JPH10305371A - ガスシールド装置およびガスシールド方法 - Google Patents

ガスシールド装置およびガスシールド方法

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JPH10305371A
JPH10305371A JP3062398A JP3062398A JPH10305371A JP H10305371 A JPH10305371 A JP H10305371A JP 3062398 A JP3062398 A JP 3062398A JP 3062398 A JP3062398 A JP 3062398A JP H10305371 A JPH10305371 A JP H10305371A
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JP
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gas
jacket
gas jacket
shielding
main
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JP3062398A
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Masanori Tsuchiya
允紀 土屋
Hiroaki Suzuki
宏明 鈴木
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Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合部や加熱部の品質の低下および強度の低
下を招来しないシールド装置およびシールド方法を提供
する。 【解決手段】 高周波加熱コイル12を有する主ガスジ
ャケット10と、前記主ガスジャケット10の被接合材
Pの供給側および排出側に一体的に設けられた前部ガス
ジャケット20および後部ガスジャケット30とを備え
てなるシールド装置A1で、主ガスジャケット10の内
圧を前部ガスジャケット20および後部ガスジャケット
30の内圧より若干低くしてガスシールドするものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスシールド装置お
よびガスシールド方法に関する。さらに詳しくは、拡散
接合や高周波焼入れなどにおける接合部や加熱部のガス
シールドの改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、拡散接合においては接合部J
の酸化を防止するため、図8に示すように接合部Jをガ
スジャケット10´により覆って拡散接合がなされてい
る。また、このガスジャケット10´とこのガスジャケ
ット10´を貫通している被接合材P,Pとの間には隙
間があるところから、ガスジャケットa内への空気の進
入を防止するため、ガスジャケット10´内にノズル1
1´より不活性ガス(以下、シールドガスという)を供
給し、接合部Jをシールドしながら拡散接合がなされて
いる。つまり、ガスジャケット10´の被接合材(被加
熱材)P,Pとの隙間からシールドガスを漏れ出させ、
それにより外部からのガスジャケット10´内への空気
の進入を防止しながら拡散接合がなされている。なお、
図8おいて、符号12´は誘導加熱コイルを示す。
【0003】しかしながら、図8に示すようにシールド
ガスを漏れ出させながら拡散接合を行うと、このガスジ
ャケット10´内にガス流れが生じ、そのガス流れのた
めに接合部J周囲が冷却されるということが起こる。そ
の結果、接合部Jが充分に加熱されないため、接合部J
の品質の低下および接合強度の低下を招来するという問
題がある。
【0004】なお、このような問題は、ガスジャケット
を用いてガスシールドを行っている高周波焼入れにおい
ても同様に発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の課題に鑑みなされたものであって、接合部や加熱部
の品質の低下および強度の低下を招来しないガスシール
ド装置およびガスシールド方法を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のガスシールド装
置は、誘導加熱手段を有する主ガスジャケットと、前記
主ガスジャケットの被接合材または被加熱材の供給側お
よび排出側に一体的に設けられた前部ガスジャケットお
よび後部ガスジャケットとを備えてなることを特徴とす
る。
【0007】本発明のガスシールド装置においては、前
記前部ガスジャケットおよび/または後部ガスジャケッ
トが、それぞれがシールドガスが供給される複数のブロ
