JPH10313383A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

Info

Publication number
JPH10313383A
JPH10313383A JP9122267A JP12226797A JPH10313383A JP H10313383 A JPH10313383 A JP H10313383A JP 9122267 A JP9122267 A JP 9122267A JP 12226797 A JP12226797 A JP 12226797A JP H10313383 A JPH10313383 A JP H10313383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass
trough
document
shaped glass
fluorescent lamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9122267A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Takemura
幸男 竹村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP9122267A priority Critical patent/JPH10313383A/ja
Publication of JPH10313383A publication Critical patent/JPH10313383A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
  • Light Sources And Details Of Projection-Printing Devices (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像読み取り装置で、(1)光量分布などの
調整を不要にしてコストダウンをする、(2)照明効率
の向上、(3)装置の小型化、を課題とする。 【解決手段】 スリット状に照明される原稿と、セルフ
ォックレンズアレイを相対的に移動させて前記原稿から
の反射光を感光面に結像して原稿画像を読み取る画像読
み取り装置において、ガラス平板の片側面と、桶状ガラ
スの内面の一部に透明部を有するように蛍光塗料を塗布
し、前記ガラス平板と前記桶状ガラスを固着し、前記ガ
ラス平板にセルフォックレンズアレイを固着し、前記桶
状ガラスと前記ガラス平板で囲まれた部分の両端に電極
を配置して蛍光灯の機能を有するようにし、前記蛍光灯
を点灯したとき前記桶状ガラスの透明部分から光束を照
射し前記原稿を照明するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機などで、特に
セルフォックレンズアレイ(登録商標:以下、SLAと
略する)等、微小なファイバー状レンズを複数並べて原
稿面からの反射光を結像し、原稿を相対的に移動させて
画像を読み取る方式の画像読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、事務機器として複写機やファクシ
ミリ、イメージリーダなどが普及しており、感光体や紙
送り、露光装置などの技術的発展が著しく進展してい
る。
【0003】従来例を、図8に示して説明する。これ
は、キヤノン(株)の複写機であるところの形式ファミ
リーコピア(登録商標)の操作部を手前にしたところの
断面的な概略構成図例である。
【0004】図8において、8は原稿9を載置する原稿
台ガラスで、コピー時は図の右方向に移動し、コピー終
了後は、左方向に移動し停止する。
【0005】また、51は円筒蛍光灯による光源で、原
稿台ガラス8上面でかつ、直方体のSLA59の上部を
スリット状に照明する。52、53は反射部材で、円筒
蛍光灯の光源51からの光束を効率良く原稿面9に向け
て反射する。反射部材52、53は例えばアルミ反射板
などで構成されている。反射部材52、53は、フレー
ム55、56に配置され、このフレーム55、56は、
蛍光灯光源51とSLA59を支持している。
【0006】また、54は透明なアクリルカバーで、光
源51と原稿台ガラス8の光路の間に配置され、照明系
にゴミが侵入して蛍光灯の光源51の円筒ガラス管と反
射部材52のすき間などに詰まって照明光路を遮光する
ことを防止している。
