JPH10314605A - ブレ−キロ−ルの挽砕制御方法及びそれに使用される 挽砕制御装置 - Google Patents

ブレ−キロ−ルの挽砕制御方法及びそれに使用される 挽砕制御装置

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JPH10314605A
JPH10314605A JP9140996A JP14099697A JPH10314605A JP H10314605 A JPH10314605 A JP H10314605A JP 9140996 A JP9140996 A JP 9140996A JP 14099697 A JP14099697 A JP 14099697A JP H10314605 A JPH10314605 A JP H10314605A
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JP
Japan
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roll gap
release value
grinding
weight
roll
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JP9140996A
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Hisashi Hasegawa
久 長谷川
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MEIJI MACHINE
Meiji Machine Co Ltd
Original Assignee
MEIJI MACHINE
Meiji Machine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 最適な粒度範囲の挽砕物を後ブレ−キ工程に
供給可能なブレ−キロ−ルの挽砕制御方法を提供する。 【解決手段】 後ブレ−キ工程に供給する粒度範囲から
目標レリ−ズ値を算出するST1a、ブレ−キロ−ルの
磨耗度合いが挽砕作用に影響し目標レリ−ズ値を設定す
る要因となるか否かを判別するST1b、要因となる場
合には調整し、ならない場合にはそのままとするST1
cを実行して目標レリ−ズ値を設定するST1を実行
し、つぎに、一対のブレ−キロ−ルの一方側直下と他方
側直下とで挽砕物をサンプリングするST2を実行した
後、全重量と一定粒度以上に篩分けされた篩重量の計量
を順次なすST3を実行し、ついで、篩重量を挽砕物の
重量で除算しし、偏差が把握された場合には偏差を解消
し演算されたレリ−ズ値を設定されたレリ−ズ値と一致
するよう一対のブレ−キロ−ルのロ−ル間隙を個別に調
整する手順からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、挽砕途上での、ブ
レ−キロ−ルに供給される穀物原料の性状の変化、及
び、ブレ−キロ−ルの磨耗の動向に柔軟に対応可能とし
たブレ−キロ−ルの挽砕制御方法及びそれに使用する挽
砕制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】小麦等の穀物原料を挽砕する工程に設置
されるロ−ル機の挽砕能力を十分に発揮させて良質な粉
体を効率よく生産するべく、従来からロ−ル機稼働時に
おける種々のロ−ル間隙の調整に係る提案されている。
例えば、予め与えられたプログラム又は基準値計画に従
って、適宜なメカ機構や制御手段によりロ−ル間隙を調
整することを内容とする特開昭61−第42344号公
報と実開平1−第77846号公報に開示された提案が
ある。また、ロ−ル間隙を調整するのに必要なロ−ルの
状態を検知する検出部と該検出部による検知情報と連動
する複数のロ−ル間隙調整手段の協動により機械的に調
整するものであって、調整するのは生産されると想定さ
れる穀物原料の種類ごとに予め設定されているロ−ル間
隙に適合させる場合であるとする特開平2−第2271
46号公報と特開平2−第258073号公報に開示さ
れた提案もある。
【0003】更に、これらとは異なる視点からロ−ル間
隙の調整をなすものとして、穀物原料の実際の挽砕結果
を利用するものであって、挽砕物を一対のロ−ルの下方
一か所から採取して複数の種類の粒度範囲に篩分け、特
定の粒度範囲に篩分けされた穀物原料の流量と挽砕され
る前の穀物原料の時間当たりの流量とを比較し、比較値
と設定値との差に対応して自動的にロ−ル間隙を調整す
ることを内容とする特表昭62−第502315号公報
と特開昭64−第67263号公報に開示された提案が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した特開昭61−
第42344号公報、実開平1−第77846号公報、
特開平2−第227146号公報と特開平2−第258
073号公報に開示された提案は、いずれも、同一の種
類の穀物原料を挽砕する場合には当該種類用のロ−ル間
隙であれば、挽砕を連続して実行しても、支障なく所定
の挽砕を実行可能であることが前提となっている。
【0005】しかるに、現実の挽砕工程にあっては、一
対のブレ−キロ−ルに連続して供給される穀物原料は同
一の種類であっても含有水分が異なる等性状が均一では
なく、またロ−ル間隙に送給される穀物原料の単位時間
当たりの送給量は、挽砕が実行される間常に一定でない
ばかりでなくロ−ル間隙の全域に等しく送給されない。
このため、たとえ最適に設定されたロ−ル間隙であって
も、挽粉が実行される間、ロ−ル間隙全域の穀物原料に
対して一対のブレ−キロ−ルから一様な剪断作用を受け
ることができない。この結果、挽砕が実行される時間の
経過とともに、剪断作用を受けるロ−ル間隙の位置によ
り挽砕物の粒度が千差万別に変動し、実行性のある粒度
範囲を基準とした挽砕制御ができないものであった。
【0006】一方、特表昭62−第502315号公報
と特開昭64−第67263号公報に開示された提案
は、比較される一方の穀物原料が挽砕される前であるこ
ととも関連して、篩分けを行う機器が従来の一般的な篩
機を利用していることから、ロ−ル機により挽砕されて
