JPH10314599A - 光触媒被覆金属板およびその製造方法 - Google Patents

光触媒被覆金属板およびその製造方法

Info

Publication number
JPH10314599A
JPH10314599A JP9144677A JP14467797A JPH10314599A JP H10314599 A JPH10314599 A JP H10314599A JP 9144677 A JP9144677 A JP 9144677A JP 14467797 A JP14467797 A JP 14467797A JP H10314599 A JPH10314599 A JP H10314599A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photocatalyst
metal plate
coated metal
solution
powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9144677A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3372451B2 (ja
Inventor
Setsuko Koura
節子 小浦
Kenji Sakado
健二 坂戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
Priority to JP14467797A priority Critical patent/JP3372451B2/ja
Publication of JPH10314599A publication Critical patent/JPH10314599A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3372451B2 publication Critical patent/JP3372451B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 触媒作用を損なうことなく光触媒粉末を均一
に担持させた光触媒分散金属板およびその製造方法を提
供する。 【解決手段】 光触媒粉末の分散されたゼオライト膜を
金属板表面に形成する。この光触媒被覆金属板は(1)
アルミニウムアルコキシド、(2)アルコキシシラン、
(3)アルカリ金属および/またはアルカリ土類金属の
アルコキシド、(4)アミン類および(5)水を有機溶
媒に溶解した溶液に光触媒粉末を分散させるか、または
光触媒粉末を添加する代わりにチタン化合物を分散させ
ることによりコ−ティング液を調製して、このコ−ティ
ング液を金属板に塗布した後、加熱することにより形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、触媒作用を損なうこと
なく光触媒粉末を均一に担持させた光触媒分散金属板お
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】バンドギャップ以上のエネルギ−を有する
波長の光を照射した場合、光励起により伝導帯に電子が
生じ、価電子帯には正孔が生じる物質は、正孔が強い酸
化力を有するので、従来より光触媒として用いられ、有
機物や水の分解などに使用されている。このような物質
としては、TiO2、ZnO、ZrO2、WO3、Fe2
3、FeTiO3、SrTiO3などがあるが、光触媒と
して利用する場合は粉末にして使用している。
【0003】この粉末のものは、そのままでも使用可能
であるが、取り扱いや回収が困難であるばかりでなく、
流出や飛散による損失もあるので、通常、基体に担持さ
せて使用している。この担持方法とては、(A)粉末を
合成樹脂と混合して、シ−ト状やパネル状に成形する方
法、(B)粉末を接着剤でシ−ト材やパネル材の表面に
付着させる方法、(C)粉末を基体表面に散布して、4
00℃以上に加熱することにより焼結し、基体に接着さ
せる方法、(D)400℃以上に加熱した基体に加熱分
解により光触媒となる物質の粉末を吹き付けて、接着す
る方法、(E)特定のフッ素系ポリマ−やシリコ−ン系
ポリマ−で粉末を基体に接着する方法などがある。
【0004】しかし、これらの方法では、光触媒粉末を
担持する樹脂や基体が光触媒粉末と分解対象成分との接
触を促進したり、光触媒粉末周囲の分解対象成分濃度を
高めたりするものでないため、分解対象成分の分解は分
解対象成分が光触媒粉末と接触したときにしか起こらな
い。このため、臭気や排ガスのように分解対象成分濃度
