JPH10301873A - 通信システムで比較的大きなデータ・オブジェクトの伝送を制御するシステムと方法 - Google Patents

通信システムで比較的大きなデータ・オブジェクトの伝送を制御するシステムと方法

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JPH10301873A
JPH10301873A JP10027912A JP2791298A JPH10301873A JP H10301873 A JPH10301873 A JP H10301873A JP 10027912 A JP10027912 A JP 10027912A JP 2791298 A JP2791298 A JP 2791298A JP H10301873 A JPH10301873 A JP H10301873A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドメインまたはアプリケーション間での大容
量のデータ・オブジェクトの伝送に関して通信システム
のパフォーマンスを向上させる伝送制御のシステムと方
法を提供する。 【解決手段】 上記の伝送制御によって、データを含む
「コンテナ」の内容をあるドメインから別のドメインへ
移動し、結果的に大容量のデータ・オブジェクトをコピ
ーする代わりに、コンテナの所有権の移転を行うことに
よってドメイン間でのデータの移動を廃止する。トーク
ンが割り当てられ、共用するデータを含むバッファに関
連付けられる。トークンはアドレスではなく、データの
コピーを行わずにあるドメインから別のドメインへ転送
できるバッファの識別子である。バッファの元の要求元
であるドメインには一次トークンが割り当てられ、バッ
ファへのアクセスを要求する後続のドメインには二次ト
ークンが割り当てられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ通信に関
し、より詳細には通信システムにおけるデータの共用お
よびデータ伝送に関する。さらに詳細には、本発明は通
信システムの通信スタックにおけるアプリケーション・
プログラム間での比較的大量のデータの伝送を制御する
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】通信システムまたはネットワークは一般
に、相互作用し、ネットワーク上のコンピュータ(すな
わちノード)間でデータを伝送する一群のコンピュータ
またはコンピュータ・システムとして定義される。ノー
ドの機能は、最小のローカル処理能力を備えた端末から
高速ローカル処理能力のある複雑なマルチプロセッサに
までわたっている。ノードは、ネットワーク・インタフ
ェースがネットワーク規格またはアーキテクチャに準拠
していることを保証するのに必要な制御機能のセットを
含んでいる。これらの制御機能は機能に応じてセットに
まとめることができる。例えば、本発明の譲受人である
インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレ
イション(IBM)が開発したシステム・ネットワーク
体系(SNA)では、SNAはリンクなど現実のネット
ワーク・リソースの動作を制御する物理ユニット(P
U)と、アプリケーションなどの論理ソフトウェアに基
づくエンティティを制御する論理ユニット(LU)を定
義する。その他のネットワーク・アーキテクチャも同様
の機能グループを定義する。
【0003】ノードを相互接続する通信設備も、高速入
出力(I/O)チャネルから低速の2地点間電話回線ま
で多岐にわたる。例を示すと、通信機能を実施するため
の媒体にはサテライト・リンクや広帯域光ファイバが含
まれ得る。
【0004】図1について説明する。同図は、直接接続
環境での2つのノード、この例ではホスト・コンピュー
タを備えたアプリケーション間通信ネットワークのコン
ポーネントを示す高レベルのブロック図を10に示す。
この種のアプリケーション間通信ネットワークの図は
「エンド・ツー・エンド」図と呼ばれることがある。2
つのホスト・コンピュータはそれぞれ12と14に示し
てある。ホスト・コンピュータの例としては、本発明の
譲受人であるインターナショナル・ビジネス・マシーン
ズ・コーポレイション(IBM)が開発したIBM 3
90メインフレーム・コンピュータがある。各ホスト・
コンピュータはネットワークを介してデータを送信する
ための「アウトバウンド」側16と、ネットワーク送信
されたデータを受信するための「インバウンド」側18
を備える。さらに、20および22に示すようなアプリ
ケーションがホスト・コンピュータ上で実行される。ア
プリケーションがデータを処理し、データをネットワー
ク上の他のノードに送信するよう要求すると、送信すべ
きデータはアプリケーションが実行中のノードの通信ス
タック24および26で処理され、システム入出力(I
/O)インタフェース28経由で送信される。システム
I/Oインタフェース28はネットワークを介して送信
されるデータを受信するのを支援する働きをする。
【0005】また、本発明は、例えば図2の10'に示
すものと同様の通信ネットワーク環境にも適用できる。
図2の通信ネットワークでは、2つのホスト・コンピュ
ータを50と52に示す。図のホスト・コンピュータ5
0は、本発明による通信スタック内の比較的大きなデー
タ・オブジェクトを管理する能力を備える。コンピュー
タ54は、単に、ホスト・コンピュータ50で処理さ
れ、ネットワーク60を介して送信されるデータを経路
指定するためのネットワーク内ルータとして使用される
制御装置である。62に示すようなアプリケーションは
ホスト・コンピュータ50で実行される。アプリケーシ
ョンがデータを処理し、データをネットワークの他のノ
ードに送信するよう要求すると、送信すべきデータは通
信スタック64で処理される。
【0006】図1または図2に示すような通信システム
を介した通信は、ネットワーク・アーキテクチャで制御
することができる。図1または図2に示すような通信シ
ステムで実施されるネットワーク・アーキテクチャの1
つは、本発明の譲受人であるインターナショナル・ビジ
ネス・マシーンズ・コーポレイション(IBM)が開発
したシステム・ネットワーク体系(SNA)である。S
NAは、ユーザが通信システム上で自分の私用ネットワ
ークを構築できるようにするためのネットワーク・アー
キテクチャである。SNAネットワークは、マシンまた
はコンピュータ(すなわちノード)の集合体として定義
できる。SNAネットワークには、端末と、端末および
その他の周辺装置の挙動を監視する制御装置と、主中央
演算処理装置の作業を軽減し、データ通信に関連する処
理に割り込むフロントエンド・プロセッサと、主ホスト
・コンピュータなど、数種類のノードがある。SNAは
本来、ノードの接続方法と相互の通信方法を指定する。
さらに、システムはSNAを使って、異なった種類のワ
ークステーションまたは異なるアプリケーションへの通
信リンクを別々に設置する必要をなくし、プログラムと
装置の数を減らすことによってネットワーク・リソース
を共用することができる。
【0007】SNAネットワークにおける通信スタック
の機能は複数のレイヤに編成することができる。図3に
ついて説明する。同図は、SNA体系(通信スタック)
を実施する通信システムの所与のノードにおける階層レ
イヤを図示する1つの方法を全体的に100に示す。S
NA体系で動作する通信ネットワークの各ノードは、一
般に同じ階層ソフトウェア構造を有するため、ノード間
の通信が可能になる。図3では、これらの通信スタック
のレイヤは隣接するノードを物理的かつ電気的に接続し
てマシン間でビットを物理的に移送する物理制御レイヤ
102と、生ビット・ストリームからフレームを組み立
てて隣接ノード間でデータを伝送し、上位レイヤに透過
的な形で伝送エラーを検出して回復するデータリンク制
御レイヤ104と、送信元ノードと宛先ノードの間でデ
ータを経路指定し、ネットワーク内のデータ・トラフィ
ックを制御するパス制御レイヤ106(ネットワーク・
レイヤとも呼ばれる)と、トランスポート接続(すなわ
ちセッション)を生成し、管理し、削除する伝送制御レ
イヤ108(トランスポート・レイヤとも呼ばれる)を
含む。SNAレイヤはまた、セッションのエンド・ポイ
ント間のデータ・フローを同期させて2人のエンド・ユ
ーザ間に会話のためにセッションを確立して制御するデ
ータ・フロー制御レイヤ110(セッション・レイヤと
も呼ばれる)と、データを異なる表示メディア用にフォ
ーマットし、リソースの共用を調整するプレゼンテーシ
ョン・サービス・レイヤ112と、分散データベース・
アクセスや文書交換などのアプリケーション・サービス
を提供するトランザクション・サービス・レイヤ114
と、最後に、2人のエンド・ユーザ間の会話自体に関係
するネットワーク・ユーザまたはアプリケーション・レ
イヤ116を含む。
【0008】物理制御レイヤ102、データ・リンク制
御レイヤ104、パス制御レイヤ106、および伝送制
御レイヤ108は、開放型システム間相互接続参照モデ
ル(OSI)に関係するため、SNAモデルの「下位」
レイヤ120と呼ばれることがある。データ・フロー制
御レイヤ110、プレゼンテーション・サービス・レイ
ヤ112、トランザクション・サービス・レイヤ114
は、アーキテクチャの「上位」レイヤ122と呼ばれる
ことがある。結論として、上位レイヤ122と下位レイ
ヤ120の組み合わせを通信スタック124と考えるこ
とができる。
【0009】ホスト・プロセッサに常駐するアクセス方
式は、SNAネットワークの制御のソースを提供する。
そうしたアクセス方式の1つは、アプリケーション・プ
ログラムとホスト・プロセッサとその他のSNAネット
ワークのリソースの間のインタフェースを提供する仮想
通信アクセス方式(VTAM)がある。本質的にVTA
Mは、同一または異なるSNAノード内の端末とアプリ
ケーション・プログラムの間およびアプリケーション間
の通信を制御するプログラムである。VTAMアプリケ
ーション・プログラムとホストとネットワーク端末の間
の通信は一般的にVTAMを用いてのみ行われる。VT
AMはまた、ネットワークのパフォーマンスを監視し、
潜在的な問題のある場所を切り分け、ネットワーク障害
からの回復を支援する。VTAMは多重仮想記憶(MV
S)、仮想計算機/システム・プロダクト(VM/S
P)、拡張仮想記憶(VSE)オペレーティング・シス
テムなどの仮想オペレーティング・システムの制御下で
動作する。MVS環境で動作する場合、VTAMは独立
したSNAネットワーク相互の通信を可能にする。
【0010】VTAMアプリケーション・プログラムは
他のすべてのプログラムと同様、オペレーティング・シ
ステムの制御下で動作する。ただし、VTAMアプリケ
ーション・プログラムはネットワーク内の端末または他
のアプリケーションと通信する前にVTAMに接続され
るのが通例である。VTAMアプリケーション・プログ
ラムはVTAMマクロ命令を使って端末と通信する。プ
ログラムがネットワークの編成を認識していなくとも、
ネットワーク内のどの位置でも、ホスト・プロセッサ内
のアプリケーション・プログラムを使うことができる。
VTAMの主要な機能は、ネットワークの起動および停