から篩機による篩分けがなされて所定の篩情報を得るま
でかなりな時間経過(10分程度)があり、適正でない
ロ−ル間隙により相当量の穀物原料の挽砕が進行してし
まう。
【0007】また、同一種類の穀物原料を挽砕する場合
であっても、含有水分等の性状、流量等が生産途上にお
いて動態的に変動することから、一対のブレ−キロ−ル
の軸方向全長にわたって均等に穀物原料は落流するとは
限らず、また、ブレ−キロ−ルの磨耗状態も均一でない
ので、最適な挽砕状態とすべく設定されたロ−ル間隙に
て挽砕しても、ロ−ル間隙を通過時に穀物原料に作用さ
れる挽砕圧力は、ロ−ル間隙の軸方向全長にわたって一
様でないため均一に挽砕されず、設定されたロ−ル間隙
が目指した適正な篩分けが可能な挽砕状態とならない。
さらに、ロ−ル機稼働時間の経過に伴って顕著となるブ
レ−キロ−ルの磨耗を起因とする剪断作用の低下による
挽砕の変化に関しては何ら考慮されていない。
【0008】本発明は前記した事情に鑑み、穀物原料が
一対のブレ−キロ−ルの軸方向全長にわたって不均一な
性状や流量で供給されても、また、ブレ−キロ−ルの磨
耗状態が進んだ場合に於いても、常に最適な粒度範囲の
挽砕物を後ブレ−キ工程に供給可能なブレ−キロ−ルの
挽砕制御方法とそれに使用する挽砕制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成するた
め、請求項(1)及び請求項(2)の発明が講じた解決
手段は、穀物原料の挽砕状態の早期且つ正確な把握と穀
物原料の性状(銘柄、水分)及びブレ−キロ−ルの磨耗
状態を目標レリ−ズ値の設定に反映し、設定された目標
レリ−ズ値を基準として挽砕をなすものである。
【0010】すなわち、後ブレ−キ工程が挽砕を実行す
る対象となる挽砕物の粒度範囲を基準として目標レリ−
ズ値を算出しておく。そして、ブレ−キロ−ルの磨耗度
合いが挽砕後の挽砕物の粒度に影響する場合には算出さ
れた目標レリ−ズ値を調整して目標レリ−ズ値を設定す
る。また、ある種類、性状、流量等の穀物原料が、一対
のブレ−キロ−ルのロ−ル間隙にて挽砕された直後の時
点で、ロ−ル間隙直下の二箇所で挽砕された穀物原料の
篩情報を素早く捕らえる。そして、最新の挽砕状況を示
す篩情報と設定された目標レリ−ズ値を制御要素とし
て、ロ−ル間隙の調整を介して設定された目標レリ−ズ
値と一致した挽砕を実行可能とすることにより、後ブレ
−キ工程が挽砕を担当する粒度範囲の挽砕物を、確実に
後ブレ−キ工程に供給できるようにしたものである。
【0011】具体的には、請求項(1)の発明にあって
は、挽砕直前に後ブレ−キ工程に供給する粒度範囲に収
まる挽砕物の重量を先ブレ−キ工程が単位時間内に挽砕
をなす間に供給される穀物原料又は先行挽砕物の重量で
除算して目標レリ−ズ値を算出しブレ−キロ−ルの挽砕
経歴と先行挽砕時の電流値からブレ−キロ−ルの磨耗度
合いが挽砕作用に影響し目標レリ−ズ値を設定する要因
となる場合には算出された目標レリ−ズ値を調整して目
標レリ−ズ値を設定する一方、当該要因とならない場合
には算出された目標レリ−ズ値そのままで目標レリ−ズ
値を設定するステップ1を実行し、挽砕直後にロ−ル間
隙の一方側直下と他方側直下にてそれぞれ挽砕物をサン
プリングするステップ2を実行し、つぎに一方側直下と
他方側直下とでそれぞれサンプリングされた挽砕物それ
ぞれの全重量の計量と篩及び一定粒度以上に篩分けされ
た篩重量の計量を順次なすステップ3を実行し、ついで
篩重量をサンプリングされた挽砕物の重量で除算してレ
リ−ズ値を演算し設定された目標レリ−ズ値と比較し一
致しない場合に偏差を把握する手順を一方側直下と他方
側直下とでそれぞれサンプリングされた挽砕物について
なすステップ4を実行し、この後偏差が把握された場合
には、その偏差を解消し演算されたレリ−ズ値が設定さ
れた目標レリ−ズ値と一致するようロ−ル間隙の一方側
と他方側とを個別に調整するステップ5を実行する手順
からなるブレ−キロ−ルの挽砕制御方法としたものであ
る。
【0012】一方、請求項(2)の発明にあっては、一
対のサンプリング用ホッパ−とサンプリングされた挽砕
物が流通可能となして該一対のサンプリング用ホッパ−
の下流側に設けられたサンプリング重量計量器と一定粒
度以上と以下の挽砕物に篩分け可能な仕切り部が備えら
れ該サンプリング重量計量器の下流側に設けられた篩機
と一定粒度以上に篩分けられた挽砕物を流通可能となし
て該篩機の下流側に設けられた篩重量計量器とからなる
レリ−ズ計測機構と、前記サンプリング重量計量器と篩
重量計量器それぞれと通信接続されるとともにブレ−キ
ロ−ルの磨耗度合いにより適宜設定値が変更されて設定
された目標レリ−ズ値がメモリ−され篩重量をサンプリ
ングされた挽砕物の重量で除算してレリ−ズ値を演算し
設定された目標レリ−ズ値からの偏差度を判別する演算
部と該演算部と接続されるとともに多種のロ−ル間隙調
整メニュ−がメモリ−され偏差度に対応するロ−ル間隙
メニュ−を選択してロ−ル間隙調整信号を発信する制御
部とからなるロ−ル間隙調整量算出・伝達機構と、該制
御部と通信接続され受信したロ−ル間隙調整信号から所
要のパルス数を発信するモ−タ側制御部と該モ−タ側制
御部と接続され受信した所要のパルス数だけ動作するサ
−ボ−モ−タと該サ−ボモ−タの出力側と連動連結され
たロ−ル間隙調整力伝達部材を一組とし一定間隔をあけ
て配設された二組からなるロ−ル間隙二点個別調整機構
とから構成された挽砕制御装置としたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項(1)及び請求項(2)の
発明の構成により、挽砕直前に後ブレ−キ工程に供給可
能な挽砕物の粒度範囲を特定し、先ブレ−キ工程で挽砕
を実行する際に供給される穀物原料又は先行挽砕物の単
位時間当たりの重量で挽砕の実行により該粒度範囲に収
まる挽砕物の重量を除算する(該粒度範囲に収まる挽砕
物の比率の決定)ことにより、先ブレ−キ工程と後ブレ
−キ工程にそれぞれ設置されたロ−ル機それぞれの目標
レリ−ズ値を算出する。
【0014】そして、どのような硬さや含有水分の穀物
原料をどれだけの時間挽砕してきたか等のブレ−キロ−
ルの挽砕経歴と、電流値の増加傾向から、一対のブレ−
