JPH10304789A - 魚介類養殖用底砂、これを用いた魚介類養殖飼育管、及び前記魚介類養殖飼育管を多数連結してなる養殖装置 - Google Patents

魚介類養殖用底砂、これを用いた魚介類養殖飼育管、及び前記魚介類養殖飼育管を多数連結してなる養殖装置

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JPH10304789A
JPH10304789A JP9082630A JP8263097A JPH10304789A JP H10304789 A JPH10304789 A JP H10304789A JP 9082630 A JP9082630 A JP 9082630A JP 8263097 A JP8263097 A JP 8263097A JP H10304789 A JPH10304789 A JP H10304789A
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seawater
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Masuo Maruyama
満壽夫 丸山
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    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Purification Treatments By Anaerobic Or Anaerobic And Aerobic Bacteria Or Animals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 防汚性能を備え、有害物質を分解して養殖魚
介類の病気の発生を最小限に抑え得る魚介類養殖用底砂
50を用いた魚介類養殖飼育管10を提供すること。 【解決手段】 水平方向に延びる円筒状をなす筒状本体
12を設け、筒状本体12の左端開口部を閉塞する左側板体
14を取着するとともに右端開口部を閉塞する右側板体15
を取着し、左側板体14の上部に嵌挿穴24を設け、筒状本
体12内に海水を注入するための注水パイプ30を嵌挿穴24
に挿通し、右側板体15の下部に連通穴26を設け、連通穴
26に、該連通穴26から筒状本体12の内部を通って左側板
体14の内面上にて終端する網状パイプ42を延設し、網状
パイプ42は、海水の流通を可能にする網目が多数設けら
れてなり、筒状本体12の底部に、上記網目よりも大きい
粒径を有する多孔質粒子50aの多数を投入して網状パイ
プ42の一部あるいは全体を埋設せしめ、注水パイプ30か
ら筒状本体12内部に注入した海水を網状パイプ42の内部
を経由して連通穴26から排出するようになし、多孔質粒
子50aの各々に硝酸細菌および硫黄細菌を担持させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚介類養殖用底
砂、これを用いた魚介類養殖飼育管、及び前記魚介類養
殖飼育管を多数連結してなる養殖装置に関する。
【0002】なお、ここでいう「魚介類」は、主として
クルマエビ、釣用エビ等の甲殻類、ドジョウ、ウナギ、
モズク、アワビ、アオイソメ、ハマグリやシジミ等の貝
類、ゴカイ、ウニ、ガシラ、ベラ、イワシ等の小形魚類
を指す。
【0003】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来の魚
介類の養殖、例えばクルマエビの養殖は、次のような方
法で行なわれていた。すなわち、海岸近くの地盤を掘り
起こして窪地を作り、この窪地に海水を投入して養殖池
とし、この養殖池にエビの稚魚を放って養殖を行なう方
法が採られていた。この方法における養殖池は、海水の
対流がないために水車を絶えず回転させて溶存酸素の増
加を図っていた。また、ほぼ毎日、海水を投入して養殖
池の水量を一定に保っていた。
【0004】しかしながら、上記の方法は次のような問
題があった。すなわち、 底砂(土)が著しく汚染されて養殖エビが病気に罹る
