JPH10298763A - Cvd装置用ガス導入ノズル - Google Patents

Cvd装置用ガス導入ノズル

Info

Publication number
JPH10298763A
JPH10298763A JP12332797A JP12332797A JPH10298763A JP H10298763 A JPH10298763 A JP H10298763A JP 12332797 A JP12332797 A JP 12332797A JP 12332797 A JP12332797 A JP 12332797A JP H10298763 A JPH10298763 A JP H10298763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
perforated plate
gas
reactive
gas introduction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12332797A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kusumoto
淑郎 楠本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ulvac Inc filed Critical Ulvac Inc
Priority to JP12332797A priority Critical patent/JPH10298763A/ja
Publication of JPH10298763A publication Critical patent/JPH10298763A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 その内部において反応性ガスが混合されて気
相反応することなく、また放出された反応性ガスが、す
ぐにしかも均一に混合され得るCVD装置用ガス導入ノ
ズルを提供すること。 【解決手段】 蓋部材11と2枚の多孔板12、13か
ら構成される。上流側にある第1の多孔板12には、そ
の上面12aに、第1の反応性ガスが拡散されるような
溝22と、この溝22から下面12bへと貫通する孔3
2とを形成する。また、各反応性ガスが導入される蓋部
材11は、この第1の多孔板12の溝22を覆うように
配設する。そして、下流側にある第2の多孔板13に
は、その上面13aに、第2の反応性ガスが拡散される
ような溝23と、この溝23から下面13bへと貫通す
る孔33と、溝23に連通せず、第1の多孔板12の孔
32に連通する貫通孔43とを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学気相成長を行
なうCVD装置に用いられるガス導入ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】図12には、従来例のCVD装置の真空
槽50が示されている。この真空槽50内の上方にはガ
ス導入ノズル51が配設されており、これは、複数の反
応性ガスをそれぞれ導入するガス導入管52と、該ガス
導入管52に接続する多孔板53とから構成されてい
る。多孔板53は、全体的に円盤形状をしており、下方
に多数の孔53aが形成されている。そのため、ガス導
入管52を介して導入された複数の反応性ガスを多孔板
53内で混合し、孔53aから、ガス導入ノズル51の
下方に配設された基板54へと放出している。なお、真
空槽50の一部には、図示せずとも排気口が設けられて
いる。
【0003】また、図13には、従来例の他のCVD装
置の真空槽50’が示されている。図13の真空槽5
0’内の下方には、基板54’が配設され、その上方に
は、ガス導入管52’が配設されている。このガス導入
管52’は、第1の反応性ガスを供給する管52b’の
中心に、第2の反応性ガスを供給する管52a’が配設
された同心の二重管である。なお、真空槽50’の一部
には、図示せずとも排気口が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図12に示されるガス
導入ノズル51では、多孔板53のコンダクタンスが小
さいことを利用して、反応性ガスが真空槽50に放出さ
れる前に、反応性ガスを混合している。そのため、多孔
板53の空間内の圧力は、真空槽50に比べて高くな
る。従って、例えば、W膜を生成するWF6 とSiH4
との気相反応、又はTiN膜を生成するNH3 と、TD
EAT(この化学式は[(CH3 CH2 )2N]4Tiであ
る)やTDMAT(この化学式は[(CH3 )2N]4Tiで
ある)などの有機物チタン化合物との気相反応など、常
温常圧で激しく気相反応を起因するガスを用いた場合に
は、この多孔板53内で気相反応を生じてしまう。その
ため、多孔板53内で、ダスト粒子Dが発生したり、
(このため原料の反応性ガスが消費され)基板54に形
成される膜の成膜速度が減少するなど、望ましくない結
果が生じる。
【0005】他方、図13に示されるガス導入管52’
を用いた場合には、ガス導入管52’内に上述したよう
なダストDが発生したり成膜速度が減少するなどの問題
が発生することはない。しかしながら、反応性ガスを均
一に混合するためには、基板54’とガス導入管52’
との距離dを大きく取らなければならない。特に、反応
