JPH1031284A - 画像形成要素 - Google Patents
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- JPH1031284A JPH1031284A JP9080819A JP8081997A JPH1031284A JP H1031284 A JPH1031284 A JP H1031284A JP 9080819 A JP9080819 A JP 9080819A JP 8081997 A JP8081997 A JP 8081997A JP H1031284 A JPH1031284 A JP H1031284A
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- G03C1/00—Photosensitive materials
- G03C1/76—Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
- G03C1/85—Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers characterised by antistatic additives or coatings
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- G03C1/853—Inorganic compounds, e.g. metals
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、その導電特性が処理残留性
であり、同時に湿度に左右されない、改良された画像形
成要素用導電層を提供することである。 【解決手段】 画像形成方法に使用するための画像形成
要素であって、前記画像形成要素が、支持体、画像形成
層および電気的導電性層を含んでなり、前記導電性層が
五酸化バナジウムコロイド状ゲル、ポリエステルイオノ
マーバインダーおよびメトキシアルキルメラミンを含ん
でなる画像形成要素。
であり、同時に湿度に左右されない、改良された画像形
成要素用導電層を提供することである。 【解決手段】 画像形成方法に使用するための画像形成
要素であって、前記画像形成要素が、支持体、画像形成
層および電気的導電性層を含んでなり、前記導電性層が
五酸化バナジウムコロイド状ゲル、ポリエステルイオノ
マーバインダーおよびメトキシアルキルメラミンを含ん
でなる画像形成要素。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に画像形成層
要素、例えば、写真要素に関し、特に、支持体、画像形
成層および導電性層を含んでなる画像形成要素に関す
る。さらに詳細には、本発明は、その導電性層が処理残
留性であり、かつ本質的に湿度に影響されない導電性層
を有する画像形成層に関する。
要素、例えば、写真要素に関し、特に、支持体、画像形
成層および導電性層を含んでなる画像形成要素に関す
る。さらに詳細には、本発明は、その導電性層が処理残
留性であり、かつ本質的に湿度に影響されない導電性層
を有する画像形成層に関する。
【0002】
【従来の技術】静電荷制御についての課題は、写真業界
において十分に認識されている。静電気荷電は、製造、
仕上げおよび写真要素の使用中の各種要因に基づいて発
生する。静電荷が蓄積すると、写真乳剤中にカブリパタ
ーン、各種の塗布欠陥、例えば、斑点パターンおよび撥
水スポット、処理済フィルムに”ピンホール”を形成す
る吸塵、並びに各種の取扱および運搬上の課題が生じる
ことがある。
において十分に認識されている。静電気荷電は、製造、
仕上げおよび写真要素の使用中の各種要因に基づいて発
生する。静電荷が蓄積すると、写真乳剤中にカブリパタ
ーン、各種の塗布欠陥、例えば、斑点パターンおよび撥
水スポット、処理済フィルムに”ピンホール”を形成す
る吸塵、並びに各種の取扱および運搬上の課題が生じる
ことがある。
【0003】この静電荷蓄電の課題を克服するために、
写真要素に帯電防止層を配備することは通常行うところ
である。多くの帯電防止剤がこの目的のために用いられ
ている。例えば、スチレンおよびスチレンウンデカン酸
の共重合体のアルカリ金属塩を含む帯電防止層が米国特
許第3,033,679号に記載されている。金属ハロ
ゲン化物、例えば、塩化ナトリウムまたは塩化カリウム
を、導電材料として硬化アルコールバインダー中に有す
る写真フィルムが、米国特許第3,439,484号に
記載されている。米国特許第3,525,621号で
は、帯電防止層は、コロイド状シリカおよび有機帯電防
止剤、例えば、アルキルアリールポリエーテルスルホネ
ートのアルカリ金属塩、アリールスルホン酸のアルカリ
金属塩またはポリマーカルボン酸のアルカリ金属塩から
なる。アニオン性フィルム形成性ポリ電解質、コロイド
状シリカおよびポリアルキレンオキシドからなる帯電防
止層が米国特許第3,630,740号に開示されてい
る。米国特許第3,681,070号には、帯電防止剤
がスチレンとスチレンスルホン酸の共重合体である帯電
防止層が開示されている。米国特許第4,542,09
5号は、バインダー、アルキレンオキシドモノマーを重
合せしめた非イオン性表面活性ポリマー、およびアルカ
リ金属塩を含む帯電防止組成物を開示している。米国特
許第4,916,011号には、スチレンスルホン酸−
マレイン酸共重合体、ラテックスバインダー、およびア
ルキル−置換三官能性アジリジン架橋剤を含む帯電防止
層が開示されている。
写真要素に帯電防止層を配備することは通常行うところ
である。多くの帯電防止剤がこの目的のために用いられ
ている。例えば、スチレンおよびスチレンウンデカン酸
の共重合体のアルカリ金属塩を含む帯電防止層が米国特
許第3,033,679号に記載されている。金属ハロ
ゲン化物、例えば、塩化ナトリウムまたは塩化カリウム
を、導電材料として硬化アルコールバインダー中に有す
る写真フィルムが、米国特許第3,439,484号に
記載されている。米国特許第3,525,621号で
は、帯電防止層は、コロイド状シリカおよび有機帯電防
止剤、例えば、アルキルアリールポリエーテルスルホネ
ートのアルカリ金属塩、アリールスルホン酸のアルカリ
金属塩またはポリマーカルボン酸のアルカリ金属塩から
なる。アニオン性フィルム形成性ポリ電解質、コロイド
状シリカおよびポリアルキレンオキシドからなる帯電防
止層が米国特許第3,630,740号に開示されてい
る。米国特許第3,681,070号には、帯電防止剤
がスチレンとスチレンスルホン酸の共重合体である帯電
防止層が開示されている。米国特許第4,542,09
5号は、バインダー、アルキレンオキシドモノマーを重
合せしめた非イオン性表面活性ポリマー、およびアルカ
リ金属塩を含む帯電防止組成物を開示している。米国特
許第4,916,011号には、スチレンスルホン酸−
マレイン酸共重合体、ラテックスバインダー、およびア
ルキル−置換三官能性アジリジン架橋剤を含む帯電防止
層が開示されている。
【0004】例えば、米国特許第4,203,769号
に開示されているように、五酸化バナジウムコロイド状
ゲルを含む組成物から帯電防止層を製造することが知ら
れている。五酸化バナジウムを含む帯電防止層は、静電
に対して優れた保護性を与え、それらが優れて透明性を
有し、かつそれらの性能が湿度に著しく影響されないの
で極めて有利である。これらの帯電防止層の優れた性能
は、この材料の特定の結晶形に起因する。コロイド状五
酸化バナジウムゲルは絡み合った、高アスペクト比の、
幅50〜100Å、厚さ10Å、および長さ1000〜
10000Åの平坦なリボンからなる。低表面抵抗率
が、この高アスペクト比結晶形の結果として、極めて低
塗布量の五酸化バナジウムで得ることができる。
に開示されているように、五酸化バナジウムコロイド状
ゲルを含む組成物から帯電防止層を製造することが知ら
れている。五酸化バナジウムを含む帯電防止層は、静電
に対して優れた保護性を与え、それらが優れて透明性を
有し、かつそれらの性能が湿度に著しく影響されないの
で極めて有利である。これらの帯電防止層の優れた性能
は、この材料の特定の結晶形に起因する。コロイド状五
酸化バナジウムゲルは絡み合った、高アスペクト比の、
幅50〜100Å、厚さ10Å、および長さ1000〜
10000Åの平坦なリボンからなる。低表面抵抗率
が、この高アスペクト比結晶形の結果として、極めて低
塗布量の五酸化バナジウムで得ることができる。
【0005】典型的に、五酸化バナジウムは、ポリマー
バインダー中を用いて塗布して、隣接層への接着性およ
び帯電防止層の耐性を改良する。ポリエステルイオノマ
ー分散体(優れたフィルム形成特性および五酸化バナジ
ウムとの適合性を示す故に好ましいバインダーである)
は、水性ベース、五酸化バナジウム含有帯電防止塗布配
合物での使用が、最近開示されている。例えば、支持
体、少なくとも1層の画像形成層、およびカルボキシル
基、アルカリ金属カルボキシレート基、スルホン酸基ま
たはアルカリ金属スルホネート基を含有するポリエステ
ルイオノマーバインダー中に五酸化バナジウムを含む帯
電防止層を含んでなる要素が、米国特許第5,360,
706号に開示されている。ポリエステルイオノマー分
散体のような、ポリマーバインダーに分散された五酸化
バナジウムを含む電子的導電性層を含有する、静電写真
用画像形成要素が、米国特許第5,380,584号に
