JPH10311192A - 自動さく孔機 - Google Patents
自動さく孔機Info
- Publication number
- JPH10311192A JPH10311192A JP11993297A JP11993297A JPH10311192A JP H10311192 A JPH10311192 A JP H10311192A JP 11993297 A JP11993297 A JP 11993297A JP 11993297 A JP11993297 A JP 11993297A JP H10311192 A JPH10311192 A JP H10311192A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inspection
- drilling
- drill
- automatic
- display device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
- Earth Drilling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動さく孔機の点検作業を取扱説明書を用い
ずに確実且つ容易に行うことができるようにする。 【解決手段】 さく孔機の作動部の作動状況を検出する
検出手段18と、所要のさく孔データを記憶し前記検出
手段18からの検出データと記憶されたさく孔データに
基づいてさく孔機の作動を制御する自動制御装置25と
を備えた自動さく孔機において、点検作業に関する情報
を記述した点検指示画面を表示する表示装置30を設け
ている。点検作業時には、オペレータは、表示装置30
に点検作業に関する情報を記述した点検指示画面を表示
させ、この点検指示画面の案内に従って点検項目を選択
し、そこに記述されている指示に従って点検を行う。
ずに確実且つ容易に行うことができるようにする。 【解決手段】 さく孔機の作動部の作動状況を検出する
検出手段18と、所要のさく孔データを記憶し前記検出
手段18からの検出データと記憶されたさく孔データに
基づいてさく孔機の作動を制御する自動制御装置25と
を備えた自動さく孔機において、点検作業に関する情報
を記述した点検指示画面を表示する表示装置30を設け
ている。点検作業時には、オペレータは、表示装置30
に点検作業に関する情報を記述した点検指示画面を表示
させ、この点検指示画面の案内に従って点検項目を選択
し、そこに記述されている指示に従って点検を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、点検作業を容易に
する表示装置を設けた自動さく孔機に関する。
する表示装置を設けた自動さく孔機に関する。
【0002】
【従来の技術】鉱山、採石、土木工事等の現場でさく孔
作業に使用されるジャンボやクローラドリル等のさく孔
機では、ガイドシェルに搭載されたさく岩機からロッド
先端に取付けたビットに打撃と回転を伝達し、さく岩機
に送りを与えてさく孔する。
作業に使用されるジャンボやクローラドリル等のさく孔
機では、ガイドシェルに搭載されたさく岩機からロッド
先端に取付けたビットに打撃と回転を伝達し、さく岩機
に送りを与えてさく孔する。
【0003】一般的なさく孔の手順は、先ずガイドシェ
ルを移動させてビット先端の位置決めを行ない、座繰り
さく孔を行った後、本さく孔を行う。長孔さく孔を行う
場合には、ロッド1本分のさく孔が終わるとロッドを継
ぎ足し、所定のさく孔長に達するまでさく孔とロッドの
継ぎ足しを繰り返す。
ルを移動させてビット先端の位置決めを行ない、座繰り
さく孔を行った後、本さく孔を行う。長孔さく孔を行う
場合には、ロッド1本分のさく孔が終わるとロッドを継
ぎ足し、所定のさく孔長に達するまでさく孔とロッドの
継ぎ足しを繰り返す。
【0004】このようなさく孔作業において、オペレー
タは、さく岩機の各作動機構の作動状況を視覚や聴覚で
把握してさく孔中にさく孔対象の岩質を判断し、岩質に
合わせてさく岩機の各作動機構の作動条件を調整しなが
らさく孔を行う。
タは、さく岩機の各作動機構の作動状況を視覚や聴覚で
把握してさく孔中にさく孔対象の岩質を判断し、岩質に
合わせてさく岩機の各作動機構の作動条件を調整しなが
らさく孔を行う。
【0005】しかし、このようなさく孔作業は、常時さ
く岩機の作動状況を監視して調整を行う必要があるの
で、オペレータの疲労が大きくなる。また、さく孔中に
さく岩機の各作動機構の作動状況を視覚や聴覚で把握し
てさく孔対象の岩質を判断する作業は、オペレータの熟
練度による個人差が大きく、さく孔能率や、さく孔の直
進性や孔壁の仕上がり等の特に長孔さく孔に必要とされ
るさく孔精度にばらつきを生じやすい。
く岩機の作動状況を監視して調整を行う必要があるの
で、オペレータの疲労が大きくなる。また、さく孔中に
