JPH10297767A - 布製品等の積み重ね装置 - Google Patents

布製品等の積み重ね装置

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JPH10297767A
JPH10297767A JP12629697A JP12629697A JPH10297767A JP H10297767 A JPH10297767 A JP H10297767A JP 12629697 A JP12629697 A JP 12629697A JP 12629697 A JP12629697 A JP 12629697A JP H10297767 A JPH10297767 A JP H10297767A
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JP
Japan
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conveyor
cloth
holding members
pusher
pair
Prior art date
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JP12629697A
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English (en)
Inventor
Yutaka Suzuki
裕 鈴木
Terumichi Kawahashi
輝三千 川橋
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HAKKO SHOKAI KK
Original Assignee
HAKKO SHOKAI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 布製品等の姿勢を乱すことなく,しかも,布
製品等を取り出す作業が容易になる積み重ね装置を提供
する。 【解決手段】 コンベア13上に載せられて搬送されて
きた布製品等Aを順次積み重ねていく装置1であって,
コンベア13上の布製品等Aを突き上げるための昇降自
在なプッシャ40と,コンベア13の上方にて布製品等
Aを保持するための一対の開閉自在な保持部材45a,
45bとを備え,これら一対の保持部材45a,45b
には,保持部材同士が閉じられている状態においてプッ
シャ40を通過させるための切欠き部49が形成されて
いることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,例えば折り畳まれ
た状態でコンベア上に載せられて搬送されてきたタオル
やシーツなどの布製品等を順次積み重ねていく装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば宿泊施設で使用されるタオルにつ
いて説明すると,宿泊施設で使用されたタオルは洗濯業
者にまとめて出荷され,洗濯業者において洗浄及び乾燥
した清潔なタオルを,再び宿泊施設に納品してる。この
場合,タオルを整理しない状態で納品したのでは,搬送
に不都合であり,また,大量のタオルを宿泊施設で畳ん
で整理しなければならず,その手間は著しいものとなっ
てしまう。そこで,洗濯業者において洗浄及び乾燥させ
た後,タオルを折り畳み,更にその折り畳んだタオルを
揃えながら数枚積み重ねた状態として宿泊施設に納品し
ている。また,折り畳んで積み重ねた所定枚数のタオル
を袋などで包装して納品することも行われている。
【0003】通常,タオルなどの横に長い形状の布製品
等は,半分に折り畳んだものを更に半分の長さに折り畳
むことにより,いわゆる四つ折りにし,その四つ折りに
したタオルを揃えて複数枚積み重ねた状態で納品され
る。このため洗濯業者は,洗浄及び乾燥させた後,専用
の装置を用いてタオルを四つ折りの状態に折り畳み,更
に積み重ねるようにしているのが一般的である。ここ
で,従来公知の装置は,四つ折りにしたタオルをコンベ
アで搬送し,コンベアの終端部からタオルを落下させる
ことにより,コンベア終端の下方に配置した容器内にお
いて布製品等を順次積み重ねて収納していく構成になっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし,乾燥したタオ
ルなどの布製品等は相当に軽く,しかも水平面積が広い
ため,従来の装置はコンベア終端から落下する途中で風
圧などの影響で布製品等の姿勢が乱れやすいという問題
があった。
【0005】また,従来の装置は布製品等を収納する容
器がコンベアの下方に配置されるために,容器の位置が
どうしても低くならざるを得ない。そのため,従来の装
置は容器内から布製品等を取り出す作業を行うたびに腰