記載されている。スルホポリエステルを始めとするスル
ホポリマーバインダー中に五酸化バナジウムを含む帯電
防止層が、米国特許第5,203,884号、第5,3
22,761号、第5,372,985号、第5,40
7,603号、第5,424,269号、第5,42
7,835号、第5,439,785号および第5,4
68,498号に記載されている。
バインダー中を用いて塗布して、隣接層への接着性およ
び帯電防止層の耐性を改良する。ポリエステルイオノマ
ー分散体(優れたフィルム形成特性および五酸化バナジ
ウムとの適合性を示す故に好ましいバインダーである)
は、水性ベース、五酸化バナジウム含有帯電防止塗布配
合物での使用が、最近開示されている。例えば、支持
体、少なくとも1層の画像形成層、およびカルボキシル
基、アルカリ金属カルボキシレート基、スルホン酸基ま
たはアルカリ金属スルホネート基を含有するポリエステ
ルイオノマーバインダー中に五酸化バナジウムを含む帯
電防止層を含んでなる要素が、米国特許第5,360,
706号に開示されている。ポリエステルイオノマー分
散体のような、ポリマーバインダーに分散された五酸化
バナジウムを含む電子的導電性層を含有する、静電写真
用画像形成要素が、米国特許第5,380,584号に
記載されている。スルホポリエステルを始めとするスル
ホポリマーバインダー中に五酸化バナジウムを含む帯電
防止層が、米国特許第5,203,884号、第5,3
22,761号、第5,372,985号、第5,40
7,603号、第5,424,269号、第5,42
7,835号、第5,439,785号および第5,4
68,498号に記載されている。
【0006】五酸化バナジウム帯電防止層を、親水性保
護オーバーコート層またはバリヤー層でオーバーコート
して、帯電防止剤のフィルム処理溶液中への溶解による
帯電防止性の低下を防止することが知られている。この
ようなバリヤー層は、例えば、米国特許第5,006,
451号および第5,221,598号に記載されてい
る。しかしながら、五酸化バナジウム層をバリヤー層で
オーバーコートすると、いくつかの潜在的欠点が伴う。
これらとしては、以下が挙げられる: (1)追加層を塗布乾燥しなければならない。このた
め、製造上の煩雑さおよびコストが増加する。
護オーバーコート層またはバリヤー層でオーバーコート
して、帯電防止剤のフィルム処理溶液中への溶解による
帯電防止性の低下を防止することが知られている。この
ようなバリヤー層は、例えば、米国特許第5,006,
451号および第5,221,598号に記載されてい
る。しかしながら、五酸化バナジウム層をバリヤー層で
オーバーコートすると、いくつかの潜在的欠点が伴う。
これらとしては、以下が挙げられる: (1)追加層を塗布乾燥しなければならない。このた
め、製造上の煩雑さおよびコストが増加する。
【0007】(2)ある特定用途では、帯電防止層を表
面層として機能させることが望ましい場合があり、これ
は導電性層が電気的に絶縁性のバリヤー層に埋没する
と、帯電防止特性が幾分失われることがあるからであ
る。 (3)帯電防止層のための保護オーバーコート層が、他
の性質、例えば、摩擦制御、磨耗抵抗、フェロタイプお
よびブロッキング抵抗等を付与するために望ましい場合
は、保護オーバーコート用材料の選択は、その層のため
の必要性と共にバリヤー層としても作用するように限定
される。
面層として機能させることが望ましい場合があり、これ
は導電性層が電気的に絶縁性のバリヤー層に埋没する
と、帯電防止特性が幾分失われることがあるからであ
る。 (3)帯電防止層のための保護オーバーコート層が、他
の性質、例えば、摩擦制御、磨耗抵抗、フェロタイプお
よびブロッキング抵抗等を付与するために望ましい場合
は、保護オーバーコート用材料の選択は、その層のため
の必要性と共にバリヤー層としても作用するように限定
される。
【0008】(4)帯電防止層は、水(またはフィルム
処理溶液)浸透性親水性層、例えば、カール制御層また
はペロイド層でオーバーコートすることが望ましい場合
がある。しかしながら、このような浸透性層は、五酸化
バナジウムの溶解を防止できない。前記したように、米
国特許第5,360,706号から、ポリエステルイオ
ノマーバインダーに電気的導電性コロイド状五酸化バナ
ジウムを分散させることにより画像形成層の帯電防止層
を形成することが知られている。米国特許第5,36
0,706号に記載されているように、ポリエステルイ
オノマーバインダーを使用すると、塗布溶液安定性を向
上させ、そして層間接着性を高めることができる。しか
しながら、処理残留性帯電防止保護を得るためには、疎
水性保護オーバーコートが必要である。
処理溶液)浸透性親水性層、例えば、カール制御層また
はペロイド層でオーバーコートすることが望ましい場合
がある。しかしながら、このような浸透性層は、五酸化
バナジウムの溶解を防止できない。前記したように、米
国特許第5,360,706号から、ポリエステルイオ
ノマーバインダーに電気的導電性コロイド状五酸化バナ
ジウムを分散させることにより画像形成層の帯電防止層
を形成することが知られている。米国特許第5,36
0,706号に記載されているように、ポリエステルイ
オノマーバインダーを使用すると、塗布溶液安定性を向
上させ、そして層間接着性を高めることができる。しか
しながら、処理残留性帯電防止保護を得るためには、疎
水性保護オーバーコートが必要である。
【0009】米国特許第5,427,835号から、コ
ロイド状五酸化バナジウムと分散スルホネート化ポリマ
ーを含む水性ベース混合物から帯電防止層を形成するこ
とが知られているが、このような混合物は、画像形成層
において望ましい程度の処理残留性能が得られない。米
国特許第5,096,975号から、ビニルベンゼンス
ルホン酸の共重合体とメトキジアルキルメラミン架橋剤
の組み合わせから画像形成層の帯電防止層を形成するこ
とが知られている。米国特許第5,096,975号に
記載されているように、この組み合わせにより処理残留
性帯電防止特性が得られる。しかしながら、この導電性
は湿度に影響される。
ロイド状五酸化バナジウムと分散スルホネート化ポリマ
ーを含む水性ベース混合物から帯電防止層を形成するこ
とが知られているが、このような混合物は、画像形成層
において望ましい程度の処理残留性能が得られない。米
国特許第5,096,975号から、ビニルベンゼンス
ルホン酸の共重合体とメトキジアルキルメラミン架橋剤
の組み合わせから画像形成層の帯電防止層を形成するこ
とが知られている。米国特許第5,096,975号に
記載されているように、この組み合わせにより処理残留
性帯電防止特性が得られる。しかしながら、この導電性
は湿度に影響される。
【0010】多くの画像形成要素にとって、特に写真フ
ィルムおよび写真印画紙にとって、電気的導電特性は本
質的に湿度に影響されないことが重要である。したがっ
て、例えば、フォトサーモグラフィー要素は、典型的に
高温処理室中で加熱することにより現像され、前記処理
室では相対湿度は極めて低いので相対湿度の高い条件下
でのみ電気的導電性である層は完全に満足できるもので
はない。導電性が、処理残留性であるという要件が、多
くの画像形成要素にとって同様に重要である。したがっ
て、例えば、導電性層は、現像液または画像形成要素処
理に用いられる他の溶液に溶解してはならない。もし導
電性層が最外層であれば、処理浴との接触の結果として
の軟化もしくは粘化に対して抵抗性があることが極めて
望ましく、これは処理装置において軟化もしくは粘化し
た表面は容易に損傷を受け、ゴミ付着が起こりやすいか
らである。
ィルムおよび写真印画紙にとって、電気的導電特性は本
質的に湿度に影響されないことが重要である。したがっ
て、例えば、フォトサーモグラフィー要素は、典型的に
高温処理室中で加熱することにより現像され、前記処理
室では相対湿度は極めて低いので相対湿度の高い条件下
でのみ電気的導電性である層は完全に満足できるもので
はない。導電性が、処理残留性であるという要件が、多
くの画像形成要素にとって同様に重要である。したがっ
て、例えば、導電性層は、現像液または画像形成要素処
理に用いられる他の溶液に溶解してはならない。もし導
電性層が最外層であれば、処理浴との接触の結果として
の軟化もしくは粘化に対して抵抗性があることが極めて
望ましく、これは処理装置において軟化もしくは粘化し
た表面は容易に損傷を受け、ゴミ付着が起こりやすいか
らである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、その
導電性が処理残留性(process−survivi
ng)であり、同時に湿度に影響されないような、改良
された画像形成要素用電気的導電性層を提供することで
ある。
導電性が処理残留性(process−survivi
ng)であり、同時に湿度に影響されないような、改良
された画像形成要素用電気的導電性層を提供することで
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、画像形
成法に使用するための画像形成要素は、支持体、画像形
成層およびその電気的導電性が処理残留性であり、同時
に湿度に左右されない導電層からなる。この導電性層は
五酸化バナジウムコロイド状ゲル、ポリエステルイオノ
マーバインダーおよびメトキシアルキルメラミンを含ん
でなる。
成法に使用するための画像形成要素は、支持体、画像形
成層およびその電気的導電性が処理残留性であり、同時
