JPH10302386A - 光学ディスク装置 - Google Patents

光学ディスク装置

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JPH10302386A
JPH10302386A JP10477597A JP10477597A JPH10302386A JP H10302386 A JPH10302386 A JP H10302386A JP 10477597 A JP10477597 A JP 10477597A JP 10477597 A JP10477597 A JP 10477597A JP H10302386 A JPH10302386 A JP H10302386A
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JP
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optical disk
optical
disk
skew
magneto
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JP10477597A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Mizuma
浩彰 水間
Hiroshi Yamamoto
弘 山本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学ディスク装置において光学ディスクのス
キューを抑制する。 【解決手段】 光学ディスク装置としての光磁気ディス
ク装置において、オーバライトヘッドを構成する磁気ヘ
ッド装置3が対応する光磁気ディスクDM の一方のディ
スク面と反対側の他方のディスク面に対応して、磁気ヘ
ッド装置3のヘッドスライダ11とほぼ同形のスライド
プレート24を片持板ばね25により支持して構成され
るスキュー抑止部材23を配設し、スライドプレート2
4をディスク面に対し、磁気ヘッド装置3のヘッドスラ
イダ11とほぼ同一の条件で対応させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク、光磁
気ディスク等の光学ディスクに情報信号を記録及び/又
は再生する光学ディスク装置に係り、光学ディスクのス
キューを抑制するようにした光学ディスク装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光ディスクプレーヤにおいては、デジタ
ルデータがピット列として記録された円盤状記録媒体と
しての光ディスクから記録データを正しく読み取るため
に光ディスク上に光学ピックアップから照射される読み
取り用の光ビームをピット上に正しく集光する必要があ
る。
【0003】このため、光ディスクプレーヤには、フォ
ーカスサーボ、トラッキングサーボ及びチルトサーボ等
の各種のサーボ制御手段が備えられている。すなわち、
フォーカスサーボにより光ビームが光ディスクのピット
面上に合焦し、トラッキングサーボにより、ピット列が
形成されたトラック上にビームスポットが位置し、チル
トサーボによりディスク面に対して光ビームが垂直に入
射して反射するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この光ディスクプレー
ヤの構成において、光ディスクのディスク面に対して傾
き(スキュー)を持ってビームが照射されると、特にコ
マ収差を主成分とする波面収差が増大し、読取信号の波
形に歪が生ずる。デジタルデータを記録した光ディスク
プレーヤにおいては、その波形歪によりデータ読み取り
の誤り率が増大してしまい、高密度な記録、高信頼の再
生を阻害する要因となっていた。
【0005】また、光学ピックアップからのレーザビー
ムと光ディスクの傾き(スキュー)によるコマ収差は、
ディスク厚に比例し、光学ピックアップの対物レンズの
開口数(NA)の三乗に比例するので、光ディスクの大
容量化に対してはこのコマ収差を抑えるため、例えば、
DVD(ディジタルビデオディスク)においては、一枚
のディスク厚を0.6mmとしてCD(コンパクトディ
スク)のディスク厚の半分に抑え、この厚みの薄いディ
スクを二枚貼合せた構造を採用して剛性を高めている。
【0006】しかし、オーバライトヘッドを備えた光磁
気ディスク装置においては、オーバライトヘッドにより
発生する磁界が小さいため光磁気ディスクの記録膜とオ
ーバライトヘッドとの距離を縮めなければ有効な強度の
