JPH10313535A - モード切替型電源コントローラおよび方法 - Google Patents

モード切替型電源コントローラおよび方法

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JPH10313535A
JPH10313535A JP10126811A JP12681198A JPH10313535A JP H10313535 A JPH10313535 A JP H10313535A JP 10126811 A JP10126811 A JP 10126811A JP 12681198 A JP12681198 A JP 12681198A JP H10313535 A JPH10313535 A JP H10313535A
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/22Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
    • H02M3/24Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/28Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
    • H02M3/325Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゼロ電流検出リンギングを防止するモード切
替型電源コントローラを提供する。 【解決手段】 モード切替型電源は、変圧器および電力
スイッチを有し、臨界導通モードにおける動作のため
に、一次電流を切り替える。モード切替型電源はコント
ローラを有し、ピーク電流に到達したときに、一次電流
をオフに切り替える。一次電流がオフに切り替えられた
後に、二次側においてゼロ電流状態が最初に検出され、
最短の一次電流オフ時間が経過したときに、一次電流は
再びオンに切り替えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子式スイッチン
グ電源に関し、特に臨界導通モード(critical conducti
on mode)で動作するモード切替型電源(switched mode p
ower supplies)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】臨界導通モードで動作するモード切替型
電源は当技術分野では既知である。臨界導通モードで
は、まず、電源の変圧器の一次巻線を通過する電流がオ
ンに切り替えられる。二次側の負荷に応じて、一次電流
は、ピーク電流に到達したときに、オフに切り替えられ
る。これに応答して、変圧器の電磁場のエネルギがその
二次側に転送され、負荷に電力を供給する。全ての電磁
エネルギが変換された後、変圧器の一次側の電流は再び
オンに切り替えられ、同じシーケンスを開始する。図1
を参照すると、かかる従来技術の電源が示されており、
これについて更に詳しく説明する。電源10は、高電圧
源に結合されている変圧器11を有する。変圧器11の
一次巻線12は、パワー・トランジスタ13に接続され
ている。パワー・トランジスタ13がオンに切り替えら
れると、一次電流14が形成され(build up)始める。一
次電流14は電流センサ15によって検出される。電流
センサ15は、その出力16がコントローラ17に接続
されている。コントローラ17はその制御出力19がパ
ワー・トランジスタ13のゲート18に結合されてい
る。コントローラ17の制御出力19によって、パワー
・トランジスタ13はオンおよびオフに切り替えられ
る。
【0003】変圧器11は二次巻線20を有し、これに
負荷が接続される。負荷は図面には示されていないが、
典型的に、ハンド・ヘルド装置、特にセルラ電話機や無
線機のバッテリ充電器のような、低電力装置とすること
ができる。二次巻線20上に配される負荷は、出力23
を有する負荷センサ22によって検出される。負荷セン
サ22の出力23は、コントローラ17の入力24に結
合されている。負荷センサ22によって送出される信号
は、二次巻線20上に配された負荷を表す。典型的に、
二次側および一次側間の導電性結合は、光カプラの使用
によって防止する。これは、当技術分野では既知であ
る。
【0004】更に、変圧器11は、その二次側に補助巻
線21を有する。補助巻線21を通過する電流の流れ