さく岩機の各作動機構の作動状況を視覚や聴覚で把握し
てさく孔対象の岩質を判断する作業は、オペレータの熟
練度による個人差が大きく、さく孔能率や、さく孔の直
進性や孔壁の仕上がり等の特に長孔さく孔に必要とされ
るさく孔精度にばらつきを生じやすい。
【0006】そこで、さく孔機の作動部の作動状況を検
出する検出器と、その検出データに基づいて自動的にさ
く孔作業のプログラム制御を行うコンピュータとを備え
た自動さく孔機が開発されている。
出する検出器と、その検出データに基づいて自動的にさ
く孔作業のプログラム制御を行うコンピュータとを備え
た自動さく孔機が開発されている。
【0007】自動さく孔機では、さく孔動作の自動制御
の他にさく孔長の管理やロッドの継ぎ足し・回収等の自
動運転がコンピュータによって制御される。さく孔機
は、さく孔開始前の始業点検その他の点検作業が必要で
あるが、自動さく孔機では機構が複雑化しているので、
支障なく自動運転を行うためにはより確実な点検作業が
実施されねばならない。
の他にさく孔長の管理やロッドの継ぎ足し・回収等の自
動運転がコンピュータによって制御される。さく孔機
は、さく孔開始前の始業点検その他の点検作業が必要で
あるが、自動さく孔機では機構が複雑化しているので、
支障なく自動運転を行うためにはより確実な点検作業が
実施されねばならない。
【0008】このような点検作業の項目や手順等の点検
作業に関する情報は、従来、印刷物である取扱説明書に
記載されており、オペレータは、取扱説明書を開いて、
その記載内容を参照しながら点検作業を行っていた。
作業に関する情報は、従来、印刷物である取扱説明書に
記載されており、オペレータは、取扱説明書を開いて、
その記載内容を参照しながら点検作業を行っていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、取扱説明書を
開いてその記載内容を参照しながら点検作業を行なうの
は、面倒で点検作業の能率が悪く、取扱説明書の記載事
項の見落としによる点検ミス等を生じるおそれがある。
開いてその記載内容を参照しながら点検作業を行なうの
は、面倒で点検作業の能率が悪く、取扱説明書の記載事
項の見落としによる点検ミス等を生じるおそれがある。
【0010】この発明は、自動さく孔機におけるかかる
問題を解決するものであって、自動さく孔機の点検作業
を取扱説明書を用いずに確実且つ容易に行うことができ
るようにする自動さく孔機を提供することを目的とす
る。
問題を解決するものであって、自動さく孔機の点検作業
を取扱説明書を用いずに確実且つ容易に行うことができ
るようにする自動さく孔機を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するため、さく孔機の作動部の作動状況を検出する
検出手段と、所要のさく孔データを記憶し前記検出手段
からの検出データと記憶されたさく孔データに基づいて
さく孔機の作動を制御する自動制御装置とを備えた自動
さく孔機において、点検作業に関する情報を記述した点
検指示画面を表示する表示装置をを設けている。
解決するため、さく孔機の作動部の作動状況を検出する
検出手段と、所要のさく孔データを記憶し前記検出手段
からの検出データと記憶されたさく孔データに基づいて
さく孔機の作動を制御する自動制御装置とを備えた自動
さく孔機において、点検作業に関する情報を記述した点
検指示画面を表示する表示装置をを設けている。
【0012】点検作業時には、オペレータは、表示装置
に点検作業に関する情報を記述した点検指示画面を表示
させ、この点検指示画面の案内に従って点検項目を選択
し、そこに記述されている指示に従って点検を行う。こ
れは取扱説明書を開いてその記載内容を参照するのと較
べると極めて容易であるので、点検作業を能率良く行う
ことができる。また、点検指示画面の指示に従えば確実
な点検が可能であるので見落としによる点検ミスを防止
することができる。
に点検作業に関する情報を記述した点検指示画面を表示
させ、この点検指示画面の案内に従って点検項目を選択
し、そこに記述されている指示に従って点検を行う。こ
れは取扱説明書を開いてその記載内容を参照するのと較
べると極めて容易であるので、点検作業を能率良く行う
ことができる。また、点検指示画面の指示に従えば確実
な点検が可能であるので見落としによる点検ミスを防止
することができる。
【0013】表示装置に表示される点検指示画面は、複
数の選択可能な画面で構成することで、多数の点検項目
があっても容易に点検作業を行うことができる。
数の選択可能な画面で構成することで、多数の点検項目
があっても容易に点検作業を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
る自動制御装置を備えた油圧クローラドリルの斜視図、
図2はさく岩機の構成の説明図、図3は自動制御装置と