を折って低くしゃがんだ姿勢を強いられ,作業負担が大
きくなっていた。
【0006】従って,本発明の目的は,布製品等の姿勢
を乱すことなく,しかも,布製品等を取り出す作業が容
易になる積み重ね装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに,請求項1にあっては,コンベア上に載せられて搬
送されてきた布製品等を順次積み重ねていく装置であっ
て,コンベア上の布製品等を突き上げるための昇降自在
なプッシャと,コンベアの上方にて布製品等を保持する
ための一対の開閉自在な保持部材とを備え,前記一対の
保持部材には,保持部材同士が閉じられている状態にお
いて前記プッシャを通過させるための切欠き部が形成さ
れていることを特徴とする。
【0008】この請求項1の積み重ね装置にあっては,
先ず,コンベア上に載せられて搬送されてきた布製品等
が,所定の位置でプッシャにより突き上げられる。この
突き上げの途中でコンベアの上方に配置された一対の保
持部材が互いに開かれ,プッシャによって突き上げられ
た布製品等は,その開かれた一対の保持部材同士の間を
通過して,コンベアの上方に持ち上げられる。次に,一
対の保持部材が互いに閉じられ,その後,プッシャが下
降する。この際,プッシャは保持部材に形成された切欠
き部を通過するが,布製品等はプッシャの下降途中にお
いて保持部材に受け渡されることになる。そして,この
ような工程を繰り返すことにより,コンベアで搬送され
てきた布製品等が順次突き上げられて下から積み重ねら
れ,保持部材によって保持されていく。
【0009】この請求項1の積み重ね装置において,請
求項2に記載したように,前記コンベアが,互いに隙間
を持って平行に配置された複数本のベルトを備えてお
り,それら複数本のベルトの間に形成された隙間に前記
プッシャの上面が配置されている構成とすることができ
る。このように構成すれば,コンベアに接触させずにプ
ッシャを昇降させることができるようになる。
【0010】また,請求項3に記載したように,前記プ
ッシャの上面に,布製品等の端部の垂れ下がりを防ぐた
めの押え部材を取り付けても良い。例えば布製品等が柔
らかく,端部が垂れ下がりやすいような場合は,このよ
うな押え部材を取り付ければ,布製品等の端部を折らず
に奇麗に積み重ねることができるようになる。
【0011】また,請求項4に記載したように,前記一
対の保持部材はいずれも布製品等の下方を支持するため
の底面板と,布製品等の側方を押さえるための側面板と
を備えた鉤形状をなしており,かつ,前記一対の保持部
材は互いの底面板が内側になるように逆向きの姿勢で向
かい合っている構成としても良い。そうすれば,一対の
保持部材の間において積み重ねられた布製品等を下から
底面板によって支持し,更に積み重ねられた布製品等の
側方を側面板で押さえることにより,複数枚の布製品等
を揃えながら積み重ねていくことができるようになる。
なお,請求項5に記載したように,前記一対の保持部材
の側面板が,同じ高さにおいて互いに平行に配置された
一対の回動軸にそれぞれ支持されており,かつ,この一
対の回動軸の回動に伴って前記一対の保持部材が開閉す
るように構成することができる。
【0012】また,請求項6に記載したように,更に,
前記保持部材によって保持された布製品等を取り出すた
めの取出機構を備えていても良い。そうすれば,積み重
ねられた布製品等の取り出しが容易となる。
【0013】また,請求項7に記載したように,更に,
前記コンベア上に載せられる布製品等を折り畳むための
折り畳み機構を備えていても良い。そうすれば,布製品
等を折り畳む作業と布製品等を積み重ねる作業を連続し
てできるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好ましい実施の形
態を図面に基づいて説明する。なお,布製品等の一例と
して,四つ折りの状態に折り畳んだタオルAを積み重ね
る積み重ね装置1に基づいて説明する。図1は,本発明
の実施の形態にかかる積み重ね装置1の斜視図であり,
図2は,積み重ね装置1の正面図である。
【0015】図示の積み重ね装置1は,第1のコンベア
11と第2のコンベア12と第3のコンベア13を備え
ている。第1のコンベア11は,駆動ローラ15と従動
ローラ16の間に4本の無端ベルト17を適当な隙間を
開けて平行に巻回することにより,駆動ローラ15の回
転によって図1,2中において反時計回転方向に周動す
る構成になっている。この第1のコンベア11の上面に
は,後述するように第1のコンベア11上に載せられて
搬送されるタオルAの前端A’を検出するためのセンサ
18が設けられている。また,第1のコンベア11の始
端(図1,2中において右端)下方にはカバー19が設
けてあり,このカバー19の下端にはタオルAの後端
