JPH10298241A - イソオレフイン、共役ジオレフイン及び、1個又は複数個の不飽和結合を有する有機化合物の新規なターポリマー - Google Patents

イソオレフイン、共役ジオレフイン及び、1個又は複数個の不飽和結合を有する有機化合物の新規なターポリマー

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JPH10298241A
JPH10298241A JP10129773A JP12977398A JPH10298241A JP H10298241 A JPH10298241 A JP H10298241A JP 10129773 A JP10129773 A JP 10129773A JP 12977398 A JP12977398 A JP 12977398A JP H10298241 A JPH10298241 A JP H10298241A
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conjugated diolefin
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carbon atoms
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Gerhard Dr Langstein
ゲルハルト・ラングシユタイン
Werner Obrecht
ベルナー・オブレヒト
Martin Bohnenpoll
マルテイン・ボーネンポル
H Plesh Peter
ピーター・エイチ・プレシユ
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Bayer AG
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、非常に分子量が高く、それ
故に例えば特にタイヤ製造のために使用して好結果がを
得ることができ、しかも加工性の良好な、イソオレフィ
ン、共役ジオレフィン及び、1個又は複数個の不飽和結
合を有する有機化合物を含んで成る、新規なゴム状のタ
ーポリマー及びその製造方法を提供することである。 【解決手段】 4〜16個の炭素原子を有するイソオレ
フィン、4〜6個の炭素原子を有する共役ジオレフィ
ン、及び、その他の、2〜20個の炭素原子を有し、1
個又は複数個の不飽和結合を有する有機化合物を含んで
成り、分子量Mwが50,000〜2,000,000
g/モルであり、イソオレフィンと共役ジオレフィンと
不飽和結合を有する有機化合物の間の合計100となる
モル比が50〜99:0.5〜49.5:0.5〜4
9.5であることを特徴とするターポリマー、及び四塩
化バナジウム/炭化水素溶液を基本とした開始剤系の存
在下で、任意には開始剤助剤を添加し、−100℃〜+
100℃の温度、0.001〜70バールの圧力で重合
させる該ターポリマーの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、イソオレフィン、共役ジオレフ
ィン及び、1個又は複数個の不飽和結合を有する有機化
合物を含んで成る、新規なゴム状のターポリマー(terpo
lymer)、及びその新規なターポリマーの製造方法を提供
する。
【0002】(A)イソブテン、C3ーC12オレフィン
及び共役ジエンと、(B)スチレン又はアクリル酸エス
テルのようなカチオン的に又はアニオン的に重合可能な
単量体とのブロック共重合体は、既知である(JPー0
5295054)。これらの共重合体は、ブロック構造
をとっているので共加硫性に乏しくそのためタイヤ分野
での使用には適さない。イソブテン、エテン又はプロペ
ンのような少なくとも1種のC2ーC7α−オレフィン及
びブタジエン、イソプレン又はシクロペンタジエンのよ
うな少なくとも1種のC4ーC14ジオレフィンを含んで
成る共重合体もまた既知である(DE−A−01595
573)。これらの共重合体は、分子量が非常に低いこ
と(Mn=3000〜15,000g/モル)を特徴と
しており、そのためタイヤ分野での使用には適さない。
【0003】更に、イソブテンと、ブタジエン、イソプ
レンのようなジオレフィンと、スチレン、α−メチルス
チレン又はジビニルベンゼンのようなカチオン的に重合
可能な単量体とのブロック共重合体は、既知である(D
E883354、カナダ特許464086、US253
