JPH10307871A - 物品貸出返却装置、物品登録装置及び利用者登録装置 - Google Patents

物品貸出返却装置、物品登録装置及び利用者登録装置

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JPH10307871A
JPH10307871A JP11809697A JP11809697A JPH10307871A JP H10307871 A JPH10307871 A JP H10307871A JP 11809697 A JP11809697 A JP 11809697A JP 11809697 A JP11809697 A JP 11809697A JP H10307871 A JPH10307871 A JP H10307871A
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JP11809697A
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English (en)
Inventor
Koji Ota
浩二 太田
Masahiro Sato
昌浩 佐藤
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図書等の物品の貸出返却を自動化すると共
に、種々の貸出条件に対応できるようにすること。 【解決手段】 図書館の各図書に図書IDコードを含む
IDタグ5を設ける。図書館を利用する利用者に会員I
Dコードを保持する会員証6を発行しておく。又ホスト
コンピュータ1内のメモリには、図書情報ファイルと会
員情報ファイル、及び会員と図書のランクに応じて貸出
条件を定めた貸出条件テーブルを保持する。貸出時には
図書貸出端末装置2に会員証6と図書とを所定位置に載
せると、それらのデータを読取り、貸出条件テーブルの
貸出条件が一致するかどうかを判別する。一致する場合
には貸出処理を行い、必要なファイルを更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は図書館等の図書の貸
出し等に用いられる物品貸出返却装置及びこれに用いら
れる物品登録装置と利用者登録装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来図書館等における図書の貸出しを自
動化するために非接触識別システムを用いた貸出システ
ムが特開平4−313146号公報に示されている。こ
の貸出システムは、図書に非接触IDカードを付してお
き、利用者にも会員証となる非接触IDカードを付与し
ておき、貸出し時にはこれらのデータを読込んでホスト
コンピュータ内の貸出データファイルに会員IDデータ
と図書IDデータ,貸出日等を記録し、返却時には返却
日を登録することにより貸出処理を自動化するシステム
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な自動貸出システムにおいては、単に貸出し及び返却の
履歴を保持しておくだけであって、図書の性質等には対
応することができなかった。図書館には貸出しが禁止さ
れている図書があり、図書を貸出す冊数等も制限があ
る。又図書の返却予定日を過ぎて返却された場合には、
貸出禁止等の処理をすることが求められているが、従来
の貸出システムではこのような対応をとることができな
かった。
【0004】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであって、請求項1〜7の発明は複数物
品をまとめて借り出せるようにすると共に、種々の制限
事項に細かく対応できるようにすることを目的とする。
又請求項8,9の発明は貸出期限が切れて返却されたと
きに利用者の貸出条件を変更できるようにすることを目
的とする。又請求項10,11の発明では、この物品貸
出返却装置の物品に取付けられるIDタグに必要な情報
を書込み、物品情報ファイルに登録できるようにするこ
と、請求項11の発明は利用者IDカードの発行と、利
用者情報ファイルに利用者登録ができるようにすること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、物品に固有のIDコードを含む物品情報を保持する
IDタグが取付けられた物品から、そのIDタグの物品
IDコードを読取る物品情報読取手段と、利用者に固有
の利用者IDコードを含む利用者情報を保持する利用者
IDカードから、利用者情報を読取る利用者情報読取手
