JPH10299722A - 油圧回路の作動油寿命検出装置 - Google Patents

油圧回路の作動油寿命検出装置

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Publication number
JPH10299722A
JPH10299722A JP9103570A JP10357097A JPH10299722A JP H10299722 A JPH10299722 A JP H10299722A JP 9103570 A JP9103570 A JP 9103570A JP 10357097 A JP10357097 A JP 10357097A JP H10299722 A JPH10299722 A JP H10299722A
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JP
Japan
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hydraulic oil
life
sensor
hydraulic
oil
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Application number
JP9103570A
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English (en)
Inventor
Kazunori Yoshino
和憲 吉野
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Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧回路の作動油中の添加剤の変化を基に作
動油の寿命を高精度に検出して、作動油の無駄な交換を
防止できるようにする。 【解決手段】 酸価と塩基価とで評価しうるベースオイ
ル成分に所要の添加剤を添加され且つ不溶解異物を含有
しうる作動油を貯溜する作動油タンク11と、この作動
油タンク11内の作動油を吸引流路15Bを介して所定
の圧油として吐出供給する油圧ポンプ12とを有する油
圧回路2において、作動油中の添加剤を検出する添加剤
センサ17A〜17Cと、添加剤センサ17A〜17C
での検出結果に基づいて作動油の寿命を検出する作動油
寿命検出手段19とをそなえるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧回路の作動油
寿命検出装置に関し、特に、油圧ショベルなどの建設機
械の油圧回路に用いられている作動油の寿命を検出する
のに好適な、油圧回路の作動油寿命検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は一般的な建設機械としての油圧シ
ョベルの一例を示す図で、この図5に示すように、通
常、油圧ショベルは、無限軌条部500Aを有する下部
走行体500上に、運転操作室(キャビン)600付き
の上部旋回体100をそなえており、さらにこの上部旋
回体100に、ブーム200,スティック300,バケ
ット400からなる関節式アーム機構を装備した構成と
なっている。
【0003】そして、この油圧ショベルには、ブーム2
00のための油圧シリンダ120,スティック300の
ための油圧シリンダ121,バケット400のための油
圧シリンダ122が装備されるとともに、少なくとも、
これらの各油圧シリンダ120〜122のための油圧回
路(図示略)が設けられており、この油圧回路内の制御
弁をオペレータの操作に応じて電子制御して油圧シリン
ダ120〜122への作動油の供給量(油圧)を適宜変
更することにより、油圧シリンダ120〜122の伸縮
変位量が変化してブーム200,スティック300,バ
ケット400がそれぞれ駆動されるようになっている。
【0004】ところで、上記の油圧回路の作動油は、周
知のように、使用を継続するにつれてその品質が劣化し
てしまうので、一定期間毎に交換する必要がある。この
ため、近年では、油圧回路の作動油の寿命を正確に検出
できるようにすることが望まれてきている。そこで、従
来より、作動油中のベースオイル成分の変化から作動油
の寿命を検出(判断)できるようにすることが考えられ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように作動油の寿命を作動油中のベースオイル成分の変
化から判断するのは非常に不正確で、作動油の無駄な交
換が生じてしまう可能性がある。本発明は、このような
課題に鑑み創案されたもので、作動油中の添加剤の変化
を基に作動油の寿命を高精度に検出して、作動油の無駄
な交換を防止できるようにした、油圧回路の作動油寿命
検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の油圧