キロ−ルの磨耗度合いが進展していると判断できる場合
には、一対のブレ−キロ−ルの剪断作用が損なわれてお
り、穀物原料は小さめの粒度に挽砕される傾向が顕著と
なる。
【0015】このような傾向が、先ブレ−キ工程に設置
されたロ−ル機と後ブレ−キ工程に設置されたロ−ル機
それぞれに備えられ挽砕を各工程において実行する一対
のブレ−キロ−ル(以下「挽砕実行上のブレ−キロ−ル
組合」とする。)について生じているか否かを判断す
る。そして、挽砕実行上のブレ−キロ−ル組合を構成す
る両方若しくは一方の一対のブレ−キロ−ルにおいて生
じていれば、目標レリ−ズ値設定の要因となるので、、
当初決定された前記粒度範囲に収まる挽砕物の比率との
乖離が最小となるように調整して、先ブレ−キ工程と後
ブレ−キ工程にそれぞれ設置されたロ−ル機の目標レリ
−ズ値がそれぞれ設定される。
【0016】一方、電流値の増加傾向が認められず挽砕
実行上のブレ−キロ−ル組合が、あまり磨耗していない
と判断される場合には、剪断作用が発揮され、穀物原料
は所定の大きめの粒度に挽砕され算出された目標レリ−
ズ値の変更要因とならない。このため、算出された目標
レリ−ズ値そのままで先ブレ−キ工程と後ブレ−キ工程
に設置されたロ−ル機それぞれの目標レリ−ズ値が設定
される。このようにしてステップ1が実行される。そし
て、前記したように設定された目標レリ−ズ値は、演算
部にメモリ−される。
【0017】つぎに、穀物原料又は先行挽砕物を先ブレ
−キ工程に設置されたロ−ル機に備えられた一対のブレ
−キロ−ルに供給すると、ロ−ル間隙にて所定の剪断作
用を受けて挽砕され落流する。この際に、ステップ2を
実行し、該ロ−ル間隙の一方側直下と他方側直下にて一
定時間落流する挽砕物を一対のサンプリング用ホッパ−
それぞれに収容されサンプリングされる。
【0018】ついで、一対のサンプリング用ホッパ−か
らサンプリングされた挽砕物を、交互にサンプリング重
量計量器、篩機、及び篩重量計量器を順次流通させなが
らステップ3を実行する。すると、ロ−ル間隙の一方側
直下と他方側直下でそれぞれサンプリングされた挽砕物
の全重量の計量、一定粒度以下と以上の篩分け、一定粒
度以上に篩分けられた挽砕物の篩重量の計量が順次実行
される。そして、ロ−ル間隙直下の一方側と他方側それ
ぞれでサンプリングされた挽砕物の全重量、篩重量は演
算部に伝送される。
【0019】つぎに、ステップ4を実行すると、演算部
は、篩重量をサンプリングされた挽砕物の重量で除算し
てロ−ル間隙直下の一方側と他方側それぞれのレリ−ズ
値を演算するとともに設定された目標レリ−ズ値と比較
し一致していない場合には偏差を把握する。
【0020】この後、ステップ5を実行すると、制御部
は、ロ−ル間隙直下の一方側と他方側それぞれの偏差を
解消するに適当なロ−ル間隙調整メニュ−をそれぞれ選
択してロ−ル間隙調整信号を発信する。すると、ロ−ル
間隙二点個別調整機構を構成する各組のモ−タ側制御部
は、該ロ−ル間隙調整信号を受信し所要のパルス数を発
信し、続いて、各組のサ−ボ−モ−タは、所要のパルス
数だけ動作する。このため、係る動作と連動してロ−ル
間隙調整力伝達部材は、一対のブレ−キロ−ルのうちの
一方のブレ−キロ−ルの一方側と他方側の二点それぞれ
に対し独立してロ−ル間隙調整力を作用してロ−ル間隙
の二点が個別に調整される結果、常に、設定された目標
レリ−ズ値の挽砕が実行可能となる。
【0021】前記したステップ2乃至ステップ5を後ブ
レ−キ工程に設置されたロ−ル機についても同様にして
実行すると、挽砕実行上のブレ−キロ−ル組合について
の所定の挽砕をなすための挽砕制御がなされる。
【0022】
【実施例】請求項(1)及び請求項(2)の発明の好適
な実施例を、図面を参照しながら説明する。図1は請求
項(1)の発明の一実施例に係るブレ−キロ−ルの挽砕
制御方法の実行手順のうちステップ1乃至ステップ3を
チャ−ト的に示し、図2は同ブレ−キロ−ルの挽砕制御
の実行手順のうちステップ4乃至ステップ5をチャ−ト
的に示し、図3は請求項(2)の発明の一実施例に係る
挽砕制御装置の構成の一例を模式的に示し、図4はロ−
ル間隙調整量算出・伝達機構を模式的に示し、図5は請
求項(2)の発明の一実施例に係る挽砕制御装置を構成
するレリ−ズ計測機構が組み込まれた挽砕工程の一例を
模式的に示したものである。
【0023】また、図6は横軸に稼働日数を縦軸に歯先
磨耗量をそれぞれとり稼働日数が増加するにつれて2B
Kブレ−キロ−ルの歯先磨耗が進展する状態をグラフ上
に示し、図7は横軸に歯先磨耗量を縦軸に電流増加比を
それぞれとり歯先磨耗量が増加するにつれて2BKロ−
ル機を稼働なさしめる動力が増加する状態をグラフ上に
示し、図8は横軸に稼働日数を縦軸にセモリナ収量をそ
れぞれとり2BKロ−ル機の稼働日数が増加するにつれ
てセモリナ収量が減少する状態をグラフ上に示したもの
である。
【0024】
【表1】
【0025】
【数1】
【0026】図1及び図5に示すように、1BKロ−ル
機4のレリ−ズ値を70%、2BKロ−ル機6のレリ−
ズ値を50%とした挽砕条件を基準とし上下1%の範囲
でレリ−ズ値を変えて挽砕直前において実行された先行
挽砕時のデ−タを纏めた表1を参照して、挽砕実行上の
ブレ−キロ−ル組合を勘案しつつ、後ブレ−キ工程に設
けられた2BKロ−ル機6に供給する挽砕物の粒度範囲
を特定し、数1から、1BKロ−ル機4の為に、例えば
70%の目標レリ−ズ値を算出するのがステップ1aで
ある。
【0027】
【表2】
【0028】尚、表2から2BKロ−ル機6が先ブレ−
キ工程に3BKロ−ル機81が後ブレ−キ工程の立場と
なる場合には、3BKロ−ル機81に供給する挽砕物の
粒度範囲を特定し、2BKロ−ル機6の為に、例えば5
0%の目標レリ−ズ値が算出される。
【0029】つぎに、1BKロ−ル機4、2BKロ−ル
機6にそれぞれ備えられたブレ−キロ−ルの磨耗状態を
判別する必要があるが、一般にブレ−キロ−ルの磨耗は
材質の硬度や目の加工精度により磨耗の進行に差が生じ
るので、磨耗の進行度合いを2区分から3区分に分ける
方策を採る。
【0030】そこで、図7に示すように、歯先磨耗量を
判別対象とし同歯先磨耗量が0mmから0.02mmで
ある間、0.02mmから0.06mmである間、0.