という問題 ウイルスに感染して稚魚が全滅するという危険性があ
るという問題 養殖場所が必然的に海岸近くに決まるという問題など
があった。
【0005】上記〜を詳しく説明する。養魚池にお
いては海水に対流がないため、そこに過剰の飼料が与え
られると糞や残留飼料が養殖池の底面に堆積される。養
殖池の底部は掃除が困難なため、これを放置せざるを得
ず、底砂(土)の汚染が進み、エビにとって有害である
硫化物やアンモニウムイオンが増加し、養殖エビが病気
に罹って弱ったり、発育不良を起こしたり、また死んだ
りした()。
【0006】養殖池に対しほぼ毎日海水を投入するた
め、水質(環境)が常に変わって養殖エビを弱らせ、ま
た海水由来のウイルスに感染する危険性が高く、ひとた
びウイルスに感染すると、全ての養殖エビが数日で死滅
するといった最悪の事態をも招いた()。
【0007】さらに、ほぼ毎日海水を投入する必要があ
るため、海水を運搬(あるいは搬送)するという点で養
殖場が必然的に海岸近くに限定されていた()。
【0008】[発明の目的]本発明は上記の実情に鑑み
てなされたものであり、その目的は、防汚性能を備え、
有害物質を分解して養殖魚介類の病気の発生を最小限に
抑え得る魚介類養殖用底砂、前記魚介類養殖用底砂を用
いた魚介類養殖飼育管、及びウイルス感染を危険性を最
小限に抑え、しかも設置場所を選ばない養殖装置を提供
するところにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の魚介類養
殖用底砂は、硝酸細菌を担持した多孔質粒子の多数より
なるものである。
【0010】請求項2記載のように、前記多孔質粒子が
さらに硫黄細菌を担持していることが好ましい。
【0011】請求項3記載の魚介類養殖飼育管は、水平
方向に延びる筒状本体が設けられ、前記筒状本体は、少
なくとも下部が断面円弧状をなし、前記筒状本体の内部
に海水を注入することのできる注水パイプを該筒状本体
の左側開口部の上部から挿入した状態で、前記左側開口
部が閉塞され、前記筒状本体の内部に注入された海水を
排出することのできる排出管を該筒状本体の右側開口部
の下部にて保持した状態で前記右側開口部が閉塞され、
前記筒状本体の内部には前記排出管と連続する網状パイ
プが設けられ、前記網状パイプにおける前記排出管側と
は反対側の自由端部は、前記筒状本体における左側開口
部の閉塞体の内面上にまで達するか、あるいはその手前
で終端して網状あるいは板状をなす閉口体によって閉塞
されてなり、前記筒状本体の底部に、上記網目よりも大
きい粒径を有する多孔質粒子の多数を投入して前記網状
パイプの一部あるいは全体を埋設せしめ、前記注水パイ
プから前記筒状本体内部に注入した海水を前記網状パイ
プの内部を経由して前記排出管から排出するようになし
たものである。
【0012】請求項4記載のように、前記多孔質粒子の
各々に硝酸細菌および/または硫黄細菌が担持されてい
ることが好適である。
【0013】請求項5記載のように、前記筒状本体が円
筒体であり、前記注水パイプにおける挿入端部が前記筒
状本体における右側開口部の閉塞体内面上にまで達する
かあるいは前記閉塞体を貫通したのち閉塞され、いずれ
にしても前記筒状本体の内部に相当する注水パイプの周
壁を厚み方向に貫通する注水孔が設けられ、前記注水孔
は、これより噴出される海水が筒状本体の内部を互いに
異なる円周方向に進むように、長手方向所定間隔ごとに
2列設けられてなることが好ましい。
【0014】請求項6記載のように、前記筒状本体内部
における前記網状パイプの下方において、前記筒状本体
における右側開口部の閉塞体および/または左側開口部
の閉塞体を貫通する洗浄パイプが並設され、前記洗浄パ
イプは両端部のうち一方の開口端部が閉塞され、開放側
の端部から注入された水が噴出する噴射孔が前記筒状本
体内部において所定間隔ごとに設けられてなることが好
適である。
【0015】請求項7記載の養殖装置は、請求項3〜6
のいずれか1項に記載の魚介類養殖飼育管を複数本連結
してなる養殖装置であって、1つの魚介類養殖飼育管に
