に、このタービン回転数Ntに基
づく制御はダイレクト油圧制御方式の場合に重要であ
る。
は、スロットル開度TVOと車速Vspとに応じたギアポジシ
ョンを変速マップ103を用いて適切に設定し、 各油圧ピ
ストン104〜107を介して、該設定ギアポジションに対応
する状態に変速ギヤ列及びクラッチ群5を締結する。
即ち、オイルポンプ108で作り出した油圧をライン圧調
節用のソレノイド16gで制御した後に、変速用のソレノ
イド16e,16fによってメイン油圧ブロック18内の油圧回
路を切り替える。そして、切り替えたいずれかの油圧を
各油圧ピストン104〜107に供給する制御が行われる。こ
のとき油圧回路自体が論理回路を構成しているので、2
個のソレノイド16e,16fで 4個の油圧ピストン104〜107
の選択制御が可能となっている。 変速制御部109は、設
定ギアポジションに基づいてソレノイド16e,16fの駆動
を励磁の組み合わせから制御するとともに、タービン回
転数Ntの情報に基づいて、最適な変速切り替えタイミン
グと過渡的な油圧変化(立上り及び立ち下がりの変化)の
監視とを図っている。特に、このタービン回転数Ntに基
づく制御はダイレクト油圧制御方式の場合に重要であ
る。
【0026】また、ライン圧を調節する他方の変速制御
は、ライン圧の油圧を調節するためのものであり、クラ
ッチに伝達されるトルクに比例させて、クラッチが滑ら
ない範囲であって無駄に油圧を与えないように低圧に制
御されている。このためにライン圧計算部110は、ター
ビン回転数Ntと車速Vspとエンジン回転数Neとを用いて
クラッチに掛かるトルクを計算し、ライン圧を適正に設
定する。設定ライン圧PLを入力したライン圧制御部111
は、 駆動信号(デューテイ信号)に変換しソレノイド16g
の駆動を制御する。
は、ライン圧の油圧を調節するためのものであり、クラ
ッチに伝達されるトルクに比例させて、クラッチが滑ら
ない範囲であって無駄に油圧を与えないように低圧に制
御されている。このためにライン圧計算部110は、ター
ビン回転数Ntと車速Vspとエンジン回転数Neとを用いて
クラッチに掛かるトルクを計算し、ライン圧を適正に設
定する。設定ライン圧PLを入力したライン圧制御部111
は、 駆動信号(デューテイ信号)に変換しソレノイド16g
の駆動を制御する。
【0027】以上を纏めれば、次ぎの通りである。自動
変速機用制御装置の、制御ロジックを入れたマイクロコ
ンピュータなどから構成される変速制御手段と、変速機
内部の回転数を検出する回転センサまたはその他油圧油
温等の各種センサまたは変速機の動作状態を認識するス
イッチなどの「入力信号部材としてのセンサ手段」と、変
速機の油圧を動作させるためのソレノイドバルブ,フォ
ースモータ等の「出力信号部材としてのアクチエータ手
段」とを一体的に構成し、そして、コネクタの小型化と
ワイヤーハーネスの簡略化とを図るため、大部分の入出
力信号線を、その制御装置内部で結線し外部への信号線
の本数を減らして接続し、かつ、自動変速機用制御装置
から突出しているセンサやアクチュエータ等の検出端や
駆動端のみを、それらのために設けられた貫通孔を介し
て変速機内部に嵌挿することによって、上記一体形の自
動変速機用制御装置を変速機外壁に取り付けられるもの
とし、配線の簡素化とメンテナンスの容易化とを図った
ものである。
変速機用制御装置の、制御ロジックを入れたマイクロコ
ンピュータなどから構成される変速制御手段と、変速機
内部の回転数を検出する回転センサまたはその他油圧油
温等の各種センサまたは変速機の動作状態を認識するス
イッチなどの「入力信号部材としてのセンサ手段」と、変
速機の油圧を動作させるためのソレノイドバルブ,フォ
ースモータ等の「出力信号部材としてのアクチエータ手
段」とを一体的に構成し、そして、コネクタの小型化と
ワイヤーハーネスの簡略化とを図るため、大部分の入出
力信号線を、その制御装置内部で結線し外部への信号線
の本数を減らして接続し、かつ、自動変速機用制御装置
から突出しているセンサやアクチュエータ等の検出端や
駆動端のみを、それらのために設けられた貫通孔を介し
て変速機内部に嵌挿することによって、上記一体形の自
動変速機用制御装置を変速機外壁に取り付けられるもの
とし、配線の簡素化とメンテナンスの容易化とを図った
ものである。
【0028】従って、本発明による自動変速機用制御装
置の特徴は、変速機外壁の検出用貫通孔に検出端を嵌挿
して変速機制御情報を検出するセンサ手段と、検出用貫
通孔に近接している駆動用貫通孔に駆動端を嵌挿して変
速機構成手段( 例えば、変速機油圧手段)を駆動するア
クチエータ手段と、 変速機制御情報に基づいてアクチ
エータ手段を制御する変速制御手段とを一体に組み込ん
だところにある。
置の特徴は、変速機外壁の検出用貫通孔に検出端を嵌挿
して変速機制御情報を検出するセンサ手段と、検出用貫
通孔に近接している駆動用貫通孔に駆動端を嵌挿して変