段と、物品の貸出し時に利用者情報読取手段より読取ら
れた利用者に対して前記物品情報読取手段により読取ら
れた物品情報に基づいて複数の物品について順次貸出し
を判別する貸出判別手段と、を有することを特徴とする
ものである。
【0006】本願の請求項2の発明は、請求項1の物品
貸出返却装置において、前記貸出判別手段は、所定数以
上の物品が前記物品情報読取手段により読取られた場合
に貸出しを停止することを特徴とするものである。
【0007】本願の請求項3の発明は、請求項1の物品
貸出返却装置において、前記IDタグは物品IDコード
に加えて物品ランク情報を保持するものであり、前記利
用者IDカードは利用者IDコードに加えて利用者ラン
ク情報を保持することを特徴とするものである。
【0008】本願の請求項4の発明は、請求項1〜3の
物品貸出返却装置において、前記物品貸出返却装置は、
貸出可能な物品情報ファイルと貸出条件テーブルを含む
記憶手段を有し、前記物品情報ファイルは、各物品の名
称,物品IDコード,物品ランクと貸出された利用者の
利用者情報を保持する領域を有するものであり、前記貸
出条件テーブルは、各物品のランクに応じて貸出条件を
規定することを特徴とするものである。
【0009】本願の請求項5の発明は、請求項4の物品
貸出返却装置において、前記貸出条件テーブルの貸出条
件は、各物品のランクに応じて貸出個数、貸出期間の少
なくとも一方を規定することを特徴とするものである。
【0010】本願の請求項6の発明は、請求項1〜3の
物品貸出返却装置において、前記物品貸出返却装置は、
利用者情報ファイル及び貸出条件テーブルを含む記憶手
段を有し、前記利用者情報ファイルは、利用者名,利用
者IDコードとその利用者ランクを保持する領域を有す
るものであり、前記貸出条件テーブルは、利用者ランク
に応じて貸出条件を規定することを特徴とするものであ
る。
【0011】本願の請求項7の発明は、請求項6の物品
貸出返却装置において、前記貸出条件テーブルの貸出条
件は、利用者ランクに応じて貸出個数、貸出期間の少な
くとも一方を規定することを特徴とするものである。
【0012】本願の請求項8の発明は、請求項4の物品
貸出返却装置において、物品の返却時に前記物品情報読
取手段より読取られた物品情報に基づいて前記物品情報
ファイルの利用者情報を貸出前の状態に変更する返却処
理手段と、を有することを特徴とするものである。
【0013】本願の請求項9の発明は、請求項4〜7の
物品貸出返却装置において、物品の返却時に貸出期間を
経過しているときに前記貸出条件テーブルの貸出条件を
変化させる返却処理手段と、を更に有することを特徴と
するものである。
【0014】本願の請求項10の発明は、請求項4記載
の物品貸出返却装置の物品情報ファイルに新規物品の名
称,物品IDコード,物品ランクを登録すると共に、前
記物品に取付けられるIDタグに物品IDコードを書込
むデータ登録手段を有することを特徴とするものであ
る。
【0015】本願の請求項11の発明は、請求項6記載
の物品貸出返却装置の利用者情報ファイルに新規利用者
情報とそのIDコード及び利用者ランクを登録すると共
に、前記利用者IDカードにIDコードを書込むデータ
登録手段を有することを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態による
図書の貸出返却装置の構成を示す斜視図である。本図に
示すように貸出返却装置はホストコンピュータ1に図書
貸出端末装置2,図書返却端末装置3が接続される。又
ホストコンピュータ1にはリーダライタ4も接続されて
いる。リーダライタ4は新たな図書が入庫したときに図
書に付加するIDタグ5に必要なデータを書込むと共
に、新たな会員証を発行する際に会員証6となるIDカ
ードに必要なデータを書込むものである。図書貸出端末
装置2は図書の貸出時に図書のIDタグ5と会員証6か
ら夫々IDコードを読取るものである。又図書返却端末
装置3は返却時に図書のIDタグから必要な情報を読取
り、データを更新するものである。
【0017】図2は図書貸出端末装置2の構成を示すブ
ロック図である。図書貸出端末装置2は図示のように図
書情報を読取るための図書情報読取アンテナ11として
コイルL1,L2が設けられ、又会員情報読取アンテナ
12としてコイルL3,L4が設けられている。読取制
御部13は図書情報読取りのためのコマンドを送信する
送信部14と、読取られた図書IDコードを受信する受
信部15を制御するものであり、又会員情報読取りのた
めのコマンドを送信する送信部16と、読取られた会員
