JPH10303810A - 符号分割多元接続方式の送信電力制御方法 - Google Patents
符号分割多元接続方式の送信電力制御方法Info
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- JPH10303810A JPH10303810A JP10494997A JP10494997A JPH10303810A JP H10303810 A JPH10303810 A JP H10303810A JP 10494997 A JP10494997 A JP 10494997A JP 10494997 A JP10494997 A JP 10494997A JP H10303810 A JPH10303810 A JP H10303810A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 新たな付加的設備を要することなく、セル内
に存在する故障移動局を早期に発見可能にする。 【解決手段】 移動局送信電力制御の一周期間の移動局
１からの受信電力を求め、この受信電力を基に、移動局
１に対して所要の受信電力を得られるような送信電力制
御命令を生成し、送信電力制御命令を出力する前に測定
された移動局１からの受信電力と制御命令を出力した後
に測定された移動局１からの受信電力との比較の結果、
制御命令にもとづく送信電力制御前後に亘る移動局１か
らの受信電力の相対関係が、送信電力制御命令の内容と
相反していることが検出された場合に、移動局１を故障
と判断する。
に存在する故障移動局を早期に発見可能にする。 【解決手段】 移動局送信電力制御の一周期間の移動局
１からの受信電力を求め、この受信電力を基に、移動局
１に対して所要の受信電力を得られるような送信電力制
御命令を生成し、送信電力制御命令を出力する前に測定
された移動局１からの受信電力と制御命令を出力した後
に測定された移動局１からの受信電力との比較の結果、
制御命令にもとづく送信電力制御前後に亘る移動局１か
らの受信電力の相対関係が、送信電力制御命令の内容と
相反していることが検出された場合に、移動局１を故障
と判断する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動局からの受
信電力に応じて基地局が送信する制御命令に基づいて、
移動局の送信電力制御を行う符号分割多元接続（以下、
ＣＤＭＡという）方式の送信電力制御方法に関し、特
に、通信中の移動局の故障を検出する符号分割多元接続
方式の送信電力制御方法に関する。
信電力に応じて基地局が送信する制御命令に基づいて、
移動局の送信電力制御を行う符号分割多元接続（以下、
ＣＤＭＡという）方式の送信電力制御方法に関し、特
に、通信中の移動局の故障を検出する符号分割多元接続
方式の送信電力制御方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】周波数分割多元接続方式（以下、ＦＤＭ
Ａという）が周波数軸上で、時分割多元接続方式（以
下、ＴＤＭＡという）が時間軸上で、それぞれチャネル
分割を行うのに対し、符号分割多元接続方式は、符号の
直交性を利用してチャネル分割を行う方式である。これ
らの方式を利用した無線通信システム、特にセルラー移
動通信システムにおいては、各々の方式において限られ
た無線資源をいかに有効利用できるかが、システムの加
入者容量を左右するため、そうした技術の開発が、従来
から積極的に行われてきた。例えば、ＦＤＭＡにおいて
は狭帯域変調技術が、ＴＤＭＡにおいては高効率符号化
技術および高速スイッチング技術がそれに当たる。
Ａという）が周波数軸上で、時分割多元接続方式（以
下、ＴＤＭＡという）が時間軸上で、それぞれチャネル
分割を行うのに対し、符号分割多元接続方式は、符号の
直交性を利用してチャネル分割を行う方式である。これ
らの方式を利用した無線通信システム、特にセルラー移
動通信システムにおいては、各々の方式において限られ
た無線資源をいかに有効利用できるかが、システムの加
入者容量を左右するため、そうした技術の開発が、従来
から積極的に行われてきた。例えば、ＦＤＭＡにおいて
は狭帯域変調技術が、ＴＤＭＡにおいては高効率符号化
技術および高速スイッチング技術がそれに当たる。
【０００３】これに対し、ＣＤＭＡにおいては、複数の
ユーザーが同一の周波数を利用して通信を行うため、所
要の誤り率を得るために必要なＳＩＲ（希望波受信電力
対干渉電力の比）により加入者容量が決定される。ま
た、ＣＤＭＡを利用したセルラー移動通信システムにお
いては、一つの基地局がカバーするエリア（以下、セル
という）内に複数点在する移動局の位置によって、基地
局で得られる各移動局からの受信信号のレベルが異な
り、受信電力の小さな信号が受信電力の大きな信号（干
渉）を受けることによって前記所要ＳＩＲを得られず、
通信ができなくなるという問題（遠近問題）が発生す
る。この問題を解決するため、ＣＤＭＡ（特に、セルラ
ー移動通信システム）の分野においては、基地局で受信
するセル内の各移動局からの受信電力をすべて等レベル
に保つために、高速かつ高精度の移動局送信電力制御技
術が種々提案されている。
ユーザーが同一の周波数を利用して通信を行うため、所
要の誤り率を得るために必要なＳＩＲ（希望波受信電力
対干渉電力の比）により加入者容量が決定される。ま
た、ＣＤＭＡを利用したセルラー移動通信システムにお
いては、一つの基地局がカバーするエリア（以下、セル
という）内に複数点在する移動局の位置によって、基地
局で得られる各移動局からの受信信号のレベルが異な
り、受信電力の小さな信号が受信電力の大きな信号（干
渉）を受けることによって前記所要ＳＩＲを得られず、
通信ができなくなるという問題（遠近問題）が発生す
る。この問題を解決するため、ＣＤＭＡ（特に、セルラ
ー移動通信システム）の分野においては、基地局で受信
するセル内の各移動局からの受信電力をすべて等レベル
に保つために、高速かつ高精度の移動局送信電力制御技
術が種々提案されている。
【０００４】これらの従来技術のうち、特開平８―３２
５１４号公報に示す送信電力制御方法は、セルラー移動
通信システムにおいて、フェージングやシャドウイング
などにより激しく変化する伝搬特性に追従するため、移
動局における基地局からの受信電力の変化に応じてオー