速機構成手段( 例えば、変速機油圧手段)を駆動するア
クチエータ手段と、 変速機制御情報に基づいてアクチ
エータ手段を制御する変速制御手段とを一体に組み込ん
だところにある。
【0029】一方、本発明による自動変速機の特徴は、
変速機本体2内部のリバースクラッチ12で代表される変
速機制御情報被検出部と、サブ油圧ブロック18やスプー
ル弁19等から構成される変速機油圧手段被駆動部との近
接部位に対応したケース外壁15に、変速機制御情報を検
出するための検出用貫通孔15aと、油圧手段を駆動する
ための駆動用貫通孔15bとを隣接して配設し、該各貫通
孔に合わせて、検出用貫通孔15aに先端部13aを嵌挿し
て変速機制御情報を検出するタービンセンサ13と、駆動
用貫通孔15bに先端部16aを嵌挿して油圧手段を駆動す
るソレノイド16と、変速機制御情報に基づいてソレノイ
ド16を制御する回路基板21とを含み、一体に組み込んだ
自動変速機用制御装置14を装着した点にある。
変速機本体2内部のリバースクラッチ12で代表される変
速機制御情報被検出部と、サブ油圧ブロック18やスプー
ル弁19等から構成される変速機油圧手段被駆動部との近
接部位に対応したケース外壁15に、変速機制御情報を検
出するための検出用貫通孔15aと、油圧手段を駆動する
ための駆動用貫通孔15bとを隣接して配設し、該各貫通
孔に合わせて、検出用貫通孔15aに先端部13aを嵌挿し
て変速機制御情報を検出するタービンセンサ13と、駆動
用貫通孔15bに先端部16aを嵌挿して油圧手段を駆動す
るソレノイド16と、変速機制御情報に基づいてソレノイ
ド16を制御する回路基板21とを含み、一体に組み込んだ
自動変速機用制御装置14を装着した点にある。
【0030】また、本発明による自動変速機用制御装置
の他の特徴は、変速機制御情報として回転速度情報を検
出するセンサ手段の検出端は、当該検出端の先端部に設
けた回転速度検出面が、回転速度情報を提供する回転部
材の回転中心方向に向くように、検出用貫通孔の軸方向
に対して斜めに、加工形成されていることにある。
の他の特徴は、変速機制御情報として回転速度情報を検
出するセンサ手段の検出端は、当該検出端の先端部に設
けた回転速度検出面が、回転速度情報を提供する回転部
材の回転中心方向に向くように、検出用貫通孔の軸方向
に対して斜めに、加工形成されていることにある。
【0031】図5は、本発明による一実施例の自動変速
機用制御装置のソレノイド用取付け手段を示す断面図で
ある。ソレノイド用取付け手段は、センサ手段および/
またはアクチエータ手段を保持する保持手段のうちのソ
レノイド用保持手段を示している。図6は、図5の鳥瞰
図である。ソレノイド16の取付け状況を示している。図
において、ベース20の受け穴33にソレノイド16を嵌め込
み、取付けボルト45でベース20に固定した押え金具22
(締付金具34と固定金具35とから構成)で、ソレノイド16
を押圧保持する。締付金具34は板バネ(弾性体)で構成さ
れており、固定金具35のフランジ部に引っ掛けてソレノ
イド16を弾性的に押さえつける。したがって、ベース20
と、締付金具34及び固定金具35と、取付けボルト45とを
含み構成されるソレノイド用取付け手段は、ソレノイド
16に対して、該ソレノイド16を保持しつつ、駆動用貫通
孔15bの貫通孔方向(即ち、先端部16aの軸方向)に対し
直角方向のケース外壁15に沿った方向に、即ち、図示の
矢印方向に移動可能な構成となっている。
機用制御装置のソレノイド用取付け手段を示す断面図で
ある。ソレノイド用取付け手段は、センサ手段および/
またはアクチエータ手段を保持する保持手段のうちのソ
レノイド用保持手段を示している。図6は、図5の鳥瞰
図である。ソレノイド16の取付け状況を示している。図
において、ベース20の受け穴33にソレノイド16を嵌め込
み、取付けボルト45でベース20に固定した押え金具22
(締付金具34と固定金具35とから構成)で、ソレノイド16
を押圧保持する。締付金具34は板バネ(弾性体)で構成さ
れており、固定金具35のフランジ部に引っ掛けてソレノ
イド16を弾性的に押さえつける。したがって、ベース20
と、締付金具34及び固定金具35と、取付けボルト45とを
含み構成されるソレノイド用取付け手段は、ソレノイド
16に対して、該ソレノイド16を保持しつつ、駆動用貫通
孔15bの貫通孔方向(即ち、先端部16aの軸方向)に対し
直角方向のケース外壁15に沿った方向に、即ち、図示の
矢印方向に移動可能な構成となっている。
【0032】換言すれば、受け穴33はソレノイド16より
も多少大きく作られていて、締付金具34はソレノイド16
を押圧保持するだけの構造であるので、制御装置14をケ
ース外壁15に取り付けるときの、ソレノイド16(の先端
部16a)をサブ油圧ブロック18に挿入するに伴って、受
け穴33の規制範囲内でベース20等がソレノイド16に対し
て移動して、先端部16aと駆動用貫通孔15bとの芯ずれ