止と、ネットワーク構成の動的変更と、ネットワーク・
リソースの割振りと、入出力処理の制御である。
【0011】図4について説明する。同図に、VTAM
206とTVAMアプリケーション・プログラム204
を格納したホスト・コンピュータ202を含む、VTA
M下で動作する通信システム200の主要コンポーネン
トを示す。ホスト・コンピュータ202は二次記憶装置
(補助記憶装置)208と遠隔通信ネットワーク210
に接続される。遠隔通信ネットワーク210は、SNA
端末環境212と、ローカル3270、BSC、スター
ト・ストップ端末環境214に分割できる。特に、ホス
ト・コンピュータは、ローカル3790端末216やロ
ーカル3270端末218などのローカル端末とローカ
ル・コンピュータに接続される。さらに、VTAMは、
NCPとも呼ばれるローカル通信制御装置220に接続
され、NCPはリモート通信制御装置222、交換回線
上の端末224、および非交換回線上の端末226に接
続される。
【0012】SNAネットワーク体系とVTAMは、
「Systems Network Architecture」、Concepts and Pro
ducts、IBM、GC30-3072-3、「VTAM Concepts」、Indepe
ndentStudy Program、IBM、1982、ならびにタネンバウ
ム(Tanenbaum)著「ComputerNetworks」、Prentice Ha
ll, Inc.(第2版、1988年)と題する教科書の第1
章に詳述されている。VTAMはまた米国特許第458
6134号「ComputerNetwork Systems and Its Use fo
r Information Unit Transmission」と、米国特許第5
027269号「Method and Apparatus for Providing
Continuous Availability of Applications in a Comp
uter Network」にも詳述されている。
【0013】大半の通信システムにおけるデータ移動
は、システムの効率に重大な影響を与える。データ伝送
の回数と頻度が増えるにつれ、メモリ・バスや中央演算
処理装置などプロセッサのコンポーネントの利用度が著
しく増大する。コンポーネントの使用効率が悪いためそ
のコンポーネントの利用度が限界に達する場合、通信シ
ステムでサポートされる全スループットには、厳しい限
界があるおそれがある。
【0014】データ伝送がシステム・パフォーマンスに
与える影響にもかかわらず、最近ではますます大きなオ
ブジェクトを伝送するという傾向が強い。マルチメディ
ア、画像、および大型ファイルのアプリケーション処理
の場合に特にそうである。マルチメディア・アプリケー
ションでは、大きなデータ・オブジェクトが同報通信さ
れ、その結果として何度も複製される。複製の回数が多
くなると、データのコピーの作成が何回も必要となり、
したがって一般に通信スタックにおいて記憶装置の所有
権を有するドメイン間でデータを何回も移動することが
必要となる。その結果、データを何回も移動することで
通信ネットワークのパフォーマンスが重大な影響を受け
る。大きなデータ・オブジェクトを処理し、伝送するマ
ルチメディア・アプリケーションなどのアプリケーショ
ンで通信システムのパフォーマンスを向上させるには、
同じノード上のドメイン間のデータ転送実行パスでのデ
ータ移動をなくするか、少なくとも大幅に削減する必要
がある。この結果、記憶装置の所有権、リソース共用、
ヘッダ管理を含めて通信プロトコルの実施におけるいく
つかの問題が提起される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
一目的は、通信システムのパフォーマンスを向上させる
ため、通信システム内における比較的大きなデータ・オ
ブジェクトの伝送を制御するための方法、システム、お
よびコンピュータ・プログラム製品を提供することであ
る。
【0016】本発明の別の目的は、ドメイン間での比較
的小さなデータ・オブジェクトを伝送するためにのみパ
フォーマンスが最適化されている通信システムのドメイ
ン間で、大きなデータ・オブジェクトを伝送するための
方法、システム、およびコンピュータ・プログラム製品
を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記その他の目的は、本
発明によれば、ドメイン間での大きなデータ・オブジェ
クト転送に関する通信システムのパフォーマンスを向上
させるシステムによって実現される。本発明は実質上I
BM SNA体系およびVTAMアクセス方式に基づく
環境において記述する。SNA体系環境では、SNAネ
ットワークの各レイヤ102〜116は、図5の10
0'に全体的に示す本発明のトークン化共用記憶マネジ
ャ130と直接通信を行う。ただし、本発明は、これに
限らずドメイン間での比較的小さなデータ・オブジェク
トの効率的な伝送のみを可能とするすべての種類のネッ
トワークに適用できる。
【0018】ドメイン間でのデータ転送は、ドメイン間
でのデータ転送をサポートする「コンテナ」を提供する
ことによって達成される。ドメイン間でのデータ移動を
削減または解消するため、本発明は、あるドメインのコ
ンテナから他のドメインの別のコンテナへコンテナの内
容を移動するのではなく、「コンテナ」の所有権を移転
することを対象とする。本発明は、あるドメインから次
のドメインへデータを転送する場合、データは定義され
たインタフェースを使ってドメイン間でやり取り渡さ
れ、データの移動またはコピーが廃止できるならパフォ
ーマンスを向上させることができるとの理解に立脚して
いる。
【0019】このように、本発明による伝送制御によっ
て、従来ドメイン間で比較的小さなデータ・オブジェク
トしか効率的に伝送できなかった通信システムにおい
て、ドメイン間での比較的大きなデータ・オブジェクト
の伝送を制御することができる。本発明による伝送制御
は、比較的大きなデータ・オブジェクトを記憶するバッ
ファと、通信システムにおいてデータ処理が可能なアプ
リケーションを表すドメインと、前記通信システム内に
記憶された比較的大きなデータ・オブジェクトを有する
第1のバッファの所有権を第1のドメインに割り当て、
比較的大きなデータ・オブジェクトを移動せずに(すな
わち、バッファの内容を移動せずに)、前記通信システ
ム内に記憶された比較的大きなデータ・オブジェクトを
有する第1のバッファの所有権を第1のドメインから第
2のドメインへ移転するための所有権制御手段とを含
む。
【0020】所有権制御装置は、第1のバッファを表す
一次トークンと、第1のバッファの第1の論理ビューを
表す二次トークンを含む。本発明によるシステムは、第
1のバッファを第1のドメインに一意に関連付け、第1
の二次トークンを第1の一次トークンで識別される第1
のバッファに一意に関連付け、第1の二次トークンを第
2のドメインに関連付ける記憶マネジャも含む。
【0021】伝送制御システムはまた、第1のバッファ
の第2の論理ビューを表す第2の二次トークンを含む。
記憶マネジャは、第2の二次トークンを第1の一次トー
クンで識別される第1のバッファに関連付け、第2の二
次トークンを第3のドメインに関連付けて、物理的にデ
ータを移動せずに(すなわち、バッファの内容を第2の
ドメインから第3のドメインへ物理的に移動せずに)、
第1のバッファに記憶されている比較的大きなデータ・
オブジェクトを第2のドメインから第3のドメインへ渡
すことを可能にする。
【0022】トークンを使って、バッファ・プールの各
バッファが表される。トークンはバッファの物理アドレ
スではなく、バッファの識別である。このため、アプリ
ケーション・プログラムまたはドメインがバッファを要
求するか、あるいはバッファを参照するとき、アプリケ
ーション・プログラム、またはドメイン、さらに記憶マ
ネジャからも物理アドレスでなくトークンによってバッ
ファを参照することができる。言い換えると、バッファ
に「タッチする」(すなわち、バッファの内容を読み取
り、バッファにデータを書き込む)必要がないとき、バ
ッファを参照するためにトークンが使用される。トーク
ンはどのドメインがバッファの現在の所有者であるかを
判断するための基準となる。バッファに関連する一次ま
たは二次トークンのいずれかを有する各ドメインによる
処理が完了するたびに、バッファは解放されまたは再び
割り振られ、バッファ・プールへ戻される。
【0023】代替実施形態においては、バッファに関連
する一次または二次トークンのいずれかを有するすべて
のドメインによるバッファの処理が完了すると、バッフ
ァの所有権は元の所有者に返される。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明を好ましい実施形態を示し
た添付の図面を参照しながら以下により詳細に説明す
る。ただし、本発明は多くの異なる形式で具体化するこ
とができ、本明細書に記載された実施形態に限定される
と解釈してはならない。むしろ、本実施形態を記載した
目的は、本開示にもれがなく、当業者に本発明の範囲を
伝えることである。明細書では図中の番号をそのまま使
用している。
【0025】図6について説明する。同図は、トークン
と、記憶マネジャ構造と、バッファの関係を示すブロッ
ク図である。バッファ1〜12 300a〜300l
は、アプリケーション・プログラムまたはドメインが使
うデータを記憶するコンテナである。これらのバッファ
が特定のドメインによって所有されていない場合、バッ
ファは使用可能バッファ・プールにある。図6の例で
は、バッファ13〜16300m〜300pは、使用可
能バッファ・プールにある。これらのバッファの記憶容
量は32Kまたは60Kバイトという異なったサイズで
ある。ドメインは、バッファの要求時に、特定のサイズ
のバッファを要求できる。バッファの種別とサイズはデ
ータの共用の方式と必要なアクセス方法に基づいて要求
元ドメインが選択する。
【0026】記憶マネジャ130は使用可能バッファ・
プールからバッファにトークン化マッピングを行い、要
求されたサイズのバッファを指定する。トークンはバッ
ファ・プール内のバッファを表す。トークンを導入する
ことによって、バッファが要求された場合にトークンが
返送され、この結果としてドメインがバッファ・アドレ
ス解決を必要とする実際のバッファへの「タッチ」なし
に処理中にトークンを参照できる。バッファからのデー
タの読取りまたはバッファへのデータの書込みをバッフ
ァへの「タッチ」と呼ぶ。これ以外の場合、すなわち、
バッファに関してデータの読取り/書込みが行われてい
ない場合には、本発明はバッファへの「タッチ」を回避
し、トークンを使ってバッファを参照する。トークンを
使って通信スタックのドメイン間でデータを渡す場合に
バッファを参照し、バッファの内容ではなくバッファの
所有権を渡すことができる。この結果、ドメイン間でデ
ータを渡す場合に必要なデータのコピーは不要となる。
したがって、ドメインおよび記憶マネジャは、アドレス
の分解が必要な記憶域に実際に「触れる」ことなくバッ
ファを参照することができる。
【0027】記憶マネジャは各トークンの構造を指定す
る。記憶マネジャ構造はバッファ・アドレスに関する情