ックにより構成されてなるのが好ましい。
【0008】また、前記主ガスジャケット、前部ガスジ
ャケットおよび後部ガスジャケットのそれぞれが2分割
体とされ、かつ、その各分割体が被接合材または被加熱
材に向けて進退自在とされてなるのも好ましい。
【0009】さらに、本発明のガスシールド装置におい
ては、前記主ガスジャケットのシールドガス噴射ノズル
が、それより噴射されるシールドガスが被接合材または
被加熱材の外周に旋回流を形成するようにラジアル方向
に対して所定の角度に傾斜させられてなるのも好まし
い。
【0010】一方、本発明のガスシールド方法は、誘導
加熱手段を有する主ガスジャケットと、前記主ガスジャ
ケットの被接合材または被加熱材の供給側および排出側
に一体的に設けられた前部ガスジャケットおよび後部ガ
スジャケットとを備えてなるガスシールド装置を用いた
ガスシールド方法であって、主ガスジャケットの内圧を
前部ガスジャケットおよび後部ガスジャケットの内圧よ
りも低くしてガスシールドすることを特徴とする。
【0011】本発明のガスシールド方法においては、前
記前部ガスジャケットおよび/または後部ガスジャケッ
トが、それぞれがシールドガスが供給される複数のブロ
ックにより構成され、それらのブロックの内で主ガスジ
ャケットに近いブロックの内圧を、その外側のブロック
の内圧よりも低くするのが好ましい。
【0012】また、本発明のガスシールド方法において
は、前記主ガスジャケットからシールドガスを被接合材
または被加熱材の外周に旋回流を形成するように噴射さ
せるのも好ましい。
【0013】
【作用】本発明のガスシールド装置およびガスシールド
方法においては、主ガスジャケット、前部ガスジャケッ
トおよび後部ガスジャケットのそれぞれにシールドガス
が供給される。この各ガスジャケットに供給されたシー
ルドガスは、ガスジャケットと被接合材(被加熱材)と
の隙間を通って外部に漏れ出すが、主ガスジャケットに
供給されたシールドガスが外部に漏れ出すには、前部ガ
スジャケットあるいは後部ガスジャケットと被接合材
(被加熱材)との隙間を通る必要がある。そのため、そ
の速度が従来のガスジャケットにおける速度と比較して
著しく遅くなる。つまり、主ガスジャケットに供給され
たシールドガスの主ガスジャケット内における滞留時間
が長くなる。そして、シールドガスの主ガスジャケット
内における滞留時間が長くなれば、シールドガスが拡散
接合の際に発生する熱により加熱されて昇温する。した
がって、たとえ主ガスジャケット内のシールドガスが外
部に漏れ出したとしても、それにより接合部や加熱部材
周囲が冷却されて、接合部や加熱部の品質が低下したり
接合強度が低下したりするということは回避される。換
言すれば、接合部や加熱部の品質が向上して強度が増大
する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明はかか
る実施の形態のみに限定されるものではない。
【0015】実施の形態1 本発明の実施の形態1のガスシールド装置A1を図1に
断面図で示し、このガスシールド装置A1は上下方向に
被接合材Pが送給される拡散接合に適用されるものであ
って、シールドガス供給口11および誘導加熱手段とし
ての高周波加熱コイル12を有する主ガスジャケット1
0と、この主ガスジャケット10の上部(前部)および
下部(後部)に主ガスジャケット10と一体的に設けら
れたシールドガス供給口21を有する上部ガスジャケッ
ト(前部ガスジャケット)20およびシールドガス供給
口31を有する下部ガスジャケット(後部ガスジャケッ
ト)30とを備えてなるものである。ここで、シールド
ガス供給口11は、例えば主ガスジャケット10におい
て対向配置され、シールドガス供給口21,31も同様
に前部ガスジャケット20および後部ガスジャケット3
0において対向配置されている。
【0016】この上部ガスジャケット20および下部ガ
スジャケット30は、図1に示すように、それぞれがシ
ールドガス供給口21,31を有する複数のブロックB
により構成されている。このブロックBは、図1に示す
例では上下それぞれに2個のブロックB1,B2、つまり
主ガスジャケット側の第1ブロックB1と、その外側の
第2ブロックB2とされているが、このブロック数は3
以上とされてもよい。なお、主ガスジャケット10、上
部ガスジャケット20および下部ガスジャケット30と
被接合材Pとの隙間は従来のものと同様とされている。
【0017】そして、かかる構成とされたガスシールド
装置A1による拡散接合の接合部Jのガスシールドは、
主ガスジャケット10、上部ガスジャケット20、下部
ガスジャケット30のそれぞれにシールドガス供給口1
1,21,31からシールドガスが供給されることによ
りなされる。この場合、この各ガスジャケット10,2