06mm以上てある場合をそれぞれ第一区分、第二区
分、第三区分とする。また、図8に示すように、セモリ
ナ収量(%)を判別対象とし同セモリナ収量(%)の変
化の境となる稼働日数が0から20日間、20日から6
0日間、60日以上をそれぞれ第一区分、第二区分、第
三区分とする。尚、図7と図8にそれぞれ示した第一区
分〜第三区分は勿論、ブレ−キロ−ルの磨耗度合いにお
いて相関関係となるものである。
【0031】そして、2BKロ−ル機6に備えられたブ
レ−キロ−ルが長期間取り替えられず(例えば、図8に
示す稼働日数が60日以上の第三区分である場合)に硬
い穀物原料等を挽砕のため用いられて、図6に示すよう
に歯先磨耗量が増大し、この事実が図7に示すように電
流値増加比が高くなることにより認められる一方、1B
Kロ−ル機4に備えられたブレ−キロ−ルが新しいブレ
−キロ−ルに取り替えてから20日未満(図8に示す第
一区分である場合)であって殆ど磨耗が生じていない場
合には、1BKロ−ル機4に備えられたブレ−キロ−ル
は新しく2BKロ−ル機6に備えられたブレ−キロ−ル
は古い挽砕実行上のブレ−キロ−ル組合(以下「挽砕実
行上のAブレ−キロ−ル組合」とする。)となる。
【0032】また、1BKロ−ル機4と2BKロ−ル機
6それぞれに備えられたブレ−キロ−ルの磨耗状態が前
記したと逆であれば、1BKロ−ル機4に備えられたブ
レ−キロ−ルは古く2BKロ−ル機6に備えられたブレ
−キロ−ルは新しい挽砕実行上のブレ−キロ−ル組合
(以下「挽砕実行上のBブレ−キロ−ル組合」とす
る。)となる。
【0033】さらに、1BKロ−ル機6と2BKロ−ル
機4に備えられたブレ−キロ−ルが共に図6及び図7に
示す磨耗状態にある場合には古い挽砕実行上のブレ−キ
ロ−ル組合(以下「挽砕実行上のCブレ−キロ−ル組
合」とする。)となり、共に取り替えられてから日が浅
く図6及び図7に示すような磨耗状態にない場合には新
しい挽砕実行上のブレ−キロ−ル組合(以下「挽砕実行
上のDブレ−キロ−ル組合」とする。)となる。
【0034】
【表3】
【0035】前記した挽砕実行上のAブレ−キロ−ル組
合乃至挽砕実行上のDブレ−キロ−ル組合にて、前記し
た表3から、算出されたレリ−ズ値そのままで挽砕した
場合より平均偏差が小さく当初決定された粒度範囲に収
まる挽砕物の比率との乖離が最小となさしめることがで
き、目標レリ−ズ値を設定する要因としてブレ−キロ−
ルの磨耗度合いを考慮すべきか否かが判断されるのが図
1に示すステップ1bである。
【0036】そして、目標レリ−ズ値の設定要因となる
挽砕実行上のAブレ−キロ−ル組合と挽砕実行上のCブ
レ−キロ−ル組合にあっては算出された目標レリ−ズ値
70%を69%に調整し、目標レリ−ズ値の設定要因と
ならない挽砕実行上のBブレ−キロ−ル組合と挽砕実行
上のDブレ−キロ−ル組合にあっては算出された目標レ
リ−ズ値70%をそのまま維持してそれぞれ目標レリ−
ズ値が設定されるのが図1に示すステップ1cである。
図1に示すように、前記したステップ1a乃至ステップ
1cが順次実行されるのがステップ1である。
【0037】図3に示すように、3は、採取口が1BK
ロ−ル機4の一対のブレ−キロ−ル5のロ−ル間隙7の
一方側7A直下に設けられ図示を省略したカットゲ−ト
の開動作によりロ−ル間隙7の一方側7Aで挽砕された
挽砕物のサンプルが受入れ側に流入可能となして設けら
れるとともに払出し側にゲ−ト開閉用シリンダ−9と連
動連結された流通管11が設けられた一側サンプリング
用ホッパ−である。
【0038】また、13は、採取口が該ロ−ル間隙7の
他方側7B直下に設けられた図示を省略したカットゲ−
トの開動作により、ロ−ル間隙7の他方側7Bで挽砕さ
れた挽砕物のサンプルが受入れ側に流入可能となして設
けられるとともに、払出し側にゲ−ト開閉用シリンダ−
15と連動連結された流通管17が設けられた他側サン
プリング用ホッパ−である。
【0039】図1及び図3に示すように、ロ−ル間隙7
にて挽砕され全域から落流する挽砕物を、ロ−ル間隙7
の一方側7A直下と他方側7B直下それぞれに設けられ
たカットゲ−トを開動作させれば、一側サンプリング用
ホッパ−3にはロ−ル間隙7の一方側7Aで挽砕された
挽砕物のサンプルが他側サンプリング用ホッパ−13に
はロ−ル間隙7の他方側7Bで挽砕された挽砕物のサン
プルがそれぞれ受入れられることにより所定のサンプリ
ングをなすのがステップ2である。
【0040】図3に示すように、19は、サンプリング
された挽砕物を計量のため一時的に貯蔵する一定容量の
計量槽21と、該計量槽21の外側に重量感受可能に付
設されるとともに後述する演算部51と通信接続なさし
めたロ−ドセル23とからなるサンプリング重量計量器
である。
【0041】尚、該サンプリング重量計量器19の付帯
設備として、該計量槽21の受入れ側には上流側が前記
流通管11、17と交互に連通可能な二股流入管25が
設けられ、払出し側の落流口21Aにチェ−ン27を介
してモ−タ−29と連動連結されたフィ−ドロ−ル31
が設けられている。このような構成と付帯設備を備えた
サンプリング重量計量器19が、前記一側サンプリング
用ホッパ−3と他側サンプリング用ホッパ−13の下流
側に設けられている。
【0042】33は、一定粒度以上と以下の挽砕物に篩
分け可能な仕切り部35が備えられ計量後のサンプリン
グされた挽砕物を受入れ可能なようにサンプリング重量
計量器19の下流側に設けられた篩機である。
【0043】37は、サンプリングされた挽砕物のうち
仕切り部35を通過せずオ−バ−し一定粒度以上に篩分
けられた挽砕物を計量のため一時的に貯蔵する計量槽3
9と、該計量槽39の外側に重量感受可能となして付設
されるとともに後述する演算部51と通信接続されたロ
−ドセル41とからなる篩重量計量器である。
【0044】尚、該篩重量計量器37の付帯設備として
該計量槽39の払出し側の落流口39Aにチェ−ン43
を介してモ−タ−45と連動連結されたフィ−ドロ−ル
