JPH10311320A - 増締装置 - Google Patents
増締装置Info
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- JPH10311320A JPH10311320A JP11802197A JP11802197A JPH10311320A JP H10311320 A JPH10311320 A JP H10311320A JP 11802197 A JP11802197 A JP 11802197A JP 11802197 A JP11802197 A JP 11802197A JP H10311320 A JPH10311320 A JP H10311320A
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- piston rod
- tightening
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Abstract
るとともに、緩みも防止することができる増締装置を提
供する。 【解決手段】 作動用流体の導入によってラックギア1
4を有するピストンロッド11を伸縮させるシリンダー
12と、該シリンダー12を一方のネジ部材側に固定す
るためのクランプ13と、他方のネジ部材に設けられて
前記ラックギア14に歯合する平歯車15とを備え、前
記シリンダー12に作動用流体を導入して前記ピストン
ロッド11を伸縮させることにより、前記ラックギア1
4及び平歯車15を介して他方のネジ部材を締付け方向
に付勢する。
Description
特に、高圧ガス容器の容器弁に接続される配管の緩みを
防止するのに適した増締装置に関する。
ス容器への配管の接続は、一般に、合成樹脂製パッキン
を介在させたユニオン継手で行われている。このときの
継手の締め付けは、スパナやトルクレンチを使用して行
っているが、スパナを用いた場合は、締付けトルクが一
定せず、作業者によってばらつきを生じる問題があっ
た。また、トルクレンチの場合は、作業性が悪いという
問題があった。
けたとしても、パッキンに合成樹脂を使用している場合
は、時間の経過によって継手部が緩むことがあるため、
緩みの有無の確認や定期的な増締め作業を行う必要があ
った。
手等の締付けを行えるとともに、緩みも防止することが
できる増締装置を提供することを目的としている。
め、本発明の増締装置は、互いに螺合することにより接
続固定されるネジ結合部の緩みを防止するための増締装
置であって、作動用流体の導入によってピストンロッド
を伸縮させるシリンダーと、該シリンダーを前記接続固
定されるネジ結合部の一方のネジ部材側に固定するため
の固定部材と、前記ピストンロッドに設けられたラック
ギアと、前記ネジ結合部の他方のネジ部材に設けられて
前記ラックギアに歯合する平歯車とを備え、前記シリン
ダーに作動用流体を導入して前記ピストンロッドを伸縮
させることにより、前記ラックギア及び平歯車を介して
前記他方のネジ部材を締付け方向に付勢することを特徴
としている。
の容器弁に接続される配管を止着するナット部材を増締
めするための増締装置であって、作動用流体の導入によ
ってピストンロッドを伸縮させるシリンダーと、該シリ
ンダーを前記容器弁に固定するためのクランプと、前記
ピストンロッドに設けられたラックギアと、前記ナット
部材に設けられて前記ラックギアに歯合する平歯車とを
備え、前記シリンダーに作動用流体を導入して前記ピス
トンロッドを伸縮させることにより、前記ラックギア及
び平歯車を介して前記ナット部材を締付け方向に付勢す
ることを特徴としている。
置の一形態例を示すもので、図1は増締装置を高圧ガス
容器の容器弁に装着した状態を示す正面図、図2は同じ
く平面図、図3は同じく一部断面側面図である。
1の容器弁2に接続される配管3を止着するナット部材
(袋ナット)4を増締めするためのものであって、作動
用流体、例えば高圧空気の導入によってピストンロッド
11を伸縮させるエアシリンダー12と、該エアシリン
ダー12を前記容器弁2に固定するための固定部材であ
るクランプ13と、前記ピストンロッド11に設けられ
たラックギア14と、前記ナット部材4に設けられて前
記ラックギア14に歯合する平歯車15とにより形成さ
れている。
13とは、シリンダーベース16を介してボルト17に
より着脱可能に形成されている。さらに、エアシリンダ
ー12の作動用流体導入部には、流体導入量を調整する
スピードコントローラー18と、エアシリンダー12内
の高圧空気を排気するときの排気音を消すためのサイレ
ンサー19とが設けられている。
に対応した嵌合溝13aを有するもので、容器弁本体部
には、ワッシャー20を介してボルト21により固着さ
れる。また、前記平歯車15には、ナット部材4の二面
幅に対応した開口幅を有するU字状の嵌合溝15aが設
けられている。
器弁2にクランプ13及びシリンダーベース16を介し
てエアシリンダー12を装着し、ラックギア14を所定
位置にセットする。次に、容器弁2の口金部にパッキン
を介して配管3を接続し、ナット部材4を手締めにてあ
る程度まで締付ける。そして、ナット部材4の先端側か
ら平歯車15を取付け、平歯車15を基部側(図3にお
いて右側)にスライドさせてラックギア14と噛み合わ
せる。
気を導入してピストンロッド11を押出すようにする
と、ラックギア14が、図1において右方向に押出さ
れ、このラックギア14の移動力で平歯車15が図1に
おいて時計回りに回動することによってナット部材4が
容器弁2の口金部に締付けられる。
合は、エアシリンダー12から高圧空気を抜いてピスト
ンロッド11(ラックギア14)をフリーの状態とし、
平歯車15を一旦取外してピストンロッド11を押込ん
だ後、再び平歯車15をナット部材4に取付けてラック