性ガスの流速の大きさや流量比などが変動すると、反応
性ガスの混合の仕方が異なるため、基板54’に形成さ
れる膜の組成分布や膜厚分布が均一とならない。すなわ
ち、このガス導入管52’を用いたときには、全ての流
速条件で均一にガスを混合させ、基板54’上に、所望
の膜組成で、所望の膜厚で膜を形成することが事実上、
不可能となる。
【0006】本発明は、上述の問題に鑑みてなされ、ガ
ス導入ノズル内部で反応性ガスが反応することなく、ま
たガスの流速(流量)条件によらずに、放出されるとす
ぐに、反応性ガスが均一に混合されるようなCVD装置
用ガス導入ノズルを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題は、複数の反
応性ガスを導入して化学気相成長を行なうCVD装置内
に配設され、少なくとも2枚以上の多孔板(例えば、実
施例の12、13:以下、同様)と、前記反応性ガスを
別々に導入する蓋部材(11)とからなり、導入された
前記反応性ガスが混合されずに放出されることを特徴と
するCVD装置用ガス導入ノズル(10)、によって解
決される。
【0008】このような構成にすることによって、ガス
導入ノズル内において反応性ガスが混合することがな
い。そのため、ガス導入ノズル内で気相反応が生じるこ
とがなく、ダスト粒子の発生、基板成膜速度の減少など
といった問題が生じることがない。また、ガス導入ノズ
ル内から放出された反応性ガスは、反応性ガスが放出さ
れた直後、直ちに、かつ均一に混合する。従って、基板
とノズルとの距離を大きくせずとも、また流量条件が変
動しても、均一に混合した反応性ガスを基板上に供給す
ることができる。そのため、基板上に成膜された膜の組
成が均一になり、またその膜厚も均一にすることができ
るので、所望の膜組成かつ所望の厚さの膜を得ることが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】複数の反応性ガスを導入して化学
気相成長を行なうCVD装置内に配設され、少なくとも
2枚以上の多孔板と、反応性ガスを別々に導入する蓋部
材とからなり、導入された反応性ガスが混合されずに放
出されることを特徴とするCVD装置とする。従って、
ガス導入ノズル内では、反応性ガスが混合することない
ので、反応室より高圧であるガス導入ノズル内に、ダス
ト粒子の発生や成膜速度の減少などは起こらない。ま
た、ガス導入ノズルから放出されると、反応性ガスは、
直ちに、かつ均一に混合される。従って、ガス導入ノズ
ルから気相反応により成膜をする箇所(例えば基板)ま
での距離が小さくとも、均一に混合された反応性ガスが
得られる。よって、形成される膜の組成分布及び膜厚分
布にばらつきが生じることがなく、所望の成膜を行なう
ことが可能となる。
【0010】また、2種類の反応性ガスを用いる場合に
は、そのガス導入ノズルは2枚の前記多孔板と前記蓋部
材とからなる。そして、この多孔板のうち反応性ガスの
上流側の第1多孔板に、上流側の面に反応性ガスの1つ
を拡散する溝と、該溝から下流側の面へと貫通する複数
の第1貫通孔群とを形成する。また、前記蓋部材を、前
記第1多孔板の溝を覆うように配設する。そして、前記
多孔板のうち下流側の第2多孔板には、上流側の面に前
記第1多孔板で拡散された反応性ガスとは異なる反応性
ガスを拡散する溝と、該溝から下流側の面へと貫通する
複数の第1貫通孔群と、該溝に連通せず前記第1多孔板
の前記第1貫通孔群と連通する複数の第2貫通孔群とを
形成させる。このようにすることによって、別々に導入
された2種類の反応性ガスが、ガス導入ノズル内で混合
されることがなく、上述した問題を生じることがない。
また、ガス導入ノズルから放出されると、反応性ガス
は、直ちに、かつ均一に混合される。従って、ガス導入
ノズルから気相反応により成膜をする箇所(例えば基
板)までの距離が小さくとも、均一に混合された反応性
ガスが得られる。よって、形成される膜の組成分布及び
膜厚分布にばらつきが生じることがなく、所望の成膜を
行なうことが可能となる。
【0011】更に、3種類以上の反応性ガスを用いる場
合には、そのガス導入ノズルは、その反応性ガスの種類
の数と同じ数の多孔板と蓋部材とから構成される。そし
て、この内、ガスを導入する蓋部材に最も近い多孔板、
すなわち最も上流側の第1の多孔板には、上流側の面に
反応性ガスの1つを拡散する溝と、該溝から下流側の面
へと貫通する複数の第1貫通孔群とが形成される。ま
た、蓋部材は、前記第1多孔板の前記溝を覆うように配
設されている。そして、多孔板のうち第1多孔板と当接
する第2多孔板に、上流側の面に、反応性ガスの1つを
拡散する溝と、該溝から前記下流側の面へと貫通する複
数の第1貫通孔群と、該溝に連通せず前記第1多孔板の
前記第1貫通孔群と連通する複数の第2貫通孔群とを形
成する。更に、多孔板のうち第1多孔板及び第2多孔板
以外の多孔板に、上流側の面に、反応性ガスの1つを拡
散する溝と、該溝から下流側の面へと貫通する複数の第
1貫通孔群と、該溝に連通せず直上流側にある多孔板に
形成されている第1貫通孔群及び第2貫通孔群と連通す
る複数の第2貫通孔群とを形成する。このような構成に
することによって、3種類以上の反応性ガスを用いる場
合であっても、別々に導入された反応性ガスが、ガス導
入ノズル内で混合されることがなく、上述した問題を生
じることがない。また、ガス導入ノズルから放出される
