JPH10300576A - Uvチェック用フィルムおよびuvチェック用カード 並びにuvチェック用シール - Google Patents

Uvチェック用フィルムおよびuvチェック用カード 並びにuvチェック用シール

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JPH10300576A
JPH10300576A JP10368197A JP10368197A JPH10300576A JP H10300576 A JPH10300576 A JP H10300576A JP 10368197 A JP10368197 A JP 10368197A JP 10368197 A JP10368197 A JP 10368197A JP H10300576 A JPH10300576 A JP H10300576A
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JP
Japan
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film
check
adhesive layer
reaction film
seal
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Application number
JP10368197A
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English (en)
Inventor
Shuji Kawamoto
周二 川本
Yoshio Suzuki
義男 鈴木
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KAWAMOTO BUTAI SHOMEI KK
KIROKU SOZAI SOGO KENKYUSHO KK
Original Assignee
KAWAMOTO BUTAI SHOMEI KK
KIROKU SOZAI SOGO KENKYUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内外における自然太陽光中の紫外線あるい
は人工光中の紫外線の確認を簡易に行えるとともに一般
的な需要に対応し得るUVチェック用フィルム、UVチ
ェック用カードおよびシールの提供を目的とする。 【解決手段】 紫外線に反応する反応フィルム2の裏面
に粘着層3を設けるとともにこの粘着層3に剥離紙4を
貼着することによりUVチェック用フィルム1を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内外における自
然太陽光中の紫外線又は人工放電による紫外線を確認す
る際に使用するUVチェック用フィルムおよびUVチェ
ック用カード並びにUVチェック用シールに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】最近、紫外線の有害性に対する関心が高
まり、UVカットをうたった製品、例えば、日焼け止め
クリーム等の化粧品あるいはUVカット作用を施した衣
料品、その他の商品が販売されている。
【0003】又、UVセンサーとしては、リズム時計工
業(株)製のUVセンサー付コンパクトクロックあるい
はイギリス製の腕時計型UVセンサーが存在する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記UVカ
ット用の化粧品あるいは衣料等の製品における紫外線U
VAの防止の目安としてPA+++値、紫外線UVB防
止の目安にSPF値が表示されているが、UVカットの
作用の確認あるいは、同作用の効能期間の確認手段に欠
ける為に、その確認手段が切望されるところである。
【0005】又、室内外における自然太陽光中の紫外線
あるいは人工放電による紫外線の確認に当たっては、前
記UVセンサー付コンパクトクロック(リズム時計工業
(株)製)あるいは腕時計型UVセンサ(イギリス製)
が存在するが、極めて専門的な商品で、かぎられた使用
範囲のもので、数値のセットや電池の入れ換え等が要求
される等の煩雑性と高価で、一般的な需要に応じ得るも
のではない。
【0006】因って、本発明は、これらの必要性に鑑み
て開発されたもので、室内外における紫外線の確認を簡
易に行えるとともに一般的な需要にも充分に対応し得る
UVチェック用フィルムおよびUVチェック用カード並