プンループ制御（移動局における基地局からの受信電力
に応じて、移動局が能動的に送信電力を制御する方式）
とクローズドループ制御（基地局における移動局からの
受信電力を基に、基地局が移動局に送った命令に従って
移動局が受動的に送信電力を制御する方式）を切り替え
て使い分けるというものである。
５１４号公報に示す送信電力制御方法は、セルラー移動
通信システムにおいて、フェージングやシャドウイング
などにより激しく変化する伝搬特性に追従するため、移
動局における基地局からの受信電力の変化に応じてオー
プンループ制御（移動局における基地局からの受信電力
に応じて、移動局が能動的に送信電力を制御する方式）
とクローズドループ制御（基地局における移動局からの
受信電力を基に、基地局が移動局に送った命令に従って
移動局が受動的に送信電力を制御する方式）を切り替え
て使い分けるというものである。
【０００５】また、従来技術のうち、特開平７―７４７
２７号公報に示す送信電力制御方法は、基地局と移動局
間の伝搬特性の変化を推測して制御を行う方式を用いて
おり、その推測を容易にするために上り（移動局→基地
局）と下り（基地局→移動局）の周波数を同一とするＣ
ＤＭＡ＋ＴＤＤ（時分割多重）方式を提案している。
２７号公報に示す送信電力制御方法は、基地局と移動局
間の伝搬特性の変化を推測して制御を行う方式を用いて
おり、その推測を容易にするために上り（移動局→基地
局）と下り（基地局→移動局）の周波数を同一とするＣ
ＤＭＡ＋ＴＤＤ（時分割多重）方式を提案している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の送信電力制御方法のいずれもが、高速，高精度の
送信電力制御を行うことでいかにシステム容量を増加さ
せるかの追求に偏っており、中には故障した移動局が存
在し、どのような高性能な制御方式を用いても制御でき
ない移動局が存在するということが考慮されていない。
従って、例えば、送信電力制御が効かないような、故障
した移動局に対しても、常に所定の目標値をゴールとし
た無限ループの制御が行われ、その結果、基地局からの
送信電力制御が効かなくなってしまった故障移動局がセ
ル内に存在していても、これを検出することができない
という課題があった。また、シミュレーション等では計
算の簡単化を理由にその故障移動局の存在が無視されて
いるが、実はそうした故障移動局が、ＣＤＭＡのシステ
ムにおいては最大の干渉元となり得ること、そしてそれ
がシステム運用自体を脅かす存在であることが忘られて
いる。
従来の送信電力制御方法のいずれもが、高速，高精度の
送信電力制御を行うことでいかにシステム容量を増加さ
せるかの追求に偏っており、中には故障した移動局が存
在し、どのような高性能な制御方式を用いても制御でき
ない移動局が存在するということが考慮されていない。
従って、例えば、送信電力制御が効かないような、故障
した移動局に対しても、常に所定の目標値をゴールとし
た無限ループの制御が行われ、その結果、基地局からの
送信電力制御が効かなくなってしまった故障移動局がセ
ル内に存在していても、これを検出することができない
という課題があった。また、シミュレーション等では計
算の簡単化を理由にその故障移動局の存在が無視されて
いるが、実はそうした故障移動局が、ＣＤＭＡのシステ
ムにおいては最大の干渉元となり得ること、そしてそれ
がシステム運用自体を脅かす存在であることが忘られて
いる。
【０００７】この発明は前記のような課題を解決するも
のであり、ＣＤＭＡ方式において、一般的に用いられて
いる送信電力制御に必要なパラメータおよび装置を用い
て、他に付加的設備を要することなく、セル内に存在す
る故障移動局を早期に発見することができるＣＤＭＡ方
式の送信電力制御方法を提供することを目的とする。
のであり、ＣＤＭＡ方式において、一般的に用いられて
いる送信電力制御に必要なパラメータおよび装置を用い
て、他に付加的設備を要することなく、セル内に存在す
る故障移動局を早期に発見することができるＣＤＭＡ方
式の送信電力制御方法を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために、
請求項１の発明にかかる符号分割多元接続方式の送信電
力制御方法は、移動局送信電力制御の一周期間の移動局
からの受信電力を求め、該受信電力測定ステップで求め
た移動局からの受信電力に基づいて、移動局に対して所
要の受信電力が得られるような送信電力制御命令を生成
し、前記送信電力制御命令を出力する前に測定された前
記移動局からの受信電力と前記制御命令を出力した後に
測定された前記移動局からの受信電力とを比較し、前記
各受信電力の比較の結果、前記制御命令にもとづく送信
電力制御前後に亘る移動局からの受信電力の相対関係
が、前記送信電力制御命令の内容と相反していることが
検出された場合に、移動局の故障と判断するようにした
ものである。
請求項１の発明にかかる符号分割多元接続方式の送信電
力制御方法は、移動局送信電力制御の一周期間の移動局
からの受信電力を求め、該受信電力測定ステップで求め
た移動局からの受信電力に基づいて、移動局に対して所
要の受信電力が得られるような送信電力制御命令を生成
し、前記送信電力制御命令を出力する前に測定された前
記移動局からの受信電力と前記制御命令を出力した後に
測定された前記移動局からの受信電力とを比較し、前記
各受信電力の比較の結果、前記制御命令にもとづく送信
電力制御前後に亘る移動局からの受信電力の相対関係
が、前記送信電力制御命令の内容と相反していることが
検出された場合に、移動局の故障と判断するようにした
ものである。
【０００９】また、請求項２の発明にかかる符号分割多
元接続方式の送信電力制御方法は、前記受信電力測定ス
テップで測定される一周期間の移動局からの受信電力
を、その一周期間に移動局から得られる受信電力の平均
値とするようにしたものである。
元接続方式の送信電力制御方法は、前記受信電力測定ス
テップで測定される一周期間の移動局からの受信電力
を、その一周期間に移動局から得られる受信電力の平均
値とするようにしたものである。
【００１０】また、請求項３の発明にかかる符号分割多
元接続方式の送信電力制御方法は、前記送信電力制御前
後に亘る移動局からの受信電力の相対関係が、前記送信
電力制御命令の内容と相反していることが、移動局送信