の低いガスの脱臭や脱NOx、脱SOxの触媒に使用する
と、分解能率が劣るという問題があった。
【0005】そこで、光触媒粉末を活性炭やゼオライト
のような吸着剤とともに難分解性バインダ−で基体に担
持させて、ガス中の分解対象成分を積極的に集めること
により分解能率を高める方法が提案されている。しか
し、この方法は光触媒と吸着剤とを均一に分散させるこ
とが難しく、また、両者がバインダ−で覆われ、触媒作
用や吸着作用が著しく低下してしまうという問題があっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、バインダ−
を使用せずに光触媒と吸着剤を基体に担持させた光触媒
分散金属板およびその製造方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、光
触媒粉末の分散されたゼオライト膜が表面に形成された
光触媒被覆金属板であり、第2発明は光触媒粉末の分散
されたゼオライト膜と金属板との間に光触媒粉末を含有
しないゼオライト膜が設けられている光触媒被覆金属板
である。
【0008】また、第3発明は、(1)アルミニウムア
ルコキシド、(2)アルコキシシラン、(3)アルカリ
金属および/またはアルカリ土類金属のアルコキシド、
(4)アミン類および(5)水を有機溶媒に溶解した溶
液に光触媒粉末を分散させることによりコ−ティング液
を調製して、このコ−ティング液を前処理の施された金
属板に塗布した後、加熱することを特徴とする光触媒被
覆金属板の製造方法であり、第4発明は第3発明の製造
方法において、コ−ティング液を溶液のアルコキシシラ
ンをテトラアルコキシシランにして、溶液にさらに下記
一般式(A)または(B)で示されるオルガノアルコキ
シシランを添加したものにすることを特徴とする製造方
法である。
【化学式2】 X:ビニル基、エポキシ基、アミノ基、メタクリロキシ
基、メルカプト基、 R:アルキル基
【0009】さらに、第5発明は、第3発明の製造方法
において、コ−ティング液を、溶液に光触媒粉末を分散
させる代わりに有機チタン化合物を分散させたものにす
ることを特徴とする製造方法であり、第6発明は第4発
明の製造方法において、コ−ティング液を、溶液に光触
媒粉末を分散させる代わりに有機チタン化合物を分散さ
せたものにすることを特徴とする製造方法である。ま
た、第7発明は、第3発明〜第6発明のいずれかの製造
方法において、コ−ティング液を増粘剤を添加したもの
にすることを特徴とする製造方法である。
【0010】
【作用】第1発明で、光触媒粉末を金属板に担持させて
いるゼオライトは、一般式Mx/mAlxSi1-x2・nH
2O(Mは陽イオン、mはその価数、nは空孔中に吸着
された水分子の数)で表されるアルミノケイ酸塩の結晶
であるが、結晶内部に分子サイズの空孔(5〜13Å)
を有するので、光触媒粉末がゼオライトで覆われていて
も、外気と通じ、触媒作用を維持する。また、ゼオライ
トは空孔中に各種分子や微細粉末を保持できるので、吸
着作用を有するとともに、光触媒を均一に分散させるこ
とができる。このため、分解対象成分を吸着により積極
的に集めて、それを光触媒と接触させ易くするので、分
解対象成分の分解能率は高い。特に、吸着作用は金属板
の表面がゼオライト膜で被覆されているので、分解対象
成分を多量に吸着でき、持続性が長い。
【0011】ゼオライト膜は、光触媒含有量が光触媒と
ゼオライトの合計重量の5%より少ないと、十分な触媒
効果が得られず、95%より多くなると、ゼオライトが
少なくなり、吸着作用が極めて小さくなるので、光触媒
含有量を5〜95%にする。また、光触媒粉末の粒径は
0.1μm以下のものを使用すると、触媒作用が大き
い。
【0012】第2発明では、光触媒を含有しないゼオラ
イト膜により膜厚が厚くなるので、隠蔽性や耐食性が向
上する。
【0013】第3発明では、原料のアルミニウムやアル
カリ(土類)金属のアルコキシドやアルコキシシランが
水で加水分解されると、シラノ−ルとなり、それを加熱
すると、重合して、シロキサン結合し、ゼオライトが合
成される。この際、アミン類が存在すると、加水分解溶
液の白濁化が防止され、均質なゼオライトとなるととも
に、ゲル化も防止されて、あとで光触媒粉末を添加した
場合に均一に分散させることができる。したがって、重
合前の溶液の段階で光触媒粉末を添加して、コ−ティン
グ液を調製して、この液を金属板に塗布した後、加熱す
ると、光触媒粉末が均一に分散されたゼオライト膜が形
成される。
【0014】コ−ティング液を塗布する金属板には、ゼ
オライト膜の密着性を高めるため、前処理を施したもの