報と、バッファ長と、記憶装置の所有者と、バッファが
空き状態であるか(すなわち、バッファが使用可能バッ
ファ・プールにあるかどうか)、またはトークンを割り
当てられているかどうかに関する表示を含む。それぞれ
の一次トークンと二次トークンに関して記憶マネジャ構
造が個別に指定されている。バッファに関する記憶マネ
ジャ構造は構造テーブルとして表示できる。したがっ
て、ドメインおよび記憶マネジャは、アドレスの分解の
必要な記憶装置への実際のタッチなしに、バッファを参
照することができる。
【0028】トークンそれ自体はアドレス、または2つ
の他のトークンの組み合わせ、またはアドレス以外の、
バッファ参照用の他の識別子である。トークンを使え
ば、記憶マネジャは制御構造を使ってバッファ・アドレ
スを解決することができる。上記のように、制御構造は
重要な情報としてバッファ・アドレスを記憶している。
さらに、複数のトークンから1つのバッファを指すこと
ができる。この結果、各トークンが記憶マネジャ構造で
一意に識別されるので、複数の記憶マネジャ構造から1
つのバッファを指すことができる。
【0029】再度図6を参照しながらバッファの所有権
の例について説明する。図6の302に示すアプリケー
ション1(「Appl 1」)は、Appl 1で処理
中のデータを記憶をバッファに要求している。図6の例
では、Appl 1はトークン1 304とトークン3
306をそれぞれ割り当てられた2つのバッファを備
える。トークン1は記憶マネジャ構造310、特にトー
クン1が識別するバッファの記憶マネジャ構造である記
憶マネジャ構造310aを参照する。図6に示す例で
は、記憶マネジャ構造310aはバッファ1 300a
を指すアドレスと、バッファ1 300aの長さと、バ
ッファ1 300aの所有者の識別を含むさまざまな記
憶管理情報を含む。
【0030】アプリケーション2(「Appl 2」)
は、312にAppl 2に私設の専用アドレス空間を
備える。この空間はAppl 2が使用するトークンを
保守して所有するバッファを参照する。この例では、A
ppl 2はトークン7 314とトークン10 31
6を備える。最後に、VTAMは、VTAMに関連し、
いかなるアプリケーションからアクセスできない私設ア
ドレス空間を備える。
【0031】図6ないし図13は、本発明による方法、
システム、プログラム・プロダクトのブロック図、流れ
図および制御流れ図である。ブロック図、流れ図および
制御流れ図の各ブロックまたはステップ、ならびにブロ
ック図、流れ図、および制御流れ図のブロックの組み合
わせをコンピュータ・プログラム命令で実施することが
できる。これらのコンピュータ・プログラム命令をコン
ピュータまたは他のプログラマブル装置にロードして、
コンピュータまたは他のプログラマブル装置で実行され
る命令が、ブロック図、流れ図、または制御流れ図の1
つまたは複数のブロックまたはステップで指定した機能
を実施する手段を作成するマシンを製造することができ
る。また、これらのコンピュータ・プログラムを、コン
ピュータまたはその他のプログラマブル装置を特定の方
法で動作させるコンピュータ可読メモリに記憶させ、コ
ンピュータ可読メモリに記憶させた命令で、ブロック
図、流れ図、または制御流れ図の1つまたは複数のブロ
ックまたはステップで指定した機能を実施する手段を含
む製品を製造することができる。また、コンピュータ可
読命令をコンピュータまたはその他のプログラマブル装
置にロードして一連の動作ステップをコンピュータまた
はその他のプログラマブル装置で実行させて、コンピュ
ータまたはその他のプログラマブル装置で実行される命
令がブロック図、流れ図、または制御流れ図の1つまた
は複数のブロックまたはステップで指定した機能を実施
するステップを提供するようなコンピュータ実施処理を
作成することができる。
【0032】以上のように、ブロック図、流れ図、また
は制御流れ図のブロックまたはステップは、特定の機能
を実行する命令の組み合わせと、特定の機能を実行する
ステップの組み合わせと、特定の機能を実行するプログ
ラム命令手段に対応する。ブロック図、流れ図、または
制御流れ図の各ブロックまたは各ステップと、ブロック
図、流れ図、または制御流れ図のブロックまたはステッ
プの組み合わせを、特定の機能またはステップ、または
特定用途のハードウェアとコンピュータ命令を実行する
特定用途のハードウェアベース・コンピュータ・システ
ムによって実施することができる。
【0033】図7について説明する。同図に、1つのノ
ードの通信スタックのアプリケーションまたはドメイン
間でトークンを使ってバッファを共用してデータ伝送を
制御するための本発明の動作のブロック図を示す。図7
の例では、アプリケーション1(「Appl 1」)と
アプリケーション2(「Appl 2」)はステップ1
で「インバウンド・データ」として表示されているAp
pl 1とAppl2が使用する、ノードで受信したデ
ータを備える。「インバウンド・データ」とは、ネット
ワークの他のノードから受信したデータを指す。図7で
は、ステップ2でインバウンド・データは共用バッファ
に読み込まれ、トークン1を割り当てられる。次に、ス
テップ3で共用バッファの新しいトークン(すなわち、
論理イメージ)が作成され、Appl 1とAppl
2にキューイングされる。通信スタックは図7の350
に示されている。通信スタックはトークン1AをApp
l 1に、トークン1をAppl 2に割り当てた記憶
マネジャを含む。
【0034】Appl 1は次にステップ4でトークン
1Aが識別したバッファに記憶されたデータを処理し、
データ処理を完了すると、データの論理イメージを解放
する(すなわち、データ処理が完了するとトークンを解
放する)。共用バッファの所有権はAppl 2に移転
する。共用バッファはトークン1を使ってAppl2に
参照される。Appl 2は、ステップ5で、トークン
1が参照するデータを処理し、トークン1が参照するデ
ータの処理が完了すると、共用バッファのデータの論理
イメージを解放する。ステップ6で、データの論理イメ
ージの解放が完了すると(共用バッファに関連するトー
クンはもう存在しない)、記憶マネジャはバッファを使
用可能バッファ・プールへ返す。
【0035】図8について説明する。同図に、トークン
を使ってバッファを共用し、ドメイン間でデータ伝送を
制御するための通信スタック制御に関する動作のブロッ
ク図を示す。図8は、同じバッファに一次トークンとし
てマップされる二次トークンを作成する機能を提供して
複数のドメイン間でバッファを共用する能力の概要を示
している。各トークンはバッファの論理ビューを示し、
同じバッファを表す他のトークンとは無関係にバッファ
の論理ビューを表す。記憶マネジャは各バッファと各バ
ッファが所有するドメインの論理ビューの数を監視す
る。これによって各ドメインはバッファ内のデータを使
用し、処理が終了すると論理ビューを表すトークンを解
放することができる。共用バッファは、共用バッファの
論理ビューを表すすべてのトークンが解放されるまでは
再び割当て(すなわち、使用可能バッファ・プールへ戻
されること)ができないものとみなされる。この結果、
本発明によって、通信システムのノードで受信されてバ
ッファに記憶されるデータは、バッファから各アプリケ
ーションに固有の記憶領域へデータを移動することなし
に、データの受信側アプリケーションへ渡される。バッ
ファに含まれるデータをあるアプリケーションまたはド
メインから2番目のアプリケーションまたはドメインへ
渡すには、データのコピーを多数作成する代わりに、デ
ータとバッファの新しいトークン(すなわち、論理イメ
ージ)を作成する必要がある。
【0036】図8の400で通信スタックは処理を開始
する。その後、402で通信スタックは記憶マネジャに
共用メモリ・バッファを要求する。404で、記憶マネ
ジャは通信スタックによる共用バッファ要求を処理し、
使用可能バッファ・プールから関連する一次トークンを
使って通信スタックへ返す。次に406で通信スタック
は入出力(I/O)装置からデータを共用バッファへ読
み込む。入出力(I/O)装置からデータを共用バッフ
ァへ読み込むステップ406は図7のステップ2に対応
する。
【0037】さらに図8について説明する。408で通
信スタックは共用バッファ内のメッセージ数が2以上か
を判定する。共用バッファ内のメッセージ数が2以上の
場合、410で通信スタックは記憶マネジャに二次トー
クンを要求する。412で、記憶マネジャは、通信スタ
ックからの要求に応えて論理イメージを作成し、二次ト
ークンを通信スタックへ返す。次に414で通信スタッ
クはデータに二次トークンを付けてアプリケーション・
インバウンド・ハンドラ・ルーチンへデータを送信して
データの処理を依頼する。
【0038】408で共用メモリ・バッファの数が1以
下(共用メモリ・バッファには1つしかメッセージがな
い)と判定された場合、制御は414へ渡され、通信ス
タックはデータに一次トークンを付けて、図9に関して
後述するインバウンド・データ・ハンドラ・ルーチンへ
送信する。
【0039】図8の流れ図のステップ408、410、
412、414は図7のブロック図のステップ3に対応
する。
【0040】この後、通信スタックは416で共用バッ
ファに残されたメッセージがないか判定する。共用バッ
ファに残されたメッセージがあると判定すると、制御は
408へ返され、共用バッファに残されたメッセージの
数を判定する。416で通信スタックが共用バッファに
残されたメッセージがないと判定すると、制御は402
に返され、通信スタックは記憶マネジャに共用メモリ・
バッファを要求する。
【0041】図9について説明する。同図は、トークン
を使って大きなデータ・オブジェクトを処理するアプリ
ケーションのインバウンド・データ・ハンドラの動作を
説明する流れ図である。アプリケーションの実行は、図
8の414でアプリケーションのインバウンド・データ
・ハンドラへ共用メモリ・バッファのトークンを送信し
た結果として開始される。500でトークンを使ったア
プリケーションのインバウンド・データ・ハンドラによ
る大きなデータ・オブジェクトの処理が開始する。開始
時に、502でアプリケーションは通信スタックにより
共用メモリ・バッファに記憶されているインバウンド・
データのポーリングを行う。504でアプリケーション
は共用メモリ・バッファ内のデータを処理し、506で
トークンをパラメータとして記憶マネジャへ渡すことに
よって共用メモリ・バッファの所有権を記憶マネジャへ
返す。504と506のアプリケーションのインバウン
ド・データ・マネジャ・ルーチンは図7のステップ4と
5に対応する。
【0042】次に508で記憶マネジャは未解決バッフ
ァ・トークンの数を1つカウントダウンする。その後、
510で記憶マネジャは未解決バッファ・トークンの数
がゼロかどうか判定する。記憶マネジャが未解決バッフ
ァ・トークンの数がゼロと判定した場合、512で記憶
マネジャは共用メモリ・バッファを使用可能バッファ・
プールへ返し、502でアプリケーションはインバウン
ド・データのポーリングを続行する。510で記憶マネ
ジャが未解決バッファ・トークンの数がゼロ以外と判定
した場合、502でアプリケーションはインバウンド・