磁界の条件を満足しないので、光磁気ディスクを二枚の
ディスクの貼合せ構造を採用し、剛性を高めた構造にす
ることには難点がある。
【0007】従って、光磁気ディスク装置においては、
オーバライトヘッド側から光磁気ディスクに加わる荷重
によって発生する光磁気ディスクのたわみに対するレー
ザビームの傾き(スキュー)の発生が無視できない。
【0008】また、LD(レーザーディスク)等の大径
の光ディスクにおいては、自重によるたわみが発生し易
く、このディスクのたわみに対して発生するレーザビー
ムの傾き(スキュー)を補正するために、光学ピックア
ップ側にスキューセンサー等を搭載し、ディスク半径方
向のディスクスキュー発生を検出して光学ピックアップ
を搭載したスキュー補正機構を傾斜調整することによ
り、ディスクスキューをキャンセルする構成としている
が、構造が複雑で部品点数も多くコスト的に不利であっ
た。
【0009】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、光学ディスクに情報信号を記録及び/又は再生する
光学ディスク装置において、回転駆動される光学ディス
クのスキューを容易に抑制できるようにした光学ディス
ク装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、光学ディスクを支持し回転駆動する回転駆
動機構と、回転駆動される上記光学ディスクの記録面に
光ビームを照射して情報信号を記録及び/又は再生する
光学ピックアップ装置を備えて成る光学ディスク装置で
あって、回転駆動機構に支持される光学ディスクの少な
くとも一方のディスク面に対応してビーム照射部面の傾
きを抑制するスキュー抑制部材を配設して構成したもの
である。
【0011】このように構成することにより、複雑なス
キュー検出サーボ制御回路を設けたり、また光学ピック
アップをスキュー補正するスキュー補正機構を備えるこ
となく、簡単な構成で光学ディスクのスキューが容易に
抑制される。
【0012】また、本発明は、光学ディスクは光磁気デ
ィスクであって、光学ピックアップ装置に光磁気ディス
クを挟んで対向して磁界発生用ヘッドを配し、光磁気デ
ィスクの磁界発生用ヘッドが対応するディスク面と反対
側のディスク面に対応してスキュー抑制部材を配設して
構成したことにより、光磁気ディスクに磁界発生用ヘッ
ドにより発生するスキューは反対側のディスク面側から
スキュー抑制部材により抑制される。
【0013】また、本発明は、光学ディスクは光ディス
クであって、スキュー抑制部材を摺動性の良い材料で形
成し、光ディスクに回転駆動機構に支持された状態で自
重によりたわむ側のディスク面において摺接するように
構成したことにより、光ディスクのたわみ、すなわちス
キューが抑制され、特にディスク径が大きく、その自重
によりたわみを径方向に生じ易いものにおいてスキュー
抑制効果が大である。
【0014】このように、本発明は、光学ディスクのス
キュー抑制が効果的に行われることにより、光学ピック
アップ装置からの光ビームが光ビーム照射部面に垂直に
入射して反射し、コマ収差が低減されてクロストークが
減少し、信号のSN比が良好になって、光学ディスクの
記録及び/又は再生が正確に行われ信頼性が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0016】この実施の形態は、本発明に係る光学ディ
スク装置を、ディスク厚が1.2mm以下の光学ディス
クのスキュー抑制が効果的に確実に行えるように構成し
たものである。
【0017】図1及び図2を参照して、光学ディスク装
置としての光磁気ディスク装置を説明する。
【0018】一例の光磁気ディスク装置は、図1及び図
2に示すように、光学ピックアップ装置1と磁気ヘッド
装置2から成る記録再生機構3と、スピンドルモータ4
とターンテーブル5から成るディスク回転駆動機構6と
を備えて構成されている。
【0019】光学ピックアップ装置1は、本体である偏
平箱状のスライドベース7内に光源としてレーザビーム
を発生する半導体レーザ及びディスク反射ビームを受光
検出する受光検出素子を備えた図示しない光学系が内蔵
されて、この光学系の光路がスライドベース7の表面側
に表出する対物レンズ8側に導通されており、対物レン
ズ8は図示しない2軸アクチュエータによりフォーカス
方向及びトラッキング方向に移動可能に支持され、この
2軸アクチュエータはアクチュエータカバー9により覆
われ、このカバー9の上面部には対物レンズ8が臨む窓