と、反応性ガスは、直ちに、かつ均一に混合されること
になる。従って、ガス導入ノズルから気相反応により成
膜をする箇所(例えば基板)までの距離が小さくとも、
均一に混合された反応性ガスが得られる。よって、形成
される膜の組成分布及び膜厚分布にばらつきが生じるこ
とがなく、所望の成膜を行なうことが可能となる。
【0012】更に、多孔板及び蓋部材が密着された状態
で積層され、各溝において拡散されたガスが、多孔板及
び蓋部材との接触面並びに多孔板同士の接触面から漏洩
しないようにする。従って、多孔板の上に、溝を形成
し、多孔板と蓋部材を積層するという簡単な構成によっ
ても、ガス導入ノズル内で反応性ガスが全く反応せず、
また、供給された反応性ガスがすべて所定の方向へと放
出されるので、成膜速度は減少しない。また、各反応性
ガスを溝へと導くガス導入通路の、蓋と多孔板との当接
位置及び/又は多孔板同士の当接位置は、(このガス導
入通路と(細い)溝の接続部であるため)反応性ガスが
流れにくく、反応性ガスが他の部分へと最も漏洩し易い
箇所である。従って、ここにシール部材を設けるように
すれば、反応性ガスの漏洩を最も有効に防止することが
できる。
【0013】また、反応性ガスの最も下流側に配設され
た多孔板において、この多孔板の溝から貫通する孔(第
1貫通孔群)から放出されるガスと異なる各反応性ガス
が放出される貫通孔(第2貫通孔群)までの距離、また
多孔板の貫通孔(第2貫通孔群)同士の間の距離をほぼ
等しくするのが好ましい。例えば、3種類の反応性ガス
を相互に導入する場合には、図8(これは下面図であ
る)に示すように配設するのがよい。図8では、第1の
反応性ガスを放出する貫通孔17を○で、第2の反応性
ガスを放出する貫通孔18を◎で、第3の反応性ガスを
放出する孔19を●で示している。すなわち、第1貫通
孔群である孔19から第2貫通孔群である貫通孔18、
19までの距離、第2貫通孔群○、◎同士の距離を、す
べて等しい距離L’とするとよい。いわば、複数の孔と
複数の貫通孔とを均一に分散させ、各反応性ガスが均一
に分散されて放出されるようにすれば、より均一に反応
性ガスを混合することができる。なお、第1貫通孔群及
び第2貫通孔群の数が多ければ多い程、より均一に反応
性ガスを混合させることができる。なおまた、最も下流
側にある多孔板の孔の総数がM個であると(この多孔板
を1番目として数えると)すると、第m番目の多孔板に
形成される貫通孔及び溝に連通する孔の総数はほぼm×
M個になる。
【0014】更に、1つの溝において拡散される反応性
ガスは、1種類のガスに限定する必要はなく、複数種類
のガスを混合したガスとしてもよい。要するに、本発明
では、相互に気相反応が生じないガスをガス導入ノズル
内で拡散すればよい。従って、例えば、気相反応を起こ
すために、A、B、Cの3種類のガスが必要であるが、
Aを加えなければ反応が生じないという場合には、B及
びCを先に混合した混合ガスを1つの反応性ガスとし、
Aとをもう1つの反応性ガスとして導入してもよい。こ
の場合には、混合ガスを拡散する1つの多孔板と、Aを
拡散させる1つの多孔板との合計2つの多孔板(と蓋)
を用いればよい。これは、A、B、Cの3種類のガスを
別々に拡散するために、3つの多孔板を用いるよりも簡
単な構造である。
【0015】更に、蓋によって溝が覆われる多孔板は、
溝を形成していない部分に貫通孔を設ける必要がないた
め、反応性ガスが、この多孔板で拡散する領域全体を浅
い凹所と形成してもよい。この場合には、細い溝を複
数、形成するより、形成が容易であるので、ガス導入ノ
ズルをより簡単に形成することができる。
【0016】また、多孔板に形成される溝を、溝の延在
方向に沿って所定ピッチずれたほぼ同一の形状で形成す
れば、同一のパターン形状を用いることができるので、
加工コストを低減することができる。従って、N種類の
反応性ガスを、別々に、各多孔板において拡散する場合
には、溝を1/Nピッチずらした同一形状(格子形状、
籠目形状、同心円形状など)として形成するとよい。
【0017】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について、図1乃
至図6を参照して説明する。
【0018】図1は、本発明の第1実施例のガス導入ノ
ズル10を用いたCVD装置1が示されている。CVD
装置1は、真空室2を有し、この真空室2内は、図示し
ない真空ポンプにより排気されている。真空室2の内部
には、その下方にサセプタ3が配設され、この上に、成
膜が施される基板4が配設されている。なお、基板4を
加熱するための加熱手段をサセプタに備えてもよい。ま
た、真空室2の上壁には、2つの孔2a、2bが形成さ
れ、これらには、それぞれ、第1の反応性ガス、第2の
反応性ガス(例えば、片方にはWF6 ガス、他方にはH
2 など)を真空室2内に供給するガス供給管6、7が貫
通している。このガス供給管6、7は、真空室2内の上
方に、基板4に対向するように配設されたガス導入ノズ
ル10に接続されている。なお、真空室2の一部(例え
ば底面)には、図示しない排気口が設けられている。
【0019】ガス導入ノズル10は、その拡大図が図2
に示されている。なお、図3は図2の[3]−[3]線
方向の平面図、図4は図2の[4]−[4]線方向の断
面図、図5は図2の[5]−[5]線方向の平面図及び
図6は図2の下面図である。本実施例のガス導入ノズル