ギア14と噛み合わせてから高圧空気の導入を再開する
ようにすればよい。
アシリンダー12に急激に高圧空気が流入してラックギ
ア14や平歯車15に衝撃が加わるのを防止するための
もので、適度な流速に設定することにより、配管3やナ
ット部材4等が衝撃によって損傷することを防止でき
る。
トルクで締付けることができるとともに、常に一定のト
ルクが作用しているので、ナット部材4に緩みを生じる
ことがない。また、エアシリンダー12に高圧空気が作
用しているときには、ラックギア14と平歯車15とが
強い力で噛合っており、平歯車15を取外すことは困難
なため、ナット部材4を緩めて配管3を外すことは実質
的に不可能である。すなわち、エアシリンダー作動用の
高圧空気の供給状態を制御室等で集中して管理すること
により、高圧ガス容器設置場所における配管3の脱着を
制御することが可能となり、高圧ガス容器1の交換に伴
う配管取外し作業の安全性を向上させることができる。
ンダー径や平歯車の径、作動用流体の圧力を適当に選定
することにより幅広く設定することができる。また、高
圧ガス容器内のガスの種類や設置環境に応じて窒素ガス
を作動用流体として用いることもでき、エアシリンダー
に代えて油圧シリンダーを用いることもできる。さら
に、ナット部材として、袋ナットの外周に平歯車部分を
一体に形成したものを用いることも可能である。
容器弁に限らず、各種のネジ継手部分に適用することが
可能であり、シリンダーを固定する固定部材の形状を適
宜な形状とすることにより、容易に対応することができ
る。例えば、上記高圧ガス容器からガスの供給を受ける
ガス使用機器のガス導入部、あるいは、配管同士の接続
部や配管と弁との接続部等にも適用することができ、配
管内を流れる流体の種類も、上記高圧ガスに限らず各種
液体であってもよい。さらに、配管の継手に限らず、各
種物品を固着するためのボルト結合部にも対応すること
が可能である。
によれば、シリンダーに作用する流体によって一定の締
付けトルクを得ることができるので、締め過ぎによる問
題を生じることがなく、緩みの発生も確実に防止するこ
とができる。
状態を示す正面図である。
部材、11…ピストンロッド、12…エアシリンダー、
13…クランプ、13a…嵌合溝、14…ラックギア、
15…平歯車、15a…嵌合溝、16…シリンダーベー
ス、17…ボルト、18…スピードコントローラー、1
9…サイレンサー、20…ワッシャー、21…ボルト
Claims (2)
- 【請求項1】 互いに螺合することにより接続固定され
るネジ結合部の緩みを防止するための増締装置であっ
て、作動用流体の導入によってピストンロッドを伸縮さ
せるシリンダーと、該シリンダーを前記接続固定される
ネジ結合部の一方のネジ部材側に固定するための固定部
材と、前記ピストンロッドに設けられたラックギアと、
前記ネジ結合部の他方のネジ部材に設けられて前記ラッ
クギアに歯合する平歯車とを備え、前記シリンダーに作
動用流体を導入して前記ピストンロッドを伸縮させるこ
とにより、前記ラックギア及び平歯車を介して前記他方
のネジ部材を締付け方向に付勢することを特徴とする増
締装置。 - 【請求項2】 高圧ガス容器の容器弁に接続される配管
を止着するナット部材を増締めするための増締装置であ
って、作動用流体の導入によってピストンロッドを伸縮
させるシリンダーと、該シリンダーを前記容器弁に固定
するためのクランプと、前記ピストンロッドに設けられ
たラックギアと、前記ナット部材に設けられて前記ラッ
クギアに歯合する平歯車とを備え、前記シリンダーに作
動用流体を導入して前記ピストンロッドを伸縮させるこ
とにより、前記ラックギア及び平歯車を介して前記ナッ
ト部材を締付け方向に付勢することを特徴とする増締装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11802197A JP3911320B2 (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 配管を高圧ガス容器の容器弁に止着するナット部材の増締装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11802197A JP3911320B2 (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 配管を高圧ガス容器の容器弁に止着するナット部材の増締装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10311320A true JPH10311320A (ja) | 1998-11-24 |
JP3911320B2 JP3911320B2 (ja) | 2007-05-09 |
Family
ID=14726114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11802197A Expired - Fee Related JP3911320B2 (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 配管を高圧ガス容器の容器弁に止着するナット部材の増締装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3911320B2 (ja) |
-
1997
- 1997-05-08 JP JP11802197A patent/JP3911320B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3911320B2 (ja) | 2007-05-09 |
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