を使用する。この前処理は脱脂して、リン酸塩処理やク
ロメ−ト処理のような化成処理を施せばよい。金属板と
しては、普通鋼鋼板、ステンレス鋼板、Znめっき鋼
板、Alめっき鋼板、Zn−Al系合金めっき鋼板、A
l板などを使用できる。
【0015】第4発明では、第3発明で使用するコ−テ
ィング液のアルコキシシランをテトラアルコキシシラン
にしてあるので、ゼオライトが網状構造になり、一般式
(A)で示すようなモノオルガノトリアルコキシシラン
または(B)で示すようなジオルガノジアルコキシシラ
ンを添加すると、これらはテトラアルコキシシランより
加水分解速度が遅いので、それに伴って重合速度も遅く
なり、コ−ティング液加熱の際に急激な皮膜収縮が起こ
らず、また、加熱後もオルガノ基の分解物が残留する。
このため、ゼオライト膜を厚膜にしても、クラックが発
生しない。
【0016】第5発明では、第3発明で使用するコ−テ
ィング液に光触媒を分散させる代わりに有機チタン化合
物を分散させてあるので、コ−ティング液の加熱の際に
有機チタン化合物が分解され、光触媒のTiO2が生成
する。このため、ゼオライト膜中にTiO2が分子サイ
ズで均一に分散される。特に、有機チタン化合物とし
て、チタンアルコキシド、チタンアセチルアセトネ−ト
のように加水分解により重合するものを使用すると、T
iO2がゼオライト膜中に強固に取り込まれる。
【0017】第6発明では、第4発明で使用するコ−テ
ィング液に光触媒を分散させる代わりに有機チタン化合
物を分散させてあるので、ゼオライト膜を厚膜にして
も、クラックが発生せず、しかも、TiO2がゼオライ
ト膜中に分子サイズで均一に分散される。
【0018】第7発明では、第3発明〜第6発明で使用
するコ−ティング液に増粘剤を添加してあるので、1回
の塗布でゼオライト膜を厚膜にすることができる。増粘
剤を添加してないコ−ティング液は粘度が3cP未満と
低いため、ロ−ルコ−ト法による1回の塗布で0.1μ
m以上にすることが難しいが、増粘剤を添加すると、ロ
−ルコ−ト法でも1回の塗布で1μm前後の膜厚にする
ことができる。この増粘剤としては、ヒドロキシエチル
セルロ−ス、ヒドロキシプロピルセルロ−スなどのよう
なヒドロキシアルキルセルロ−ス、または、ラポナイ
ト、ベントナイトなどのようなイオン交換性無機物を用
いればよい。この増粘剤の添加量は溶液全体の0.1〜
10mass%にするのが望ましい。0.1mass%未満であ
ると、増粘による厚膜塗布が困難であり、10mass%を
超えると、溶液がゲル化する。
【0019】コ−ティング液の金属板へのコ−ティング
は、公知方法、例えば、浸漬法、スプレ−法、ロ−ルコ
−ト法等でよいが、焼成は200〜800℃の温度範囲
で行う。この焼成によりアルコキシドやアルコキシシラ
ンの加水分解、重合が急激に進行して、ゼオライト皮膜
となり、これと平行して溶媒、加水分解抑制剤および増
粘剤も除去される。ここで、焼成温度が200℃より低
いと、溶媒、アミン化合物のような加水分解抑制剤およ
び増粘剤が除去されず、逆に800℃より高いと、ゼオ
ライト構造が失われてしまう。
【0020】
【実施例】
実施例1 アルミニウムイソプロポキシド1.0mol、テトラエ
トキシシラン2.5molおよびナトリウムメトキシド
1.0mol、モノイソプロパノ−ルアミン5.0mol
および水7.0molをブチルセロソルブ15.0mol
に溶解した溶液に粒径7nmのアナタ−ゼ型TiO2
末を10g/L添加して、撹拌により十分分散させ、コ
−ティング液とした。この液にアルカリ脱脂したSUS
430鋼板(厚さ0.5mm)を浸漬して、0.1m/m
inの速度で引き上げることによりコ−ティング液を塗
布して、400℃で2分間加熱した。得られた膜はゼオ
ライト構造を示し、TiO2を膜全重量の50.0%含有
していた。そして、膜厚は0.3μmであった。
【0021】実施例2 実施例1において、TiO2粉末添加前の溶液にN−
(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメ
トキシシランを1.0mol、ヒドロキシプロピルセル
ロ−スを溶液全体の1.0mass%添加した。また、
TiO2粉末は粒径が10nmの同種のものを同量添加
した。さらに、コ−ティング液の塗布は脱脂後にリン酸
塩処理を施したSUS304鋼板(厚さ0.5mm)に
スプレ−法で行い、加熱を500℃で2分間行った。得
られた膜は同様にゼオライト構造を示し、TiO2含有
量は膜全重量の40.0%であった。また、膜厚は1.5
μmであった。
【0022】実施例3 実施例1において、TiO2粉末添加前の溶液にチタン