10は、それぞれ金属でなる2つの多孔板12、13と
金属でなる蓋部材11とから構成されており、これらは
積層され、図示しない複数のボルトにより共締めされて
いる。
【0020】図2に示されるように、多孔板12、13
のうち、上方に位置する第1の多孔板12は、上面12
aに、図2の矢印X方向と紙面を直角に突き抜ける方向
とで形成される平面に沿って、溝22が形成されてい
る。この溝22は、図3に示されているように、本実施
例では、1つの環状溝部22aと、この環状溝部22a
の内側にピッチPで設けられた複数の縦溝部22bと、
この環状溝部22aの内側にピッチPで設けられた複数
の横溝部22cとから構成されている。すなわち、環状
溝部22aの内側は、格子状に溝22が形成されてい
る。また、多孔板12には、通路溝部22fが形成され
ている。これは、環状溝部22a及び第1の反応性ガス
を供給しているガス供給管6と連通し、第1の反応ガス
を溝22へと導いている。更に、環状溝部22aの外方
には、第1の多孔板12を貫通する孔12cが設けられ
ている。これは、本実施例では、ガス導入管7と後述す
る第2の多孔板13の通路溝部23fとに整合してい
る。更に、縦溝部22bと横溝部22cとの交点に、溝
22から第1の多孔板12の下面12bへと貫通する複
数の孔32(第1の貫通孔群に相当する)が設けられて
いる。
【0021】一方、図2において、溝22の上面12a
を覆うように、すなわち第1の多孔板12の上方に平板
状の蓋部材11が設けられている。この蓋部材11に
は、図5に示すように、ガス供給管6、7に整合した孔
11a、11bが設けられている。この孔のうち、第2
の反応性ガスが通過する孔11bの周囲には、Oリング
溝と、Oリング21が設けられている。
【0022】他方、図2において、第1の多孔板12の
下方に配設されている第2の多孔板13は、第1の多孔
板12と同様に、その上面13aに、図2の矢印Y方向
と紙面を直角に突き抜ける方向とで形成される平面に沿
って、溝23が形成されている。この溝23は、図4に
示されているように、本実施例では、1つの環状溝部2
3aと、この環状溝部23aの内側にピッチPで設けら
れた複数の縦溝部23bと、この環状溝部23aの内側
にピッチPで設けられた複数の横溝部23cとから構成
されている。すなわち、環状溝部23aの内側は、上記
第1の多孔板の環状溝部22aの内側と同様に、格子状
に溝が形成されている。ただし、第1の多孔板12の縦
溝部22bと第2の多孔板13の縦溝部23bとはP/
2ピッチずれており、第1の多孔板12の横溝部22b
と第2の多孔板13の横溝部23bとはP/2ピッチず
れている。更に、多孔板13には、環状溝部23a及び
第1の反応性ガスを供給しているガス供給管7と連通
し、第2の反応ガスを環状溝部23aへと導く溝、すな
わちガス導入通路となる通路溝部23fが形成されてい
る。また、本実施例では、縦溝部23bと横溝部23c
との交点に、第2の多孔板13へと貫通する複数の孔3
3が設けられている。更に、第2の多孔板13には、図
3から明らかなように、溝23に連通せず、かつ第1の
多孔板の孔32に整合するように、貫通孔43が設けら
れている。従って、ガス導入ノズル10の下面、すなわ
ち第2の多孔板13の下面13bには、図6に示すよう
に、複数の孔33と隣の複数の貫通孔43とがほぼ同じ
距離L(これは本実施例では、P/20.5 に相当する)
を有して、交互に配設されている。
【0023】なお、本実施例では、蓋部材11の下面と
第1の多孔板12の上面12a及び第1の多孔板12の
下面12bと第2の多孔板13の上面13aは、それぞ
れ、平行になっている。従って、その接触する面同士が
圧接するときに、第1の多孔板12の上面12aにおい
て第1の多孔板12の溝22は密閉され、また第2の多
孔板13の上面13aにおいて第2の多孔板13の溝2
3及び貫通孔43は密閉される。すなわち、メタル面接
触シールが行なわれている。
【0024】本発明のガス導入ノズル10は、以上のよ
うに構成されるが、次にその作用について説明する。
【0025】例えば、真空室2のサセプタ3の上に基板
4を載置し、真空室2を真空にする。場合によっては、
このとき基板4を加熱する。そして、第1の反応性ガス
として、例えばWF6 ガスをガス供給管6から、第2の
反応性ガスとして、例えばSiH4 をガス供給管7から
導入する。
【0026】ガス導入管6から導入される第1の反応性
ガスは、蓋部材11の孔11aを介して、通路溝部22
fへと導かれて溝22に供給される。そして、第1の反
応性ガスは、溝22で拡散され、環状溝部22a、縦溝
部22b及び横溝部22cに行き渡る。その後、第1の
反応性ガスは、溝22から第1の多孔板12の孔32、
更に第2の多孔板13の貫通孔43を介して、ガス導入
ノズル10の下方へと、すなわち矢印F方向へと放出さ
れる。
【0027】他方、ガス導入管7から導入される第2の
反応性ガスは、蓋部材11の孔11b及び第1の多孔板
12の孔12aを介して、通路溝部23fへと導かれて
溝23に供給される。そして、第2の反応性ガスは、溝
23で拡散され、環状溝部23a、縦溝部23b及び横
溝部23cに行き渡る。そして、第2の反応性ガスは、
溝23から孔33を介して、ガス導入ノズル10の下方
へと、すなわち矢印Fで示す方向へと放出される。
【0028】従って、本実施例では、第1の反応性ガス