表示装置の構成を示すブロック図、図4乃至図14は表
示装置に表示される画面の例を示す図である。
る自動制御装置を備えた油圧クローラドリルの斜視図、
図2はさく岩機の構成の説明図、図3は自動制御装置と
表示装置の構成を示すブロック図、図4乃至図14は表
示装置に表示される画面の例を示す図である。
【0015】ここで、油圧クローラドリル1は、トラッ
クフレーム2を備えた走行台車5上に旋回起伏可能にブ
ーム8が設けられており、ブーム8の先端部にはさく岩
機10を搭載したガイドシェル11がチルト及びスイン
グ可能に支持されている。さく岩機10にはシャンクロ
ッド3が挿着されている。このシャンクロッド3には所
定長のロッド4がスリーブ7で接続され、このロッド4
の先端にはビット6が取付けられる。
クフレーム2を備えた走行台車5上に旋回起伏可能にブ
ーム8が設けられており、ブーム8の先端部にはさく岩
機10を搭載したガイドシェル11がチルト及びスイン
グ可能に支持されている。さく岩機10にはシャンクロ
ッド3が挿着されている。このシャンクロッド3には所
定長のロッド4がスリーブ7で接続され、このロッド4
の先端にはビット6が取付けられる。
【0016】さく岩機10は、打撃機構13と回転機構
9とフラッシング機構14とを備えており、ガイドシェ
ル11に設けられた送り機構12で送りが与えられ前後
に移動可能になっていて、シャンクロッド3、ロッド4
を介してビット6に打撃と回転とを伝達して岩石にさく
孔する。またフラッシング機構14はロッド6先端に圧
縮空気を供給して、繰粉を排出させる。ガイドシェル1
1の先端部には、さく孔口元を覆うダストポット26が
設けられており、このダストポット26はダストコレク
タ(図示略)に接続されていて、排出された繰粉を捕集
する。
9とフラッシング機構14とを備えており、ガイドシェ
ル11に設けられた送り機構12で送りが与えられ前後
に移動可能になっていて、シャンクロッド3、ロッド4
を介してビット6に打撃と回転とを伝達して岩石にさく
孔する。またフラッシング機構14はロッド6先端に圧
縮空気を供給して、繰粉を排出させる。ガイドシェル1
1の先端部には、さく孔口元を覆うダストポット26が
設けられており、このダストポット26はダストコレク
タ(図示略)に接続されていて、排出された繰粉を捕集
する。
【0017】さく孔長がロッド4の長さより長い場合に
は、ロッド4の継ぎ足しと回収が必要となるので、ガイ
ドシェル11にはロッド4の継ぎ足しと回収を行うロッ
ド交換装置17が装備されている。
は、ロッド4の継ぎ足しと回収が必要となるので、ガイ
ドシェル11にはロッド4の継ぎ足しと回収を行うロッ
ド交換装置17が装備されている。
【0018】走行台車5上には、打撃機構13、回転機
構9、送り機構12、及びロッド交換装置17を駆動す
るための油圧駆動部15と、フラッシング機構14に圧
縮空気を供給するための空気駆動部16とが設置されて
おり、さく岩機10の打撃圧力、回転圧力、送り長(速
度)、送り圧力、及びフラッシング圧力を検出するため
の検出手段18として、油圧駆動部15に打撃圧力検出
器19、回転圧力検出器20、送り長検出器21、送り
圧力検出器22が、空気駆動部16にフラッシング圧力
検出器23がそれぞれ設けられている。
構9、送り機構12、及びロッド交換装置17を駆動す
るための油圧駆動部15と、フラッシング機構14に圧
縮空気を供給するための空気駆動部16とが設置されて
おり、さく岩機10の打撃圧力、回転圧力、送り長(速
度)、送り圧力、及びフラッシング圧力を検出するため
の検出手段18として、油圧駆動部15に打撃圧力検出
器19、回転圧力検出器20、送り長検出器21、送り
圧力検出器22が、空気駆動部16にフラッシング圧力
検出器23がそれぞれ設けられている。
【0019】また、台車5上には、油圧クローラドリル
1の作動を制御するための自動制御装置25が設けられ
ている。この自動制御装置25には記憶、演算、制御の
機能を有するコンピュータが用いられている。ここに
は、さく孔手順、さく孔パターン、さく孔状況の判断等
さく孔制御において所要のさく孔データが予め記憶され
ていて、検出手段18から送られる検出データと記憶さ
れたさく孔データに基づいて油圧クローラドリル1の作
動を制御する。この自動制御装置25には、表示装置3
0に画面を表示すると共に、表示装置30からデータを
入力できるようにするためのプログラムも記憶されてい
る。
1の作動を制御するための自動制御装置25が設けられ
ている。この自動制御装置25には記憶、演算、制御の
機能を有するコンピュータが用いられている。ここに
は、さく孔手順、さく孔パターン、さく孔状況の判断等
さく孔制御において所要のさく孔データが予め記憶され
ていて、検出手段18から送られる検出データと記憶さ
れたさく孔データに基づいて油圧クローラドリル1の作