回路の作動油寿命検出装置は、酸価と塩基価とで評価し
うるベースオイル成分に所要の添加剤を添加され且つ不
溶解異物を含有しうる作動油を貯溜する作動油タンク
と、この作動油タンク内の作動油を吸引流路を介して所
定の圧油として吐出供給する油圧ポンプとを有する油圧
回路において、作動油中の添加剤を検出する添加剤セン
サと、この添加剤センサでの検出結果に基づいて作動油
の寿命を検出する作動油寿命検出手段とをそなえて構成
されたことを特徴としている。
【0007】上述の構成により、本発明の油圧回路の作
動油寿命検出装置では、作動油の寿命に応じて作動油中
の添加剤の割合が変化することから、作動油中の添加剤
を上記の添加剤センサによって検出することで、その検
出結果に基づいて作動油の寿命を作動油寿命検出手段に
て検出することができるので、作動油の寿命を簡便に検
出・判断することができる(請求項1)。
【0008】なお、上述の作動油寿命検出装置は、上記
の添加剤センサに加えて、作動油中のベースオイル成分
の酸価,塩基価を検出する酸価・塩基価センサと、作動
油中の不溶解異物を検出する不溶解異物センサとをそな
え、且つ、上述の作動油寿命検出手段が、上記の添加剤
センサ,酸価・塩基価センサ及び不溶解異物センサでの
検出結果に基づいて作動油の寿命を検出するように構成
すれば、作動油中の添加剤,ベースオイル成分の酸価,
塩基価および不溶解異物という作動油の寿命に応じて変
化する複数の要素を基に作動油の寿命を検出することが
できる(請求項2)。
【0009】また、上記の添加剤センサは、作動油中の
耐酸化剤を検出する耐酸化剤センサと、作動油中の耐磨
耗剤を検出する耐磨耗剤センサと、作動油中の防錆剤を
検出する防錆剤センサとを含んで構成すれば、よりきめ
細かく作動油中の添加剤(耐酸化剤,耐磨耗剤,防錆
剤)の割合変化を検出することが可能になる(請求項
3)。
【0010】さらに、上記の酸価・塩基価センサは、作
動油中のベースオイル成分の全酸価を検出する全酸価セ
ンサと、作動油中のベースオイル成分の全塩基を検出す
る全塩基センサとを含んで構成すれば、ベースオイル成
分の酸価変化と塩基価変化とをそれぞれ確実に検出する
ことが可能になる(請求項4)。また、上記の不溶解異
物センサは、作動油中の水分を含む不溶解異物を検出す
るセンサとして構成すれば、作動油中の水分や金属など
の不溶解異物の割合変化を確実に検出することができる
(請求項5)。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明の一実施形態と
しての油圧回路の作動油寿命検出装置を装備する油圧シ
ョベルを模式的に示す図で、この図1に示すように、本
実施形態にかかる油圧ショベルは、左右に無限軌条部5
00Aを有する下部走行体500上に、運転操作室60
0付き上部旋回体(建設機械本体)100が水平面内で
回転自在に設けられた構成となっている。
【0012】そして、この上部旋回体100に対して、
一端が回動可能に接続されるブーム(アーム部材)20
0が設けられ、更にブーム200に対して、一端が関節
部を介して回動可能に接続されるスティック(アーム部
材)300が設けられている。さらに、スティック30
0に対して、一端が関節部を介して回動可能に接続さ
れ、先端が地面を掘削し内部に土砂を収容可能なバケッ
ト(作業部材)400がが設けられている。なお、図1
において符号112で示すものはバケット400の歯先
である。
【0013】このように、ブーム200,スティック3
00,バケット400で、上部旋回体100に一端部を
枢着され他端側にバケット400を有するとともに、関
節部を介して相互に接続された一対のアーム部材として
のブーム200,スティック300を少なくとも有する
関節式アーム機構が構成される。また、ブーム油圧シリ
ンダ120,スティック油圧シリンダ121,バケット
油圧シリンダ122(以下、ブーム油圧シリンダ120
をブームシリンダ120又は単にシリンダ120という
ことがあり、スティック油圧シリンダ121をスティッ
クシリンダ121又は単にシリンダ121ということが
あり、バケット油圧シリンダ122をバケットシリンダ
122又は単にシリンダ122ということがある)が設
けられている。
【0014】ここで、ブームシリンダ120は、上部旋
回体100に対して一端が回動可能に接続されるととも
に、ブーム200に対して他の一端が回動可能に接続さ
れ、即ち上部旋回体100とブーム200との間に介装
されて、端部間の距離が伸縮することにより、ブーム2
00を上部旋回体100に対して回動させることができ
るものである。
【0015】また、スティックシリンダ121は、ブー
ム200に対して一端が回動可能に接続されるととも
に、スティック300に対して他の一端が回動可能に接
続され、即ちブーム200とスティック300との間に
介装されて、端部間の距離が伸縮することにより、ステ
ィック300をブーム200に対して回動させることが
できるものである。
