JPH10300675A - 廃液の脱色度評価方法 - Google Patents
廃液の脱色度評価方法Info
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- JPH10300675A JPH10300675A JP11292297A JP11292297A JPH10300675A JP H10300675 A JPH10300675 A JP H10300675A JP 11292297 A JP11292297 A JP 11292297A JP 11292297 A JP11292297 A JP 11292297A JP H10300675 A JPH10300675 A JP H10300675A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 パルプ廃液等に含まれているリグニンスルホ
ン酸及び/又はその水溶性塩、又はフミン酸及び/又は
その水溶性塩を含む着色廃水を脱色する際に、その脱色
度を容易かつ正確に評価する方法を提供。 【解決手段】 リグニンスルホン酸及び/又はその水溶
性塩を含む着色廃水、又はフミン酸及び/又はその水溶
性塩を含む着色廃水をオゾン酸化法で脱色した液の脱色
度を評価する方法において、該脱色液に波長350〜7
00nmの光の中から波長70nm以下の等間隔で選ん
だ6種以上の単色光を照射した際の吸光度を積算した値
Sを求め、これを下記(1)式によって希釈度法色度C
に転換することを特徴とする廃液の脱色度評価方法、及
びこれを下記(2)式によって白金コバルト法色度C′
に転換することを特徴とする廃液の脱色度評価方法。 log C = A log S + B (1) log C′= D log S + E (2)
ン酸及び/又はその水溶性塩、又はフミン酸及び/又は
その水溶性塩を含む着色廃水を脱色する際に、その脱色
度を容易かつ正確に評価する方法を提供。 【解決手段】 リグニンスルホン酸及び/又はその水溶
性塩を含む着色廃水、又はフミン酸及び/又はその水溶
性塩を含む着色廃水をオゾン酸化法で脱色した液の脱色
度を評価する方法において、該脱色液に波長350〜7
00nmの光の中から波長70nm以下の等間隔で選ん
だ6種以上の単色光を照射した際の吸光度を積算した値
Sを求め、これを下記(1)式によって希釈度法色度C
に転換することを特徴とする廃液の脱色度評価方法、及
びこれを下記(2)式によって白金コバルト法色度C′
に転換することを特徴とする廃液の脱色度評価方法。 log C = A log S + B (1) log C′= D log S + E (2)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着色廃水をオゾン
酸化法で脱色した液の脱色度評価方法に関するものであ
る。
酸化法で脱色した液の脱色度評価方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】住民の環境への関心は年々強くなり、自
治体の環境規制も強化傾向にある。そのため、従来は川
崎市や三郷市以外で見当らなかった廃水の色度規制が平
成6年度からは和歌山市でも始まった。そして、この規
制は水質汚濁防止法で定められていないのに、前記以外
の自治体でも強い関心を持つようになってきた。色度は
人の感覚に依存するところが多いが、色感は個人差が大
きいから色度の客観的評価は難しい。従って、統一的に
認められる色度測定法は見当らず、色度評価が必要な自
治体や企業はそれぞれ独自の測定法を採用している。こ
の測定法には、吸光度の測定を基本とする機器法と験者
の視認を基本とする官能法とがある。このうち機器法
は、測定容易で色人差無く測定値が得られる等の利点を
持つが、機器法色度は実際の感覚とずれている場合が多
い。これは、機器法色度が着色物濃度に依存して結果を
与えるのに色度は人の感覚に依存するからであり、この
ため自治体の色度規制は官能法で行うのが一般的であ
る。
治体の環境規制も強化傾向にある。そのため、従来は川
崎市や三郷市以外で見当らなかった廃水の色度規制が平
成6年度からは和歌山市でも始まった。そして、この規
制は水質汚濁防止法で定められていないのに、前記以外
の自治体でも強い関心を持つようになってきた。色度は
人の感覚に依存するところが多いが、色感は個人差が大
きいから色度の客観的評価は難しい。従って、統一的に
認められる色度測定法は見当らず、色度評価が必要な自
治体や企業はそれぞれ独自の測定法を採用している。こ
の測定法には、吸光度の測定を基本とする機器法と験者
の視認を基本とする官能法とがある。このうち機器法