びにUVチェック用シールの提供を目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
発明は、紫外線に反応する反応フィルムの裏面に粘着層
を設けるとともにこの粘着層に剥離紙を貼着して成るU
Vチェック用フィルムである。
【0008】又、請求項2記載の発明は、紫外線に反応
する反応フィルムの表裏両面に粘着層を設けるとともに
表側の粘着層に透明のカバーフィルムを、裏側の粘着層
に剥離紙を貼着して成るUVチェック用フィルムであ
る。
【0009】又、請求項6記載の発明は、所要の形状か
ら成るカード本来の表側に紫外線に反応する所要の形状
から成る反応フィルムを固着して成るUVチェック用カ
ードである。
【0010】そして、請求項10記載の発明は、所要の
形状から成る紫外線に反応する反応フィルムにて形成し
たシール本体の裏面に粘着層を設けるとともにこの粘着
層に剥離紙を貼着して成るUVチェック用シールであ
り、請求項11記載の発明は、所要の形状から成る紫外
線に反応する反応フィルムにて形成したシール本体の表
裏両面に粘着層を設けるとともに表側の粘着層には透明
なカバーフィルムを固着し、裏側の粘着層には剥離紙を
貼着して成るUVチェック用シールである。
【0011】
【作用】本発明の目的を達成する前記手段のうち、請求
項1に記載されるUVチェック用フィルムによれば、室
内外における自然太陽光中の紫外線あるいは人工放電に
よる紫外線を、反応フィルムの反応の有無によって簡単
に視認することができるとともに粘着層を介して、前記
紫外線の確認を要求される場所へのセットを、室内外の
場所に限定を受けることなく、行うことができる幅の広
い対応性を有する。
【0012】又、同請求項1記載の構成から成るUVチ
ェック用フィルムによれば、紫外線のチェックに要求さ
れるUVチェック用カードあるいはUVチェック用シー
ル自体の製造に極めて好適である。
【0013】そして、請求項2記載の発明であるUVチ
ェック用フィルムによれば、前記請求項1記載の発明と
同様の作用を有することに加えて、特に、人体に直接塗
布して使用する日焼け止めクリームあるいは、その他の
紫外線防止用塗布剤の効能および再塗布の必要性を要求
される場合等のチェック用フィルムとしての作用を有す
る。
【0014】さらに、前記請求項6記載のUVチェック
用カードによれば、反応フィルムによって得られる紫外
線のチェック作用をカードの態様に応じた好適な適用範
囲において得られるものである。
【0015】そして、請求項10および11記載のUV
チェック用シールによれば、前記UVチェック用カード
に換えて、シールの態様に応じた好適な適用範囲におい
て前記反応フィルムによって得られる紫外線のチェック
作用を得られるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
とともに説明する。
【0017】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1を示すもので、UVチェック用フィルムの拡大断面
図である。
【0018】しかして、図1に示されるUVチェック用
フィルム1は紫外線に反応する反応フィルム2の裏面に
粘着層3を設けるとともにこの粘着層3に剥離紙4を貼
着することにより形成されている。
【0019】又、前記紫外線に反応する反応フィルム2
の構成としては、透明(無色)から有色、例えば、赤、
黄、青、緑等の有色に変色して反応する構成、あるいは
紫外線に反応して、可逆的に消色あるいは発色が繰り返
し得る構成を挙げることができる。
【0020】さらに、かかる反応フィルム2の具体的な
構成としては、塩化ビニール等の合成樹脂フィルムの製
膜に関連して、前記反応作用を有する顔料(フォトクロ
ミック色材)を練り込みおよびコーティングして製造し
たフィルム(不図示)を前記反応フィルム2として適用
することができ、同様にして、前記反応フィルム2の製
膜工程に関連して粘着剤をコーティングすることによ
り、粘着層3を形成し、かつ同様にして剥離紙4の貼着
作業を前記反応フィルム2と粘着層3の加工工程に関連
して実施することにより、図1のUVチェック用フィル
ム1の製造を行うことができる。
【0021】前記製造に換えて、反応フィルム2の製膜
を、フィルム自体の製造原料に、前記反応作用を有する
顔料、その他の必要な材料を混練し、これを用いて製膜
することにより、製造することも勿論可能である。
【0022】尚、顔料(フォトクロミック)すなわち、
フォトクロミック化合物には、スピロナフトオキサジン
系化合物、フルギド系化合物、ベンゾジキサンテン系化