データのポーリングを続行するだけである。図9の流れ
図のステップ508〜512は図7のステップ6に対応
する。
【0043】別の方法として、記憶マネジャは、使用可
能バッファ・プールへバッファを返す代わりに元の要求
側へバッファの所有権を返すこともできる。これは、す
べての後続のユーザ(すなわち、他のすべてのアプリケ
ーションまたはドメイン)によって解放された場合にバ
ッファを返す空きルーチンを元の要求側が指定すること
で達成される。記憶マネジャは元の所有者を追跡し、バ
ッファがドメインからドメインへ渡されるとすべての後
続の所有権が変更される。バッファが最終の受入側ドメ
インによって解放されると、記憶マネジャはバッファの
所有権を元の要求側に再び割り当ててからルーチンを起
動してバッファを解放する。この所有権追跡と、バッフ
ァの元の要求側ドメインへの返送は、バッファを使用し
ている中間ドメインが認識しない間に行われる。中間ド
メインはバッファを使用し、バッファの所有権を次のド
メインへ渡すだけである。最終ドメインは、バッファを
再び割り当てる使用可能バッファ・プールへ返すのと同
じバッファ解放機能を使って最終的にバッファを解放す
る。この機能によって、データをコピーすることなくす
べてのユーザがデータを使うことができ、バッファの所
有権が最終的に元の要求側ドメインに返され、元の要求
側ドメインによって使われるという点でパフォーマンス
の改善が図られている。この別の実施形態は、図10な
いし図13の例に示されている。ここでバッファの所有
権はバッファの元の要求側アプリケーション(すなわ
ち、アプリケーション1)へ返される。
【0044】図面と明細書では、本発明の代表的な好ま
しい実施形態が開示され、特定の用語が使用されている
が、それらは一般的かつ説明のための用語にすぎず、本
発明の範囲は特許請求の範囲に記載する。
【0045】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0046】(1)複数のドメイン間で比較的小さなデ
ータ・オブジェクトを効率的に伝送するためのみパフォ
ーマンスが最適化されている通信システムにおいて、比
較的大きなデータ・オブジェクトの伝送を制御するシス
テムであって、比較的大きなデータ・オブジェクトを記
憶する複数のバッファと、複数のバッファのうちの第1
のバッファに記憶された比較的大きなデータ・オブジェ
クトを処理する能力のある第1のアプリケーションを表
す第1のドメインと、前記複数のバッファのうちの前記
第1のバッファに記憶された比較的大きなデータ・オブ
ジェクトを処理する能力のある第2のアプリケーション
を表す第2のドメインとを含む、それぞれがデータを処
理する能力のあるアプリケーションを表す、複数のドメ
インと、比較的大きなデータ・オブジェクトを記憶して
いる前記第1のバッファの所有権を前記第1のドメイン
に割り当て、第1のバッファに記憶された比較的大きな
データ・オブジェクトを物理的に移動する必要がなく、
また第1のバッファに記憶された比較的大きなデータ・
オブジェクトのコピーを作成する必要もなく、比較的大
きなデータ・オブジェクトを記憶している第1のバッフ
ァを前記第1のドメインから前記第2のドメインへ伝送
するための所有権制御手段とを備えるシステム。 (2)前記所有権制御手段が、前記複数のバッファのう
ちの第1のバッファを表す第1の一次トークン手段と、
前記複数のバッファのうちの第1のバッファの第1の論
理ビューを表す第1の二次トークン手段と、第1のバッ
ファを前記複数のドメインのうちの第1のドメインに一
意に関連付け、第1の二次トークン手段を第1の一次ト
ークン手段によって識別される前記複数のバッファのう
ちの第1のバッファに一意に関連付け、第1の二次トー
クン手段を前記複数のドメインのうちの第2のドメイン
に一意に関連付ける記憶マネジャ手段とを含むことを特
徴とする、上記(1)に記載の比較的大きなデータ・オ
ブジェクトの伝送を制御するシステム。 (3)前記複数のドメインが第1のバッファに記憶され
たデータを処理する能力のある第3のアプリケーション
を表す第3のドメインをさらに含み、前記システムが、
前記複数のバッファのうち第1のバッファの第2の論理
ビューを表す第2の二次トークン手段を含み、前記記憶
マネジャ手段が、第2の二次トークン手段を第1のトー
クン手段によって識別される前記複数のバッファのうち
第1のバッファに関連付け、第2の二次トークン手段を
前記複数のドメインのうち第3のドメインに関連付ける
手段を含み、第1のバッファに記憶された比較的大きな
データ・オブジェクトを、第1のバッファに記憶された
比較的大きなデータ・オブジェクトを物理的に移動する
必要なく、また第1のバッファに記憶された比較的大き
なデータ・オブジェクトのコピーを作成する必要もな
く、第2のドメインから第3のドメインへ渡すことがで
きることを特徴とする、上記(2)に記載の比較的大き
なデータ・オブジェクトの伝送を制御するシステム。 (4)前記記憶マネジャ手段が、前記複数のバッファの
うち第1のバッファに関連付けられた二次トークン手段
の数を計上する手段を含むことを特徴とする、上記
(2)に記載の比較的大きなデータ・オブジェクトの伝
送を制御するシステム。 (5)前記第1のドメインが複数のバッファのうち第1
のバッファに記憶された前記の比較的大きなデータ・オ
ブジェクトをその上で処理し、前記第2のドメインが複
数のバッファのうち第1のバッファに記憶された前記比
較的大きなデータ・オブジェクトをその上で処理するデ
ータ・プロセッサをさらに含むことを特徴とする、上記
(4)に記載の比較的大きなデータ・オブジェクトの伝
送を制御するシステム。 (6)前記記憶マネジャが、前記複数のバッファのうち
第1のバッファに記憶された前記データを前記データ・
プロセッサの前記第2のドメインが処理した時点で、第
1の一次トークンによって識別される前記複数のバッフ
ァの第1のバッファから第1の二次トークン手段を分離
する手段と、前記複数のバッファの第1のバッファに記
憶された前記データを前記データ・プロセッサの前記第
1のドメインが処理した時点で、第1の一次トークンに
よって識別される前記複数のバッファの第1のバッファ
から第1の一次トークン手段を分離する手段をさらに含
むことを特徴とする、上記(5)に記載の比較的大きな
データ・オブジェクトの伝送を制御するシステム。 (7)前記記憶マネジャが、前記複数のバッファの第1
のバッファから第1の二次トークン手段が分離され、前
記複数のバッファの第1のバッファから第1の一次トー
クン手段が分離された時点で前記複数のバッファの第1
のバッファを再び割り当てる手段をさらに含むことを特
徴とする、上記(6)に記載の比較的大きなデータ・オ
ブジェクトの伝送を制御するシステム。 (8)前記所有権制御手段が、前記複数のバッファの第
1のバッファの所有権を示す一次トークン手段と、前記
一次トークン手段を使って前記複数のドメインの前記第
1のドメインに第1のバッファを一意に関連付けて前記
第1のドメインが前記第1のバッファの所有者であるこ
とを示し、前記第1のバッファに記憶された前記データ
を前記第1のドメインが処理した時点で、前記の一次ト
ークン手段を使って前記第1のドメインから第1のバッ
ファを分離し、第1のバッファに記憶された比較的大き
なデータ・オブジェクトを物理的に移動することなく、
また第1のバッファに記憶された比較的大きなデータ・
オブジェクトのコピーを作成することもなく、前記の一
次トークン手段を使って前記複数のドメインの前記第2
のドメインに第1のバッファを一意に関連付けて前記第
2のドメインが前記第1のバッファの所有者であること
を示す記憶マネジャ手段を含むことを特徴とする、上記
(1)に記載の比較的大きなデータ・オブジェクトの伝
送を制御するシステム。 (9)前記記憶マネジャ手段が前記第1のバッファに記
憶された前記データを前記第2のドメインが処理した時
点で、前記の一次トークン手段を使って前記第2のドメ
インから第1のバッファを分離する手段をさらに含むこ
とを特徴とする、上記(8)に記載の比較的大きなデー
タ・オブジェクトの伝送を制御するシステム。 (10)前記記憶マネジャ手段が、前記第1のバッファ
に記憶されている前記データを前記第2のドメインが処
理し、第1のバッファから一次トークン手段を分離した
時点で、前記複数のバッファの第1のバッファを再び割
り当てて前記第1のバッファが使用可能であることを示
す手段をさらに含むことを特徴とする、上記(9)に記
載の比較的大きなデータ・オブジェクトの伝送を制御す
るシステム。 (11)前記記憶マネジャ手段が、前記一次トークン手
段を使って前記複数のドメインの前記第1のドメインに
第1のバッファを一意に再び関連付けて前記第1のドメ
インが前記第1のバッファの所有者であることをさらに
示すことを特徴とする、上記(9)に記載の比較的大き
なデータ・オブジェクトの伝送を制御するシステム。 (12)前記通信システムが仮想記憶通信アクセス方式
(VTAM)システムであることを特徴とする、上記
(1)に記載の比較的大きなデータ・オブジェクトの伝
送を制御するシステム。 (13)複数のドメイン間での比較的小さなデータ・オ
ブジェクトの効率的な伝送用にパフォーマンスが最適化
されており、比較的大きなデータ・オブジェクトを記憶
する複数のバッファを備える通信システムにおいて、そ
れぞれが比較的大きなデータ・オブジェクトを処理する
能力があるアプリケーションを表す複数のドメイン間で
の比較的大きなデータ・オブジェクトの伝送を制御する
方法であって、前記複数のバッファの第1のバッファに
比較的大きなデータ・オブジェクトを記憶するステップ
と、前記複数のバッファの第1のバッファに記憶された
比較的大きなデータ・オブジェクトを、前記複数のドメ
インの第1のドメインと、前記複数のバッファの第1の
バッファに記憶された比較的大きなデータ・オブジェク
トを処理する能力がある第2のアプリケーションを表す
第2のドメインを使って処理するステップと、比較的大
きなデータ・オブジェクトを記憶している前記第1のバ
ッファの所有権を前記複数のドメインの第1のドメイン
に割り当てるステップと、比較的大きなデータ・オブジ
ェクトを記憶している第1のバッファを、第1のバッフ
ァに記憶された比較的大きなデータ・オブジェクトを物
理的に移動することなく、また第1のバッファに記憶さ
れた比較的大きなデータ・オブジェクトのコピーを作成
することもなく、前記複数のドメインの前記第1のドメ
インから前記第2のドメインへ伝送するステップと、第
1のバッファに記憶された比較的大きなデータ・オブジ
ェクトを前記複数のドメインの第2のドメインを使って
処理するステップを含む方法。 (14)前記割当てステップが、前記複数のバッファの
第1のバッファを表す第1の一次トークンを生成するス
テップを含み、この方法が、前記複数のバッファの第1
の論理ビューを表す第1の二次トークンを生成するステ
ップと、前記複数のドメインの第1のドメインに第1の
バッファを一意に関連付けるステップと、第1の一次ト
ークンが識別する前記複数のバッファの第1のバッファ
に第1の二次トークンを一意に関連付けるステップと、
前記複数のドメインの第2のドメインに第1の二次トー
クンを一意に関連付けるステップをさらに含むことを特