動を制御する。この自動制御装置25には、表示装置3
0に画面を表示すると共に、表示装置30からデータを
入力できるようにするためのプログラムも記憶されてい
る。
【0020】オペレータキャビン24内の運転席付近に
は、タッチパネル31を備えた表示装置30が設けられ
ている。タッチパネル31には図4に示す初期画面が表
示され、オペレータがタッチすることにより、この初期
画面から「さく孔状況表示」、「点検情報表示」、「作
業状況表示」、「センサ・スイッチ入力状況表示」、
「設定値の変更」、及び「アワーメータ・温度表示」の
各項目を選択することができる。
は、タッチパネル31を備えた表示装置30が設けられ
ている。タッチパネル31には図4に示す初期画面が表
示され、オペレータがタッチすることにより、この初期
画面から「さく孔状況表示」、「点検情報表示」、「作
業状況表示」、「センサ・スイッチ入力状況表示」、
「設定値の変更」、及び「アワーメータ・温度表示」の
各項目を選択することができる。
【0021】点検作業を開始する時には、オペレータ
は、表示入力装置30のタッチパネル31の初期画面上
で「点検情報表示」を選択する。すると、図5に示す<
点検情報選択画面>が表示されるので、この画面から
「始業点検情報」を選択する。
は、表示入力装置30のタッチパネル31の初期画面上
で「点検情報表示」を選択する。すると、図5に示す<
点検情報選択画面>が表示されるので、この画面から
「始業点検情報」を選択する。
【0022】「始業点検情報」を選択すると、図6に示
す<始業点検情報選択画面>が表示され、オペレータは
この画面から「エンジン」、「ギャボックス内の油
量」、「レシーバータンク」、「作動油」、「燃料」、
「ドリフタ潤滑油量」、「ドリフタ」、「ブームガイド
シェル」の各項目を順次選択することができる。
す<始業点検情報選択画面>が表示され、オペレータは
この画面から「エンジン」、「ギャボックス内の油
量」、「レシーバータンク」、「作動油」、「燃料」、
「ドリフタ潤滑油量」、「ドリフタ」、「ブームガイド
シェル」の各項目を順次選択することができる。
【0023】「エンジン」を選択すると、図7の<点検
情報画面>が表示される。ここにはエンジンオイルの点
検作業についての指示が記述されているので、オペレー
タはその指示に従って点検を行う。次に図8の<点検情
報画面>を表示させると、ファンベルトの張りについて
の指示が記述されている。図9の<点検情報画面>に
は、冷却水の量についての指示が記述されており、図1
0の<点検情報画面>には、ラジエータキャップの装着
状況、バッテリの液量、バッテリターミナルの緩み及び
腐食、エンジンその他についての指示が記述されている
ので、順次その指示に従って点検を行う。
情報画面>が表示される。ここにはエンジンオイルの点
検作業についての指示が記述されているので、オペレー
タはその指示に従って点検を行う。次に図8の<点検情
報画面>を表示させると、ファンベルトの張りについて
の指示が記述されている。図9の<点検情報画面>に
は、冷却水の量についての指示が記述されており、図1
0の<点検情報画面>には、ラジエータキャップの装着
状況、バッテリの液量、バッテリターミナルの緩み及び
腐食、エンジンその他についての指示が記述されている
ので、順次その指示に従って点検を行う。
【0024】エンジンの点検が終わると、「ギャボック
ス内の油量」を選択する。すると、図11の<点検情報
画面>が表示される。ここにはギャボックス内の油量の
点検作業についての指示が記述されているので、オペレ
ータはその指示に従って点検を行う。
ス内の油量」を選択する。すると、図11の<点検情報
画面>が表示される。ここにはギャボックス内の油量の
点検作業についての指示が記述されているので、オペレ
ータはその指示に従って点検を行う。
【0025】以下同様にして、「レシーバータンク」、
「作動油」、「燃料」、「ドリフタ潤滑油量」、「ドリ
フタ」、「ブームガイドシェル」の各項目を順次点検し
て行く。このように、表示装置30に表示される点検指
示画面は、複数の選択可能な画面で構成されているの
で、多数の点検項目があっても容易に点検作業を行うこ
とができる。
「作動油」、「燃料」、「ドリフタ潤滑油量」、「ドリ
フタ」、「ブームガイドシェル」の各項目を順次点検し
て行く。このように、表示装置30に表示される点検指
示画面は、複数の選択可能な画面で構成されているの
で、多数の点検項目があっても容易に点検作業を行うこ
とができる。
【0026】この点検作業は取扱説明書を開いてその記
載内容を参照するのと較べると極めて容易であるので、
点検作業を能率良く行うことができる。また、点検指示
画面の指示に従えば確実な点検が可能であるので見落と
しによる点検ミスを防止することができる。表示される
文字は色を反転させたり、強調するようにすれば、さら