IDコードを受信する受信部17を制御する。読取制御
部13はこれらの送受信部を制御して順次IDコードを
読取り、通信インターフェース18を介して上位のホス
トコンピュータ1にこれらのIDコードを伝送するもの
である。又貸出端末装置2にゲート制御装置20を接続
しておき、貸出しを許可する際にはそのゲートを開放す
るようにしてもよい。
【0018】一方図書返却端末装置3は図2に示す図書
貸出端末装置2とほぼ同一構成を有している。図書返却
装置3は会員証のIDコードを読取る必要がないため、
会員情報読取アンテナ12と送信部16,受信部17が
なく、又ゲートを開閉する必要がないため、ゲート制御
装置にも接続されていない。その他の構成は図書貸出端
末装置2と同様である。
【0019】又リーダライタ4はリードライト制御部2
1,変調部22,送信用コイル23,受信用コイル24
及び復調部25を有している。リードライト制御部21
はホストコンピュータ1からの信号によりIDタグ5と
会員証6とに必要なデータを書込むように制御し、又ベ
リファイリード処理を行うものである。
【0020】次に図書に付与されるIDタグ5と会員証
6となるIDカードは図3に示すように同一の構成を有
している。これらのIDタグ及びIDカードはコイル及
びコンデンサから成る共振回路31に接続され、受信し
た信号を電源として各部に供給する電源生成部32、共
振回路に接続される復調部33,変調部34,メモリ制
御部35及びメモリ36を有している。メモリ制御部3
5は復調部33より得られた読取コマンドに基づいてメ
モリ36のデータを読出すものである。IDタグ5のメ
モリ36には図書IDコード,会員証6のメモリ36に
は会員IDコードが保持される。ここで複数のIDタグ
5が通信領域にあるときに、例えば特開平6−181449号
に示されるように、混信を避けるため、図書貸出端末装
置2より複数のチャンネルを構成し、その1つのチャン
ネルを用いて読取コマンドを送信する。IDタグ5は図
書貸出端末装置によって構成される空きチャンネルのい
ずれかの中でメモリに保持されているIDコードを返送
するものとする。再度読取コマンドが与えられれば再び
通信チャンネルのうちの空き領域のチャンネルをランダ
ムに選択してIDコードを返送することにより、複数の
IDタグ5が通信領域にある場合の混信を避けるように
している。
【0021】次にホストコンピュータ1に内蔵されてい
る記憶手段には、図4に示すように物品情報ファイルと
して図書情報ファイル1Aと、利用者情報ファイルとし
て会員情報ファイル1Bが設けられる。図書情報ファイ
ル1Aは図書館が所蔵する図書に付与されている分類,
図書名,出版社,出版日,著者等の図書データと、図書
IDコード及びその図書のランク(A,B,C)を保持
するものであり、更にその図書が貸出中である際に貸出
会員のIDコードと貸出日及び返却予定日,返却日を保
持する領域を有している。一方会員情報ファイル1Bは
図書館を利用する会員の氏名,住所,電話番号等の個人
情報に加えて、会員IDコード,会員のランク,貸出許
可/禁止の情報や現在貸出中の図書のランク毎の貸出冊
数,貸出中の図書IDコードの領域を有している。
【0022】又ホストコンピュータ内の記憶手段には図
5に示すように会員のランクと図書のランクから成る貸
出条件テーブル1Cが設けられている。会員のランクは
GOLD,SILVER,COPPERの3種類とし、
図書のランクをA,B,Cとする。これらの図書のラン
クと会員ランクに基づいて貸出しの許可状態と禁止状態
とで貸出条件をテーブルのように変化させる。貸出禁止
欄は返却が遅れた図書のランクに応じて貸出禁止にする
図書のランク,貸出禁止期間等を会員のランク毎に限定
するものである。例えばGOLDランクの会員がAラン
クの図書の貸出期限後に返却した場合には貸出禁止状態
となり、このときには全てのランクの図書を1週間貸出
禁止とする。又GOLDランクの会員がBランクの図書
を貸出期限後に返却した場合には、Bランク,Cランク
の図書のみを3日間貸出禁止とする。このように返却が
遅れた図書のランクに応じて貸出禁止の条件を決定して
いる。
【0023】ホストコンピュータ1は図書貸出端末装置
2から貸出処理時に図書のIDタグ5から図書IDコー
ドを読取り、会員証6から会員IDコードを読取り、図
書情報ファイルと会員情報ファイルを検索して貸出しの
許可を判断し、貸出時にこれらのファイルに必要な変更
を加えるものである。又返却時に図書返却端末装置3か
ら図書IDコードが伝送されてきたときに、返却済みと