徴とする、上記(13)に記載の比較的大きなデータ・
オブジェクトの伝送を制御する方法。 (15)前記複数のバッファの第2の論理ビューを表す
第2の二次トークンを生成するステップと、第1の一次
トークンが識別する前記複数のバッファの第1のバッフ
ァに第2の二次トークンを一意に関連付けるステップ
と、前記複数のドメインの第3のドメインに第2の二次
トークンを一意に関連付けるステップを含み、前記伝送
ステップが、第1のバッファに記憶された比較的大きな
データ・オブジェクトを物理的に移動することなく、ま
た第1のバッファに記憶された比較的大きなデータ・オ
ブジェクトのコピーを作成することもなく、第1のバッ
ファに記憶された比較的大きなデータ・オブジェクトを
第2のドメインから第3のドメインに渡すステップを含
むことを特徴とする、上記(14)に記載の比較的大き
なデータ・オブジェクトの伝送を制御する方法。 (16)前記伝送ステップが、前記複数のバッファの第
1のバッファに関連付けられた第2のトークンの数を計
上するステップをさらに含むことを特徴とする、上記
(14)に記載の比較的大きなデータ・オブジェクトの
伝送を制御する方法。 (17)データ・プロセッサの前記第1のドメインを使
って前記複数のバッファの第1のバッファに記憶された
前記の比較的大きなデータ・オブジェクトを処理するス
テップと、データ・プロセッサの前記第2のドメインを
使って前記複数のバッファの第1のバッファに記憶され
た前記の比較的大きなデータ・オブジェクトを処理する
ステップをさらに含むことを特徴とする、上記(16)
に記載の比較的大きなデータ・オブジェクトの伝送を制
御する方法。 (18)前記伝送ステップが、前記複数のバッファの第
1のバッファに記憶された前記データを前記データ・プ
ロセッサの前記第2のドメインが処理した時点で、第1
の一次トークンによって識別される前記複数のバッファ
の第1のバッファから第1の二次トークンを分離するス
テップと、前記複数のバッファの第1のバッファに記憶
された前記データを前記データ・プロセッサの前記第1
のドメインが処理した時点で、第1の一次トークンによ
って識別される前記複数のバッファの第1のバッファか
ら第1の一次トークンを分離するステップをさらに含む
ことを特徴とする、上記(17)に記載の比較的大きな
データ・オブジェクトの伝送を制御する方法。 (19)前記伝送ステップが、前記複数のバッファの第
1のバッファから第1の二次トークンが分離され、前記
複数のバッファの第1のバッファから第1の一次トーク
ンが分離された時点で前記複数のバッファの第1のバッ
ファを再び割り当てるステップをさらに含むことを特徴
とする、上記(18)に記載の比較的大きなデータ・オ
ブジェクトの伝送を制御する方法。 (20)前記割当てステップが、前記複数のバッファの
第1のバッファの所有権を示す一次トークンを生成する
ステップと、前記一次トークン手段を使って前記複数の
ドメインの前記第1のドメインに第1のバッファを一意
に関連付けて前記第1のドメインが前記第1のバッファ
の所有者であることを示すステップをさらに含み、伝送
ステップが、前記第1のバッファに記憶された前記デー
タを前記第1のドメインが処理した時点で、前記の一次
トークンを使って前記第1のドメインから第1のバッフ
ァを分離するステップと、第1のバッファに記憶された
比較的大きなデータ・オブジェクトを物理的に移動する
ことなく、また第1のバッファに記憶された比較的大き
なデータ・オブジェクトのコピーを作成することもな
く、前記の一次トークンを使って前記複数のドメインの
前記第2のドメインに第1のバッファを一意に関連付け
て前記第2のドメインが前記第1のバッファの所有者で
あることを示すステップを含むことを特徴とする、上記
(13)に記載の比較的大きなデータ・オブジェクトの
伝送を制御する方法。 (21)前記第1のバッファに記憶された前記データを
前記第2のドメインが処理した時点で、前記の一次トー
クンを使って前記第2のドメインから第1のバッファを
分離するステップをさらに含むことを特徴とする、上記
(20)に記載の比較的大きなデータ・オブジェクトの
伝送を制御する方法。 (22)前記第1のバッファに記憶されている前記デー
タを前記第2のドメインが処理し、第1のバッファから
一次トークンを分離した時点で、前記複数のバッファの
第1のバッファを再び割り当てて前記第1のバッファが
使用可能であることを示すステップをさらに含むことを
特徴とする、上記(21)に記載の比較的大きなデータ
・オブジェクトの伝送を制御する方法。 (23)前記一次トークンを使って前記複数のドメイン
の前記第1のドメインに第1のバッファを一意に再び関
連付けて、前記第1のドメインが前記第1のバッファの
所有者であることを示すステップをさらに含むことを特
徴とする、上記(21)に記載の比較的大きなデータ・
オブジェクトの伝送を制御する方法。 (24)前記通信方法が仮想記憶通信アクセス方式(V
TAM)による方法であることを特徴とする、上記(1
3)に記載の比較的大きなデータ・オブジェクトの伝送
を制御する方法。 (25)複数のドメイン間での比較的小さなデータ・オ
ブジェクトの効率的な伝送用にパフォーマンスが最適化
されている通信システムにおいて、比較的大きなデータ
・オブジェクトの伝送を制御するコンピュータ・プログ
ラム・プロダクトであって、通信システムが、各ドメイ
ンが処理装置で実行されて比較的大きなデータ・オブジ
ェクトを処理する能力があるアプリケーションを表す複
数のドメインと、比較的大きなデータ・オブジェクトを
記憶する複数のバッファを備え、前記コンピュータ・プ
ログラム・プロダクトが、コンピュータ可読コード手段
を内部に具体化したコンピュータ可読記憶媒体を含み、
前記コンピュータ可読コード手段が、比較的大きなデー
タ・オブジェクトを前記複数のバッファの第1のバッフ
ァに記憶するコンピュータ命令手段と、前記複数のドメ
インの第1のドメインと、前記複数のバッファの第1の
バッファに記憶された比較的大きなデータ・オブジェク
トを処理する能力がある第2のドメインを使って、前記
複数のバッファの第1のバッファに記憶された比較的大
きなデータ・オブジェクトを処理するコンピュータ命令
手段と、比較的大きなデータ・オブジェクトを記憶して
いる前記第1のバッファの所有権を前記複数のドメイン
の第1のドメインに割り当てるコンピュータ命令手段
と、第1のバッファに記憶された比較的大きなデータ・
オブジェクトを物理的に移動することなく、また第1の
バッファに記憶された比較的大きなデータ・オブジェク
トのコピーを作成することもなく、比較的大きなデータ
・オブジェクトを記憶している第1のバッファを前記第
1のドメインから第2のドメインへ伝送するコンピュー
タ命令手段と、前記複数のドメインの第2のドメインを
使って、第1のバッファに記憶されている比較的大きな
データ・オブジェクトを処理するコンピュータ命令手段
を含むコンピュータ・プログラム・プロダクト。 (26)割当てのための前記コンピュータ命令手段が、
前記複数のバッファの第1のバッファを表す第1の一次
トークンを生成するコンピュータ命令手段を含み、前記
コンピュータ・プログラム・プロダクトが、前記複数の
バッファの第1のバッファの第1の論理ビューを表す第
1の二次トークンを生成するコンピュータ命令手段と、
前記複数のドメインの第1のドメインに第1のバッファ
を一意に関連付けるコンピュータ命令手段と、第1の一
次トークンによって識別される前記複数のバッファの第
1のバッファに第1の二次トークンを一意に関連付ける
コンピュータ命令手段と、前記複数のドメインの第2の
ドメインに第1の二次トークンを一意に関連付けるコン
ピュータ命令手段を含むことを特徴とする、上記(2
5)に記載の比較的大きなデータ・オブジェクトの伝送
を制御するコンピュータ・プログラム・プロダクト。 (27)前記複数のバッファの第1のバッファの第2の
論理ビューを表す第2の二次トークンを生成するコンピ
ュータ命令手段と、第1の一次トークンによって識別さ
れる前記複数のバッファの第1のバッファに第2の二次
トークンを一意に関連付けるコンピュータ命令手段と、
前記複数のドメインの第3のドメインに第2の二次トー
クンを一意に関連付けるコンピュータ命令手段をさらに
含み、伝送のための前記コンピュータ命令手段が、第1
のバッファに記憶された比較的大きなデータ・オブジェ
クトを物理的に移動することなく、また第1のバッファ
に記憶された比較的大きなデータ・オブジェクトのコピ
ーを作成することもなく、第1のバッファに記憶された
比較的大きなデータ・オブジェクトを前記第2のドメイ
ンから第3のドメインへ渡すコンピュータ命令手段を含
むことを特徴とする、上記(26)に記載の比較的大き
なデータ・オブジェクトの伝送を制御するコンピュータ
・プログラム・プロダクト。 (28)伝送のための前記コンピュータ命令手段が、前
記複数のバッファの第1のバッファに関連付けられた二
次トークンの数を計上するコンピュータ命令手段をさら
に含むことを特徴とする、上記(26)に記載の比較的
大きなデータ・オブジェクトの伝送を制御するコンピュ
ータ・プログラム・プロダクト。 (29)データ・プロセッサ上の前記第1のドメインを
使って、前記複数のバッファの第1のバッファに記憶さ
れた比較的大きなデータ・オブジェクトを処理するコン
ピュータ命令手段と、データ・プロセッサ上の前記第2
のドメインを使って、前記複数のバッファの第1のバッ
ファに記憶された比較的大きなデータ・オブジェクトを
処理するコンピュータ命令手段をさらに含むことを特徴
とする、上記(28)に記載の比較的大きなデータ・オ
ブジェクトの伝送を制御するコンピュータ・プログラム
・プロダクト。 (30)伝送のための前記コンピュータ命令手段が、前
記複数のバッファの第1のバッファに記憶された前記デ
ータを前記データ・プロセッサの前記第2のドメインが
処理した時点で、第1の一次トークンによって識別され
る前記複数のバッファの第1のバッファから第1の二次
トークンを分離するコンピュータ命令手段と、前記複数
のバッファの第1のバッファに記憶された前記データを
前記データ・プロセッサの前記第1のドメインが処理し
た時点で、第1の一次トークンによって識別される前記
複数のバッファの第1のバッファから第1の一次トーク
ン手段を分離するコンピュータ命令手段をさらに含むこ
とを特徴とする、上記(29)に記載の比較的大きなデ
ータ・オブジェクトの伝送を制御するコンピュータ・プ
ログラム・プロダクト。 (31)伝送のための前記コンピュータ命令手段が、前
記複数のバッファの第1のバッファから第1の二次トー
クンが分離され、前記複数のバッファの第1のバッファ
から第1の一次トークンが分離された時点で前記複数の
バッファの第1のバッファを再び割り当てるコンピュー
タ命令手段をさらに含むことを特徴とする、上記(3
0)に記載の比較的大きなデータ・オブジェクトの伝送
を制御するコンピュータ・プログラム・プロダクト。 (32)割当てのための前記コンピュータ命令手段が、
前記複数のバッファの第1のバッファの所有権を示す一
次トークンを生成するコンピュータ命令手段と、前記一
次トークンを使って前記複数のドメインの前記第1のド
メインに第1のバッファを一意に関連付けて前記第1の
ドメインが前記第1のバッファの所有者であることを示
