JPH10306375A - 成膜装置 - Google Patents

成膜装置

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JPH10306375A
JPH10306375A JP9115488A JP11548897A JPH10306375A JP H10306375 A JPH10306375 A JP H10306375A JP 9115488 A JP9115488 A JP 9115488A JP 11548897 A JP11548897 A JP 11548897A JP H10306375 A JPH10306375 A JP H10306375A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reactor
gas
line
reaction furnace
substrate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9115488A
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English (en)
Inventor
Takashi Mitsuma
高志 三津間
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Original Assignee
Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Publication date
Application filed by Japan Aviation Electronics Industry Ltd filed Critical Japan Aviation Electronics Industry Ltd
Priority to JP9115488A priority Critical patent/JPH10306375A/ja
Publication of JPH10306375A publication Critical patent/JPH10306375A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス内圧変動を除去する成膜装置を提供す
る。 【解決手段】 反応炉1に接続して原料ガスを反応炉1
内に供給するメインライン2、原料ガスを予め流通せし
めているベントライン3、第1のバルブ42を介してメ
インライン2に接続すると共に第2のバルブ43を介し
てベントライン3に接続する原料供給ライン4を複数
本、反応炉1に挿入される圧力計13、反応炉1の下流
に接続する排気ライン16に介在し圧力計の検出信号が
フィードバックされる反応炉内圧制御弁14を有し、原
料ガスを基板12表面において熱分解し各原料ガスの供
給量を制御することにより所望の組成の膜を基板12表
面に形成する成膜装置において、ベントライン3を反応
炉1にその下流において連通せしめ、反応炉1内のベン
トガス供給領域内に加熱部110を設けた成膜装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、成膜装置に関
し、特に、ガスの熱分解に起因するガス内圧変動をも除
去する成膜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3を参照してこの発明の先行例につい
て説明するに、反応炉1は外壁18により閉じた領域を
構成されている。19は外壁18の内の一部を構成する
端壁である。反応炉1内には仕切壁15が外壁18と同
軸的に形成され、一方の端部は端壁19に結合すると共
に他方の端部は解放している。これにより、反応炉1内
は仕切壁15により形成される内部領域と、外壁18と
仕切壁15とにより形成される外部領域の2領域に分割
されている。この端壁19には、その中央部にメインガ
ス送入孔23が形成されてメインライン2に連通すると
共にメインガス送入孔23を取り囲む様にして環状のベ
ントガス送入孔33が形成されてベントライン3に連通
している。サセプタ11は、仕切壁15に固定されて物
質が成膜されるべき基板12が設置され、この設置され
た基板12を加熱して適正な温度に保持するものであ
る。外壁18により構成される反応炉1内のメインガス
およびベントガスが送り込まれる端壁19側を上流とす
るした場合、反応炉1内の下流は排気ライン16を介し
て外部に連通している。なお、図示されてはいないが、
反応炉1を構成外壁18には基板12を炉内に取り入
れ、取り出す取扱口が構成されている。
【0003】ここで、反応炉1内のサセプタ11に物質
が成膜されるべき基板12が設置され、バルブ43およ
びバルブ42を切り替えて、ベントライン3に流通した
状態にされていた第1層のInP層を形成する原料ガス
のフォスフィンPH3 をメインライン2を介してメイン
ガス送入孔23から反応炉1内の仕切壁15により形成
される内部領域に送り込み、基板12の表面において原
料ガスを熱分解してInP層を成膜する。この一方にお
いて、この先行例においては、第2層以降を成膜する原
料ガスはベントライン3にキャリアガスと共に流通した
状態にされているが、これら原料ガスはベントライン3
を介して環状のベントガス送入孔33から反応炉1内の
外壁18と仕切壁15とにより形成される外部領域に送
り込まれた状態とされている。この様に反応炉1内に送
り込まれたメインガスおよびベントガスは、反応炉1内
の上流から下流に向けて矢印に示される如くに流通して