9523)。これらの特許文献において、実施例に記載
されている重合体に関しては分子量は主として5000
〜60000の範囲であり、従ってそれらは接着剤やシ
ーリング用配合物としての用途に適しているのみで、タ
イヤ分野での使用には適さない。
【0004】本発明は、4〜16個の炭素原子を有する
イソオレフィン、4〜6個の炭素原子を有する共役ジオ
レフィン、及び、その他の、2〜20個の炭素原子を有
し、1個又は複数個の不飽和結合を有する有機化合物を
含んで成り、分子量Mwが50,000〜2,000,
000g/モル、好ましくは100,000〜1,00
0,000g/モルであり、イソオレフィンと共役ジオ
レフィンと不飽和結合を有する有機化合物の間の合計1
00となるモル比が50〜99:0.5〜46.5:
0.5〜49.5、好ましくは60〜98:1.5〜2
0:0.5〜20であることを特徴とする新規なゴム状
のターポリマーを提供する。
【0005】イソブテン、2−メチル−1−ブテン、
2,3−ジメチル−1−ブテン、2−メチル−1−ペン
テン及びβ−ピネンのような4〜16個の炭素原子を有
するイソオレフィンが好ましく考慮され、特にイソブテ
ン及び2−メチル−1−ブテンが考慮される。
【0006】好ましく挙げることができる共役ジオレフ
ィンは、イソプレン、ブタジエン、2,3−ジメチル−
ブタジエン、シクロペンタジエン、メチルシクロペンタ
ジエン、1,3−シクロヘキサジエン、特にイソプレン
である。
【0007】カチオン重合しないかもしくは非常にカチ
オン重合し難いオレフィン、好ましくはエテン、プロペ
ン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘ
プテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、5−
ビニル−2−ノルボルネンのような2〜20個の炭素原
子を有する1−オレフィン、特にエテン及びプロペン
が、1個又は複数個の不飽和結合を有する有機化合物と
して考慮される。
【0008】本発明のターポリマーは、ムーニー粘度が
30〜100、好ましくは45〜80であり、ゲル含有
量が0%〜50%、好ましくは0.5%〜5%であり、
そして固有粘度が0.5〜2、好ましくは1〜1.5で
ある。
【0009】本発明は、更に、4〜16個の炭素原子を
有するイソオレフィン、4〜6個の炭素原子を有する共
役ジオレフィン、及び、2〜20個の炭素原子を有し1
個又は複数個の不飽和結合を有する有機化合物を、四塩
化バナジウム/炭化水素溶液を基本とした開始剤系の存
在下で、−100℃〜+100℃好ましくは−70℃〜
0℃の温度、0.001〜70バール好ましくは0.0
1〜10バールの圧力で重合させ、イソオレフィンと共
役ジオレフィンと不飽和結合を有する有機化合物の間の
合計100となるモル比が50〜99:0.5〜46.
5:0.5〜49.5、好ましくは60〜98:1.5
〜20:0.5〜20であることを特徴とする上記のタ
ーポリマーの製造方法を提供する。
【0010】本発明の方法は、連続的にも、非連続的に
も行うことができる。重合は、溶液で、バルクで、懸濁
状態でそしてガス相で起こり得る。
【0011】本発明のターポリマーの製造のための四塩
化バナジウム/炭化水素溶液を基本とした開始剤系は、
既知であり、ドイツ特許出願DE−A19627529
に記載されている。
【0012】上記のドイツ特許出願に記載されているよ
うに、本発明の重合にとっては、規定された方法で熟成
された四塩化バナジウム/炭化水素溶液を、任意には開
始剤助剤と組み合わせて、使用することが非常に重要で
ある。
【0013】本発明の重合にとって好適な溶剤は、官能
性置換基を持たない脂肪族及び/又は芳香族(任意に
は、ハロゲン化された)炭化水素である。融点が20℃
未満の溶剤が好ましく用いられ、融点が0℃未満の溶剤
が特に好ましく用いられる。
【0014】好適な(脂肪族)溶剤の例は、塩化メチ
ル、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、ペンタ
ン、ヘキサン、2,3−ジメチルブタン、ヘプタン、シ
クロヘキサン、メチルシクロヘキサン、クロルエタン、
1,1−ジクロルエタン、1,2−ジクロルエタン、
1,1,1−トリクロルエタン、1,1,2,2−テト
ラクロルエタン、ペンタクロルエタン、ヘキサクロルエ