テトライソプロポキシドを3.0mol添加し、ブチル
セロソルブの使用量を20.0molにした。また、S
US430鋼板の代わりにアルカリ脱脂したAlめっき
鋼板(厚さ0.6mm)を使用し、浸漬後の引き上げを
0.5m/minの速度で行い、加熱を500℃で2分
間にした。得られた膜は同様にゼオライト構造を示し、
TiO2含有量は膜全重量の60.0%であった。また、
膜厚は0.4μmであった。
【0023】実施例4 実施例1において、TiO2粉末添加前の溶液にチタン
テトライソプロポキシドを3.0mol添加して、ブチ
ルセロソルブの使用量を20.0molにした。そし
て、この溶液に3−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシランを1.0molおよびヒドロキシプロピルセル
ロ−スを溶液全体の1.0mass%添加した。また、
SUS430鋼板の代わりにアルカリ脱脂したSUS4
30鋼帯(厚さ0.45mm)を使用し、コ−ティング
液の塗布はロ−ルコ−ト法で連続的に行った。得られた
膜は同様にゼオライト構造を示し、TiO2含有量は膜
全重量の60.0%であった。また、膜厚は2.0μmで
あった。
【0024】実施例5 実施例2において、SUS304鋼板の代わりに脱脂、
クロメ−ト処理を施したZnめっき鋼板で、その表面に
白色顔料添加シリカ系塗料を塗装して、200℃で5分
間乾燥した塗膜厚20μmのものを用いた。塗布コ−テ
ィング液の塗布は塗装面に行い、加熱は300℃で2分
間にした。得られた膜は同様にゼオライト構造を示し、
膜厚は2.0μmであった。
【0025】比較例1 チタンテトライソプロポキシドのイソプロピルアルコ−
ル溶液を加水分解して、アルカリ脱脂したSUS430
鋼板(厚さ0.5mm)に浸漬法により塗布した後、6
00℃で2分間加熱した。得られた膜はアナタ−ゼ型T
iO2膜であった。
【0026】比較例2 アナタ−ゼ型TiO2粉末の分散液をアルカリ脱脂した
SUS430鋼板(厚さ0.5mm)に浸漬法により塗
布した後、700℃で2分間加熱することにより焼結し
た。
【0027】実施例1〜5および比較例1、2で得られ
た光触媒被覆鋼板から縦横10cmの試料を採取して、
それを匂い袋(大きさ;25cm×35cm)に入れ、
ヒ−トシ−ルした後、窒素ベ−スのアセトアルデヒドを
3リットル(50ppm)封入した。その後、この匂い
袋から10cm離れた位置に10Wのブラックライトを
配置して、紫外線を照射し、照射時間による匂い袋内の
残存アセトアルデヒド濃度変化をガス検知管により測定
した。図1に紫外線照射時間と残存アセトアルデヒド濃
度の関係を示す。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明の光触媒被覆金属
板は、分子サイズの空孔を有するゼオライトで光触媒粉
末を金属板に担持させるのであるから、光触媒粉末がゼ
オライトで被覆されていても触媒作用を発揮する。ま
た、ゼオライトは吸着性能を有するので、分解対象成分
を吸着しながら分解する。このため、分解能率に優れて
いる。さらに、金属板への光触媒粉末の担持はコ−ティ
ング液中に光触媒粉末を添加するか、または光触媒粉末
を添加する代わりにチタン化合物を添加して、加熱する
ことによりゼオライトの形成と同時に行うのであるか
ら、光触媒粉末の分散は均一になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アセトアルデヒドを含有する雰囲気中に光触媒
被覆金属板を配置して、紫外線を照射した場合の紫外線
照射時間と残存アセトアルデヒド濃度の関係を示すグラ
フである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光触媒粉末の分散されたゼオライト膜
    が表面に形成された光触媒被覆金属板。
  2. 【請求項2】 ゼオライト膜の光触媒含有量が光触媒
    とゼオライトの合計重量の5〜95%である請求項1に
    記載の光触媒被覆金属板。
  3. 【請求項3】 光触媒粉末が分散されたゼオライト膜
    と金属板との間に光触媒粉末を含有しないゼオライト膜
    が設けられている光触媒被覆金属板。
  4. 【請求項4】 (1)アルミニウムアルコキシド、
    (2)アルコキシシラン、(3)アルカリ金属および/
    またはアルカリ土類金属のアルコキシド、(4)アミン
    類および(5)水を有機溶媒に溶解した溶液に光触媒粉
    末を分散させることによりコ−ティング液を調製して、