は、電流センサ25によって監視される。電流センサ2
5は補助巻線21に接続されている。電流センサ25の
出力26は、コントローラ17の入力27に結合されて
いる。
【0005】コントローラ17は、出力19および入力
16,24,27に結合された制御ロジック28を有す
る。更に、コントローラ17は、タイマ回路である、い
わゆる周波数クランプ29も備えている。周波数クラン
プ29の出力30は、制御ロジック28に接続されてい
る。制御ロジック28は、制御出力19を発生する。ま
た、制御出力19は、コントローラ17内部の周波数ク
ランプ29に結合されている。
【0006】動作中、コントローラ17は、負荷センサ
22が検出する負荷によって異なる一次電流14のピー
ク・レベルを判定する。負荷が大きい程、一次電流14
のピークは高くなければならない。ピーク一次電流14
に到達すると、制御ロジック28はその制御出力19に
出力信号を発行し、パワー・トランジスタ13をオフに
切り替える。制御ロジック28のこの出力信号は、周波
数クランプ29にも受信され、タイマを起動する。典型
的に6ミリ秒程度のある時間遅延の後、周波数クランプ
29はその出力30に出力信号を発行し、制御ロジック
28に供給する。
【0007】一次電流14がオフに切り替えられると、
その結果、変圧器11に蓄積されている電磁エネルギが
二次巻線20に転送される。変圧器11の状態は、補助
巻線21によって検出される。変圧器11の電磁場エネ
ルギが負荷によって消費された後、補助巻線21上の電
圧は、減衰振動しながら減少していく。補助巻線21を
通過する電流があるレベル未満に低下した場合、電流セ
ンサ25が出力信号をその出力26に発行し、制御ロジ
ック28に供給する。減衰振動のために、一連のかかる
出力信号が発生する可能性がある。
【0008】制御ロジック28は、次の条件が双方とも
満たされる場合、その制御出力19に出力信号を発行
し、パワー・トランジスタ13を再びオンに切り替え
る。
【0009】−パワー・トランジスタ13のスイッチン
グ・オフの後に、周波数クランプによって決定された時
間遅延が終了し、周波数クランプ29が発行する出力信
号によってこれが通知され、 −変圧器11の二次側のゼロ電流状態を示す電流センサ
25からの出力信号が受信される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のタイプの従来技
術の電源に伴う問題の1つは、パワー・トランジスタ1
8のオンへの切り替えが時として遅れることである。そ
の結果の1つとして、ピーク一次電流14を比較的高い
レベルに設定しなければならなくなる。
【0011】したがって、本発明は、改良されたモード
切替型電源およびモード切替型電源を制御するための改
良された方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明が対象とする根本
的な問題は、基本的に独立項に明示する構造を適用する
ことによって解決する。好適実施例は、従属項に与えら
れている。
【0013】本発明は、従来技術では補助巻線内の電流
の減衰振動に起因した、予測不可能な電源コントローラ
の挙動を防止することができるという利点がある。本発
明は、このようなゼロ電流検出リンギング問題(zero cu
rrent detect ringing problem) を安全に管理すること
ができる。また、これには、立律によって定められた電
磁干渉要件の要求に対して肯定的な効果がある。
【0014】本発明の好適実施例によれば、周波数クラ
ンプはユーザによるプログラムが可能となっている。以
下の説明では、タイマ回路という用語を、周波数クラン
プに用いる。タイマ回路の時間遅延は、典型的に、約6
ミリ秒に設定される。時間遅延を変更する際、ユーザの
随意に、モード切替型電源コントローラの外部端子に電
流を供給する、および/または追加の抵抗を端子に接続
するか、または端子を接地に接続することによって、タ
イマ即ち周波数クランプを完全にディゼーブルする。こ
の構造には、外部端子が1つあればよい。本発明のモー
ド切替型電源コントローラが集積回路チップに一体化さ
れる場合、これは特に効果的である。
【0015】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の原理を組み込ん
だ電源31を示す。電源31は、図1に関して説明した
電源10の改良型である。電源31および電源10の同