0,30に供給されたシールドガスは、ガスジャケット
10,20,30と被接合材Pとの隙間を通って外部に
漏れ出すが、主ガスジャケット10に供給されたシール
ドガスは、上部ガスジャケット20あるいは下部ガスジ
ャケット30と被接合材Pとの隙間を通る必要があり、
またその上部ガスジャケット20および下部ガスジャケ
ット30が、それぞれ複数のブロックB1,B2により構
成されているため、その速度は従来のガスジャケットに
おける速度と比較して著しく遅くなる。つまり、主ガス
ジャケット10に供給されたシールドガスの主ガスジャ
ケット10内における滞留時間が長くなる。また、シー
ルドガスの主ガスジャケット10内における滞留時間が
長くなれば、シールドガスが拡散接合の際に発生する熱
により加熱されて昇温する。したがって、主ガスジャケ
ット10のシールドガスが外部に漏れ出したとしても、
それにより接合部J周囲が冷却されて、接合部Jの品質
が低下したり接合強度が低下したりするという問題は生
じない。換言すれば、接合部Jの品質が向上して接合強
度が増大するということになる。
【0018】この場合、主ガスジャケット10の内圧を
上部ガスジャケット20および下部ガスジャケット30
の内圧より若干低くすることにより、主ガスジャケット
10からのシールドガスの外部への漏れ出しが一層抑制
され、接合部Jの品質が一層向上するとともに接合強度
も一層増大する。また、上部ガスジャケット20および
下部ガスジャケット30の各第1ブロックB1の内圧を
第2ブロックB2の内圧より若干低くするのがより好ま
しい。
【0019】実施の形態2 本発明の実施の形態2のガスシールド装置A2を図2お
よび図3に示し、このガスシールド装置A2は、実施の
形態1のガスシールド装置A1を改変してなるものであ
って、左右方向に分割できるよう右側ブロックBRと左
側ブロックBLとにより構成され、それらがベッドDに
配設されているものである。なお、作図の簡略化の観点
から、主ガスジャケット10のみを図示し、その前後の
ガスジャケットの図示は省略されている。
【0020】より具体的には、右側ブロックBRは、右
加熱コイル分割体12Rと、この右加熱コイル分割体1
2Rを外方から覆っている右ガスジャケット10Rと、
右加熱コイル分割体12Rおよび右ガスジャケット10
Rを水平方向(被接合材(被加熱材)Pに対して前後方
向)に移動させる右側駆動手段14Rとを備え、また左
側ブロックBLは、左加熱コイル分割体12Lと、この
左加熱コイル分割体12Lを外方から覆っている左ガス
ジャケット10Lと、これら左加熱コイル分割体12L
および左ガスジャケット32を水平方向(被接合材(被
加熱材)Pに対して前後方向)に移動させる左側駆動手
段14Lとを備えている。
【0021】右加熱コイル分割体12Rは、半円弧状の
コイル本体121と、コイル本体121の両端部に一体
的に形成された接合部材、すなわち上部接合部材122
と下部接合部材123とからなる。上部接合部材122
は、図4に示すように上部にクランプ用ボルト15の挿
通用透孔124が形成されてなるブロック体とされ、こ
れがコイル本体121上端に一体的に接合されている。
一方、下部接合部材123は、図5に示すように、中央
部にクランプ用ボルト15の挿通用透孔125が形成さ
れ、下端部に高周波電源13との接続部126が形成さ
れてなるブロック体とされ、これがコイル本体121下
端に一体的に接合されている。そして、この下部接合部
材123の接続部126にフレキシビリティーを持たせ
て電源ケーブル16が接続されている。
【0022】右ガスジャケット10Rは、左側面10a
が右加熱コイル分割体12Rに向けて開口され、かつ正
面10b左端および背面10c左端が加熱される被接合
材Pに対応した円弧状切欠きを有する箱体であって、右
側面10dにシールドガス供給用のガスノズル17が設
けられ、底面に下部接合部材123の貫通用切欠き(明
瞭には図示されていない)が設けられ、裏面10eに後
述するベッドDに配設されているガイドレールR,Rを
摺動する摺動部材18,18が適宜間隔で設けられてな
るものである。そして、かかる構成とされている右ガス
ジャケット10Rが適宜手段により右加熱コイル分割体
12Rと接合されている。なお、右ガスジャケット10
Rの天井10fは、明瞭には図示されていないが、上部
接合部材122に設けられている透孔124にボルト1
5を挿通してクランプできるように開閉自在とされてい
る。また、ガスノズル17とシールドガス被接合材(図
示省略)との接続は、図示はされていないが、フレキシ
ブルチューブを介してなされている。
【0023】右側駆動手段14Rは、具体的にはピスト
ンロッド141の先端が右ガスジャケット10Rの右側
面10dに係止されている油圧シリンダ142を中心