が発生しないように、ひとりでに芯ずれを回避するよう
になっている。すなわち、ソレノイド16の軸とケース外
壁15の軸穴の芯合わせが確実に行われる構成になってい
る。
も多少大きく作られていて、締付金具34はソレノイド16
を押圧保持するだけの構造であるので、制御装置14をケ
ース外壁15に取り付けるときの、ソレノイド16(の先端
部16a)をサブ油圧ブロック18に挿入するに伴って、受
け穴33の規制範囲内でベース20等がソレノイド16に対し
て移動して、先端部16aと駆動用貫通孔15bとの芯ずれ
が発生しないように、ひとりでに芯ずれを回避するよう
になっている。すなわち、ソレノイド16の軸とケース外
壁15の軸穴の芯合わせが確実に行われる構成になってい
る。
【0033】一方、ソレノイド16の側面にはコネクタ36
が形成されており、ソレノイド16を受け穴33に挿入する
際にコネクタ36の電極36a(図8参照)がベース側のBコ
ネクタ37のB電極37a(図8参照)と結合し電気的接続す
るようになっているが、ベース20等が移動可能な構造と
するので、(1) B電極37aは電極36aに対して移動可能
に電気的接続する、(2) Bコネクタケース37bとB電極
37aの間に「ガタ機構」や「スライド電極機構」を設ける、
更に、(3) 端子部39(図8参照)と配線板25との間に「配
線たわみ」を持たせるなどの構成として、ベース20等の
移動に応じてフレキシブルに対応することが可能な手段
を有して結合するようになっている。 挿入後に、通し
ボルト38と広い当たり面積を有するワッシャ38aとを用
いて、ベース20をケース外壁15に固定する構成としてい
るので、押え金具22には、ベース20を固定するための応
力は加わらない。この構成によって、検出端または駆動
端と貫通孔との芯ずれに悪影響を及ぼすことが回避され
る。そして、Bコネクタ37には、ベース20の表面に形成
された配線板25を介して電気信号が伝えられる。
が形成されており、ソレノイド16を受け穴33に挿入する
際にコネクタ36の電極36a(図8参照)がベース側のBコ
ネクタ37のB電極37a(図8参照)と結合し電気的接続す
るようになっているが、ベース20等が移動可能な構造と
するので、(1) B電極37aは電極36aに対して移動可能
に電気的接続する、(2) Bコネクタケース37bとB電極
37aの間に「ガタ機構」や「スライド電極機構」を設ける、
更に、(3) 端子部39(図8参照)と配線板25との間に「配
線たわみ」を持たせるなどの構成として、ベース20等の
移動に応じてフレキシブルに対応することが可能な手段
を有して結合するようになっている。 挿入後に、通し
ボルト38と広い当たり面積を有するワッシャ38aとを用
いて、ベース20をケース外壁15に固定する構成としてい
るので、押え金具22には、ベース20を固定するための応
力は加わらない。この構成によって、検出端または駆動
端と貫通孔との芯ずれに悪影響を及ぼすことが回避され
る。そして、Bコネクタ37には、ベース20の表面に形成
された配線板25を介して電気信号が伝えられる。
【0034】図7は、本発明による一実施例の自動変速
機用制御装置の回転センサ用取付け手段及び回転センサ
用電気接続手段を示す断面図である。回転センサ用取付
け手段は、センサ手段および/またはアクチエータ手段
を保持する保持手段のうちの回転センサ用保持手段を示
している。図7に示す回転センサの取り付けは、図5や
図6のソレノイドの取り付け方法とほぼ同様な方法であ
って、本実施例では、回転センサ13をベース20の穴(図
示省略)に挿入して、弾性を有する押え金具44で回転セ
ンサ13のフランジ13bを押さえて押圧保持するものであ
る。また、保持方法は、図5,図6の方法と同じく板バ
ネで押圧しても良い。一方、図7に示す回転センサ用電
気接続手段の電気的接続の方法は、配線板25のフレキシ
ブルな端子部(たわむことが可能な端子部)に回転センサ
13の電気端子13cを、溶接あるいはハンダ付けして接続
するものである。なお、回転センサ13と配線板25との各
コネクタ同士を結合接続する前述の方法でも可である。
機用制御装置の回転センサ用取付け手段及び回転センサ
用電気接続手段を示す断面図である。回転センサ用取付
け手段は、センサ手段および/またはアクチエータ手段
を保持する保持手段のうちの回転センサ用保持手段を示
している。図7に示す回転センサの取り付けは、図5や
図6のソレノイドの取り付け方法とほぼ同様な方法であ
って、本実施例では、回転センサ13をベース20の穴(図
示省略)に挿入して、弾性を有する押え金具44で回転セ
ンサ13のフランジ13bを押さえて押圧保持するものであ
る。また、保持方法は、図5,図6の方法と同じく板バ
ネで押圧しても良い。一方、図7に示す回転センサ用電
気接続手段の電気的接続の方法は、配線板25のフレキシ
ブルな端子部(たわむことが可能な端子部)に回転センサ