に確実なチェックが可能になる。
載内容を参照するのと較べると極めて容易であるので、
点検作業を能率良く行うことができる。また、点検指示
画面の指示に従えば確実な点検が可能であるので見落と
しによる点検ミスを防止することができる。表示される
文字は色を反転させたり、強調するようにすれば、さら
に確実なチェックが可能になる。
【0027】なお、作動油や、燃料を補給したときに
は、図12の<消耗品入力画面1>から補給した量を入
力する。点検作業が終わると、図4の初期画面から「設
定値の変更」を選択して、所定の初期値のデータを入力
し、自動制御装置25内に記憶されている制御プログラ
ムの初期設定を行なって油圧クローラドリル1を作動さ
せる。
は、図12の<消耗品入力画面1>から補給した量を入
力する。点検作業が終わると、図4の初期画面から「設
定値の変更」を選択して、所定の初期値のデータを入力
し、自動制御装置25内に記憶されている制御プログラ
ムの初期設定を行なって油圧クローラドリル1を作動さ
せる。
【0028】さく孔開始が指令されると、自動制御装置
25に記憶されているさく孔手順のプログラムデータに
基づいて、さく岩機10が前進を開始する。ビット6の
先端が破砕対象に着岩するとこの着岩位置は送り長検出
器21で検出されさく孔長の零点として自動制御装置2
5に入力され、以後この零点を基準として送り長検出器
21の検出データからさく孔長が求められる。
25に記憶されているさく孔手順のプログラムデータに
基づいて、さく岩機10が前進を開始する。ビット6の
先端が破砕対象に着岩するとこの着岩位置は送り長検出
器21で検出されさく孔長の零点として自動制御装置2
5に入力され、以後この零点を基準として送り長検出器
21の検出データからさく孔長が求められる。
【0029】着岩の検出後、ビット6先端の位置決めを
行うための口切りさく孔行程が開始され、所定長の口切
りさく孔が行われると口切りさく孔の終了が検出され、
座繰りさく孔行程が開始される。所定長の座繰りさく孔
が行われると座繰りさく孔終了が検出され、本さく孔行
程が開始される。
行うための口切りさく孔行程が開始され、所定長の口切
りさく孔が行われると口切りさく孔の終了が検出され、
座繰りさく孔行程が開始される。所定長の座繰りさく孔
が行われると座繰りさく孔終了が検出され、本さく孔行
程が開始される。
【0030】さく孔中は、さく岩機10の打撃圧力、回
転圧力、送り長(速度)、送り圧力、及びフラッシング
圧力等のさく孔データが検出手段18の各検出器19、
20、21、22、23により検出され、自動制御装置
25に記憶される。自動制御装置25では常時検出デー
タに基づいて岩石の硬軟,亀裂の有無等の状況を判断し
変化があればさく孔条件の設定を変更する。例えば、回
転圧力、フラッシング圧力、さく孔速度等の検出データ
により岩質の変化を判断し、回転圧力、フラッシング圧
力、さく孔速度等が高くなると中硬岩さく孔、軟岩さく
孔、粘土層さく孔、破砕帯さく孔等、他の適切なさく孔
パターンへ移行する。
転圧力、送り長(速度)、送り圧力、及びフラッシング
圧力等のさく孔データが検出手段18の各検出器19、
20、21、22、23により検出され、自動制御装置
25に記憶される。自動制御装置25では常時検出デー
タに基づいて岩石の硬軟,亀裂の有無等の状況を判断し
変化があればさく孔条件の設定を変更する。例えば、回
転圧力、フラッシング圧力、さく孔速度等の検出データ
により岩質の変化を判断し、回転圧力、フラッシング圧
力、さく孔速度等が高くなると中硬岩さく孔、軟岩さく
孔、粘土層さく孔、破砕帯さく孔等、他の適切なさく孔
パターンへ移行する。
【0031】回転圧力、フラッシング圧力、さく孔速度
等が低くなると、送り圧力、打撃圧力を上昇させる。長
孔さく孔を行う場合には、ロッド1本分のさく孔が終わ
るとロッド4を継ぎ足し、継ぎ足し後の座繰り処理を行
った後、再度本さく孔を行う。以後さく孔とロッド4の
継ぎ足しとを繰り返す。このように油圧クローラドリル
1は自動制御され、設定したさく孔長に達するとさく孔
が終了する。
等が低くなると、送り圧力、打撃圧力を上昇させる。長
孔さく孔を行う場合には、ロッド1本分のさく孔が終わ
るとロッド4を継ぎ足し、継ぎ足し後の座繰り処理を行
った後、再度本さく孔を行う。以後さく孔とロッド4の
継ぎ足しとを繰り返す。このように油圧クローラドリル
1は自動制御され、設定したさく孔長に達するとさく孔
が終了する。
【0032】さく孔作業が行われている間は、図4の初
期画面から「さく孔状況表示」を選択して、図13の<
さく孔状況表示>画面を表示させることにより、さく孔
作業の進捗状況を監視することができる。
期画面から「さく孔状況表示」を選択して、図13の<
さく孔状況表示>画面を表示させることにより、さく孔
作業の進捗状況を監視することができる。
【0033】なお、「作業状況表示」を選択すると、例