A”を検出するためのセンサ20が設けられている。こ
れらセンサ18,20によって検出されるタオルAの前
端A’及び後端A”の検出時刻とセンサ18,20同士
の距離(従動ローラ16を迂回した距離)と第1のコン
ベア11の周動速度に基づいてタオルAの長さを測定す
るようになっている。即ち,センサ18,20によって
検出されるタオルAの前端A’及び後端A”の検出時刻
がT1,T2,であり,センサ18,20同士の距離
(従動ローラ16を迂回した距離)がLであり,第1の
コンベア11の周動速度がVであれば,タオルAの長さ
Xは次式(1)によって算出することが可能である。
【0016】 X = L+V(T2−T1) ・・・ (1)
【0017】第2のコンベア12は,第1のコンベア1
1の終端(図1,2中において左端)に近接して直列に
配置されている。この第2のコンベア12は,駆動ロー
ラ26と従動ローラ27の間に4本の無端ベルト28を
適当な隙間を開けて平行に巻回することにより,駆動ロ
ーラ26の回転によって図1,2中において時計回転方
向に周動する構成になっている。このように,これら第
1のコンベア11と第2のコンベア12が互いに反対方
向に周動することにより,第1のコンベア11上に載せ
られて図中左向きに搬送されてきたタオルAの前端A’
は,第1のコンベア11の終端から下方に垂れ下がって
行くように構成されている。
【0018】第3のコンベア13は,第2のコンベア1
2の下方に,第2のコンベア12と平行に配置されてい
る。第3のコンベア13は,駆動ローラ30と従動ロー
ラ31の間に4本の無端ベルト32を適当な隙間を開け
て平行に巻回することにより,駆動ローラ30の回転に
よって図1,2中において反時計回転方向に周動する構
成になっている。この第3のコンベア13の上面には,
後述するように,既に四つ折りの状態にされて第3のコ
ンベア13上に載せられて搬送されるタオルAの前端
A”’を検出するためのセンサ33が設けられている。
【0019】第1のコンベア11の終端下方には,回動
軸35に取り付けられたブレード36が配置されてお
り,回動軸35の回動によって,ブレード36の上端3
6’を第1のコンベア11の終端下方に配置された押え
部材37に当接させた状態と,第2のコンベア12と第
3のコンベア13の間にブレード36の上端36’を移
動させた状態とに切り替えられるように構成されてい
る。
【0020】第3のコンベア13の下方には,第3のコ
ンベア13上に載せられて搬送されてきたタオルAを突
き上げるためのプッシャ40が設けられている。図3に
示すように,このプッシャ40の上面40’は,第3の
コンベア13を構成している4本の無端ベルト32同士
の隙間に嵌入できるように,細長い形状を備えている。
また,プッシャ40の上面40’の両側には,後述する
ようにプッシャ40によって四つ折り状態のタオルAを
上方に持ち上げた際に,タオルAの端部の垂れ下がりを
防ぐための押え部材41が取り付けてある。更に,プッ
シャ40の下方にはシリンダ42が装着してあり,この
シリンダ42の伸縮稼動によってプッシャ40が昇降す
る構成になっている。このシリンダ42の短縮稼動によ
ってプッシャ40が下降すると,プッシャ40の上面4
0’が第3のコンベア13の上面とほぼ同じ高さとな
る。一方,このシリンダ42の伸張稼動によってプッシ
ャ40が上昇すると,図2中の一点鎖線40’で示した
ように,プッシャ40の上面40’は第3のコンベア1
3の上面よりも上方に突出し,これにより,第3のコン
ベア13上に載せられて搬送されてきたタオルAを上方
に持ち上げた状態となる。
【0021】なお,このようにシリンダ42の伸張稼動
によってプッシャ40を上昇させるタイミングは,先に
説明したセンサ33によるタオルAの前端A”’の検出
に基づいて制御されている。即ち,センサ33によって
検出される四つ折り状態のタオルAの前端A”’の検出
時刻がT3であり,センサ33からタオルAを持ち上げ
る位置までの距離がMであり,第3のコンベア13の周
動速度がVであれば,シリンダ42を伸張稼動させる時
刻Yは次式(2)によって決定される。
【0022】Y = T3+M/V ・・・(2)
【0023】第3のコンベア13の上方には,プッシャ
40の上昇によって第3のコンベア13の上方に持ち上
げられたタオルAを,第3のコンベア13の上方にて保
持するための,一対の開閉自在な保持部材45a,45
bが設けられている。これら保持部材45a,45b
は,第3のコンベア13の上方を横切るように同じ高さ
に平行に配置された一対の回動軸46a,46bに支持
された側面板47a,47bと,これら側面板47a,
47bの下端において互いに内側に向き合うように逆向
きに取り付けられた底面板48a,48bによって構成
されており,これにより,保持部材45a,45bは互