電力制御の設定制御周期が連続して検出されたとき、前
記移動局を故障と判断するようにしたものである。
元接続方式の送信電力制御方法は、前記送信電力制御前
後に亘る移動局からの受信電力の相対関係が、前記送信
電力制御命令の内容と相反していることが、移動局送信
電力制御の設定制御周期が連続して検出されたとき、前
記移動局を故障と判断するようにしたものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図について説明する。図１はこの発明の送信電力制御方
法を実行するＣＤＭＡ方式の移動通信システムを示すブ
ロック図であり、これが、ＣＤＭＡを利用した移動通信
システムとしてごく一般的な構成である。同図におい
て、１は基地局２と通信をする移動局であり、ここでは
一つの基地局２とのみ通信をしている状態を示したが、
実際のＣＤＭＡ方式の移動通信システムにおいては、移
動局１は複数の基地局２と同時に通信をすることが可能
である。基地局２は大きく分けて、受信アンテナ３，受
信部４，送信アンテナ１４および送信部５とから構成さ
れている。
図について説明する。図１はこの発明の送信電力制御方
法を実行するＣＤＭＡ方式の移動通信システムを示すブ
ロック図であり、これが、ＣＤＭＡを利用した移動通信
システムとしてごく一般的な構成である。同図におい
て、１は基地局２と通信をする移動局であり、ここでは
一つの基地局２とのみ通信をしている状態を示したが、
実際のＣＤＭＡ方式の移動通信システムにおいては、移
動局１は複数の基地局２と同時に通信をすることが可能
である。基地局２は大きく分けて、受信アンテナ３，受
信部４，送信アンテナ１４および送信部５とから構成さ
れている。
【００１２】まず、受信部４において、６は受信アンテ
ナ３に入力された無線信号を電力増幅する受信増幅部、
７は受信した高周波帯域の信号を一次復調する無線復調
部、８は一次復調した信号を逆拡散により二次復調する
逆拡散（ＲＡＫＥ受信）部、９は移動局から受信した希
望波受信電力対干渉（＋熱雑音）電力を測定する希望波
受信電力対干渉電力測定部、１０はＰＮ符号を生成する
符号生成部、１１は前記測定の結果にもとづいて、次の
制御周期で移動局に対し送信する送信電力制御ビットの
決定をする送信電力制御ビット決定部である。また、１
２は前記の逆拡散した受信信号の誤り訂正やインタリー
ブ等の処理を実施する復号化部、１３は復号化部１２か
らのフレーム構成の情報ビットから情報ビット列の抽出
をするフレーム分離部である。
ナ３に入力された無線信号を電力増幅する受信増幅部、
７は受信した高周波帯域の信号を一次復調する無線復調
部、８は一次復調した信号を逆拡散により二次復調する
逆拡散（ＲＡＫＥ受信）部、９は移動局から受信した希
望波受信電力対干渉（＋熱雑音）電力を測定する希望波
受信電力対干渉電力測定部、１０はＰＮ符号を生成する
符号生成部、１１は前記測定の結果にもとづいて、次の
制御周期で移動局に対し送信する送信電力制御ビットの
決定をする送信電力制御ビット決定部である。また、１
２は前記の逆拡散した受信信号の誤り訂正やインタリー
ブ等の処理を実施する復号化部、１３は復号化部１２か
らのフレーム構成の情報ビットから情報ビット列の抽出
をするフレーム分離部である。
【００１３】一方、送信部５において、１５は情報ビッ
ト列を符号化する符号化部、１６は前の制御周期の送信
電力制御ビットを、その符号化したビット列中に挿入す
る送信電力制御ビット挿入部、１７はこの送信電力制御
ビット挿入部１６からのデータと符号生成部１８で生成
したＰＮ符号を乗算して、データの信号帯域を拡散する
拡散部、１９は拡散したデータを高周波帯域までアップ
コンバートする無線変調部、２０はこの無線変調部の出
力を電力増幅して、送信アンテナ１４から移動機１へ送
信する送信増幅部である。
ト列を符号化する符号化部、１６は前の制御周期の送信
電力制御ビットを、その符号化したビット列中に挿入す
る送信電力制御ビット挿入部、１７はこの送信電力制御
ビット挿入部１６からのデータと符号生成部１８で生成
したＰＮ符号を乗算して、データの信号帯域を拡散する
拡散部、１９は拡散したデータを高周波帯域までアップ
コンバートする無線変調部、２０はこの無線変調部の出
力を電力増幅して、送信アンテナ１４から移動機１へ送
信する送信増幅部である。
【００１４】次に動作について説明する。まず、移動局
１からの上りの無線信号は、受信アンテナ３を通して受
信増幅部６に取り込まれ、ここで微弱な受信電波が復調
に必要な電力まで増幅された後、無線復調部７に入力さ
れる。この無線復調部７では、高周波帯域の信号をベー
スバンド帯域の信号にダウンコンバート（一次復調）し
てから逆拡散部８に入力し、この逆拡散部８において、
符号生成部１０で生成されたＰＮ符号と受信信号との相
関をとることにより拡散された信号帯域を、元の帯域幅
に戻す（二次復調）。これと同時に、ＲＡＫＥ受信機に
より位相の異なるマルチパス信号の分離が行われる。
１からの上りの無線信号は、受信アンテナ３を通して受
信増幅部６に取り込まれ、ここで微弱な受信電波が復調
に必要な電力まで増幅された後、無線復調部７に入力さ
れる。この無線復調部７では、高周波帯域の信号をベー
スバンド帯域の信号にダウンコンバート（一次復調）し
てから逆拡散部８に入力し、この逆拡散部８において、
符号生成部１０で生成されたＰＮ符号と受信信号との相
関をとることにより拡散された信号帯域を、元の帯域幅
に戻す（二次復調）。これと同時に、ＲＡＫＥ受信機に
より位相の異なるマルチパス信号の分離が行われる。
【００１５】また、希望波受信電力対干渉電力測定部９
では、ＲＡＫＥ合成（マルチパス信号の分離により各Ｒ
ＡＫＥ受信機で得られた復調信号を合成）した後の移動
局から受信した希望波受信電力対干渉（＋熱雑音）電力
を測定し、測定結果を基に、送信電力ビット決定部１１
が、次の移動局送信電力制御周期に移動局に対して送信
する送信電力制御ビットの決定をする。また、前記のよ
うに逆拡散された受信信号は復号化部１２で誤り訂正や
デインタリーブ等の処理がなされ、フレーム構成をした
情報ビットとしてフレーム分離部１３へ送られて、ここ
で各情報ビット列の抽出が行われる。
では、ＲＡＫＥ合成（マルチパス信号の分離により各Ｒ
ＡＫＥ受信機で得られた復調信号を合成）した後の移動