に湿度に左右されない導電層からなる。この導電性層は
五酸化バナジウムコロイド状ゲル、ポリエステルイオノ
マーバインダーおよびメトキシアルキルメラミンを含ん
でなる。
【0013】特定の実施態様において、本発明は、画像
形成層の成分として用いる基材(substrate)
に向けられており、その基材はその上に五酸化バナジウ
ムコロイド状ゲル、ポリエステルイオノマーバインダー
およびメトキシアルキルメラミンを含む導電性層を有す
る支持体を含んでなる。別の特定の実施態様において、
本発明は、画像形成層の導電性層を形成するのに有用な
塗布組成物であって、その塗布組成物が五酸化バナジウ
ムコロイド状ゲル、ポリエステルイオノマーバインダー
およびメトキシアルキルメラミンを含むものに向けられ
ている。
形成層の成分として用いる基材(substrate)
に向けられており、その基材はその上に五酸化バナジウ
ムコロイド状ゲル、ポリエステルイオノマーバインダー
およびメトキシアルキルメラミンを含む導電性層を有す
る支持体を含んでなる。別の特定の実施態様において、
本発明は、画像形成層の導電性層を形成するのに有用な
塗布組成物であって、その塗布組成物が五酸化バナジウ
ムコロイド状ゲル、ポリエステルイオノマーバインダー
およびメトキシアルキルメラミンを含むものに向けられ
ている。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の画像形成層は、その意図
する特定用途に依り、多くの異なるタイプのものである
ことができる。このような要素としては、例えば、写真
画像形成要素、静電写真画像形成要素、フォトサーモグ
ラフィー画像形成要素、マイグレーション画像形成要
素、エレクトロサーモグラフィー画像形成層、誘電記録
画像形成要素および感熱色素転写画像形成要素が挙げら
れる。
する特定用途に依り、多くの異なるタイプのものである
ことができる。このような要素としては、例えば、写真
画像形成要素、静電写真画像形成要素、フォトサーモグ
ラフィー画像形成要素、マイグレーション画像形成要
素、エレクトロサーモグラフィー画像形成層、誘電記録
画像形成要素および感熱色素転写画像形成要素が挙げら
れる。
【0015】広範囲の各種画像形成要素の組成および機
能に関する詳細は、米国特許第5,340,676号お
よびそこに記載されている刊行物に記載されている。本
発明は、米国特許第5,340,676号に記載されて
いる任意の画像形成要素と関連付けて用いると効果的で
ある。写真要素は、本発明範囲の画像形成要素の重要な
一群となる。このような要素では、導電性層は、下塗り
層として、中間層として、または支持体の増感乳剤面上
の、乳剤の反対の支持体面上の、もしくは支持体の両面
上の最外層として施すことができる。
能に関する詳細は、米国特許第5,340,676号お
よびそこに記載されている刊行物に記載されている。本
発明は、米国特許第5,340,676号に記載されて
いる任意の画像形成要素と関連付けて用いると効果的で
ある。写真要素は、本発明範囲の画像形成要素の重要な
一群となる。このような要素では、導電性層は、下塗り
層として、中間層として、または支持体の増感乳剤面上
の、乳剤の反対の支持体面上の、もしくは支持体の両面
上の最外層として施すことができる。
【0016】本発明に用いられる支持体材料は、各種ポ
リマーフィルム、紙、ガラス等からなることができる
が、当該技術分野においてよく知られているポリエステ
ルフィルム支持体が好ましい。支持体の厚さは限定的で
はない。例えば、2〜10ミル(0.05〜0.25m
m)の厚さの支持体を用いると満足できる結果が得られ
る。支持体材料には、典型的に、帯電防止層とポリエス
テル支持体間に、アンダーコート層またはプライマー層
を用いる。アンダーコート層は当該技術分野においてよ
く知られており、例えば、塩化ビニリデン/メチルアク
リレート/イタコン酸ターポリマーまたは塩化ビニリデ
ン/アクリロニトリル/アクリル酸ターポリマーを含
む。
リマーフィルム、紙、ガラス等からなることができる
が、当該技術分野においてよく知られているポリエステ
ルフィルム支持体が好ましい。支持体の厚さは限定的で
はない。例えば、2〜10ミル(0.05〜0.25m
m)の厚さの支持体を用いると満足できる結果が得られ
る。支持体材料には、典型的に、帯電防止層とポリエス
テル支持体間に、アンダーコート層またはプライマー層
を用いる。アンダーコート層は当該技術分野においてよ
く知られており、例えば、塩化ビニリデン/メチルアク
リレート/イタコン酸ターポリマーまたは塩化ビニリデ
ン/アクリロニトリル/アクリル酸ターポリマーを含
む。
【0017】本発明の帯電防止層は、導電剤として五酸
化バナジウムコロイド状ゲルを含む。帯電防止層に五酸
化バナジウムを用いることは、Guestauxの米国
特許第4,203,769号に記載されている。帯電防
止層は、五酸化バナジウム、水分散性ポリエステルイオ
ノマーバインダーおよびメトキシアルキルメラミンのコ
ロイド状水溶液を塗布することにより調製する。好まし
くは、五酸化バナジウムは、銀でドーピングする。典型
的に、五酸化バナジウム帯電防止材料の乾燥塗膜重量
は、0.5〜50mg/m2 である。ポリエステルイオ
ノマーバインダーとメトキシアルキルメラミンの合計重
量の、五酸化バナジウム帯電防止材料に対する比は、塗
膜を確実に不浸透性にするためには少なくとも25:1
であり、フィルム処理の前後に有用な電気抵抗率(el
ectrical resistivity。5x10
11Ω/平方未満か、または等しい電気抵抗率)を生じさ
せるためには200:1未満である。
化バナジウムコロイド状ゲルを含む。帯電防止層に五酸
化バナジウムを用いることは、Guestauxの米国
特許第4,203,769号に記載されている。帯電防
止層は、五酸化バナジウム、水分散性ポリエステルイオ
ノマーバインダーおよびメトキシアルキルメラミンのコ
ロイド状水溶液を塗布することにより調製する。好まし
くは、五酸化バナジウムは、銀でドーピングする。典型
的に、五酸化バナジウム帯電防止材料の乾燥塗膜重量
は、0.5〜50mg/m2 である。ポリエステルイオ
ノマーバインダーとメトキシアルキルメラミンの合計重
量の、五酸化バナジウム帯電防止材料に対する比は、塗
膜を確実に不浸透性にするためには少なくとも25:1
であり、フィルム処理の前後に有用な電気抵抗率(el
ectrical resistivity。5x10
11Ω/平方未満か、または等しい電気抵抗率)を生じさ
せるためには200:1未満である。
【0018】メトキシアルキルメラミンは、ヒドロキ
シ、カルボキシ、およびアミド基を含有するポリマーの
ための周知の架橋剤である。例えば、米国特許第5,0
96,975号および第5,198,499号は、メト
キシアルキルメラミンで架橋した、ビニルベンゼンスル
ホン酸とヒドロキシ含有モノマーの導電性共重合体を記
載している。本発明において、フィルム処理溶液による
浸透に対する抵抗性が向上したのは、メトキシアルキル
メラミンのポリエステルイオノマーバインダーとの反応
に依るものか、メトキシアルキルメラミンの自己縮合、
またはこれらの2反応の組み合わせに依るかは明らかで
はない。本発明において、ポリエステルイオノマーのメ
トキシアルキルメラミンに対する重量比は、好ましく
は、4:1から48:1であり、さらに好ましくは、
4:1〜24:1である。メトキシアルキルメラミンの
使用量が少なすぎると、帯電防止層の不浸透性に悪影響
を与える。しかしながら、過剰量のメトキシアルキルメ
ラミンを用いると、導電性層中に未反応のまま残留し、
したがって可塑剤として作用し、そして塗膜の水抵抗性
および化学抵抗性が低下する。酸触媒、例えば、鉱酸、
芳香族スルホン酸、ホスホン酸、アルキルホスホン酸等
を塗布配合物に添加して、硬化速度を改良してもよい。
好ましくは、酸触媒は、アリールスルホン酸、例えば、
pートルエンスルホン酸である。酸触媒は、メトキシア
ルキルメラミン化合物の総重量の0.1〜2%の量存在
させることができる。
シ、カルボキシ、およびアミド基を含有するポリマーの
ための周知の架橋剤である。例えば、米国特許第5,0
96,975号および第5,198,499号は、メト
キシアルキルメラミンで架橋した、ビニルベンゼンスル
ホン酸とヒドロキシ含有モノマーの導電性共重合体を記
載している。本発明において、フィルム処理溶液による
浸透に対する抵抗性が向上したのは、メトキシアルキル
メラミンのポリエステルイオノマーバインダーとの反応
に依るものか、メトキシアルキルメラミンの自己縮合、
またはこれらの2反応の組み合わせに依るかは明らかで
はない。本発明において、ポリエステルイオノマーのメ
トキシアルキルメラミンに対する重量比は、好ましく
は、4:1から48:1であり、さらに好ましくは、
4:1〜24:1である。メトキシアルキルメラミンの
使用量が少なすぎると、帯電防止層の不浸透性に悪影響
を与える。しかしながら、過剰量のメトキシアルキルメ
ラミンを用いると、導電性層中に未反応のまま残留し、
したがって可塑剤として作用し、そして塗膜の水抵抗性
および化学抵抗性が低下する。酸触媒、例えば、鉱酸、
芳香族スルホン酸、ホスホン酸、アルキルホスホン酸等
を塗布配合物に添加して、硬化速度を改良してもよい。
好ましくは、酸触媒は、アリールスルホン酸、例えば、
pートルエンスルホン酸である。酸触媒は、メトキシア
ルキルメラミン化合物の総重量の0.1〜2%の量存在
させることができる。