に、右ガスジャケット10Rを走行させる一対のガイド
レールR,Rとを備えてなるものとされ、そしてその油
圧シリンダ142およびガイドレールR,RがベッドD
に加熱される被接合材Pに向けて配設されている。右側
駆動手段14Rが、かかる構成とされていることによ
り、ピストンロッド141が進退すると、摺動部材18
がガイドレールR上を摺動して右ガスジャケット10R
が被接合材Pに対して進退する。
【0024】左加熱コイル分割体12L、左ガスジャケ
ット10Lおよび左側駆動手段14Lは、各々右加熱コ
イル分割体12L、右ガスジャケット10Lおよび右駆
動手段14Lと左右対称とされている他は、それらと同
様に構成されている。
【0025】次に、かかる構成されているガスシールド
装置A2による被接合材Pの加熱について説明する。
【0026】(1)右側駆動手段14Rおよび左側駆動
手段14Lの各油圧シリンダ142のピストンロッド1
41をそれぞれ後退させ、右加熱コイル分割体12Rお
よび左加熱コイル分割体12Lをそれぞれ後退させて待
機状態とする(図2の2点鎖線参照)。
【0027】(2)加熱される被接合材Pを上方より所
定位置にセットする。
【0028】(3)右側駆動手段14Rおよび左側駆動
手段14Lの各油圧シリンダ142のピストンロッド1
41をそれぞれ前進させ、右加熱コイル分割体12Rお
よび左加熱コイル分割体12Lをそれぞれ前進させて右
加熱コイル分割体12Rおよび左加熱コイル分割体12
Lを接合する。
【0029】(4)右ガスジャケット10Rおよび左ガ
スジャケット10Lの天井10fを開け、右加熱コイル
分割体12Rおよび左加熱コイル分割体12Lの上部接
合部材122,122の透孔124にボルト15を挿通
し、ついでこのボルト15にナット15aを螺着するこ
とにより上部接合部材122,122相互をクランプす
る。
【0030】(5)右加熱コイル分割体12Rおよび左
加熱コイル分割体12Lの下部接合部材123,123
間に絶縁板Iを介装した後、透孔125にボルト(絶縁
材製)15を挿通し、ついでこのボルト15にナット1
5aを螺着して下部接合部材123,123相互をクラ
ンプする。これにより、右加熱コイル分割体12Rおよ
び左加熱コイル分割体12Lが一体化されて加熱コイル
が形成される。
【0031】(6)ガスノズル17よりシールドガス
(アルゴンガス)を供給し、左右ガスジャケット10
R,10L内をシールドする。
【0032】(7)高周波電源13より高周波電流(3
kHz〜100kHz)を加熱コイルに供給し、被接合
材Pを誘導加熱する。
【0033】(8)加熱が終了すると加熱コイルへの通
電を停止する。
【0034】(9)右加熱コイル分割体12Rおよび左
加熱コイル分割体12Lのボルト15およびナット15
aによるクランプを解除する。
【0035】(10)右側駆動手段14Rおよび左側駆
動手段14Lの各油圧シリンダ142のピストンロッド
141をそれぞれ後退させ、右加熱コイル分割体12R
および左加熱コイル分割体12Lをそれぞれ後退させて
待機状態とする。
【0036】(11)加熱された被接合材Pに所定の処
理を施した後、上方に撤去する。
【0037】このように、この実施の形態2において
は、加熱コイルを右加熱コイル分割体12Aおよび左加
熱コイル分割体12Lにより構成するとともに、その各
分割体12R,12Lを左右に開閉自在としているの
で、パイプ等の長尺の被接合材3(被加熱材)Pの加熱
コイルへの装着および加熱コイルからの取り出しが著し
く迅速になし得る。また、それによりパイプ等の長尺の
被接合材(被加熱材)Pの誘導加熱の作業効率が著しく
向上する。
【0038】実施の形態3 本発明の実施の形態3のガスシールド装置A3を図6お
よび図7に示す。このガスシールド装置A3は、実施の
形態1を改変したものであって、図7に示すように、主
ガスジャケット10に設けられているシールドガスを噴
射するシールドガス供給口(噴射ノズル)11Aをラジ
アル方向に対して所定角度傾斜させて、噴射されたシー
ルドガスを被接合材(被加熱材)Pの外周に旋回させる
ようにしてなるものである。なお、この実施の形態3の
その余の構成は実施の形態1と同様とされている。
【0039】このように、この実施の形態3においては
主ガスット10から噴射されるシールドガスを被接合材
(被加熱材)Pの外周に旋回させるようにしているの
で、たとえ被接合材(被加熱材)Pが水平に送給される
ような場合であっても、主ガスジャケット内のシールド
ガスの温度が均一となる。そのため、接合部Jや加熱部
に加熱むらを生じない。
【0040】なお、この実施の形態3においては、前部
ガスジャケット20および後部ガスジャケット30から
もシールドガスを被接合材(被加熱材)Pの外周に旋回
させるようにして噴射させてもよい。