【0007】さらに、59は原稿面9からの反射光を回
転する感光ドラム10上に結像するSLA(セルフォッ
クレンズアレイ)であり、10は感光ドラムで、原稿の
移動方向に対応して回転する。
【0008】部材55はフレームの一部であり、蛍光灯
の光源51とSLA59と反射部材52を規定の位置に
固定している。フレーム55、56は一体的にABS樹
脂等で構成されている。
【0009】[コピー動作の説明]原稿台ガラス8にシ
ート原稿9を載置し、コピーを指示するコピースイッチ
(不図示)を押せば、原稿台ガラス8が、左に移動し、
原稿の左先端まで移動し、蛍光灯の光源51を点灯し、
感光ドラム10を回転させて、原稿台ガラス8を今度は
右方向に移動し始める。
【0010】原稿9からの反射光は、SLA59で感光
ドラム10上部に結像して、感光ドラム10の表面に反
射光量に応じて潜像を形成する。その後は、すでに公知
の電子写真プロセス(不図示)により、転写紙60上に
トナーによる画像を形成し、転写紙60はその後定着さ
れてコピーされる。
【0011】図9は、SLA59の概略構成図である。
レンズファイバー群7を、ガラスファイバー製の平板
5、6で挟み込み、レンズファイバー群7のすき間を黒
色接着剤で埋めて両端材料64に挟んで接着している。
図10は、図9のごとく各部品を製作されたSLA59
の完成図である。
【0012】図11及び図12は、光源51の蛍光灯の
蛍光塗料塗布行程の説明図である。通常、蛍光体は、粉
末であるが、これをバインダーとよばれる揮発性の液体
に混ぜて蛍光塗料とする。ガラス管65を斜にして、同
軸状のガラス管65上部の開口から前記した蛍光塗料6
6を流しこみ、ガラス管65を回転して、内面外壁に蛍
光塗料66が付着するように塗布する。塗布後、加熱し
て液体を揮発させ、ガラス管内面に蛍光体を固着させ
る。ここで、アパーチャー型(開口型)の蛍光灯は、ガ
ラス管の一部に蛍光塗料の塗布していない部分を配置し
たものである。
【0013】このアパーチャー型(開口型)の蛍光灯の
製造方法は、蛍光塗料66を塗布後に、アパーチャー相
当の幅寸法のへらをガラス管65内部に入れて、蛍光塗
料66を削りとって透明部分としたり、また、蛍光塗料
66を流す幅を規制して、特定部分だけに蛍光塗料66
が付着するようにして透明部分を形成する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
には下記に示す問題点があった。 (1)一般の蛍光灯は断面が円筒状のガラス管である。
ガラス管の外径は、約10mmほどであるが、製造誤差
で0.5mm程度の誤差を持つ。フレームにはこの外径
を突き当てて固定するために、外径寸法がばらつくとラ
ンプの取り付けによる位置誤差を生じる結果、原稿面上
で光量ムラを生じる。 (2)蛍光灯のガラス管の内面に蛍光塗料が塗布されて
いる。蛍光体の塗布は、両端の開口部から蛍光塗料を流
し込んで行う。このとき蛍光塗料の流れ方が安定的に制
御できないために、内面の各場所により蛍光塗料が流れ
た時間に微妙な差が生じ結果的に蛍光塗料の厚みにムラ
が生じる。分厚く塗られた部分は、明るく発光するた
め、ランプの長手方向に光量ムラが生じる。
【0015】この光量ムラと前記したランプの位置誤差
による光量ムラを補正するためにランプとSLAの読み
取り位置を相対的に移動させるなどの調整が必要だっ
た。 (3)防塵の目的で設けた防塵透明カバーは、透過率が
90%程度と低く、10%に相当する照明光量を減ら
す。
【0016】このために、発光光量の10%分大きな光
源を使用する必要があるが、このためには発光面積の大
きな太い蛍光灯を使用する必要があり、装置が大型化す
るという欠点があった。 (4)光源と、フレームと、SLAが各々独立に剛体構
造を持っていることで、スペース的に無駄が多い。 (5)蛍光灯の放射光量を多くする工夫として、ガラス
管の一部を透明としたアパーチャータイプの蛍光灯があ
る。
【0017】アパーチャー形成手段は、ガラス管がある
程度太いと作業がやりやすいが、太さが10mm以下に
なると、蛍光体を削りとる「へら」が入らなかったり、
また流し込む幅を規制する方法でも流れる蛍光塗料が跳
ねたりして、規制している幅より広いところに付着して
しまうなどして究めて製造が困難であり、幅の精度など
が安定しなくなり、完成後は、長手での光量ムラが大き
くなり、実用的な蛍光灯ができないという欠点がある。
よって、光束の放出効率が低くなり、照明光量も高くで
きなまい。
【0018】これらの状況に対し、本出願に係わる発明