合物の様な三種類の化合物がある。それらの化合物の例
として以下のような物質を具体的に挙げることができ
る。
【0023】6’−インドリノ−1,3,3−トリメチ
ルスピロ{インドリン−2,3’−3H−ナフト(2,
1−b)[1,4]オキサジン} 1,3,3−トリメチル−1,6’−ピベリジノスピロ
{インドリン−2,3’−3H−ナフト(2,1−b)
[1,4]オキサジン} 9’−メトキシ−1,3,3−トリメチル1,6’−ピ
ペリジノスピロ{インドリン−2,3−3H−ナフト
(2,1−b)[1,4]オキサジン} 5−メトキシ−1,3,3−トリメチル−1,6’−ピ
ベリジノスピロ{インドリン−2,3’−3H−ナフト
(2,1−b)[1,4]オキサジン} 1,3,3−トリメチル−1,6’−モルホリノスピロ
{インドリン−2,3’−3H−ナフト(2,1−b)
[1,4]オキサジン} 5−メトキシ−1,3,3−トリメチル−1,6’−モ
ルホリノスピロ{インドリン−2,3’−3H−ナフト
(2,1−b)[1,4]オキサジン} 9’−メトキシ−1,3,3−トリメチル−1,6’−
モルホリノスピロ{インドリン−2,3−3H−ナフト
(2,1−b)[1,4]オキサジン} 5−クロロ−1,3,3−トリメチル−1,6’−モル
ホリノスピロ{インドリン−2,3’−3H−ナフト
(2,1−b)[1,4]オキサジン} 1,3,3−トリメチル−1,6’−チオモルホリノス
ピロ{インドリン−2,3’−3H−ナフト(2,1−
b)[1,4]オキサジン} 1,3,3−トリメチル−1,6’−(N−メチルピペ
ラジノ)スピロ{インドリン−2,3’−3H−ナフト
(2,1−b)[1,4]オキサジン} 1,3,3−トリメチル−1,6’(N−フェニルピペ
ラジノ)スピロ{インドリン−2,3’−3H−ナフト
(2,1−b)[1,4]オキサジン} 6’−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリノ)
−1,2,3−トリメチルスピロ(インドリン−2,
3’−3H−ナフト(2,1−b)[1,4]オキサジ
ン} 6’−ホモピペリジノ−1,3,3−トリメチルスピロ
{インドリン−2,3’−3H−ナフト(2,1−b)
[1,4]オキサジン} 6’−アジリジノ−1,3,3−トリメチルスピロ{イ
ンドリン−2,3’−3H−ナフト(2,1−b)
[1,4]オキサジン} 6’−ジメチルアミノ−1,3,3−トリメチルスピロ
{インドリン−2,3’−3H−ナフト(2,1−b)
[1,4]オキサジン} 6’−ジメチルアミン−1,3,3−トリメチルスピロ
{インドリン−2,3’−3H−ベンゾ[1,4]オキ
サジン} 6’−ジメチルアミノ−1,3,3−トリメチルスピロ
{インドリン−2,3’−3H−ベンゾ[1,4]オキ
サジン} 6’−インドリノ−1,3,3−トリメチルスピロ{イ
ンドリン−2,3’−3H−ピリド(3,2−f)
[1,4]ベンゾオキサジン} 1,3,3−トリメチル−1,6’−ピペリジノスピロ
{7−アザインドリン−2,3’−3H−ナフト(2,
1−b)[1,4]オキサジン} 6’−インドリノ−1,3,3−トリメチルスピロ{7
−アザインドリン−2,3’−3H−ナフト(2,1−
b)[1,4]オキサジン} 6’−ニトロ−1−(メタ)アクリロキシエチル−3,
3−ジメチルインドリノスピロベンゾビラン 8’−(メタ)アクリロキシエチル−6’ニトロ−1,
3,3−トリメチルインドリノスピロベンゾビラン 6’−ニトロ−1−(メタ)アクリルアミドエチル−
3,3−ジメチルインドリノスピロベンゾビラン 1−(メタ)アクリロキシエチル−3,3−ジメチルイ
ンドリノスピロナフトオキサジン 1−(メタ)アクリルアミドエチル−3,3−ジメチル
インドリノスピロナフトオキサジン 1,3,3−トリメチル−9’−(メタ)アクリロキシ
インドリノスピロナフトオキサジン 1,3,3−トリメチル−5’−(メタ)アクリロキシ
メチルインドリノスピロナフトオキサジン 1,3,3−トリメチル−9’−ビニルベンゾイロキシ
インドリノスピロナフトオキサジン ビニルビオロ−ゲン 2−イソピリデン−3−{1−(4−メタクリロキシフ
ェニル)エチリデン}サクシニックアンヒドライド} 2−イソピリデン−3−{1−(2,5−ジメチル−1
−メタクリロキシエチルピロリル−3)エチリデン}サ
クシニックアンヒドライド} 1,3−ジヒドロ−1,3,3−トリメチル−6’−
(1−ピペリジニル)−スピロ{2H−インドール−
2,3’−(3H)ナフト(2,1−b)[1,4]−