は、測定容易で色人差無く測定値が得られる等の利点を
持つが、機器法色度は実際の感覚とずれている場合が多
い。これは、機器法色度が着色物濃度に依存して結果を
与えるのに色度は人の感覚に依存するからであり、この
ため自治体の色度規制は官能法で行うのが一般的であ
る。
【0003】官能法による色度測定法には、希釈度法や
白金コバルト法等がある。希釈度法は、目視で精製水と
判別できなくなるまで試料を精製水で希釈して希釈倍率
を数値処理して色度とする方法であり、最も分り易い色
度測定法である。この方法は和歌山市の色度規制で採用
されており、自治体による色度規制で採用される可能性
が最も高い方法であるが、この方法は個人差が大きいか
ら多人数の験者で実施しないと正しい結果が得られな
い。また、着色廃水を規制値まで自動的に脱色する工程
では脱色液の評価に使えないし、測定の迅速化も困難で
ある。白金コバルト法は、1〜20度の色度標準液と試
料を比色管で目視比較して色度を求める方法で、試料が
色度標準液の色より濃い場合は試料を精製水で適宜希釈
し、希釈試料の色と同色の色度標準液の色度に希釈倍率
を乗じて色度とする。色度標準液は、精製水に塩化白金
酸カリウムと塩化コバルトを溶解した液で、色度1の液
は精製水1リットル中に白金1mgとコバルト0.5m
gを含み、色度20の液はそれぞれ20mg及び10m
g含む。この方法はフミン質由来の茶褐色系色の色度測
定に好適であり、原料水や茶褐色系水等の色度評価に使
われている。また、この方法は希釈度法より個人差の少
ない方法であるが、官能法なので希釈度法と同様な問題
がある。例えば、着色廃水を規制値まで自動的に脱色す
る際の脱色液評価には使えないし、測定の迅速化も困難
である。
白金コバルト法等がある。希釈度法は、目視で精製水と
判別できなくなるまで試料を精製水で希釈して希釈倍率
を数値処理して色度とする方法であり、最も分り易い色
度測定法である。この方法は和歌山市の色度規制で採用
されており、自治体による色度規制で採用される可能性
が最も高い方法であるが、この方法は個人差が大きいか
ら多人数の験者で実施しないと正しい結果が得られな
い。また、着色廃水を規制値まで自動的に脱色する工程
では脱色液の評価に使えないし、測定の迅速化も困難で
ある。白金コバルト法は、1〜20度の色度標準液と試
料を比色管で目視比較して色度を求める方法で、試料が
色度標準液の色より濃い場合は試料を精製水で適宜希釈
し、希釈試料の色と同色の色度標準液の色度に希釈倍率
を乗じて色度とする。色度標準液は、精製水に塩化白金
酸カリウムと塩化コバルトを溶解した液で、色度1の液
は精製水1リットル中に白金1mgとコバルト0.5m
gを含み、色度20の液はそれぞれ20mg及び10m
g含む。この方法はフミン質由来の茶褐色系色の色度測
定に好適であり、原料水や茶褐色系水等の色度評価に使
われている。また、この方法は希釈度法より個人差の少
ない方法であるが、官能法なので希釈度法と同様な問題
がある。例えば、着色廃水を規制値まで自動的に脱色す
る際の脱色液評価には使えないし、測定の迅速化も困難
である。
【0004】前記のように従来の色度測定法は問題が多
く、各種色度測定法間の相関性についても疑問が多い。
また、各種色度測定法間の相関関係について科学的に検
討した例は、本発明者が染料廃水をオゾン酸化法で脱色
した液の色度を各種測定法で評価し、各種測定法間の相
関関係につして検討した例〔水環境学会誌,19,30
6(1996)〕以外に殆ど見当らない。そして、代表
的着色廃水の一つと云えるパルプ廃液の処理水に関する
前記と同種の報告は見当らない。一方、前記のように自
治体による廃水の色度規制は今後急速に増加すると予想
されるから、着色廃水を排出する企業では色度規制値を
クリアーするための着色廃水脱色工程の増設が活発化す
ると予想される。しかしながら、前記説明からも分るよ
うに簡単明確で自治体の色度規制に対応可能な脱色廃液
の脱色度評価方法は見当らないから、その開発が強く望
まれている。
く、各種色度測定法間の相関性についても疑問が多い。
また、各種色度測定法間の相関関係について科学的に検
討した例は、本発明者が染料廃水をオゾン酸化法で脱色
した液の色度を各種測定法で評価し、各種測定法間の相
関関係につして検討した例〔水環境学会誌,19,30
6(1996)〕以外に殆ど見当らない。そして、代表
的着色廃水の一つと云えるパルプ廃液の処理水に関する
前記と同種の報告は見当らない。一方、前記のように自
治体による廃水の色度規制は今後急速に増加すると予想
されるから、着色廃水を排出する企業では色度規制値を
クリアーするための着色廃水脱色工程の増設が活発化す