局から受信した希望波受信電力対干渉（＋熱雑音）電力
を測定し、測定結果を基に、送信電力ビット決定部１１
が、次の移動局送信電力制御周期に移動局に対して送信
する送信電力制御ビットの決定をする。また、前記のよ
うに逆拡散された受信信号は復号化部１２で誤り訂正や
デインタリーブ等の処理がなされ、フレーム構成をした
情報ビットとしてフレーム分離部１３へ送られて、ここ
で各情報ビット列の抽出が行われる。
【００１６】一方、基地局２から送信される下りの無線
信号は、まず、符号化部１５で情報ビット列の符号化を
行った後、送信電力制御ビット決定部１１により前の制
御周期の希望波受信電力対干渉（＋熱雑音）電力を基に
決定された送信電力制御ビットを、送信電力制御ビット
挿入部１６にてデータ中に挿入し、拡散部１７へ送る。
拡散部１７では入力されたデータと符号生成部１８で生
成したＰＮ符号を乗じることにより、データの信号帯域
を拡散する。そして、この拡散したデータを無線変調部
１９で高周波帯域までアップコンバートした後、送信増
幅部２０で所要電力まで増幅して、送信アンテナ１４か
ら送信する。
信号は、まず、符号化部１５で情報ビット列の符号化を
行った後、送信電力制御ビット決定部１１により前の制
御周期の希望波受信電力対干渉（＋熱雑音）電力を基に
決定された送信電力制御ビットを、送信電力制御ビット
挿入部１６にてデータ中に挿入し、拡散部１７へ送る。
拡散部１７では入力されたデータと符号生成部１８で生
成したＰＮ符号を乗じることにより、データの信号帯域
を拡散する。そして、この拡散したデータを無線変調部
１９で高周波帯域までアップコンバートした後、送信増
幅部２０で所要電力まで増幅して、送信アンテナ１４か
ら送信する。
【００１７】次に、以上のような移動通信システムの基
地局２において実行されるこの発明の故障移動局検出方
式について、図２のフローチャートを参照しながら説明
する。まず、はじめに、フロー２１において、制御ＮＧ
回数ｎを０にクリアする（ステップＳ２１）。この制御
ＮＧ回数ｎは、基地局２から移動局１への送信電力制御
に対して、基地局２での受信電力を基に推測した移動局
１の送信電力制御の動作が制御内容と異なっていた時、
そのような制御周期を何回観測したかをカウントするパ
ラメータである。
地局２において実行されるこの発明の故障移動局検出方
式について、図２のフローチャートを参照しながら説明
する。まず、はじめに、フロー２１において、制御ＮＧ
回数ｎを０にクリアする（ステップＳ２１）。この制御
ＮＧ回数ｎは、基地局２から移動局１への送信電力制御
に対して、基地局２での受信電力を基に推測した移動局
１の送信電力制御の動作が制御内容と異なっていた時、
そのような制御周期を何回観測したかをカウントするパ
ラメータである。
【００１８】続いて、故障移動局検出しきい値ｋを設定
する（ステップＳ２２）。この故障移動局検出しきい値
ｋは、前記制御ＮＧ回数ｎが設定回数に達した時に、移
動局１の送信電力制御異常と判断するか否かを決定する
パラメータである。続いて、基地局２における逆拡散
（ＲＡＫＥ受信）部８中の希望波受信電力対干渉電力測
定部９にて、移動局１からの受信電力（または一制御周
期中の受信電力の平均値）としての希望波受信電力対干
渉（＋熱雑音）電力を測定し（ステップＳＴ２３）その
測定した受信電力にもとづいて、次の制御周期の送信電
力制御命令を送信電力が制御ビットとして生成し、これ
を符号化部１５で符号化した情報ビット列に挿入し、拡
散部１７で符号生成部１８からのＰＮ符号により、情報
ビット列の信号帯域を拡散する。さらに、この拡散した
データを無線変調部１９で高周波帯域までアップコンバ
ートした後、送信増幅部２０で電力増幅して移動局１に
送信する（ステップＳ２４）。なお、移動局１からの受
信電力は制御周期中の受信電力の平均値とすることで、
ノイズなどに影響されないで安定した送信電力制御命令
データを取り出すことができる。
する（ステップＳ２２）。この故障移動局検出しきい値
ｋは、前記制御ＮＧ回数ｎが設定回数に達した時に、移
動局１の送信電力制御異常と判断するか否かを決定する
パラメータである。続いて、基地局２における逆拡散
（ＲＡＫＥ受信）部８中の希望波受信電力対干渉電力測
定部９にて、移動局１からの受信電力（または一制御周
期中の受信電力の平均値）としての希望波受信電力対干
渉（＋熱雑音）電力を測定し（ステップＳＴ２３）その
測定した受信電力にもとづいて、次の制御周期の送信電
力制御命令を送信電力が制御ビットとして生成し、これ
を符号化部１５で符号化した情報ビット列に挿入し、拡
散部１７で符号生成部１８からのＰＮ符号により、情報
ビット列の信号帯域を拡散する。さらに、この拡散した
データを無線変調部１９で高周波帯域までアップコンバ
ートした後、送信増幅部２０で電力増幅して移動局１に
送信する（ステップＳ２４）。なお、移動局１からの受
信電力は制御周期中の受信電力の平均値とすることで、
ノイズなどに影響されないで安定した送信電力制御命令
データを取り出すことができる。
【００１９】さらに、送信した送信電力制御命令に従っ
て、移動局１が送信電力制御を実行した後、基地局２で
受信される移動局１からの受信電力を再び測定する（ス
テップＳ２５）。そして、ステップＳ２３とステップＳ
２５の各処理で得られた移動局１からの受信電力の相対
関係が、ステップＳ２４で送信した送信電力制御命令の
内容と一致しているかどうかを判定する（ステップＳ２
６）。一致している場合には、制御ＮＧ回数ｎを０にリ
セットして（ステップＳ２７）、ステップＳ２３以下の
処理を再実行する。但し、ここで言う送信電力制御命令
内容との一致とは、基地局２からの「送信電力減衰命
令」に対して、基地局２で観測された移動局１からの受
信電力を基に推測される移動局１の送信電力が減衰して
いること、すなわちステップＳ２３で測定された受信電
力の方が、ステップＳ２５で測定された受信電力よりも
大きいということを意味する。
て、移動局１が送信電力制御を実行した後、基地局２で
受信される移動局１からの受信電力を再び測定する（ス
テップＳ２５）。そして、ステップＳ２３とステップＳ
２５の各処理で得られた移動局１からの受信電力の相対
関係が、ステップＳ２４で送信した送信電力制御命令の
内容と一致しているかどうかを判定する（ステップＳ２
６）。一致している場合には、制御ＮＧ回数ｎを０にリ