様の素子は、同じ参照番号で示してある。
【0016】電源31は、図1のコントローラ17に対
応するコントローラ32を有する。コントローラ32
は、パワー・トランジスタ13をオンおよびオフに切り
替える出力信号34を発生する制御ロジック33を有す
る。更に、コントローラ32は、図1の周波数クランプ
29に置き換わるタイマ35を備えている。
【0017】制御ロジック33は、論理機能を実行する
論理回路36を備えている。論理回路36は、その出力
37がメモリ38に結合されている。メモリ38は、1
ビットの情報を格納することができ、制御ロジック33
の出力37によってセットされる。メモリ38の出力3
9は、ANDゲート40に接続されている。メモリ38
の出力39は、メモリ38に格納されている1ビットの
情報を搬送する。ANDゲート40の他方の入力端子は
タイマ35の出力41に接続されている。出力信号34
は、ANDゲート40の出力端子に現れる。また、出力
信号34は、コントローラ32内部のタイマ35にも結
合されており、パワー・トランジスタがオフに切り替え
られると、タイマを起動する。タイマ35の出力41
は、所定の時間遅延が終了した後、0から1に移行す
る。これは、図2の信号"OFF TIME EXPIRED"によって示
される。
【0018】更に、制御ロジック33は、信号ロジック
90から信号42,43を受信する。ゼロ電流状態が検
出された場合、信号43は0から1に移行する。ゼロ電
流状態の検出は、信号ロジック90の入力24におけ
る、電流センサ25から受信した信号に基づいて、信号
ロジック90によって行われる(図1の各説明を参
照)。ゼロ電流状態が発生するのは、ここで検討中の例
では、パワー・トランジスタ13がオフに切り替えられ
た後に、補助巻線21における電流の所定のスレシホル
ド未満への遷移が発生した場合である。
【0019】補助巻線21上の電圧の減衰振動のため
に、変圧器11の電磁エネルギが負荷に転送された後
に、信号ロジック90によって、一連のゼロ電流検出信
号が発生す可能性がある。
【0020】従来技術では既知であるが、制御ロジック
33は、図1の制御ロジック28を参照して説明したよ
うに、一旦一次電流14がそのピーク・レベルに到達し
たなら、パワー・トランジスタ(電力スイッチ)13の
ゲート18をオフにする。図1の制御ロジック28と同
様に、制御ロジック33は、負荷センサ22が検出する
負荷に応じて、ピーク・レベルを設定する。負荷を表す
対応する信号が、信号ロジック90の入力27において
受信される。入力27に応じて、信号ロジックは、一次
巻線14のピーク電流を設定する。一旦一次電流14の
ピーク電流に到達したなら、パワー・トランジスタ13
は信号ロジック90によってオフに切り替えられる。こ
れを行うには、ライン91を介してメモリ38をリセッ
トする。これによって、出力信号34の変化が生ずる。
また、この結果、"GATE TURNED OFF" 信号が発生する。
これは、制御ロジック33が受信する信号42である。
【0021】従来技術とは反対に、論理回路36によっ
て得られる論理機能は、不必要な時間遅延を伴うことな
く、電力スイッチを再びオンに切り替えることを保証す
る。この論理機能によれば、 −電力スイッチがオフに切り替えられ、これが信号43
によって示され、 −電力スイッチがオフ状態となった後最初にゼロ電流が
検出された、という条件が満たされる場合、メモリ38
は論理0から論理1にセットされる。これが意味するの
は、ゼロ電流状態が信号42によって最初に示されたと
きにのみ、論理回路36がこれを考慮しメモリ38をセ
ットするということである。補助巻線上の電圧の減衰振
動によって信号42が0および1間を行ったり来たりす
る場合、これは論理回路36によって無視されるので、
メモリ38は不必要にリセットされたりセットされるこ
とはない。
【0022】信号OFF TIME EXPIREDがタイマ35の出力
41にある場合、ANDゲート40の出力が0から1に
移行するので、結果的に得られる出力信号34がパワー
・トランジスタ13を再びオンに切り替える。
【0023】これは従来技術に対する利点である。何故
なら、最初にゼロ電流状態が検出されたときに、これは
既にメモリ38に安全に格納されているので、タイマ3
5によってプログラムされるオフ時間遅延が終了して
も、電力スイッチは、それ以上の遅延は全くなく、オン
に切り替えられるからである。これを行うには、ゼロ電
流状態の最初の発生を格納し、補助巻線内の電流の減衰