【0016】さらに、バケットシリンダ122は、ステ
ィック300に対して一端が回動可能に接続されるとと
もに、バケット400に対して他の一端が回動可能に接
続され、即ちスティック300とバケット400との間
に介装されて、端部間の距離が伸縮することにより、バ
ケット400をスティック300に対して回動させるこ
とができるものである。なお、バケット油圧シリンダ1
22の先端部には、リンク機構130が設けられてい
る。
【0017】なお、図示しないが、左右の無限軌条部5
00Aをそれぞれ駆動する油圧モータや、上部旋回体1
00を旋回駆動する旋回モータも設けられている。そし
て、図2に示すように、上述の油圧ショベルには、少な
くとも、シリンダ120〜122や上記の旋回モータ1
23のための油圧回路2が設けられており、さらに、こ
の油圧回路2には、作動油タンク11,エンジン(ディ
ーゼルエンジン)Eによって駆動される油圧ポンプ1
2,コントロールバルブ(3方切り替え弁)13A〜1
3D等が介装されている。
【0018】ここで、作動油タンク11は、作動油を貯
溜するものであり、油圧ポンプ12は、この作動油タン
ク11内の作動油を所定の圧油として吐出供給するもの
で、ここでは、ピストン型可変容量ポンプとして構成さ
れており、ポンプ12内に設けられたピストン(図示
略)のストローク量を変更することで作動油の流量制御
が可能になっている。即ち、上記ピストンの一端を斜板
(クリーププレート:図示略)に当接するように構成
し、この斜板の傾き(傾転角)を変更することでピスト
ンのストローク量を変更してポンプ12の吐出量を変更
するようになっている。
【0019】また、コントロールバルブ13A〜13D
は、シリンダ120〜122,旋回モータ123への作
動油の供給方向を切り替えてシリンダ120〜122の
伸縮、旋回モータ123の回転方向を制御するためのも
ので、ここでは、それぞれ中立位置から図2中に示す矢
印B方向に切り替えられると、シリンダ120〜122
については、内室124に作動油が供給されるとともに
内室125から作動油が抜かれてシリンダ120が伸び
る一方、矢印A方向に切り替えられると、内室125に
作動油が供給されるとともに内室124から作動油が抜
かれてシリンダ120が縮むようになっており、旋回モ
ータ123については、矢印A,B方向の切り替えに応
じてその回転方向が逆転するようになっている。
【0020】なお、これらの各コントロールバルブ13
A〜13Dの切り替え制御は、いずれも、上部旋回体1
00内に設けられたコントローラ1によって行なわれる
が、コントローラ1では、オペレータが運転操作室60
0内のブーム/バケット操作レバー6,スティック/旋
回操作レバー8を操作することにより得られる操作情報
に基づいてコントロールバルブ13A〜13Dのための
切り替え制御信号を生成して、各コントロールバルブ1
3A〜13Dにそれぞれ切り替え制御信号を供給するよ
うになっている。
【0021】さらに、図2に示すように、この油圧回路
2には、作動油タンク11へのリターンライン15Aと
連通可能なリリーフバルブ14が油圧ポンプ12の吐出
口側に設けられており、油圧ポンプ12の吐出圧が所定
圧力よりも高くなると、このリリーフバルブ20が開い
てポンプ12により加圧された作動油がタンク11に戻
されるようになっている。
【0022】ところで、通常、上記の作動油には、ベー
スオイル成分に耐酸化剤,耐磨耗剤,防錆剤などの高分
子添加剤を添加したものが使用されるが、この作動油
は、使用を継続するにつれて、当然、その品質が劣化し
てくる。このため、上記作動油はその品質がある程度劣
化してくる(寿命になる)と新しいものに交換する必要
がある。
【0023】この交換時期(作動油の寿命)は、上記の
ベースオイル成分の酸価,塩基価や作動油中の上記添加
剤の量(割合)のほか、シリンダ120〜122,旋回
モータ123,油圧ポンプ12など油圧回路2内の可動
部分の内部摩擦により作動油に含まれうる金属粉や、シ
リンダ120〜122のロッドシール部分を通じて外界
から侵入しうる水分などの不溶解異物の量をみることで
判断することができる。
【0024】即ち、作動油はその品質が劣化してくる
と、ベースオイル成分の酸価,塩基価と不溶解異物の量
がそれぞれ増加する一方、上記添加剤の量が減少する傾
向にある。そこで、本実施形態では、これらの作動油の
寿命に関する情報(以下、寿命情報という)を全てみて
作動油の寿命を検出すべく、図1,図2に示すように、
上述の油圧回路2に、作動油寿命検出装置16を設けて
いる。
【0025】そして、図2に示すように、本実施形態の
作動油寿命検出装置(以下、単に「検出装置」というこ
とがある)16は、センサ群17,A/D(アナログ/
ディジタル)変換器18,作動油劣化度判別回路19及
び作動油寿命表示手段20をそなえて構成されている。
ここで、センサ群(検出手段)17は、上記の寿命情報
として、作動油中の上記添加剤(耐酸化剤,耐磨耗剤,