タン、1−クロルプロパン、2−クロルプロパン、1,
2−ジクロルプロパン、1,2,3−トリクロルプロパ
ン、1−クロルブタン、2−クロルブタン、1,4−ジ
クロルブタン、1−クロル−2−メチルプロパン、1−
クロルペンタン、2,4−ジメチルペンタン、2,2,
4−トリメチルペンタン、ドデカン、 1−クロルドデ
カン、石油エーテル、クロルシクロヘキサン、シクロド
デカン、デカリンである。
【0015】芳香族溶剤の例は、ベンゼン、トルエン、
クロルベンゼン、1,2−ジクロルベンゼン、エチルベ
ンゼン、キシレン、1,2,3−トリメチルベンゼン、
1,2,4−トリメチルベンゼン、1,3,5−トリメ
チルベンゼン、ジエチルベンゼン、1,2,3,4−テ
トラメチルベンゼン、1,2,3,5−テトラメチルベ
ンゼン、1,2,4,5−テトラメチルベンゼン、ペン
タメチルベンゼン、1−イソプロピル−4−メチルベン
ゼン、1,3−ジイソプロピル−ベンゼン、1−t−ブ
チル−3,5−ジメチルベンゼン、1,3,5−トリイ
ソプロピルベンゼンである。
【0016】開始剤助剤として任意に使用される芳香族
化合物は、アルキル又はアルケニル基で置換されていて
もよい、多環の(少なくとも2環の)、芳香族炭化水素
及び/又は複素芳香環化合物であることを特徴とする。
2、3及び4環の系が好ましい。好適な化合物の例は、
ナフタリン、アントラセン、インデン、ベンゾフラン、
カルバゾール、n−ビニルカルバゾール、ビフェニル、
p−ターフェニル、アセナフテン、アセナフチレン、フ
ルオランテン、フルオレン、フェナントレン、ピレン又
はオクチル化されたジフェニルアミン(BAYER製V
ulkanoxOCD)である。
【0017】開始剤の熟成条件は、使用する溶剤に依存
する。本発明の意味における開始剤の熟成のための適切
な溶剤は、炭化水素、特に、4〜20個の炭素原子を有
し沸点が−20℃を超える、官能性の置換基を持たない
脂肪族及び芳香族炭化水素である。融点が20℃未満の
溶剤が好ましく、融点が0℃未満の溶剤が特に好まし
い。炭化水素の例は、ペンタン、ヘキサン、2,3−ジ
メチルブタン、ヘプタン、シクロペンタンン及び/又は
メチルシクロヘキサンであり、ペンタン及びヘキサンが
特に好ましい。
【0018】原則として、開始剤の熟成は広い温度範囲
で起こることができ、使用される溶剤の融点と沸点によ
ってのみ制限を受ける。0〜40℃の温度範囲が好まし
く、+10〜+30℃が特に好ましい。熟成は光の存在
下でも暗黒でも起こることができる。
【0019】昼光が好ましい。人工的な光(可視光域又
は紫外域における)(例えば白熱電球又は水銀放電灯)
も使用できる。最適の熟成時間は、使用する溶剤、温
度、光量及び溶剤の濃度に依存する。2、3分間〜数週
間の熟成時間が可能であり、2、3時間〜2、3日間の
熟成時間が好ましく、1時間から24時間までの熟成時
間が特に好ましい。
【0020】熟成中、四塩化バナジウムの濃度は、溶剤
1リットル当たり0.01ミリモルから溶剤1リットル
当たり10モルまで種々可能である。開始剤は、開始剤
助剤の存在下で又はその非存在下で熟成することができ
る。ある好ましい態様においては、熟成は開始剤助剤の
存在なしで行われる。熟成された開始剤は直接重合を開
始するために使用することもできるし、また不溶成分を
分離するために濾過にかけることもできる。
【0021】不純物特に水分を除去するために、アルカ
リ及びアルカリ土類金属、それらの水銀とのアマルガム
又は周期律表(メンデレーフ)I、II、III及びI
V族金属の水素化合物が任意に乾燥剤として単量体混合
物に添加することができる。
【0022】本発明の方法において使用される開始剤の
量は、イソオレフィンのモル当たり0.001ミリモル
〜100ミリモル、好ましくは0、01ミリモルであ
る。最適な量は、各々の場合において相当する予備実験
を行って決定することができる。
【0023】溶剤の量は、単量体混合物1kg当たり
0.1〜50kg、好ましくは0.1〜10kgであ
る。
【0024】この場合も又、最も好ましい溶剤量は、相
当する予備実験を行っ容易に決定することができる。
【0025】本発明の方法は、ある好ましい態様におい
ては、例えば以下のように非連続的に行われる:溶剤、
開始剤助剤及び単量体を、予め反応温度に冷却した反応
器に入れる。開始剤を、1時間当たり1mlから100
0mlの速度で発熱反応が始まるまで、ポンプで供給す
る。全ての操作は保護ガス中か僅かに真空の条件で行