孔9aが設けられて、対物レンズ8を外方に臨ませてレ
ーザビームを射出するようにしてある。
【0020】また、磁気ヘッド装置2は、磁界発生用ヘ
ッドすなわち、オーバーライトヘッド10をヘッドスラ
イダ11に装着し、このヘッドスライダ11を支持プレ
ート12に基端において固定された片持板ばね13の先
端に取付けて構成されている。
【0021】この光学ピックアップ装置1と磁気ヘッド
装置2とを回転駆動機構6のターンテーブル5に載置チ
ャッキングされる光磁気ディスクDM をディスク面と直
交方向に挟んで対向するように側面視略コ字状に形成さ
れたブラケット14により連結する。この連結は、ブラ
ケット14の下側水平面部14aに光学ピックアップ装
置1をスライドベース7の基端部において固定し、上側
水平面部14bに磁気ヘッド装置2を支持プレート12
の基端部において固定することにより、記録再生機構3
を構成している。
【0022】この記録再生機構3は、光学ピックアップ
装置1のスライドベース7の基端側に設けられたガイド
軸孔15と先端側に設けられたガイド溝16とがそれぞ
れ図示しないシャーシ側に横架固定されたガイド軸17
と18に嵌挿係合されて回転駆動機構6のターンテーブ
ル5に対して接離方向、すなわち、ターンテーブル5に
チャッキングされる光磁気ディスクDM の半径方向に移
動可能に支持されている。また、ブラケット14には、
ねじ受体19が取付けられてシャーシ側にモータブラケ
ット20により支持されたステッピングモータ21の回
転ねじ軸22に螺合されている。
【0023】このステッピングモータ21の駆動による
回転ねじ軸22の回転により記録再生機構3は、ターン
テーブル5上の光磁気ディスクDM に対し半径方向に移
動され、この移動により、磁気ヘッド装置2のオーバー
ライトヘッド10は、ヘッドスライダ11が片持板ばね
13の荷重に抗して光磁気ディスクDのディスク面から
浮上することによりディスク面に対し所要の間隙をもっ
て移動され、光磁気ディスクDの記録再生が行われるこ
とになる。
【0024】本発明は、このように構成される光磁気デ
ィスク装置に光磁気ディスクDM の傾きを抑制するスキ
ュー抑制部材を備えたもので、本例においてはスキュー
抑制部材23を光磁気ディスクDM に対し磁気ヘッド装
置2が対応するディスク面の反対側のディスク面に対応
して配設している。
【0025】このスキュー抑制部材23は、前述した磁
気ヘッド装置2のヘッドスライダ11を片持板ばね13
に取付けたヘッド部の形状と同様に構成される。すなわ
ち、このスキュー抑制部材23は、ヘッドスライダ11
とほぼ同大同形で摩擦抵抗の小さい合成樹脂材により形
成されるスライドプレート24を片持板ばね13とほぼ
同大同形で同程度の弾性を保有する片持板ばね25の自
由端部に取付けて構成されており、このスキュー抑制部
材23はシャーシ側に片持板ばね25の基端部において
固定されて、光磁気ディスクDM の回転によりスライド
プレート24がディスク面に対し磁気ヘッド装置2のヘ
ッドスライダ11がディスク面から浮上する間隙とほぼ
同じ間隙をもって離間するようになっている。
【0026】このように、光磁気ディスク装置にスキュ
ー抑制部材23を配設することにより、磁気ヘッド装置
2のヘッドスライダ11によって生ずる光磁気ディスク
Mのスキューがキャンセルされる。すなわち、回転駆
動機構6により回転駆動される光磁気ディスクDに対
し、磁気ヘッド装置2のヘッドスライダ11が浮上して
所要間隙をもって対応することにより、光磁気ディスク
Dとヘッドスライダ11との間にはヘッドスライダ11
が片持板ばね13による荷重に抗して浮上するため動圧
が発生し、この動圧によって光磁気ディスクDM はたわ
む状態になってスキューが生じることになるが、このヘ
ッドスライダ11が対応するディスク面と反対側のディ
スク面には、スライドプレート24がヘッドスライダ1
1とほぼ同じ条件で離間した状態で対応することによ
り、このスライドプレート24とディスク面との間にも
動圧が発生し、このため光磁気ディスクDM のスキュー
がキャンセル抑制される。
【0027】従って、光磁気ディスクDM は、スキュー
が抑制されることにより、光学ピックアップ装置1から
のレーザビームが光ビーム照射部面に垂直に入射して反
射し、コマ収差が低減され、情報信号の記録再生が正確
に行われる。
【0028】また、光磁気ディスクDM は、磁気ヘッド
装置1のヘッドスライダ11をディスク面に摺動させて
使用する場合においては、オーバライトヘッド10を含