【0019】任意のメトキシアルキルメラミン、例え
ば、少なくとも2個の、好ましくは、3〜6個のメトキ
シアルキル基を有する多官能性メトキシアルキルメラミ
ン、例えば、ヘキサメトキシメチルメラミン、トリメト
キシメチルメラミン、ヘキサメトキシエチルメラミン、
テトラメトキシエチルメラミン、ヘキサメトキシプロピ
ルメラミン、ペンタメトキシプロピルメラミン、トリメ
トキシブチルメラミン等を用いることができる。ヘキサ
メトキシメチルメラミンを用いることが好ましし。
ば、少なくとも2個の、好ましくは、3〜6個のメトキ
シアルキル基を有する多官能性メトキシアルキルメラミ
ン、例えば、ヘキサメトキシメチルメラミン、トリメト
キシメチルメラミン、ヘキサメトキシエチルメラミン、
テトラメトキシエチルメラミン、ヘキサメトキシプロピ
ルメラミン、ペンタメトキシプロピルメラミン、トリメ
トキシブチルメラミン等を用いることができる。ヘキサ
メトキシメチルメラミンを用いることが好ましし。
【0020】用語”ポリエステルイオノマー”は、少な
くとも1個のイオン性部分を含有するポリエステルを意
味する。このようなイオン性部分はポリマーを水分散性
にするように機能する。これらのポリエステルは、1種
以上のジカルボン酸またはそれらの機能上の等価物、例
えば、無水物、ジエステルまたは二酸ハロゲン化物を、
1種以上のジオールと、当該技術分野において知られて
いる溶融相重縮合法で反応させることにより製造する
(例えば、米国特許第3,018,272号、第3,9
29,489号、第4,307,174号、第4,41
9,437号を参照されたい)。このポリマー群の例と
しては、例えば、Eastman AQ(登録商標)ポ
リエステルイオノマー(Eastman Chemic
al Co.製)が挙げられる。
くとも1個のイオン性部分を含有するポリエステルを意
味する。このようなイオン性部分はポリマーを水分散性
にするように機能する。これらのポリエステルは、1種
以上のジカルボン酸またはそれらの機能上の等価物、例
えば、無水物、ジエステルまたは二酸ハロゲン化物を、
1種以上のジオールと、当該技術分野において知られて
いる溶融相重縮合法で反応させることにより製造する
(例えば、米国特許第3,018,272号、第3,9
29,489号、第4,307,174号、第4,41
9,437号を参照されたい)。このポリマー群の例と
しては、例えば、Eastman AQ(登録商標)ポ
リエステルイオノマー(Eastman Chemic
al Co.製)が挙げられる。
【0021】典型的に、イオン性部分は、いくつかのジ
カルボン酸反復単位により与えられ、残りのジカルボン
酸反復単位は、その性質が非イオン(ノニオン)性であ
る。このようなイオン性部分は、アニオン性またはカチ
オン性であることができるが、しかし、本発明の目的の
ためには、イオン基は、コロイド状五酸化バナジウム帯
電防止剤のフロキュレーションを防止するために、その
性質がアニオン性でなければならない。好ましくは、イ
オン性ジカルボン酸は、スルホン酸基またはその金属塩
を含有する。例としては、スルホテレフタール酸、スル
ホナフタレンジカルボン酸、スルホフタル酸およびスル
ホイソフタル酸またはそれらの機能上の等価の無水物、
ジエステルまたは二酸ハロゲン化物が挙げられる。最も
好ましくは、イオン性ジカルボン酸反復単位は、5−ソ
ジオスルホイソフタル酸またはジメチル5−ソジオスル
ホイソフタレートにより与えられる。非イオン性ジカル
ボン酸反復単位は、式:
カルボン酸反復単位により与えられ、残りのジカルボン
酸反復単位は、その性質が非イオン(ノニオン)性であ
る。このようなイオン性部分は、アニオン性またはカチ
オン性であることができるが、しかし、本発明の目的の
ためには、イオン基は、コロイド状五酸化バナジウム帯
電防止剤のフロキュレーションを防止するために、その
性質がアニオン性でなければならない。好ましくは、イ
オン性ジカルボン酸は、スルホン酸基またはその金属塩
を含有する。例としては、スルホテレフタール酸、スル
ホナフタレンジカルボン酸、スルホフタル酸およびスル
ホイソフタル酸またはそれらの機能上の等価の無水物、
ジエステルまたは二酸ハロゲン化物が挙げられる。最も
好ましくは、イオン性ジカルボン酸反復単位は、5−ソ
ジオスルホイソフタル酸またはジメチル5−ソジオスル
ホイソフタレートにより与えられる。非イオン性ジカル
ボン酸反復単位は、式:
【0022】
【化1】
【0023】(前記式中、Rは芳香族もしくは脂肪族の
炭化水素であるか、または芳香族および脂肪族の炭化水
素の両者を含む)。例示化合物としては、イソフタル
酸、テレフタル酸、コハク酸、アジピン酸等が挙げられ
る。適切なジオールは、式:HO−R−OH(式中、R
は芳香族もしくは脂肪族の炭化水素であるか、または芳
香族および脂肪族の炭化水素の両者を含む)により表さ
れる。好ましくは、ジオールとしては以下の1種以上で
ある:エチレングリコール、ジエチレングリコールまた
は1,4−シクロヘキサンジメタノールが挙げられる。
炭化水素であるか、または芳香族および脂肪族の炭化水
素の両者を含む)。例示化合物としては、イソフタル
酸、テレフタル酸、コハク酸、アジピン酸等が挙げられ
る。適切なジオールは、式:HO−R−OH(式中、R
は芳香族もしくは脂肪族の炭化水素であるか、または芳
香族および脂肪族の炭化水素の両者を含む)により表さ
れる。好ましくは、ジオールとしては以下の1種以上で
ある:エチレングリコール、ジエチレングリコールまた
は1,4−シクロヘキサンジメタノールが挙げられる。
【0024】本発明のポリエステルイオノマーバインダ
ーは、ジカルボン酸反復単位の総moleに基づいて1
〜25mol%のイオン性ジカルボン酸反復単位を含
む。好ましくは、ポリエステルイオノマーは0℃〜10
0℃のガラス転移温度(Tg)を有する。さらに好まし
くは、Tg は約20℃〜80℃である。水性塗布配合
物、例えば、インクにポリエステルイオノマー分散体を
使用することが報告されている。米国特許第4,88
3,714号、第4,847,316号、第4,73
8,785号および第4,704,309号には、顔料
キャリアーまたはバインダーとしてポリエステルイオノ
マーを用いる水性プリントインクが開示されている。
ーは、ジカルボン酸反復単位の総moleに基づいて1
〜25mol%のイオン性ジカルボン酸反復単位を含
む。好ましくは、ポリエステルイオノマーは0℃〜10
0℃のガラス転移温度(Tg)を有する。さらに好まし
くは、Tg は約20℃〜80℃である。水性塗布配合
物、例えば、インクにポリエステルイオノマー分散体を
使用することが報告されている。米国特許第4,88
3,714号、第4,847,316号、第4,73
8,785号および第4,704,309号には、顔料
キャリアーまたはバインダーとしてポリエステルイオノ
マーを用いる水性プリントインクが開示されている。
【0025】米国特許第4,307,174号は、写真
材料用の水分散性ポリエステル接着剤を開示している。
米国特許第4,419,437号は、例えば、画像形成
組成物、例えば、リソグラフィ板に微粒子顔料を分散さ
せるために有用なポリエステルイオノマーについて記載
している。ポリエステルイオノマーは、写真フィルム支
持体上のプライミング層(priming laye
r)として報告されている。米国特許第4,883,7
06号は、半結晶性ポリエステルフィルム基材の一面ま
たは両面上のスルホン化ポリエステル接着性プライマー
の塗膜、例えば、共押し出し層を含む複合ポリエステル
フィルムを開示している。米国特許第4,394,44
2号は、エネルギ−処理2軸配向ポリエステルフィルム
ベースに施した、水分散性ポリエステルイオノマーを含
む下塗り層について記載している。米国特許第4,47
8,907号は、エチレングリコール、およびイソフタ
ル酸、スルホイソフタル酸の塩、テレフタル酸および芳
香族ジカルボン酸の混合物から誘導される少なくとも5
0℃のT g を有する水分散性ポリエステルイオノマーを
含んでなる、ポリエステルフィルム支持体用下塗り層を
開示している。Research Disclosur
e241008は、ポリヒドロキシ化合物、およびテレ
フタル酸、イソフタル酸並びにスルホイソフタル酸の塩
の混合物から誘導されるポリエステル含有反復単位であ
って、ポリヒドロキシ化合物または二酸の少なくとも1
個がCCl3 基を含む反復単位からなる、下塗りポリエ
ステルフィルム支持体に適した分散体を開示している。
塩形のスルホ基を少量含有することもある、エチレング
リコールでエステル化された二塩基性カルボン酸のブロ
ックコポリエーテルエステルか本質的になる、写真フィ
ルム支持体用帯電防止層が、ヨ−ロッパ特許出願第24
7648号に記載されている。しかしながら、このポリ
エステルは、帯電防止剤用のバインダーとしては報告さ
れていない。
材料用の水分散性ポリエステル接着剤を開示している。
米国特許第4,419,437号は、例えば、画像形成
組成物、例えば、リソグラフィ板に微粒子顔料を分散さ
せるために有用なポリエステルイオノマーについて記載
している。ポリエステルイオノマーは、写真フィルム支
持体上のプライミング層(priming laye
r)として報告されている。米国特許第4,883,7
06号は、半結晶性ポリエステルフィルム基材の一面ま
たは両面上のスルホン化ポリエステル接着性プライマー
の塗膜、例えば、共押し出し層を含む複合ポリエステル
フィルムを開示している。米国特許第4,394,44