の目的は、 (1)光量分布などの調整を不要にしてコストダウンを
する。 (2)照明効率の向上。 (3)装置の小型化。 の3つである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、原稿をスリット状に照射し、セルフォッ
クレンズアレイを相対的に移動させて前記原稿からの反
射光を感光面に結像して原稿画像を読み取る画像読み取
り装置において、ガラス平板の片側面と、桶状ガラスの
内面の一部に透明部を有するように蛍光塗料を塗布し、
前記ガラス平板と前記桶状ガラスを固着して照明手段を
構成し、更に前記ガラス平板に前記セルフォックレンズ
アレイを固着したことを特徴とする。
【0020】また、原稿をスリット状に照射し、セルフ
ォックレンズアレイを相対的に移動させて前記原稿から
の反射光を感光面に結像して原稿画像を読み取る画像読
み取り装置において、ガラス平板の片側面と、桶状ガラ
スの内面の一部に透明部を有するように蛍光塗料を塗布
し、前記ガラス平板と前記桶状ガラスを固着して照明手
段を構成し、更に前記ガラス平板に前記セルフォックレ
ンズアレイを固着し、前記桶状ガラスと前記ガラス平板
で囲まれた内部の両端に電極を配置して蛍光灯の機能を
有するようにし、前記蛍光灯を点灯したとき、前記桶状
ガラスの透明部分から光束を出射し、前記原稿を照射す
るようにしたことを特徴とする。
【0021】さらに、原稿をスリット状に照射し、セル
フォックレンズアレイを相対的に移動させて前記原稿か
らの反射光を感光面に結像して原稿画像を読み取る画像
読み取り装置において、ガラス平板の片側面と、桶状ガ
ラスの内面の一部に透明部を有するように蛍光塗料を塗
布し、前記ガラス平板と前記桶状ガラスを固着し、前記
ガラス平板に前記セルフォックレンズアレイを固着し、
前記桶状ガラスと前記ガラス平板で囲まれた内部の両端
に電極を配置して蛍光灯の機能を有するようにし、前記
桶状ガラスの一部に前記原稿面方向に伸びるように反射
処理部を配置し、前記桶状ガラスの透明部分から放出し
た光束の一部で直接前記原稿を照明し、他の一部の光束
は、前記反射処理部を介して前記原稿を照明することを
特徴とする。 また、原稿をスリット状に照射し、セル
フォックレンズアレイを相対的に移動させて前記原稿か
らの反射光を感光面に結像して原稿画像を読み取る画像
読み取り装置において、桶状ガラス内面に蛍光塗料を塗
布し、前記桶状ガラスの一部は透明のまま塗布せず、平
板ガラス片側に蛍光塗料を塗布し、前記桶状ガラスと接
着した構成の蛍光灯と、前記桶状ガラスの透明部分が前
記原稿面方向に向くように配置し、前記桶状ガラスの底
部裏面で前記セルフォックレンズアレイを挟んで固定
し、前記桶状ガラスの外側の一部に反射処理をし、前記
桶状ガラスの透明部分から放射された光束の一部は直接
前記原稿に照射し、また、ほかの光束は、前記桶状ガラ
スに設けられた反射処理部で反射され、効率良く前記原
稿面に照射することを特徴とする。
【0022】また、原稿をスリット状に照射し、セルフ
ォックレンズアレイを相対的に移動させて前記原稿から
の反射光を感光面に結像して原稿画像を読み取る画像読
み取り装置において、平板ガラスの片側の一部に帯状に
蛍光塗料を塗布し、桶状ガラスの内面の一部が帯状に透
明になるように蛍光塗料を塗布し、前記桶状ガラスの外
側面の一部に鏡面反射処理をして、前記平板ガラスの蛍
光塗料が無い部分に前記セルフォックレンズアレイの横
側面を配置し、前記レンズの横片側面に前記セルフォッ
クレンズアレイ部分より長い鏡筒兼用反射部材を前記原
稿側と感光ドラム側にはみ出るようにして配置し、前記
桶状ガラスと前記平板ガラスを固着して両端に電極を配
置して蛍光灯を構成し、前記蛍光灯の前記桶状ガラスの
透明部分から放射された光束の一部で直接前記原稿面を
照明し、ほかの一部で前記した前記鏡筒兼用反射部材の
前記原稿面側部を介して前記原稿面を照明するようには
み出し部分を傾斜させ、また、前記原稿からの反射光
を、前記桶状ガラスの反射処理部で反射させ、前記セル
フォックレンズアレイに指向させ、前記セルフォックレ
ンズアレイを通過した光束を、前記鏡筒兼用反射部材の
感光ドラム側部で反射して、前記感光ドラムに照射させ
るようにはみ出た部分を傾斜させる構成としたことを特
徴とする。
【0023】本発明は、このような手段による画像読み
取り装置は、 (1)平面蛍光灯を光源とする。平面蛍光灯の蛍光塗料
塗布は、平板ガラスについてはシルク印刷技術により行
うため、安定した塗装厚みが確保できる。また桶状ガラ