えば図14のような<作業状況画面>も表示でき、手書
きの作業日報に代えて作業実績や経費の管理も行うこと
ができる。
えば図14のような<作業状況画面>も表示でき、手書
きの作業日報に代えて作業実績や経費の管理も行うこと
ができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自動さく
孔機では、点検作業を取扱説明書を用いずに確実且つ容
易に行うことができる。表示装置に表示される点検指示
画面は、複数の選択可能な画面で構成することで、多数
の点検項目があっても容易に点検作業を行うことができ
る。
孔機では、点検作業を取扱説明書を用いずに確実且つ容
易に行うことができる。表示装置に表示される点検指示
画面は、複数の選択可能な画面で構成することで、多数
の点検項目があっても容易に点検作業を行うことができ
る。
【図1】本発明の実施の一形態である自動制御装置を備
えた油圧クローラドリルの斜視図である。
えた油圧クローラドリルの斜視図である。
【図2】さく岩機の構成の説明図である。
【図3】自動制御装置と表示装置の構成図を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】表示装置に表示される初期画面の例を示す図で
ある。
ある。
【図5】表示装置に表示される点検情報選択画面の例を
示す図である。
示す図である。
【図6】表示装置に表示される始業点検情報選択画面の
例を示す図である。
例を示す図である。
【図7】表示装置に表示される点検情報画面の例を示す
図である。
図である。
【図8】表示装置に表示される点検情報画面の例を示す
図である。
図である。
【図9】表示装置に表示される点検情報画面の例を示す
図である。
図である。
【図10】表示装置に表示される点検情報画面の例を示
す図である。
す図である。
【図11】表示装置に表示される点検情報画面の例を示
す図である。
す図である。
【図12】表示装置に表示される消耗品入力画面の例を
示す図である。
示す図である。
【図13】表示装置に表示されるさく孔状況表示画面の
例を示す図である。
例を示す図である。
【図14】表示装置に表示される作業状況画面の例を示
す図である。
す図である。
1 油圧クローラドリル 2 トラックフレーム 3 シャンクロッド 4 ロッド 5 走行台車 6 ビット 8 ブーム 9 回転機構 10 さく岩機 11 ガイドシェル 12 送り機構 13 打撃機構 14 フラッシング機構 15 油圧駆動部 16 空気駆動部 17 ロッド交換装置 18 検出手段 19 打撃圧力検出器 20 回転圧力検出器 21 送り長検出器 22 送り圧力検出器 23 フラッシング圧力検出器 24 オペレータキャビン 25 自動制御装置 30 表示装置 31 タッチパネル
Claims (2)
- 【請求項1】 さく孔機の作動部の作動状況を検出する
検出手段と、所要のさく孔データを記憶し前記検出手段
からの検出データと記憶されたさく孔データに基づいて
さく孔機の作動を制御する自動制御装置とを備えた自動
さく孔機であって、点検作業に関する情報を記述した点
検指示画面を表示する表示装置を設けたことを特徴とす
る自動さく孔機。 - 【請求項2】 表示装置に表示される点検指示画面が、
複数の選択可能な画面からなることを特徴とする請求項
1記載の自動さく孔機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11993297A JPH10311192A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 自動さく孔機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11993297A JPH10311192A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 自動さく孔機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10311192A true JPH10311192A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=14773744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11993297A Pending JPH10311192A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 自動さく孔機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10311192A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7931096B2 (en) | 2005-08-30 | 2011-04-26 | Sandvik Mining And Construction Oy | Adaptive user interface for rock drilling rig |