    このコ−ティング液を前処理の施された金属板に塗布し
    た後、加熱することを特徴とする光触媒被覆金属板の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、コ−ティング液を
    溶液のアルコキシシランをテトラアルコキシシランにし
    て、溶液にさらに下記一般式(A)または(B)で示さ
    れるオルガノアルコキシシランを添加したものにするこ
    とを特徴とする光触媒被覆金属板の製造方法。 【化学式1】 X:ビニル基、エポキシ基、アミノ基、メタクリロキシ
    基、メルカプト基、 R:アルキル基
  6. 【請求項6】 請求項4において、コ−ティング液
    を、溶液に光触媒粉末を分散させる代わりに有機チタン
    化合物を分散させたものにすることを特徴とする光触媒
    被覆金属板の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項5において、コ−ティング液
    を、溶液に光触媒粉末を分散させる代わりに有機チタン
    化合物を分散させたものにすることを特徴とする光触媒
    被覆金属板の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項4〜7のいずれかにおいて、コ
    −ティング液を増粘剤を添加したものにすることを特徴
    とする光触媒被覆金属板の製造方法。
  9. 【請求項9】 前処理された金属板が脱脂後化成処理
    を施されたものであることを特徴とする請求項4〜8の
    いずれかに記載の光触媒被覆金属板の製造方法。
  10. 【請求項10】 加熱を200〜800℃で行うこと
    を特徴とする請求項4〜8のいずれかに記載の光触媒被
    覆金属板の製造方法。
JP14467797A 1997-05-19 1997-05-19 光触媒被覆金属板およびその製造方法 Expired - Fee Related JP3372451B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14467797A JP3372451B2 (ja) 1997-05-19 1997-05-19 光触媒被覆金属板およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14467797A JP3372451B2 (ja) 1997-05-19 1997-05-19 光触媒被覆金属板およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10314599A true JPH10314599A (ja) 1998-12-02
JP3372451B2 JP3372451B2 (ja) 2003-02-04

Family

ID=15367691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14467797A Expired - Fee Related JP3372451B2 (ja) 1997-05-19 1997-05-19 光触媒被覆金属板およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3372451B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006122220A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Gunma Prefecture 臭気物質分解用電極の製法およびそれを用いた臭気分解方法
JP2009120835A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Onid Technology (Shanghai) Corp 透明基材の可視光及び太陽光の透光率が低下しない透明アクアベースナノゾル・ゲルコーティング剤組成物およびそのコーティング方法
JP2011110546A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Japan Fine Ceramics Center 揮発性有機化合物の分解装置及び分解方法
KR101693334B1 (ko) * 2015-11-25 2017-01-06 주식회사 로뎀 컬러강판의 티타늄 코팅 방법 및 시스템
CN113529095A (zh) * 2021-08-05 2021-10-22 漳州市兴达辉机械有限公司 一种把手连接横杆的表面处理工艺