スについても「くちばし状のディスペンサー」を使用し
て蛍光塗料をガラス表面に均一に塗布することができる
ため、製造後の蛍光塗料塗布厚さムラによる光量ムラが
きわめて少なくできる。また、アパーチャーの形成作業
も蛍光灯の太さに影響されないために、安定して明るい
光源ができる。 (2)平面蛍光灯の平面部の一部で、ファイバーレンズ
群を挟んで固定する。すなわちSLAと光源を一体化す
る。これで従来フレームと光源、また、フレームとSL
Aの寸法誤差などで生じていた位置誤差による光量ムラ
は減少する。よって、従来は必須だった光量調整が上記
(1)の効果も相まってなくせる。 (3)光源とレンズを一体化して従来例の主要部品で独
立に配置していた剛体構造を1つにまとめることで部品
点数を減らし、またスペースが小さくできる。
【0024】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]本実施形態を説明する前に、本発明
の前提となる平面の蛍光管の構成について説明する。図
5、図6、図7は、本発明に使用する平面蛍光管の製作
説明図である。図5で、帯状の一部を除き蛍光体を塗布
した桶状のガラス桶4の端部に電極33、34を配置
し、その上に、蛍光体を片側に塗布した平板ガラス6を
あてがい周囲を接着する。図6で、接着は、鉛ガラスな
どを主体としたフリットを桶状ガラス4と平板ガラス6
の接触部分に塗布して、高温環境に放置することで接着
できる。また、桶状ガラス4は、図5に示すように、平
板部の内側に桶の形態の窪みを有した形状のガラスをい
う。
【0025】接着時の高温環境の温度は、ガラスが溶け
ず、また、フリットが溶ける500℃程度でよい。熱し
た後にガラス管を徐々に冷却するとフリットが固着し桶
状ガラス4と平板ガラス6がしっかりと接着される。
【0026】後に排気口2より中の空気を抜き、真空と
した後にアルゴンを主体とした、キセノンガスなどをい
れて、排気口をバーナーであぶって溶かし封止する。
【0027】図7は完成図である。両端の電極33、3
4に、500〜1000Vの交流電圧を印加すれば、桶
状ガラスの透明部分から外に向かって可視光が放射す
る。
【0028】第1の実施形態について、画像読み取り装
置の主要部における断面的概略図を図1に示す。図1に
おいて、ガラス平板右5、平板ガラス左6に挟まれたレ
ンズ7、平板ガラス左6には、内面に蛍光塗料3が塗布
された桶状ガラス4を接着して構成される平面蛍光灯が
配置される。桶状ガラス4の上部は蛍光塗料を塗布せ
ず、アパーチャー型とし、平板ガラスと前記した桶状ガ
ラスの一部を除いては、蛍光塗料を塗布する。この蛍光
灯は桶状ガラス4と平板ガラス左6とに囲まれ、その内
部には一部に蛍光塗料3が塗布され、両端に電極33,
34とが配置され、内部にキセノンガスを入れて封止し
た排気口2とで構成されており、蛍光塗料3が塗布され
ていない一部がアパーチャー型として、当該蛍光灯から
原稿をライン状に照射する出射部となる。
【0029】また、レンズ7は図9,図10に示すレン
ズファイバー群7と同等であり、ガラス平板右5と、ガ
ラス平板左6で挟み込み、レンズファイバー群7のすき
間を黒色接着剤で埋めて両端材料64に挟んで接着した
SLA59の構成と同等のものである。従って、蛍光灯
とレンズ7とガラス平板右5とは一体とされて、上部の
原稿を照射し、反射光をレンズ7で集光し、下部の円柱
状の感光体10を露光する。
【0030】ここで、蛍光灯が発光すると、前記した桶
状ガラスの透明部分から光束が放出され原稿面9に照射
する。平板ガラス左6は、蛍光灯の光束をレンズ方に透
過しないように黒色に塗装するか、また、反射防止処理
をしておく。これはレンズに光束が入ると迷光となって
読み取り画質を劣化させる原因となる恐れがあるからで
ある。
【0031】[第2の実施形態]第2の実施形態におけ
る画像読み取り装置の主要部の断面的な概略構成図を図
2に示す。図2において、SLA7の両側に平面蛍光灯
を配置しているが、蛍光灯の構成は第1の実施形態と同
様である。蛍光灯の桶状ガラス4の底部外側で、原稿面
側に伸びる反射部材11を配置する。桶状ガラス4の透
明部分から放射された光束の一部は原稿に直接指向し、
他の光束は、反射部材を介して原稿を照明する。71は
SLAで、原稿からの反射光を感光ドラム10に照射す
る。ここで、SLA71は、ガラス平板6を有する蛍光
灯の間に図9,図10で示したファイバレンズ7を挟ん
で構成し、平板型蛍光灯は上記第1の実施形態で製作し