47が設けられている。そして、このような構成と付帯
設備を備えた篩重量計量器37は、前記篩機33の下流
側に一定粒度以上の挽砕物が流通可能にようにして設け
られている。
【0045】図1及び図3に示すように、ゲ−ト開閉用
シリンダ−9の動作により、一側サンプリング用ホッパ
−3に受入れられた挽砕物を払出して計量槽21に導い
た後にロ−ドセル23がなす計量動作を利用したサンプ
リング重量計量器19によるサンプリングされた挽砕物
の重量の計量と、モ−タ−29の駆動によるフィ−ドロ
−ル31の動作により計量槽21から当該挽砕物を払出
して篩機33に導き仕切り部35で一定粒度以上と以下
に篩分けるのと、一定粒度以上の挽砕物を計量槽39に
導きロ−ドセル41がなす計量動作を利用した篩重量計
量器37によるサンプリングされた挽砕物のうち一定粒
度以上に篩分けられた挽砕物の篩重量の計量とを順次な
すとともに、他側サンプリング用ホッパ−13に受入れ
られた挽砕物についても同様な手順にて計量等をなすの
がステップ3である。
【0046】図3に示すように、前記一側サンプリング
用ホッパ−3と、他側サンプリング用ホッパ−13と、
サンプリング重量計量器19と、篩機33と、篩重量計
量器37とからレリ−ズ計測機構49が構成されてい
る。
【0047】図3及び図4に示すように、51は、サン
プリング重量計量器19を構成するロ−ドセル23と、
篩重量計量器37を構成するロ−ドセル41それぞれと
個別に通信接続されてロ−ル間隙7の一方側7Aと他方
側7Bでそれぞれ挽砕されサンプリングされた挽砕物の
重量値と一定粒度以上に篩分けられた後の篩重量値に関
するデ−タが伝送可能とされるとともに設定された目標
レリ−ズ値がメモリ−された演算部である。
【0048】
【数2】
【0049】そして、図2及び図3に示すように、該演
算部51に伝送されたロ−ル間隙7の一方側7Aと他方
側7Bでそれぞれ挽砕されサンプリングされた挽砕物の
重量値と一定粒度以上に篩分けられた後の篩重量値に関
するデ−タを用いて数2に示す演算式からレリ−ズ値を
演算し、該レリ−ズ値と設定された目標レリ−ズ値との
偏差を把握する(本実施例では、レリ−ズ値が目標レリ
−ズ値より大きめに偏差した場合における偏差率+1%
から+1%刻みで段階的に偏差率+8%までの把握と、
レリ−ズ値が目標レリ−ズ値より小さめに偏差した場合
における偏差率−1%から−1%刻みで偏差率−8%ま
での把握がなされる。)のがステップ4である。
【0050】53は、該演算部51と接続された制御部
であって、把握された偏差の偏差度に応じて偏差を解消
するに必要な信号が発信できる多種のロ−ル間隙調整メ
ニュ−(前記した偏差率+1%乃至偏差率+8%にそれ
ぞれ対応する八種のロ−ル間隙調整メニュ−(+1ロ−
ル間隙調整メニュ−乃至+8ロ−ル間隙調整メニュ−)
と、前記した偏差率−1%乃至偏差率−8%にそれぞれ
対応する八種のロ−ル間隙調整メニュ−(−1ロ−ル間
隙調整メニュ−乃至−8ロ−ル間隙調整メニュ−)がメ
モリ−され、各ロ−ル間隙調整メニュ−にはそれそれ偏
差率をゼロとするのに必要なロ−ル間隙調整信号が発信
可能となされている。
【0051】図3及び図4に示すように、該演算部51
と該制御部53とから本実施例に係るロ−ル間隙調整量
算出・伝達機構55が構成されている。
【0052】図3に示すように、57はモ−タ側制御部
であって、入力側が前記制御部53と接続され受信した
ロ−ル間隙調整信号に相当する所要のパルス数を発信す
る一例であるACサ−ボコントロ−ラ−59と、入力側
が該ACサ−ボコントロ−ラ−59の出力側と接続され
受信したパルス数に応じて後述するサ−ボモ−タ63の
回動を直接制御するACサ−ボドライバ−61とから構
成されている。
【0053】63は、入力側がACサ−ボドライバ−6
1と接続され出力側にロッド65が突設され該ACサ−
ボドライバ−61の回動制御の下で適宜な回動数だけ回
動動作するサ−ボモ−タである。また、67は、該ロッ
ド65と連動連結されるとともに先端部67aがスイン
グア−ム69と連結されたボ−ル螺子状のロ−ル間隙調
整力伝達部材である。
【0054】図3に示すように、該モ−タ側制御部57
と、ACサ−ボモ−タ63と、ロ−ル間隙調整力伝達部
材67を一組としロ−ル間隙の調整をなすブレ−キロ−
ル5の一方側5Aと他方側5B間と略同間隔をあけて配
設された二組からロ−ル間隙二点個別調整機構71が構
成されている。
【0055】そして、図2及び図3に示すように、制御
部53により、前記した演算部51が把握した偏差に対
応するロ−ル間隙調整メニュ−が選択され、偏差を解消
し目標レリ−ズ値と一致させるに適合する対応するロ−
ル間隙調整信号が発信され、該ロ−ル間隙調整信号を受
信したモ−タ側制御部57が発信する所要のパルス数に
基づいてACサ−ボモ−タ63とロ−ル間隙調整力伝達
部材67が順次所要の動作をなし、ブレ−キロ−ル5の
一方側5Aと他方側5Bとを個別に必要な調整力を作用
なさしめてロ−ル間隙7の一方側7Aと他方側7Bとを
個別に調整するのがステップ5である。
【0056】図1及び図2に示すように、前記したステ
ップ1、ステップ2、ステップ3、ステップ4、ステッ
プ5を順次実行する手順から請求項(1)の発明の一実
施例に係るブレ−キロ−ルの挽砕制御方法が構成されて
いる。
【0057】また、図3に示すように、前記したレリ−
ズ計測機構49と、ロ−ル間隙調整量算出・伝達機構5
5と、ロ−ル間隙二点個別調整機構71とから請求項
(2)の発明の一実施例に係る挽砕制御装置1が構成さ
れている。
【0058】つぎに請求項(1)の発明と請求項(2)
の発明の一実施例の実施の形態について説明する。図9
は横軸にレリ−ズ値(%)を縦軸にpass(%)をそ
れぞれとりブレ−キロ−ルの磨耗を勘案した1BKロ−
ル機での挽砕後の挽砕物の挽砕粒度の分布をグラフ上に
示し、図10は横軸に稼働日数を縦軸にpass(%)
をそれぞれとり2BKロ−ル機での挽砕後の挽砕物の挽