セットして（ステップＳ２７）、ステップＳ２３以下の
処理を再実行する。但し、ここで言う送信電力制御命令
内容との一致とは、基地局２からの「送信電力減衰命
令」に対して、基地局２で観測された移動局１からの受
信電力を基に推測される移動局１の送信電力が減衰して
いること、すなわちステップＳ２３で測定された受信電
力の方が、ステップＳ２５で測定された受信電力よりも
大きいということを意味する。
【００２０】逆に、基地局２からの「送信電力増加命
令」に対して移動局１が送信電力の増加制御を行わなか
ったとしても、それは移動局１の送信電力異常とは判断
できない。なぜならば、移動局１がソフト状態にある場
合には、その移動局１は複数の基地局２と通信をしてい
ることになり、同時にそれは移動局１が複数の基地局２
から送信電力制御命令を受信していることに等しい。例
えば、移動局１が通信をしている複数の基地局２の中の
一の基地局から「送信電力増加命令」を受信し、これと
同じ制御周期に他の基地局から「送信電力減少命令」を
受信していたとしたら、移動局１は「送信電力減少」の
送信電力制御を実行する。
令」に対して移動局１が送信電力の増加制御を行わなか
ったとしても、それは移動局１の送信電力異常とは判断
できない。なぜならば、移動局１がソフト状態にある場
合には、その移動局１は複数の基地局２と通信をしてい
ることになり、同時にそれは移動局１が複数の基地局２
から送信電力制御命令を受信していることに等しい。例
えば、移動局１が通信をしている複数の基地局２の中の
一の基地局から「送信電力増加命令」を受信し、これと
同じ制御周期に他の基地局から「送信電力減少命令」を
受信していたとしたら、移動局１は「送信電力減少」の
送信電力制御を実行する。
【００２１】すなわち、前記一の基地局の制御命令には
従わずに前記他の基地局の制御命令に従うように動作す
る。これは、特に、前記他の基地局に制御優先権がある
わけではなく、ＣＤＭＡのシステム的条件として、干渉
を増加させる制御よりも減少させる制御に優先権が働く
ためである。従って、いずれの基地局１からの「送信電
力減少命令」も絶対的命令であり、これに従わない移動
局２は、制御機能に何らかの異常があるものと判断でき
るのである。
従わずに前記他の基地局の制御命令に従うように動作す
る。これは、特に、前記他の基地局に制御優先権がある
わけではなく、ＣＤＭＡのシステム的条件として、干渉
を増加させる制御よりも減少させる制御に優先権が働く
ためである。従って、いずれの基地局１からの「送信電
力減少命令」も絶対的命令であり、これに従わない移動
局２は、制御機能に何らかの異常があるものと判断でき
るのである。
【００２２】なお、実際のシステム条件の下では、基地
局２と移動局１との間には様々な障害物が存在し、移動
局１の移動に伴い、その伝搬特性は時々刻々と変化す
る。たとえ、移動局１が常に一定の送信電力で送信して
いたとしても、障害物によるシャドウイングやマルチパ
スによるフェージング等により基地局２で観測される移
動局１からの受信電力は常に変化している。従って、基
地局２と移動局１との間の伝搬特性の変化の仕方によっ
ては、基地局２から「送信電力減衰命令」を出し、移動
局２もそれに従った「送信電力減衰制御」を行っている
にも関わらず、基地局２での受信電力が増加し、見かけ
上移動局１が送信電力を増加させたかのように推測され
てしまうことがある。
局２と移動局１との間には様々な障害物が存在し、移動
局１の移動に伴い、その伝搬特性は時々刻々と変化す
る。たとえ、移動局１が常に一定の送信電力で送信して
いたとしても、障害物によるシャドウイングやマルチパ
スによるフェージング等により基地局２で観測される移
動局１からの受信電力は常に変化している。従って、基
地局２と移動局１との間の伝搬特性の変化の仕方によっ
ては、基地局２から「送信電力減衰命令」を出し、移動
局２もそれに従った「送信電力減衰制御」を行っている
にも関わらず、基地局２での受信電力が増加し、見かけ
上移動局１が送信電力を増加させたかのように推測され
てしまうことがある。
【００２３】従って、全体的に見ると移動局１は減少傾
向の制御を行っていても、単発的に制御内容と基地局２
で推測する移動局１の制御動作との矛盾が発生しうると
いうことは容易に予想できる。このことを考慮に入れ
て、この発明では、フローの中で初めて「制御ＮＧ」を
観測しても直ちに故障移動局１と判断せずに、その観測
をしてから「移動局の送信電力制御異常」と判断するま
でに、「故障移動局検出しきい値ｋ」を用意して、ヒス
テリシスを持たせている。これにより、送信電力制御命
令と実際の送信電力制御の矛盾の回数が、ｋ回以上連続
して発生したときに（ステップＳ２９）、初めて「異
常」を検出するようにして（ステップＳ３０）、これを
上位局へ通知して（ステップＳ３１）、誤検出を防止す
るようにしている。
向の制御を行っていても、単発的に制御内容と基地局２
で推測する移動局１の制御動作との矛盾が発生しうると
いうことは容易に予想できる。このことを考慮に入れ
て、この発明では、フローの中で初めて「制御ＮＧ」を
観測しても直ちに故障移動局１と判断せずに、その観測
をしてから「移動局の送信電力制御異常」と判断するま
でに、「故障移動局検出しきい値ｋ」を用意して、ヒス
テリシスを持たせている。これにより、送信電力制御命
令と実際の送信電力制御の矛盾の回数が、ｋ回以上連続
して発生したときに（ステップＳ２９）、初めて「異
常」を検出するようにして（ステップＳ３０）、これを
上位局へ通知して（ステップＳ３１）、誤検出を防止す
るようにしている。
【００２４】
【発明の効果】以上のように、請求項１の発明によれ
ば、移動局送信電力制御の一周期間の移動局からの受信
電力を求め、該受信電力測定ステップで求めた移動局か
らの受信電力に基づいて、移動局に対して所要の受信電
力が得られるような送信電力制御命令を生成し、前記送
信電力制御命令を出力する前に測定された前記移動局か
らの受信電力と前記制御命令を出力した後に測定された
前記移動局からの受信電力とを比較し、前記各受信電力
の比較の結果、前記制御命令にもとづく送信電力制御前
後に亘る移動局からの受信電力の相対関係が、前記送信
電力制御命令の内容と相反していることが検出された場
合に、移動局の故障と判断するようにしたので、ＣＤＭ
Ａ方式において、一般的に用いられている送信電力制御