下流において合流し、排気ライン16から反応炉内圧制
御弁14、ロータリポンプ17を介して排出される。
【0004】以上の成膜装置の先行例において、メイン
ガスはメインライン2を介して反応炉1の内部領域に送
り込まれると共にベントガスはベントライン3を介して
反応炉1の外部領域に送り込まれ、反応炉1内の上流か
ら下流に向けて流通して下流において合流する。即ち、
内部領域と外部領域とは反応炉1内において連通してい
るので、反応炉1の内圧はメインライン2内のメインガ
スの分圧とベントライン3内のベントガスの分圧の和で
あり、両分圧は相等しい。従って、原料供給ラインをベ
ントラインからメインラインに切り替え接続し、或いは
この逆の切り替えを実施してもトータルのガス流量は変
化せず、反応炉1内にはその内部領域を含めて圧力変化
は原理的に発生しない。そして、内部領域と外部領域と
は仕切壁15により仕切られているので、ベントガスが
内部領域に設置される物質が成膜されるべき基板12の
近傍に流入して当該原料ガスの組成を変動するというこ
とはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種の成膜装置は、
一般に、原料ガスを切り換えるに際してベントラインに
接続している原料供給ラインをメインラインに切り替え
接続すると、その瞬間において反応炉内の圧力は上昇す
る。この圧力上昇は、反応炉に挿入されている圧力計の
検出する検出信号により反応炉の排気ラインに挿入され
る反応炉内圧制御弁によりフィードバック制御して最終
的には適正化することはできるが、適正化するに到るま
で一時的に不安定な圧力状態が存在することとなり、基
板表面に対する原料ガスの供給量が不安定になり、一時
的に所望の組成からずれた薄膜が成膜されることとな
る。この問題を解消するために、上述した先行例の如
く、反応炉内にメインガスとベントガスの双方を流し、
反応炉内圧制御弁に常に一定流量が流れ込む構成を採用
した(以上の詳細は、当該特許出願人の出願に関わる特
願平8−345211号明細書参照)。
【0006】しかし、実際の成膜時においては、メイン
ガスは基板表面において熱分解するところから原料ガス
種によって異なるモル数の増加即ち体積の増加が発生す
る。一方、ベントガスは熱分解がないので、多層膜を連
続して成膜する際の第1層の材料成膜時と第2層の材料
成膜時において反応炉から排出されるガス量が相違する
こととなり、これによる第2層成膜時の一時的な反応炉
内圧力変動が発生するので、基板表面に到達するガス量
に変動が生じ、多層膜の界面における異常組成の成膜を
完全には防止することはできない。
【0007】この発明は、上述の問題を解消し、多層膜
の界面における異常組成の発生を極力防止する成膜装置
を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】反応炉1に接続して原料
ガスを反応炉1内に供給するメインライン2を有し、原
料ガスを予め流通せしめているベントライン3を有し、
第1のバルブ42、52、62、72を介してメインラ
イン2に接続すると共に第2のバルブ43、53、6
3、73を介してベントライン3に接続する原料供給ラ
イン4、5、6、7を複数本有し、反応炉1に挿入され
る圧力計13を有し、反応炉1の下流に接続する排気ラ
イン16に介在し圧力計の検出信号がフィードバックさ
れる反応炉内圧制御弁14を有し、原料ガスを基板12
表面において熱分解し、各原料ガスの供給量を制御する
ことにより所望の組成の膜を基板12表面に形成する成
膜装置において、ベントライン3を反応炉1にその下流
において連通せしめ、反応炉1内のベントガス供給領域
内に加熱部110を設けた成膜装置を構成した。
【0009】そして、反応炉1は仕切壁15によりその
内部を内部領域と外部領域の2領域に仕切られ、両領域
は反応炉下流において連通しており、メインライン2は
内部領域に接続して基板12は内部領域に設置すると共
にベントライン3はベントガス供給領域である外部領域
に接続する成膜装置を構成した。また、先の成膜装置に
おいて、高温に加熱され、設置される基板12を加熱し
て適正な温度に保持するサセプタ11を内部領域に設置
し、加熱部110はガスの熱分解量に関してサセプタ1
1と同等に設計された擬似サセプタ110’である成膜
装置を構成した。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1およ
び図2の実施例を参照して説明する。この発明の実施例
も先の先行例と共通する構成を有している。即ち、反応
炉1は外壁18により閉じた領域を構成されている。反
応炉1内には仕切壁15が外壁18と同軸的に形成さ
れ、一方の端部は端壁19に結合すると共に他方の端部
は解放している。これにより、反応炉1内は仕切壁15
により形成される内部領域と、外壁18と仕切壁15と
により形成される外部領域の2領域に分割されている。
この内部領域はメインガス供給領域であり、外部領域は
ベントガス供給領域である。この端壁19には、その中
央部にメインガス送入孔23が形成されてメインライン
2に連通すると共にメインガス送入孔23を取り囲む様
にして環状のベントガス送入孔33が形成されてベント
ライン3に連通している。サセプタ11は、仕切壁15
に固定されて物質が蒸着されるべき基板12が設置され
る。サセプタ11は高温に加熱され、これにより設置さ
れる基板12を加熱して適正な温度に保持するものであ
る。外壁18により構成される反応炉1内のメインガス
およびベントガスが送り込まれる端壁19側を上流とす