防錆剤),ベースオイル成分(酸価,塩基価),不溶解
異物(金属粉,水分)をそれぞれ検出するもので、この
ために、下記〜に示す機能を有するセンサ17A〜
17Gから構成されている。
【0026】作動油中の耐酸価剤を検出する耐酸化剤
センサ17A 作動油中の耐磨耗剤を検出する耐磨耗剤センサ17B 作動油中の防錆剤を検出する防錆剤センサ17C 作動油中のベースオイル成分の全酸価値を検出する全
酸価センサ17D 作動油中のベースオイル成分の全塩基価値を検出する
全塩基価センサ17E 作動油中の不溶解異物(金属粉)を検出する金属粉セ
ンサ17F 作動油中の不溶解異物(水分)を検出する水分センサ
17G つまり、上述のセンサ群17は、作動油中の添加剤を検
出する添加剤センサ(第1センサ)として上記〜に
示すセンサ17A〜17Cを有し、作動油中のベースオ
イル成分の酸価,塩基価を検出する酸価・塩基価センサ
(第2センサ)として上記,に示すセンサ17D,
17Eを有し、作動油中の不溶解異物を検出する不溶解
異物センサ(第3センサ)として上記,に示すセン
サ17F,17Gを有している。
【0027】これにより、このセンサ群17は、作動油
中の添加剤(耐酸化剤,耐磨耗剤,防錆剤),ベースオ
イル成分の酸価値,塩基価値および不溶解異物という作
動油の寿命に応じてその量や値が変化する要素を寿命情
報としてきめ細かく確実に検出することが可能になる。
なお、上記の各センサ17A〜17Gは、本実施形態で
は、いずれも、低圧油路部分である作動油タンク11か
ら油圧ポンプ12へ至る吸引流路(ポンプサクションラ
イン)15B上に縦列的に配設されており、これによ
り、各センサ17A〜17Gは、ポンプサクションライ
ン15Bを通る作動油、即ち、一旦、作動油タンク11
に貯留されることによりその油圧を低くせしめられ圧状
態の安定した作動油に対して、それぞれ、自己以外の他
のセンサと同等の検出条件で(同じポンプサクションラ
イン15Bを通る作動油に対して)、上記の検出(セン
シング)処理を行なうことが可能になっている。
【0028】また、図2において、A/D変換器18
は、それぞれ、対応するセンサ17A〜17Gで検出さ
れた作動油の寿命情報(アナログ信号)をディジタル信
号にA/D変換するものであり、作動油劣化度判別回路
(作動油寿命検出手段)19は、これらの各A/D変換
器18においてA/D変換された各センサ17A〜17
Gでの検出結果(作動油の寿命情報)に基づいて作動油
の寿命を検出するもので、ここでは、各センサ17A〜
17Gでの検出結果毎に作動油についての寿命の評価を
し、各評価結果を総合的に判定することにより、作動油
が寿命となったかどうかを検出するようになっている。
【0029】このため、具体的に、上記の作動油劣化度
判別回路19は、例えば図3に示すように、閾値設定部
191A〜191G,比較部192A〜192Gおよび
OR回路(論理和回路)193を有して構成されてい
る。ここで、閾値設定部191Aは、作動油中の添加剤
(耐酸化剤)の量についての閾値を設定しておくもので
あり、閾値設定部191Bは、作動油中の添加剤(耐磨
耗剤)の量についての閾値を設定しておくものであり、
閾値設定部191Cは、作動油中の添加剤(防錆剤)の
量についての閾値を設定しておくものである。
【0030】また、閾値設定部191Dは、作動油中の
ベースオイル成分の全酸価値についての閾値を設定して
おくものであり、閾値設定部191Eは、作動油中のベ
ースオイル成分の全塩基価についての閾値を設定してお
くものであり、閾値設定部191Fは、作動油中の金属
粉の量についての閾値を設定しておくものであり、閾値
設定部191Gは、作動油中の水分量についての閾値を
設定しておくものである。
【0031】さらに、比較部192A〜192Cは、そ
れぞれ、対応する添加剤センサ17A〜17Cでの検出
結果と対応する閾値設定部191A〜191Cに設定さ
れた閾値とを比較するもので、ここでは、添加剤センサ
17A〜17Cでの検出結果のいずれかが閾値を下回る
〔つまり、作動油中の添加剤の量が閾値を下回る〕と、
作動油が寿命となったものとしてその旨を評価結果(H
パルス)として出力するようになっている。
【0032】また、比較部192D,192Eは、それ
ぞれ、対応する酸価・塩基価センサ17D,17Dでの
検出結果と対応する閾値設定部191D,191Eに設
定された閾値とを比較するもので、ここでは、センサ1
7D,17Eでの検出結果が閾値を超える〔つまり、作
動油中のベースオイル成分の酸価値,塩基価値が閾値を
超える〕と、作動油が寿命となったものとしてその旨を
評価結果(Hパルス)として出力するようになってい
る。
【0033】さらに、比較部192F,192Gは、そ
れぞれ、対応する不溶解異物センサ17F,17Gでの
検出結果と対応する閾値設定部191F,191Gに設
定された閾値とを比較するもので、ここでは、センサ1
7F,17Gでの検出結果が閾値を超える〔つまり、作
動油中の不溶解異物(金属粉,水分)の量が閾値を超え
る〕と、作動油が寿命となったものとしてその旨を評価
結果(Hパルス)として出力するようになっている。
【0034】つまり、上記の比較部192A〜192C
は、添加剤センサ17A〜17Cでの検出結果と閾値設
定部191A〜191Cの閾値(第1閾値)とを比較し
て作動油についての寿命の第1の評価結果を出力する第
1比較部としての機能を果たしており、上記の比較部1
92D,192Eは、酸価・塩基価センサ17D,17
Eでの検出結果と閾値設定部191D,191Eの閾値
(第2閾値)とを比較して作動油についての寿命の第2
の評価結果を出力する第2比較部としての機能を果たし
ており、上記の比較部192F,192Gは、上記の不
溶解異物センサ17F,17Gでの検出結果と閾値設定
部192F,192Gの閾値(第3閾値)とを比較して
作動油についての寿命の第3の評価結果を出力する第3
比較部としての機能を果たしている。
【0035】なお、上記の閾値設定部191A〜191
Gの各閾値(第1閾値,第2閾値及び第3閾値)は、外
部から変更しうる変更可能な値として設定することが可
能になっており、例えば、油圧ショベルのオペレータ
が、適宜、使用する作動油の種別を変更した時などに作
動油の寿命判定条件を調整したり変更したりできるよう
になっている。
【0036】また、上記のOR回路(判定部)193
は、上記の各比較部192A〜192Gの出力の論理和
をとることにより、各比較部192A〜192G(第1
比較部,第2比較部,第3比較部)のいずれかからHパ
ルスが出力されると、作動油が寿命となったと判定して
Hパルスを出力するものである。つまり、上述の作動油
劣化度判別回路19は、添加剤センサ17A〜17C,
酸価・塩基価センサ17D,17E及び不溶解異物セン
サ17F,17Gでの検出結果に基づく作動油について
の寿命の評価結果のいずれかが作動油が寿命となったこ
とを示すと、作動油が寿命となったと判定するようにな
っているのである。
【0037】さらに、図2において、作動油寿命表示手
段20は、上述の作動油劣化度判別回路19での検出
(判定)結果に応じて作動油の寿命に関する表示を行な
うもので、本実施形態では、運転操作室600内に設け
られているモニタ10がこの機能を兼用している。即
ち、モニタ10は、例えば図4に示すように、モニタパ
ネル10A上に、エンジン冷却水温表示部101,燃料
表示部102,キャラクタディスプレイ103,作動油
温度表示部104,各種警報インジケータ105〜10
9の他に、上記作動油寿命表示手段20としての作動油
寿命警報インジケータ110が配置された構成となって
おり、上述の判別回路19にて作動油が寿命となったと
判定されると、このインジケータ110が点灯又は点滅
するなどして、作動油が寿命になったことをオペレータ
に通報するようになっている。
【0038】なお、上記の警報インジケータ105はバ
ッテリの残量が少なくなってきたとき、警報インジケー
タ106はエンジン冷却水の温度が所定温度よりも高く
なったとき、警報インジケータ107は作動油の温度が
所定温度よりも高くなったとき、警報インジケータ10
8は、エンジンオイルの圧力が所定値よりも高くなった
とき、警報インジケータ109はコントローラ1に異常
が発生したときに、それぞれ、点灯あるいは点滅するな
どしてオペレータに異常を通報するようになっている。
【0039】以下、上述のごとく構成された本実施形態
の油圧回路2の作動油寿命検出装置16の動作について
説明する。まず、検出装置16は、センサ群17を構成
する各センサ17A〜17Gによって、それぞれ、ポン
プサクションライン15Bを通る作動油に対して、添加
剤(耐酸化剤,耐磨耗剤,防錆剤),ベースオイル成分
の酸価値,塩基価値,不溶解異物の各種寿命情報の検出
を行なう。
【0040】このとき、各センサ17A〜17Gは、ポ
ンプサクションライン15Bを通る作動油、即ち、一
旦、作動油タンク11に貯留されることによりその油圧
を低くせしめられ圧状態の安定した作動油に対して上記
の検出処理を行なっているので、常に、安定して各種寿
命情報を得ることができる。また、各センサ17A〜1
7Gは、ポンプサクションライン15B上に縦列的に配
設されているので、それぞれ、同じポンプサクションラ
イン15Bを通る作動油に対して上記の検出処理を行な
うことになり、自己以外の他のセンサと同等の検出条件
で各種寿命情報を得ることができる。
【0041】そして、上述のごとく各センサ17A〜1
7Gで得られた各寿命情報は、それぞれ対応するA/D
変換器18にてA/D変換されたのち、作動油劣化度判
別回路19へ出力される。作動油劣化度判別回路19で
は、各A/D変換器18でA/D変換された各センサ1
7A〜17Gでの検出結果(寿命情報)毎に作動油につ
いての寿命の評価を行ない、各評価結果を総合的に判定
することにより、作動油が寿命となったかどうかを判定
する。
【0042】即ち、各センサ17A〜17Gでの検出結