オキサジン} 1,3−ジヒドロ−1,3,3−トリメチル−6’−
(2,3−ジヒドロ−1H−1−インドール−1−イ
ル)−スピロ{2H−インドール−2,3’−(3H)
ナフト(2,1−b)[1,4]−オキサジン} 2,2−ジフェニール−2H−ナフト(2,1−b)ビ
ラン
【0024】(実施の形態2)図2は本発明の実施の形
態2を示すもので、UVチェック用フィルムの拡大断面
図である。
【0025】同図において、UVチェック用フィルム1
0の構成において、反応フィルム2、粘着層3および剥
離紙4の構成については、実施の形態1にて説明した各
構成と同じであるので、同一番号を付し、その説明を省
略する。
【0026】しかして、当該実施の形態2におけるUV
チェック用フィルム10の構成において、反応フィルム
2の表側には、粘着層5をコーティング等によって設け
るとともに透明フィルム(例えばウレタンフィルム等の
紫外線のチェック用クリームあるいはその他の塗布クリ
ームの塗布が可能な合成樹脂製の透明フィルム)6を固
着することにより形成してある。
【0027】(実施の形態3)図3は、本発明の実施の
形態3を示すUVチェック用カードの平面図である。
【0028】図3におけるUVチェック用カード20
は、長方形状(例えば長さが90mm、幅が55mm
等)のカード本体21を、硬質の紙製あるいは合成樹
脂、その他の非金属あるいは金属製の薄板材にて形成す
るとともに表側21aの中央部にはメガネ形の形状を有
する紫外線に反応する反応フィルム22を固着すること
により形成されている。
【0029】かかる反応フィルム22は、前記実施の形
態1におけるUVチェック用フィルム1の反応フィルム
2自体を、図示のメガネ形の形状に裁断したものを、適
宜の手段(例えば粘着剤による粘着あるいは両面テープ
やホチキス針による止着等の手段)にて固着することに
より形成する。
【0030】あるいは、実施の形態1のUVチェック用
フィルム1を、図3のメガネ形に裁断後、剥離紙4を剥
離し、粘着層3を介してカード本体21の表側21a中
央部に接着して、固定することにより形成する。
【0031】さらに、カード本体21の表側21aの上
側部には、UVチェック用カード20を使用する際に有
効な「CAUTION」の文字23を表示するとともに
下側部には「EYE PROTECTION」および
「REQUIRED」の文字24をそれぞれ表示するこ
とにより構成されている。
【0032】(実施の形態4〜14)図4〜図14は、
本発明の実施の形態4〜14を示し、図4の実施の形態
4のUVチェック用カード20は、カード本体21の下
側部の文字25を実施の形態3の場合と換えた場合の実
施の形態を示し、他の構成は実施の形態3と同じで、同
一番号を付して、説明を省略する。
【0033】以下、同様に、図5、図6は実施の形態
5、6を示すUVチェック用カード20の平面図で、そ
れぞれのUVチェック用カード20は、カード本体21
の下側部の文字26、27を換えたもので、その他の構
成は実施の形態3と同じで、同一番号を付し、その説明
を省略する。
【0034】図7〜10は実施の形態7〜10を示すU
Vチェック用カード20の平面図で、各実施の形態7〜
10の各UVチェック用カード20は、カード本体21
の表側21aの上側部の文字28を「DANGER」に
換えたもので、その他のは、それぞれ図3〜図6の実施
の形態3〜6と同様であるので、同一番号を付して、そ
れぞれの説明を省略する。
【0035】さらに、図11〜14は、実施の形態11
〜14を示すUVチェック用カード20の平面図で、前
記実施の形態4〜10のUVチェック用カード20の上
側部における文字23、28を削除し、上側部に反応フ
ィルム22を設けるとともに実施の形態3、5の下側部
の文字24、26、そして前記実施の形態とは異なる文
字29、30を下側部に表示した構成から成るもので、
その他の構成は、実施の形態3と同じで、同一番号を付
し、説明を省略する。
【0036】(実施の形態15)図15は、本発明の実
施の形態15を示すもので、UVチェック用シールの平
面図である。
【0037】図15におけるUVチェック用シール40
は、実施の形態1におけるUVチェック用フィルム1
を、図示のオームの形状に裁断することにより形成する
ことができる。
【0038】しかして、シール本体41は、UVチェッ
ク用フィルム1の反応フィルム2により形成されるとと
もにこのシール本体41の裏側の粘着層42は、UVチ
ェック用フィルム1の粘着層3により形成され、且つ粘
着層42に貼着する剥離紙43は、UVチェック用フィ