13の電気端子13cを、溶接あるいはハンダ付けして接続
するものである。なお、回転センサ13と配線板25との各
コネクタ同士を結合接続する前述の方法でも可である。
【0035】以上を纏めると、本発明による自動変速機
用制御装置の別の特徴は、センサ手段および/またはア
クチエータ手段を保持する保持手段は、各貫通孔に嵌挿
した検出端および/または駆動端の各軸芯の各貫通孔芯
とのずれを回避するよう、センサ手段および/またはア
クチエータ手段を保持しつつ、貫通孔方向に対して垂直
なる方向である外壁に沿った方向に移動可能に構成され
ていることにある。また、本発明による自動変速機用制
御装置のもう一つ別の特徴は、アクチエータ手段または
センサ手段と変速制御手段との間の電気的接続手段は、
当該電気的接続に関し、保持手段のその移動に応じてフ
レキシブルに対応する手段としての移動を吸収する「ガ
タ機構」または/および「たわみ機構」を有することにあ
る。
用制御装置の別の特徴は、センサ手段および/またはア
クチエータ手段を保持する保持手段は、各貫通孔に嵌挿
した検出端および/または駆動端の各軸芯の各貫通孔芯
とのずれを回避するよう、センサ手段および/またはア
クチエータ手段を保持しつつ、貫通孔方向に対して垂直
なる方向である外壁に沿った方向に移動可能に構成され
ていることにある。また、本発明による自動変速機用制
御装置のもう一つ別の特徴は、アクチエータ手段または
センサ手段と変速制御手段との間の電気的接続手段は、
当該電気的接続に関し、保持手段のその移動に応じてフ
レキシブルに対応する手段としての移動を吸収する「ガ
タ機構」または/および「たわみ機構」を有することにあ
る。
【0036】図8は、本発明による一実施例の自動変速
機用制御装置のソレノイド用電気接続手段を示す断面図
である。図9は、本発明による他の実施例の自動変速機
用制御装置のソレノイド用電気接続手段を示す断面図で
ある。ソレノイド16と配線板25との電気的接続構造を示
している。ベース20がプラスチックの場合には、図8に
示す埋め込み配線板25aが、金属ベースの場合には、図
9に示すフレキシブル配線板25bを貼り付ける方法が適
している。
機用制御装置のソレノイド用電気接続手段を示す断面図
である。図9は、本発明による他の実施例の自動変速機
用制御装置のソレノイド用電気接続手段を示す断面図で
ある。ソレノイド16と配線板25との電気的接続構造を示
している。ベース20がプラスチックの場合には、図8に
示す埋め込み配線板25aが、金属ベースの場合には、図
9に示すフレキシブル配線板25bを貼り付ける方法が適
している。
【0037】即ち、図8のように、薄い銅板を打抜き及
びプレス成形して作った線材を、射出成形型に入れて一
体成形すると、プラスチック製のベース20の表面に埋め
込み配線板25aが形成される。端部や要所は剥がれない
ように深く埋め込んであり、例えば、Bコネクタ37と接
続する場合は、B電極37aから突き出した端子部39と埋
め込み配線板25aとをハンダ付けあるいは溶接して接続
する。一方、図9のように、金属ベースの場合には埋め
込みは困難なので、表面にフレキシブル配線板25bを貼
り付けて、フレキシブル配線板25bの端部を端子部39に
ハンダ付けあるいは溶接で接続する。この時、図9に示
すように、たわみ25cを設けても良い。
びプレス成形して作った線材を、射出成形型に入れて一
体成形すると、プラスチック製のベース20の表面に埋め
込み配線板25aが形成される。端部や要所は剥がれない
ように深く埋め込んであり、例えば、Bコネクタ37と接
続する場合は、B電極37aから突き出した端子部39と埋
め込み配線板25aとをハンダ付けあるいは溶接して接続
する。一方、図9のように、金属ベースの場合には埋め
込みは困難なので、表面にフレキシブル配線板25bを貼
り付けて、フレキシブル配線板25bの端部を端子部39に
ハンダ付けあるいは溶接で接続する。この時、図9に示
すように、たわみ25cを設けても良い。
【0038】図10は、本発明による一実施例の自動変
速機用制御装置の制御回路と配線板との電気接続手段を
示す断面図である。図11は、本発明による他の実施例
の自動変速機用制御装置の制御回路と配線板との電気接
続手段を示す断面図である。制御回路としての回路基板
21と配線板25との構造を示している。図8に示したベー
ス20がプラスチックベースである場合に対応した図10
に示す本実施例において、埋め込み配線板25aの端部が
回路基板21の端に位置するようにし、ワイヤボンディン
グ41で基板内部と接続する構成とする。
速機用制御装置の制御回路と配線板との電気接続手段を
示す断面図である。図11は、本発明による他の実施例
の自動変速機用制御装置の制御回路と配線板との電気接
続手段を示す断面図である。制御回路としての回路基板
21と配線板25との構造を示している。図8に示したベー
ス20がプラスチックベースである場合に対応した図10