砕粒度の分布と送給先をグラフ上に示し、図11は横軸
にハンドル回転数を縦軸にレリ−ズ値をそれぞれとり1
BKロ−ル機のハンドル操作とレリ−ズ値の変化をグラ
フ上に示したものである。
【0059】
【表4】
【0060】
【数3】
【0061】挽砕直前に、挽砕直前において実行された
先行挽砕結果を示す表4を参照して図1に示すステップ
1aを実行すると、数3から、穀物原料を挽砕すべく先
工程に配置された1BKロ−ル機4の目標レリ−ズ値と
して70%が算出される。
【0062】
【表5】
【0063】つぎに、ステップ1bとステップ1cを順
次実行すると、表5から、1BKロ−ル機4と2BKロ
−ル機6による挽砕の実行が、挽砕実行上のAブレ−キ
ロ−ル組合又は挽砕実行上のCブレ−キロ−ル組合によ
りなされる場合には算出された目標レリ−ズ値70%が
69%に調整され、挽砕実行上のBブレ−キロ−ル組合
又は挽砕実行上のDブレ−キロ−ル組合によりなされる
場合には算出された目標レリ−ズ値がそのまま維持され
てそれぞれ目標レリ−ズ値が設定される。
【0064】つぎに、図3及び図5に示すように、1B
Kロ−ル機4を稼働させて所定の挽砕をなすと、一対の
ブレ−キロ−ル5のロ−ル間隙7から挽砕物が落流する
が、この際に、図示を省略したカットゲ−トを一定時間
だけ開動作をなし図1に示すようにステップ2を実行す
る。すると、図3に示すように、ロ−ル間隙7の一方側
7Aから落流した挽砕物は一側サンプリング用ホッパ−
3に、ロ−ル間隙の他方側7Bから落流した挽砕物は他
側サンプリング用ホッパ−13にそれぞれ一定時間流入
してサンプリングされる。
【0065】ついで、図3に示すように、ゲ−ト開閉用
シリンダ−9を開動作させると、一側サンプリング用ホ
ッパ−3内のサンプリングされた挽砕物は、流通管11
内と二股流入管25内を順次落流してサンプリング重量
計量器19を構成する計量槽21に流入する。すると、
ロ−ドセル23は、ロ−ル間隙7の一方側7A直下でサ
ンプリングされた挽砕物の重量を計量するとともに、そ
のデ−タは演算部51に伝送される。
【0066】つぎに、モ−タ−29を動作させてチェ−
ン27を一側に回動させフィ−ドロ−ル31を供給動作
させると、計量槽21内のサンプリングされた挽砕物
は、篩機33に流入して該篩機33に設けられた仕切り
部35により一定粒度以上と以下の粒度とに篩分けら
れ、一定粒度以上に篩分けされた挽砕物は、落流して篩
重量計量器37を構成する計量槽39内に流入する。
【0067】すると、ロ−ドセル41は、ロ−ル間隙7
の一方側7A直下でサンプリングされた挽砕物のうち一
定粒度以上の挽砕物の篩重量を計量するとともに、その
デ−タは演算部51に伝送される。
【0068】一方、ゲ−ト開閉用シリンダ−15を開動
作させると、他側サンプリング用ホッパ−13から落流
した後、前記したと同様にしてサンプリング重量計量器
19、篩器33、篩重量計量器37を順次経由して、ロ
−ル間隙7の他方側7B直下でサンプリングされた挽砕
物の重量、篩重量がそれぞれ計量される。また、それぞ
れの計量値に係るデ−タは演算部51に伝送される。以
上のようにして、図1に示すようにステップ3が実行さ
れる。
【0069】
【数4】
【0070】つぎに、図2に示すステップ4Aを実行す
ると、演算部51により、ロ−ル間隙7の一方側7A直
下でサンプリングされた挽砕物の重量値と篩重量値に関
するデ−タを用いる数4からレリ−ズ値が演算されると
ともに設定された目標レリ−ズ値と比較される。そし
て、演算されたレリ−ズ値と設定された目標レリ−ズ値
が共に69%であって一致している場合には偏差は把握
されないので、これ以降演算部51は動作しない。
【0071】一方、演算されたレリ−ス値が設定された
目標レリ−ズ値69%と不一致であって、演算されたレ
リ−ズ値が設定された目標レリ−ズ値より大きい場合に
は演算部51はプラス側の偏差(例えば、演算されたレ
リ−ズ値が72%であって偏差率+3%となる場合)
を、小さい場合には演算部51はマイナス側の偏差(例
えば、演算されたレリ−ズ値が64%であって偏差率−
5%となる場合)をそれぞれ把握する。
【0072】また、図2に示すステップ4Bを実行する
と、演算部51により、ロ−ル間隙7の他方側直下7B
でサンプリングされた挽砕物に係る重量値と篩重量値に
関するデ−タを用い、前記したと同様の動作をなして、
偏差なし、プラス側の偏差、又はマイナス側の偏差を適
宜把握する。
【0073】図2に示すように、このようなロ−ル間隙
7の一方側7A直下でサンプリングされた挽砕物に対す
る前記したステップ4A、他方側7B直下でサンプリン
グされた挽砕物に対する前記したステップ4Bがそれぞ
れ個別になされてステップ4が実行される。
【0074】つぎに、図2に示すように、ステップ5A
を実行すると、演算部51により偏差が把握されない場
合には、1BKロ−ル機4の一対のブレ−キロ−ル5の
ロ−ル間隙7の一方側7Aはそのまま維持される。
【0075】一方、図4に示すように、演算部51によ
り偏差が把握され、把握された偏差がプラス側の偏差で
あって例えば偏差率+3%である場合には、制御部53
は、偏差率+3%を解消して設定された目標レリ−ズ値
69%と一致なさしめるに適合する+3ロ−ル間隙調整
メニュ−を選択するとともに+3ロ−ル間隙調整信号を
発信する。また、演算部により把握された偏差がマイナ
ス側の偏差であって例えば偏差率−5%である場合に
は、制御部53は、偏差率−5%を解消して設定された
目標レリ−ズ値69%と一致なさしめるに適合する−5
ロ−ル間隙調整メニュ−を選択するとともに−5ロ−ル
間隙調整信号を発信する。
【0076】この後、一方の組のモ−タ側制御部57を
構成するACサ−ボコントロ−ラ59が、制御部53か
ら+3ロ−ル間隙調整信号を受信した場合には、ロ−ル
間隙7の一方側7Aを相当分だけ狭める動作をなすに必
要なパルス数(以下「+3段階パルス数」とする。)