ルム1の剥離紙4によって、それぞれ形成される。
【0039】尚、当該UVチェック用シール40の前記
粘着層42、剥離紙43の構成については、図15に
て、番号をカッコ書きして、具体的な断面図による図示
は省略する。
【0040】(実施の形態16、17)図16、17は
本発明の実施の形態16、17を示すUVチェック用シ
ール50、60の平面図である。そして、図16のUV
チェック用シール50は、図2のUVチェック用フィル
ム10を星形の形状に、図17のUVチェック用シール
60はハート形の形状にそれぞれ裁断することにより形
成したものである。
【0041】従って、裁断後の各UVチェック用シール
50、60を、図2の断面図において説明すると、それ
ぞれのシール本体51、61が反応フィルム2により、
これの裏側に形成する粘着層52、62が粘着層3によ
り、また、この粘着層52、62に貼着する剥離紙5
3、63が剥離紙4によって形成され、且つ前記シール
本体51、61の表側に形成する粘着層54、64は、
反応フィルム2の表側に設けられる粘着層5により、こ
の粘着層54、64に固着する透明のカバーフィルム5
5、65は、粘着層5に固着される透明のカバーフィル
ム6によってそれぞれ形成される。
【0042】尚、かかる実施の形態16、17の各UV
チェック用シール50、60の前記各構成の断面図によ
る図示は省略(前記各部の番号については、シール本体
51、61およびカバーフィルム55、65のみを引き
出し線にて示し、他はカッコ書きに示すのみとしてあ
る。
【0043】以上の実施の形態におけるUVチェック用
カードおよびUVチェック用シールのカード本体および
シール本体の形状については各図示の形状に限定した実
施の形態に限られず、同様に、図示の文字に限定され
ず、必要に応じて図示以外の種々の実施の形態の下にお
ける実施が可能である。
【0044】さて、以上の各実施の形態におけるUVチ
ェック用フィルム1、10の使用方法としては、後述す
る各用途に対応せしめてフィルム状のものを、所要の形
状、大きさ等にカッティングしつつ、チェック箇所に裏
側の剥離紙4を剥離して、粘着層3により接着固定して
使用するものである。
【0045】特にUVチェック用フィルム1は、人工光
用の紫外線のチェック用として有用であるとともにUV
チェック用フィルム10は、人体の皮膚に直接接着し
て、太陽光用の紫外線のチェック用として有用である。
【0046】すなわち、UVチェック用フィルム10
は、反応フィルム2の上側に直接、日焼け止め用のクリ
ームを塗布出来ずとも、粘着層5を介して表側にカバー
フィルム6を固着してあるので、透明のカバーフィルム
6は、特に前記日焼け止め用クリームを塗布し得るフィ
ルムを使用して形成したので、前記図1のUVチェック
用フィルム1と相違して、透明のカバーフィルム6上に
日焼け止め用クリームを塗布することができる。
【0047】従って、例えば、人体の外部に露出する皮
膚にUVチェック用フィルム10を小片に裁断して粘着
層3を介して接着後、前記露出する皮膚の全体に日焼け
止め用クリームを塗布し、同時に前記UVチェック用フ
ィルム10の小片のカバーフィルム6上にも塗布する。
【0048】そして、同クリームによって前記皮膚に対
する紫外線がカットされている場合には、カバーフィル
ム6上に塗布される日焼け止め用クリームの効能にて、
反応フィルム2も、その反応が阻止それ、反応が起こら
ないが、やがて時間が経過して、日焼け止め用クリーム
の効能がなくなった場合には、反応フィルム2が反応
し、日焼け止め用クリームの効能のなくなったことを確
認出来るものである。
【0049】因って、再度、皮膚に、日焼け止め用クリ
ームを塗布することにより、紫外線からの皮膚の保護を
確実に行うことができる。
【0050】同様にして、紫外線をカットすべき、機器
類、食品類、あるいはその他の物品等の紫外線からの防
護に役立てることができる。
【0051】そして、UVチェック用フィルム1、10
はUVチェック用カードあるいはUVチェック用シール
の製造自体に利用出来、有用である。
【0052】又、UVチェック用カードあるいはUVチ
ェック用シールについては、後述の各用途に応じた使用
方法によって使用するもので、UVチェック用カードの
場合には、適宜の止着手段、例えば、従来公知の名刺ホ
ルダー(名刺を装着し得る透明のホルダーに止着用のピ
ンあるいはクリップが装備されている)内にUVチェッ
ク用カードを差し込み、同ホルダーを介して、所要箇
所、例えば洋服の胸ポケット部分に止着したり、腕部分
