JPH10297627A - ブリスボックス - Google Patents

ブリスボックス

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JPH10297627A
JPH10297627A JP9107832A JP10783297A JPH10297627A JP H10297627 A JPH10297627 A JP H10297627A JP 9107832 A JP9107832 A JP 9107832A JP 10783297 A JP10783297 A JP 10783297A JP H10297627 A JPH10297627 A JP H10297627A
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JP
Japan
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main panel
box
bliss
panel
bliss box
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Application number
JP9107832A
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English (en)
Inventor
Satoru Hori
堀  哲
Hitoyoshi Uchiyama
仁由 内山
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の強度を有し、しかも使用後は潰しやす
いブリスボックスを得る。 【解決手段】 四角筒状とされたメインパネル12の開
口にサイドパネル32を配置し、継ぎしろ片44、46
が折り込まれて、サイドパネル32の側板38に外側か
ら接着される。ブリスボックス10の縦稜50の近傍
が、側板38と継ぎしろ片44とで二重とされて補強さ
れ、ブリスボックス10の圧縮強度が向上する。メイン
パネル12には、その長手方向に沿って、幅方向中央に
カットテープ52が張りつけられている。カットテープ
52を、ブリスボックス10の外側に向かって引っ張る
と、ミシン目54の部分で段ボールが破断され、弱い引
っ張り力でメインパネル12を構成する段ボールが切断
される。このため、ブリスボックス10を容易に潰せ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、段ボール箱の一種
であるブリスボックスに関し、さらに詳しくは、一枚の
段ボールを同一方向に折り曲げて形成した略四角筒状の
メインパネルと、このメインパネルの開口部分に貼着さ
れてこの開口を閉塞する一対のサイドパネルと、によっ
て組み立てられたブリスボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】図6には、一般的に用いられている、ブ
リスボックス(あるいは、ブリスタイプボックス)11
0が示されている。
【0003】ブリスボックス110は、一枚の段ボール
を同一方向に折り曲げて略四角筒状に形成された、メイ
ンパネル112を有している。メインパネル112によ
って構成される奥板114、底板116及び前板118
からは、幅方向両側に継ぎしろ片120が張り出されて
いる。この継ぎしろ片120の内側に段ボール製のサイ
ドパネル122が、コールドグルー等の接着強度の強い
接着剤で貼着されて、全体として略直方体状のブリスボ
ックス110が組み立てられている。継ぎしろ片120
によって、ブリスボックス110の縦稜124の近傍が
補強されていることになり、ブリスボックス110は上
方からの圧縮強度が高くなる。このため、ブリスボック
ス110は丈夫で耐久性に優れ、特に重量物の保管、運
搬等に適している。また、段ボールを使用して、合成樹
脂製あるいは金属製の箱と同様の強度が得られるので、
材料コストを低減させることもできる。
【0004】しかし、このブリスボックス110では、
このように縦稜124の近傍が補強されているため、内
容物を取り出した後に潰す作業が困難になっている。
【0005】このため、壊しやすさを考慮して、継ぎし
ろ片120とサイドパネル122とを貼着する接着剤の
接着強度を弱くし、サイドパネル122をメインパネル
112から簡単に分離できるようにすることも考えられ
る。
【0006】しかし、この場合には、ブリスボックス1