ると予想される。しかしながら、前記説明からも分るよ
うに簡単明確で自治体の色度規制に対応可能な脱色廃液
の脱色度評価方法は見当らないから、その開発が強く望
まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、パルプ廃液
等に含まれているリグニンスルホン酸及び/又はその水
溶性塩、又はフミン酸及び/又はその水溶性塩を含む着
色廃水を脱色する際に、その脱色度を容易かつ正確に評
価する方法を提供することをその課題とする。
等に含まれているリグニンスルホン酸及び/又はその水
溶性塩、又はフミン酸及び/又はその水溶性塩を含む着
色廃水を脱色する際に、その脱色度を容易かつ正確に評
価する方法を提供することをその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに
至った。すなわち、本発明によれば、リグニンスルホン
酸及び/又はその水溶性塩を含む着色廃水、又はフミン
酸及び/又はその水溶性塩を含む着色廃水をオゾン酸化
法で脱色した液の脱色度を評価する方法において、該脱
色液に波長350〜700nmの光の中から波長70n
m以下の等間隔で選んだ6種以上の単色光を照射した際
の吸光度を積算した値Sを求め、これを下記(1)式に
よって希釈度法色度Cに転換することを特徴とする廃液
の脱色度評価方法が提供される。 log C = A log S + B (1) (式中、A及びBは定数を表している) また、本発明によれば、リグニンスルホン酸及び/又は
その水溶性塩を含む着色廃水、又はフミン酸及び/又は
その水溶性塩を含む着色廃水をオゾン酸化法で脱色した
液の脱色度を評価する方法において、該脱色液に波長3
50〜700nmの光の中から波長70nm以下の等間
隔で選んだ6種以上の単色光を照射した際の吸光度を積
算した値Sを求め、これを下記(2)式によって白金コ
バルト法色度C′に転換することを特徴とする廃液の脱
色度評価方法が提供される。 log C′= D log S + E (2) (式中、D及びEは定数を表している)
解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに
至った。すなわち、本発明によれば、リグニンスルホン
酸及び/又はその水溶性塩を含む着色廃水、又はフミン
酸及び/又はその水溶性塩を含む着色廃水をオゾン酸化
法で脱色した液の脱色度を評価する方法において、該脱
色液に波長350〜700nmの光の中から波長70n
m以下の等間隔で選んだ6種以上の単色光を照射した際
の吸光度を積算した値Sを求め、これを下記(1)式に
よって希釈度法色度Cに転換することを特徴とする廃液
の脱色度評価方法が提供される。 log C = A log S + B (1) (式中、A及びBは定数を表している) また、本発明によれば、リグニンスルホン酸及び/又は
その水溶性塩を含む着色廃水、又はフミン酸及び/又は
その水溶性塩を含む着色廃水をオゾン酸化法で脱色した
液の脱色度を評価する方法において、該脱色液に波長3
50〜700nmの光の中から波長70nm以下の等間
隔で選んだ6種以上の単色光を照射した際の吸光度を積
算した値Sを求め、これを下記(2)式によって白金コ
バルト法色度C′に転換することを特徴とする廃液の脱
色度評価方法が提供される。 log C′= D log S + E (2) (式中、D及びEは定数を表している)
【0007】
【発明の実施の形態】本発明者は、リグニンスルホン酸
又はフミン酸を含有する着色廃水を脱色処理した液の脱
色度を簡単正確に評価する方法の開発を目的として、前
記着色物を含む水溶液をオゾン酸化法で脱色した液の色
度を後記する吸光度法(A)、希釈度法(B)及び白金
コバルト法(C)で測定し、これら3法で得られた色度
値の相関性について検討した。すなわち、着色物濃度が
異なる多数の試料についてA〜Cの方法で色度値を求
め、その対数をA−B間、B−C間及びA−C間の関係
を表すグラフにプロットしたところ、全部のグラフで直
線関係が得られたことから前記3法は良く相関している
ことが分った。そして、A−B間では下記(1)式が、
A−C間では下記(2)式が成立することが分った。な
お、式中のCは希釈度法色度を、C′は白金コバルト法
色度を、Sは吸光度法色度(吸光度の積算値)を、A、
B、D、Eは定数を表している。 log C = A log S + B (1) log C′= D log S + E (2) 本発明は、(1)式及び(2)式に示される関係を見出
したことによって達成されたものである。
又はフミン酸を含有する着色廃水を脱色処理した液の脱