すコンピュータ命令手段をさらに含み、伝送のための前
記コンピュータ命令手段が、前記第1のバッファに記憶
された前記データを前記第1のドメインが処理した時点
で、前記の一次トークンを使って前記第1のドメインか
ら第1のバッファを分離するコンピュータ命令手段と、
第1のバッファに記憶された比較的大きなデータ・オブ
ジェクトを物理的に移動することなく、また第1のバッ
ファに記憶された比較的大きなデータ・オブジェクトの
コピーを作成することもなく、前記の一次トークンを使
って前記複数のドメインの前記第2のドメインに第1の
バッファを一意に関連付けて前記第2のドメインが前記
第1のバッファの所有者であることを示すコンピュータ
命令手段を含むことを特徴とする、上記(25)に記載
の比較的大きなデータ・オブジェクトの伝送を制御する
コンピュータ・プログラム・プロダクト。 (33)前記第1のバッファに記憶された前記データを
前記第2のドメインが処理した時点で、前記の一次トー
クンを使って前記第2のドメインから第1のバッファを
分離するコンピュータ命令手段をさらに含むことを特徴
とする、上記(32)に記載の比較的大きなデータ・オ
ブジェクトの伝送を制御するコンピュータ・プログラム
・プロダクト。 (34)前記第1のバッファに記憶されている前記デー
タを前記第2のドメインが処理し、第1のバッファから
一次トークンを分離した時点で、前記複数のバッファの
第1のバッファを再び割り当てて前記第1のバッファが
使用可能であることを示すコンピュータ命令手段をさら
に含むことを特徴とする、上記(33)に記載の比較的
大きなデータ・オブジェクトの伝送を制御するコンピュ
ータ・プログラム・プロダクト。 (35)前記一次トークンを使って前記複数のドメイン
の前記第1のドメインに第1のバッファを一意に再び関
連付けて、前記第1のドメインが前記第1のバッファの
所有者であることを示すコンピュータ命令手段をさらに
含むことを特徴とする、上記(33)に記載の比較的大
きなデータ・オブジェクトの伝送を制御するコンピュー
タ・プログラム・プロダクト。 (36)前記通信システムが仮想記憶通信アクセス方式
(VTAM)システムであることを特徴とする、上記
(25)に記載の比較的大きなデータ・オブジェクトの
伝送を制御するコンピュータ・プログラム・プロダク
ト。
【図面の簡単な説明】
【図1】直接接続環境で2つのホスト・コンピュータを
有するアプリケーション間通信ネットワークのブロック
図である。
【図2】2つのホスト・コンピュータとネットワーク制
御装置を有するアプリケーション間通信ネットワークの
コンポーネントを示すブロック図である。
【図3】特定のノードで通信システムのシステム・ネッ
トワーク体系(SNA)を実施するための、コンピュー
タ・ソフトウェア的見地からのネットワーク・プロトコ
ル・レイヤを示す概略ブロック図である。
【図4】図1に示すSNA体系を実施することのできる
通信システム用のVTAMシステムの主なコンポーネン
トのブロック図である。
【図5】本発明によるトークン化共用記憶マネジャと通
信するSNA体系のソフトウェア的見地からのネットワ
ーク・プロトコル・レイヤを示す概略ブロック図であ
る。
【図6】トークンと、記憶マネジャ構造と、バッファの
関係を示すブロック図である。
【図7】トークンを使ってバッファを共用することによ
る1つのノード上のアプリケーション間のデータ伝送を
制御するための操作を示すブロック図である。
【図8】トークンを使ってバッファを共用することによ
るデータ伝送を制御するための通信スタックの制御に関
する操作を示すフロー図である。
【図9】トークンを使って大きなデータ・オブジェクト
を処理するアプリケーションの動作を示すフロー図であ
る。
【図10】バッファの所有権が3つのアプリケーション
間でやり取りされ、バッファの所有権を元々要求してい
たアプリケーション1に返される例を示す制御フロー・
テーブルである。
【図11】バッファの所有権が3つのアプリケーション
間でやり取りされ、バッファの所有権を元々要求してい
たアプリケーション1に返される例を示す制御フロー・
テーブルである。
【図12】バッファの所有権が3つのアプリケーション
間でやり取りされ、バッファの所有権を元々要求してい
たアプリケーション1に返される例を示す制御フロー・
テーブルである。
【図13】バッファの所有権が3つのアプリケーション
間でやり取りされ、バッファの所有権を元々要求してい
たアプリケーション1に返される例を示す制御フロー・
テーブルである。
【符号の説明】
12 ホスト・コンピュータ 14 ホスト・コンピュータ 16 「アウトバウンド」側 18 「インバウンド」側 20 アプリケーション 22 アプリケーション 24 通信スタック 26 通信スタック 28 システム入出力(I/O)インタフェース 50 ホスト・コンピュータ 52 ホスト・コンピュータ 54 コンピュータ 60 ネットワーク 62 ホスト・コンピュータ 64 通信スタック 102 物理制御レイヤ 104 データリンク接続レイヤ1 106 パス制御レイヤ 108 伝送制御レイヤ 110 データ・フロー制御レイヤ 112 プレゼンテーション・サービス・レイヤ 114 トランザクション・サービス・レイヤ 116 ネットワーク・ユーザ(アプリケーション)レ
イヤ 120 下位レイヤ 122 上位レイヤ 124 通信スタック 130 トークン化記憶マネジャ 200 通信システム 202 ホスト・コンピュータ 204 TVAMアプリケーション・プログラム 206 VTAM 208 二次記憶装置(補助記憶装置) 210 通信ネットワーク 212 SNA端末環境 214 スタート・ストップ端末環境 216 ローカル3790端末 218 ローカル3270端末 220 ローカル通信制御装置 222 リモート通信制御装置 224 交換回線上の端末 226 非交換回線上の端末 300a バッファ1 300b バッファ2 300c バッファ3 300d バッファ4 300e バッファ5 300f バッファ6 300g バッファ7 300h バッファ8 300i バッファ9 300j バッファ10 300k バッファ11 300l バッファ12 300m バッファ13 300n バッファ14 300o バッファ15 300p バッファ16 302 アプリケーション1 304 トークン1 306 トークン3 310a 記憶マネジャ構造 312 アプリケーション2の私設の専用アドレス空間 314 トークン7 316 トークン10
フロントページの続き (72)発明者 リン・ダグラス・ロング アメリカ合衆国27516 ノースカロライナ 州チャペル・ヒル ミーチャム・ロード 2911 (72)発明者 リンウッド・ヒュー・オーバービー アメリカ合衆国27615 ノースカロライナ 州ローリー ベンズリー・コート 8605 (72)発明者 バラ・ラージラーマン アメリカ合衆国27612 ノースカロライナ 州ローリー ブライアー・オーク・レーン 5611 アパートメント 306

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のドメイン間で比較的小さなデータ・
    オブジェクトを効率的に伝送するためのみパフォーマン
    スが最適化されている通信システムにおいて、比較的大
    きなデータ・オブジェクトの伝送を制御するシステムで
    あって、 比較的大きなデータ・オブジェクトを記憶する複数のバ
    ッファと、 複数のバッファのうちの第1のバッファに記憶された比
    較的大きなデータ・オブジェクトを処理する能力のある
    第1のアプリケーションを表す第1のドメインと、前記
    複数のバッファのうちの前記第1のバッファに記憶され
    た比較的大きなデータ・オブジェクトを処理する能力の
    ある第2のアプリケーションを表す第2のドメインとを
    含む、それぞれがデータを処理する能力のあるアプリケ
    ーションを表す、複数のドメインと、 比較的大きなデータ・オブジェクトを記憶している前記
    第1のバッファの所有権を前記第1のドメインに割り当
    て、第1のバッファに記憶された比較的大きなデータ・
    オブジェクトを物理的に移動する必要がなく、また第1
    のバッファに記憶された比較的大きなデータ・オブジェ
    クトのコピーを作成する必要もなく、比較的大きなデー
    タ・オブジェクトを記憶している第1のバッファを前記
    第1のドメインから前記第2のドメインへ伝送するため
    の所有権制御手段とを備えるシステム。
  2. 【請求項2】前記所有権制御手段が、 前記複数のバッファのうちの第1のバッファを表す第1
    の一次トークン手段と、 前記複数のバッファのうちの第1のバッファの第1の論
    理ビューを表す第1の二次トークン手段と、 第1のバッファを前記複数のドメインのうちの第1のド
    メインに一意に関連付け、第1の二次トークン手段を第
    1の一次トークン手段によって識別される前記複数のバ
    ッファのうちの第1のバッファに一意に関連付け、第1
    の二次トークン手段を前記複数のドメインのうちの第2
    のドメインに一意に関連付ける記憶マネジャ手段とを含
    むことを特徴とする、請求項1に記載の比較的大きなデ
    ータ・オブジェクトの伝送を制御するシステム。
  3. 【請求項3】前記複数のドメインが第1のバッファに記
    憶されたデータを処理する能力のある第3のアプリケー
    ションを表す第3のドメインをさらに含み、前記システ
    ムが、 前記複数のバッファのうち第1のバッファの第2の論理
    ビューを表す第2の二次トークン手段を含み、 前記記憶マネジャ手段が、第2の二次トークン手段を第
    1のトークン手段によって識別される前記複数のバッフ
    ァのうち第1のバッファに関連付け、第2の二次トーク
    ン手段を前記複数のドメインのうち第3のドメインに関
    連付ける手段を含み、 第1のバッファに記憶された比較的大きなデータ・オブ
    ジェクトを、第1のバッファに記憶された比較的大きな
    データ・オブジェクトを物理的に移動する必要なく、ま
    た第1のバッファに記憶された比較的大きなデータ・オ
    ブジェクトのコピーを作成する必要もなく、第2のドメ
    インから第3のドメインへ渡すことができることを特徴
    とする、請求項2に記載の比較的大きなデータ・オブジ
    ェクトの伝送を制御するシステム。
  4. 【請求項4】前記記憶マネジャ手段が、 前記複数のバッファのうち第1のバッファに関連付けら
    れた二次トークン手段の数を計上する手段を含むことを
    特徴とする、請求項2に記載の比較的大きなデータ・オ
    ブジェクトの伝送を制御するシステム。
  5. 【請求項5】前記第1のドメインが複数のバッファのう
    ち第1のバッファに記憶された前記の比較的大きなデー
    タ・オブジェクトをその上で処理し、前記第2のドメイ
    ンが複数のバッファのうち第1のバッファに記憶された
    前記比較的大きなデータ・オブジェクトをその上で処理
    するデータ・プロセッサをさらに含むことを特徴とす
    る、請求項4に記載の比較的大きなデータ・オブジェク