振動によるゼロ電流検出の変動を無視する。これによっ
て、ゼロ電流検出のリンギングの問題は、費用をかけず
にしかも効率的な方法で解決する。
【0024】一旦パワー・トランジスタ13が再びオン
に切り替えられると、その結果、一次電流14が、負荷
センサ22が検出する負荷に基づいて信号ロジックによ
って規定されるピーク・レベルまで上昇する。ピーク・
レベルに到達したとき、信号ロジック90はライン91
を介してメモリ38をリセットするので、パワー・トラ
ンジスタ13はオフに切り替えられる。再び論理回路3
6の論理機能が満たされ、OFF TIME EXPIRED SIGNAL が
発生すると、メモリがセットされ、パワー・トランジス
タ13がオンに切り替えられる。この一連の工程が繰り
返し行われる。更に別のオプションとして、ユーザは、
コントローラ32からの外部端子44を通じてタイマ3
5をプログラムし、予めプログラムされているタイマ3
5の遅延時間を変更したり、あるいはタイマ35をディ
ゼーブルすることができる。
【0025】次に図3を参照しながら、コントローラ3
2の回路の実施態様の1つを、一例として以下に説明す
る。ここでも、図1と同様の素子を引用する場合には、
同じ参照番号を用いることにする。
【0026】コントローラ32は、反転入力46および
非反転入力47を有する比較器45を備えている。入力
47は電圧基準48に結合されている。入力46は、変
圧器11の補助巻線21内の電流を検出する、電流セン
サ25の出力信号を受信する。比較器45の出力49
は、ラッチ50の入力Rバーに結合されている。更に、
ラッチ50は、セット入力Sおよび出力Qバーを有す
る。このラッチはレベルに感応し、セット・ドミナント
(set dominant)である。以下にラッチ50の真理値表を
示す。
【0027】
【表1】 S Rバー Qバー 0 0 1 0 1 同一 1 0 0(セット・ドミナント) 1 1 0 パワー・トランジスタ13のゲートをオフにするとき、
ラッチ50の入力Sをハイにする。入力Sに必要な入力
信号は、一次電流14がそのピーク値に達したときに、
電流センサ15によって供給される信号に基づいて発生
される。入力Sに印加されるゲート・オフ信号の発生
は、図1を参照して説明したように、従来技術から既知
である。
【0028】以下では、入力Rバーに接続されている入
力端子、およびラッチ50の入力Sに接続されている入
力端子を、ぞれぞれ、参照番号51,52で示すことに
する。ラッチ50の出力Qバーは出力53である。
【0029】更に、コントローラ32はラッチ54を有
する。このラッチ54もレベル感応、セット・ドミナン
ト・ラッチである。ラッチ54は、入力Rバー,Sおよ
び出力Qを有する。これは、55および56とそれぞれ
付番された入力,ならびに出力57に対応する。以下
に、ラッチ54の真理値表を示す。
【0030】
【表2】 S Rバー Q 0 0 0 0 1 同一 1 0 1(セット・ドミナント) 1 1 1 入力55は出力53に結合され、入力56はANDゲー
ト58の出力に結合されている。ANDゲート58は、
出力49,53を入力信号として受信する。出力57は
ANDゲート59の入力に接続されている。ANDゲー
ト59の他方の入力は、比較器60の出力61に接続さ
れている。比較器60は、その反転入力62が電圧基準
63に結合されている。更に、比較器60は非反転入力
64を有する。
【0031】パワー・トランジスタ13のゲートがオフ
に切り替えられると、その結果、タイマ35内の電流源
によってコンデンサが充電される。このコンデンサの電
圧電位があるレベル63に到達すると、これは、パワー
・トランジスタ13に必要なオフ時間が終了したことを
通知する。コンデンサの電圧は比較器60の入力64に
結合されている。一旦コンデンサの電圧が電圧基準63
のレベルを超過したなら、比較器60は0から1に切り
替え、オフ時間が終了したことを示す。これは、図2に
関して説明したタイマ35の出力信号41に類似してい
る。
【0032】ANDゲート59の出力はORゲート65
の入力に接続され、ORゲート65の他方の入力はAN
Dゲート66の出力67に結合されている。ANDゲー
ト66は、一方の入力端子が出力53に接続され、他方
の入力端子がORゲート65の出力68に接続されてい
る。出力67は、コントローラ32の出力であり、パワ
ー・トランジスタ13のゲート18をオンおよびオフに