2号は、エネルギ−処理2軸配向ポリエステルフィルム
ベースに施した、水分散性ポリエステルイオノマーを含
む下塗り層について記載している。米国特許第4,47
8,907号は、エチレングリコール、およびイソフタ
ル酸、スルホイソフタル酸の塩、テレフタル酸および芳
香族ジカルボン酸の混合物から誘導される少なくとも5
0℃のT g を有する水分散性ポリエステルイオノマーを
含んでなる、ポリエステルフィルム支持体用下塗り層を
開示している。Research Disclosur
e241008は、ポリヒドロキシ化合物、およびテレ
フタル酸、イソフタル酸並びにスルホイソフタル酸の塩
の混合物から誘導されるポリエステル含有反復単位であ
って、ポリヒドロキシ化合物または二酸の少なくとも1
個がCCl3 基を含む反復単位からなる、下塗りポリエ
ステルフィルム支持体に適した分散体を開示している。
塩形のスルホ基を少量含有することもある、エチレング
リコールでエステル化された二塩基性カルボン酸のブロ
ックコポリエーテルエステルか本質的になる、写真フィ
ルム支持体用帯電防止層が、ヨ−ロッパ特許出願第24
7648号に記載されている。しかしながら、このポリ
エステルは、帯電防止剤用のバインダーとしては報告さ
れていない。
【0026】米国特許第5,439,785号は、五酸
化バナジウム、スルホポリエステルを始めとするスルホ
ポリマー、および接着性促進化合物の帯電防止層を含ん
でなる写真要素を開示する。エポキシシランは、接着性
促進化合物として開示されている。例示としては、五酸
化バナジウムおよびスルホポリエステルを、接着性促進
エポキシシラン化合物と共に、または前記化合物なしに
含有する帯電防止層が挙げられている。これらの層は、
フィルム処理後に帯電防止保護を与えると報告されてい
る。
化バナジウム、スルホポリエステルを始めとするスルホ
ポリマー、および接着性促進化合物の帯電防止層を含ん
でなる写真要素を開示する。エポキシシランは、接着性
促進化合物として開示されている。例示としては、五酸
化バナジウムおよびスルホポリエステルを、接着性促進
エポキシシラン化合物と共に、または前記化合物なしに
含有する帯電防止層が挙げられている。これらの層は、
フィルム処理後に帯電防止保護を与えると報告されてい
る。
【0027】本発明の帯電防止層塗膜は、当該技術分野
においてよく知られている塗布方法、例えば、ホッパー
塗布、スキムパン/エアナイフ塗布、グラビア塗布等を
用いてフィルム支持体上に施すことができる。帯電防止
層の乾燥硬化における温度は、25℃〜200℃を用い
ることができる。好ましくは、80℃〜140℃の温度
を約3〜10分用いることが好ましい。
においてよく知られている塗布方法、例えば、ホッパー
塗布、スキムパン/エアナイフ塗布、グラビア塗布等を
用いてフィルム支持体上に施すことができる。帯電防止
層の乾燥硬化における温度は、25℃〜200℃を用い
ることができる。好ましくは、80℃〜140℃の温度
を約3〜10分用いることが好ましい。
【0028】五酸化バナジウム、ポリエステルイオノマ
ーバインダーおよびメトキシアルキルメラミンに加え
て、当該技術分野においてよく知られている他の成分も
帯電防止層組成物に添加することができる。これらとし
ては、アニオン性およびノニオン性の界面活性剤および
湿潤助剤マット粒子および潤滑剤が挙げられる。本発明
の帯電防止層は、画像形成層の最外層として作用しても
よく、または各種タイプの保護オーバーコート(例え
ば、セルロースエステル、ポリウレタン、ポリエステ
ル、アクリレートおよび/またはメタクリレートを含む
インターポリマー)、ゼラチン下塗り層、ハロゲン化銀
乳剤、およびゼラチンカール制御層でオーバーコートさ
れてもよい。
ーバインダーおよびメトキシアルキルメラミンに加え
て、当該技術分野においてよく知られている他の成分も
帯電防止層組成物に添加することができる。これらとし
ては、アニオン性およびノニオン性の界面活性剤および
湿潤助剤マット粒子および潤滑剤が挙げられる。本発明
の帯電防止層は、画像形成層の最外層として作用しても
よく、または各種タイプの保護オーバーコート(例え
ば、セルロースエステル、ポリウレタン、ポリエステ
ル、アクリレートおよび/またはメタクリレートを含む
インターポリマー)、ゼラチン下塗り層、ハロゲン化銀
乳剤、およびゼラチンカール制御層でオーバーコートさ
れてもよい。
【0029】特に好ましい実施態様において、本発明の
画像形成要素は、写真要素、例えば、写真フィルム、写
真印画紙または写真ガラス板であって、画像形成層が輻
射線感受性ハロゲン化銀乳剤層であるものである。この
ような乳剤層は、典型的に、フィルム形成性親水性コロ
イドを含む。これらのうち、最も普通に用いられるもの
はゼラチンであり、ゼラチンは本発明に使用するために
特に好ましい材料である。有用なゼラチンとしては、ア
ルカリ処理ゼラチン、例えば、ウシ骨ゼラチンもしくは
獣ゼラチン、または酸処理ゼラチン、例えば、ブタ皮ゼ
ラチン、ゼラチン誘導体、例えば、アセチル化ゼラチ
ン、フタル化ゼラチン等が挙げられる。単独でまたはゼ
ラチンと共に利用できる他の親水性コロイドとしては、
デキストラン、アラビアゴム、ゼイン、カゼイン、ペク
チン、コラーゲン誘導体、コロジオン、観点、ウコン、
アルブミン等が挙げられる。さらに別の有用な親水性コ
ロイドは水溶性ポリビニル化合物、例えば、ポリ(ビニ
ルアルコール)、ポリアクリルアミド、ポリ(ビニルピ
ロリドン)等が挙げられる。
画像形成要素は、写真要素、例えば、写真フィルム、写
真印画紙または写真ガラス板であって、画像形成層が輻
射線感受性ハロゲン化銀乳剤層であるものである。この
ような乳剤層は、典型的に、フィルム形成性親水性コロ
イドを含む。これらのうち、最も普通に用いられるもの
はゼラチンであり、ゼラチンは本発明に使用するために
特に好ましい材料である。有用なゼラチンとしては、ア
ルカリ処理ゼラチン、例えば、ウシ骨ゼラチンもしくは
獣ゼラチン、または酸処理ゼラチン、例えば、ブタ皮ゼ
ラチン、ゼラチン誘導体、例えば、アセチル化ゼラチ
ン、フタル化ゼラチン等が挙げられる。単独でまたはゼ
ラチンと共に利用できる他の親水性コロイドとしては、
デキストラン、アラビアゴム、ゼイン、カゼイン、ペク
チン、コラーゲン誘導体、コロジオン、観点、ウコン、
アルブミン等が挙げられる。さらに別の有用な親水性コ
ロイドは水溶性ポリビニル化合物、例えば、ポリ(ビニ
ルアルコール)、ポリアクリルアミド、ポリ(ビニルピ
ロリドン)等が挙げられる。
【0030】本発明の写真要素は、感光性ハロゲン化銀
乳剤を担持する支持体を含む単純な白黒もしくはモノク
ローム要素であることができ、またはそれらは多層およ
び/または多色要素であることができる。本発明のカラ
−写真要素は、典型的に、スペクトルの3種の主要領域
の各々に感光する画像色素形成性単位を含む。各単位
は、所定領域のスペクトルに感光する単一乳剤層または
複数乳剤層からなることができる。要素の各層(画像形
成単位層を含む)は、写真技術分野において知られてい
る各種順序で配置することができる。
乳剤を担持する支持体を含む単純な白黒もしくはモノク
ローム要素であることができ、またはそれらは多層およ
び/または多色要素であることができる。本発明のカラ
−写真要素は、典型的に、スペクトルの3種の主要領域
の各々に感光する画像色素形成性単位を含む。各単位
は、所定領域のスペクトルに感光する単一乳剤層または
複数乳剤層からなることができる。要素の各層(画像形
成単位層を含む)は、写真技術分野において知られてい
る各種順序で配置することができる。
【0031】本発明のによる好ましい写真要素は、イエ
ロー画像色素形成性材料が組合わさった青感性ハロゲン
化銀乳剤層を少なくとも1層、マゼンタ色素画像形成性
材料が組合わさった緑感性ハロゲン化銀乳剤層を少なく
とも1層、およびシアン色素画像形成性カプラーが組合
わさった赤感性ハロゲン化銀乳剤層を少なくとも1つ担
持する支持体を含んでなる。
ロー画像色素形成性材料が組合わさった青感性ハロゲン
化銀乳剤層を少なくとも1層、マゼンタ色素画像形成性
材料が組合わさった緑感性ハロゲン化銀乳剤層を少なく
とも1層、およびシアン色素画像形成性カプラーが組合
わさった赤感性ハロゲン化銀乳剤層を少なくとも1つ担
持する支持体を含んでなる。
【0032】これらの乳剤層に加えて、本発明要素は、
写真要素に慣用の補助層、例えば、オーバーコート層、
スペーサー層、フイルター層、中間層、ハレーション防
止層、pH低減層(酸層および中性化層と称されること
がある)、タイミング層、不透明反射層、不透明光吸収
層等を含むことができる。支持体は、写真要素と共に用
いる任意の適切な支持体であることができる。典型的な
支持体としては、ポリマーフィルム、紙(ポリマー被覆
紙を含む)、ガラス等が挙げられる。本発明写真要素の
支持体および他の層についてはResearch Di
sclosure、Item 36544、1994年
9月に記載されている。
写真要素に慣用の補助層、例えば、オーバーコート層、
スペーサー層、フイルター層、中間層、ハレーション防
止層、pH低減層(酸層および中性化層と称されること
がある)、タイミング層、不透明反射層、不透明光吸収
層等を含むことができる。支持体は、写真要素と共に用
いる任意の適切な支持体であることができる。典型的な
支持体としては、ポリマーフィルム、紙(ポリマー被覆
紙を含む)、ガラス等が挙げられる。本発明写真要素の
支持体および他の層についてはResearch Di