いに対称の鉤型形状を呈している。また,底面板48
a,48bには,所定の個所に切欠き部49がそれぞれ
形成されており,前述したように上面40’が細長い形
状に形成されたプッシャ40が,これら切欠き部49を
通ることにより,底面板48a,48bと接触せずにプ
ッシャ40が自由に昇降できる構成になっている。
【0024】図4に示すように,回動軸46a,46b
の側方には,シリンダ50の伸縮稼動によって作動され
るリンク51,52,53が接続されている。シリンダ
50が伸張稼動すると,リンク51,52,53は図4
中の実線で示される位置に移動し,それに伴って回動軸
46aは図4中の時計回転方向に回動し,回動軸46b
は図4中の反時計回転方向に回動することにより,保持
部材45a,45b同士は互いに開くようになってい
る。このように保持部材45a,45b同士が互いに開
かれた場合は,底面板48a,48b同士の間に十分な
隙間が形成され,これにより,前述のプッシャ40の上
昇によって上方に持ち上げられたタオルAが,底面板4
8a,48bにぶつかることなく上昇できるようにな
る。
【0025】一方,シリンダ50が短縮稼動すると,リ
ンク51,52,53は図4中の一点鎖線で示される位
置に移動し,それに伴って回動軸46aは図4中の反時
計回転方向に回動し,回動軸46bは図4中の時計回転
方向に回動することにより,保持部材45a,45bは
互いに閉じるようになっている。このように保持部材4
5a,45b同士が互いに閉じられた場合は,底面板4
8a,48b同士が接近し,これにより,前述のプッシ
ャ40の上昇によって上方に持ち上げられたタオルA
を,底面板48a,48bによって下から支持する状態
となる。なお,先に説明したように,保持部材45a,
45bの底面板48a,48bに切欠き部49が形成さ
れているので,図5に示すように,保持部材45a,4
5b同士が互いに閉じられた場合でも,プッシャ40は
切欠き部49を通ることにより,底面板48a,48b
と接触せずに昇降することが可能である。
【0026】また図1に示すように,保持部材45a,
45bの側方には,後述するように保持部材45a,4
5bの底面板48a,48b上にて保持されたタオルA
を取り出すための取出板55が配置されている。図5に
示すように,取出板55は第3のコンベア13の上方を
横切るように配置されたシリンダ56のピストンロッド
57の先端に吊り下げられており,シリンダ56の短縮
稼動に伴って取出板55が第3のコンベア13の上方を
横切るように移動することにより,保持部材45a,4
5bの底面板48a,48b上にて保持されたタオルA
を,手前側のプレート58上に払い出すように構成され
ている。
【0027】さて,以上のように構成された積み重ね装
置1にあっては,先ず図6に示すように,第1のコンベ
ア11上にタオルAが供給される。こうして,第1のコ
ンベア11上に載せられて搬送される間にセンサ18,
20によってタオルAの前端A’及び後端A” が検出
され,タオルAの長さが測定される。そして,第1のコ
ンベア11で搬送されることにより,タオルAの前端
A’が第1のコンベア11の終端から次第に下方に垂れ
下がって行く。
【0028】このようにタオルAの前端A’が第1のコ
ンベア11の終端から下方に垂れ下がって行く最初の段
階では,回動軸35の回動によってブレード36の上端
36’は第2のコンベア12と第3のコンベア13の間
に移動させられており,これにより,タオルAの前端
A’はブレード36の表面側(図6においてブレード3
6の右面側)に落下していく。
【0029】そして,図7に示すように,タオルAの前
端A’から4分の1の長さの個所が第1のコンベア11
の終端から下方に垂れ下がった時点で,回動軸35の回
動によってブレード36の上端36’を第1のコンベア
11の終端下方に配置された押え部材37に当接させ
る。これにより,タオルAは,前端A’から4分の1の
長さの個所をブレード36の上端36’で押さえられた
姿勢で,今度はブレード36の裏面側(図7においてブ
レード36の左面側)に落下していく。
【0030】そして,図8に示すように,タオルAの前
端A’から4分の3の長さの個所が第1のコンベア11
の終端から下方に垂れ下がった時点で,回動軸35を先
と逆の方向に回動させ,再びブレード36の上端36’
を第2のコンベア12と第3のコンベア13の間に移動
させた状態に切り替える。
【0031】これにより,タオルAは四つ折りの状態に
されながら第2のコンベア12下面と第3のコンベア1
3上面の間で挟まれた状態で図9において左向きの方向
に搬送されていく。なお,このように一枚目のタオルA
を四つ折りの状態に折り畳んだ後,次のタオルAを第1
のコンベア11上に続けて供給しても良い。
【0032】こうして四つ折りの状態にされたタオルA
