JPH10313539A - 分散型系統連系システムの運転制御方法 - Google Patents
分散型系統連系システムの運転制御方法Info
- Publication number
- JPH10313539A JPH10313539A JP9119678A JP11967897A JPH10313539A JP H10313539 A JPH10313539 A JP H10313539A JP 9119678 A JP9119678 A JP 9119678A JP 11967897 A JP11967897 A JP 11967897A JP H10313539 A JPH10313539 A JP H10313539A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 インバータの単独運転中での負荷停電の発生
を未然に防止し、その単独運転を確実に検出することに
ある。 【解決手段】 電流制御モード及び電圧制御モードを具
備したインバータを有する分散型系統連系システムにお
いて、電流制御モードによる系統連系運転中に、系統停
電の発生により負荷容量Pに対して不足電圧UVが生じ
るアンバランス状態となった時、PLL回路の自走信号
波により無停電で電圧制御モードによる自立運転へ移行
させるに際して、自立運転への移行期間Tにおける電流
制御モードによる単独運転中に、インバータの出力電流
を不足電圧UVが負荷容量Pと近似する程度まで加減さ
せて負荷容量Pに対する不足電圧UVのアンバランス状
態を緩和する動作と、その不足電圧UVを再現した出力
レベルへ所定の時間間隔mごとに短時間nだけ戻す動作
とを繰り返す。
を未然に防止し、その単独運転を確実に検出することに
ある。 【解決手段】 電流制御モード及び電圧制御モードを具
備したインバータを有する分散型系統連系システムにお
いて、電流制御モードによる系統連系運転中に、系統停
電の発生により負荷容量Pに対して不足電圧UVが生じ
るアンバランス状態となった時、PLL回路の自走信号
波により無停電で電圧制御モードによる自立運転へ移行
させるに際して、自立運転への移行期間Tにおける電流
制御モードによる単独運転中に、インバータの出力電流
を不足電圧UVが負荷容量Pと近似する程度まで加減さ
せて負荷容量Pに対する不足電圧UVのアンバランス状
態を緩和する動作と、その不足電圧UVを再現した出力
レベルへ所定の時間間隔mごとに短時間nだけ戻す動作
とを繰り返す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分散型系統連系シス
テムの運転制御方法に関し、詳しくは、太陽電池バッテ
リ及びインバータからなる分散電源を系統電源と連系さ
せた太陽光発電システム等において、系統停電が発生し
た時、電流制御モードによる系統連系運転中にあるイン
バータを無停電で電圧制御モードによる自立運転へ移行
させる分散型系統連系システムの運転制御方法に関す
る。
テムの運転制御方法に関し、詳しくは、太陽電池バッテ
リ及びインバータからなる分散電源を系統電源と連系さ
せた太陽光発電システム等において、系統停電が発生し
た時、電流制御モードによる系統連系運転中にあるイン
バータを無停電で電圧制御モードによる自立運転へ移行
させる分散型系統連系システムの運転制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、クリーンな新エネルギー源として
太陽光発電システムが利用されつつあり、その利用法と
しても様々な形態がある。
太陽光発電システムが利用されつつあり、その利用法と
しても様々な形態がある。
【0003】例えば、図4に示す太陽光発電システム
は、太陽電池である直流電源1及びその直流電源1から
発生した直流電力を交流変換するインバータ2からなる
分散電源3を系統連系スイッチ4を介して系統電源5と
連系させ、前記直流電源1及び系統電源5から負荷6に
交流電力を供給するようにしている。
は、太陽電池である直流電源1及びその直流電源1から
発生した直流電力を交流変換するインバータ2からなる
分散電源3を系統連系スイッチ4を介して系統電源5と