を、制御部53から−5ロ−ル間隙調整信号を受信した
場合には、ロ−ル間隙7の一方側7Aを相当分だけ広げ
る動作をなすに必要なパルス数(以下「−5段階パルス
数」とする。)をそれぞれ発信する。
【0077】すると、ACサ−ボドライバ−61が+3
段階パルス数を受信した場合には、サ−ボモ−タ63
は、一側に相応する回転数だけ回動動作するとともにロ
−ル間隙調整力伝達部材67は一方向(図3に示す矢印
73方向)に相応する距離だけ移動する。係る移動によ
り、スイングア−ム69は、支点79を介して、一のブ
レ−キロ−ル5の一方側5A外周に押圧力を作用させつ
つ、反時計方向(図3に示す矢印77方向)に回動する
ため、図示を省略したハンドルは、図11に示すように
所定回数回動する。この結果、ロ−ル間隙7の一方側7
Aは、相当分だけ狭められる。
【0078】一方、ACサ−ボドライバ−61が−5段
階パルス数を受信した場合には、サ−ボモ−タ63は、
他側に相応する回転数だけ回動動作するとともにロ−ル
間隙調整力伝達部材67は他方向(図3に示す矢印81
方向)に相応する距離だけ移動する。係る移動により、
スイングア−ム69は、支点79を介して、一のブレ−
キロ−ル5の一方側5A外周に引張力を作用させつつ、
時計方向(図3に示す矢印83方向)に回動するため、
図示を省略したハンドルは、図11に示すように所定回
数回動する。この結果、ロ−ル間隙7の一方側7Aは、
相当分だけ広げられる。
【0079】そして、一対のブレ−キロ−ル5のロ−ル
間隙7の一方側7Aの直下でサンプリングされた挽砕物
に係る演算されたレリ−ズ値と設定された目標レリ−ズ
値の比較による偏差の有無と程度に応じて、ロ−ル間隙
二点個別調整機構71を構成する一方の組のモ−タ側制
御部57とACサ−ボモ−タ63とロ−ル間隙調整力伝
達部材67の前記した連係動作により、前記したロ−ル
間隙7の一方側7Aをそのまま維持、相当分だけ狭める
側への変更、相当分だけ広げる側への変更をなすことに
より、ロ−ル間隙7の一方側7Aの調整がされるのであ
る。
【0080】一方、図2に示すように、ステップ5Bを
実行すると、一対のブレ−キロ−ル5のロ−ル間隙7の
他方側7B直下でサンプリングされた挽砕物に係る演算
されたレリ−ズ値と設定された目標レリ−ズ値の比較に
よる偏差の有無と程度に応じて、ロ−ル間隙二点個別調
整機構71を構成する他方の組のモ−タ側制御部57と
ACサ−ボモ−タ63とロ−ル間隙調整力伝達部材67
の前記したステップ5Aと同様の連係動作により、前記
したロ−ル間隙7の他方側7Bをそのまま維持、狭める
側への変更、広げる側への変更をなすことにより、ロ−
ル間隙7の他方側7Bの調整がされるのである。
【0081】図2に示すように、このようなステップ5
Aとステップ5Bをそれぞれ実行してロ−ル間隙7の一
方側7Aと他方側7Bとが個別に調整がされるステップ
5が実行されると、1BKロ−ル機4は、設定された目
標レリ−ズ値69%の挽砕をなし、後ブレ−キ工程に設
けられた2BKロ−ル機6に対して、設定通りの粒度範
囲の挽砕物を送給可能とする穀物原料の挽砕制御が可能
となるものである。
【0082】尚、図3及び図5に示すように、1BKロ
−ル機4により挽砕された挽砕物は、図9に示す挽砕粒
度の分布となり、前記したレリ−ズ計測機構49を通過
した後、1GKシフタ−73で篩分けられ、粒度に応じ
て2BKロ−ル機6、Pピュリファイヤ−75、Mミド
リングロ−ル77、F製品(粉)に分配される。
【0083】
【数5】
【0084】また、2BKロ−ル機6が先ブレ−キ工程
に3BKロ−ル機81が後ブレ−キ工程の立場となる場
合にステップ1aを実行すると、ブレ−キ工程を構成す
る各段の当初設定された挽砕を担当する挽砕物の粒度範
囲から、1BKロ−ル機4の為の目標レリ−ズ値が70
%に算出されたのと対応し、数5から2BKロ−ルの為
に50%の目標レリ−ズ値が算出される。
【0085】つぎに、挽砕実行上のAブレ−キロ−ル組
合乃至挽砕実行上のDブレ−キロ−ル組合とも関連して
前記したと同様にしてステップ1bとステップ1cを順
次実行すると調整された目標レリ−ズ値51%、又は算
出された目標レリ−ズ値50%と同値の目標レリ−ズ値
が設定される。
【0086】この後、前記したステップ2乃至ステップ
5を順次実行すると、2BKロ−ル機6は設定された目
標レリ−ズ値の挽砕をなし、後ブレ−キ工程の3BKロ
−ル機81に対して、設定通りの粒度範囲の挽砕物を送
給可能とする穀物原料の挽砕制御が可能となる。
【0087】尚、図5及び図10に示すように、2BK
ロ−ル機6により挽砕された挽砕物は、2Gシフタ−7
9で篩分けられ、3BKロ−ル機81、Pピュリファイ
ヤ−83、Mミドリングロ−ル85、F製品(粉)に分
配される。
【0088】
【発明の効果】本発明は以上詳細に説明したごとく構成
されているので、つぎに示すような優れた効果を発揮す
るものである。本発明に係る挽砕制御方法とそれに使用
される挽砕制御装置により、先ブレ−キ工程に設けられ
たロ−ル機と後ブレ−キ工程に設けられたロ−ル機それ
ぞれの一対のブレ−キロ−ルのロ−ル間隙の軸方向を正
確に調整することができ、係る調整を介して、挽砕変動
要因となる後ブレ−キ工程に送給する挽砕物の粒度範囲
を支配するレリ−ズ値を、挽砕工程設計の通りに合理的
に制御することができる。係る著効から、挽砕を実行す
る間に不均一な性状の穀物原料がロ−ル機に供給されて
も、ロ−ル機に備えられた一対のブレ−キロ−ルの軸方
向全長にわたって不均一な流量で送給されて挽砕されて
も、さらに、先ブレ−キ工程に設けられたロ−ル機と後
ブレ−キ工程に設けられたロ−ル機それぞれのブレ−キ
ロ−ル一方又は両方の磨耗状態が進んで挽砕能力が漸次
低下する等、およそロ−ル機による穀物原料又は挽砕物
の挽砕をなす際に生じるいかなる障害があっても、穀物
原料又は挽砕物を、先ブレ−キ工程側のロ−ル機から後
ブレ−キ工程側のロ−ル機に、後ブレ−キ工程側のロ−
ル機が挽砕を担当するに適合する粒度範囲の挽砕物を常