及び第2の反応性ガスは、それぞれ別々の径路を通って
放出されるので、ガス導入ノズル10から放出されるま
では、反応性ガスは全く混合されない。従って、ガス導
入ノズル10内において気相反応が生じることなく、そ
のため、ダスト粒子が発生したり、基板に成膜する原料
ガス(反応ガス)の量が減少し、基板4の成膜速度を減
少させるといった問題は生じない。更に、本実施例で
は、第1の反応性ガス及び第2の反応性ガスは、ガス導
入ノズル10から放出された直後に、すぐに均一に混合
され、基板4に供給される。例えば、基板4がφ200
mm程度であり、ガス導入ノズル10に、第2の多孔板
13に孔33及び貫通孔43が千個程度(孔33及び貫
通孔43の直径及び距離はそれぞれ、例えば6mm程度
として)形成され、その外径φが220〜280mmで
ある場合には、ガス導入ノズル10と基板4との距離が
20mm〜30mm程度あれば、第1の反応性ガス及び
第2の反応性ガスが均一に混合でき、成膜される膜の組
成及び膜厚分布を均一とすることができる。更に、本実
施例では、隣り合う第1の反応性ガスが放出される各貫
通孔43と第2の反応性ガスが放出される孔33との距
離Lはどこでも等しいので、2つの反応性ガスは、より
均一に混合される。また、本実施例では、溝22、23
の環状溝部22a、23a内の形状を、P/2ピッチず
れた格子形状としたので、すなわち1つの溝のパターン
を用いているので、加工コストの低減も図れられてい
る。
【0029】次に、本発明の第2実施例について、図7
を参照して説明するが、上記実施例と同様な部分につい
ては、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0030】図7は、本実施例の主要部の正面断面図を
示している。本実施例では、3種類の異なる反応性ガス
(例えば、第1の反応性ガスとしてSiH4 、第2の反
応性ガスとしてH2 、第3の反応性ガスとしてWF6
ど)を供給する場合に用いられるガス導入ノズルであ
る。すなわち本実施例では、ガス導入ノズルが、蓋部材
11’と3枚の多孔板12’、13’、14とから構成
されている。本実施例の蓋部材11’は、上記実施例の
蓋部材11の環状溝部22aの外方に、孔11c’を設
けた(図5に2点鎖線で示される)ものである。更に、
本実施例の第1の多孔板12’は、上記実施例の第1の
多孔板12に、孔12c’を設けたもの(図3に2点鎖
線で示される)であり、同様に、本実施例の第2の多孔
板13’は、上記実施例の第2の多孔板13に孔13
c’を設けた(図4に2点鎖線で示される)ものであ
る。これらの孔11c’、12c’、13c’は、それ
ぞれ整合している。
【0031】そして、本実施例では、第2の多孔板1
3’の下方に、第3の多孔板14が配設されている。こ
の第3の多孔板14は、第1の多孔板12’及び第2の
多孔板13’と同様に、上面14aに、溝24が形成さ
れている。この溝24は、溝22と溝23と同様に、環
状溝部、縦溝部24b及び横溝部24cとからなる格子
形状を呈している。また、溝24に連通して、第3の多
孔板14の下面14bに貫通する孔34が設けられてい
る。更に、溝24に連通せず、第2の多孔板13の貫通
孔43及び孔33に、それぞれ整合する貫通孔44a、
44bが形成されている。また、環状溝部の外方には、
環状溝部に連通する通路溝部が設けられている。この通
路溝部は、孔11c’、12c’、13c’を介して、
第3の反応性ガスを第3の多孔板14の溝24へと導
く。
【0032】本実施例では、第1の反応性ガスは、上記
実施例と同様に、ガス導入管6から蓋部材11の孔11
aを介して、通路溝部22fへと導かれる。そして、第
1の反応性ガスは、通路溝部22fから拡散して、溝2
2を行き渡り、溝22から孔32、第2の多孔板13の
貫通孔43及び第3の多孔板14の貫通孔44aを介し
て下方へと放出される。また、第2の反応性ガスは、上
記実施例と同様に、ガス導入管7から蓋部材11の11
b及び第1の多孔板12の孔12cを介して、ガス導入
通路23fへと導かれる。そして、第2の反応性ガス
は、ガス導入通路23fから拡散して、溝23を行き渡
り、溝23から孔33、第3の多孔板13の貫通孔44
bを介して下方へと放出される。更に、第3の反応性ガ
スは、孔11c’、12c’、13c’を介して、第3
の多孔板14の溝24へと導かれる。そして、反応性ガ
スは溝24において、四方八方へと拡散され、溝23か
ら孔34を介して、下方へと放出される。
【0033】すなわち、本実施例でも、上記実施例と同
様に、第1の反応性ガス、第2の反応性ガス及び第3の
反応性ガスは、別々の径路を通って、下方へと放出され
る。また、各反応性ガスは、複数の貫通孔を介して、下
方に放出されるので、放出された直後、すぐに均一に混
合される。従って、上記実施例と同様な効果が得られ
る。ただし、多孔板を3枚以上とすると、下流側の多孔
板は、これに設けられる第2貫通孔群(この下流側の多
孔板の溝に連通しない貫通孔)は、直上流側の多孔板に
設けられた溝に連通する貫通孔(この多孔板の第1貫通
孔群)のみならず、直上流側の多孔板に設けられた溝に
連通しない貫通孔(この多孔板の第2貫通孔群)にも連
通させる必要がある。
【0034】以上、本発明の各実施例について説明した
が、本発明はこれらに限定されることなく、本発明の技