むヘッドスライダ11の自重と片持板ばね13により荷
重が直接加わることによってスキューが生じることにな
るが、この場合はスキュー抑制部材23のスライドプレ
ート24を光磁気ディスクDM のヘッドスライダ11が
摺動されるディスク面と反対側のディスク面に直接摺接
させることにより、この反対側のディスク面側にスライ
ドプレート24の自重と片持板ばね25の荷重が加わる
ことになって、光磁気ディスクDM のスキューが抑制さ
れて、情報信号の記録再生が正確に行われる。
【0029】以上の構成においてスキュー抑制部材23
を磁気ヘッド装置2と同様に回転駆動される光磁気ディ
スクDM に対して移動させてディスク面に対応させるこ
ともできる。この場合は、スキュー抑制部材23を、光
磁気ディスクDM の磁気ヘッド装置2が対応するディス
ク面と反対側のディスク面に対応する光学ピックアップ
装置1のスライドベース7に取付ける。すなわち、スキ
ュー抑制部材23は、先端にスライドプレート24を取
付けた片持板ばね25を基端部において、光学ピックア
ップ装置1のスライドベース7に固定し、スライドプレ
ート24を光磁気ディスクDM のヘッドスライダ11が
対応するディスク面と反対側のディスク面に対応させ
て、ヘッドスライダ11と一体的に光磁気ディスクDM
に対して移動させることができる。
【0030】このように、スキュー抑制部材23を光学
ピックアップ装置1及び磁気ヘッド装置2と一体的に移
動させることにより光磁気ディスクDM と光ビーム照射
部面のスキューを一層確実に抑制することができる。こ
のスキュー抑制部材23を移動する構成は、光磁気ディ
スクDM に対しヘッドスライダ11を浮上させて使用す
る構成においても、また、ヘッドスライダ11を直接当
接して摺動させて使用する構成においても適用できる。
【0031】次に、図3及び図4を参照して、光学ディ
スク装置としての前述したような磁気ヘッド装置を用い
ない再生専用の光ディスク装置を説明する。
【0032】一例の光ディスク装置は、図3及び図4に
示すように、光学ピックアップ装置31と移動装置32
から成る光学再生機構33と、スピンドルモータ34と
ターンテーブル35から成るディスク回転駆動機構36
とを備えて構成され、この光ディスク装置は、レーザー
ディスク等の大径の光ディスクDL を再生するものであ
る。
【0033】光学ピックアップ装置31は、スライドベ
ース部37の上面側に対物レンズ38が2軸アクチュエ
ータにより光軸方向(フォーカス方向)と光軸に対し直
交方向(トラッキング方向)に移動可能に支持されてお
り、下面側に光学ブロック部40を設けて、この光学ブ
ロック部40内に、光源となる半導体レーザ及びディス
クの反射ビームを受光検出する受光検出素子を備えた図
示しない光学系が内蔵されて、この光学系の光路が対物
レンズ38に導通されている。
【0034】スライドベース部37の一側部の下面側に
はシャーシ41に横架されたガイド軸42が挿通される
支持孔を設け、また、一側部の端面側には、バックラッ
シュ補正機構43を備えたラックギヤ44がガイド軸4
2に平行に形成されている。
【0035】また、スライドベース部37の上面側に
は、対物レンズ38を支持する2軸アクチュエータを覆
うアクチュエータカバー45が嵌合されて、このカバー
45の上面部には対物レンズ38が臨む窓孔45aが設
けられて対物レンズ38より出射されるレーザビームを
外方側へ射出するようにしてある。
【0036】また、移動装置32は、シャーシ41に取
付けられたピックアップ送りモータ46の駆動軸46a
に駆動ギヤ47を取付け、この駆動ギヤ47をシャーシ
41に回転可能に支持されたアイドルギヤ48に噛み合
わせ、このアイドルギヤ48の同軸上の小ギヤ48aを
シャーシ41に回転可能に支持された従動ギヤ49に噛
み合わせて、この従動ギヤ49には同軸上にピニオンギ
ヤ50を取付けて構成されている。
【0037】この移動装置32のピニオンギヤ50が光
学ピックアップ装置31のスライドベース部37に形成
されたラックギヤ44に噛み合わされており、ピックア
ップ送りモータを駆動することにより光学ピックアップ
装置31がガイド軸42に沿って移動、すなわち、ディ
スク回転駆動機構36に対して接離方向に移動される。
【0038】このディスク回転駆動機構36は、スピン
ドルモータ34がシャーシ41の下面側に取付けられ
て、この駆動軸34aをシャーシ41の主面部に垂直に
上方側に突出させて先端にターンテーブル35を固着す
ることにより構成されている。
【0039】このディスク回転駆動機構36のターンテ