おける排出管と、他の隣接する魚介類養殖飼育管におけ
る注水パイプとを濾過装置を介して順次連結して複数本
の魚介類養殖飼育管を環状に連結し、これにより、前記
注水パイプから注入した海水を循環させることができる
ようになしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
【0017】
【作用】請求項1記載の魚介類養殖用底砂にあっては、
多数の多孔質粒子が硝酸細菌を担持しているので、底部
におけるアンモニアや亜硝酸が硝酸細菌によって分解さ
れる。これにより、底砂の汚染を最小限に抑えることが
できる。
【0018】請求項2記載の魚介類養殖用底砂のよう
に、さらに硫黄細菌が担持されていれば、硫化物が当該
細菌によって分解される。
【0019】請求項3記載の魚介類養殖飼育管にあって
は、海水が注水パイプに取り込まれ、該注水パイプの注
入孔から筒状本体の内部に海水が注入される。筒状本体
内部の海水は網状パイプの網目を介して当該網状パイプ
の内部に入り、次々と入り込む海水に押し出されて排出
管から排出される。この時、筒状本体内部で養殖されて
いる魚介類の糞や、過剰に与えられた(あるいは食べ残
した)残留飼料などが一緒に排出管から排出されるので
底砂の汚染を抑えることができる。
【0020】また、水平方向に延びる筒状本体の少なく
とも下部が断面円弧状をなし、飼育管の下部において角
部が存在しないので、残留飼料や糞が角隅の方に偏って
たまるという心配がない。これにより、底砂の汚染をよ
り一層効果的に防止することができる。底砂を必要とす
るエビなどの魚介類(寝床とすべく底砂に潜る習性を持
つエビ等の魚介類)にとっては、底部が断面円弧状であ
る方が潜り易いという実験結果も得られている。
【0021】請求項4記載の魚介類養殖用底砂にあって
は、上記多孔質粒子の各々に硝酸細菌および/または硫
黄細菌が担持されているので、筒状本体の内部に発生し
たアンモニアや亜硝酸は硝酸細菌によって分解され、ま
た硫化物が硫黄細菌によって分解されるので、より一層
顕著に底砂の汚染を防ぐことができる。
【0022】請求項5記載の魚介類養殖飼育管にあって
は、注水パイプより噴出される海水が筒状本体の内部を
互いに異なる円周方向に進むので、筒状本体内部におけ
る汚染物質を、該筒状本体の下部に設けられた網状パイ
プに向かって流すことができるので、より一層顕著に底
砂の汚染を防ぐことができる。
【0023】請求項6記載の魚介類養殖飼育管にあって
は、洗浄パイプの開口部から注入された水が、網状パイ
プの下方において噴射するので、筒状本体の内部を少な
からず攪拌することができ、同時に底砂をまき上げるこ
とができる。これにより、上記多孔質粒子や筒状本体内
面にこびり付いた糞や残留飼料が離脱し、離脱した糞な
どが網状パイプを介して排出管から排出される。
【0024】請求項7記載の養殖装置にあっては、注水
パイプから注入した海水が循環するので魚介類がウイル
ス感染する可能性を最小限にとどめることができる。す
なわち、従来の養殖方法によれば、略毎日海水を投入す
る必要があったので、その度に魚介類が海水由来のウイ
ルスに感染する危険性があったが、請求項7記載の養殖
装置にあっては、注水パイプから一度注入した海水を循
環して使用するので、上記危険性が極めて少なくなる。
【0025】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。なお、本実施例において、養殖しようとする生物を
クルマエビとするが、本発明はこれによって限定される
ことはない。
【0026】図1は、本発明の一実施例を示す魚介類養
殖飼育管(以下、単に「飼育管(10)」という)の斜視
図であり、図2は、その内部構造を示す斜視図である。
【0027】図において、符号(12)は、水平方向(横
方向)に延びる筒状本体である。この筒状本体(12)は
円筒体(口径、例えば約500〜600mm)よりな
り、外周面は合成樹脂発泡体などよりなる保温材(断熱
材)で包まれ、さらにその外側面上には、直射日光を受
けて筒状本体(12)の内部温度が過度に上昇するのを防