た蛍光灯と同様に形成したもので、桶状ガラス4の一部
に蛍光体を塗布し、ほぼ全面的に蛍光体を塗布した平板
ガラス6と桶状ガラス4とを密着して、内部にキセノン
ガスを封入するための排出口を備え、内部の両端に電極
33,34を備えて、両電極33,34に高周波電流を
流して放電させ、紫外線を出力して蛍光体を発光させ、
アパーチャー部から原稿をライン状に照射する。本実施
形態では、SLA71の両側から、出射光を出力し、一
部は反射材料11で反射されて原稿を照射し、原稿の反
射光はSLA71で集束されて回転する円筒状の感光体
10を露光する。
【0032】[第3の実施形態]第3の実施形態におけ
る画像読み取り装置の主要部の断面的な概略構成図を図
3に示す。図3において、桶状ガラス4内面に蛍光塗料
を塗布し、一部は透明のまま塗布しない。蛍光灯は、平
板ガラス12と桶状ガラス4と接着した構成とし、その
内面に一部を除いた大部分に蛍光塗料3を塗布し、桶状
ガラス4の底側面の蛍光塗料を塗布していない出射口と
なる透明部分14が原稿面方向になるように配置して構
成される。この蛍光灯の内部の長手方向の両端には不図
示の電極33,34が配置され、該蛍光灯の内部はキセ
ノンガスが封入されている。この蛍光灯の桶状ガラス4
の底部裏面でSLA7を挟んで固定し、桶状ガラス4の
平面ガラス12と接着した部分で内側両面の一部に反射
処理部分13を、例えば反射材料としてアルミニウム箔
を貼ったり、アルミニウムを蒸着している。桶状ガラス
4の透明部分14から放射された光束の一部は直接原稿
9に照射し、また、ほかの光束は、桶状ガラス4に設け
られた反射処理部分13で反射され効率良く原稿面に照
射する。
【0033】また、蛍光灯を構成する平面ガラス12は
SLA7を中心として原稿方向に集束する傾斜を持た
せ、照射量が効率よく原稿に到達するように形成され
る。当該SLA7を挟んだ両側の蛍光灯は、蛍光塗料を
塗布した部分から出射口を介して、一部は直接、他の大
部分は反射処理部分で反射されて、原稿面をライン状に
照射する。原稿面9で反射された光束はSLA7で集束
され、下部の感光体10を反射光量に応じて露光する。
露光された感光体10は、回転しつつ、トナーを塗布さ
れ、その下部に転送される被転写紙に転写され、被転写
紙は、原稿と同一画像が形成される。
【0034】SLA7と蛍光灯とを一体化する製造方法
は、図9,図10で説明した方法と同様であり、桶状ガ
ラス4の底部とSLA7との当接部とは一致する寸法と
し、平面ガラス12と桶状ガラス4のへりとの接着部分
は第2実施形態よりも面積を広めて、反射処理部分13
の面積を十分確保する。
【0035】[第4の実施形態]第4の実施形態におけ
る画像読み取り装置の主要部の断面的な概略構成図を図
4に示す。
【0036】平板ガラス26の片側の一部に帯状に蛍光
塗料3を塗布し、桶状ガラス21の内面の底部側面の一
方は全面に、他方は底部から離れた側面部に蛍光塗料を
塗布し、底部と底部に続く側面が帯状に透明になるよう
に形成され、桶状ガラス21の底部外側面の一部に反射
処理27をして、平板ガラス26の蛍光塗料が無い部分
にSLA7を配置し、SLA7の片側面で平板ガラス2
6とは反対側の面にSLA7部分より長い鏡筒兼用反射
部材25を、原稿9側と感光ドラム10側に、はみ出る
ようにして配置して構成されている。ここで、蛍光灯は
上述の実施形態で説明した蛍光灯とほぼ同一工程で製造
されており、桶状ガラス21の形状と反射処理部27と
蛍光塗料を塗布する部分が異なり、平面ガラス26との
接着部分は第1,第2の実施形態と同様であり、平面ガ
ラス26は桶状ガラス21と同一平面側にSLA7を配
置できるだけの長さを有することが異なる点である。
【0037】上記構成で、蛍光灯内面の長手方向の両端
に配置された不図示の電極33,34に交流電流を供給
すると、蛍光塗料が発光し、桶状ガラス21の透明部分
から放射された光束の一部で直接原稿面を照明し、ほか
の一部で前記した鏡筒兼用反射部材25の原稿面側部2
2を介して原稿面を照明するようにはみ出し部分を傾斜
させ、原稿9からの反射光を、前記した桶状ガラス21
の反射処理部27で反射させ、SLA7に指向させ、S
LA7を通過した光束を、前記した鏡筒兼用反射部材の
感光ドラム側部23で感光ドラム10に照射させるよう
にはみ出た部分を傾斜させる構成として、反射させ、感
光ドラム10に照射して露光する。
【0038】反射部27は、桶状ガラス21表面に直接
アルミなどの反射材料を蒸着してもよく、また、別部材