術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0035】例えば、上記実施例では、真空室2内で、
基板4を下方に配設し、この基板4に対向するように、
ガス導入ノズル10を真空室2内の上方に設けた。しか
しながら、ガス導入ノズル10の取付位置は、真空室2
の上方に限定される必要はない。例えば、基板4を立て
て、この基板4に対向して反応性ガスが放出されるよう
に、ガス導入ノズル10を真空室2の側壁に設けるよう
にしてもよい。また、上記実施例では、ガス導入ノズル
10へと各反応性ガスを導入するガス供給管6、7は、
1つの反応性ガスにつき1つであったが、これを複数と
してもよい。なおまた、上記実施例では、反応性ガスを
溝22、23へと導くガス導入通路、通路溝部23f
は、溝22、23の外方に設けたが、溝22、23から
放出されるガスの量が、どこの孔からでも均一になるよ
うに、通路溝部22f、23fを多孔板12、13の中
央に設けるようにしてもよい。ただし、このときには、
溝22、23、24の形成が困難になるという恐れがあ
る。
【0036】また、上記実施例では、第1の多孔板12
の溝22の形状を、第2の多孔板13の溝の形状とほぼ
同じ形状とした。しかしながら、重ねる多孔板に形成す
る溝の形状を異なるようにしてもよい。特に、蓋部材1
1で覆われる溝22を有する第1の多孔板12は、溝2
2と連通しない貫通孔を設ける必要がない。従って、形
成が容易な形状、例えば、第1の多孔板12の代わり
に、図9に示される浅い凹所22’(溝22の環状溝部
22aの内部をすべて浅くくり抜いた形状に相当する)
を第1の多孔板12に形成してもよい。
【0037】更に、上記実施例では、溝22、23の環
状溝部22a、23aの内部に、格子状の溝を形成し
た。しかしながら、この溝の形状は、これに限定される
必要はない。例えば図10に示されるように、環状溝部
22a”の内部に約60度に交差する複数の細溝22
b”、22c”、22d”が形成された籠目形状の溝2
2”を形成した多孔板12”と形成してもよい。また、
例えば図11に示すように複数の同心円の溝22a’、
23a’、24a’、25a’(勿論、反応性ガスが平
面に沿って拡散されるように、それぞれが連通するため
の放射溝部22b’、23b’、24b’、25b’、
26b’、27b’、28b’、29b’が設けられて
いる)からなる同心円状の溝25としてもよい。
【0038】また、上記実施例では、溝22、23から
多孔板12、13の下面22b、23bへと貫通する孔
32、33を、縦溝部22b、23bと横溝部22c、
23cとの交点に設けた。しかしながら、これらの孔を
交点以外の箇所に孔を設けるようにしてもよい。
【0039】また、上記実施例では、反応性ガスとし
て、それぞれ1種類のガスを導入した。しかしながら、
例えば、これにキャリアガスを混合させた混合ガスを反
応性ガスとして用いてもよい。また、上記第2実施例で
は、SiH4 、H2 とを別々に導入したが、これらは相
互に気相反応を生じないので、これらを混合したガスを
1つの反応性ガスとして導入しても、勿論よく、この場
合には、多孔板を2枚にすることができる。
【0040】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明のCVD装
置用ガス導入ノズルによれば、ガス導入ノズル内では、
反応性ガス同士が混合することがないので、ガス導入ノ
ズル内において気相反応が起こってダスト粒子が発生し
たり、基板における成膜速度の減少などといった問題が
生じることがない。また、ガス導入ノズルから放出され
たガスは、放出後、直ちに、かつ均一に混合され得る。
従って、基板とガス導入ノズルとの距離が小さくとも、
また流量条件や基板の大きさにかかわらず、均一に混合
された反応性ガスを、基板の表面に供給することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のCVD装置用ガス導入ノ
ズルを用いたCVD装置の正面断面図である。
【図2】本発明の第1実施例のCVD装置用ガス導入ノ
ズルの正面断面図である。
【図3】図2における[3]−[3]線方向の断面平面
図である。
【図4】図2における[4]−[4]線方向の断面平面
図である。
【図5】図2における[5]−[5]線方向の断面平面
図である。
【図6】本発明の第1実施例のCVD装置用ガス導入ノ
ズルの下面図である。
【図7】本発明の第2実施例のCVD装置用ガス導入ノ
ズルの要部の断面正面図である。
【図8】本発明の多孔板が3枚のときに、第1貫通孔群
と第2貫通孔群との距離が同じであることを示したCV
D装置用ガス導入ノズルの概略下面図である。
【図9】本発明の第1の変形例の溝の形状を示す図であ
り、Aは平面図、BはAにおける[B]−[B]線方向
の断面図である。
【図10】本発明の第2の変形例の溝の形状を示す平面
図である。
【図11】本発明の第3の変形例の溝の形状を示す平面
図である。
【図12】従来例におけるCVD装置用ガス導入ノズル
が用いられたCVD装置の正面断面図である。
【図13】他の従来例におけるCVD装置用ガス導入ノ
ズルが用いられたCVD装置の正面断面図である。
【符号の説明】