う。反応の進行は、発熱によって追跡する。発熱反応が
終了した時点で、エタノールに溶解した2,6−ジ−t
−ブチル−4−メチルフェノールを使用して停止させ、
相当するターポリマーを単離する。
【0026】非常に分子量が高く、それ故に例えば特に
タイヤ製造のために使用して好結果がを得ることができ
るイソオレフィン、共役ジオレフィン及び、1個又は複
数個の不飽和結合を有する有機化合物を含んで成る、新
規なゴム状のターポリマーを、本発明の方法で製造する
ことが出来るということは驚くべきことである。そのタ
ーポリマーの物理的性質は、イソオレフィンとジオレフ
ィンをベースとする既知の共重合体に匹敵する;加工性
も相当するムーニー粘度によって示されるように非常に
良好である。
【0027】
【実施例】ゲル含有量は、サンプル濃度12.5g/l
で、30℃で24時間溶解した後トルエン中で測定し
た。不溶成分は超遠心(20,000rpm25℃で1
時間)によって分離除去した。
【0028】可溶成分の溶液粘度hは、ウベローデ毛管
粘度法によって、30℃トルエン中で測定した。
【0029】溶液粘度から計算した分子量Mvは、次の
式に従って決定した: ln(Mv)=12.48+1.565*lnh。
【0030】ムーニー粘度の測定は125℃の温度にお
いて8分後に行った。
【0031】触媒溶液のUVスペクトルの測定は、Pe
rkin Elmer UVスペクトル測定装置を用
い、室温で、層の厚さ0.01mmのセルに入れた希釈
していない触媒溶液を用いて行った。
【0032】他に明記しなければ、使用した溶剤は、使
用前にアルゴン雰囲気中で水素化カルシウム上で蒸留し
て精製した。
【0033】重合に使用したイソブテンは乾燥のため
に、酸化アルミニウムに担持したナトリウムを充填した
搭を通過させた。
【0034】使用したイソプレンは、安定剤を除去する
ために、アルゴンと共に乾燥した酸化アルミニウム入り
の搭を通して濾過し、この形で重合に使用した。
【0035】その他のコモノマーは、使用前にアルゴン
雰囲気中で水素化カルシウム上で蒸留して精製した。
【0036】種々の単量体の共重合比及び共重合形態
は、1H−NMR及び13C−NMRで測定した。
【0037】実施例 1 ヘキサン500mlをアルゴン雰囲気の状態で用意し
た。四塩化バナジウム24.1g(0.125モル)を
添加した。その溶液を軽く攪拌しながら7日間昼光に暴
露した。赤の呈色が明確に濃くなったことと少量の固体
の発生が観測された。この色の変化の程度は、図1の熟
成時間の関数としてのUVスペクトルのグラフにお互い
に横に並んで示されているUVスペクトルの比較から理
解することができる。
【0038】沈降していた固体(<<1%)はアルゴン
と共に濾過した。残余の溶液はアルゴン下で保持し、こ
の形で重合を開始するために使用した。
【0039】適切に保たれれば、この溶液は、数週間使
用することができる。貯蔵の期間に濁りが少し生じるか
もしれないが、それは濾過で除去することができる。
【0040】実施例 2 イソブテン400g(7.14モル)、イソプレン1
1.918g(0.175モル)、プロペン100g
(2.376モル)及びアントラセン0.036g
(0.2ミリモル)を、アルゴン雰囲気の状態で−50
℃の温度で用意した。光を遮断し、実施例1に従って製
造された開始剤溶液6.4mlを15分以内に滴下し
た。30分後に、粘度が上昇したために、予め冷却して
おいた2、2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−t
−ブチルフェノール)(BayerAG、Leverk
usen製VulkanoxBKF)1gをエタノール
250mlに溶解した溶液を添加することによって弱い
発熱反応を停止させた。液体をデカンテーションで除去
した後沈降した重合体をメタノール2.5lで洗浄し、
ロールで薄いシートに延ばし、1日間50℃で真空乾燥
した(収量:157g=30.6%)。
【0041】このようにして得た無色の重合体は、ムー
ニー値が52.5、ゲル含有量が46%、固有粘度が
0.75dl/gであった。Mv=167,700。
【0042】NMR測定による定量によって、下記の単
量体含有量が得られた。
【0043】 イソプレン 2.5+/−0.2モル% イソブテン 87.7+/−0.9モル% プロペン 9.8+/−0.9モル%実施例 3 イソブテン300g(5.35モル)、イソプレン1