色度を簡単正確に評価する方法の開発を目的として、前
記着色物を含む水溶液をオゾン酸化法で脱色した液の色
度を後記する吸光度法(A)、希釈度法(B)及び白金
コバルト法(C)で測定し、これら3法で得られた色度
値の相関性について検討した。すなわち、着色物濃度が
異なる多数の試料についてA〜Cの方法で色度値を求
め、その対数をA−B間、B−C間及びA−C間の関係
を表すグラフにプロットしたところ、全部のグラフで直
線関係が得られたことから前記3法は良く相関している
ことが分った。そして、A−B間では下記(1)式が、
A−C間では下記(2)式が成立することが分った。な
お、式中のCは希釈度法色度を、C′は白金コバルト法
色度を、Sは吸光度法色度(吸光度の積算値)を、A、
B、D、Eは定数を表している。 log C = A log S + B (1) log C′= D log S + E (2) 本発明は、(1)式及び(2)式に示される関係を見出
したことによって達成されたものである。
【0008】本発明者が色度の相関性を検討するために
試みた吸光度法による色度測定方法は、波長350〜7
00nmの光の対から波長50nm毎に選んだ8種の単
色光を試料に照射した際の吸光度を積算した値Sを色度
とする方法であるが、波長350〜700nmの光の中
から波長70nm以下の等間隔で6種以上の単色光を選
んで吸光度を積算する方法であれば前記と異なる吸光度
の積算方法であっても良い。それゆえ、吸光度曲線を波
長350〜700nmの間で積分した値を積算値Sとし
ても良く、この場合は吸光度0の直線と波長350nm
の直線と波長700nmの直線と吸光度曲線に囲まれた
固形の面積がSに相当する。なお、積算方法の変化に応
じて(1)式及び(2)式の定数は変動する。希釈度法
色度Cは個人差が多いから、同じ試料を5人の験者が測
定した結果から最大値と最小値を除くt、u及びνの値
(t>u>ν)から下記(3)式に従って算出したが、
それ以外は前記した常法に従って求めた。また、白金コ
バルト法色度C′は前記の常法に従って求めた。 log C =(log t + log ν)/2 (3)
試みた吸光度法による色度測定方法は、波長350〜7
00nmの光の対から波長50nm毎に選んだ8種の単
色光を試料に照射した際の吸光度を積算した値Sを色度
とする方法であるが、波長350〜700nmの光の中
から波長70nm以下の等間隔で6種以上の単色光を選
んで吸光度を積算する方法であれば前記と異なる吸光度
の積算方法であっても良い。それゆえ、吸光度曲線を波
長350〜700nmの間で積分した値を積算値Sとし
ても良く、この場合は吸光度0の直線と波長350nm
の直線と波長700nmの直線と吸光度曲線に囲まれた
固形の面積がSに相当する。なお、積算方法の変化に応
じて(1)式及び(2)式の定数は変動する。希釈度法
色度Cは個人差が多いから、同じ試料を5人の験者が測
定した結果から最大値と最小値を除くt、u及びνの値
(t>u>ν)から下記(3)式に従って算出したが、
それ以外は前記した常法に従って求めた。また、白金コ
バルト法色度C′は前記の常法に従って求めた。 log C =(log t + log ν)/2 (3)
【0009】(1)式及び(2)式の定数A、B、D、
Eは、試料の種類やpHならびに吸光度の測定方法と積
算方法で変動すると共に、試料中の不純物で多少変動す
る場合もある。従って、本発明法で吸光度の積算値から
希釈度法や白金コバルト法の色度を求める場合には、試
料の種類やpHならびに吸光度の測定方法と積算方法を
一定にして定数を求め、定数取得時と同条件で試料の吸
光度測定や吸光度積算を行うことが必要である。そし
て、特定工程から排出される着色廃水をオゾン酸化法で
脱色した液の脱色度を官能法で評価する際は、前記した
定数取得のために使う試料として前記着色廃水をオゾン
酸化した脱色した液を使うのが望ましい。前記の定数
は、着色物濃度が異なる多数の試料について吸光度の積
算値Sと希釈度法(又は白金コバルト法)色度を求め、
その結果を整理することによって容易に求めることがで
きる。例えば、希釈度法(又は白金コバルト法)色度の
対数値をX軸としlogSをY軸とするグラフにデータ
をプロットすれば、A又はDを勾配としB又はEを切片
とする直線が得られる。なお、自明のことであるが、充
分正確な色度を得るためには定数取得用試料を多数と
し、データがばらつく場合には最小自乗法等で蘭差を修
正してからlogSと色度の対数値を関係づける直線を
求めるのが望ましい。
Eは、試料の種類やpHならびに吸光度の測定方法と積
算方法で変動すると共に、試料中の不純物で多少変動す
る場合もある。従って、本発明法で吸光度の積算値から