るした場合、反応炉1内の下流は排気ライン16を介し
て外部に連通している。ところで、この発明の実施例
は、以上の構成の他に、更に、外壁18と仕切壁15と
により形成される外部領域に加熱装置である擬似サセプ
タ110’を設置する。擬似サセプタ110’もサセプ
タ11と同様に高温に加熱され、ガスの熱分解量に関し
てサセプタ11と同等に設計されたものである。
【0011】以上の実施例において、メインライン2を
流通するメインガスは、メインガス送入孔23から反応
炉1内の仕切板15により形成される内部領域に供給さ
れ、ここに設けられるサセプタ11により加熱された基
板12表面に供給され、熱分解されて基板12表面に成
膜される。ベントライン3を流通するベントガスは仕切
壁15と外壁18とにより形成される外部領域に供給さ
れ、ここに設けられる加熱された擬似サセプタ110’
に供給され、この擬似サセプタ110’表面において熱
分解される。なお、擬似サセプタ110’の表面は成膜
されるに適した表面に形成されていないので、ガスは熱
分解されるがここに成膜されるには到らない。
【0012】これらメインライン2とベントライン3の
双方を流通するガスは、一方はサセプタ11により加熱
分解すると共に他方は擬似サセプタ110’により加熱
分解されるので、どの原料をメインライン2に流しても
反応炉から排出されるガスの体積変動はなく、ガス切り
替え時の反応炉内圧力変動はない。従って、基板表面に
到達するガス量の変動する恐れは殆どなく、多層膜の界
面における異常組成の発生を低減することができる。
【0013】
【発明の効果】以上の通りであって、多層膜の成膜にお
いて、下層膜とこれに積層される別の組成の上層膜の境
界面に下層膜と上層膜の中間的組成のしかも組成が成膜
方向に変化した薄層の形成を防止することができ、電子
デバイス、光デバイスの成膜において製造のばらつきを
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を説明する図。
【図2】図1の一部の詳細を示す図。
【図3】従来例を説明する図。
【符号の説明】
1 反応炉 2 メインライン 3 ベントライン 4、5、6、7 原料供給ライン 11 サセプタ 12 基板 13 圧力計 14 反応炉内圧制御弁 15 仕切壁 16 排気ライン 42、52、62、72 第1のバルブ 43、53、63、73 第2のバルブ 110 加熱部 110’ 疑似サセプタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応炉に接続して原料ガスを反応炉内に
    供給するメインラインを有し、原料ガスを予め流通せし
    めているベントラインを有し、第1のバルブを介してメ
    インラインに接続すると共に第2のバルブを介してベン
    トラインに接続する原料供給ラインを複数本有し、反応
    炉1に挿入される圧力計を有し、反応炉の下流に接続す
    る排気ラインに介在し圧力計の検出信号がフィードバッ
    クされる反応炉内圧制御弁を有し、原料ガスを基板表面
    において熱分解し、各原料ガスの供給量を制御すること
    により所望の組成の膜を基板表面に形成する成膜装置に
    おいて、 ベントラインを反応炉にその下流において連通せしめ、
    反応炉内のベントガス供給領域内に加熱部を設けたこと
    を特徴とする成膜装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載される成膜装置におい
    て、 反応炉は仕切壁によりその内部を内部領域と外部領域の
    領域に仕切られ、両領域は反応炉下流において連通して
    おり、メインラインは内部領域に接続して基板は内部領
    域に設置すると共にベントラインはベントガス供給領域
    である外部領域に接続することを特徴とする成膜装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載される成膜装置におい
    て、 高温に加熱され、設置される基板を加熱して適正な温度
    に保持するサセプタを内部領域に設置し、加熱部はガス
    の熱分解量に関してサセプタと同等に設計された擬似サ
    セプタであることを特徴とする成膜装置。
JP9115488A 1997-05-06 1997-05-06 成膜装置 Withdrawn JPH10306375A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009043848A1 (de) * 2009-08-25 2011-03-03 Aixtron Ag CVD-Verfahren und CVD-Reaktor

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009043848A1 (de) * 2009-08-25 2011-03-03 Aixtron Ag CVD-Verfahren und CVD-Reaktor
WO2011023512A1 (de) 2009-08-25 2011-03-03 Aixtron Ag Cvd-verfahren und cvd-reaktor
US9018105B2 (en) 2009-08-25 2015-04-28 Aixtron Se CVD method and CVD reactor

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Effective date: 20040706