に必要なパラメータおよび装置を用いて、他に付加的設
備を要することなく、セル内に存在する故障移動局を早
期に発見することができ、この故障移動局を送信電力制
御対象から外すなどして、この故障移動局が干渉電力の
発生元となることによって、システム運用を脅かすとい
うような問題発生を確実に回避できるという効果が得ら
れる。
ば、移動局送信電力制御の一周期間の移動局からの受信
電力を求め、該受信電力測定ステップで求めた移動局か
らの受信電力に基づいて、移動局に対して所要の受信電
力が得られるような送信電力制御命令を生成し、前記送
信電力制御命令を出力する前に測定された前記移動局か
らの受信電力と前記制御命令を出力した後に測定された
前記移動局からの受信電力とを比較し、前記各受信電力
の比較の結果、前記制御命令にもとづく送信電力制御前
後に亘る移動局からの受信電力の相対関係が、前記送信
電力制御命令の内容と相反していることが検出された場
合に、移動局の故障と判断するようにしたので、ＣＤＭ
Ａ方式において、一般的に用いられている送信電力制御
に必要なパラメータおよび装置を用いて、他に付加的設
備を要することなく、セル内に存在する故障移動局を早
期に発見することができ、この故障移動局を送信電力制
御対象から外すなどして、この故障移動局が干渉電力の
発生元となることによって、システム運用を脅かすとい
うような問題発生を確実に回避できるという効果が得ら
れる。
【００２５】また、請求項２の発明によれば、前記受信
電力測定ステップで測定される一周期間の移動局からの
受信電力を、その一周期間に移動局から得られる受信電
力の平均値とするようにしたので、フェージングやノイ
ズの影響を受けることなく、移動局からの受信電力を略
正確に測定でき、これにより信頼性の高い送信電力の制
御を実現できるという効果が得られる。
電力測定ステップで測定される一周期間の移動局からの
受信電力を、その一周期間に移動局から得られる受信電
力の平均値とするようにしたので、フェージングやノイ
ズの影響を受けることなく、移動局からの受信電力を略
正確に測定でき、これにより信頼性の高い送信電力の制
御を実現できるという効果が得られる。
【００２６】また、請求項３の発明によれば、前記送信
電力制御前後に亘る移動局からの受信電力の相対関係
が、前記送信電力制御命令の内容と相反していること
が、移動局送信電力制御の設定制御周期が連続して検出
されたとき、前記移動局を故障と判断するようにしたの
で、移動局の送信電力制御の異常の誤判定を確実に防止
できるという効果が得られる。
電力制御前後に亘る移動局からの受信電力の相対関係
が、前記送信電力制御命令の内容と相反していること
が、移動局送信電力制御の設定制御周期が連続して検出
されたとき、前記移動局を故障と判断するようにしたの
で、移動局の送信電力制御の異常の誤判定を確実に防止
できるという効果が得られる。
【図１】 この発明の実施の一形態によるＣＤＭＡ方式
の送信電力制御方法を実施する移動通信システムを示す
ブロック図である。
の送信電力制御方法を実施する移動通信システムを示す
ブロック図である。
【図２】 この発明による故障移動局の検出手順を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
１ 移動局 ２ 基地局
Claims (3)
- 【請求項１】 移動局からの受信電力に応じて基地局が
送信する制御命令に基づいて、前記移動局の送信電力制
御を行う符号分割多元接続方式の送信電力制御方法にお
いて、 移動局送信電力制御の一周期間の移動局からの受信電力
を求める受信電力測定ステップと、 該受信電力測定ステップで求めた移動局からの受信電力
に基づいて、移動局に対して所要の受信電力が得られる
ような送信電力制御命令を生成する送信電力制御命令ス
テップと、 前記送信電力制御命令を出力する前に測定された前記移
動局からの受信電力と前記制御命令を出力した後に測定
された前記移動局からの受信電力とを比較する受信電力
比較ステップと、 前記各受信電力の比較の結果、前記制御命令にもとづく
送信電力制御前後に亘る移動局からの受信電力の相対関
係が、前記送信電力制御命令の内容と相反していること
が検出された場合に、移動局の故障と判断する故障移動
局判断ステップとを実行することを特徴とする符号分割
多元接続方式の送信電力制御方法。 - 【請求項２】 前記受信電力測定ステップで測定される
一周期間の移動局からの受信電力を、その一周期間に移
動局から得られる受信電力の平均値とすることを特徴と
する請求項１に記載の符号分割多元接続方式の送信電力
制御方法。 - 【請求項３】 前記送信電力制御前後に亘る移動局から
の受信電力の相対関係が、前記送信電力制御命令の内容
と相反していることが、移動局送信電力制御の設定制御
周期連続して検出されたとき、前記移動局を故障と判断
することを特徴とする請求項１に記載の符号分割多元接
続方式の送信電力制御方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10494997A JP3459866B2 (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 符号分割多元接続方式の送信電力制御方法 |
| US09/059,308 US6097947A (en) | 1997-04-22 | 1998-04-14 | Method for detecting failure mobile station in cellular mobile communication network through transmission power control |
| SE9801311A SE517358C2 (sv) | 1997-04-22 | 1998-04-16 | Sätt att detektera en felaktig mobilstation i ett mobilkommunikationsnät genom reglering av sändningseffekt |
| BR9801940A BR9801940A (pt) | 1997-04-22 | 1998-04-17 | Método para detectar um estação móvel defeituosa |