のアルミ反射板や、樹脂の反射部材を貼付してもよい。
【0039】本実施形態では、原稿面9に平行にSLA
7を配置しているので、原稿面9と感光体10との奥面
との距離を短くできて、薄型にできる効果を有する。ま
た、桶状ガラス21の出射口を底面と底面に続く側面と
したが、更に効率の良い出射口とするため、桶状ガラス
21の底面と底面に続く側面の交差する部分を透明とし
て、他の部分には蛍光塗料を塗布して、その交差部分を
照射光を集束するレンズ機能を持たせるようにしてもよ
い。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、第1の実施形態では、
(1)ランプとSLAが一体化できることで、小型化で
きる。(2)蛍光塗料の塗料ムラによる光量ムラの無い
平面蛍光灯を高精度に一体化できることで、光量ムラ補
正調整が不要にすることができる。(3)蛍光灯のガラ
ス管が円筒ではなく平面であるために、すき間が無い構
成と成っているために、ゴミが付着しにくく透明カバー
が不要なため、透明カバーの透過率で低下していた照明
効率低下がないため、効率の良い照明ができる、という
効果がある。
【0041】また、第2の実施形態によれば、(1)蛍
光灯からの光束が効率良く原稿面に集光できるために、
第1の実施形態より照明効率の高い照明ができ、諸費電
力の小さい蛍光灯が使用できる。また、小さい蛍光灯を
使用する場合は、装置の小型化にも効果がある。(2)
SLAの左右に光源である蛍光灯を配置したために、切
り貼り原稿の陰の再現も緩和できる。
【0042】更に、第3の実施形態によれば、(1)反
射部材は剛性のあるガラス板に配置できるためにルミラ
ーなどの樹脂にアルミを蒸着したシート状反射部材が使
用できるために安価で、軽量にできる。(2)SLAの
左右に光源である蛍光灯を配置したために、照射量を増
加し、切り貼り原稿の陰の再現も緩和できる。
【0043】また、第4の実施形態によれば、(1)S
LAを水平方向に配置でき、また、光路を折曲げるミラ
ーも一体化できるために小型で、高精度な画像読み取り
装置が製造可能となる。
【0044】以上説明したように、本発明によれば、多
くの効果を持ちえる優れた画像読み取り装置の提供が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施形態の説明図である。
【図2】本発明による第2の実施形態の説明図である。
【図3】本発明による第3の実施形態の説明図である。
【図4】本発明による第4の実施形態の説明図である。
【図5】本発明による平面蛍光灯の製造方法の概略説明
図である。
【図6】本発明による平面蛍光灯の製造方法の概略説明
図である。
【図7】本発明による平面蛍光灯の製造方法の概略説明
図である。
【図8】従来例である複写機の画像読み取り部の説明図
である。
【図9】本発明によるセルフォックレンズアレイの構成
説明図である。
【図10】本発明によるセルフォックレンズアレイの構
成説明図である。
【図11】従来の円筒蛍光灯の製造方法の概略説明図で
ある。
【図12】従来の円筒蛍光灯の製造方法の概略説明図で
ある。
【符号の説明】
1 蛍光灯放電空間 2 蛍光灯排気孔跡 3 蛍光塗料部 4 桶状ガラス 5、6 SLA平板部材 7 結像レンズ 8 原稿載置ガラス 9 原稿 10 回転感光体 59 SLA 54 透明カバー 51 蛍光灯 52、53 反射部材 65 円筒ガラス 66 蛍光塗料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/00 H04N 1/00 D

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿をスリット状に照射し、セルフォッ
    クレンズアレイを相対的に移動させて前記原稿からの反
    射光を感光面に結像して原稿画像を読み取る画像読み取
    り装置において、 ガラス平板の片側面と、桶状ガラスの内面の一部に透明
    部を有するように蛍光塗料を塗布し、前記ガラス平板と
    前記桶状ガラスを固着して照明手段を構成し、更に前記
    ガラス平板に前記セルフォックレンズアレイを固着した
    ことを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 原稿をスリット状に照射し、セルフォッ
    クレンズアレイを相対的に移動させて前記原稿からの反
    射光を感光面に結像して原稿画像を読み取る画像読み取