連系させ、前記直流電源1及び系統電源5から負荷6に
交流電力を供給するようにしている。
【0004】前記インバータ2には、出力電流が目標電
流値となるようにその出力電流をフィードバック制御す
る電流制御モードと、出力電圧が目標電圧値となるよう
にその出力電圧を制御する電圧制御モードの二つの制御
モードを具備するものがある。尚、このインバータ2
は、電流制御モードによる系統連系運転中に系統停電が
発生した場合、前記電流制御モードによる系統連系運転
を無停電で電圧制御モードによる自立運転へ移行させる
ためのPLL回路〔図示せず〕を具備する。
流値となるようにその出力電流をフィードバック制御す
る電流制御モードと、出力電圧が目標電圧値となるよう
にその出力電圧を制御する電圧制御モードの二つの制御
モードを具備するものがある。尚、このインバータ2
は、電流制御モードによる系統連系運転中に系統停電が
発生した場合、前記電流制御モードによる系統連系運転
を無停電で電圧制御モードによる自立運転へ移行させる
ためのPLL回路〔図示せず〕を具備する。
【0005】この太陽光発電システムでは、通常の系統
連系時、前記インバータ2を電流制御モードにより系統
連系運転させ、この電流制御モードによる系統連系運転
中に系統停電が発生した場合、系統連系スイッチ4を開
成してインバータ2を系統から切り離し、前記電流制御
モードを電圧制御モードに切り換えて自立運転を行な
う。この制御モードの切り換えは、前記PLL回路の自
走信号波により出力電圧と同期させた上で行なわれるた
め、前記系統連系運転から無停電で自立運転へ移行させ
ることができる。
連系時、前記インバータ2を電流制御モードにより系統
連系運転させ、この電流制御モードによる系統連系運転
中に系統停電が発生した場合、系統連系スイッチ4を開
成してインバータ2を系統から切り離し、前記電流制御
モードを電圧制御モードに切り換えて自立運転を行な
う。この制御モードの切り換えは、前記PLL回路の自
走信号波により出力電圧と同期させた上で行なわれるた
め、前記系統連系運転から無停電で自立運転へ移行させ
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記電流制
御モードによる系統連系運転中に系統停電が発生した時
点から電圧制御モードによる自立運転を開始するまでの
移行期間では、インバータ2が電流制御モードによる単
独運転を行なっている。この時、負荷容量に対してイン
バータ2の出力がほぼ一致したバランス状態であれば問
題はないが、前記負荷容量に対して過不足電圧のアンバ
ランス状態となることがある。
御モードによる系統連系運転中に系統停電が発生した時
点から電圧制御モードによる自立運転を開始するまでの
移行期間では、インバータ2が電流制御モードによる単
独運転を行なっている。この時、負荷容量に対してイン
バータ2の出力がほぼ一致したバランス状態であれば問
題はないが、前記負荷容量に対して過不足電圧のアンバ
ランス状態となることがある。
【0007】このように負荷容量に対して過不足電圧の
アンバランス状態が発生して負荷にとっての電圧変動が
大きいと、前記インバータ2の単独運転中に負荷停電が
発生し、また、バランス状態であれば、そのインバータ
2の単独運転を検出することが困難になるという問題が
生じる。
アンバランス状態が発生して負荷にとっての電圧変動が
大きいと、前記インバータ2の単独運転中に負荷停電が
発生し、また、バランス状態であれば、そのインバータ
2の単独運転を検出することが困難になるという問題が
生じる。
【0008】そこで、本発明は上記問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、インバータの
単独運転中での負荷停電の発生を軽減し、また、その単
独運転を確実に検出し得る分散型系統連系システムの運
転制御方法を提供することにある。
されたもので、その目的とするところは、インバータの
単独運転中での負荷停電の発生を軽減し、また、その単
独運転を確実に検出し得る分散型系統連系システムの運
転制御方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段として、本発明方法は、電流制御モードと
