JPH10311656A - 保冷庫 - Google Patents
保冷庫Info
- Publication number
- JPH10311656A JPH10311656A JP11941197A JP11941197A JPH10311656A JP H10311656 A JPH10311656 A JP H10311656A JP 11941197 A JP11941197 A JP 11941197A JP 11941197 A JP11941197 A JP 11941197A JP H10311656 A JPH10311656 A JP H10311656A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- evaporator
- refrigerant
- side pipe
- storage box
- pipe line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 非共沸混合冷媒を用いることによる蒸発器内
の温度勾配を生じても、冷却効率を低下させることのな
い保冷庫を提供する。 【構成】 蒸発器２の冷媒流出側管路２ｂの冷媒温度は
冷媒流入側管路２ａよりも高くなるが、蒸発器２の冷媒
流入側管路２ａと冷媒流出側管路２ｂが互いに近接して
いるため、冷媒流入側管路２ａの冷媒と冷媒流出側管路
２ｂの冷媒が互いに熱交換し、蒸発器２の全体の温度分
布が均一になる。これにより、非共沸混合冷媒が蒸発器
２内で温度勾配を生じても、蒸発器２の熱交換量が部分
的に低下することはない。
の温度勾配を生じても、冷却効率を低下させることのな
い保冷庫を提供する。 【構成】 蒸発器２の冷媒流出側管路２ｂの冷媒温度は
冷媒流入側管路２ａよりも高くなるが、蒸発器２の冷媒
流入側管路２ａと冷媒流出側管路２ｂが互いに近接して
いるため、冷媒流入側管路２ａの冷媒と冷媒流出側管路
２ｂの冷媒が互いに熱交換し、蒸発器２の全体の温度分
布が均一になる。これにより、非共沸混合冷媒が蒸発器
２内で温度勾配を生じても、蒸発器２の熱交換量が部分
的に低下することはない。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍または冷蔵を
要する食品や物品を収納する保冷庫に関するものであ
る。
要する食品や物品を収納する保冷庫に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、冷凍・冷蔵庫やショーケース等を
構成する保冷庫は、冷却対象物を収納する収納箱の外周
面に、パイプ状の冷媒通路を伝熱性の板材に一体に形成
した蒸発器を接触させ、この蒸発器が接続された冷凍装
置によって収納箱内を冷却するようにしたものが知られ
ている。ところで、冷凍装置の冷媒にはＲ２２等の単一
冷媒やＲ５０２等の共沸冷媒が用いられていたが、最近
ではＣＦＣ及びＨＣＦＣフロンの規制に伴って単一冷媒
の使用が制限され、これに替わる冷媒として非共沸混合
冷媒が用いられるようになっている。
構成する保冷庫は、冷却対象物を収納する収納箱の外周
面に、パイプ状の冷媒通路を伝熱性の板材に一体に形成
した蒸発器を接触させ、この蒸発器が接続された冷凍装
置によって収納箱内を冷却するようにしたものが知られ
ている。ところで、冷凍装置の冷媒にはＲ２２等の単一
冷媒やＲ５０２等の共沸冷媒が用いられていたが、最近
ではＣＦＣ及びＨＣＦＣフロンの規制に伴って単一冷媒
の使用が制限され、これに替わる冷媒として非共沸混合
冷媒が用いられるようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単一冷
媒は蒸発または凝縮時の相変化において圧力及び温度が
共に一定であるのに対し、非共沸混合冷媒では相変化に
伴って組成が変わるため、冷媒の流れにおいて外部との
温度差が上流側よりも下流側の方が小さくなるという温
度勾配を生ずる。このため、前記蒸発器では冷媒の出口
側の熱交換量が低下し、収納箱内を効率よく冷却するこ
とができないという問題点があった。
媒は蒸発または凝縮時の相変化において圧力及び温度が
共に一定であるのに対し、非共沸混合冷媒では相変化に
伴って組成が変わるため、冷媒の流れにおいて外部との
温度差が上流側よりも下流側の方が小さくなるという温
度勾配を生ずる。このため、前記蒸発器では冷媒の出口