    り装置において、 ガラス平板の片側面と、桶状ガラスの内面の一部に透明
    部を有するように蛍光塗料を塗布し、前記ガラス平板と
    前記桶状ガラスを固着して照明手段を構成し、更に前記
    ガラス平板に前記セルフォックレンズアレイを固着し、 前記桶状ガラスと前記ガラス平板で囲まれた内部の両端
    に電極を配置して蛍光灯の機能を有するようにし、前記
    蛍光灯を点灯したとき、前記桶状ガラスの透明部分から
    光束を出射し、前記原稿を照射するようにしたことを特
    徴とする画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 原稿をスリット状に照射し、セルフォッ
    クレンズアレイを相対的に移動させて前記原稿からの反
    射光を感光面に結像して原稿画像を読み取る画像読み取
    り装置において、 ガラス平板の片側面と、桶状ガラスの内面の一部に透明
    部を有するように蛍光塗料を塗布し、前記ガラス平板と
    前記桶状ガラスを固着し、前記ガラス平板に前記セルフ
    ォックレンズアレイを固着し、前記桶状ガラスと前記ガ
    ラス平板で囲まれた内部の両端に電極を配置して蛍光灯
    の機能を有するようにし、前記桶状ガラスの一部に前記
    原稿面方向に伸びるように反射処理部を配置し、前記桶
    状ガラスの透明部分から放出した光束の一部で直接前記
    原稿を照明し、他の一部の光束は、前記反射処理部を介
    して前記原稿を照明することを特徴とする画像読み取り
    装置。
  4. 【請求項4】 原稿をスリット状に照射し、セルフォッ
    クレンズアレイを相対的に移動させて前記原稿からの反
    射光を感光面に結像して原稿画像を読み取る画像読み取
    り装置において、 桶状ガラス内面に蛍光塗料を塗布し、前記桶状ガラスの
    一部は透明のまま塗布せず、平板ガラス片側に蛍光塗料
    を塗布し、前記桶状ガラスと接着した構成の蛍光灯と、
    前記桶状ガラスの透明部分が前記原稿面方向に向くよう
    に配置し、前記桶状ガラスの底部裏面で前記セルフォッ
    クレンズアレイを挟んで固定し、前記桶状ガラスの外側
    の一部に反射処理をし、前記桶状ガラスの透明部分から
    放射された光束の一部は直接前記原稿に照射し、また、
    ほかの光束は、前記桶状ガラスに設けられた反射処理部
    で反射され、効率良く前記原稿面に照射することを特徴
    とする画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】 原稿をスリット状に照射し、セルフォッ
    クレンズアレイを相対的に移動させて前記原稿からの反
    射光を感光面に結像して原稿画像を読み取る画像読み取
    り装置において、 平板ガラスの片側の一部に帯状に蛍光塗料を塗布し、桶
    状ガラスの内面の一部が帯状に透明になるように蛍光塗
    料を塗布し、前記桶状ガラスの外側面の一部に鏡面反射
    処理をして、前記平板ガラスの蛍光塗料が無い部分に前
    記セルフォックレンズアレイの横側面を配置し、前記レ
    ンズの横片側面に前記セルフォックレンズアレイ部分よ
    り長い鏡筒兼用反射部材を前記原稿側と感光ドラム側に
    はみ出るようにして配置し、前記桶状ガラスと前記平板
    ガラスを固着して両端に電極を配置して蛍光灯を構成
    し、 前記蛍光灯の前記桶状ガラスの透明部分から放射された
    光束の一部で直接前記原稿面を照明し、ほかの一部で前
    記した前記鏡筒兼用反射部材の前記原稿面側部を介して
    前記原稿面を照明するようにはみ出し部分を傾斜させ、
    また、前記原稿からの反射光を、前記桶状ガラスの反射
    処理部で反射させ、前記セルフォックレンズアレイに指
    向させ、前記セルフォックレンズアレイを通過した光束
    を、前記鏡筒兼用反射部材の感光ドラム側部で反射し
    て、前記感光ドラムに照射させるようにはみ出た部分を
    傾斜させる構成としたことを特徴とする画像読み取り装
    置。
  6. 【請求項6】 前記反射処理部は、前記桶状ガラス表面
    に別部材のアルミ反射板や、樹脂の反射部材を貼付した
    ことを特徴とする請求項3、4、又は5に記載の画像読
    み取り装置。
  7. 【請求項7】 前記蛍光灯を前記セルフォックレンズア
    レイの両側に配置することを特徴とする請求項2乃至4