時安定して送給することができる。このため、多段のブ
レ−キ工程全体が、スム−ズ且つ高効率の挽砕能力が発
揮され、セモリナ収量を最大限に得られる収益の高い挽
砕を常時実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項(1)の発明の一実施例に係るブレ−キ
ロ−ルの挽砕制御方法の実行手順のうちステップ1乃至
ステップ3を示したフロ−チャ−トである。
【図2】同ブレ−キロ−ルの挽砕制御方法の実行手順の
うちステップ4乃至ステップ5を示したフロ−チャ−ト
である。
【図3】請求項(2)の発明の一実施例に係る挽砕制御
装置の構成を示した模式図である。
【図4】ロ−ル間隙調整量算出・伝達機構を示した模式
図である。
【図5】請求項(2)の発明の一実施例に係る挽砕制御
装置を構成するレリ−ズ計測機構が組み込まれた挽砕工
程の一例を示した模式図である。
【図6】横軸に稼働日数を縦軸に歯先磨耗量をそれぞれ
とり稼働日数が増加するにつれて2BKブレ−キロ−ル
の歯先磨耗が進展する状態を示したグラフである。
【図7】横軸に歯先磨耗量を縦軸に電流増加比をそれぞ
れとり歯先磨耗量が増加するにつれて2BKロ−ル機を
稼働なさしめる動力が増加する状態を示したグラフであ
る。
【図8】横軸に稼働日数を縦軸にセモリナ収量をそれぞ
れとり2BKロ−ル機の稼働日数が増加するにつれてセ
モリナ収量が減少する状態を示したグラフである。
【図9】横軸にレリ−ズ値(%)を縦軸にpass
(%)をそれぞれとりブレ−キロ−ルの磨耗を勘案した
1BKロ−ル機での挽砕後の挽砕物の挽砕粒度の分布を
示したグラフである。
【図10】横軸に稼働日数を縦軸にpass(%)をそ
れぞれとり2BKロ−ル機での挽砕後の挽砕物の挽砕粒
度の分布を示したグラフである。
【図11】横軸にハンドル回転数を縦軸にレリ−ズ値
(%)をそれぞれとり1BKロ−ル機のハンドル操作と
レリ−ズ値の変化との相関関係を示したグラフである。
【符号の説明】
1 請求項(2)の発明の一実施例に係る挽砕制御装
置 3 一側サンプリング用ホッパ− 4 1BKロ−ル機 6 2BKロ−ル機 13 他側サンプリング用ホッパ− 19 サンプリング重量計量器 23 ロ−ドセル 33 篩機 37 篩重量計量器 41 ロ−ドセル 49 レリ−ズ計測機構 51 演算部 53 制御部 55 ロ−ル間隙調整量算出・伝達機構 63 サ−ボモ−タ 67 ロ−ル間隙調整力伝達部材 71 ロ−ル間隙二点個別調整機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挽砕直前に後ブレ−キ工程に供給する粒
    度範囲に収まる挽砕物の重量を先ブレ−キ工程が単位時
    間内に挽砕をなす間に供給される穀物原料又は先行挽砕
    物の重量で除算して目標レリ−ズ値を算出し、ブレ−キ
    ロ−ルの挽砕経歴と先行挽砕時の電流値からブレ−キロ
    −ルの磨耗度合いが挽砕作用に影響し目標レリ−ズ値を
    設定する要因となる場合には算出された目標レリ−ズ値
    を調整して目標レリ−ズ値を設定する一方、当該要因と
    ならない場合には算出された目標レリ−ズ値そのままで
    目標レリ−ズ値を設定するステップ1を実行し、 挽粉直後にロ−ル間隙の一方側直下と他方側直下にてそ
    れぞれ挽粉物をサンプリングするステップ2を実行し、 つぎに一方側直下と他方側直下とでそれぞれサンプリン
    グされた挽砕物それぞれの重量の計量と篩及び一定粒度
    以上に篩分けされた篩重量の計量を順次なすステップ3
    を実行し、 ついで篩重量をサンプリングされた挽砕物の重量で除算
    してレリ−ズ値を演算し設定された目標レリ−ズ値と比
    較し一致しない場合に偏差を把握する手順を一方側直下
    と他方側直下とでそれぞれサンプリングされた挽砕物に
    ついてなすステップ4を実行し、 この後偏差が把握された場合には、該偏差を解消し演算
    されたレリ−ズ値が設定された目標レリ−ズ値と一致す
    るようロ−ル間隙の一方側と他方側とを個別に調整する
    ステップ5を実行する手順からなるブレ−キロ−ルの挽
    砕制御方法。
  2. 【請求項2】 一対のサンプリング用ホッパ−と、サン
    プリングされた挽砕物が流通可能となして該一対のサン
    プリング用ホッパ−の下流側に設けられたサンプリング
    重量計量器と、一定粒度以上と以下の挽砕物に篩分け可
    能な仕切り部が備えられ該サンプリング重量計量器の下
    流側に設けられた篩機と、一定粒度以上に篩分けられた
    挽砕物を流通可能となして該篩機の下流側に設けられた
    篩重量計量器とからなるレリ−ズ計測機構と、 前記サンプリング重量計量器と篩重量計量器それぞれと
    通信接続されるとともにブレ−キロ−ルの磨耗度合いに
    より適宜設定値が変更されて設定された目標レリ−ズ値
    がメモリ−され篩重量をサンプリングされた挽砕物の重
    量で除算してレリ−ズ値を演算し設定された目標レリ−
    ズ値からの偏差度を判別する演算部と、該演算部と接続
    されるとともに多種のロ−ル間隙調整メニュ−がメモリ
    −され偏差度に対応するロ−ル間隙移動メニュ−を選択
    してロ−ル間隙調整信号を発信する制御部とからなるロ
    −ル間隙調整量算出・伝達機構と、 該制御部と通信接続され受信したロ−ル間隙調整信号か
    ら所要のパルス数を発信するモ−タ側制御部と、該モ−
    タ側制御部と接続され受信した所要のパルス数だけ動作
    するサ−ボモ−タと、該サ−ボ−モ−タの出力側と連動
    連結されたロ−ル間隙調整力伝達部材を一組とし一定間
    隔をあけて配設された二組からなるロ−ル間隙二点個別
    調整機構と、 から構成された挽砕制御装置。
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