果(寿命情報)と各閾値設定部191A〜191Gの各
閾値とがそれぞれ対応する比較部192A〜192Gに
て比較され、作動油中の耐酸化剤,耐磨耗剤,防錆剤の
いずれか(あるいは複数)の量が閾値を下回っていると
対応する比較部192A〜192CからHパルスが評価
結果として出力される。
【0043】同様に、作動油中のベースオイル成分の酸
価値,塩基価値のいずれか(あるいは両方)が閾値を超
えていると対応する比較部192D,192EからHパ
ルスが評価結果として出力され、作動油中の不溶解異物
(金属分,水分)のいずれか(あるいは両方)の量が閾
値を超えていると対応する比較部192F,比較部19
2GからHパルスが評価結果として出力される。
【0044】この結果、上記の比較部192A〜192
Gの出力が1つでもHレベルとなると、OR回路193
の出力がHレベルとなるので、モニタパネル10Aの作
動油寿命警報インジケータ110が点灯あるいは点滅し
て、作動油が寿命となったことがオペレータに通報され
る。これにより、オペレータは、作動油の交換時期を正
確に認識することができ、品質の劣化した作動油を継続
して使用することによる油圧ショベルへの悪影響を極め
て効果的に防止することができる。
【0045】以上のように、本実施形態における油圧回
路2の作動油寿命検出装置16によれば、低圧油路部分
であるポンプサクションライン15Bを通る油圧の安定
した作動油から作動油中の添加剤(耐酸化剤,耐磨耗
剤,防錆剤),ベースオイル成分の酸価値,塩基価値,
不溶解異物という複数の作動油寿命情報をきめ細かく検
出し、その検出結果に基づいて作動油の寿命を検出(判
定)するので、常に、作動油の寿命を安定して、且つ、
高精度(緻密)に検出することができる。
【0046】また、本実施形態では、各センサ17A〜
17Gが、それぞれ、ポンプサクションライン15B上
に縦列的に配設されているので、各センサ17A〜17
Gは、同じポンプサクションライン15Bを通る作動油
に対して上記の検出処理を行なうことができる。従っ
て、各センサ17A〜17Gは、自己以外の他のセンサ
と同等の検出条件で上記寿命情報を得ることができ、作
動油の寿命検出結果の信頼性,正確性も大幅に向上して
いる。
【0047】さらに、上述の実施形態では、上記判別回
路19の閾値設定部191A〜191G,比較部192
A〜192Gによって、各センサ17A〜17Gでの検
出結果毎に作動油の寿命を評価し、OR回路193にて
各評価結果を総合的に判定することにより、作動油が寿
命となったかどうかを検出しているので、極めて正確
に、作動油の寿命を検出することができ、さらにその検
出結果の信頼性も大幅に向上している。
【0048】このとき、判別回路19では、添加剤セン
サ17A〜17C,酸価・塩基価センサ17D,17E
及び不溶解異物センサ17F,17Gでの検出結果に基
づく作動油についての寿命の評価結果のいずれかが作動
油が寿命となったことを示すと、作動油が寿命となった
と判定するので、早い段階で、作動油が寿命となったこ
とを検出することができ、作動油の寿命の検出感度も大
幅に向上している。
【0049】さらに、上記の各閾値は、いずれも、使用
する作動油の種別を変更した時などに、オペレータによ
り外部から変更しうる変更可能な値として設定できるの
で、適宜、作動油の寿命判定条件を調整したり変更した
りすることが可能になり、本検出装置16の柔軟性,汎
用性にも大いに寄与している。なお、上述した実施形態
では、作動油の寿命情報として、センサ群17(センサ
17A〜17G)により、大別して3種類の情報(作動
油中のベースオイル成分の酸価,塩基価,作動油中の添
加剤,作動油中の不溶解異物)を全て詳細に検出するよ
うにしているが、これらのうちの1種類(例えば、作動
油中の添加剤)、あるいは、2種類のみを検出するよう
にしてもよく、この場合は、より簡素な構成で、上述と
同様の作用効果を得ることができる。
【0050】さらに、上述した実施形態では、作動油に
添加される添加剤として、耐酸化剤,耐磨耗剤,防錆剤
の各高分子添加剤を例にして説明したが、これら以外の
他の添加剤が添加される場合も、その添加剤を検出する
センサをセンサ群17として設ければ、上述と同様の作
用効果を得ることができる。また、上述した実施形態で
は、検出する作動油中の不溶解異物として金属分,水分
を例にして説明したが、これら以外の不溶解異物を検出
するようにしてもよい。
【0051】さらに、上述した実施形態では、上記の各
センサ17A〜17Gは、ポンプサクションライン15
Bに縦列的に配設しているが、本発明はこれに限定され
ず、他の配列で配設してもよく、また、ポンプサクショ
ンライン15B以外の他の低圧油路部分に設けてもよ
い。さらに、上述した実施形態では、判別回路19にお
いて、上記3種類の寿命情報についての寿命評価結果の
いずれかが作動油が寿命となったことを示すと、作動油
が寿命となったと判定するようにしているが、次のよう