10の使用中にもサイドパネル122が継ぎしろ片12
0から分離してしまうおそれが生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、所定の強度を有し、しかも使用後は潰しやすいブ
リスボックスを得ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、一枚の段ボールを同一方向に折り曲げて略四角筒状
に形成されたメインパネルと、前記メインパネルと別体
に形成されメインパネルによって構成された略四角筒の
開口部分に貼着されてこの開口を閉塞する一対のサイド
パネルと、によって組み立てられたブリスボックスであ
って、可撓性を有する材料によって略長尺状に形成さ
れ、前記メインパネルを略四角筒状とする折り曲げ線に
直交してメインパネルに貼着され、一部を引っ張ること
でメインパネルを切断して少なくとも2つの部分に分割
する可撓長尺体を有することを特徴とする。
【0009】略四角筒状のメインパネルの開口にサイド
パネルが貼着されるので、ブリスボックスは全体として
六面体形状となる。このため、メインパネルが押しつぶ
されることがなくなり、ブリスボックスが所定の強度を
有する。
【0010】さらに、サイドパネルは、メインパネルの
開口部分から張り出した継ぎしろ部をサイドパネルに張
りつけることにより、又は、サイドパネルの辺から張り
出した継ぎしろ部をメインパネルに張りつけることによ
り、メインパネルの開口部分に貼着することができる。
これにより、ブリスボックスの縦辺部分が継ぎしろ部に
よって補強され、ブリスボックスの強度をさらに高める
ことができる。
【0011】ブリスボックス内に何も収容されていない
状態で、可撓長尺体の一部を引っ張ると、メインパネル
は切断されて、少なくとも2つの部分に分割される。こ
のため、組み立てられたブリスボックスも、少なくとも
2つの部分に分割され、潰しやすくなる。可撓長尺体の
数を増やして、ブリスボックスを3つあるいはそれ以上
の部分に分割することもできる。
【0012】請求項2に記載の発明では、前記メインパ
ネルを構成する段ボールの段方向が、前記可撓長尺体の
方向と直交していることを特徴とする。
【0013】このため、コルゲータ等の段ボール製造設
備でメインパネルを製造する際に、メインパネルの長手
方向に段ボールを進行させながら、この段ボールに可撓
長尺体を貼着することができ、メインパネルを容易に製
造することができる。
【0014】請求項3に記載の発明では、前記メインパ
ネルを構成する段ボールの段方向が、前記可撓長尺体の
方向と一致していることを特徴とする。
【0015】このため、メインパネルを構成する段ボー
ルの段方向がメインパネルの長手方向と一致することに
なる。これにより、ブリスボックスの組み立て状態で
は、メインパネルの一部分は、その段方向が縦方向とな
ってブリスボックスの側面を構成するため、ブリスボッ
クスの圧縮強度が高くなる。また、段ボールの段方向が
可撓長尺体の方向と一致しているので、弱い力で可撓長
尺体を引っ張っても、メインパネルを切断できる。
【0016】請求項4に記載の発明では、前記可撓長尺
体が、合成樹脂製のカットテープであることを特徴とす
る。
【0017】このため、カットテープを容易にメインパ
ネルに貼着することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の第1の実施の
形態に係るブリスボックス10が斜視図にて示されてい
る。また、図2には、このブリスボックス10の展開図
が示されている。
【0019】図2に示すように、ブリスボックス10
は、展開状態(組み立て前の状態)で略長方形状の、メ
インパネル12を有している。メインパネル12は段ボ
ール製で、中しん14の段方向(中しん14の山の稜線
方向、すなわち図2左右方向)が、メインパネル12の
長手方向(図2上下方向)と直交している。
【0020】メインパネル12には、中しん14の段方
向と同方向の折り目16が所定の位置に付けられて、図
2上方から順に、奥側外フラップ18、奥板20、底板
22、前板24及び前側外フラップ26に区切られてい
る。そして、折り目16を全て同じ方向に直角に折り込
むと略四角筒状となる。この状態で、図1に示すよう
に、奥板20側(図1右上側)から折り込まれた奥側外
フラップ18と、前板24側(図1左下側)から折り込
まれた前側外フラップ26とで上板28が構成される。