希釈度法や白金コバルト法の色度を求める場合には、試
料の種類やpHならびに吸光度の測定方法と積算方法を
一定にして定数を求め、定数取得時と同条件で試料の吸
光度測定や吸光度積算を行うことが必要である。そし
て、特定工程から排出される着色廃水をオゾン酸化法で
脱色した液の脱色度を官能法で評価する際は、前記した
定数取得のために使う試料として前記着色廃水をオゾン
酸化した脱色した液を使うのが望ましい。前記の定数
は、着色物濃度が異なる多数の試料について吸光度の積
算値Sと希釈度法(又は白金コバルト法)色度を求め、
その結果を整理することによって容易に求めることがで
きる。例えば、希釈度法(又は白金コバルト法)色度の
対数値をX軸としlogSをY軸とするグラフにデータ
をプロットすれば、A又はDを勾配としB又はEを切片
とする直線が得られる。なお、自明のことであるが、充
分正確な色度を得るためには定数取得用試料を多数と
し、データがばらつく場合には最小自乗法等で蘭差を修
正してからlogSと色度の対数値を関係づける直線を
求めるのが望ましい。
【0010】前記の定数は、試薬用リグニンスルホン酸
又はフミン酸、或いはこれらの水溶性塩を含む希薄水溶
液を試料として求めることができる。そして、通常はこ
の方法で求めた定数を使っても吸光度の積算値を官能法
色度は良く対応している。次に、試薬用リグニンスルホ
ン酸ナトリウムの希薄水溶液又は試薬用フミン酸の希薄
水溶液を試料とし、厚み10mmのセルに充填した該試
料の吸光度を波長350〜700nmの光について測定
したから波長50nm毎の吸光度を積算した値を吸光度
の積算値とした場合の(1)および(2)式の定数を表
1に示す。なお、表1の定数を求める際の吸光度測定
は、吸光度が2以下となるように試料を適宜精製水で希
釈して行った。
又はフミン酸、或いはこれらの水溶性塩を含む希薄水溶
液を試料として求めることができる。そして、通常はこ
の方法で求めた定数を使っても吸光度の積算値を官能法
色度は良く対応している。次に、試薬用リグニンスルホ
ン酸ナトリウムの希薄水溶液又は試薬用フミン酸の希薄
水溶液を試料とし、厚み10mmのセルに充填した該試
料の吸光度を波長350〜700nmの光について測定
したから波長50nm毎の吸光度を積算した値を吸光度
の積算値とした場合の(1)および(2)式の定数を表
1に示す。なお、表1の定数を求める際の吸光度測定
は、吸光度が2以下となるように試料を適宜精製水で希
釈して行った。
【表1】
【0011】
【実施例】次に、本発明を実施例によって更に具体的か
つ詳細に説明するが、本発明はこの実施例によって限定
されるものではない。
つ詳細に説明するが、本発明はこの実施例によって限定
されるものではない。
【0012】実施例1 精製水1リットル中に東京化成製のリグニンスルホン酸
ナトリウム塩1.00gを溶解し、これに0.5N塩酸
水溶液を加えてpH4.0と7.0の試料を調製した。
これらの試料は茶褐色に着色しているが、可視域に特定
の吸収ピークは認められなかった。前記着色液を図1に
示す装置でオゾン酸化して脱色した。この図で1は酸素
ボンベ、2はサンプリング管、7は恒温水槽、8はpH
調節器、9は排オゾン吸収塔、10はガス分散器であ
る。また、オゾナイザー2には日本オゾン製ON−1−
2型を、pH調節器8には日伸理化製NPH−660型
を使った。そして、反応槽5には高さ30cm、内径
9.5cmの半回分式気液接触槽を使い、ガス分散器1
0としては気孔径45〜50μmのガラス製ボールフィ
ルターを使った。反応槽5に前記の試料1.6リットル
を仕込み、これに32.6mg/リットルのオゾンを含
む酸素を0.5リットル/分の速度で送入した。このガ
スをガス分散器10から試料中に送入して気液接触効率
を高くした。また、反応槽側面を囲う恒温水槽7に水道
水を通して試料の温度を22±2℃に保つと共に、pH
調節器8で試料のpHをオゾン酸化中も常に初期値±
0.5に保った。なお、図1からも分るようにオゾンを
含む排ガスは排オゾン吸収塔9に導入し、ヨウ化カリウ
ムの水溶液で排ガスを良く洗浄してオゾンを除いてから
空気中に放出した。
ナトリウム塩1.00gを溶解し、これに0.5N塩酸
水溶液を加えてpH4.0と7.0の試料を調製した。
これらの試料は茶褐色に着色しているが、可視域に特定
の吸収ピークは認められなかった。前記着色液を図1に
示す装置でオゾン酸化して脱色した。この図で1は酸素
ボンベ、2はサンプリング管、7は恒温水槽、8はpH
調節器、9は排オゾン吸収塔、10はガス分散器であ
る。また、オゾナイザー2には日本オゾン製ON−1−
2型を、pH調節器8には日伸理化製NPH−660型