sclosure、Item 36544、1994年
9月に記載されている。
【0033】本発明要素に用いられる感光性ハロゲン化
銀乳剤は、粗い、中位のまたは微細粒子ハロゲン化銀結
晶またはそれらの混合物を含むことができ、それらは塩
化銀、臭化銀、臭ヨウ化銀、塩臭化銀、塩ヨウ化銀、塩
臭ヨウ化銀およびこれらの混合物からなることができ
る。これらの乳剤は、例えば、平板状感光性ハロゲン化
銀乳剤であることができる。乳剤は、ネガティブ作動性
または直接ポジティブ乳剤であることができる。それら
の乳剤は、主にハロゲン化銀粒子の表面上に、またはハ
ロゲン化銀粒子の内部に潛像を形成する。それらは、通
常の方法で、化学増感または分光増感することができ
る。これらの乳剤は、典型的に、ゼラチン乳剤である
が、他の親水性コロイドを、通常の方法で用いることも
できる。ハロゲン化銀乳剤に関する詳細は、Resea
rch Disclosure、Item 36544
9、1994年9月、およびそこに引用されている参考
文献に記載されている。
銀乳剤は、粗い、中位のまたは微細粒子ハロゲン化銀結
晶またはそれらの混合物を含むことができ、それらは塩
化銀、臭化銀、臭ヨウ化銀、塩臭化銀、塩ヨウ化銀、塩
臭ヨウ化銀およびこれらの混合物からなることができ
る。これらの乳剤は、例えば、平板状感光性ハロゲン化
銀乳剤であることができる。乳剤は、ネガティブ作動性
または直接ポジティブ乳剤であることができる。それら
の乳剤は、主にハロゲン化銀粒子の表面上に、またはハ
ロゲン化銀粒子の内部に潛像を形成する。それらは、通
常の方法で、化学増感または分光増感することができ
る。これらの乳剤は、典型的に、ゼラチン乳剤である
が、他の親水性コロイドを、通常の方法で用いることも
できる。ハロゲン化銀乳剤に関する詳細は、Resea
rch Disclosure、Item 36544
9、1994年9月、およびそこに引用されている参考
文献に記載されている。
【0034】本発明に用いられるハロゲン化銀写真乳剤
は、当該技術分野において慣用の他の添加物を含有する
ことができる。有用な添加物は、例えば、Resear
chDisclosure、Item 36544、1
994年9月に記載されている。有用な添加物として
は、、分光増感剤、減感剤、カブリ防止剤、マスキング
カプラー、DIRカプラー、DIR化合物、ステイン防
止剤、画像色素安定剤、吸収材料、例えば、フィルター
色素およびUV吸収剤、光散乱材料、塗布樹剤、可塑剤
および潤滑剤等が挙げられる。
は、当該技術分野において慣用の他の添加物を含有する
ことができる。有用な添加物は、例えば、Resear
chDisclosure、Item 36544、1
994年9月に記載されている。有用な添加物として
は、、分光増感剤、減感剤、カブリ防止剤、マスキング
カプラー、DIRカプラー、DIR化合物、ステイン防
止剤、画像色素安定剤、吸収材料、例えば、フィルター
色素およびUV吸収剤、光散乱材料、塗布樹剤、可塑剤
および潤滑剤等が挙げられる。
【0035】写真要素に用いられる色素画像形成性材料
に依り、これらの添加物は、ハロゲン化銀乳剤層にまた
は乳剤層と組合わさった別の層に包含せしめることがで
きる。色素画像形成性材料は、多くの当該技術分野にお
いて知られているもの、例えば、色素形成性カプラー、
漂白可能色素、色素現像剤およびレドックス色素放出剤
のいずれかであってよく、特に使用されるものは、要素
の性質および所望画像のタイプに依る。
に依り、これらの添加物は、ハロゲン化銀乳剤層にまた
は乳剤層と組合わさった別の層に包含せしめることがで
きる。色素画像形成性材料は、多くの当該技術分野にお
いて知られているもの、例えば、色素形成性カプラー、
漂白可能色素、色素現像剤およびレドックス色素放出剤
のいずれかであってよく、特に使用されるものは、要素
の性質および所望画像のタイプに依る。
【0036】別個の溶液で処理するように意図された慣
用のカラー材料と共に用いる色素画像形成性材料は、好
ましくは、色素形成性カプラー、すなわち、現像剤酸化
体とカプリングすると色素を形成する化合物である。シ
アン色素を形成する好ましいカプラーはフェノールおよ
びナフトールである。マゼンタ色素を形成する好ましい
カプラーはピラゾールおよびピラゾロトリアゾールであ
る。イエロー色素を形成する好ましいカプラーはベンゾ
イルアセトアニリドおよびピバリルアセトアニリドであ
る。
用のカラー材料と共に用いる色素画像形成性材料は、好
ましくは、色素形成性カプラー、すなわち、現像剤酸化
体とカプリングすると色素を形成する化合物である。シ
アン色素を形成する好ましいカプラーはフェノールおよ
びナフトールである。マゼンタ色素を形成する好ましい
カプラーはピラゾールおよびピラゾロトリアゾールであ
る。イエロー色素を形成する好ましいカプラーはベンゾ
イルアセトアニリドおよびピバリルアセトアニリドであ
る。
【0037】本発明の帯電防止層に含まれる個々の成分
の各々は、画像形成要素に使用されることが知られてい
たが、これらの成分のこのような組み合わせにより、優
れた溶液安定性を有し、五酸化バナジウムの凝集物を含
まず、かつ最も厳しいフィルム処理条件下であってもそ
の帯電防止特性を失わない乾燥層が得られることは、予
期せざることであった。本発明を、以下の実施例により
さらに具体的に説明する。
の各々は、画像形成要素に使用されることが知られてい
たが、これらの成分のこのような組み合わせにより、優
れた溶液安定性を有し、五酸化バナジウムの凝集物を含
まず、かつ最も厳しいフィルム処理条件下であってもそ
の帯電防止特性を失わない乾燥層が得られることは、予
期せざることであった。本発明を、以下の実施例により
さらに具体的に説明する。
【0038】
【実施例】例1〜10 溶液Aを、55℃のTg を有するポリエステルイオノマ
ー(このポリエステルイオノマーはEastman C
hemical Co.からEASTMANAQ(登録
商標)55Sとして固体状ペレットで入手可能)の2
5.5重量%分散体235g、ヘキサメトキシメチルメ
ラミン(Cymel 303 ResinとしてCyt
ec Industries,Inc.から入手可能)
60g、および脱イオン水165gに溶解したOlin
10Gノニオン性界面活性剤の10%溶液10gを添
加することにより調製した。この溶液を室温で数時間混
合し、次いで以下の塗布配合物に用いた。
ー(このポリエステルイオノマーはEastman C
hemical Co.からEASTMANAQ(登録
商標)55Sとして固体状ペレットで入手可能)の2
5.5重量%分散体235g、ヘキサメトキシメチルメ
ラミン(Cymel 303 ResinとしてCyt
ec Industries,Inc.から入手可能)
60g、および脱イオン水165gに溶解したOlin
10Gノニオン性界面活性剤の10%溶液10gを添
加することにより調製した。この溶液を室温で数時間混
合し、次いで以下の塗布配合物に用いた。
【0039】溶液1は、0.57%銀ドーピング化五酸
化バナジウムコロイド状分散体3.75g、脱イオン水
35.8g、25.5%ポリエステルイオノマー分散体
5g、6.7%Triton X−100界面活性剤
(Rohm and HaasCompanyから入手
可能)0.07g、溶液A3.34gおよび1%p−ト
ルエンスルホン酸2gを混合することにより調製した。
化バナジウムコロイド状分散体3.75g、脱イオン水
35.8g、25.5%ポリエステルイオノマー分散体
5g、6.7%Triton X−100界面活性剤
(Rohm and HaasCompanyから入手
可能)0.07g、溶液A3.34gおよび1%p−ト
ルエンスルホン酸2gを混合することにより調製した。
【0040】溶液2は、0.57%銀ドーピング化五酸
化バナジウムコロイド状分散体3.75g、脱イオン水
35.8g、25.5%ポリエステルイオノマー分散体
6.48g、6.7%Triton X−100界面活
性剤(Rohm and Haas Companyか
ら入手可能)0.07g、溶液A1.86gおよび1%
p−トルエンスルホン酸2gを混合することにより調製
した。
化バナジウムコロイド状分散体3.75g、脱イオン水
35.8g、25.5%ポリエステルイオノマー分散体
6.48g、6.7%Triton X−100界面活
性剤(Rohm and Haas Companyか
ら入手可能)0.07g、溶液A1.86gおよび1%
p−トルエンスルホン酸2gを混合することにより調製
した。
【0041】溶液3は、0.57%銀ドーピング化五酸
化バナジウムコロイド状分散体3.75g、脱イオン水
42.1g、25.5%ポリエステルイオノマー分散体
1.25g、6.7%Triton X−100界面活
性剤(Rohm and Haas Companyか
ら入手可能)0.07g、溶液A0.835gおよび1
%p−トルエンスルホン酸2gを混合することにより調
製した。
化バナジウムコロイド状分散体3.75g、脱イオン水
42.1g、25.5%ポリエステルイオノマー分散体
1.25g、6.7%Triton X−100界面活
性剤(Rohm and Haas Companyか
ら入手可能)0.07g、溶液A0.835gおよび1
%p−トルエンスルホン酸2gを混合することにより調
製した。
【0042】溶液4は、0.57%銀ドーピング化五酸
化バナジウムコロイド状分散体3.75g、脱イオン水
40g、25.5%ポリエステルイオノマー分散体2.