電圧制御モードの二つの制御モードを具備したインバー
タを有し、そのインバータを系統連系スイッチを介して
系統電源と連系させた分散型系統連系システムにおい
て、前記電流制御モードによる系統連系運転中に、系統
停電の発生により負荷容量に対して過不足電圧が生じる
アンバランス状態となった時、PLL回路の自走信号波
により無停電で電圧制御モードによる自立運転へ移行さ
せるに際して、前記自立運転への移行期間における電流
制御モードによる単独運転中に、インバータの出力電流
を加減させて負荷容量に対する過不足電圧のアンバラン
ス状態を緩和する動作と、その過不足電圧を再現した出
力レベルへ所定の時間間隔ごとに短時間だけ戻す動作と
を繰り返すようにしたことを特徴とする。
の技術的手段として、本発明方法は、電流制御モードと
電圧制御モードの二つの制御モードを具備したインバー
タを有し、そのインバータを系統連系スイッチを介して
系統電源と連系させた分散型系統連系システムにおい
て、前記電流制御モードによる系統連系運転中に、系統
停電の発生により負荷容量に対して過不足電圧が生じる
アンバランス状態となった時、PLL回路の自走信号波
により無停電で電圧制御モードによる自立運転へ移行さ
せるに際して、前記自立運転への移行期間における電流
制御モードによる単独運転中に、インバータの出力電流
を加減させて負荷容量に対する過不足電圧のアンバラン
ス状態を緩和する動作と、その過不足電圧を再現した出
力レベルへ所定の時間間隔ごとに短時間だけ戻す動作と
を繰り返すようにしたことを特徴とする。
【0010】なお、前記インバータの出力電流を加減さ
せて負荷容量に対する過不足電圧のアンバランス状態を
緩和する動作は、前記過不足電圧を負荷容量と近似する
程度まで加減させるか、或いは、過不足電圧を検出でき
る程度まで加減させることが望ましい。
せて負荷容量に対する過不足電圧のアンバランス状態を
緩和する動作は、前記過不足電圧を負荷容量と近似する
程度まで加減させるか、或いは、過不足電圧を検出でき
る程度まで加減させることが望ましい。
【0011】本発明方法では、電流制御モードによる系
統連系運転中に、系統停電の発生により負荷容量に対し
て過不足電圧が生じるアンバランス状態となった時、自
立運転への移行期間中に、インバータの出力電流を加減
させて過不足電圧が生じる負荷容量に対するアンバラン
ス状態を緩和する動作をさせることにより、アイランデ
ィング状態に近似させて負荷に対する電圧変動を小さく
し、自立運転への移行期間中での負荷停電を軽減する。
また、前記過不足電圧を再現した出力レベルへ所定の時
間間隔ごとに短時間だけ戻す動作をさせることにより、
負荷に対して電圧変動が生じる状態を確実に生成し、単
独運転の検出を確実に行なう。
統連系運転中に、系統停電の発生により負荷容量に対し
て過不足電圧が生じるアンバランス状態となった時、自
立運転への移行期間中に、インバータの出力電流を加減
させて過不足電圧が生じる負荷容量に対するアンバラン
ス状態を緩和する動作をさせることにより、アイランデ
ィング状態に近似させて負荷に対する電圧変動を小さく
し、自立運転への移行期間中での負荷停電を軽減する。
また、前記過不足電圧を再現した出力レベルへ所定の時
間間隔ごとに短時間だけ戻す動作をさせることにより、
負荷に対して電圧変動が生じる状態を確実に生成し、単
独運転の検出を確実に行なう。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明方法を図4に示す太陽光発
電システムに適用した実施形態を図1乃至図3に示して
説明する。尚、図4と同一部分には同一参照符号を付
す。
電システムに適用した実施形態を図1乃至図3に示して
説明する。尚、図4と同一部分には同一参照符号を付
す。
【0013】本発明方法が適用される太陽光発電システ
ム〔図4参照〕は、従来と同様、太陽電池である直流電
源1及びインバータ2からなる分散電源3を系統連系ス
イッチ4を介して系統電源5と連系させたもので、前記
インバータ2は、直流電源1からの直流電力を交流変換
して前記直流電源1及び系統電源5から交流電力を負荷
6に供給するようにしている。