ーブル35上にレーザーディスク等の大径の光ディスク
L が載置チャッキングされた状態でスピンドルモータ
34が回転駆動されると、この光ディスクDL はターン
テーブル35と一体に回転操作され、この光ディスクD
L に対して光学ピックアップ装置31を移動、すなわち
ディスク半径方向に移動させることにより、光ディスク
L よりの情報信号の読み出し再生が行われることにな
る。
【0040】このように構成される光ディスク装置に本
発明は、光ディスクのスキューを抑制するスキュー抑制
部材を備えたもので、本例においてはスキュー抑制部材
51を光ディスクDL の自重によるたわみ側に対応して
配設している。
【0041】このスキュー抑制部材51は前述した光磁
気ディスク装置のスキュー抑制部材23と同様に構成さ
れる。すなわち、摩擦抵抗の小さい合成樹脂材により形
成されるスライドプレート52を片持板ばね53の自由
端部に取付けて構成されており、このスキュー抑制部材
51はシャーシ41に片持板ばね53の基端部において
固定してスライドプレート52をターンテーブル35上
にチャッキングされる光ディスクDL のたわみ側である
外周部の下面側に対応するように配置されている。
【0042】このように、光ディスク装置にスキュー抑
制部材51を配設することにより、光ディスクDL をタ
ーンテーブル35上にチャッキングした状態で生じる光
ディスクDL のたわみによるスキューが抑制される。す
なわち、光磁気ディスク装置のようにオーバライトヘッ
ドを構成する磁気ヘッド装置を備えていないが、レーザ
ーディスクのように大径の光ディスクDL を用いる光デ
ィスク装置においては、大径光ディスクDL をターンテ
ーブル35上に載置チャッキングすると、光ディスクD
L はターンテーブル35に対して径が極めて大きく、そ
のため自重により外周側が大きくたわむことになる。こ
の光ディスクDL のたわみに対してスキューが発生する
ことになるが、この光ディスクDL のたわみ側である外
周部の下面側にスキュー抑制部材51のスライドプレー
ト52が対応することにより、このスライドプレート5
2とディスク面との間に動圧が発生し、このため光ディ
スクDL のたわみが抑制され、このたわみに対して発生
するスキューが抑制される。
【0043】従って、光ディスクDL はスキューが抑制
されることにより光学ピックアップ装置31からのレー
ザビームが光ビーム照射部面に垂直に入射して反射し、
コマ収差が低減され、記録されている情報信号の読み出
し再生が確実に行われる。
【0044】また、スキュー抑制部材51をスライドプ
レート52がターンテーブル35に載置チャッキングさ
れた光ディスクDL の外周部のディスク面に直接摺接さ
れるように配設した場合においても光ディスクDL の自
重によるたわみが抑制されて、スキューが抑制され、記
録されている情報信号の読み出し再生を正確に行なえる
ことになる。
【0045】このように、スキュー抑制部材51をスラ
イドプレート52が光ディスクDに直接摺接するよう
に配設する構成においては、スライドプレート52は摩
擦抵抗が小さく滑性が良好な材料、例えばナイロンによ
り形成することが望ましく、また、光ディスクD
対しては、信号記録面に対応しないディスク面の最外周
部において摺接するように配設することになる。
【0046】なお、このスキュー抑制部材51は、スラ
イドプレート52が回転駆動される光ディスクDL に対
し、浮上状態で対応させる場合、また直接摺接させる場
合においても、配設する位置は、ターンテーブル35側
のディスク面に対応する位置に限ることなく、反対側の
ディスク面、すなわち、光ディスク装置の使用状態によ
り光ディスクDL にたわみが生じる側のディスク面に対
応して配設することになる。
【0047】また、このスキュー抑制部材51は、シャ
ーシ41以外の部材、すなわち、シャーシ41を保持す
る枠体側、また、光ディスク装置の筐体側に取付けるこ
とができる。
【0048】以上、本発明の実施の形態例について説明
したが、本発明はこれ等の例に限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるも
のである。
【0049】例えば、光磁気ディスク装置及び光ディス
ク装置の光学ピックアップ装置、光磁気ディスク装置の
磁気ヘッド装置は、図示のものに限定されるものではな
く、各種の形態のものを使用できるものである。
【0050】また、スキュー抑制部材のスライドプレー
トを支持する支持部材としては、片持板ばねに限るもの