このとき、奥側外フラップ18の先端と前側外フラップ
26と先端とは接触している。
【0021】奥側外フラップ18の略中央には、ブリス
ボックス10内の内容物取出し用に、円形のミシン目3
0が付けられている。このミシン目30に沿って奥側外
フラップ18を円形に開口し、内容物を取出すことがで
きる。なお、このミシン目30の形状及び位置は、内容
物の種類によって適宜変更される。上記のように奥側外
フラップ18又は前側外フラップ26の略中央円形に形
成した場合には、この円より小さい円柱状のボトル等を
上方に引き出すのに適する。また、上板28のコーナー
に位置するように、奥側外フラップ18又は前側外フラ
ップ26に小孔状にミシン目を形成してもよい。この場
合には、ブリスボックス10内に粒状物や粉状物等が収
容されている場合及び、ブリスボックス10内に袋体を
配置し、この袋体に液体を収容している場合に、ブリス
ボックス10を逆さにして、この小孔から内容物を流出
させるのに適する。
【0022】また、ブリスボックス10は、段ボール製
の一対のサイドパネル32を有している。サイドパネル
32には略中央に折り目36が付けられて、図2に示す
展開状態でメインパネル12に近い方の側板38と、メ
インパネル12から遠い方の内フラップ40とされてい
る。
【0023】側板38は、略四角筒状とされたメインパ
ネル12の開口部分に配置されて、この開口を閉塞す
る。これによって、略直方体状のブリスボックス10が
組み立てられ、この内部に収容物を収容することができ
る。(なお、図2では、2枚のサイドパネル32のうち
紙面左側のサイドパネル32は、一部のみ図示してい
る。)内フラップ40は、ブリスボックス10の組み立
て状態でミシン目30に対応する位置が切り掛けられ
て、略円弧状の凹部42が形成されており、この部分で
は、奥側外フラップ18が内フラップ40と重ならな
い。このため、ミシン目30に沿って奥側外フラップ1
8を開口するだけで、ブリスボックス10の内部と外部
が連通され、内容物が取り出せる。
【0024】メインパネル12の幅方向両側からは、所
定の幅Dを有する継ぎしろ片44、46が張り出してお
り、継ぎしろ片44と奥板18又は前板22との間、及
び継ぎしろ片46と底板20との間には、それぞれ折り
目48が付けられている。
【0025】底板22から張り出した継ぎしろ片46
は、幅Dと同じ長さだけ図2上側及び下側が短くなって
いる。このため、図1に示すように、メインパネル12
を略四角筒状とした状態で、折り目48によって継ぎし
ろ片44、46を内側に折り込んでも、継ぎしろ片44
と継ぎしろ片46とが重ならない。
【0026】そして、四角筒状とされたメインパネル1
2の開口にサイドパネル32を配置し、継ぎしろ片4
4、46が折り込まれて、サイドパネル32の側板38
に外側から接着されている。これによってメインパネル
12とサイドパネル32とが一体に組み立てられたブリ
スボックス10が構成される。また、このブリスボック
ス10では、上記したように、継ぎしろ片44、46が
サイドパネル32の側板38に外側から接着されてお
り、ブリスボックス10の内面が直方体となった、いわ
ゆるイングルータイプとなっている。また、ブリスボッ
クス10の縦稜50(図1参照)の近傍が、側板38と
継ぎしろ片44とで二重とされて補強され、ブリスボッ
クス10の圧縮強度が向上している。
【0027】側板38に継ぎしろ片44、46を接着す
る接着剤としては、ホットメルトとコールドグルーとが
併用される。すなわち、所定温度以上で溶融したホット
メルトによって、側板38に継ぎしろ片44、46が仮
止めされる。ホットメルトは短時間で温度が降下して固
まり、接着力を発揮する。一方、コールドグルーは、一
旦硬化して接着力を発揮するとその接着力はホットメル
トよりも強いが、硬化するまでに時間がかかる。しか
し、コールドグルーが硬化する前でも、継ぎしろ片4
4、46はホットメルトによって仮止めされるので側板
38から剥がれてしまうことはない。また、コールドグ
ルーによって継ぎしろ片44、46が側板38に強固に
接着される。なお、ホットメルトだけでも側板38と継
ぎしろ片44、46との接着に所望の接着強度が得られ
る場合には、ホットメルトのみで接着してもよい。ま
た、継ぎしろ片44、46にホットメルトを線状に複数
列、塗り付けて、接着力を高めてもよい。さらにこの場
合には、硬化温度や接着強度の異なるホットメルトを組
み合わせて使用してもよい。