ム〔図4参照〕は、従来と同様、太陽電池である直流電
源1及びインバータ2からなる分散電源3を系統連系ス
イッチ4を介して系統電源5と連系させたもので、前記
インバータ2は、直流電源1からの直流電力を交流変換
して前記直流電源1及び系統電源5から交流電力を負荷
6に供給するようにしている。
【0014】前記インバータ2は、出力電流が目標電流
値となるようにその出力電流をフィードバック制御する
電流制御モードと、出力電圧が目標電圧値となるように
その出力電圧を制御する電圧制御モードの二つの制御モ
ードを具備し、更に、電流制御モードによる系統連系運
転中に系統停電が発生した場合、前記電流制御モードに
よる系統連系運転を無停電で電圧制御モードによる自立
運転へ移行させるためのPLL回路を具備する。
値となるようにその出力電流をフィードバック制御する
電流制御モードと、出力電圧が目標電圧値となるように
その出力電圧を制御する電圧制御モードの二つの制御モ
ードを具備し、更に、電流制御モードによる系統連系運
転中に系統停電が発生した場合、前記電流制御モードに
よる系統連系運転を無停電で電圧制御モードによる自立
運転へ移行させるためのPLL回路を具備する。
【0015】この太陽光発電システムでは、通常の系統
連系時、前記インバータ2を電流制御モードにより系統
連系運転させ、この電流制御モードによる系統連系運転
中に系統停電が発生した場合、系統連系スイッチ4を開
成してインバータ2を系統から切り離し、前記電流制御
モードを電圧制御モードに切り換えて自立運転を行な
う。この制御モードの切り換えは、前記PLL回路の自
走信号波により出力電圧と同期させた上で行なわれるた
め、前記系統連系運転から無停電で自立運転へ移行させ
ることができる。
連系時、前記インバータ2を電流制御モードにより系統
連系運転させ、この電流制御モードによる系統連系運転
中に系統停電が発生した場合、系統連系スイッチ4を開
成してインバータ2を系統から切り離し、前記電流制御
モードを電圧制御モードに切り換えて自立運転を行な
う。この制御モードの切り換えは、前記PLL回路の自
走信号波により出力電圧と同期させた上で行なわれるた
め、前記系統連系運転から無停電で自立運転へ移行させ
ることができる。
【0016】尚、前記系統連系スイッチ4としては、半
導体素子と比較して電力損失の少ない機械式のものを使
用する。本発明方法は、前記半導体素子と比較して応答
速度が遅い機械式のものを使用することにより、系統連
系運転から自立運転へ移行するまでの単独運転中にある
移行期間が比較的長くなる場合に適用されることが前提
となる。
導体素子と比較して電力損失の少ない機械式のものを使
用する。本発明方法は、前記半導体素子と比較して応答
速度が遅い機械式のものを使用することにより、系統連
系運転から自立運転へ移行するまでの単独運転中にある
移行期間が比較的長くなる場合に適用されることが前提
となる。
【0017】図1に示す実施例は、負荷容量Pに対する
不足電圧UVのアンバランス状態が発生した場合につい
て説明する。本発明方法は、同図に示すように前記電流
制御モードによる系統連系運転中に、系統停電の発生に
より負荷容量Pに対して不足電圧UVが生じるアンバラ
ンス状態となった時、PLL回路の自走信号波により無
停電で電圧制御モードによる自立運転へ移行させるに際
して、前記自立運転への移行期間Tにおける電流制御モ
ードによる単独運転中に、インバータ2の出力電流を増
加させて負荷容量Pに対する不足電圧UVのアンバラン
ス状態を緩和する動作と、その不足電圧UVを再現した
出力レベルへ所定の時間間隔mごとに短時間nだけ戻す
動作とを繰り返す。尚、前記インバータ2の出力電流を
増加させて負荷容量Pに対する不足電圧UVのアンバラ
ンス状態を緩和する動作は、例えば、前記不足電圧UV
を負荷容量Pと近似する程度まで増加させる。
不足電圧UVのアンバランス状態が発生した場合につい
て説明する。本発明方法は、同図に示すように前記電流
制御モードによる系統連系運転中に、系統停電の発生に
より負荷容量Pに対して不足電圧UVが生じるアンバラ
ンス状態となった時、PLL回路の自走信号波により無