に止着して使用する。
【0053】UVチェック用シールについては、シール
本体の裏側に備える粘着層を介して、必要箇所に粘着し
つつ使用するものである。
【0054】以下には、前述してきた、本発明のUVチ
ェック用フィルム、UVチェック用カードおよびUVチ
ェック用シールの用途について記載する。
【0055】用途1 UVチェック製品の効能の持続性のチェック、例えば、
日焼け止めクリームの塗り替え時期のチェック等 用途2 屋外、室内で、紫外線による褪色を防ぐ為のチェック用
として使用する。(室内に於いて、畳、カーテン、家
具、衣服、等) 用途3 紫外線放射源(蛍光ランプ、高圧水銀ランプ、低圧水銀
ランプ、水素放電ランプ、キセノンランプ)を使い作業
する人やそれらの紫外線を受けている(例えば日焼けサ
ロン)人の安全の目安として使用する。 用途4 紫外線の有効利用、殺菌、検査に使われている放電ラン
プの紫外線照射確認をするために使用する。 用途5 その他紫外線照射に関わる全ての物のチェックに使用可
能である。
【0056】尚、本発明のUVチェック用フィルム、U
Vチェック用カードおよびUVチェック用シールについ
ての一般的な特徴としては、以下の点を例示的に挙げる
ことができる。
【0057】(a)医療用具ではなく、日焼け防止およ
び紫外線を受けているかどうかの目安として使用する。 (b)紫外線を受けているかどうかチェックしたい所、
物に貼って使用する。 (c)色の変化に依るチェック方法なので、小さな子供
からお年寄りまで、だれでも簡単に使える。 (d)透明シート、透明フィルム状である為、使い手側
の、扱いが容易である。 (e)紫外線の波長(nm)の、違いに応じて発色の色
を変える事が出来る。 (f)シート、シール状なので加工が簡単である。
【0058】又、本発明のUVチェック用フィルムある
いはUVチェック用カードおよびシールは、プラスチッ
ク小物類、プラスチック板に貼り付けてキーホルダー型
のUVチェッカー等として使用することも可能であり、
その他種々の使用形態が存在する。
【0059】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載されるUVチェ
ック用フィルムによれば、室内外における自然太陽光中
の紫外線あるいは人工放電による紫外線を、反応フィル
ムの反応の有無によって簡単に視認することができると
ともに粘着層を介して、前記紫外線の確認を要求される
場所へのセットを、室内外の場所に限定を受けることな
く、行うことができる幅の広い対応性を有する。
【0060】又、同請求項1記載の構成から成るUVチ
ェック用フィルムによれば、紫外線のチェックに要求さ
れるUVチェック用カードあるいはUVチェック用シー
ル自体の製造に極めて好適である。
【0061】そして、請求項2記載の発明であるUVチ
ェック用フィルムによれば、前記請求項1記載の発明と
同様の作用を有することに加えて、特に、人体に直接塗
布して使用する日焼け止めクリームあるいは、その他の
紫外線防止用塗布剤の効能および再塗布の必要性を要求
される場合等のチェック用フィルムとしての効果を有す
る。
【0062】さらに、前記請求項6記載のUVチェック
用カードによれば、反応フィルムによって得られる紫外
線のチェック効果をカードの態様に応じた好適な適用範
囲において得られるものである。
【0063】そして、請求項10および11記載のUV
チェック用シールによれば、前記UVチェック用カード
に換えて、シールの態様に応じた好適な適用範囲におい
て前記反応フィルムによって得られる紫外線のチェック
効果を得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1を示すUVチェック用フィルムの
拡大断面図。
【図2】実施の形態2を示すUVチェック用フィルムの
拡大断面図。
【図3】実施の形態3を示すUVチェック用カードの平
面図。
【図4】実施の形態4を示すUVチェック用カードの平
面図。
【図5】実施の形態5を示すUVチェック用カードの平
面図。
【図6】実施の形態6を示すUVチェック用カードの平
面図。
【図7】実施の形態7を示すUVチェック用カードの平
面図。
【図8】実施の形態8を示すUVチェック用カードの平
面図。
【図9】実施の形態9を示すUVチェック用カードの平
面図。
【図10】実施の形態10を示すUVチェック用カード
の平面図。
【図11】実施の形態11を示すUVチェック用カード
の平面図。
【図12】実施の形態12を示すUVチェック用カード
の平面図。
【図13】実施の形態13を示すUVチェック用カード