【0028】また、このようにブリスボックス10が組
み立てられた状態で、サイドパネル32の内フラップ4
0は、メインパネル12の前側外フラップ26及び奥側
外フラップ18の内側(図1下側)で、接着剤によって
前側外フラップ26及び奥側外フラップ18に貼着され
ている。そして、前側外フラップ26及び奥側外フラッ
プ18と、内フラップ40とで、ブリスボックス10の
蓋板を構成している。なお、前側外フラップ26及び奥
側外フラップ18と内フラップ40との接着は、ブリス
ボックス10の上板28に内容物の重量が作用しないた
め、コールドグルーほどの強い接着力は要求されず、ホ
ットメルトのみによって行うことができる。
【0029】図2に示すように、展開状態のメインパネ
ル12には、その長手方向に沿って、幅方向中央にカッ
トテープ52が張りつけられている。カットテープ52
は、ポリプロピレン、ポリエチレン、塩化ビニル又はセ
ロファン等の合成樹脂製の薄膜で、所定幅を有する長尺
状に形成されている。従って、図1に示す組み立て状態
のブリスボックス10では、カットテープ52が、ブリ
スボックス10の内側から、メインパネル12を構成す
る段ボールに貼着されていることになる。
【0030】また、メインパネル12は、その長手方向
が段ボールの段方向と直交するように形成されているの
で、通常の段ボールの製造工程において、カットテープ
52をメインパネル12の長手方向に沿って貼着するこ
とができる。
【0031】カットテープ52の幅方向両側の段ボール
には、この段ボールを肉厚方向に貫通するミシン目54
が形成されている。そして、奥側外フラップ18の先端
又は前側外フラップ26の先端から、ブリスボックス1
0を構成する段ボールと共にカットテープ52を持ち、
ブリスボックス10の外側に向かって引っ張ると、ミシ
ン目54の部分で段ボールが破断され、弱い引っ張り力
でメインパネル12を構成する段ボールが切断される。
【0032】次に、第1の実施の形態に係るブリスボッ
クス10の作用を説明する。図1に示す組み立て状態の
ブリスボックス10では、側板38に継ぎしろ片44が
接着されているので、ブリスボックス10の縦稜50の
近傍の段ボールが二重になっている。このため、ブリス
ボックス10が補強され、上方からの圧縮強度が高い。
また、合成樹脂や金属で形成した箱と同様の圧縮強度を
有する箱が、低廉な段ボールを使用して形成できるの
で、材料コストを低減できる。
【0033】ブリスボックス10内に収容された内容物
は、ミシン目30に沿って奥側外フラップ18を円形に
開口し、ブリスボックス10内から取り出すことができ
る。
【0034】内容物を取り出した後は、奥側外フラップ
18の先端又は前側外フラップ26の先端から、メイン
パネル12を構成する段ボールと共にカットテープ52
を持って外側に引っ張ると、この段ボールがカットテー
プ52によって切断される。四角筒状のメインパネル1
2に外周に沿ってカットテープ52を引っ張ると、メイ
ンパネル12が幅方向中央で分断される。これによっ
て、図3に示すように、ブリスボックス10が、ミシン
目30の間の部分と、その両側の部分とに分割され、ブ
リスボックス10の廃棄が容易になる。
【0035】図4には、本発明の第2の実施の形態に係
るブリスボックス70が示されている。また、図5に
は、このブリスボックス70の展開図が示されている。
【0036】このブリスボックス70では、図5に示す
ように、カットテープ74の数及び位置が、第1の実施
の形態に係るブリスボックス10と異なっているが、他
は全て同じである。(ブリスボックス10と同一の部
材、部分等は図1と同様の番号と付して説明を省略す
る。) すなわち、このブリスボックス70では、カットテープ
74がメインパネル72の幅方向両端の近傍に、それぞ
れ1本づつ貼着されている。そして、このカットテープ
74の両側の段ボールに、ミシン目76が付けられてい
る。また、サイドパネル78の内フラップ40にも、折
り目36(図2参照)の近傍(ブリスボックス70の組
み立て状態で、前側外フラップ26及び奥側外フラップ
18のカットテープ74に対応する位置)にカットテー
プ74が貼着されており、さらに、このカットテープ7
4の両側の段ボールにミシン目76が付けられている。
【0037】従って、ブリスボックス70の使用後にカ
ットテープ74を段ボールと共に引っ張ると、ブリスボ
ックス70は、中央の略四角筒状の部分と、この両側の
板状の部分(サイドパネル78の側板38に、継ぎしろ