    及び6のうちいずれか1項に記載の画像読み取り装置。
JP9122267A 1997-05-13 1997-05-13 画像読み取り装置 Pending JPH10313383A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9122267A JPH10313383A (ja) 1997-05-13 1997-05-13 画像読み取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9122267A JPH10313383A (ja) 1997-05-13 1997-05-13 画像読み取り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10313383A true JPH10313383A (ja) 1998-11-24

Family

ID=14831737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9122267A Pending JPH10313383A (ja) 1997-05-13 1997-05-13 画像読み取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10313383A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8503611B2 (en) 2010-01-06 2013-08-06 Rigaku Corporation X-ray topography apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8503611B2 (en) 2010-01-06 2013-08-06 Rigaku Corporation X-ray topography apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4248517A (en) Illuminating device for use in a copying apparatus, a facsimile apparatus, and the like
JP4915177B2 (ja) 光源装置およびその製造方法、露光装置ならびに画像形成装置
JP2004163463A (ja) 光学部材保持手段、およびそれを備えた光走査装置、画像形成装置
JP2008051978A (ja) 光源装置およびその製造方法、露光装置ならびに画像形成装置
US3586849A (en) Illumination system
JPH10313383A (ja) 画像読み取り装置
JPS6010273A (ja) 原稿走査装置
US4719493A (en) Imaging system including a segmented filament light source with improved illumination output uniformity
US4394084A (en) Low-profile electrophotographic copying machine
JP2011248230A (ja) 光源装置および光走査装置
JP2002277791A (ja) 光学部品の取付構造
JP2004233554A (ja) ポリゴンミラー、光走査装置、および画像形成装置
US4660967A (en) Hot cathode fluorescent tube illumination system
JPS61219977A (ja) 電子写真の定着装置
JPS61264331A (ja) 全フレ−ム照明型像形成装置
US6728010B1 (en) Color image reader for use in image forming apparatus
JP2966705B2 (ja) 画像読取・書込装置
JPH01222978A (ja) 印写装置
JPH0682932A (ja) 画像形成装置の露光装置
JPH0443863Y2 (ja)
JPH0446286Y2 (ja)
CA1159505A (en) Low-profile electrophotographic copying machine
JPH0733234Y2 (ja) スライドフィルムのプリント装置
JPH059721Y2 (ja)
JP2002277797A (ja) 画像形成装置