1.918g(0.175モル)、プロペン200g
(4.752モル)及びアントラセン0.036g
(0.2ミリモル)を、アルゴン雰囲気の状態で−50
℃の温度で用意した。実施例2の条件に従って重合を行
った。収量:45.5g=8.9%。
【0044】このようにして得た無色の重合体は、ムー
ニー値が12、ゲル含有量が42%、固有粘度が0.2
17dl/gであった。Mv=24,100。
【0045】NMR測定による定量によって、下記の単
量体含有量が得られた。
【0046】 イソプレン 3.6+/−0.2モル% イソブテン 81.0+/−0.5モル% プロペン 15.4+/−0.5モル%例 4(比較例) イソブテン200g(3.57モル)、イソプレン1
1.918g(0.175モル)、プロペン300g
(7.128モル)及びアントラセン0.036g
(0.2ミリモル)を、アルゴン雰囲気の状態で−50
℃の温度で用意した。実施例2の条件に従って重合を行
った。収量:3.4g=0.7%。
【0047】収率が低いため、得られた重合体について
のそれ以上の測定は行わなかった。本例は、実施例3に
おいて既に認められていた、プロペンの濃度が増加する
に伴い収率とムーニー値が低下する傾向を明確に示して
いる。
【0048】実施例 5 イソブテン400g(7.14モル)、イソプレン1
1.918g(0.175モル)、5−ビニル−2−ノ
ルボルネン100g(0.83モル)及びアントラセン
0.036g(0.2ミリモル)を、アルゴン雰囲気の
状態で−40℃の温度で用意した。実施例2の条件に従
って重合を行った。収量:53.7g=10.5%。
【0049】このようにして得た極く薄い茶色の重合体
は、ゲル含有量が0.5%、固有粘度が0.391dl
/gであった。Mv=60,500。
【0050】NMR測定による定量によって、下記の単
量体含有量が得られた。
【0051】 イソプレン 2.2モル% イソブテン 92.1モル% エンド−ビニルノルボルネン 1.7モル%
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、熟成時間の関数としてのUVスペクト
ルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルテイン・ボーネンポル ドイツ51375レーフエルクーゼン・ゲツエ リンアレー57 (72)発明者 ピーター・エイチ・プレシユ イギリス・エステイ5 3エヌデイ・ノー ススタフオードシヤー・ニユーキヤツス ル・サザーランドドライブ19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4〜16個の炭素原子を有するイソオレ
    フィン、4〜6個の炭素原子を有する共役ジオレフィ
    ン、及び、その他の、2〜20個の炭素原子を有し、1
    個又は複数個の不飽和結合を有する有機化合物を含んで
    成り、分子量Mwが50,000〜2,000,000
    g/モルであり、イソオレフィンと共役ジオレフィンと
    不飽和結合を有する有機化合物の間の合計100となる
    モル比が50〜99:0.5〜49.5:0.5〜4
    9.5であることを特徴とするターポリマー。
  2. 【請求項2】 4〜16個の炭素原子を有するイソオレ
    フィン、4〜6個の炭素原子を有する共役ジオレフィ
    ン、及び、その他の、2〜20個の炭素原子を有し1個
    又は複数個の不飽和結合を有する有機化合物を、四塩化
    バナジウム/炭化水素溶液を基本とした開始剤系の存在
    下で、任意には開始剤助剤を添加し、−100℃〜+1
    00℃の温度、0.001〜70バールの圧力で重合さ
    せ、イソオレフィンと共役ジオレフィンと不飽和結合を
    有する有機化合物の間の合計100となるモル比が50
    〜99:0.5〜49.5:0.5〜49.5であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のターポリマーの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 ゴム加硫物、特にタイヤを製造するため
    の請求項1に記載のターポリマーの使用。
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