5g、6.7%Triton X−100界面活性剤
(Rohm and HaasCompanyから入手
可能)0.07g、溶液A1.67gおよび1%p−ト
ルエンスルホン酸2gを混合することにより調製した。
化バナジウムコロイド状分散体3.75g、脱イオン水
40g、25.5%ポリエステルイオノマー分散体2.
5g、6.7%Triton X−100界面活性剤
(Rohm and HaasCompanyから入手
可能)0.07g、溶液A1.67gおよび1%p−ト
ルエンスルホン酸2gを混合することにより調製した。
【0043】溶液5は、0.57%銀ドーピング化五酸
化バナジウムコロイド状分散体3.75g、脱イオン水
40.0g、25.5%ポリエステルイオノマー分散体
3.24g、6.7%Triton X−100界面活
性剤(Rohm and Haas Companyか
ら入手可能)0.07g、溶液A0.93gおよび1%
p−トルエンスルホン酸2gを混合することにより調製
した。
化バナジウムコロイド状分散体3.75g、脱イオン水
40.0g、25.5%ポリエステルイオノマー分散体
3.24g、6.7%Triton X−100界面活
性剤(Rohm and Haas Companyか
ら入手可能)0.07g、溶液A0.93gおよび1%
p−トルエンスルホン酸2gを混合することにより調製
した。
【0044】溶液6は、0.57%銀ドーピング化五酸
化バナジウムコロイド状分散体3.75g、脱イオン水
35.8g、25.5%ポリエステルイオノマー分散体
6.95g、6.7%Triton X−100界面活
性剤(Rohm and Haas Companyか
ら入手可能)0.07g、溶液A1.40gおよび1%
p−トルエンスルホン酸2gを混合することにより調製
した。
化バナジウムコロイド状分散体3.75g、脱イオン水
35.8g、25.5%ポリエステルイオノマー分散体
6.95g、6.7%Triton X−100界面活
性剤(Rohm and Haas Companyか
ら入手可能)0.07g、溶液A1.40gおよび1%
p−トルエンスルホン酸2gを混合することにより調製
した。
【0045】溶液7は、0.57%銀ドーピング化五酸
化バナジウムコロイド状分散体3.75g、脱イオン水
35.8g、25.5%ポリエステルイオノマー分散体
7.41g、6.7%Triton X−100界面活
性剤(Rohm and Haas Companyか
ら入手可能)0.07g、溶液A0.93gおよび1%
p−トルエンスルホン酸2gを混合することにより調製
した。
化バナジウムコロイド状分散体3.75g、脱イオン水
35.8g、25.5%ポリエステルイオノマー分散体
7.41g、6.7%Triton X−100界面活
性剤(Rohm and Haas Companyか
ら入手可能)0.07g、溶液A0.93gおよび1%
p−トルエンスルホン酸2gを混合することにより調製
した。
【0046】溶液8は、0.57%銀ドーピング化五酸
化バナジウムコロイド状分散体3.75g、脱イオン水
35.8g、25.5%ポリエステルイオノマー分散体
7.64g、6.7%Triton X−100界面活
性剤(Rohm and Haas Companyか
ら入手可能)0.07g、溶液A0.70gおよび1%
p−トルエンスルホン酸2gを混合することにより調製
した。
化バナジウムコロイド状分散体3.75g、脱イオン水
35.8g、25.5%ポリエステルイオノマー分散体
7.64g、6.7%Triton X−100界面活
性剤(Rohm and Haas Companyか
ら入手可能)0.07g、溶液A0.70gおよび1%
p−トルエンスルホン酸2gを混合することにより調製
した。
【0047】溶液9は、0.57%銀ドーピング化五酸
化バナジウムコロイド状分散体3.75g、脱イオン水
35.8g、25.5%ポリエステルイオノマー分散体
7.88g、6.7%Triton X−100界面活
性剤(Rohm and Haas Companyか
ら入手可能)0.07g、溶液A0.47gおよび1%
p−トルエンスルホン酸2gを混合することにより調製
した。
化バナジウムコロイド状分散体3.75g、脱イオン水
35.8g、25.5%ポリエステルイオノマー分散体
7.88g、6.7%Triton X−100界面活
性剤(Rohm and Haas Companyか
ら入手可能)0.07g、溶液A0.47gおよび1%
p−トルエンスルホン酸2gを混合することにより調製
した。
【0048】溶液10は、0.57%銀ドーピング化五
酸化バナジウムコロイド状分散体3.75g、脱イオン
水35.8g、25.5%ポリエステルイオノマー分散
体7.99g、6.7%Triton X−100界面
活性剤(Rohm andHaas Companyか
ら入手可能)0.07g、溶液A0.35gおよび1%
p−トルエンスルホン酸2gを混合することにより調製
した。
酸化バナジウムコロイド状分散体3.75g、脱イオン
水35.8g、25.5%ポリエステルイオノマー分散
体7.99g、6.7%Triton X−100界面
活性剤(Rohm andHaas Companyか
ら入手可能)0.07g、溶液A0.35gおよび1%
p−トルエンスルホン酸2gを混合することにより調製
した。
【0049】溶液11は、0.57%銀ドーピング化五
酸化バナジウムコロイド状分散体3.75g、脱イオン
水37.8g、25.5%ポリエステルイオノマー分散
体8.34gおよび6.7%Triton X−100
界面活性剤(Rohm and Haas Compa
nyから入手可能)0.07gを混合することにより調
製した。この溶液はヘキサメトキシメチルメラミンは含
有しないが、ポリエステルイオノマーバインダーと五酸
化バナジウム帯電防止材料を100:1の重量比で含む
比較配合物である。
酸化バナジウムコロイド状分散体3.75g、脱イオン
水37.8g、25.5%ポリエステルイオノマー分散
体8.34gおよび6.7%Triton X−100
界面活性剤(Rohm and Haas Compa
nyから入手可能)0.07gを混合することにより調
製した。この溶液はヘキサメトキシメチルメラミンは含
有しないが、ポリエステルイオノマーバインダーと五酸
化バナジウム帯電防止材料を100:1の重量比で含む
比較配合物である。
【0050】溶液12は、0.57%銀ドーピング化五
酸化バナジウムコロイド状分散体2.2g、脱イオン水
45.7g、25.5%ポリエステルイオノマー分散体
1.96gおよび6.7%Triton X−100界
面活性剤(Rohm andHaas Company
から入手可能)0.15gを混合することにより調製し
た。この溶液は、米国特許第5,439,785号の実
施例1、フィルム5を調製するための配合物に類似の比
較配合物である。このフィルムは、標準のKODAK
PROCESS C41 フィルムプロセスで処理した
後、帯電防止特性があると報告されている。
酸化バナジウムコロイド状分散体2.2g、脱イオン水
45.7g、25.5%ポリエステルイオノマー分散体
1.96gおよび6.7%Triton X−100界
面活性剤(Rohm andHaas Company
から入手可能)0.15gを混合することにより調製し
た。この溶液は、米国特許第5,439,785号の実
施例1、フィルム5を調製するための配合物に類似の比
較配合物である。このフィルムは、標準のKODAK
PROCESS C41 フィルムプロセスで処理した
後、帯電防止特性があると報告されている。
【0051】前記溶液1〜12を、塩化ビニリデン含有
ターポリマーラテックス下塗り層を予め塗布したポリエ
チレンテレフタレート支持体状に塗布した。溶液1〜1
1は湿潤塗布量24ml/m2 で、溶液12は湿潤塗布
量6ml/m2 で施した。すべての塗膜を、100℃で
3分間乾燥した。KODAK ULTRATEC処理化
学品での処理の前後に、20%RHで、塗膜の表面低効
率を2ポイントプローブを用いて測定した。これは、高
pH,高温フィルム現像処理であり、帯電防止性能の残
留性(survivability)についての厳しい
試験である。これらの塗膜についての結果を第1表に示
す。
ターポリマーラテックス下塗り層を予め塗布したポリエ
チレンテレフタレート支持体状に塗布した。溶液1〜1
1は湿潤塗布量24ml/m2 で、溶液12は湿潤塗布
量6ml/m2 で施した。すべての塗膜を、100℃で
3分間乾燥した。KODAK ULTRATEC処理化
学品での処理の前後に、20%RHで、塗膜の表面低効
率を2ポイントプローブを用いて測定した。これは、高
pH,高温フィルム現像処理であり、帯電防止性能の残
留性(survivability)についての厳しい
試験である。これらの塗膜についての結果を第1表に示
す。
【0052】ポリエステルイオノマーバインダー、ヘキ
サメトキシメチルメラミンおよび五酸化バナジウムを含
有する本発明塗膜は、処理の前後に優れた抵抗率値を与
える。加えるに、本発明の塗布溶液のすべては、優れた
安定性を有し、かつ極めて透明なフィルムを形成する。
ヘキサメトキシメチルメラミンを含有しない比較塗膜
は,KODAK ULTRATEC処理化学品での処理
後は,有効な帯電防止性能を示さなかった。
サメトキシメチルメラミンおよび五酸化バナジウムを含
有する本発明塗膜は、処理の前後に優れた抵抗率値を与
える。加えるに、本発明の塗布溶液のすべては、優れた
安定性を有し、かつ極めて透明なフィルムを形成する。
ヘキサメトキシメチルメラミンを含有しない比較塗膜
は,KODAK ULTRATEC処理化学品での処理
後は,有効な帯電防止性能を示さなかった。
【0053】
【表1】
【0054】本発明は、従来技術と比較して多くの利点
がある。五酸化バナジウムコロイド状ゲル、ポリエステ
ルイオノマーバインダーおよびメトキシアルキルメラミ
ン架橋剤の独特の組み合わせにより、五酸化バナジウム
材料のフロキュレーションに対する優れた安定性を有す
る塗布組成物が得られる。加えるに、乾燥塗膜は、フィ
ルム処理の前後の両時点で優れた導電性、およびアンダ
ー層およびその後に施される層に対して優れた接着性を
有する。本発明は、バリヤーオーバーコートを必要とせ
ず、そのため製造上の煩雑さおよびコストを低減する。
オーバーコートはバリヤー層性能を有する必要がないの
で、スカム制御、カール制御またはハレーション防止特
性のような他の特性を最適にすることができる。有効な
バリヤーとして作用するためにはオーバコートは疎水性
である必要があるが、本発明は親水性オーバーコートの
使用が可能になる。
がある。五酸化バナジウムコロイド状ゲル、ポリエステ
ルイオノマーバインダーおよびメトキシアルキルメラミ
ン架橋剤の独特の組み合わせにより、五酸化バナジウム
材料のフロキュレーションに対する優れた安定性を有す
る塗布組成物が得られる。加えるに、乾燥塗膜は、フィ
ルム処理の前後の両時点で優れた導電性、およびアンダ
ー層およびその後に施される層に対して優れた接着性を
有する。本発明は、バリヤーオーバーコートを必要とせ
ず、そのため製造上の煩雑さおよびコストを低減する。
オーバーコートはバリヤー層性能を有する必要がないの
で、スカム制御、カール制御またはハレーション防止特
性のような他の特性を最適にすることができる。有効な
バリヤーとして作用するためにはオーバコートは疎水性
である必要があるが、本発明は親水性オーバーコートの
使用が可能になる。
【0055】追加の実施態様 態様2.前記支持体が、ポリエステルフィルムである請
求項1記載の画像形成要素。 態様3.前記五酸化バナジウムが、銀でドーピング化さ
れたものである請求項1記載の画像形成要素。
求項1記載の画像形成要素。 態様3.前記五酸化バナジウムが、銀でドーピング化さ
れたものである請求項1記載の画像形成要素。
【0056】態様4.前記前記導電性層の乾燥塗布重量
が、0.5〜50mg/m2 である請求項1記載の画像
形成要素。 態様5.ポリエステルイオノマーバインダーとメトキシ
アルキルメラミンの合計重量の、五酸化バナジウムに対
する比が、少なくとも25:1であり、200:1未満
である請求項1記載の画像形成要素。
が、0.5〜50mg/m2 である請求項1記載の画像
形成要素。 態様5.ポリエステルイオノマーバインダーとメトキシ
アルキルメラミンの合計重量の、五酸化バナジウムに対
する比が、少なくとも25:1であり、200:1未満
である請求項1記載の画像形成要素。
【0057】態様6.ポリエステルイオノマーバインダ
ーのメトキシアルキルメラミンに対する比が、4:1〜
48:1である請求項1記載の画像形成要素。 態様7.前記メトキシアルキルメラミンが、3〜6個の
メトキシアルキル基を有する請求項1記載の画像形成要
素。 態様8.前記ポリエステルイオノマーが、20℃〜80
℃のガラス転移温度を有する画像形成要素。
ーのメトキシアルキルメラミンに対する比が、4:1〜
48:1である請求項1記載の画像形成要素。 態様7.前記メトキシアルキルメラミンが、3〜6個の
メトキシアルキル基を有する請求項1記載の画像形成要
素。 態様8.前記ポリエステルイオノマーが、20℃〜80
℃のガラス転移温度を有する画像形成要素。
【0058】態様9.画像形成層の成分として有用な基
材であって、前記基材が、その上に導電性層を有する支
持体を含んでなり、前記導電性層が五酸化バナジウムコ
ロイド状ゲル、ポリエステルイオノマーバインダーおよ
びメトキシアルキルメラミンを含む基材。 態様10.画像形成層の導電性層を形成するために有用
な塗布組成物であって、前記塗布組成物が、五酸化バナ
ジウムコロイド状ゲル、ポリエステルイオノマーバイン
ダーおよびメトキシアルキルメラミンを含む塗布組成
物。
材であって、前記基材が、その上に導電性層を有する支
持体を含んでなり、前記導電性層が五酸化バナジウムコ
ロイド状ゲル、ポリエステルイオノマーバインダーおよ
びメトキシアルキルメラミンを含む基材。 態様10.画像形成層の導電性層を形成するために有用
な塗布組成物であって、前記塗布組成物が、五酸化バナ
ジウムコロイド状ゲル、ポリエステルイオノマーバイン
ダーおよびメトキシアルキルメラミンを含む塗布組成
物。
Claims (1)
- 【請求項1】 画像形成法に使用するための画像形成要
素であって、前記画像形成要素が、支持体、画像形成層
および電気的導電性層を含んでなり、前記導電性層が五
酸化バナジウムコロイド状ゲル、ポリエステルイオノマ
ーバインダーおよびメトキシアルキルメラミンを含んで
なる画像形成要素。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/625,118 US5576163A (en) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | Imaging element having a process-surviving electrically-conductive layer with polyesterionomet binder |
US08/625118 | 1996-04-01 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1031284A true JPH1031284A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=24504669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9080819A Pending JPH1031284A (ja) | 1996-04-01 | 1997-03-31 | 画像形成要素 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5576163A (ja) |
EP (1) | EP0800110B1 (ja) |
JP (1) | JPH1031284A (ja) |
DE (1) | DE69724497D1 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0903626B1 (en) * | 1997-09-17 | 2004-02-04 | Agfa-Gevaert | Amino-triazine compounds for (photo)thermographic materials |
US6063559A (en) * | 1997-09-17 | 2000-05-16 | Agfa-Gevaert | Amino-triazine compounds for (photo)thermographic materials |
US5866287A (en) * | 1997-11-13 | 1999-02-02 | Eastman Kodak Company | Imaging element comprising and electrically-conductive layer containing metal antimonate and non-conductive metal-containing colloidal particles |
US5827630A (en) * | 1997-11-13 | 1998-10-27 | Eastman Kodak Company | Imaging element comprising an electrically-conductive layer containing metal antimonate and non-conductive metal-containing colloidal particles and a transparent magnetic recording layer |
US6013427A (en) * | 1998-09-28 | 2000-01-11 | Eastman Kodak Company | Imaging element comprising an electrically-conductive layer containing intercalated vanadium oxide |
US6010836A (en) * | 1998-09-28 | 2000-01-04 | Eastman Kodak Company | Imaging element comprising an electrically-conductive layer containing intercalated vanadium oxide and a transparent magnetic recording layer |
US6110656A (en) * | 1998-09-28 | 2000-08-29 | Eastman Kodak Company | Colloidal vanadium oxide having improved stability |
US6096491A (en) * | 1998-10-15 | 2000-08-01 | Eastman Kodak Company | Antistatic layer for imaging element |
US6300049B2 (en) | 1998-10-15 | 2001-10-09 | Eastman Kodak Company | Imaging element containing an electrically-conductive layer |
US6225039B1 (en) | 1998-10-15 | 2001-05-01 | Eastman Kodak Company | Imaging element containing an electrically-conductive layer containing a sulfonated polyurethane and a transparent magnetic recording layer |
US6060229A (en) * | 1998-10-15 | 2000-05-09 | Eastman Kodak Company | Imaging element containing an electrically-conductive layer and a transparent magnetic recording layer |
US6074807A (en) * | 1998-10-15 | 2000-06-13 | Eastman Kodak Company | Imaging element containing an electrically-conductive layer containing acicular metal-containing particles and a transparent magnetic recording layer |
US6214530B1 (en) | 1999-06-30 | 2001-04-10 | Tulalip Consultoria Comercial Sociedade Unidessoal S.A. | Base film with a conductive layer and a magnetic layer |
US6174659B1 (en) | 1999-09-08 | 2001-01-16 | Eastman Kodak Company | Method for forming a base for an imaging element, and an imaging element comprising such base, with improved crosslinking agent |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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