ぐためのアルミ箔が貼着されている。また、この筒状本
体(12)の一端側の開口部(図では左端側)は、円板状
をなす左側板体(14)によって閉塞され、他端側の開口
部(右端側)には、同じく円板状をなす右側板体(15)
によって閉塞されている。したがって、左側板体(14)
と右側板体(15)とが、筒状本体(12)の内部空間を介
して互いに相対向する。図1及び図4に示すように、筒
状本体(12)の上部の周面上には一部が切り欠かれた管
理窓(16)が開けられている。この管理窓(16)は、蝶
番(18)を備えた板状の開閉蓋(20)によって通常は閉
塞されており(開閉蓋(20)は前記蝶番(18)によって
常に閉方向に付勢されている)、飼料投入時や筒状本体
(12)内部の観測時に開放する。なお、前記開閉蓋(2
0)には、厚み方向に貫通した採光孔(22)が複数個設
けられている。
【0028】図に示すように、左側板体(14)の上部に
おける、正面から見てやや左側の外縁部近傍には、左側
嵌挿穴(24)が厚み方向に貫通している。また、左側板
体(14)の下部における中央には、左側連通穴(26)が
厚み方向に貫通している。さらに、前記した左側連通穴
(26)の真下には、左側差込穴(28)が厚み方向に貫通
している。
【0029】右側板体(15)にあっても左側板体(14)
と同様に、右側嵌挿穴(24)、右側連通穴(26)、及び
右側差込穴(28)が設けられている。これら右側嵌挿穴
(24)、右側連通穴(26)、及び右側差込穴(28)は、
左側板体(14)の各々と相対向する位置において厚み方
向に貫通している。
【0030】1本の注水パイプが、左側嵌挿穴(24)と
右側嵌挿穴(24)とに通され、左側嵌挿穴(24)と右側
嵌挿穴(24)から注水パイプ(30)の一部が突出してい
る。そのうち、右側嵌挿穴(24)から突出する注水パイ
プ(30)における自由端部の開口部は栓(32)によって
閉塞されている。なお、左側嵌挿穴(24)から突出する
注水パイプ(30)における自由端部の開口部は開放され
ており、注水パイプ(30)の内部へ海水を送り込むため
の注入口となる。
【0031】注水パイプ(30)は、筒状本体(12)の内
部に相当する部分において、長手方向所定間隔ごとに、
当該パイプの周壁を厚み方向に貫通する注水孔(36)が
設けられている。この注水孔(36)は、図3および図4
に示すように、注水パイプ(30)に注入された海水が、
筒状本体(12)の内部を互いに異なる円周方向に放出さ
れる。
【0032】前記した左側連通穴(26)には、筒状本体
(12)の外側に突出するL字状の空気導入管(38)が設
けられている。この空気導入管(38)は、左側連通穴
(26)から水平方向に延び、中途にて屈曲して上向きに
方向転換して延びている。一方、右側連通穴(26)に
は、筒状本体(12)の外側に突出するL字状の排出管
(40)が設けられている。この排出管(40)は、右側連
通穴(26)から水平方向に延び、中途にて屈曲して下向
きに方向転換している。また、筒状本体(12)内部にお
ける左側連通穴(26)と右側連通穴(26)との間には、
網状パイプ(42)が配設されている。この網状パイプ
(42)は、例えば複数本の金属細条体を編織して構成さ
れている。あるいは、周壁に無数のパンチング孔を形成
した円筒状のものを網状パイプ(42)とすることもでき
る。いずれにしろ、空気導入管(38)と網状パイプ(4
2)は左側連通穴(26)を介して互いに連通し、しかも
網状パイプ(42)と排出管(40)は、右側連通穴(26)
を介して互いに連通する。
【0033】洗浄パイプ(44)が左側差込穴(28)から
差し込まれ、筒状本体(12)内部および右側差込穴(2
8)を順次通って筒状本体(12)の外側で終端してい
る。その終端部開口部は、栓(33)によって閉塞されて
いる。洗浄パイプ(44)における筒状本体(12)の内部
に相当する部分には、長手方向所定間隔ごとに噴射孔
(46)が設けられている。また、左側板体(14)から突
出する部分はそのまま長手方向に延び、中途にて屈曲
し、その先端が、海水送込みポンプ装置(図示せず)に