1 CVD装置 2 真空槽 10 (CVD装置用)ガス導入ノズル 11 蓋部材 12 第1の多孔板 12’ 第1の多孔板 12” 第1の多孔板 12a 上面 12b 下面 13 第2の多孔板 13’ 第2の多孔板 13a 上面 13b 下面 14 第3の多孔板 14a 上面 14b 下面 17 貫通孔 18 貫通孔 19 孔 21 Oリング 22 溝 22’ 凹所 22” 溝 23 溝 24 溝 25 溝 32 孔 33 孔 34 孔 43 貫通孔 44a 貫通孔 44b 貫通孔 L 距離 L’ 距離 F 反応性ガスが放出される方向 P ピッチ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の反応性ガスを導入して化学気相成
    長を行なうCVD装置内に配設され、少なくとも2枚以
    上の多孔板と、前記反応性ガスを別々に導入する蓋部材
    とからなり、導入された前記反応性ガスが混合されずに
    放出されることを特徴とするCVD装置用ガス導入ノズ
    ル。
  2. 【請求項2】 2枚の前記多孔板と前記蓋部材とからな
    り、 前記多孔板のうち前記反応性ガスの上流側の第1多孔板
    には、上流側の面に反応性ガスの1つを拡散する溝と、
    該溝から下流側の面へと貫通する複数の第1貫通孔群と
    が形成されており、 前記蓋部材は、前記第1多孔板の前記溝を覆うように配
    設されており、 前記多孔板のうち下流側の第2多孔板には、上流側の面
    に前記第1多孔板で拡散された反応性ガスとは異なる反
    応性ガスを拡散する溝と、該溝から下流側の面へと貫通
    する複数の第1貫通孔群と、該溝に連通せず前記第1多
    孔板の前記第1貫通孔群と連通する複数の第2貫通孔群
    とが形成されている請求項1に記載のCVD装置用ガス
    導入ノズル。
  3. 【請求項3】 3枚以上の前記多孔板と前記蓋部材とか
    らなり、 前記多孔板のうち前記反応性ガスの最も上流側にある第
    1多孔板には、上流側の面に、反応性ガスの1つを拡散
    する溝と、該溝から前記下流側の面へと貫通する複数の
    第1貫通孔群とが形成されており、 前記蓋部材は、前記第1多孔板の前記溝を覆うように配
    設されており、 前記多孔板のうち第1多孔板と当接する第2多孔板に
    は、上流側の面に、反応性ガスの1つを拡散する溝と、
    該溝から前記下流側の面へと貫通する複数の第1貫通孔
    群と、該溝に連通せず前記第1多孔板の前記第1貫通孔
    群と連通する複数の第2貫通孔群とが形成されており、 前記多孔板のうち第1多孔板及び第2多孔板以外の多孔
    板には、上流側の面に、反応性ガスの1つを拡散する溝
    と、該溝から下流側の面へと貫通する複数の第1貫通孔
    群と、該溝に連通せず直上流側にある多孔板に形成され
    ている第1貫通孔群及び第2貫通孔群と連通する複数の
    第2貫通孔群とが形成されている請求項1に記載のCV
    D装置用ガス導入ノズル。
  4. 【請求項4】 前記多孔板及び前記蓋部材が密着された
    状態で積層されており、前記溝において拡散されたガス
    が、前記多孔板及び前記蓋部材の接触面並びに前記多孔
    板同士の接触面から漏洩しない請求項2又は請求項3に
    記載のCVD装置用ガス導入ノズル。
  5. 【請求項5】 前記多孔板及び前記蓋部材の接触面及び
    /又は前記多孔板同士の接触面において、前記反応性ガ
    スが導入される箇所に、シール部材が設けられている請
    求項4に記載のCVD装置用ガス導入ノズル。
  6. 【請求項6】 前記多孔板のうち、最も下流側にある多
    孔板において、前記第1貫通孔群から、異なる前記反応
    性ガスが放出される前記第2貫通孔群までの各距離が、
    ほぼ等しい請求項3に記載のCVD装置用ガス導入ノズ
    ル。
  7. 【請求項7】 前記反応性ガスが、相互に気相反応を生
    じない複数種類のガスが混合された混合ガスである請求
    項1乃至請求項6に記載のCVD装置用ガス導入ノズ
    ル。
  8. 【請求項8】 前記第1多孔板において、前記溝が所定
    領域全体を浅い凹所の形状を呈している請求項2乃至請
    求項7に記載のCVD装置用ガス導入ノズル。
  9. 【請求項9】 積層される前記多孔板の各前記溝の形状
    が、該溝の延在方向に沿って所定ピッチずれたほぼ同一
    の形状である請求項2乃至請求項7に記載のCVD装置
    用ガス導入ノズル。
JP12332797A 1997-04-25 1997-04-25 Cvd装置用ガス導入ノズル Pending JPH10298763A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12332797A JPH10298763A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 Cvd装置用ガス導入ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12332797A JPH10298763A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 Cvd装置用ガス導入ノズル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10298763A true JPH10298763A (ja) 1998-11-10