切り替える。これは、図2を参照して説明した出力信号
34に類似している。
【0033】図3に示すコントローラ32の動作原理に
ついて、図4の信号図を参照することによって、更に詳
細に説明する。図4に示す信号の参照番号は、図3に示
したのと同じ参照番号を有する回路素子に対応する。
【0034】ゲート・オフ信号が入力52に印加される
と、その結果、ラッチ50の出力53の状態が、先の表
1にしたがって、0から1に変化する。この出力53の
変化の結果、出力信号67は1から0に移行し、これに
よってパワー・トランジスタ13がオフに切り替わる。
パワー・トランジスタ13がオフに切り替わったことに
より、電磁エネルギは変圧器11の二次側に転送される
ので、補助巻線内の電流の流れを表す入力信号46は上
昇する。その結果、電圧基準48のレベルを超過する。
このため、出力49は1から0に移行し、次いで出力5
3を再び0から1に移行させる。このシーケンスは、図
4における矢印によって示されている。時間軸69上の
時点T1において、出力53の状態は、パワー・トラン
ジスタ13のゲートがオフ状態になっていることを示
す。
【0035】図4に示すように、上述のシーケンスによ
って、ラッチ54の入力信号56も1から0に移行し、
更に、出力57も1から0に移行する。時点T1におい
て、出力67が1から0に移行しパワー・トランジスタ
13がオフに切り替えられると、その結果、タイマ35
のコンデンサの充電が開始する。これは、入力64によ
って反映され、時点T1以降徐々に上昇する。
【0036】ある時間が経過した後、入力46は、変圧
器11における電磁エネルギの消費のために、減少し始
める。最終的に、その結果減衰振動が発生する。これ
は、ゼロ電流検出信号のリンギングとも呼ばれている。
【0037】入力46が、時点T2において、電圧基準
48によって規定されるスレシホルドと最初に交差した
際、次の動作が生じる。出力49が0から1に変化し、
電磁エネルギが消費されたことを示す。これによって、
ラッチ54の入力56へのインパルスがセットされるた
め、入力56は、時点T2の直後に0から1に移行す
る。その結果、出力57も0から1に変化する。これ
は、パワー・トランジスタ13のゲートを再びオンに切
り替えるための予備状態(precondition)である。
【0038】時点T2の後間もなく、時点T3にて、入
力46はその振動において基準電圧48よりも高いレベ
ルに上昇し、このために出力49は再び1から0に変化
する。これは、変圧器11に未だ消費すべき電磁エネル
ギがあることを偽って示すが、実際はそうではない。従
来技術では、このような状況の結果、ゲートが再びオン
に切り替えられる前に、不必要な遅延が発生していた。
これとは反対に、時点T1における1から0への変化
は、ラッチ54の出力57に影響を及ぼさず、出力57
は1のままであり続け、パワー・トランジスタ(電力ス
イッチ)13がオフに切り替えられた後に初めてゼロ電
流状態が検出されたことを示す。これは、図2を参照し
て説明したように、メモリ38に類似するものである。
【0039】入力信号64が電圧基準63のレベルに到
達した場合、出力61が0から1に変化し、ANDゲー
ト59の出力69も同様に変化する。その結果、出力6
8も0から1に変化し、コントローラ62の出力67を
0から1に変化させるので、パワー・トランジスタ13
のゲートは、再び、オンに切り替えられる。
【0040】次に、図5を参照しながら、図2のタイマ
回路35の一実施例について詳細に説明する。図3、図
4と図5とは同様の素子/信号は、同じ参照番号を有す
る。比較器60は、その入力64にコンデンサ70が結
合されており、コンデンサ70の他方の端子は接地に接
続されている。コンデンサ70と並列に、出力信号67
にゲート72が結合されたトランジスタ71がある。
【0041】更に、コンデンサ70は、電流源74およ
びトランジスタ75,76から成る、カレント・ミラー
73に接続されている。カレント・ミラー73から得ら
れる出力電流は、コンデンサ70を充電するために使用
することができる。
【0042】更に、タイマ回路35は、トランスコンダ
クタンス増幅器77を備えている。トランスコンダクタ
ンス増幅器77は、その出力78がカレント・ミラー7
3の電流源74に結合されている。トランスコンダクタ
ンス増幅器77の一方の入力79は、外部端子44に接
続されている。トランスコンダクタンス増幅器77の他
方の入力80は、電圧基準81および抵抗82に接続さ