ではなく、コイル状ばね、線状ばね等のばね部材の他、
例えばゴム材等のスライドプレートを所要の弾性をもっ
て支持できるものであればよい。なお、本発明は、ディ
スク厚が比較的小の光学ディスク状記録媒体を使用する
各種の光学ディスク装置に適用できるものである。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る光学ディス
ク装置においては、回転駆動される光学ディスクのディ
スク面に対応して光ビーム照射部面の傾きを抑制するス
キュー抑制部材を配設したことにより、電気的にスキュ
ー補正するスキューサーボ機構を備えたり、光学ピック
アップ装置を機械的にスキュー補正するスキュー補正装
置を備えることなく、光学ディスクのスキュー抑制を効
果的に行うことができ、情報信号を正確に記録及び/又
は再生することができて信頼性が著しく向上する。
【0052】また、スキューサーボ機構、スキュー補正
装置を用いることなく、構成が簡単なスキュー抑制部材
を用いるだけであるからコスト的にも極めて有利にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例の光磁気ディスク装置の
要部の一部分離した斜視図である。
【図2】図1に示す光磁気ディスク装置の一部分の側面
図である。
【図3】本発明を適用した一例の光ディスク装置の平面
図である。
【図4】図3に示す光ディスク装置の側面図である。
【符号の説明】
1 光学ピックアップ装置、3 磁気ヘッド装置、4
スピンドルモータ、5ターンテーブル、7 スライドベ
ース、8 対物レンズ、11 ヘッドスライダ、13
片持板ばね、23 スキュー抑制部材、24 スライド
プレート、25 片持板ばね、DM 光磁気ディスク、
31 光学ピックアップ装置、32移動装置、34 ス
ピンドルモータ、35 ターンテーブル、38 対物レ
ンズ、51 スキュー抑制部材、52 スライドプレー
ト、53 片持板ばね、D光ディスク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学ディスクを支持し回転駆動する回転
    駆動機構と、回転駆動される上記光学ディスクの記録面
    に光ビームを照射して情報信号を記録及び/又は再生す
    る光学ピックアップ装置を備えて成る光学ディスク装置
    であって、 上記回転駆動機構に支持される上記光学ディスクの少な
    くとも一方のディスク面に対応して上記光ビーム照射部
    面の傾きを抑制するスキュー抑制部材を配置したことを
    特徴とする光学ディスク装置。
  2. 【請求項2】 上記光学ディスクは、光磁気ディスクで
    あって、上記光学ピックアップ装置に上記光磁気ディス
    クを挟んで対向して磁界発生用ヘッドを配し、上記光磁
    気ディスクの上記磁界発生用ヘッドが対応するディスク
    面と反対側のディスク面に対応して上記スキュー抑制部
    材を配設したことを特徴とする請求項1に記載の光学デ
    ィスク装置。
  3. 【請求項3】 上記スキュー抑制部材は、上記磁界発生
    用ヘッドとほぼ等しい形状に形成され、上記光磁気ディ
    スクと上記磁界発生用ヘッドとの間に発生する動圧とほ
    ぼ等しい動圧が上記光磁気ディスクとの間に発生される
    ように配設されていることを特徴とする請求項2に記載
    の光学ディスク装置。
  4. 【請求項4】 上記光学ディスクは、光ディスクであっ
    て、上記スキュー抑制部材を摺動性の良い材料で形成
    し、上記光ディスクに上記回転駆動機構に支持された状
    態で自重によりたわむ側のディスク面において摺接する
    ように配設したことを特徴とする請求項1に記載の光学
    ディスク装置。
  5. 【請求項5】 上記スキュー抑制部材は、上記光ディス
    クの外周側の記録面から離れた部面に摺接するようにし
    たことを特徴とする請求項4に記載の光学ディスク装
    置。
  6. 【請求項6】 上記スキュー抑制部材は、上記光ディス
    クの外周面部に上記回転駆動機構の支持面とほぼ同一面
    において摺接されるように配設したことを特徴とする請
    求項4に記載の光学ディスク装置。
JP10477597A 1997-04-22 1997-04-22 光学ディスク装置 Pending JPH10302386A (ja)

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