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006122220A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Gunma Prefecture 臭気物質分解用電極の製法およびそれを用いた臭気分解方法
JP2009120835A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Onid Technology (Shanghai) Corp 透明基材の可視光及び太陽光の透光率が低下しない透明アクアベースナノゾル・ゲルコーティング剤組成物およびそのコーティング方法
JP2011110546A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Japan Fine Ceramics Center 揮発性有機化合物の分解装置及び分解方法
KR101693334B1 (ko) * 2015-11-25 2017-01-06 주식회사 로뎀 컬러강판의 티타늄 코팅 방법 및 시스템
CN113529095A (zh) * 2021-08-05 2021-10-22 漳州市兴达辉机械有限公司 一种把手连接横杆的表面处理工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP3372451B2 (ja) 2003-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100330955B1 (ko) 분해성이 적은 접착제로서 시멘트를 포함하는 광촉매 복합체를 이용한 NOx 기체의 제거방법
Addamo et al. Photocatalytic thin films of TiO2 formed by a sol–gel process using titanium tetraisopropoxide as the precursor
JP3559892B2 (ja) 光触媒皮膜およびその形成方法
WO1998005589A1 (fr) Procede de revetement de peroxyde de titane amorphe
JPWO2007037321A1 (ja) 酸化チタン系光触媒とその製造方法及び用途
Ding et al. Hydrophobic photocatalytic composite coatings based on nano-TiO2 hydrosol and aminopropyl terminated polydimethylsiloxane prepared by a facile approach
KR20090005037A (ko) 가시광 응답형 산화티탄 광촉매와 그 제조 방법 및 용도
JP3372451B2 (ja) 光触媒被覆金属板およびその製造方法
JP3027739B2 (ja) 光触媒体およびその製造方法
JPH09613A (ja) 機能性物質粉末を含有したシリカ膜を有する物品
CN106745227B (zh) 可见光响应纳米TiO2及含其的自清洁陶瓷涂膜的制备方法
KR100482649B1 (ko) 기재에 광촉매를 직접 고정시키는 방법
JP3817603B2 (ja) 光触媒粒子固定用塗布剤及び光触媒粒子固定方法
JP2001152362A (ja) 光触媒被覆金属板
JPH10286456A (ja) 吸着機能体
JP4110279B2 (ja) 光触媒皮膜を塗布した基材および光触媒皮膜を基材上に形成する方法
JP2000042320A (ja) 機能性フィルター
JP2000070728A (ja) 電子線を照射した光触媒材料とその塗料および塗膜
JPH11188272A (ja) 光触媒体およびその製造方法
JP4629700B2 (ja) 光触媒体およびそれを形成するための塗料組成物のセット
JP4849862B2 (ja) 新規ヘテロポリ酸塩、それを用いた光触媒、及び光触媒機能性部材
JP2001058825A (ja) 無機膜形成用塗布剤、その製造方法及びその無機膜形成方法
JP2000301055A (ja) 光触媒塗膜及びその形成方法
JPH11188271A (ja) 光触媒体およびその製造方法
JP3844875B2 (ja) 光触媒体およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021105

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees