JPH10301919A - データ処理装置 - Google Patents
データ処理装置Info
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- JPH10301919A JPH10301919A JP10701397A JP10701397A JPH10301919A JP H10301919 A JPH10301919 A JP H10301919A JP 10701397 A JP10701397 A JP 10701397A JP 10701397 A JP10701397 A JP 10701397A JP H10301919 A JPH10301919 A JP H10301919A
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Abstract
キャンセルすることにより実行するデータ処理装置にお
いて、演算時間を短縮する。 【解決手段】平滑化すべき周期性を有するデータ列の極
大値及び極小値を抽出して縮小化されたデータ列とし、
この縮小化されたデータ列における連続する複数の値か
ら移動平均値を求める。
Description
し、特に周期性を有するデータを平滑化するためのデー
タ処理装置に関するものである。
の時刻暦波形が発生する。図6はこの時刻暦波形を示し
たもので、この時刻暦波形を振動解析する手法の一つで
あるSEA法では解析対象となる構造物の損失率(ダン
ピング=振動の減衰率)を求める必要がある。
法としては、横軸の時間に対して縦軸の2乗振動速度を
対数表示したときのグラフの傾きを示す回帰直線Rを求
め、この回帰直線Rの傾きから損失率を求める方法が知
られている。
た時刻暦データが60dBだけ減少する時間(T60)を
求め、その値(T60)から、2.20/(T60・ωc)
で減衰率(損失率)を求めることになる。なお、ωcは
使用するデータの周波数を示している。
時刻暦波形の場合、データが大小を繰り返しながら次第
に減衰して行くのが普通であり、この生データの状態か
らでは時間(T60)を求めることが難しく、従って直接
回帰直線Rの傾きを求めることは困難である。
法を用いてデータ系列の回帰直線Rを求め、その回帰直
線Rから傾きを求めるようにしている。
減衰する前にデータがノイズに埋もれてしまうため、上
記の回帰直線Rの傾きから減衰時間T60を推定すること
になる。
線y=ax+bと、実際のデータ(x1,y1)との残差
2乗和Σ(y1−ax1−b)2 を最小にするような定数
a,bを求める必要がある。
アルゴリズムが複雑となり簡単に回帰直線Rの傾きを求
めることが難しい。
容易でないことから、特開昭64─1909号公報に示
すように、最小2乗法の代わりに平均値(及びその標準
偏差)を用いることにより、周期性を有する振動データ
の範囲を含むように平滑化を行っている。
昭64−1909号公報においては平均幅を周期成分に
合わせて設定することにより周期性をキャンセルするも
のであり、このために平均値による平滑化を行う際に1
周期に相当する幅で平滑化を行っており、この幅を決定
するために適応型デジタルフィルタを用いていた。
演算を行う必要があり、演算に時間がかかるという問題
があった。
平滑化をその周期性をキャンセルすることにより実行す
るデータ処理装置において、演算時間を短縮することを
目的とする。
め、本発明に係るデータ処理装置は、周期性を有するデ
ータを入力する入力装置と、演算プログラムを格納した
メモリと、該演算プログラムに基づき該データの極大値
及び極小値を抽出し該極大値及び極小値の連続する複数
の値から移動平均値を求める演算装置と、該演算装置で
求められた移動平均値を出力する出力装置と、を備えた
ことを特徴としている。
含むデータ個数について移動平均値を求めることがで
き、また、該極大値及び極小値の連続する3つの値から
移動平均値を求めることができる。
いて説明する。本発明では、まず、図1に示すように平
滑化すべきデータ列d1,d2,d3,・・・,d14の極大値
及び極小値のみを抽出する。
た、すなわち間引きされた新たなデータ列d1 ' ,d2 ' ,d
3 ' ,...を作り出す。
d1,d2 '=d4,d3 '=d7,d4 '=d 10,d5 '=d14,・・
・となる。
て、連続する複数のデータを用いて移動平均値を求め
る。周期性を排除できる最小のデータ個数である3つの
データを用いる場合の移動平均値は、図2の例では、次
式のようにして求める。 dm1=(d1 '+d2 '+d3 ')/3 ・・・式(1) dm2=(d2 '+d3 '+d4 ')/3 ・・・式(2) dm3=(d3 '+d4 '+d5 ')/3 ・・・式(3) ・・・・・・・
して求めて行くだけであるので、最小2乗法等に比べれ
ば演算が非常に簡単になる。
ータ列が必要であるかは、平滑化したデータに周期性が
残らないようにするため、入力データの周期をカバーす
るだけのデータ個数(図6に示した周期性範囲のデー
タ)を選んで加算平均する必要がある。
関わらず移動平均値を求めることにより周期性を簡易な
方法で、すなわち、短い演算時間でキャンセルし、以て
より良い平滑化を実現することが可能となる。
置の実施例を示したもので、図中、1は周期性データを
入力する入力装置を示し、2は演算プログラムを格納し
たメモリを示している。これらの入力装置1及びメモリ
2は演算装置3に接続されており、演算装置3での演算
結果としての移動平均値データは出力装置4に出力され
るようになっている。
演算装置3で実行される演算プログラムにおける縮小化
プログラムのフローチャートを示したものであり、以下
にこの縮小化の実施例について説明する。
れる周期性のデータ系列がdata(1),data(2),data
(3)...であるとし、縮小化されたデータ系列をそれぞれ
conv(1),conv(2),conv(3)...とする。また、最初のステ
ップS1において、i=1,n=1とする。
の乗算値の極性が下記の式に示すように変化すれば、そ
の時のdata(n+1)が極値であると判断しデータを抜き出
すためのステップS2を実行する。
は乗算値が正となるが、式(6) の乗算値は負となり極性
が変化していることを示しているので、この時のdata
(4)を極値(極大値又は極小値)として抜き出し、縮小
化されたデータ系列conv(i)=data(n+1)とし、iを
“1”だけインクリメントし(ステップS2)、nをや
はり“1”だけインクリメントした後(ステップS
4)、iが所定の終値であるか否かを判定し(ステップ
S5)、iが終値になっていればデータの縮小化を終了
する。
処理装置によれば、平滑化すべき周期性を有するデータ
列の極大値及び極小値を抽出して縮小化されたデータ列
とし、この縮小化されたデータ列における連続する複数
の値から移動平均値を求めるように構成したので、適応
型デジタルフィルタなどを用いることなく簡単な演算で
周期性を排除したデータの平滑化を実現することが可能
となる。
には、実際に平滑化すべき周期性を有する生データA
と、この生データBの前後3点を使って移動平均を取っ
て生成したデータBと、データAから縮小化されたデー
タの3点を使って移動平均を取って生成したデータCと
が示されている。
が取り除かれた波形に変換され、このデータBはさらに
データCにより一層周期性が取り除かれた波形になって
いることが分かる。
Cが生データAの傾きを最も良く示しており、このデー
タCは図6に示した回帰直線Rに相当するものであるこ
とが分かる。
ある。
ある。
ブロック図である。
タの縮小化の実施例を示したプログラムのフローチャー
ト図である。
行ったときのデータを示した波形図である。
タと回帰直線を示した波形図である。
Claims (3)
- 【請求項1】周期性を有するデータを入力する入力装置
と、演算プログラムを格納したメモリと、該演算プログ
ラムに基づき該データの極大値及び極小値を抽出し該極
大値及び極小値の連続する複数の値から移動平均値を求
める演算装置と、該演算装置で求められた移動平均値を
出力する出力装置と、を備えたことを特徴とするデータ
処理装置。 - 【請求項2】請求項1において、 該演算装置が、入力データの周期を含むデータ個数につ
いて移動平均値を求めることを特徴としたデータ処理装
置。 - 【請求項3】請求項1又は2において、 該演算装置が、該極大値及び極小値の連続する3つの値
から移動平均値を求めることを特徴としたデータ処理装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10701397A JP3785736B2 (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | データ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10701397A JP3785736B2 (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | データ処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10301919A true JPH10301919A (ja) | 1998-11-13 |
JP3785736B2 JP3785736B2 (ja) | 2006-06-14 |
Family
ID=14448299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10701397A Expired - Fee Related JP3785736B2 (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | データ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3785736B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019077546A (ja) * | 2017-10-26 | 2019-05-23 | フジテック株式会社 | エレベータ |
-
1997
- 1997-04-24 JP JP10701397A patent/JP3785736B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019077546A (ja) * | 2017-10-26 | 2019-05-23 | フジテック株式会社 | エレベータ |
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---|---|
JP3785736B2 (ja) | 2006-06-14 |
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