してこれらの情報ファイルを後述するように書換える処
理を行うものである。
【0024】図6(a)は会員の登録時の処理を示すフ
ローチャートである。会員の登録時にはまずステップS
1においてホストコンピュータ1よりあらかじめ必要な
データ、例えば会員のIDコード,住所,氏名,電話番
号,年齢,入会年月日等の個人情報や会員のランクを入
力する。そしてステップS2に進んで記憶手段の会員情
報ファイル1Bにこれらのデータを登録し、ステップS
3において会員証6にこの会員IDコードを書込んで処
理を終える。
【0025】又図書館に新たな図書が納入された場合に
は、図6(b)に示すように、ステップS11において
その図書の必要なデータ、例えば図書のIDコード,分
類,図書名,出版社,出版日,筆者,図書のランク等を
入力する。そしてステップS12において図書情報ファ
イル1A内にこれらのデータを登録し、ステップS13
においてIDタグ5にIDコードを書込む。そしてこれ
を書込んだIDタグ5を図書の背表紙等に張り付けてお
く。こうすれば図書の登録をすることができる。ここで
ホストコンピュータ1はリーダライタ4と共に物品貸出
返却装置における物品に関する必要な情報を登録する物
品登録装置及び会員に情報を登録する会員登録装置の機
能を達成している。
【0026】次に図書を貸出す際の動作について図7の
フローチャートを参照しつつ説明する。貸出しを希望す
る会員は、貸出しを希望する図書7と会員証6とを図1
に示すように図書貸出端末装置2の夫々図書情報読取ア
ンテナ11,会員情報読取アンテナ12の領域に乗せ
る。この場合に複数の図書を同時に図書情報読取アンテ
ナ11の位置に置いてもよい。このように図書7と会員
証6とが所定の位置に置かれると、図書貸出端末装置2
は図7に示すようにステップS21において、まず会員
証6より会員IDコードを読取る。次いでステップS2
2に進んで読取アンテナの領域に置かれている図書のI
Dコードを読取る。そしてステップS23,24におい
て図書情報ファイル1Aからその図書のIDコードに対
応するランクを検索し、会員情報ファイル1Bから会員
のランク,貸出許可又は禁止状態のいずれかを検索す
る。更にステップS25において会員のランクと貸出予
定図書のランクから、貸出条件テーブル1Cに基づいて
貸出可能冊数を検索し、会員情報ファイルのその会員の
貸出冊数から貸出可能かどうかをチェックする(ステッ
プ26)。貸出しが許可されたときにはステップS27
に進んで図書情報ファイル1Aのその図書の欄に貸出さ
れた会員のIDコードと貸出日,返却予定日を登録す
る。更にステップS28に進んで会員情報ファイル1B
にその会員欄に貸出された図書のIDコードを登録し、
そのランクの貸出冊数に1を加算する。そしてステップ
S29において全ての図書の登録が終わったかどうかを
判別し、登録が終わっていない図書があればステップS
22に戻って同様の処理を繰り返す。又ステップS26
において貸出しが許可されない図書があれば、ステップ
S30において貸出しを許可しない図書名を表示部19
に表示する。そしてステップS29において全ての図書
の登録又は不許可の表示を終わると、全てが貸出しされ
たかどうかをチェックする。全てが貸出される場合には
ゲート制御装置20によってゲートを開放する(ステッ
プS31,S32)。又いずれかの図書の貸出しが禁止
される場合にはステップS33においてゲートを閉成す
る。
【0027】こうすれば利用者は所望の図書を借りるこ
とができる。又不許可の場合にはゲートが閉まっている
ため、不許可となった図書を元の位置に戻して他の図書
を持って再び貸出装置端末装置に載置することにより、
貸出可能な図書を借りることができる。ここでホストコ
ンピュータ1はステップS21〜29において、読取ら
れた利用者について物品情報に基づいて複数の物品の貸
出判別処理を順次行う貸出判別手段の機能を達成してい
る。
【0028】次に返却時の動作について図8のフローチ
ャートを用いて説明する。返却時には図1に示すよう
に、図書返却端末装置3の図書情報読取アンテナ11の
位置に返却する図書を置く。こうすればステップS41
において図書返却端末装置3は置かれた図書のIDタグ
5よりIDコードを読取る。そしてステップS42にお
いて図書情報ファイル1Aを検索してその図書が返却予
定日以前かどうかを判別する。返却予定日を過ぎている
場合には会員情報ファイルの許可/禁止情報を禁止とし
て登録する。そして予定日以前であればこの処理を行う
ことなくステップS44に進んで図書情報ファイル1A
の該当する図書の欄に返却日を記録する。こうすれば貸
出しの記録を残しておくことができる。尚このとき返却
日を記録せずに該当する図書の欄の会員IDコード,貸
出日及び返却予定日データを消去してもよい。そしてス
テップS45に進んで会員情報ファイル1B内の図書I
Dを消去してそのランクの貸出冊数をディクリメントす
る。こうして全ての図書の返却が終わったかどうかをチ
ェックし、全ての返却処理を終えるまでこのループを繰
り返して返却処理を終える。ここでホストコンピュータ
1はステップS41〜S46において、物品の返却時に
貸出期間を経過しているときに貸出条件テーブルの貸出
条件を変化させる返却処理手段の機能を達成している。
【0029】こうすれば図書の貸出しと返却を自動化す
ることができる。又貸出条件テーブル1Cに会員のラン
クや図書のランクをあらかじめ登録しておくことによ
り、これらのランクに応じた貸出処理を行うことができ
る。即ち特定のランクの図書は特定ランクに会員のみ貸
出しを許可し、他の会員は貸出禁止としたり、貸出冊数
をランクによって変化させることができる。更に返却日
を過ぎて図書が返却された場合には、貸出禁止処理を行
い、貸出冊数を制限したり、全ての貸出しを禁止する等
の処理を行うことができる。
【0030】尚本実施の形態では図書館の図書の貸出返
却装置に適用した例を示しているが、本発明は図書の貸
出返却装置だけでなく、ビデオ,CD等他の種々の物品
の貸出返却装置に適用することができる。
【0031】尚本実施の形態では、IDタグ5及び会員
証6はリードライト可能なメモリユニットであり、図書
貸出端末装置もリードライト可能なリーダライタを用い
ているが、IDタグ5及び会員証カードのデータを書換
えない場合には単に読取り可能なメモリユニットを用い
て貸出返却装置を構成することができる。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本願の請求項
1〜9の発明によれば、物品の貸出し時に複数の物品も
同時に貸出返却装置に接近させただけでそのデータを読
取って順次貸出しの可否を判別し、貸出処理を行うこと
ができる。請求項3の発明では、会員や物品のランク情
報を物品に付与されるIDタグ又は利用者カードに直接
保持するようにしたものであり、貸出時に情報ファイル
からランク情報を検索する必要がなくなるので、処理を
迅速にすることができる。又請求項4,5の発明では、
物品情報ファイルに各物品のランク情報を備えており、
これに応じて貸出日数や貸出期間等を変化させることが
できる。又請求項6,7の発明では、利用者の登録時に
ランク情報を設定しておくことにより、利用者のランク
に応じて物品の貸出個数や貸出期間等を変化させること
ができる。更に請求項8の発明では、返却時に物品情報
テーブルを元の状態に変更することができる。請求項9
の発明では、所定の期間内に物品が返却されなかったと
きに貸出可能範囲を変化させたり、貸出しを禁止する等
の処理を行うことができる。又請求項10,11の発明
では、新規の物品を受入れたとき及び新規に利用者を登
録する際に必要な登録をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による物品貸出返却装置の
構成を示す斜視図である。
【図2】図書貸出端末装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】IDタグとリーダライタの構成を示すブロック
図である。
【図4】(a)は図書情報ファイル1A,(b)は会員
情報ファイル1Bの一例を示す図である。
【図5】貸出条件テーブルの一例を示す図である。
【図6】(a)は会員登録時,(b)は図書登録時の動
作を示すフローチャートである。
【図7】物品貸出時の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】物品返却時の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 1A 図書情報ファイル 1B 会員情報ファイル 1C 貸出条件テーブル 2 図書貸出端末装置 3 図書返却端末装置 4 リーダライタ 5 IDタグ 6 会員証 11 図書情報読取アンテナ 12 会員情報読取アンテナ 13 読取制御部 14,16 送信部 15,17 受信部 18 通信インターフェース 19 表示部 20 ゲート制御装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品に固有のIDコードを含む物品情報
    を保持するIDタグが取付けられた物品から、そのID
    タグの物品IDコードを読取る物品情報読取手段と、 利用者に固有の利用者IDコードを含む利用者情報を保
    持する利用者IDカードから、利用者情報を読取る利用
    者情報読取手段と、 物品の貸出し時に利用者情報読取手段より読取られた利
    用者に対して前記物品情報読取手段により読取られた物
    品情報に基づいて複数の物品について順次貸出しを判別
    する貸出判別手段と、を有することを特徴とする物品貸
    出返却装置。
  2. 【請求項2】 前記貸出判別手段は、所定数以上の物品
    が前記物品情報読取手段により読取られた場合に貸出し
    を停止することを特徴とする請求項1記載の物品貸出返
    却装置。
  3. 【請求項3】 前記IDタグは物品IDコードに加えて
    物品ランク情報を保持するものであり、前記利用者ID
    カードは利用者IDコードに加えて利用者ランク情報を
    保持するものであることを特徴とする請求項1記載の物
    品貸出返却装置。
  4. 【請求項4】 前記物品貸出返却装置は、貸出可能な物
    品情報ファイルと貸出条件テーブルを含む記憶手段を有
    し、 前記物品情報ファイルは、各物品の名称,物品IDコー
    ド,物品ランクと貸出された利用者の利用者情報を保持
    する領域を有するものであり、 前記貸出条件テーブルは、各物品のランクに応じて貸出
    条件を規定するものであることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか1項記載の物品貸出返却装置。
  5. 【請求項5】 前記貸出条件テーブルの貸出条件は、各
    物品のランクに応じて貸出個数、貸出期間の少なくとも
    一方を規定するものであることを特徴とする請求項4記
    載の物品貸出返却装置。
  6. 【請求項6】 前記物品貸出返却装置は、利用者情報フ
    ァイル及び貸出条件テーブルを含む記憶手段を有し、 前記利用者情報ファイルは、利用者名,利用者IDコー
    ドとその利用者ランクを保持する領域を有するものであ
    り、 前記貸出条件テーブルは、利用者ランクに応じて貸出条
    件を規定するものであることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか1項記載の物品貸出返却装置。
  7. 【請求項7】 前記貸出条件テーブルの貸出条件は、利
    用者ランクに応じて貸出個数、貸出期間の少なくとも一
    方を規定するものであることを特徴とする請求項6記載
    の物品貸出返却装置。
  8. 【請求項8】 物品の返却時に前記物品情報読取手段よ
    り読取られた物品情報に基づいて前記物品情報ファイル
    の利用者情報を貸出前の状態に変更する返却処理手段
    と、を有することを特徴とする請求項4記載の物品貸出
    返却装置。
  9. 【請求項9】 物品の返却時に貸出期間を経過している
    ときに前記貸出条件テーブルの貸出条件を変化させる返
    却処理手段と、を更に有することを特徴とする請求項4
    〜7のいずれか1項記載の物品貸出返却装置。
  10. 【請求項10】 請求項4記載の物品貸出返却装置の物
    品情報ファイルに新規物品の名称,物品IDコード,物
    品ランクを登録すると共に、前記物品に取付けられるI
    Dタグに物品IDコードを書込むデータ登録手段を有す
    ることを特徴とする物品登録装置。
  11. 【請求項11】 請求項6記載の物品貸出返却装置の利
    用者情報ファイルに新規利用者情報とそのIDコード及
    び利用者ランクを登録すると共に、前記利用者IDカー
    ドにIDコードを書込むデータ登録手段を有することを
    特徴とする利用者登録装置。
JP11809697A 1997-05-08 1997-05-08 物品貸出返却装置、物品登録装置及び利用者登録装置 Pending JPH10307871A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6595418B1 (en) 1999-09-28 2003-07-22 Hitachi Kokusai Electric Inc. Enhanced article management system and method
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