を使った。そして、反応槽5には高さ30cm、内径
9.5cmの半回分式気液接触槽を使い、ガス分散器1
0としては気孔径45〜50μmのガラス製ボールフィ
ルターを使った。反応槽5に前記の試料1.6リットル
を仕込み、これに32.6mg/リットルのオゾンを含
む酸素を0.5リットル/分の速度で送入した。このガ
スをガス分散器10から試料中に送入して気液接触効率
を高くした。また、反応槽側面を囲う恒温水槽7に水道
水を通して試料の温度を22±2℃に保つと共に、pH
調節器8で試料のpHをオゾン酸化中も常に初期値±
0.5に保った。なお、図1からも分るようにオゾンを
含む排ガスは排オゾン吸収塔9に導入し、ヨウ化カリウ
ムの水溶液で排ガスを良く洗浄してオゾンを除いてから
空気中に放出した。
【0013】前記のようにして試料をオゾン酸化した
が、この酸化反応中にオゾン酸化した試料(以下、酸化
試料とも云う)をサンプリング管6から随時取り出して
該試料の吸光度及び色度を測定した。すなわち、サンプ
リング試料中の溶存オゾンを除くために窒素で曝気して
から、色戻りの影響を最小限とするため1時間以内に吸
光度を測定すると共に、希釈度法ならびに白金コバルト
法色度を測定した。吸光度は、厚み10mmのセルを使
って日立製作所製100−50型分光光度計で測定した
が、酸化試料の吸光度が2以上の場合は吸光度が2以下
となるように精製水で希釈してから吸光度を再度測定
し、充分正確な吸光度を求めた。そして、波長350〜
700nmの光の吸光度を波長50nm毎に積算した値
を吸光度法色度とした。希釈度法色度は前記した常法で
測定し、5人の験者が測定した測定値中の最大値と最小
値を除いた値から前記(3)式に従って色度を算出し
た。白金コバルト法色度は、前記した常法に従って測定
した。上記の方法で得た各法の色度を両対数グラフにプ
ロットしたところ、図2、図3の結果が得られた。これ
らの図で黒丸は試料のpHが4.0の場合、白丸は試料
のpHが7.0の場合である。また、図2、図3から、
吸光度法色度は希釈度法色度及び白金コバルト法色度と
良く対応していることが分る。そして、図2から吸光度
法色度Sと希釈度法色度Cとの関係は、試料のpHが
4.0の場合は下記(4)式で、pH7.0では下記
(5)式で表されることが分った。 log C = 1.689 log S + 1.765 (4) log C = 1.761 log S + 2.299 (5) 同様に、図3から吸光度法色度Sと白金コバルト法色度
C′との関係を求めたところ、試料pH4.0では下記
(6)式、試料のpH7.0では下記(7)式で表され
ることが分った。 log C′= 1.751 log S + 2.479 (6) log C′= 1.193 log S + 2.570 (7)
が、この酸化反応中にオゾン酸化した試料(以下、酸化
試料とも云う)をサンプリング管6から随時取り出して
該試料の吸光度及び色度を測定した。すなわち、サンプ
リング試料中の溶存オゾンを除くために窒素で曝気して
から、色戻りの影響を最小限とするため1時間以内に吸
光度を測定すると共に、希釈度法ならびに白金コバルト
法色度を測定した。吸光度は、厚み10mmのセルを使
って日立製作所製100−50型分光光度計で測定した
が、酸化試料の吸光度が2以上の場合は吸光度が2以下
となるように精製水で希釈してから吸光度を再度測定
し、充分正確な吸光度を求めた。そして、波長350〜
700nmの光の吸光度を波長50nm毎に積算した値
を吸光度法色度とした。希釈度法色度は前記した常法で
測定し、5人の験者が測定した測定値中の最大値と最小
値を除いた値から前記(3)式に従って色度を算出し
た。白金コバルト法色度は、前記した常法に従って測定
した。上記の方法で得た各法の色度を両対数グラフにプ
ロットしたところ、図2、図3の結果が得られた。これ
らの図で黒丸は試料のpHが4.0の場合、白丸は試料
のpHが7.0の場合である。また、図2、図3から、
吸光度法色度は希釈度法色度及び白金コバルト法色度と
良く対応していることが分る。そして、図2から吸光度
法色度Sと希釈度法色度Cとの関係は、試料のpHが
4.0の場合は下記(4)式で、pH7.0では下記
(5)式で表されることが分った。 log C = 1.689 log S + 1.765 (4) log C = 1.761 log S + 2.299 (5) 同様に、図3から吸光度法色度Sと白金コバルト法色度
C′との関係を求めたところ、試料pH4.0では下記
(6)式、試料のpH7.0では下記(7)式で表され