    トの伝送を制御するシステム。
  6. 【請求項6】前記記憶マネジャが、前記複数のバッファ
    のうち第1のバッファに記憶された前記データを前記デ
    ータ・プロセッサの前記第2のドメインが処理した時点
    で、第1の一次トークンによって識別される前記複数の
    バッファの第1のバッファから第1の二次トークン手段
    を分離する手段と、前記複数のバッファの第1のバッフ
    ァに記憶された前記データを前記データ・プロセッサの
    前記第1のドメインが処理した時点で、第1の一次トー
    クンによって識別される前記複数のバッファの第1のバ
    ッファから第1の一次トークン手段を分離する手段をさ
    らに含むことを特徴とする、請求項5に記載の比較的大
    きなデータ・オブジェクトの伝送を制御するシステム。
  7. 【請求項7】前記記憶マネジャが、 前記複数のバッファの第1のバッファから第1の二次ト
    ークン手段が分離され、前記複数のバッファの第1のバ
    ッファから第1の一次トークン手段が分離された時点で
    前記複数のバッファの第1のバッファを再び割り当てる
    手段をさらに含むことを特徴とする、請求項6に記載の
    比較的大きなデータ・オブジェクトの伝送を制御するシ
    ステム。
  8. 【請求項8】前記所有権制御手段が、 前記複数のバッファの第1のバッファの所有権を示す一
    次トークン手段と、 前記一次トークン手段を使って前記複数のドメインの前
    記第1のドメインに第1のバッファを一意に関連付けて
    前記第1のドメインが前記第1のバッファの所有者であ
    ることを示し、前記第1のバッファに記憶された前記デ
    ータを前記第1のドメインが処理した時点で、前記の一
    次トークン手段を使って前記第1のドメインから第1の
    バッファを分離し、第1のバッファに記憶された比較的
    大きなデータ・オブジェクトを物理的に移動することな
    く、また第1のバッファに記憶された比較的大きなデー
    タ・オブジェクトのコピーを作成することもなく、前記
    の一次トークン手段を使って前記複数のドメインの前記
    第2のドメインに第1のバッファを一意に関連付けて前
    記第2のドメインが前記第1のバッファの所有者である
    ことを示す記憶マネジャ手段を含むことを特徴とする、
    請求項1に記載の比較的大きなデータ・オブジェクトの
    伝送を制御するシステム。
  9. 【請求項9】前記記憶マネジャ手段が前記第1のバッフ
    ァに記憶された前記データを前記第2のドメインが処理
    した時点で、前記の一次トークン手段を使って前記第2
    のドメインから第1のバッファを分離する手段をさらに
    含むことを特徴とする、請求項8に記載の比較的大きな
    データ・オブジェクトの伝送を制御するシステム。
  10. 【請求項10】前記記憶マネジャ手段が、 前記第1のバッファに記憶されている前記データを前記
    第2のドメインが処理し、第1のバッファから一次トー
    クン手段を分離した時点で、前記複数のバッファの第1
    のバッファを再び割り当てて前記第1のバッファが使用
    可能であることを示す手段をさらに含むことを特徴とす
    る、請求項9に記載の比較的大きなデータ・オブジェク
    トの伝送を制御するシステム。
  11. 【請求項11】前記記憶マネジャ手段が、 前記一次トークン手段を使って前記複数のドメインの前
    記第1のドメインに第1のバッファを一意に再び関連付
    けて前記第1のドメインが前記第1のバッファの所有者
    であることをさらに示すことを特徴とする、請求項9に
    記載の比較的大きなデータ・オブジェクトの伝送を制御
    するシステム。
  12. 【請求項12】前記通信システムが仮想記憶通信アクセ
    ス方式(VTAM)システムであることを特徴とする、
    請求項1に記載の比較的大きなデータ・オブジェクトの
    伝送を制御するシステム。
  13. 【請求項13】複数のドメイン間での比較的小さなデー
    タ・オブジェクトの効率的な伝送用にパフォーマンスが
    最適化されており、比較的大きなデータ・オブジェクト
    を記憶する複数のバッファを備える通信システムにおい
    て、それぞれが比較的大きなデータ・オブジェクトを処
    理する能力があるアプリケーションを表す複数のドメイ
    ン間での比較的大きなデータ・オブジェクトの伝送を制
    御する方法であって、 前記複数のバッファの第1のバッファに比較的大きなデ
    ータ・オブジェクトを記憶するステップと、 前記複数のバッファの第1のバッファに記憶された比較
    的大きなデータ・オブジェクトを、前記複数のドメイン
    の第1のドメインと、前記複数のバッファの第1のバッ
    ファに記憶された比較的大きなデータ・オブジェクトを
    処理する能力がある第2のアプリケーションを表す第2
    のドメインを使って処理するステップと、 比較的大きなデータ・オブジェクトを記憶している前記
    第1のバッファの所有権を前記複数のドメインの第1の
    ドメインに割り当てるステップと、 比較的大きなデータ・オブジェクトを記憶している第1
    のバッファを、第1のバッファに記憶された比較的大き
    なデータ・オブジェクトを物理的に移動することなく、
    また第1のバッファに記憶された比較的大きなデータ・
    オブジェクトのコピーを作成することもなく、前記複数
    のドメインの前記第1のドメインから前記第2のドメイ
    ンへ伝送するステップと、 第1のバッファに記憶された比較的大きなデータ・オブ
    ジェクトを前記複数のドメインの第2のドメインを使っ
    て処理するステップを含む方法。
  14. 【請求項14】前記割当てステップが、 前記複数のバッファの第1のバッファを表す第1の一次
    トークンを生成するステップを含み、この方法が、 前記複数のバッファの第1の論理ビューを表す第1の二
    次トークンを生成するステップと、 前記複数のドメインの第1のドメインに第1のバッファ
    を一意に関連付けるステップと、 第1の一次トークンが識別する前記複数のバッファの第
    1のバッファに第1の二次トークンを一意に関連付ける
    ステップと、 前記複数のドメインの第2のドメインに第1の二次トー
    クンを一意に関連付けるステップをさらに含むことを特
    徴とする、請求項13に記載の比較的大きなデータ・オ
    ブジェクトの伝送を制御する方法。
  15. 【請求項15】前記複数のバッファの第2の論理ビュー
    を表す第2の二次トークンを生成するステップと、 第1の一次トークンが識別する前記複数のバッファの第
    1のバッファに第2の二次トークンを一意に関連付ける
    ステップと、 前記複数のドメインの第3のドメインに第2の二次トー
    クンを一意に関連付けるステップを含み、 前記伝送ステップが、 第1のバッファに記憶された比較的大きなデータ・オブ
    ジェクトを物理的に移動することなく、また第1のバッ
    ファに記憶された比較的大きなデータ・オブジェクトの
    コピーを作成することもなく、第1のバッファに記憶さ
    れた比較的大きなデータ・オブジェクトを第2のドメイ
    ンから第3のドメインに渡すステップを含むことを特徴
    とする、請求項14に記載の比較的大きなデータ・オブ
    ジェクトの伝送を制御する方法。
  16. 【請求項16】前記伝送ステップが、 前記複数のバッファの第1のバッファに関連付けられた
    第2のトークンの数を計上するステップをさらに含むこ
    とを特徴とする、請求項14に記載の比較的大きなデー
    タ・オブジェクトの伝送を制御する方法。
  17. 【請求項17】データ・プロセッサの前記第1のドメイ
    ンを使って前記複数のバッファの第1のバッファに記憶
    された前記の比較的大きなデータ・オブジェクトを処理
    するステップと、 データ・プロセッサの前記第2のドメインを使って前記
    複数のバッファの第1のバッファに記憶された前記の比
    較的大きなデータ・オブジェクトを処理するステップを
    さらに含むことを特徴とする、請求項16に記載の比較
    的大きなデータ・オブジェクトの伝送を制御する方法。
  18. 【請求項18】前記伝送ステップが、 前記複数のバッファの第1のバッファに記憶された前記
    データを前記データ・プロセッサの前記第2のドメイン
    が処理した時点で、第1の一次トークンによって識別さ
    れる前記複数のバッファの第1のバッファから第1の二
    次トークンを分離するステップと、 前記複数のバッファの第1のバッファに記憶された前記
    データを前記データ・プロセッサの前記第1のドメイン
    が処理した時点で、第1の一次トークンによって識別さ
    れる前記複数のバッファの第1のバッファから第1の一
    次トークンを分離するステップをさらに含むことを特徴
    とする、請求項17に記載の比較的大きなデータ・オブ
    ジェクトの伝送を制御する方法。
  19. 【請求項19】前記伝送ステップが、 前記複数のバッファの第1のバッファから第1の二次ト
    ークンが分離され、前記複数のバッファの第1のバッフ
    ァから第1の一次トークンが分離された時点で前記複数
    のバッファの第1のバッファを再び割り当てるステップ
    をさらに含むことを特徴とする、請求項18に記載の比
    較的大きなデータ・オブジェクトの伝送を制御する方
    法。
  20. 【請求項20】前記割当てステップが、 前記複数のバッファの第1のバッファの所有権を示す一
    次トークンを生成するステップと、 前記一次トークン手段を使って前記複数のドメインの前
    記第1のドメインに第1のバッファを一意に関連付けて
    前記第1のドメインが前記第1のバッファの所有者であ
    ることを示すステップをさらに含み、 伝送ステップが、 前記第1のバッファに記憶された前記データを前記第1
    のドメインが処理した時点で、前記の一次トークンを使
    って前記第1のドメインから第1のバッファを分離する
    ステップと、 第1のバッファに記憶された比較的大きなデータ・オブ
    ジェクトを物理的に移動することなく、また第1のバッ
    ファに記憶された比較的大きなデータ・オブジェクトの
    コピーを作成することもなく、前記の一次トークンを使
    って前記複数のドメインの前記第2のドメインに第1の
    バッファを一意に関連付けて前記第2のドメインが前記
    第1のバッファの所有者であることを示すステップを含
    むことを特徴とする、請求項13に記載の比較的大きな
    データ・オブジェクトの伝送を制御する方法。
  21. 【請求項21】前記第1のバッファに記憶された前記デ
    ータを前記第2のドメインが処理した時点で、前記の一
    次トークンを使って前記第2のドメインから第1のバッ
    ファを分離するステップをさらに含むことを特徴とす