が第3のコンベア13上によって所定の位置まで搬送さ
れると,次に,図10に示すように,シリンダ42の伸
張稼動によってプッシャ40が上昇し,これにより,第
3のコンベア13上に載せられて搬送されてきた四つ折
りのタオルAは,上方に持ち上げられた状態となる。な
お,このようにプッシャ40が上昇する途中で回動軸4
6aは図10中の時計回転方向に回動し,回動軸46b
は図10中の反時計回転方向に回動することにより,保
持部材45a,45b同士が互いに開かれ,底面板48
a,48b同士の間に十分な隙間が形成される。これに
より,プッシャ40の上昇によって上方に持ち上げられ
たタオルAは,底面板48a,48bにぶつかることな
く上昇することができる。
【0033】そして,このプッシャ40の上昇によって
四つ折りのタオルAを上方に持ち上げた状態で,回動軸
46aが図10中の反時計回転方向に回動し,回動軸4
6bが図10中の時計回転方向に回動することにより,
保持部材45a,45bは互いに閉じられる。その後,
図11に示すように,シリンダ42の短縮稼動によって
プッシャ40が下降する。この下降の途中で,プッシャ
40の上面41’に支持されていた四つ折りのタオルA
は,保持部材45a,45bの底面板48a,48bに
よって下から支持される状態となる。なお,先に説明し
たように,保持部材45a,45bの底面板48a,4
8bに切欠き部49が形成されているので,このように
保持部材45a,45b同士が互いに閉じられた場合で
も,プッシャ40は切欠き部49を通ることにより,底
面板48a,48bと接触せずに下降することができ
る。
【0034】次に,以上と同様の工程を経て次のタオル
Aが第3のコンベア13上の所定の位置まで搬送される
と,図1に示すように,シリンダ42の伸張稼動によっ
て再びプッシャ40が上昇し,これにより,次のタオル
Aが,上方に持ち上げられる。先と同様に,このプッシ
ャ40の上昇途中で回動軸46aは図12中の時計回転
方向に回動し,回動軸46bは図12中の反時計回転方
向に回動することにより,保持部材45a,45b同士
が互いに開かれる。すると,保持部材45a,45bの
底面板48a,48bによって支持されていた一枚目の
タオルAが自重で下に落下しようとするが,下から次の
タオルAが持ち上げられてくることにより,一枚目のタ
オルAは次のタオルAの上にちょうど重なることとな
る。こうして,二枚の四つ折りにされたタオルAが積み
重ねられた状態で上方に持ち上げられると,回動軸46
aが図12中の反時計回転方向に回動し,回動軸46b
が図12中の時計回転方向に回動することにより,保持
部材45a,45bは互いに閉じられる。その後,図1
3に示すように,シリンダ42の短縮稼動によってプッ
シャ40が下降する。この下降の途中で,プッシャ40
の上面41’に支持されていた2枚の四つ折りのタオル
Aは,積み重ねられた状態で保持部材45a,45bの
底面板48a,48bによって下から支持される。な
お,このように保持部材45a,45bの底面板48
a,48b上に四つ折りのタオルAを積み重ねた状態で
受け渡す際には,四つ折りのタオルAの側方を保持部材
45a,45bの側面板47a,47bで押さえること
により,積み重ねた二枚のタオルA同士の位置を揃える
ことが可能である。
【0035】以上の工程を繰り返すことにより,保持部
材45a,45bの底面板48a,48b上に四つ折り
のタオルAを積み重ねた状態で保持することができるよ
うになる。そして,保持部材45a,45bの底面板4
8a,48b上に所定枚数のタオルAを保持すると,図
14に示すように,シリンダ56の短縮稼動に伴って取
出板55が第3のコンベア13の上方を横切るように移
動し,保持部材45a,45bの底面板48a,48b
上にて保持されたタオルAが,プレート58上に払い出
される。
【0036】このように,図示の積み重ね装置1によれ
ば,第1のコンベア11上に供給されたタオルAを四つ
折りに折り畳んで,積み重ねることができる。しかも,
積み重ねる際に,自重で下に落下しようとするタオルA
を下から次のタオルAに重ねて持ち上げているので,タ
オルAの落下距離が非常に少なく,姿勢が乱れる心配が
ない。このため,四つ折りにしたタオルAを奇麗に揃え
て積み重ねることが可能である。また,積み重ねられた
タオルAが第3のコンベア13よりも上方に配置されて
いるプレート58上に払い出されるので,タオルAの保
持位置が高く,取り出す作業が容易になる。
【0037】以上,本発明の好ましい実施の形態につい
て説明したが,本発明は以上に説明した形態に限らず適
宜変形実施することが可能である。例えば,タオルに限
らず,シーツやおしぼりなどの布製品等にも本発明の装
置を適用することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば,タオルやシーツなどの