ることが分った。 log C′= 1.751 log S + 2.479 (6) log C′= 1.193 log S + 2.570 (7)
【0014】実施例2 精製水1リットル中に和光純薬工業製フミン酸を1.0
0g/リットル含む水溶液を調製し、精製水で使用直前
にフミン酸含有量が250mg/リットルとなるように
希釈した。この液をそのまま、又は0.5N塩酸水溶液
でpH7.0に調整した水溶液を試料としたが、それ以
外は実施例1と同様にしてフミン酸水溶液をオゾン酸化
法で脱色した。なお、フミン酸水溶液は茶褐色に着色し
ているが、可視域に特定の吸収ピークは認められなかっ
た。酸化試料の色度を実施例1の場合と同じ方法で測定
し、その結果を実施例1の場合と同様に処理すると図
2、図3と同様なグラフが得られた。この結果から吸光
度法色度Sと負釈度法色度Cの関係を求めたところ、試
料のpHが未調整の場合は下記(8)式の関係が、試料
のpHが7.0では下記(9)式の関係が得られた。 log C = 1.161 log S + 2.026 (8) log C = 1.193 log S + 2.031 (9) 同様にして吸光度法色度Sと白金コバルト法色度C′の
関係を求めたところ、試料pHが未調整の場合は下記
(10)式の関係が、試料のpHが7.0では下記(1
1)式の関係が得られた。 log C′= 1.309 log S + 2.611 (10) log C′= 1.121 log S + 2.637 (11)
0g/リットル含む水溶液を調製し、精製水で使用直前
にフミン酸含有量が250mg/リットルとなるように
希釈した。この液をそのまま、又は0.5N塩酸水溶液
でpH7.0に調整した水溶液を試料としたが、それ以
外は実施例1と同様にしてフミン酸水溶液をオゾン酸化
法で脱色した。なお、フミン酸水溶液は茶褐色に着色し
ているが、可視域に特定の吸収ピークは認められなかっ
た。酸化試料の色度を実施例1の場合と同じ方法で測定
し、その結果を実施例1の場合と同様に処理すると図
2、図3と同様なグラフが得られた。この結果から吸光
度法色度Sと負釈度法色度Cの関係を求めたところ、試
料のpHが未調整の場合は下記(8)式の関係が、試料
のpHが7.0では下記(9)式の関係が得られた。 log C = 1.161 log S + 2.026 (8) log C = 1.193 log S + 2.031 (9) 同様にして吸光度法色度Sと白金コバルト法色度C′の
関係を求めたところ、試料pHが未調整の場合は下記
(10)式の関係が、試料のpHが7.0では下記(1
1)式の関係が得られた。 log C′= 1.309 log S + 2.611 (10) log C′= 1.121 log S + 2.637 (11)
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、リグニンスルホン酸及
び/又はその水溶性塩を含む着色廃水、又はフミン酸及
び/又はその水溶性塩を含着色廃水をオゾン酸化法で脱
色した液の脱色度を、該脱色液の波長350〜700n
mの光に対する吸光度を測定することによって、希釈度
法や白金コバルト法の色度として評価することができ
る。従って、本発明によれば前記着色廃水の官能法色度
が個人差なく簡単正確に求められる上に、前記した官能
法色度を自動的に測定することも可能となる。それゆ
え、官能法で規定されている色度規制値まで前記着色廃
液を脱色する工程の官理が従来より容易となり、前記廃
水の色度を規制値以下まで低下させる着色廃水処理工程
を自動化することも可能となる。
び/又はその水溶性塩を含む着色廃水、又はフミン酸及
び/又はその水溶性塩を含着色廃水をオゾン酸化法で脱
色した液の脱色度を、該脱色液の波長350〜700n
mの光に対する吸光度を測定することによって、希釈度
法や白金コバルト法の色度として評価することができ
る。従って、本発明によれば前記着色廃水の官能法色度
が個人差なく簡単正確に求められる上に、前記した官能
法色度を自動的に測定することも可能となる。それゆ
え、官能法で規定されている色度規制値まで前記着色廃
液を脱色する工程の官理が従来より容易となり、前記廃
水の色度を規制値以下まで低下させる着色廃水処理工程
を自動化することも可能となる。
【図1】着色廃水をオゾン酸化法で脱色する工程の一例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図2】吸光度法色度と希釈度法色度の関係を示すグラ
フの一例である。
フの一例である。
【図3】吸光度法色度と白金コバルト法色度の関係を示
すグラフの一例である。
すグラフの一例である。