れている。電圧基準81の他方の端子は、接地に接続さ
れ、抵抗82の他方の端子も外部端子44に接続されて
いる。
【0043】パワー・トランジスタ13がオンに切り替
えられると、トランジスタ71もオンに切り替えられる
ので、コンデンサ70は不変のままである。コントロー
ラ32によってパワー・トランジスタ13がオフに切り
替えられる場合、これは、図2、図3および図4を参照
して先に説明したのと同様に、コントローラ32の出力
67によって行われる。トランジスタ71は同じ出力信
号67を受信するので、パワー・トランジスタ13がオ
フに切り替えられるときに、トランジスタ71もオフに
切り替えられる。トランジスタ71がオフに切り替えら
れると、カレント・ミラー73の出力電流Ioutはコ
ンデンサ70を充電し始める。コンデンサ70の電圧電
位が基準電圧63の電圧を超過した場合、その結果、図
4を参照して説明したのと同様に、時点T4において信
号61が0から1に変化する。
【0044】カレント・ミラー73の出力電流Iout
の大きさは、タイマ35の時間遅延を決定する。この時
間遅延は、トランスコンダクタンス増幅器77に適切な
入力信号を印加することによって変化させることができ
る。外部端子44が電流源に接続されると、その結果、
抵抗82よりも高い電圧降下が発生するので、トランス
コンダクタンス増幅器77は追加の電流をカレント・ミ
ラー73に供給し、Ioutが上昇する。その結果、時
間遅延は短縮する。
【0045】追加の抵抗84を外部ピン44および接地
に接続し、電流を外部端子44から引き出す場合、トラ
ンスコンダクタンス増幅器77の入力電圧が変化する。
入力電圧は入力79,80間に逆方向で現れるので、そ
の結果Ioutが減少し、時間遅延は延長する。外部端
子44を接地に接続した場合、基準電圧81は中断する
(break down)。これは内部ロジック86によって検出さ
れ、電圧基準81の中断に応答して、電流源74をディ
ゼーブルする。その結果、出力電流Ioutが消滅する
ので、タイマがディゼーブルされる。この場合、内部ロ
ジック86が出力61を常時ハイに駆動する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のモード切替型電源を示す簡略ブロッ
ク図。
【図2】本発明のモード切替型電源コントローラの第1
実施例を示すブロック図。
【図3】本発明のモード切替型電源コントローラの回路
の実施態様を示す図。
【図4】図3のコントローラの信号図。
【図5】タイマ回路の実施例を示す図。
【符号の説明】
11 変圧器 13 パワー・トランジスタ 21 補助巻線 22 負荷センサ 25 電流センサ 31 電源 32 コントローラ 33 制御ロジック 35 タイマ 36 論理回路 38 メモリ 40 ANDゲート 44 外部端子 45 比較器 50,54 ラッチ 58,59 ANDゲート 60 比較器 63 電圧基準 65 ORゲート 66 ANDゲート 70 コンデンサ 71 トランジス 72 ゲート 73 カレント・ミラー 74 電流源 75,76 トランジスタ 77 トランスコンダクタンス増幅器 81 電圧基準 82,84 抵抗 86 内部ロジック 90 信号ロジック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】臨界導通モードにおける動作のために、変
    圧器および電力スイッチを制御し、該変圧器の一次電流
    を切り替えるモード切替型電源コントローラであって:
    前記電力スイッチに結合する制御出力;前記電力スイッ
    チがオフに切り替えられたときに、前記変圧器の二次側
    においてゼロ電流状態を検出する第1回路;所定の時間
    遅延を有するタイマ回路であって、前記時間遅延は前記
    電力スイッチがオフに切り替えられたときに開始される
    タイマ回路;ならびに論理回路およびメモリから成る第
    2回路であって:前記電力スイッチがオフに切り替えら
    れていること;および前記電力スイッチがオフに切り替
    えられた後、前記第1回路によって前記ゼロ電流状態が
    最初に検出されたこと;という条件を満足する場合に、
    前記論理回路によって前記メモリをセットする第2回
    路;から成り、前記電源コントローラは、前記メモリが
    セットされ、前記タイマ回路の前記遅延が終了した場合
    に、前記制御出力によって、前記電力スイッチをオンに