片44、46が貼着されている)の3つに分断される。
中央の略四角筒状の部分は、押しつぶして板状とでき
る。このため、使用後のブリスボックス70は段ボール
が全て板状となるのでかさ張らず、廃棄が容易となる。
【0038】なお、カットテープの位置は、上記したも
のに限られず、任意の位置に貼着し、このカットテープ
をブリスボックスの外側に向かって引っ張ってメインパ
ネルを分割することで、使用後のブリスボックスを小さ
くし、廃棄を容易にすることができる。例えば、メイン
パネル12(図1及び図2参照)を幅方向に3等分する
位置に貼着してもよい。
【0039】また、カットテープ52、74の幅及び材
質についても、上記したものに限られず、ブリスボック
スの外側に向かって引っ張ることでメインパネルを構成
する段ボールを切断できるものであればよい。通常の段
ボールであれば、カットテープ52、74の幅を5mm
程度あるいはそれ以上とすれば、引っ張り途中で不用意
に切れてしまうことはないが、例えば、厚肉の段ボール
等、切断されにくい段ボールを使用している場合には、
強度の高い材料でカットテープ52、74を形成した
り、カットテープ52、74を幅広としたりして、カッ
トテープ52、74が不用意に切れてしまうことを防止
できる。特に、引っ張り強度の高いポリプロピレン製の
カットテープ52、74を使用すれば、カットテープ5
2、74の切断を防止できる。
【0040】さらに、可撓長尺体としては、上記したカ
ットテープ52、74に限られず、一部を引っ張ること
で、メインパネルを構成する段ボールを切断できるもの
であればよく、例えば、糸、紐、針金等をメインパネル
に貼着してもよい。特に、合成樹脂のカットテープ5
2、74を使用すれば、メインパネルに面接触するので
貼着が容易になる。また、糸、紐、針金等であればメイ
ンパネルとの接触面積が小さいので、これら糸、紐、針
金等を引っ張る力がメインパネルの小さな面積に切断力
として集中し、メインパネルを切断しやすい。
【0041】また、メインパネル12、72を構成する
段ボールの中しんの段方向は、上記したものに限られ
ず、メインパネル12、72の長手方向と一致していて
もよい。この場合には、組み立て状態のブリスボックス
10、70(図1又は図4参照)において、前板24及
び奥板20の段方向が上下方向となるので、上方からの
圧縮強度をより高めることができる。また、段方向がカ
ットテープ52、74の方向と一致するので、弱い引っ
張り力でカットテープ52、74を引っ張っても、メイ
ンパネル12を構成する段ボールを切断することができ
る。
【0042】また、ブリスボックス10、70の全体的
形状としても、上記したものにかぎられず、例えば、継
ぎしろ片44、46がサイドパネル78の側板38に外
側から接着されてブリスボックスの外面が直方体状とな
った、いわゆるアウトグルータイプでもよい。さらに、
サイドパネル78の側板38から継ぎしろ片が張り出さ
れて、メインパネル12の前板24、奥板20及び底板
22に貼着されているタイプでもよい。さらに、サイド
パネル78は切断する必要がないので、段ボール以外の
材料、たとえば合成樹脂や金属等によって成形すること
もできる。この場合には、サイドパネル78を段ボール
で成形した場合よりも、ブリスボックス10、70の圧
縮強度をさらに高くすることができる。
【0043】本発明に係るブリスボックス10、70の
用途は、特に限定されないが、一例として、現像液、漂
白液、定着液等の写真処理剤用を収納する箱として使用
することができる。すなわち、液体、固体(粒体、粉体
を含む)あるいはペースト状の写真処理剤が入ったボト
ル状の容器や、フレキシブルな袋体等を収納し、運搬す
ることができる。また、これらの容器や袋体等が複数収
納されてもよく、この場合には、容器の形状等に合わせ
てブリスボックス10、70内を仕切りによって区画し
てもよい。さらに、上記した写真処理剤は、単一の濃縮
液等からなるものであっても、複数のパートからなるも
のであってもよい。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明では、一枚の段ボールを
同一方向に折り曲げて略四角筒状に形成されたメインパ
ネルと、前記メインパネルと別体に形成されメインパネ
ルによって構成された略四角筒の開口部分に貼着されて
この開口を閉塞する一対のサイドパネルと、によって組
み立てられたブリスボックスであって、可撓性を有する