1 酸素ボンベ 2 オゾナイザー 3 流量計 4 循環ポンプ 5 反応槽 6 サンプリング管 7 恒温水槽 8 pH調節器 9 排オゾン吸収塔 10 ガス分散器
Claims (2)
- 【請求項1】 リグニンスルホン酸及び/又はその水溶
性塩を含む着色廃水、又はフミン酸及び/又はその水溶
性塩を含む着色廃水をオゾン酸化法で脱色した液の脱色
度を評価する方法において、該脱色液に波長350〜7
00nmの光の中から波長70nm以下の等間隔で選ん
だ6種以上の単色光を照射した際の吸光度を積算した値
Sを求め、これを下記(1)式によって希釈度法色度C
に転換することを特徴とする廃液の脱色度評価方法。 log C = A log S + B (1) (式中、A及びBは定数を表している) - 【請求項2】 リグニンスルホン酸及び/又はその水溶
性塩を含む着色廃水、又はアミン酸及び/又はその水溶
性塩を含む着色廃水をオゾン酸化法で脱色した液の脱色
度を評価する方法において、該脱色液に波長350〜7
00nmの光の中から波長70nm以下の等間隔で選ん
だ6種以上の単色光を照射した際の吸光度を積算した値
Sを求め、これを下記(2)式によって白金コバルト法
色度C′に転換することを特徴とする廃液の脱色度評価
方法。 log C′= D log S + E (2) (式中、D及びEは定数を表している)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11292297A JPH10300675A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 廃液の脱色度評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11292297A JPH10300675A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 廃液の脱色度評価方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10300675A true JPH10300675A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14598856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11292297A Pending JPH10300675A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 廃液の脱色度評価方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10300675A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016214175A (ja) * | 2015-05-22 | 2016-12-22 | オルガノ株式会社 | 水処理装置および水処理方法 |
WO2017110288A1 (ja) * | 2015-12-22 | 2017-06-29 | 住友電気工業株式会社 | 水処理方法及び水処理システム |
CN114235803A (zh) * | 2021-12-14 | 2022-03-25 | 安图实验仪器(郑州)有限公司 | 用于微生物染色后的脱色判定方法 |
-
1997
- 1997-04-30 JP JP11292297A patent/JPH10300675A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016214175A (ja) * | 2015-05-22 | 2016-12-22 | オルガノ株式会社 | 水処理装置および水処理方法 |
WO2017110288A1 (ja) * | 2015-12-22 | 2017-06-29 | 住友電気工業株式会社 | 水処理方法及び水処理システム |
JPWO2017110288A1 (ja) * | 2015-12-22 | 2018-10-11 | 住友電気工業株式会社 | 水処理方法及び水処理システム |
CN114235803A (zh) * | 2021-12-14 | 2022-03-25 | 安图实验仪器(郑州)有限公司 | 用于微生物染色后的脱色判定方法 |
CN114235803B (zh) * | 2021-12-14 | 2024-05-14 | 安图实验仪器(郑州)有限公司 | 用于微生物染色后的脱色判定方法 |
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