に作動油の寿命を判定するようにしてもよい。
【0052】(1)各寿命評価結果に対する多数決判定
を行ない、全寿命評価結果のうち半分以上の評価結果が
作動油が寿命となったことを示すと、作動油が寿命とな
ったと判定する。 (2)各寿命評価結果に重み付けを施して、重み付けの
大きい評価結果が作動油が寿命となったことを示すと、
作動油が寿命となったと判定する。
【0053】また、上述した実施形態では、上記3種類
の寿命評価結果を総合的に判定して、作動油の寿命を判
定しているが、例えば、各寿命評価結果をそのまま出力
することにより、作動油中の成分毎にその寿命を判定し
うるようにしてもよい。例えば、作動油には、シリンダ
120〜122の動作時にシリンダ120〜122のシ
ールリップ部分で異音が発生することを防止するための
高分子添加剤(スティックスリップ防止剤と呼ばれる)
が入れられる場合があるが、通常、この添加剤は、ベー
スオイル成分よりも短時間に高分子が剪断されて劣化し
てしまう。このような場合は、添加剤についての寿命評
価結果から添加剤の寿命を判定して、寿命となった添加
剤のみを新しく作動油に追加してやれば、作動油全てを
交換する必要がなくなり作動油の交換コストの低減に大
いに寄与することとなる。
【0054】さらに、上述の実施形態では、作動油の寿
命を、モニタパネル10Aの作動油寿命警報インジケー
タ110の点灯(あるいは点滅)により表示するように
なっているが、図4に示すエンジン冷却水温計101や
燃料計102と同様に、段階的に表示することも可能で
あるし、他にも種々の表示形態を適用することが可能で
ある。
【0055】また、上述した実施形態では、エンジンE
が、例えばディーゼルエンジンである場合について説明
したが、本発明は、油圧ポンプ12を駆動することので
きる原動機(各種内燃機関等)であればよく、ディーゼ
ルエンジン等に限定されるものではない。さらに、上述
した実施形態では、本発明を油圧ショベルに適用した場
合について説明しているが、本発明はこれに限定される
ものではなく、トラクタ,ローダ,ブルドーザ等の建設
機械をはじめ、少なくとも油圧回路2(作動油)を使用
したものであれば同様に適用され、いずれの場合におい
ても上述と同様の作用効果を得ることができる。
【0056】そして、本発明は上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明とその趣旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実施することができる。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の油圧回路
の作動油寿命検出装置によれば、作動油の寿命に応じて
作動油中の添加剤の割合が変化することから、作動油中
の添加剤を上記の添加剤センサによって検出すること
で、その検出結果に基づいて作動油の寿命を作動油寿命
検出手段にて検出することができるので、作動油の寿命
を簡便に検出・判断することができる。従って、極めて
簡素な構成で、且つ、精度良く、作動油の寿命を検出す
ることができる(請求項1)。
【0058】なお、上述の作動油寿命検出装置では、作
動油中の添加剤,ベースオイル成分の酸価,塩基価およ
び不溶解異物という作動油の寿命に応じて変化する複数
の要素を基に作動油の寿命を検出することもできるの
で、極めて高精度に、作動油の寿命を検出することがで
きる(請求項2)。また、上述の作動油寿命検出装置で
は、添加剤の中でも、耐酸化剤,耐磨耗剤,防錆剤をそ
れぞれ検出できるようにして、よりきめ細かく作動油中
の添加剤(耐酸化剤,耐磨耗剤,防錆剤)の割合変化を
検出することもできるので、より高精度に且つ緻密に作
動油の寿命を検出することができる(請求項3)。
【0059】さらに、上述の作動油寿命検出装置では、
作動油中のベースオイル成分の全酸価を検出する全酸価
センサと、作動油中のベースオイル成分の全塩基を検出
する全塩基センサにより、ベースオイル成分の酸価変化
と塩基価変化とをそれぞれ確実に検出することができる
ので、さらに高精度に作動油の寿命を検出することがで
きる(請求項4)。
【0060】また、上述の作動油寿命検出装置では、作
動油中の水分を含む不溶解異物を検出できるようにする
ことで、作動油中の水分や金属などの不溶解異物の割合
変化を確実に検出することができるので、この場合も、
さらに高精度に作動油の寿命を検出することができる
(請求項5)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての油圧回路の作動油
寿命検出装置を装備する油圧ショベルを模式的に示す図
である。
【図2】本実施形態にかかる油圧ショベルに適用される
油圧回路の要部の構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態の油圧回路の作動油寿命検出装置に