側の熱交換量が低下し、収納箱内を効率よく冷却するこ
とができないという問題点があった。
【０００４】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、非共沸混合冷媒を用
いることによる蒸発器内の温度勾配を生じても、冷却効
率を低下させることのない保冷庫を提供することにあ
る。
であり、その目的とするところは、非共沸混合冷媒を用
いることによる蒸発器内の温度勾配を生じても、冷却効
率を低下させることのない保冷庫を提供することにあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項１では、冷却対象物を収納する収納
箱と、収納箱に接触するように設けられた管状の蒸発器
とを備え、蒸発器を圧縮機、凝縮器及び膨張手段に接続
して非共沸混合冷媒を用いた冷凍サイクルを構成する保
冷庫において、前記蒸発器を冷媒流通路が長さ方向中間
部位で反転するように屈曲させ、その冷媒流入側管路と
冷媒流出側管路とが互いに近接するように配置してい
る。これにより、圧縮機が作動すると低温低圧の冷媒が
蒸発器内を流通し、蒸発器によって収納箱内が冷却され
る。その際、蒸発器の冷媒流出側管路の冷媒温度は冷媒
流入側管路よりも高くなるが、蒸発器の冷媒流入側管路
と冷媒流出側管路が互いに近接しているため、冷媒流入
側管路の冷媒と冷媒流出側管路の冷媒が互いに熱交換さ
れ、蒸発器全体の温度分布が均一になる。
するために、請求項１では、冷却対象物を収納する収納
箱と、収納箱に接触するように設けられた管状の蒸発器
とを備え、蒸発器を圧縮機、凝縮器及び膨張手段に接続
して非共沸混合冷媒を用いた冷凍サイクルを構成する保
冷庫において、前記蒸発器を冷媒流通路が長さ方向中間
部位で反転するように屈曲させ、その冷媒流入側管路と
冷媒流出側管路とが互いに近接するように配置してい
る。これにより、圧縮機が作動すると低温低圧の冷媒が
蒸発器内を流通し、蒸発器によって収納箱内が冷却され
る。その際、蒸発器の冷媒流出側管路の冷媒温度は冷媒
流入側管路よりも高くなるが、蒸発器の冷媒流入側管路
と冷媒流出側管路が互いに近接しているため、冷媒流入
側管路の冷媒と冷媒流出側管路の冷媒が互いに熱交換さ
れ、蒸発器全体の温度分布が均一になる。
【０００６】また、請求項２では、請求項１記載の保冷
庫において、前記蒸発器を長さ方向中間部位で折り曲げ
られた管状の部材によって形成している。これにより、
請求項１の作用に加え、蒸発器を銅管等を用いて簡単に
形成することができる。
庫において、前記蒸発器を長さ方向中間部位で折り曲げ
られた管状の部材によって形成している。これにより、
請求項１の作用に加え、蒸発器を銅管等を用いて簡単に
形成することができる。
【０００７】また、請求項３では、請求項１記載の保冷
庫において、前記蒸発器を一端側を連通した二つの流路
を一体に有する部材によって形成している。これによ
り、請求項１の作用に加え、蒸発器を押し出し成型等に
よって簡単に形成することができる。
庫において、前記蒸発器を一端側を連通した二つの流路
を一体に有する部材によって形成している。これによ
り、請求項１の作用に加え、蒸発器を押し出し成型等に
よって簡単に形成することができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１乃至図３は本発明の一実施形
態を示すもので、図１は保冷庫の概略構成図、図２は収
納箱の側面断面図、図３はその斜視図である。
態を示すもので、図１は保冷庫の概略構成図、図２は収
納箱の側面断面図、図３はその斜視図である。
【０００９】この保冷庫は、冷却対象物を収納する収納
箱１と、収納箱１の周囲に巻回されたパイプ状の蒸発器
２とを備え、蒸発器２は圧縮機３、凝縮器４及び膨張手
段としてのキャピラリチューブ５に接続されて冷凍サイ
クルを構成している。即ち、圧縮機３の冷媒吐出側には
凝縮器４の一端が、圧縮機３の冷媒吸入側には蒸発器２
の一端が、凝縮器４の他端にはキャピラリチューブ５を
介して蒸発器２の他端がそれぞれ接続され、この冷凍サ
イクルの冷媒には非共沸混合冷媒が用いられている。
箱１と、収納箱１の周囲に巻回されたパイプ状の蒸発器
２とを備え、蒸発器２は圧縮機３、凝縮器４及び膨張手
段としてのキャピラリチューブ５に接続されて冷凍サイ
クルを構成している。即ち、圧縮機３の冷媒吐出側には
凝縮器４の一端が、圧縮機３の冷媒吸入側には蒸発器２