    る、請求項20に記載の比較的大きなデータ・オブジェ
    クトの伝送を制御する方法。
  22. 【請求項22】前記第1のバッファに記憶されている前
    記データを前記第2のドメインが処理し、第1のバッフ
    ァから一次トークンを分離した時点で、前記複数のバッ
    ファの第1のバッファを再び割り当てて前記第1のバッ
    ファが使用可能であることを示すステップをさらに含む
    ことを特徴とする、請求項21に記載の比較的大きなデ
    ータ・オブジェクトの伝送を制御する方法。
  23. 【請求項23】前記一次トークンを使って前記複数のド
    メインの前記第1のドメインに第1のバッファを一意に
    再び関連付けて、前記第1のドメインが前記第1のバッ
    ファの所有者であることを示すステップをさらに含むこ
    とを特徴とする、請求項21に記載の比較的大きなデー
    タ・オブジェクトの伝送を制御する方法。
  24. 【請求項24】前記通信方法が仮想記憶通信アクセス方
    式(VTAM)による方法であることを特徴とする、請
    求項13に記載の比較的大きなデータ・オブジェクトの
    伝送を制御する方法。
  25. 【請求項25】複数のドメイン間での比較的小さなデー
    タ・オブジェクトの効率的な伝送用にパフォーマンスが
    最適化されている通信システムにおいて、比較的大きな
    データ・オブジェクトの伝送を制御するコンピュータ・
    プログラム・プロダクトであって、通信システムが、各
    ドメインが処理装置で実行されて比較的大きなデータ・
    オブジェクトを処理する能力があるアプリケーションを
    表す複数のドメインと、比較的大きなデータ・オブジェ
    クトを記憶する複数のバッファを備え、 前記コンピュータ・プログラム・プロダクトが、 コンピュータ可読コード手段を内部に具体化したコンピ
    ュータ可読記憶媒体を含み、前記コンピュータ可読コー
    ド手段が、 比較的大きなデータ・オブジェクトを前記複数のバッフ
    ァの第1のバッファに記憶するコンピュータ命令手段
    と、 前記複数のドメインの第1のドメインと、前記複数のバ
    ッファの第1のバッファに記憶された比較的大きなデー
    タ・オブジェクトを処理する能力がある第2のドメイン
    を使って、前記複数のバッファの第1のバッファに記憶
    された比較的大きなデータ・オブジェクトを処理するコ
    ンピュータ命令手段と、 比較的大きなデータ・オブジェクトを記憶している前記
    第1のバッファの所有権を前記複数のドメインの第1の
    ドメインに割り当てるコンピュータ命令手段と、 第1のバッファに記憶された比較的大きなデータ・オブ
    ジェクトを物理的に移動することなく、また第1のバッ
    ファに記憶された比較的大きなデータ・オブジェクトの
    コピーを作成することもなく、比較的大きなデータ・オ
    ブジェクトを記憶している第1のバッファを前記第1の
    ドメインから第2のドメインへ伝送するコンピュータ命
    令手段と、 前記複数のドメインの第2のドメインを使って、第1の
    バッファに記憶されている比較的大きなデータ・オブジ
    ェクトを処理するコンピュータ命令手段を含むコンピュ
    ータ・プログラム・プロダクト。
  26. 【請求項26】割当てのための前記コンピュータ命令手
    段が、 前記複数のバッファの第1のバッファを表す第1の一次
    トークンを生成するコンピュータ命令手段を含み、 前記コンピュータ・プログラム・プロダクトが、 前記複数のバッファの第1のバッファの第1の論理ビュ
    ーを表す第1の二次トークンを生成するコンピュータ命
    令手段と、 前記複数のドメインの第1のドメインに第1のバッファ
    を一意に関連付けるコンピュータ命令手段と、 第1の一次トークンによって識別される前記複数のバッ
    ファの第1のバッファに第1の二次トークンを一意に関
    連付けるコンピュータ命令手段と、 前記複数のドメインの第2のドメインに第1の二次トー
    クンを一意に関連付けるコンピュータ命令手段を含むこ
    とを特徴とする、請求項25に記載の比較的大きなデー
    タ・オブジェクトの伝送を制御するコンピュータ・プロ
    グラム・プロダクト。
  27. 【請求項27】前記複数のバッファの第1のバッファの
    第2の論理ビューを表す第2の二次トークンを生成する
    コンピュータ命令手段と、 第1の一次トークンによって識別される前記複数のバッ
    ファの第1のバッファに第2の二次トークンを一意に関
    連付けるコンピュータ命令手段と、 前記複数のドメインの第3のドメインに第2の二次トー
    クンを一意に関連付けるコンピュータ命令手段をさらに
    含み、 伝送のための前記コンピュータ命令手段が、 第1のバッファに記憶された比較的大きなデータ・オブ
    ジェクトを物理的に移動することなく、また第1のバッ
    ファに記憶された比較的大きなデータ・オブジェクトの
    コピーを作成することもなく、第1のバッファに記憶さ
    れた比較的大きなデータ・オブジェクトを前記第2のド
    メインから第3のドメインへ渡すコンピュータ命令手段
    を含むことを特徴とする、請求項26に記載の比較的大
    きなデータ・オブジェクトの伝送を制御するコンピュー
    タ・プログラム・プロダクト。
  28. 【請求項28】伝送のための前記コンピュータ命令手段
    が、 前記複数のバッファの第1のバッファに関連付けられた
    二次トークンの数を計上するコンピュータ命令手段をさ
    らに含むことを特徴とする、請求項26に記載の比較的
    大きなデータ・オブジェクトの伝送を制御するコンピュ
    ータ・プログラム・プロダクト。
  29. 【請求項29】データ・プロセッサ上の前記第1のドメ
    インを使って、前記複数のバッファの第1のバッファに
    記憶された比較的大きなデータ・オブジェクトを処理す
    るコンピュータ命令手段と、 データ・プロセッサ上の前記第2のドメインを使って、
    前記複数のバッファの第1のバッファに記憶された比較
    的大きなデータ・オブジェクトを処理するコンピュータ
    命令手段をさらに含むことを特徴とする、請求項28に
    記載の比較的大きなデータ・オブジェクトの伝送を制御
    するコンピュータ・プログラム・プロダクト。
  30. 【請求項30】伝送のための前記コンピュータ命令手段
    が、 前記複数のバッファの第1のバッファに記憶された前記
    データを前記データ・プロセッサの前記第2のドメイン
    が処理した時点で、第1の一次トークンによって識別さ
    れる前記複数のバッファの第1のバッファから第1の二
    次トークンを分離するコンピュータ命令手段と、 前記複数のバッファの第1のバッファに記憶された前記
    データを前記データ・プロセッサの前記第1のドメイン
    が処理した時点で、第1の一次トークンによって識別さ
    れる前記複数のバッファの第1のバッファから第1の一
    次トークン手段を分離するコンピュータ命令手段をさら
    に含むことを特徴とする、請求項29に記載の比較的大
    きなデータ・オブジェクトの伝送を制御するコンピュー
    タ・プログラム・プロダクト。
  31. 【請求項31】伝送のための前記コンピュータ命令手段
    が、 前記複数のバッファの第1のバッファから第1の二次ト
    ークンが分離され、前記複数のバッファの第1のバッフ
    ァから第1の一次トークンが分離された時点で前記複数
    のバッファの第1のバッファを再び割り当てるコンピュ
    ータ命令手段をさらに含むことを特徴とする、請求項3
    0に記載の比較的大きなデータ・オブジェクトの伝送を
    制御するコンピュータ・プログラム・プロダクト。
  32. 【請求項32】割当てのための前記コンピュータ命令手
    段が、 前記複数のバッファの第1のバッファの所有権を示す一
    次トークンを生成するコンピュータ命令手段と、 前記一次トークンを使って前記複数のドメインの前記第
    1のドメインに第1のバッファを一意に関連付けて前記
    第1のドメインが前記第1のバッファの所有者であるこ
    とを示すコンピュータ命令手段をさらに含み、 伝送のための前記コンピュータ命令手段が、 前記第1のバッファに記憶された前記データを前記第1
    のドメインが処理した時点で、前記の一次トークンを使
    って前記第1のドメインから第1のバッファを分離する
    コンピュータ命令手段と、 第1のバッファに記憶された比較的大きなデータ・オブ
    ジェクトを物理的に移動することなく、また第1のバッ
    ファに記憶された比較的大きなデータ・オブジェクトの
    コピーを作成することもなく、前記の一次トークンを使
    って前記複数のドメインの前記第2のドメインに第1の
    バッファを一意に関連付けて前記第2のドメインが前記
    第1のバッファの所有者であることを示すコンピュータ
    命令手段を含むことを特徴とする、請求項25に記載の
    比較的大きなデータ・オブジェクトの伝送を制御するコ
    ンピュータ・プログラム・プロダクト。
  33. 【請求項33】前記第1のバッファに記憶された前記デ
    ータを前記第2のドメインが処理した時点で、前記の一
    次トークンを使って前記第2のドメインから第1のバッ
    ファを分離するコンピュータ命令手段をさらに含むこと
    を特徴とする、請求項32に記載の比較的大きなデータ
    ・オブジェクトの伝送を制御するコンピュータ・プログ
    ラム・プロダクト。
  34. 【請求項34】前記第1のバッファに記憶されている前
    記データを前記第2のドメインが処理し、第1のバッフ
    ァから一次トークンを分離した時点で、前記複数のバッ
    ファの第1のバッファを再び割り当てて前記第1のバッ
    ファが使用可能であることを示すコンピュータ命令手段
    をさらに含むことを特徴とする、請求項33に記載の比
    較的大きなデータ・オブジェクトの伝送を制御するコン
    ピュータ・プログラム・プロダクト。
  35. 【請求項35】前記一次トークンを使って前記複数のド
    メインの前記第1のドメインに第1のバッファを一意に
    再び関連付けて、前記第1のドメインが前記第1のバッ
    ファの所有者であることを示すコンピュータ命令手段を
    さらに含むことを特徴とする、請求項33に記載の比較
    的大きなデータ・オブジェクトの伝送を制御するコンピ
    ュータ・プログラム・プロダクト。
  36. 【請求項36】前記通信システムが仮想記憶通信アクセ
    ス方式(VTAM)システムであることを特徴とする、
    請求項25に記載の比較的大きなデータ・オブジェクト
    の伝送を制御するコンピュータ・プログラム・プロダク
    ト。
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