Family

ID=14857820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12332797A Pending JPH10298763A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 Cvd装置用ガス導入ノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10298763A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100421223B1 (ko) * 2001-12-13 2004-03-02 삼성전자주식회사 화학 기상 반응기용 샤워헤드
JP2008103679A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Advanced Micro-Fabrication Equipment Inc Asia 半導体ワーク処理反応器に用いられるガス分配装置及びその反応器
JP2009091666A (ja) * 2009-01-16 2009-04-30 Canon Anelva Corp Cvd装置
JP2017503925A (ja) * 2014-01-10 2017-02-02 アイクストロン、エスイー 重量の削減されたガス排出プレートを備えたcvd反応炉のガス注入素子

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100421223B1 (ko) * 2001-12-13 2004-03-02 삼성전자주식회사 화학 기상 반응기용 샤워헤드
JP2008103679A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Advanced Micro-Fabrication Equipment Inc Asia 半導体ワーク処理反応器に用いられるガス分配装置及びその反応器
JP2009091666A (ja) * 2009-01-16 2009-04-30 Canon Anelva Corp Cvd装置
JP2017503925A (ja) * 2014-01-10 2017-02-02 アイクストロン、エスイー 重量の削減されたガス排出プレートを備えたcvd反応炉のガス注入素子

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6921437B1 (en) Gas distribution system
JP4773407B2 (ja) 半導体ワーク処理反応器に用いられるガス分配装置
US6495233B1 (en) Apparatus for distributing gases in a chemical vapor deposition system
US5136975A (en) Injector and method for delivering gaseous chemicals to a surface
US8293013B2 (en) Dual path gas distribution device
JP7479808B2 (ja) 基板処理装置
KR950012635A (ko) 디클로로실란 가스를 사용하여 반도체 웨이퍼상에 규화 텅스텐층을 형성하기 위한 방법 및 장치
JPH10298763A (ja) Cvd装置用ガス導入ノズル
CN107012447A (zh) 一种扩散装置和沉积腔室
TWI758521B (zh) 具有擋板的氣體供應構件
JP3289806B2 (ja) 化学気相成長装置および化学気相成長方法
US11661656B2 (en) Thin film forming apparatus and radical unit for forming thin film
KR20090053698A (ko) 코팅 장치 및 전극 조립체를 제조하는 방법
CN112981370A (zh) 沉积炉管内管、沉积炉管以及沉积方法
KR20070074222A (ko) 샤워 헤드
KR20230162432A (ko) 기판 처리 장치
JPH0271511A (ja) Cvd用ガス導入装置
JP2022031208A (ja) 処理ガスを用いて基板を処理する装置
JP2589916Y2 (ja) マルチプレ−ト型流体導入箱
TWM652702U (zh) 氣體擴散噴頭及薄膜沉積裝置
KR20230099742A (ko) 플라즈마 노즐부 및 이를 포함하는 증착 장치
KR20190142489A (ko) 박막 증착장치
JP2024513725A (ja) 酸化粉鉱石、特に鉄鉱石を処理するための流動床又は流動層反応器、及び当該流動床反応器を製造するための方法
CN117845192A (zh) 一种进气装置及半导体工艺处理设备
US20190376184A1 (en) Chemical vapor deposition shower head for uniform gas distribution

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20060222

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060725

A521 Written amendment

Effective date: 20060922

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070219

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070507

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20070608

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20071108