| KR1019980014208A KR100260854B1 (ko) | 1997-04-22 | 1998-04-21 | 송신 전력 제어를 통한 셀형 이동 통신 시스템에서 고장이동국을 검출하기 위한 방법 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10494997A JP3459866B2 (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 符号分割多元接続方式の送信電力制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10303810A true JPH10303810A (ja) | 1998-11-13 |
| JP3459866B2 JP3459866B2 (ja) | 2003-10-27 |
Family
ID=14394358
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10494997A Expired - Fee Related JP3459866B2 (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 符号分割多元接続方式の送信電力制御方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6097947A (ja) |
| JP (1) | JP3459866B2 (ja) |
| KR (1) | KR100260854B1 (ja) |
| BR (1) | BR9801940A (ja) |
| SE (1) | SE517358C2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2811191A1 (fr) * | 2000-06-30 | 2002-01-04 | Nortel Matra Cellular | Systeme de radiocommunication cellulaire avec reperage de terminaux deffectueux |
| US6487192B1 (en) | 1998-07-24 | 2002-11-26 | Nec Corporation | Frequency control method in a CDMA communication system for preventing deterioration in communication quality despite failure to control of transmission power in a mobile station |
| JP2013211885A (ja) * | 1999-05-12 | 2013-10-10 | Qualcomm Inc | 無線通信システムにおける振幅および位相の評価方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6708041B1 (en) * | 1997-12-15 | 2004-03-16 | Telefonaktiebolaget Lm (Publ) | Base station transmit power control in a CDMA cellular telephone system |
| JP3755704B2 (ja) * | 1997-12-27 | 2006-03-15 | ソニー株式会社 | 送信電力制御方法、基地局装置及び通信端末装置 |
| JP2894340B1 (ja) | 1998-03-04 | 1999-05-24 | 日本電気株式会社 | スペクトラム拡散通信方式 |
| JP3321419B2 (ja) * | 1998-09-17 | 2002-09-03 | 松下電器産業株式会社 | 通信端末装置および無線通信方法 |
| US6519705B1 (en) * | 1999-12-15 | 2003-02-11 | At&T Corp. | Method and system for power control in wireless networks using interference prediction with an error margin |
| KR100340000B1 (ko) * | 1999-12-22 | 2002-06-10 | 박종섭 | 마이크로 기지국의 원격무선 유니트 송/수신 전력 이득측정 장치 |
| US7068992B1 (en) | 1999-12-30 | 2006-06-27 | Motient Communications Inc. | System and method of polling wireless devices having a substantially fixed and/or predesignated geographic location |
| US7230944B1 (en) | 1999-12-30 | 2007-06-12 | Geologic Solutions, Inc. | System and method of host routing when host computer is within a home network and/or a complementary network |
| US7024199B1 (en) | 1999-12-30 | 2006-04-04 | Motient Communications Inc. | System and method of querying a device, checking device roaming history and/or obtaining device modem statistics when device is within a home network and/or complementary network |
| US7162238B1 (en) | 1999-12-30 | 2007-01-09 | Massie Rodney E | System and method of querying a device, checking device roaming history and/or obtaining device modem statistics when device is within a home network and/or a complementary network |