    切り替えることを特徴とするモード切替型電源コントロ
    ーラ。
  2. 【請求項2】前記第2回路は、電力スイッチのオフ状態
    をラッチする第1ラッチと、ゼロ電流状態をラッチする
    第2ラッチとを備えており、前記第2ラッチは、前記第
    1ラッチが前記電力スイッチのオフ状態をラッチした場
    合にのみ、イネーブルされてセットされ、前記第1ラッ
    チは、ゲート・オフ信号に結合されたセット入力を有
    し、前記第2ラッチは前記第1回路に結合されたセット
    入力を有することを特徴とする請求項1記載のモード切
    替型電源コントローラ。
  3. 【請求項3】前記タイマ回路は:カレント・ミラーに結
    合されたコンデンサを備えており、前記カレント・ミラ
    ーは、該カレント・ミラーから前記コンデンサに送出さ
    れる電流を変化させるトランスコンダクタンス増幅器に
    結合され、前記トランスコンダクタンス増幅器は、前記
    電源コントローラの外部端子によって制御可能な入力電
    圧を有し、前記タイマ回路の前記時間遅延は、前記カレ
    ント・ミラーによって送出される前記電流によって予め
    定義されている電圧まで充電された前記コンデンサによ
    って規定され、遅延時間終了時に、前記タイマ回路によ
    ってタイマ遅延終了信号が発生されることを特徴とする
    請求項1記載のモード切替型電源コントローラ。
  4. 【請求項4】前記トランスコンダクタンス増幅器は、前
    記外部端子に接続された第1入力と、前記基準電圧およ
    び前記外部端子に結合された抵抗に接続された第2入力
    とを有し、前記入力電圧は、前記第1および第2入力間
    に印加され、前記入力電圧は: a)前記外部端子に電流を供給する; b)前記外部端子から電流を引き込み、追加の抵抗の第
    1端子を前記外部端子に接続し、前記追加の抵抗の第2
    端子を前記電圧基準に接続することにより、前記電流が
    前記抵抗,前記電圧基準および前記追加の抵抗を流れる
    ようにする;または c)前記外部端子を接地に接続することによって前記カ
    レント・ミラーをディゼーブルする; ことによって、ユーザの随意に制御可能であることを特
    徴とする請求項3記載のモード切替型電源コントロー
    ラ。
  5. 【請求項5】電力スイッチを有する変圧器を備え、臨界
    導通モードにおける処理のために前記変圧器の一次電流
    を切り替えるモード切替型電源であって、 前記電力スイッチに結合する制御出力;前記電力スイッ
    チがオフに切り替えられたときに、前記変圧器の二次側
    においてゼロ電流状態を検出する第1回路;所定の時間
    遅延を有するタイマ回路であって、前記時間遅延は前記
    電力スイッチがオフに切り替えられたときに開始される
    タイマ回路;ならびに論理回路およびメモリから成る第
    2回路であって:前記電力スイッチがオフに切り替えら
    れていること;および前記電力スイッチがオフに切り替
    えられた後、前記第1回路によって前記ゼロ電流が最初
    に検出されたこと;という条件を満足する場合に、前記
    論理回路によって前記メモリをセットする第2回路;か
    ら成る電源コントローラを有し、前記電源コントローラ
    は、前記メモリがセットされ、前記タイマ回路の前記遅
    延が終了した場合に、前記制御出力によって、前記電力
    スイッチをオンに切り替えることを特徴とするモード切
    替型電源。
  6. 【請求項6】モード切替型電源の制御方法であって、該
    モード切替型電源は、電力スイッチを有する変圧器を備
    え、臨界導通モードにおける動作のために前記変圧器の
    一次電流を切り替えるものであり、前記方法は、 a)ピーク一次電流に到達した場合、前記電力スイッチ
    をオフに切り替える段階;および b)前記段階a)において前記電力スイッチがオフに切
    り替えられた後所定の時間遅延が経過し; 前記電力スイッチがオフに切り替えられた後、ゼロ電流
    状態が最初に検出された;という条件を双方とも満足す
    る場合に、前記電力スイッチをオンに切り替える段階;
    から成ることを特徴とする方法。
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