布製品等の姿勢を乱すことなく,積み重ねることができ
るようになる。また,積み重ねた布製品等の取り出し作
業も容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる積み重ね装置の斜
視図である。
【図2】積み重ね装置の正面図である。
【図3】プッシャの斜視図である。
【図4】保持部材を回動させる機構の説明図である。
【図5】プッシャと保持部材と取出板を示す斜視図であ
る。
【図6】第1のコンベア上にタオルを供給する状態の説
明図である。
【図7】タオルの前端から4分の1の長さの個所をブレ
ード上端で押さえた状態の説明図である。
【図8】タオルの前端から4分の3の長さの個所を第2
のコンベアと第3のコンベアの間に移動させた状態の説
明図である。
【図9】四つ折りのタオルが第2のコンベア下面と第3
のコンベア上面の間で挟まれて搬送されていく状態の説
明図である。
【図10】四つ折りのタオルを第3のコンベア上方に持
ち上げた状態の説明図である。
【図11】四つ折りのタオルを保持部材の底面板によっ
て下から支持した状態の説明図である。
【図12】四つ折りのタオルを二枚重ねて第3のコンベ
ア上方に持ち上げた状態の説明図である。
【図13】四つ折りのタオルを二枚重ねて保持部材の底
面板によって下から支持した状態の説明図である。
【図14】積み重ねたタオルをプレート上に払い出した
状態の説明図である。
【符号の説明】
A タオル 1 積み重ね装置 11 第1のコンベア 12 第2のコンベア 13 第3のコンベア 36 ブレード 40 プッシャ 45a,45b 保持部材 49 切欠き部 55 取出板 58 プレート

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベア上に載せられて搬送されてきた
    布製品等を順次積み重ねていく装置であって,コンベア
    上の布製品等を突き上げるための昇降自在なプッシャ
    と,コンベアの上方にて布製品等を保持するための一対
    の開閉自在な保持部材とを備え,前記一対の保持部材に
    は,保持部材同士が閉じられている状態において前記プ
    ッシャを通過させるための切欠き部が形成されているこ
    とを特徴とする布製品等の積み重ね装置。
  2. 【請求項2】 前記コンベアが,互いに隙間を持って平
    行に配置された複数本のベルトを備えており,それら複
    数本のベルトの間に形成された隙間に前記プッシャの上
    面が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の
    布製品等の積み重ね装置。
  3. 【請求項3】 前記プッシャの上面に,布製品等の端部
    の垂れ下がりを防ぐための押え部材が取り付けられてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の布製品等の積み重
    ね装置。
  4. 【請求項4】 前記一対の保持部材はいずれも布製品等
    の下方を支持するための底面板と,布製品等の側方を押
    さえるための側面板とを備えた鉤形状をなしており,か
    つ,前記一対の保持部材は互いの底面板が内側になるよ
    うに逆向きの姿勢で向かい合っていることを特徴とする
    請求項1,2又は3のいずれかに記載の布製品等の積み
    重ね装置。
  5. 【請求項5】 前記一対の保持部材の側面板が,同じ高
    さにおいて互いに平行に配置された一対の回動軸にそれ
    ぞれ支持されており,かつ,この一対の回動軸の回動に
    伴って前記一対の保持部材が開閉するように構成されて
    いることを特徴とする請求項4に記載の布製品等の積み
    重ね装置。
  6. 【請求項6】 更に,前記保持部材によって保持された
    布製品等を取り出すための取出機構を備えていることを
    特徴とする請求項1,2,3,4又は5のいずれかに記
    載の布製品等の積み重ね装置。
  7. 【請求項7】 更に,前記コンベア上に載せられる布製
    品等を折り畳むための折り畳み機構を備えていることを
    特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6のいずれか
    に記載の布製品等の積み重ね装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2010021157A1 (ja) * 2008-08-19 2010-02-25 株式会社プレックス 布片処理装置

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