| US6606496B1 (en) | 2000-08-25 | 2003-08-12 | Lucent Technologies Inc. | Reverse link other cell interference locator and handoff trigger for wireless network |
| DE10064351C1 (de) * | 2000-12-21 | 2002-05-08 | Deutsche Telekom Mobil | Verfahren zur Vermeidung von durch fehlerhafte Mobilstationen hervorgerufenen Störungen in zellularen CDMA-Funknetzen |
| FI20012033A (fi) * | 2001-10-19 | 2003-04-20 | Nokia Corp | Menetelmä tehon säätämiseksi tietoliikennejärjestelmissä |
| GB2421149A (en) * | 2004-12-08 | 2006-06-14 | Vodafone Ltd | Maintaining a level of performance in a mobile telecommunications system |
| US20060268787A1 (en) * | 2005-05-24 | 2006-11-30 | Meshnetworks, Inc. | Method and system for controlling the transmission power of at least one node in a wireless network |
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|---|---|---|---|---|
| JPS5373001A (en) * | 1976-12-13 | 1978-06-29 | Nec Corp | Test system of mobile communication equipment |
| US5267262A (en) * | 1989-11-07 | 1993-11-30 | Qualcomm Incorporated | Transmitter power control system |
| US5265119A (en) * | 1989-11-07 | 1993-11-23 | Qualcomm Incorporated | Method and apparatus for controlling transmission power in a CDMA cellular mobile telephone system |
| JPH0787482B2 (ja) * | 1991-12-18 | 1995-09-20 | 株式会社日立製作所 | データ伝送システム |
| US5333175A (en) * | 1993-01-28 | 1994-07-26 | Bell Communications Research, Inc. | Method and apparatus for dynamic power control in TDMA portable radio systems |
| JPH0746180A (ja) * | 1993-07-29 | 1995-02-14 | Sony Corp | Ｃｄｍａ方式セルラ電話システム |
| JPH0774727A (ja) * | 1993-09-06 | 1995-03-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スペクトラム拡散通信用送信電力制御方式 |
| JP2974274B2 (ja) * | 1994-05-12 | 1999-11-10 | エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社 | 送信電力制御方法および送信電力制御装置 |
-
1997
- 1997-04-22 JP JP10494997A patent/JP3459866B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-04-14 US US09/059,308 patent/US6097947A/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-04-16 SE SE9801311A patent/SE517358C2/sv not_active IP Right Cessation
- 1998-04-17 BR BR9801940A patent/BR9801940A/pt not_active IP Right Cessation
- 1998-04-21 KR KR1019980014208A patent/KR100260854B1/ko not_active IP Right Cessation
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Also Published As
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| JP3459866B2 (ja) | 2003-10-27 |
| SE517358C2 (sv) | 2002-05-28 |
| SE9801311D0 (sv) | 1998-04-16 |
| KR19980081588A (ko) | 1998-11-25 |
| SE9801311L (sv) | 1998-10-23 |
| KR100260854B1 (ko) | 2000-07-01 |
| BR9801940A (pt) | 1999-06-29 |
| US6097947A (en) | 2000-08-01 |
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