US8286726B2 (en) | 2005-08-30 | 2012-10-16 | Sandvik Mining And Construction Oy | User interface for rock drilling rig |
-
1997
- 1997-05-09 JP JP11993297A patent/JPH10311192A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7931096B2 (en) | 2005-08-30 | 2011-04-26 | Sandvik Mining And Construction Oy | Adaptive user interface for rock drilling rig |
US8286726B2 (en) | 2005-08-30 | 2012-10-16 | Sandvik Mining And Construction Oy | User interface for rock drilling rig |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100261535B1 (ko) | 착암기의 천공제어 장치 | |
JP4598126B2 (ja) | 掘削部の位置合わせ装置 | |
AU2013396723B2 (en) | Arrangement for controlling percussive drilling process | |
AU2006286466B2 (en) | Adaptive user interface for rock drilling rig | |
AU2022271393B2 (en) | A method of, and a system for, controlling a drilling operation | |
CA2468886C (en) | Method for controlling a drilling sequence, a rock drilling apparatus and a computer programme to form a drilling sequence | |
EP1699999B2 (en) | Method and system for controlling power consumption during a rock drilling process and a rock drilling apparatus therefore | |
CA2619062C (en) | User interface for rock drilling rig | |
EP1451444B1 (en) | Method and equipment for controlling operation of rock drilling apparatus | |
EP2725183A1 (en) | Mining vehicle and method of moving boom | |
EP2539539B1 (en) | Method of presenting positioning information, user interface, and rock drilling rig | |
JPH1096627A (ja) | さく孔装置の表示装置 | |
JP7104534B2 (ja) | 曲がり削孔方法及び曲がり削孔システム | |
JPH10311192A (ja) | 自動さく孔機 | |
JPH10306676A (ja) | 自動さく孔機 | |
JP2000337074A (ja) | 自動穿孔装置 | |
JP6810936B6 (ja) | 穿孔ナビゲーション装置 | |
JPH10311193A (ja) | さく孔制御装置 | |
JP5940904B2 (ja) | さく孔機 | |
JP2008169634A (ja) | 建設機械の情報収集装置 | |
CN103770689B (zh) | 采矿车辆和移动采矿车辆的悬臂的方法 | |
JPH0615798B2 (ja) | さく孔方向表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040304 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060221 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060829 |