の平面図。
【図14】実施の形態14を示すUVチェック用カード
の平面図。
【図15】実施の形態15を示すUVチェック用シール
の平面図。
【図16】実施の形態16を示すUVチェック用シール
の平面図。
【図17】実施の形態17を示すUVチェック用シール
の平面図。
【符号の説明】
1、10 UVチェック用フィルム 2、22 反応フィルム 3、5、42、52、62、64 粘着層 4、6、43、53、63 剥離紙 20 UVチェック用カード 21 カード本体 23、24、25、26、27、28、29、30 文
字 40、50、60 UVチェック用シール 41、51、61 シール本体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年5月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紫外線に反応する反応フィルムの裏面に
    粘着層を設けるとともにこの粘着層に剥離紙を貼着して
    成るUVチェック用フィルム。
  2. 【請求項2】 紫外線に反応する反応フィルムの表裏両
    面に粘着層を設けるとともに表側の粘着層に透明のカバ
    ーフィルムを、裏側の粘着層に剥離紙を貼着して成るU
    Vチェック用フィルム。
  3. 【請求項3】 前記反応フィルムは、紫外線に反応して
    無色から有色に変色して反応する反応フィルムから成る
    請求項1または2記載のUVチェック用フィルム。
  4. 【請求項4】 前記紫外線に反応する反応フィルムは、
    紫外線に反応して、可逆的に消色あるいは発色が繰り返
    し得る反応フィルムから成る請求項1または2記載のU
    Vチェック用フィルム。
  5. 【請求項5】 紫外線に反応する反応フィルムは、塩化
    ビニール等の合成樹脂から成るフィルムにフォトクロミ
    ック色材(顔料)を練り込みおよびコーティングした反
    応フィルムから成る請求項1または2記載のUVチェッ
    ク用フィルム。
  6. 【請求項6】 所要の形状から成るカード本体の表側に
    紫外線に反応する所要の形状から成る反応フィルムを固
    着して成るUVチェック用カード。
  7. 【請求項7】 前記反応フィルムは、紫外線に反応して
    無色から有色に変色して反応フィルムから成る請求項6
    記載のUVチェック用カード。
  8. 【請求項8】 前記反応フィルムは、紫外線に反応し
    て、可逆的に消色あるいは発色が繰り返し得る反応フィ
    ルムから成る請求項6記載のUVチェック用カード。
  9. 【請求項9】 前記カード本体の表側には、前記紫外線
    に反応する反応フィルムの固着部分以外の余白部に、U
    Vチェック用カードの使用に際して有効なCAUTIO
    NあるいはDANGER等の表示または/およびその他
    の任意の表示を施して成る請求項6記載のUVチェック
    用カード。
  10. 【請求項10】 所要の形状から成る紫外線に反応する
    反応フィルムにて形成したシール本体の裏面に粘着層を
    設けるとともにこの粘着層に剥離紙を貼着して成るUV
    チェック用シール。
  11. 【請求項11】 所要の形状から成る紫外線に反応する
    反応フィルムにて形成したシール本体の表裏両面に粘着
    層を設けるとともに表側の粘着層には透明なカバーフィ
    ルムを固着し、裏側の粘着層には剥離紙を貼着して成る
    UVチェック用シール。
  12. 【請求項12】 前記シール本体を形成する紫外線に反
    応する反応フィルムは、紫外線に反応して無色から有色
    に変色して反応する反応フィルムから成る請求項10あ
    るいは11記載のUVチェック用シール。
  13. 【請求項13】 前記シール本体を形成する紫外線に反
    応する反応フィルムは、紫外線に反応して、可逆的に消
    色あるいは発色が繰り返し得る反応フィルムから成る請
    求項10あるいは11記載のUVチェック用シール。
  14. 【請求項14】 前記シール本体の反応部以外の余白部
    に、UVチェック用シールの使用に際して有効なCAU
    TIONあるいはDANGER等の表示または/および
    その他の任意の表示を施して成る請求項10あるいは1
    1記載のUVチェック用シール。
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