の一端が、凝縮器４の他端にはキャピラリチューブ５を
介して蒸発器２の他端がそれぞれ接続され、この冷凍サ
イクルの冷媒には非共沸混合冷媒が用いられている。
【００１０】収納箱１は、上面を開口した内箱６と、内
箱６の外面を覆う断熱性の外箱６ａとからなり、内箱６
の外側面には蒸発器２が巻回するように接触している。
蒸発器２は長さ方向中間部位で反転するように屈曲し、
その冷媒流入側管路２ａと冷媒流出側管路２ｂとが互い
に近接するように配置されている。尚、本実施形態で示
す収納箱１は本発明を説明するための概略的な形状であ
り、実際には冷凍・冷蔵庫やショーケース等の収納部に
応じて種々の形状に構成されるものである。
箱６の外面を覆う断熱性の外箱６ａとからなり、内箱６
の外側面には蒸発器２が巻回するように接触している。
蒸発器２は長さ方向中間部位で反転するように屈曲し、
その冷媒流入側管路２ａと冷媒流出側管路２ｂとが互い
に近接するように配置されている。尚、本実施形態で示
す収納箱１は本発明を説明するための概略的な形状であ
り、実際には冷凍・冷蔵庫やショーケース等の収納部に
応じて種々の形状に構成されるものである。
【００１１】以上のように構成された保冷庫では、圧縮
機３が作動すると、冷媒が図１の実線矢印で示すように
循環し、蒸発器２内に低温低圧の冷媒が流入する。これ
により、蒸発器２内の冷媒と収納箱１内の空気とが内箱
６を介して熱交換され、収納箱１内が冷却される。その
際、蒸発器２の冷媒流出側管路２ｂの冷媒温度は冷媒流
入側管路２ａよりも高くなるが、蒸発器２の冷媒流入側
管路２ａと冷媒流出側管路２ｂが互いに近接しているた
め、冷媒流入側管路２ａの冷媒と冷媒流出側管路２ｂの
冷媒が互いに熱交換し、蒸発器２の全体の温度分布が均
一になる。これにより、非共沸混合冷媒が蒸発器２内で
温度勾配を生じても、蒸発器２の熱交換量が部分的に低
下することはない。
機３が作動すると、冷媒が図１の実線矢印で示すように
循環し、蒸発器２内に低温低圧の冷媒が流入する。これ
により、蒸発器２内の冷媒と収納箱１内の空気とが内箱
６を介して熱交換され、収納箱１内が冷却される。その
際、蒸発器２の冷媒流出側管路２ｂの冷媒温度は冷媒流
入側管路２ａよりも高くなるが、蒸発器２の冷媒流入側
管路２ａと冷媒流出側管路２ｂが互いに近接しているた
め、冷媒流入側管路２ａの冷媒と冷媒流出側管路２ｂの
冷媒が互いに熱交換し、蒸発器２の全体の温度分布が均
一になる。これにより、非共沸混合冷媒が蒸発器２内で
温度勾配を生じても、蒸発器２の熱交換量が部分的に低
下することはない。
【００１２】このように、本実施形態の保冷庫によれ
ば、蒸発器２を長さ方向中間部位で反転するように屈曲
させ、その冷媒流入側管路２ａと冷媒流出側管路２ｂと
を互いに近接するように配置することにより、冷媒流入
側管路２ａの冷媒と冷媒流出側管路２ｂの冷媒とを互い
に熱交換させて蒸発器２の全体の温度分布を均一にする
ようにしたので、非共沸混合冷媒が蒸発器２内で温度勾
配を生じても、蒸発器２の熱交換量が部分的に低下する
ことがなく、冷却効率の低下を確実に防止することがで
きる。
ば、蒸発器２を長さ方向中間部位で反転するように屈曲
させ、その冷媒流入側管路２ａと冷媒流出側管路２ｂと
を互いに近接するように配置することにより、冷媒流入
側管路２ａの冷媒と冷媒流出側管路２ｂの冷媒とを互い
に熱交換させて蒸発器２の全体の温度分布を均一にする
ようにしたので、非共沸混合冷媒が蒸発器２内で温度勾
配を生じても、蒸発器２の熱交換量が部分的に低下する
ことがなく、冷却効率の低下を確実に防止することがで
きる。
【００１３】図４乃至図６は蒸発器の変形例を示すもの
である。即ち、同図に示す蒸発器７は、その冷媒流入側
管路７ａと冷媒流出側管路７ｂとを互いに直接接触する
ように近接させたものである。この場合、蒸発器７を図
５に示すように長さ方向中間部位で折り曲げられた管状
の部材７ｃによって形成することにより、蒸発器７を銅
管等を用いて簡単に成型することができる。また、蒸発
器７を図６に示すように二つの流路７ｄを一体に有する
部材７ｅから形成することにより、蒸発器７を押し出し
成型等によって簡単に成型することができる。この場
合、蒸発器７を形成する部材７ｅの一端側を各流路７ｄ
が互いに連通するように加工することにより、各流路７
ｄによって冷媒流入側管路７ａ及び冷媒流出側管路７ｂ
が形成される。