【0041】以上、本発明を実施の形態に基づいて説明
してきたが、本発明はかかる実施の形態のみに限定され
るものではない。例えば、実施の形態では拡散接合にお
けるガスシールドについて説明したが、高周波焼入れに
おけるガスシールドについても同様に適用できる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
接合部や加熱部の空気による酸化が防止され、しかもシ
ールドガスによる接合部や加熱部周囲の冷却が防止され
るので、接合部や加熱部の品質が向上して強度の増大を
図ることができるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るシールド装置の要
部縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係るシールド装置の要
部を断面で示す正面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】同シールド装置の上部接合部材の縦方向断面図
である。
【図5】同シールド装置の下部接合部材の縦方向断面図
である。
【図6】本発明の実施の形態3のガスシールド装置の要
部縦断面図である。
【図7】図6のVII−VII線端面図である。
【図8】従来のガスシールド装置の概略図である。
【符号の説明】
10 主ガスジャケット 10R 右ガスジャケット 10L 左ガスジャケット 11 シールドガス供給口(噴射ノズル) 12 誘導加熱コイル 12R 右加熱コイル分割体 12L 左加熱コイル分割体 13 高周波電源 14R 右側駆動手段 14L 左側駆動手段 17 ガスノズル 20 上部ガスジャケット(前部ガスジャケッ
ト) 21 シールドガス供給口 30 下部ガスジャケット(後部ガスジャケッ
ト) 31 シールドガス供給口 A ガスシールド装置 B ブロック BR 右側ブロック BL 左側ブロック P 被接合材(被加熱材)、パイプ J 接合部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導加熱手段を有する主ガスジャケット
    と、前記主ガスジャケットの被接合材または被加熱材の
    供給側および排出側に一体的に設けられた前部ガスジャ
    ケットおよび後部ガスジャケットとを備えてなることを
    特徴とするガスシールド装置。
  2. 【請求項2】 前記前部ガスジャケットおよび/または
    後部ガスジャケットが、それぞれがシールドガスが供給
    される複数のブロックにより構成されてなることを特徴
    とする請求項1記載のガスシールド装置。
  3. 【請求項3】 前記主ガスジャケット、前部ガスジャケ
    ットおよび後部ガスジャケットのそれぞれが2分割体と
    され、かつ、その各分割体が被接合材または被加熱材に
    向けて進退自在とされてなることを特徴とする請求項1
    または2記載のガスシールド装置。
  4. 【請求項4】 前記主ガスジャケットのシールドガス噴
    射ノズルが、それより噴射されるシールドガスが被接合
    材または被加熱材の外周に旋回流を形成するようにラジ
    アル方向に対して所定の角度に傾斜させられてなること
    を特徴とする請求項1、2または3記載のガスシールド
    装置。
  5. 【請求項5】 誘導加熱手段を有する主ガスジャケット
    と、前記主ガスジャケットの被接合材または被加熱材の
    供給側および排出側に一体的に設けられた前部ガスジャ
    ケットおよび後部ガスジャケットとを備えてなるガスシ
    ールド装置を用いたガスシールド方法であって、 主ガスジャケットの内圧を前部ガスジャケットおよび後
    部ガスジャケットの内圧よりも低くしてガスシールドす
    ることを特徴とするガスシールド方法。
  6. 【請求項6】 前記前部ガスジャケットおよび/または
    後部ガスジャケットが、それぞれがシールドガスが供給
    される複数のブロックにより構成され、それらのブロッ
    クの内で主ガスジャケットに近いブロックの内圧を、そ
    の外側のブロックの内圧よりも低くすることを特徴とす
    る請求項5記載のガスシールド方法。
  7. 【請求項7】 前記主ガスジャケットからシールドガス
    を被接合材または被加熱材の外周に旋回流を形成するよ
    うに噴射させることを特徴とする請求項5または6記載
    のガスシールド方法。
JP3062398A 1997-03-07 1998-01-27 ガスシールド装置およびガスシールド方法 Withdrawn JPH10305371A (ja)

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