停電で電圧制御モードによる自立運転へ移行させるに際
して、前記自立運転への移行期間Tにおける電流制御モ
ードによる単独運転中に、インバータ2の出力電流を増
加させて負荷容量Pに対する不足電圧UVのアンバラン
ス状態を緩和する動作と、その不足電圧UVを再現した
出力レベルへ所定の時間間隔mごとに短時間nだけ戻す
動作とを繰り返す。尚、前記インバータ2の出力電流を
増加させて負荷容量Pに対する不足電圧UVのアンバラ
ンス状態を緩和する動作は、例えば、前記不足電圧UV
を負荷容量Pと近似する程度まで増加させる。
【0018】本発明方法では、電流制御モードによる系
統連系運転中に、系統停電の発生により負荷容量Pに対
して不足電圧UVが生じるアンバランス状態となった
時、自立運転への移行期間T中に、インバータ2の出力
電流を増加させて負荷容量Pに対する不足電圧UVのア
ンバランス状態を緩和する動作により、アイランディン
グ状態に近似させて負荷6に対する電圧変動を小さく
し、自立運転への移行期間T中での負荷停電を軽減す
る。また、前記不足電圧UVを再現した出力レベルへ所
定時間間隔mごとに短時間nだけ戻す動作により、負荷
6に対して電圧変動が生じる状態を確実に生成し、単独
運転の検出を確実に行なう。
統連系運転中に、系統停電の発生により負荷容量Pに対
して不足電圧UVが生じるアンバランス状態となった
時、自立運転への移行期間T中に、インバータ2の出力
電流を増加させて負荷容量Pに対する不足電圧UVのア
ンバランス状態を緩和する動作により、アイランディン
グ状態に近似させて負荷6に対する電圧変動を小さく
し、自立運転への移行期間T中での負荷停電を軽減す
る。また、前記不足電圧UVを再現した出力レベルへ所
定時間間隔mごとに短時間nだけ戻す動作により、負荷
6に対して電圧変動が生じる状態を確実に生成し、単独
運転の検出を確実に行なう。
【0019】尚、上記実施例では、前記インバータ2の
出力電流を増加させて負荷容量Pに対する不足電圧UV
のアンバランス状態を緩和する動作として、前記不足電
圧UVを負荷容量Pと近似する程度まで増加させるよう
にした場合について説明したが、本発明はこれに限定さ
れることなく、図2に示すように不足電圧UVを検出で
きる程度〔例えば、負荷容量Pと近似する程度(図中破
線)の8割程度〕まで増加させるようにすることも可能
である。
出力電流を増加させて負荷容量Pに対する不足電圧UV
のアンバランス状態を緩和する動作として、前記不足電
圧UVを負荷容量Pと近似する程度まで増加させるよう
にした場合について説明したが、本発明はこれに限定さ
れることなく、図2に示すように不足電圧UVを検出で
きる程度〔例えば、負荷容量Pと近似する程度(図中破
線)の8割程度〕まで増加させるようにすることも可能
である。
【0020】また、上述では、負荷容量Pに対する不足
電圧UVのアンバランス状態を緩和する場合について説
明したが、図3に示すように負荷容量Pに対する過電圧
OVのアンバランス状態を緩和する場合についても同様
で、過電圧OVを負荷容量Pと近似する程度〔図中実
線〕まで減少させるか、或いは、過電圧OVを検出でき
る程度〔図中破線〕まで減少させるようにすればよい。
電圧UVのアンバランス状態を緩和する場合について説
明したが、図3に示すように負荷容量Pに対する過電圧
OVのアンバランス状態を緩和する場合についても同様
で、過電圧OVを負荷容量Pと近似する程度〔図中実
線〕まで減少させるか、或いは、過電圧OVを検出でき
る程度〔図中破線〕まで減少させるようにすればよい。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る分散型系統連系システムの
運転制御方法によれば、電流制御モードによる系統連系
運転中に、系統停電の発生により負荷容量に対して過不
足電圧が生じるアンバランス状態となった時でも、自立
運転への移行期間中での負荷停電を軽減することがで
き、また、インバータの単独運転を確実に検出できるの
で、分散型系統連系システムの信頼性が大幅に向上す
る。
運転制御方法によれば、電流制御モードによる系統連系
運転中に、系統停電の発生により負荷容量に対して過不
足電圧が生じるアンバランス状態となった時でも、自立