である。即ち、同図に示す蒸発器７は、その冷媒流入側
管路７ａと冷媒流出側管路７ｂとを互いに直接接触する
ように近接させたものである。この場合、蒸発器７を図
５に示すように長さ方向中間部位で折り曲げられた管状
の部材７ｃによって形成することにより、蒸発器７を銅
管等を用いて簡単に成型することができる。また、蒸発
器７を図６に示すように二つの流路７ｄを一体に有する
部材７ｅから形成することにより、蒸発器７を押し出し
成型等によって簡単に成型することができる。この場
合、蒸発器７を形成する部材７ｅの一端側を各流路７ｄ
が互いに連通するように加工することにより、各流路７
ｄによって冷媒流入側管路７ａ及び冷媒流出側管路７ｂ
が形成される。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の保冷庫に
よれば、非共沸混合冷媒が蒸発器内で温度勾配を生じた
場合でも、冷媒と外部空気との温度差を一定に保つこと
ができるので、蒸発器の熱交換量が部分的に低下するこ
とがなく、冷却効率の低下を確実に防止することができ
る。
よれば、非共沸混合冷媒が蒸発器内で温度勾配を生じた
場合でも、冷媒と外部空気との温度差を一定に保つこと
ができるので、蒸発器の熱交換量が部分的に低下するこ
とがなく、冷却効率の低下を確実に防止することができ
る。
【図１】本発明の一実施形態を示す保冷庫の概略構成図
【図２】収納箱の側面断面図
【図３】収納箱の斜視図
【図４】蒸発器の変形例を示す収納箱の斜視図
【図５】蒸発器を形成する部材の部分平面図
【図６】蒸発器を形成する部材の部分斜視図 １…収納箱、２…蒸発器、２ａ…冷媒流入側管路、２ｂ
…冷媒流出側管路、３…圧縮機、４…凝縮器、５…キャ
ピラリチューブ、７…蒸発器、７ａ…冷媒流入側管路、
７ｂ…冷媒流出側管路。
…冷媒流出側管路、３…圧縮機、４…凝縮器、５…キャ
ピラリチューブ、７…蒸発器、７ａ…冷媒流入側管路、
７ｂ…冷媒流出側管路。
Claims (3)
- 【請求項１】 冷却対象物を収納する収納箱と、収納箱
に接触するように設けられた管状の蒸発器とを備え、蒸
発器を圧縮機、凝縮器及び膨張手段に接続して非共沸混
合冷媒を用いた冷凍サイクルを構成する保冷庫におい
て、 前記蒸発器を冷媒流通路が長さ方向中間部位で反転する
ように屈曲させ、その冷媒流入側管路と冷媒流出側管路
とが互いに近接するように配置したことを特徴とする保
冷庫。 - 【請求項２】 前記蒸発器を長さ方向中間部位で折り曲
げられた管状の部材によって形成したことを特徴とする
請求項１記載の保冷庫。 - 【請求項３】 前記蒸発器を一端側を連通した二つの流
路を一体に有する部材によって形成したことを特徴とす
る請求項１記載の保冷庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11941197A JPH10311656A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 保冷庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11941197A JPH10311656A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 保冷庫 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10311656A true JPH10311656A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=14760809
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11941197A Pending JPH10311656A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 保冷庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10311656A (ja) |
-
1997
- 1997-05-09 JP JP11941197A patent/JPH10311656A/ja active Pending
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