に示す本実施例において、埋め込み配線板25aの端部が
回路基板21の端に位置するようにし、ワイヤボンディン
グ41で基板内部と接続する構成とする。
【0039】一方、図9に示したベース20が金属ベース
である場合に対応した図11に示す本実施例では、フレ
キシブル配線板25bの端部が回路基板21の端に位置する
ようにし、ワイヤボンディング41で基板内部と接続する
構成とする。なお、これらの実施例では、回路基板21の
別の縁には、外部コネクタ26が位置しており、同様にワ
イヤボンディング41で基板内部と接続する構成とする。
また、外部コネクタ26のケースから続くフレーム42が、
回路基板21を取り囲んでおり、その中にポッティング材
を充填して外部からのゴミの侵入を防ぐ構成とする。さ
らに、フレーム42の上にカバー43をかぶせて内部を外力
から保護する構成とする。
である場合に対応した図11に示す本実施例では、フレ
キシブル配線板25bの端部が回路基板21の端に位置する
ようにし、ワイヤボンディング41で基板内部と接続する
構成とする。なお、これらの実施例では、回路基板21の
別の縁には、外部コネクタ26が位置しており、同様にワ
イヤボンディング41で基板内部と接続する構成とする。
また、外部コネクタ26のケースから続くフレーム42が、
回路基板21を取り囲んでおり、その中にポッティング材
を充填して外部からのゴミの侵入を防ぐ構成とする。さ
らに、フレーム42の上にカバー43をかぶせて内部を外力
から保護する構成とする。
【0040】以上のように、本実施例によれば、回転セ
ンサ・油圧油温センサ等のセンサ類と、ソレノイド等の
アクチュエータと、制御回路、外部コネクタ等の間を接
続するにあたり、電気的も物理的にも直接接続できるの
で、この間のワイヤーハーネスが不要になり、且つ、コ
ネクタが小型化されて、システムコストを低減できると
いう効果がある。また、センサ類とアクチュエータが一
体的に構成されているので、変速機本体への取り付け作
業が1工程で出来、しかも穴との芯合わせがひとりでに
行われるので、取り付け作業が簡単になるという効果が
ある。
ンサ・油圧油温センサ等のセンサ類と、ソレノイド等の
アクチュエータと、制御回路、外部コネクタ等の間を接
続するにあたり、電気的も物理的にも直接接続できるの
で、この間のワイヤーハーネスが不要になり、且つ、コ
ネクタが小型化されて、システムコストを低減できると
いう効果がある。また、センサ類とアクチュエータが一
体的に構成されているので、変速機本体への取り付け作
業が1工程で出来、しかも穴との芯合わせがひとりでに
行われるので、取り付け作業が簡単になるという効果が
ある。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、回転センサ・油圧油温
センサ等のセンサ類と、ソレノイド等のアクチュエータ
と、制御回路、外部コネクタ等が一つのベースに一体的
に構成され、しかも、変速機本体の外側に取り付けられ
ているので、組み立て作業が簡単になると共に、メンテ
ナンスが簡単にできるという効果が得られる。
センサ等のセンサ類と、ソレノイド等のアクチュエータ
と、制御回路、外部コネクタ等が一つのベースに一体的
に構成され、しかも、変速機本体の外側に取り付けられ
ているので、組み立て作業が簡単になると共に、メンテ
ナンスが簡単にできるという効果が得られる。
【図1】本発明による第一実施例の自動変速機を示す拡
大断面図である。
大断面図である。
【図2】本第一実施例の自動変速機の全体を示す断面図
である。
である。
【図3】図2のP矢視断面図である。
【図4】本発明による一実施例の自動変速機用制御装置
を示す図である。
を示す図である。
【図5】本発明による一実施例の自動変速機用制御装置
のソレノイド用取付け手段を示す断面図である。
のソレノイド用取付け手段を示す断面図である。
【図6】図5の鳥瞰図である。
【図7】本発明による一実施例の自動変速機用制御装置
の回転センサ用取付け手段及び回転センサ用電気接続手
段を示す断面図である。
の回転センサ用取付け手段及び回転センサ用電気接続手
段を示す断面図である。
【図8】本発明による一実施例の自動変速機用制御装置
のソレノイド用電気接続手段を示す断面図である。
のソレノイド用電気接続手段を示す断面図である。
【図9】本発明による他の実施例の自動変速機用制御装
置のソレノイド用電気接続手段を示す断面図である。
置のソレノイド用電気接続手段を示す断面図である。
【図10】本発明による一実施例の自動変速機用制御装
置の制御回路と配線板との電気接続手段を示す断面図で
ある。
置の制御回路と配線板との電気接続手段を示す断面図で
ある。
【図11】本発明による他の実施例の自動変速機用制御
装置の制御回路と配線板との電気接続手段を示す断面図
である。
装置の制御回路と配線板との電気接続手段を示す断面図
である。
【図12】本発明による第二実施例の自動変速機を示す
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図13】本発明による一実施例の制御装置の変速制御
内容を示すブロック図である。
内容を示すブロック図である。
1…エンジン、2…変速機本体、3…トルクコンバー
タ、4…タービン軸、5…変速ギヤ列及びクラッチ群、
6…出力ギヤ、7,7a…リダクションギヤ、8…ファイ
ナルギヤ、9…差動ギヤ、10,10a…ドライブシャフ
ト、11…車速センサ、12…リバースクラッチ、13…回転
センサ(タービンセンサ)、13a,16a…先端部、13b…
フランジ、13c…電気端子、13d…回転速度検出面、14
…制御装置、15…ケース外壁、15a…検出用貫通孔、15
b…駆動用貫通孔、16,16e,16f,16g…ソレノイド、17…
メイン油圧ブロック、18…サブ油圧ブロック、18a…穴
部、19…スプール弁20…ベース、21…回路基板、22,44
…押え金具、23…油圧センサ、25…配線板、25a…埋め
込み配線板、25b…フレキシブル配線板、25c…たわ
み、26…外部コネクタ、27…シフトロックソレノイド、
27a,31a…爪、28…インヒビタスイッチ、29…端子
台、30…マニュアルバルブ、31…マニュアルバルブリン
ク、32…解除機構、33…受け穴、34…締付金具、35…固
定金具、36…コネクタ、36a…電極、37…Bコネクタ、
37a…B電極、37b…Bコネクタケース、38…通しボル
ト、38a…ワッシャ、39…端子部、40…シール体、41…
ワイヤボンディング、42…フレーム、43…カバー、45…
取付けボルト、100…スロットルセンサ、101…クランク
角センサ、102…入力処理部、103…変速マップ、104〜1
07…油圧ピストン、108…オイルポンプ、109…変速制御
部、110…ライン圧計算部、111…ライン圧制御部。
タ、4…タービン軸、5…変速ギヤ列及びクラッチ群、
6…出力ギヤ、7,7a…リダクションギヤ、8…ファイ
ナルギヤ、9…差動ギヤ、10,10a…ドライブシャフ
ト、11…車速センサ、12…リバースクラッチ、13…回転
センサ(タービンセンサ)、13a,16a…先端部、13b…
フランジ、13c…電気端子、13d…回転速度検出面、14
…制御装置、15…ケース外壁、15a…検出用貫通孔、15
b…駆動用貫通孔、16,16e,16f,16g…ソレノイド、17…
メイン油圧ブロック、18…サブ油圧ブロック、18a…穴
部、19…スプール弁20…ベース、21…回路基板、22,44
…押え金具、23…油圧センサ、25…配線板、25a…埋め
込み配線板、25b…フレキシブル配線板、25c…たわ
み、26…外部コネクタ、27…シフトロックソレノイド、
27a,31a…爪、28…インヒビタスイッチ、29…端子
台、30…マニュアルバルブ、31…マニュアルバルブリン
ク、32…解除機構、33…受け穴、34…締付金具、35…固
定金具、36…コネクタ、36a…電極、37…Bコネクタ、
37a…B電極、37b…Bコネクタケース、38…通しボル
ト、38a…ワッシャ、39…端子部、40…シール体、41…
ワイヤボンディング、42…フレーム、43…カバー、45…
取付けボルト、100…スロットルセンサ、101…クランク
角センサ、102…入力処理部、103…変速マップ、104〜1
07…油圧ピストン、108…オイルポンプ、109…変速制御
部、110…ライン圧計算部、111…ライン圧制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 良一 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内
Claims (5)
- 【請求項1】変速機外壁に設けられている検出用貫通孔
に検出端を嵌挿して変速機制御情報を検出するセンサ手
段と、前記検出用貫通孔に近接して設けられている駆動
用貫通孔に駆動端を嵌挿して変速機油圧手段を駆動する
アクチエータ手段と、前記変速機制御情報に基づいて前
記アクチエータ手段を制御する変速制御手段とを、一体
に組み込んだことを特徴とする自動変速機用制御装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記変速機制御情報と
して回転速度情報を検出する前記センサ手段の前記検出
端は、当該検出端の回転速度検出面が、前記回転速度情
報を提供する回転部材の回転中心方向に向くように形成
されていることを特徴とする自動変速機制御装置。 - 【請求項3】請求項1において、前記センサ手段または
前記アクチエータ手段のうちの少なくとも一方を保持す
る保持手段は、前記検出用貫通孔に嵌挿するときの前記
検出端の芯ずれ、または前記駆動用貫通孔に嵌挿すると
きの前記駆動端の芯ずれを回避するよう、前記センサ手
段または前記アクチエータ手段を保持しつつ、前記貫通
孔方向に対し直角方向の前記外壁に沿った方向に移動可
能に構成されていることを特徴とする自動変速機用制御
装置。 - 【請求項4】請求項3において、前記変速制御手段と前
記センサ手段との間、または前記変速制御手段と前記ア
クチエータ手段との間の電気的接続手段は、当該電気的
接続を確保するための前記保持手段の前記移動に応じて
フレキシブルに対応する手段を有することを特徴とする
自動変速機用制御装置。 - 【請求項5】変速機内部の変速機制御情報被検出部と変
速機油圧手段被駆動部との近接部位に対応した変速機外
壁に、前記変速機制御情報を検出するための検出用貫通
孔と前記変速機油圧手段を駆動するための駆動用貫通孔
とを隣接して配設し、該各貫通孔に合わせて、 前記検出用貫通孔に検出端を嵌挿して前記変速機制御情
報を検出するセンサ手段と、前記駆動用貫通孔に駆動端
を嵌挿して前記変速機油圧手段を駆動するアクチエータ
手段と、前記変速機制御情報に基づいて前記アクチエー
タ手段を制御する変速制御手段とを一体に組み込んだ自
動変速機用制御装置を装着したことを特徴とする自動変
速機。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12567597A JPH10315797A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 自動変速機用制御装置及び自動変速機 |
KR1019980017354A KR19980087041A (ko) | 1997-05-15 | 1998-05-14 | 자동 변속기용 제어 장치 및 자동 변속기 |
DE1998121897 DE19821897A1 (de) | 1997-05-15 | 1998-05-15 | Steuerung eines Automatikgetriebes für Kraftfahrzeuge und Automatikgetriebe für Kraftfahrzeuge |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12567597A JPH10315797A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 自動変速機用制御装置及び自動変速機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10315797A true JPH10315797A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=14915886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12567597A Pending JPH10315797A (ja) | 1997-05-15 | 1997-05-15 | 自動変速機用制御装置及び自動変速機 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10315797A (ja) |
KR (1) | KR19980087041A (ja) |
DE (1) | DE19821897A1 (ja) |
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---|---|---|---|---|
JP2004535532A (ja) * | 2001-03-07 | 2004-11-25 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | メカトロニックトランスミッション制御装置 |
JP2007010042A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Denso Corp | 車両制御システム |
US7594452B2 (en) | 2005-03-14 | 2009-09-29 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control unit mounting structure for power transmission device |
WO2011161719A1 (ja) * | 2010-06-22 | 2011-12-29 | トヨタ自動車株式会社 | パーキングロック装置 |
KR101274357B1 (ko) * | 2011-10-28 | 2013-06-13 | 주식회사 현대케피코 | 자동변속기의 전장 하네스 모듈 |
KR101939792B1 (ko) * | 2018-07-13 | 2019-01-17 | (주)엠에스정밀 | 건설장비용 고속 셔틀 방지시스템 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19919538A1 (de) * | 1999-04-29 | 2000-11-02 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Hydraulisches Steuergerät für ein Automatgetriebe |
WO2002066868A1 (en) * | 2001-02-15 | 2002-08-29 | Siemens Vdo Automotive Corporation | Mechatronics pressure sensor and contact |
DE10110257A1 (de) * | 2001-03-02 | 2002-09-19 | Siemens Ag | Mechatronische Getriebeanordnung für Kraftfahrzeuge |
DE60329908D1 (ja) * | 2002-03-27 | 2009-12-17 | Aisin Aw Co | |
DE102006025526A1 (de) * | 2006-06-01 | 2007-12-06 | Zf Friedrichshafen Ag | Anordnung der hydraulischen Komponenten in einem Automatgetriebe |
DE102011009215B4 (de) * | 2011-01-22 | 2023-07-27 | Volkswagen Ag | Steuerventileinheit für ein Automatikgetriebe eines Kraftfahrzeugs |
DE102012215673A1 (de) * | 2012-09-04 | 2014-03-06 | Zf Friedrichshafen Ag | Anordnung eines elektrischen Steuergeräts an eine Schaltplatte |
-
1997
- 1997-05-15 JP JP12567597A patent/JPH10315797A/ja active Pending
-
1998
- 1998-05-14 KR KR1019980017354A patent/KR19980087041A/ko not_active Application Discontinuation
- 1998-05-15 DE DE1998121897 patent/DE19821897A1/de not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004535532A (ja) * | 2001-03-07 | 2004-11-25 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | メカトロニックトランスミッション制御装置 |
US7080575B2 (en) * | 2001-03-07 | 2006-07-25 | Siemens Aktiengesellschaft | Mechatronic transmission control |
US7594452B2 (en) | 2005-03-14 | 2009-09-29 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control unit mounting structure for power transmission device |
JP2007010042A (ja) * | 2005-06-30 | 2007-01-18 | Denso Corp | 車両制御システム |
WO2011161719A1 (ja) * | 2010-06-22 | 2011-12-29 | トヨタ自動車株式会社 | パーキングロック装置 |
JP5387769B2 (ja) * | 2010-06-22 | 2014-01-15 | トヨタ自動車株式会社 | パーキングロック装置 |
KR101274357B1 (ko) * | 2011-10-28 | 2013-06-13 | 주식회사 현대케피코 | 자동변속기의 전장 하네스 모듈 |
KR101939792B1 (ko) * | 2018-07-13 | 2019-01-17 | (주)엠에스정밀 | 건설장비용 고속 셔틀 방지시스템 |
WO2020013552A1 (ko) * | 2018-07-13 | 2020-01-16 | (주)엠에스정밀 | 건설장비용 고속 셔틀 방지시스템 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19821897A1 (de) | 1998-11-19 |
KR19980087041A (ko) | 1998-12-05 |
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