つながっている。この海水送込みポンプ装置は、洗浄パ
イプ(44)の内部に強制的に海水を送り込む装置であ
る。この点に付いては後述する。
【0034】筒状本体(12)の内部に魚介類養殖用底砂
(以下、単に「底砂(50)」という)が充填される。こ
の底砂(50)によって、図4に示すように、上記した網
状パイプ(42)の一部あるいは全体が埋設されることに
なる。この底砂(50)は、多孔質シリカ(SiO)粒
子(50a)の多数によって構成されている。なお、この
粒子(50a)の大きさは、上記した網状パイプ(42)の
網目の大きさよりも大であり、各々の粒子(50a)の内
部において無数に形成された細孔の中に、硝酸細菌およ
び硫黄細菌が担持されている。
【0035】このような底砂(50)の製法としては、例
えば次のような方法による。すなわち、多数の多孔質シ
リカ粒子(50a)を糖蜜(あるいはカンテン、または微
生物の栄養分となるもの)と混ぜ合わせる。これによ
り、上記糖蜜が各々の粒子(50a)における細孔の内部
に取り込まれる。糖蜜を含ませた粒子(50a)を海の沿
岸部(河川が流れ込むところであることが好ましい)に
おける土(泥)と混合する。海の土(泥)には硝酸細菌
および硫黄細菌が豊富に含まれているので、前記粒子
(50a)を土(泥)と混ぜ合わすことによって当該細菌
が粒子(50a)における細孔の内部に取り込まれる。こ
れにより、硝酸細菌、硫黄細菌、及び栄養分が担持され
たシリカ粒子(50a)の多数からなる底砂(50)が製造
される。
【0036】あるいは、市販されている硝酸細菌および
硫黄細菌を用いて実験室など、インドアで底砂(50)を
製造することもできる。
【0037】硝酸細菌としては硝化細菌におけるNit
robacter属に属する細菌、例えばwino
gradskyiなどが挙げられる。
【0038】また、硫黄細菌としては、緑色硫黄細菌
Chromatiaceae科に属する細菌)や紅色
硫黄細菌(Chromatiaceae科に属する細
菌)等の好気性細菌が挙げられ、具体的にはChlor
obium limicolaChromatium
okeniiChromatium vinosu
などが挙げられる。これらの細菌は今日において入手
が容易である。
【0039】上記構成の飼育管(10)の複数が、例えば
図5及び図6に示すように濾過装置(52)を介して連結
され、これにより養殖装置(A)を構成している。
【0040】すなわち、上向きに延びる3つのコンクリ
ート躯体(C)が立設され、それぞれのコンクリート躯
体(C)の後方(図5、図6にあっては右方)に濾過装
置(52)が設けられている。なお、最も左端の躯体
(C)の左側には海水溜(S)が設けられ、海水がプー
ルされている。コンクリート躯体(C)の各々の上部
に、1つの飼育管(10)の下部および左右両端部が埋設
され、これにより当該飼育管(10)がコンクリート躯体
(C)上にて固定される。なお、飼育管(10)の上部中
央は上方に向けて露出しているので、開閉蓋(20)の作
動には支障はない。。飼育管(10)の固定に関してさら
に説明する。すなわち、コンクリート躯体(C)におけ
る飼育管(10)の固定は、飼育管(10)における左側板
体(14)からそれぞれ外側に突出する注水パイプ(30)
の端部(図では左端部)とその近傍、空気導入管(38)
の自由端部とその近傍、及び洗浄パイプ(44)が、上記
したコンクリート躯体(C)の側面から突出するように
なされる。なお、右側板体(15)から外側に向けて延び
る排出管(40)は、中途からコンクリート躯体(C)の
内部を下方に向けて延び、躯体(C)下部において方向
を再度転換し、濾過装置(52)の下部にまで達する。
【0041】濾過装置(52)は、例えば次のような構成
を備える。すなわち、上下方向中央部に、複数枚のフィ
ルタ(56)(56)……を縦方向に互いに重ね合わせて固
定する。このフィルタ(56)は、例えば、不織布よりな
るものや、複数本の細長板を互いに交差させて多数の隙
間を形成させたスノコ状のものなどである。その上に、
ゼオライト、炭(備長炭など)等の多孔質吸着体(58)