おける作動油劣化度判別回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】本実施形態にかかる油圧ショベルに使用される
モニタの一例を示すブロック図である。
【図5】一般的な建設機械としての油圧ショベルの一例
を示す図である。
【符号の説明】
1 コントローラ 2 油圧回路 6 ブーム/バケット操作レバー 8 スティック/旋回操作レバー 10 モニタ 10A モニタパネル 11 作動油タンク 12 油圧ポンプ 13A〜13D コントロールバルブ(3方切り替え
弁) 14 リリーフバルブ 15A リターンライン 15B ポンプサクションライン(吸引流路,低圧油路
部分) 16 作動油寿命検出装置 17 センサ群(検出手段) 17A 耐酸化剤センサ(添加剤センサ,第1センサ) 17B 耐磨耗剤センサ(添加剤センサ,第1センサ) 17C 防錆剤センサ(添加剤センサ,第1センサ) 17D 全酸価センサ(酸価・塩基価センサ,第2セン
サ) 17E 全塩基価センサ(酸価・塩基価センサ,第2セ
ンサ) 17F 金属粉センサ(不溶解異物センサ,第3セン
サ) 17G 水分センサ(不溶解異物センサ,第3センサ) 18 A/D(アナログ/ディジタル)変換器 19 作動油劣化度判別回路(作動油寿命検出手段) 20 作動油寿命表示手段 100 上部旋回体(建設機械本体) 101 エンジン冷却水温表示部 102 燃料表示部 103 キャラクタディスプレイ 104 作動油温度表示部 105〜109 警報インジケータ 110 作動油寿命警報インジケータ 112 歯先 120 ブーム油圧シリンダ 121 スティック油圧シリンダ 122 バケット油圧シリンダ 123 旋回モータ 124,125 内室 130 リンク機構 191A〜191G 閾値設定部 192A〜192C 比較部(第1比較部) 192D,192E 比較部(第2比較部) 192F,192G 比較部(第3比較部) 193 OR回路(論理和回路:判定部) 200 ブーム 300 スティック 400 バケット 500 下部走行体 500A 無限軌条部 600 運転操作室 E エンジン(ディーゼルエンジン)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸価と塩基価とで評価しうるベースオイ
    ル成分に所要の添加剤を添加され且つ不溶解異物を含有
    しうる作動油を貯溜する作動油タンクと、該作動油タン
    ク内の該作動油を吸引流路を介して所定の圧油として吐
    出供給する油圧ポンプとを有する油圧回路において、 該作動油中の添加剤を検出する添加剤センサと、 該添加剤センサでの検出結果に基づいて該作動油の寿命
    を検出する作動油寿命検出手段とをそなえて構成された
    ことを特徴とする、油圧回路の作動油寿命検出装置。
  2. 【請求項2】 該添加剤センサに加えて、該作動油中の
    ベースオイル成分の酸価,塩基価を検出する酸価・塩基
    価センサと、該作動油中の不溶解異物を検出する不溶解
    異物センサとをそなえ、 且つ、該作動油寿命検出手段が、上記の添加剤センサ,
    酸価・塩基価センサ及び不溶解異物センサでの検出結果
    に基づいて該作動油の寿命を検出するように構成された
    ことを特徴とする、請求項1記載の油圧回路の作動油寿
    命検出装置。
  3. 【請求項3】 該添加剤センサが、該作動油中の耐酸化
    剤を検出する耐酸化剤センサと、該作動油中の耐磨耗剤
    を検出する耐磨耗剤センサと、該作動油中の防錆剤を検
    出する防錆剤センサとを含んで構成されたことを特徴と
    する、請求項1または請求項2に記載の油圧回路の作動
    油寿命検出装置。
  4. 【請求項4】 該酸価・塩基価センサが、該作動油中の
    ベースオイル成分の全酸価を検出する全酸価センサと、
    該作動油中のベースオイル成分の全塩基を検出する全塩
    基センサとを含んで構成されたことを特徴とする、請求
    項2記載の油圧回路の作動油寿命検出装置。
  5. 【請求項5】 該不溶解異物センサが、該作動油中の水
    分を含む不溶解異物を検出するセンサとして構成されて
    いることを特徴とする、請求項2記載の油圧回路の作動
    油寿命検出装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004211884A (ja) * 2002-12-26 2004-07-29 Volvo Construction Equipment Holding Sweden Ab オイル汚染度診断機能を備える重装備とその重装備を利用したネットワーク上のオイル汚染度測定システム及びその運営方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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