運転への移行期間中での負荷停電を軽減することがで
き、また、インバータの単独運転を確実に検出できるの
で、分散型系統連系システムの信頼性が大幅に向上す
る。
【図1】本発明方法の一実施例を説明するためのもの
で、負荷容量に対する不足電圧のアンバランス状態での
インバータの出力波形図
で、負荷容量に対する不足電圧のアンバランス状態での
インバータの出力波形図
【図2】本発明方法の他の実施例を説明するためのもの
で、負荷容量に対する不足電圧のアンバランス状態での
インバータの出力波形図
で、負荷容量に対する不足電圧のアンバランス状態での
インバータの出力波形図
【図3】負荷容量に対する過電圧のアンバランス状態で
のインバータの出力波形図
のインバータの出力波形図
【図4】太陽光発電システムの概略構成を示すブロック
図
図
2 インバータ 4 系統連系スイッチ 5 系統電源 P 負荷容量 UV 不足電圧 OV 過電圧 T 移行期間 m 所定の時間間隔 n 短時間
Claims (2)
- 【請求項1】 電流制御モードと電圧制御モードの二つ
の制御モードを具備したインバータを有し、そのインバ
ータを系統連系スイッチを介して系統電源と連系させた
分散型系統連系システムにおいて、前記電流制御モード
による系統連系運転中に、系統停電の発生により負荷容
量に対して過不足電圧が生じるアンバランス状態となっ
た時、PLL回路の自走信号波により無停電で電圧制御
モードによる自立運転へ移行させるに際して、 前記自立運転への移行期間における電流制御モードによ
る単独運転中に、インバータの出力電流を加減させて負
荷容量に対する過不足電圧のアンバランス状態を緩和す
る動作と、その過不足電圧を再現した出力レベルへ所定
の時間間隔ごとに短時間だけ戻す動作とを繰り返すよう
にしたことを特徴とする分散型系統連系システムの運転
制御方法。 - 【請求項2】 前記インバータの出力電流を加減させて
負荷容量に対する過不足電圧のアンバランス状態を緩和
する動作は、前記過不足電圧を負荷容量と近似する程度
まで加減させるか、或いは、過不足電圧を検出できる程
度まで加減させるようにしたことを特徴とする請求項1
記載の分散型系統連系システムの運転制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9119678A JPH10313539A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 分散型系統連系システムの運転制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9119678A JPH10313539A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 分散型系統連系システムの運転制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10313539A true JPH10313539A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=14767350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9119678A Pending JPH10313539A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 分散型系統連系システムの運転制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10313539A (ja) |
-
1997
- 1997-05-09 JP JP9119678A patent/JPH10313539A/ja active Pending
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JPH08265975A (ja) | 自励式電力変換器を用いた静止形無効電力補償装置 |
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