の多数を載置する。また、筒状本体(12)の内部に充填
した底砂(50)を、この多孔質吸着体(58)とすること
もできる。
【0042】海水溜(S)および濾過装置(52)の底部
には、排水注水口(60)が設けられており、定期的に海
水溜(S)の内部および濾過装置(52)の内部の海水を
強制的に別の濾過装置(図示せず)に送り込み、その濾
過水を再度、排水注水口(60)から前記した濾過装置
(52)に送り込んでいる。これにより、海水溜(S)お
よび濾過装置(52)の底部にたまる汚泥を除去すること
ができる。
【0043】以下の説明において、図5、図6における
左端の飼育管を第1飼育管(10)、中央の飼育管を第2
飼育管(10)、右端の飼育管を第3飼育管(10)とい
い、また同様に、左端の濾過装置を第1濾過装置(5
2)、中央の濾過装置を第2濾過装置(52)、右端の濾
過装置を第3濾過装置(52)という。
【0044】第1飼育管〜第3飼育管(10)……の内部
にこれから養殖しようとするクルマエビの稚魚を入れる
前に、飼育管(10)の内部に海水を入れなければならな
い。これは、ポンプ(P)の駆動によって海水溜(S)
に放出された海水を、第1飼育管(10)の注水パイプ
(30)が取り込むことにより行なわれる。第1飼育管
(10)の注水パイプ(30)に取り込まれた海水は、該パ
イプの内部を通り、注水孔(36)から筒状本体(12)の
内部に放出(噴出)される(図2〜4参照)。これによ
り、第1飼育管(10)の内部に海水を送り込むことがで
きる。その後、次々と注水パイプ(30)から海水が送り
込まれることにより、第1飼育管(10)の内部の海水は
順次網状パイプ(42)に送り込まれ、連通穴(26)を介
して排出管(40)に送り出される。排出管(40)内の海
水は第1濾過装置(52)に排出され、当該第1濾過装置
(52)に溜められる。第1濾過装置(52)の海水が次第
に嵩を増し、第2飼育管(10)における注水パイプ(3
0)のレベルにまで達すると、海水が第2飼育管(10)
の注水パイプ(30)に取り込まれる。そして、第2飼育
管(10)の内部、及び第2濾過装置(52)にも海水が溜
められる。同様にして第3飼育管(10)および第3濾過
装置(52)にも海水が送られる。なお、本実施例にあっ
ては、海水は予め次のように調製されている。すなわ
ち、大量の海水をタンクに溜めておき、暫くの間水分を
蒸発させる。その後、元の濃度に希釈すべく水道水を投
入する。このようにすることにより、もし当該海水中に
クルマエビの稚魚の病原菌となり得るウイルスが入り込
んでいれば、水道水中の残留塩素によってこれを弱らせ
ることができる。
【0045】このように全ての飼育管(10)に海水が送
られたのち、クルマエビの稚魚を飼育管(10)の中に放
つ。なお、海水の温度は、クルマエビの場合、常時20
〜30℃に保っておくことが好適である。
【0046】第3濾過装置(52)に溜められた海水は、
当該第3濾過装置(52)の上部に海水取込口(64)を有
する戻り管(66)に取り込まれる。この戻り管(66)
は、海水取込口(64)から下方に向けて進み、第3濾過
装置(52)の下部近傍において方向を転換して、第3濾
過装置(52)の下方、第2濾過装置(52)の下方、第1
濾過装置(52)の下方、及び海水溜(S)の下方を順次
通り、前記海水溜(S)の下部近傍において上向きに方
向を変え、ポンプ(P)を介して海水溜(S)に向ける
べくUターンしている。したがって、戻り管(66)に取
り込まれた海水は、養殖装置(A)の下部を通って再度
海水溜(S)に溜められ、再び、濾過装置(52)を介し
ながら第1飼育管(10)、第2飼育管(10)及び第3飼
育管(10)を通過する(すなわち循環する)。なお、こ
のとき、すなわち網状パイプ(42)から排出管(40)に
海水が移動するとき、当該海水が呼び水となって(網状
パイプ(42)内が負圧となって)空気導入管(38)から
多くの空気が入り込み、網状パイプ(42)に送り込まれ
る。網状パイプ(42)に送り込まれた空気は、当該網状
パイプ(42)の網目を介して筒状本体(12)の内部に供