材料によって略長尺状に形成され、前記メインパネルを
略四角筒状とする折り曲げ線に直交してメインパネルに
貼着され、一部を引っ張ることでメインパネルを切断し
て少なくとも2つの部分に分割する可撓長尺体を有する
ので、ブリスボックスは全体として六面体形状となり、
所定の強度が得られる。可撓長尺体の一部を引っ張る
と、メインパネルは切断されてるので、ブリスボックス
も少なくとも2つの部分に分割され、潰しやすくなる。
【0045】請求項2の発明では、前記メインパネルを
構成する段ボールの段方向が、前記可撓長尺体の方向と
直交しているので、メインパネルを製造する際に、メイ
ンパネルの長手方向に段ボールを進行させながら可撓長
尺体を貼着でき、メインパネルの製造が容易になる。
【0046】請求項3の発明では、前記メインパネルを
構成する段ボールの段方向が、前記可撓長尺体の方向と
一致しているので、メインパネルの一部分は、その段方
向が縦方向となってブリスボックスの側面を構成し、ブ
リスボックスの圧縮強度が高くなる。また、弱い力で可
撓長尺体を引っ張っても、メインパネルを切断できる。
【0047】請求項4の発明では、前記可撓長尺体が、
合成樹脂製のカットテープであるので、カットテープを
容易にメインパネルに貼着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るブリスボック
スの斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るブリスボック
スの展開図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るブリスボック
スをカットテープにより分割した状態の斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るブリスボック
スの斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るブリスボック
スの展開図である。
【図6】従来のブリスボックスの斜視図である。
【符号の説明】
10 ブリスボックス 12 メインパネル 16 折り目(折り曲げ線) 32 サイドパネル 52 カットテープ(可撓長尺体) 70 ブリスボックス 72 メインパネル 74 カットテープ(可撓長尺体)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚の段ボールを同一方向に折り曲げて
    略四角筒状に形成されたメインパネルと、 前記メインパネルと別体に形成されメインパネルによっ
    て構成された略四角筒の開口部分に貼着されてこの開口
    を閉塞する一対のサイドパネルと、 によって組み立てられたブリスボックスであって、 可撓性を有する材料によって略長尺状に形成され、前記
    メインパネルを略四角筒状とする折り曲げ線に直交して
    メインパネルに貼着され、一部を引っ張ることでメイン
    パネルを切断して少なくとも2つの部分に分割する可撓
    長尺体を有することを特徴とするブリスボックス。
  2. 【請求項2】 前記メインパネルを構成する段ボールの
    段方向が、前記可撓長尺体の方向と直交していることを
    特徴とする請求項1に記載のブリスボックス。
  3. 【請求項3】 前記メインパネルを構成する段ボールの
    段方向が、前記可撓長尺体の方向と一致していることを
    特徴とする請求項1に記載のブリスボックス。
  4. 【請求項4】 前記可撓長尺体が、合成樹脂製のカット
    テープであることを特徴とする請求項1〜請求項3のい
    ずれかに記載のブリスボックス。
JP9107832A 1997-04-24 1997-04-24 ブリスボックス Pending JPH10297627A (ja)

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JP9107832A JPH10297627A (ja) 1997-04-24 1997-04-24 ブリスボックス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007049619A1 (ja) * 2005-10-24 2007-05-03 Sharp Kabushiki Kaisha 梱包箱

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