給され、底砂(50)に担持されている細菌の酸素源とな
る。
【0047】このように海水が循環する環境の中で、稚
魚は底砂(50)を寝床としながら成長していく。海水が
循環することにより、糞や残留飼料が飼育管(10)から
排出され、濾過装置(52)にて除去される。また、循環
海水を使用することにより、従来のように海水をつぎ足
す必要はない。これにより、海水由来のウイルス感染を
最小限にとどめることができる。また、稚魚の発育によ
って発生するアンモニア、亜硝酸あるいは硫化水素など
の有害物質は、底砂(50)を構成する多孔質粒子(50
a)に担持させた各種細菌によって分解されるので海水
の汚染を防ぐことができ、稚魚が病気に罹って弱ったり
死んでしまうという心配もない。また、循環する海水は
中途にていくつかの濾過装置(52)を通過するので、こ
の濾過装置(52)においても除去され、より一層効果的
である。
【0048】さらに、前述したように海水を循環させる
ので、海洋からの海水の汲み上げ(汲み取り)作業は一
度行なえば良い。このため、必ずしも当該養殖装置
(A)を海岸近くに設置する必要はなくなり、山間部に
おける未利用地、ビルの屋上、自宅の庭など、ある程度
の広さがあれば、どこでも設置することができる。ある
いは、上記の如く、飼育管(10)をコンクリート躯体
(C)に固定することなく、海や湖に浮かべて使用する
こともできる。さらには、当該養殖装置(A)を上下方
向に複数並設して単位面積当たりの収穫量の増大を図る
ことができる。
【0049】細菌によって処理しきれなかった上記有害
物質や、該細菌によっては分解され得ないごみなどが筒
状本体(12)の内部にたまり底砂(50)に付着すれば、
洗浄パイプ(44)に強制的に海水を圧送して底砂(50)
を洗浄する。すなわち、洗浄パイプ(44)は、前述した
海水送込みポンプ装置(図示せず)に繋がっており、こ
のポンプ装置によって洗浄パイプ(44)に海水を強制的
に送り込むことにより、該洗浄パイプ(44)に設けた噴
射孔(46)から海水が噴出し、これにより底砂(50)が
まき上げられ、この勢いによって底砂(50)に付着して
いた有害物質などが当該底砂(50)から離脱し、のち海
水の流れに追従して網状パイプ(42)及び右側連通穴
(26)を介して排出され、濾過装置(52)にて除去され
る。これは、数日に1回といった定期的に、あるいは底
砂(50)の汚染状況を管理窓(16)から観測しながら行
なえば良い。
【0050】なお、本実施例において筒状本体(12)と
して円筒体を用いたが、これに限らず、断面楕円形、あ
るいは図7にそれぞれ示すような形状でも構わない。要
は、筒状本体(12)の少なくとも底部が断面円弧状を呈
していればよい。
【0051】また、本実施例にあっては、筒状本体(1
2)の左側開口部を左側板体(14)により、右側開口部
を右側板体(15)によりそれぞれ閉塞したが、これに限
らず、注水パイプ(30)、空気導入管(38)、洗浄パイ
プ(44)、排水管(40)、及び網状パイプ(42)のそれ
ぞれを所定の位置に保持した状態でコンクリート打設に
よって当該筒状本体(12)における左側開口部と右側開
口部とを閉塞することもできる。
【0052】
【発明の効果】本発明よれば、防汚性能を備え、有害物
質を分解して養殖魚介類の病気の発生を最小限に抑え得
る魚介類養殖用底砂、前記魚介類養殖用底砂を用いた魚
介類養殖飼育管、及びウイルス感染を危険性を最小限に
抑え、しかも設置場所を選ばない養殖装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す魚介類養殖飼育管の斜
視図である。
【図2】前図の飼育管の内部構造を示した斜視図であ
る。
【図3】注水パイプに設けられた注水孔を示す部分断面
図である。
【図4】図1におけるA−A線断面図である。
【図5】複数の魚介類養殖飼育管を並設してなる養殖装
置の側断面図である。
【図6】前図の略示平面図である。
【図7】筒状本体の他の断面形状を示す図である。
【符号の説明】
A……養殖装置 10……魚介類養殖飼育管 12……筒状本体 14……左側板体 15……右側板体 24……嵌挿穴 26……連通穴 30……注水パイプ 36……注水孔 42……網状パイプ 44……洗浄パイプ 46……噴射孔 50……魚介類養殖用底砂 50a……多孔質粒子 52……濾過装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硝酸細菌を担持した多孔質粒子の多数より
    なることを特徴とする魚介類養殖用底砂。
  2. 【請求項2】前記多孔質粒子がさらに硫黄細菌を担持し
    てなることを特徴とする請求項1に記載の魚介類養殖用
    底砂。
  3. 【請求項3】水平方向に延びる筒状本体が設けられ、 前記筒状本体は、少なくとも下部が断面円弧状をなし、 前記筒状本体の内部に海水を注入することのできる注水
    パイプを該筒状本体の左側開口部の上部から挿入した状
    態で、前記左側開口部が閉塞され、 前記筒状本体の内部に注入された海水を排出することの
    できる排出管を該筒状本体の右側開口部の下部にて保持
    した状態で前記右側開口部が閉塞され、 前記筒状本体の内部には前記排出管と連続する網状パイ
    プが設けられ、 前記網状パイプにおける前記排出管側とは反対側の自由
    端部は、前記筒状本体における左側開口部の閉塞体の内
    面上にまで達するか、あるいはその手前で終端して網状
    あるいは板状をなす閉口体によって閉塞されてなり、 前記筒状本体の底部に、上記網目よりも大きい粒径を有
    する多孔質粒子の多数を投入して前記網状パイプの一部
    あるいは全体を埋設せしめ、 前記注水パイプから前記筒状本体内部に注入した海水を
    前記網状パイプの内部を経由して前記排出管から排出す
    るようになしたことを特徴とする魚介類養殖飼育管。
  4. 【請求項4】前記多孔質粒子の各々に硝酸細菌および/
    または硫黄細菌が担持されてなることを特徴とする請求
    項3記載の魚介類養殖用底砂。
  5. 【請求項5】前記筒状本体が円筒体であり、 前記注水パイプにおける挿入端部が前記筒状本体におけ
    る右側開口部の閉塞体内面上にまで達するかあるいは前
    記閉塞体を貫通したのち閉塞され、いずれにしても前記
    筒状本体の内部に相当する注水パイプの周壁を厚み方向
    に貫通する注水孔が設けられ、 前記注水孔は、これより噴出される海水が筒状本体の内
    部を互いに異なる円周方向に進むように長手方向所定間
    隔ごとに2列設けられてなることを特徴とする請求項3
    または4に記載の魚介類養殖飼育管。
  6. 【請求項6】前記筒状本体内部における前記網状パイプ
    の下方において、前記筒状本体における右側開口部の閉
    塞体および/または左側開口部の閉塞体を貫通する洗浄
    パイプが並設され、 前記洗浄パイプは両端部のうち一方の開口端部が閉塞さ
    れ、開放側の端部から注入された水が噴出する噴射孔が
    前記筒状本体内部において所定間隔ごとに設けられてな
    ることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載
    の魚介類養殖飼育管。
  7. 【請求項7】請求項3〜6のいずれか1項に記載の魚介
    類養殖飼育管を複数本連結してなる養殖装置であって、 1つの魚介類養殖飼育管における排出管と、他の隣接す
    る魚介類養殖飼育管における注水パイプとを濾過装置を
    介して順次連結して複数本の魚介類養殖飼育管を環状に
    連結し、これにより、前記注水パイプから注入した海水
    を循環させることができるようになしたことを特徴とす
    る養殖装置。
JP9082630A 1997-03-05 1997-04-01 魚介類養殖用底砂、これを用いた魚介類養殖飼育管、及び前記魚介類養殖飼育管を多数連結してなる養殖装置 Pending JPH10304789A (ja)

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