JPH10295717A - つぼ刺激装置 - Google Patents

つぼ刺激装置

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JPH10295717A
JPH10295717A JP10638097A JP10638097A JPH10295717A JP H10295717 A JPH10295717 A JP H10295717A JP 10638097 A JP10638097 A JP 10638097A JP 10638097 A JP10638097 A JP 10638097A JP H10295717 A JPH10295717 A JP H10295717A
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JP
Japan
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pot
heat
projecting
face
heating
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JP10638097A
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English (en)
Inventor
Yuuri Sakai
優里 坂井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い勝手を良くする。 【解決手段】 それぞれの通電による冷却面31a 又は加
熱面31b が互いに逆になるよう冷却面31a 及び加熱面31
b の平行方向に並設されて第1の断熱部材33を介して接
合された複数個の熱電素子31と、複数個の熱電素子31に
おける冷却面31a又は加熱面31b となる一方の面を載置
面31c としてそれぞれ載置された複数個の熱伝導体32
と、複数個の熱伝導体32の間に配設された第2の断熱部
材34と、を設けたつぼ刺激部3 を備えた構成にしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱電素子を冷熱源とし
たつぼ刺激装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のつぼ刺激装置として、特
開平5−168677号に開示されたものが存在する。
このものは、図8に示すように、通電による冷却面A1
は加熱面A2が切り替えられるよう通電方向が正逆いずれ
かに切り替えられる1個の熱電素子A を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のつぼ刺
激装置にあっては、通電による冷却面A1又は加熱面A2
切り替えられるよう通電方向が正逆いずれかに切り替え
られるから、温熱療法又は冷温療法のいずれか一方の療
法を行った患部に、他方の療法を行う場合でも、温熱療
法のためのつぼ刺激装置と冷温療法のためのつぼ刺激装
置とを別々に準備して、その2つのつぼ刺激装置を、そ
の都度取り替えるという手間をなくすことができる。
【0004】しかしながら、このものは、冷却面A1又は
加熱面A2が切り替えられるよう、電流の通電方向が切り
替えられても、その電流の切り替え時の直後に冷却面A1
又は加熱面A2が切り替えられるのではなく、熱電素子A
そのものの熱容量のために、徐々に冷却面A1又は加熱面
A2が切り替えられるから、その切り替えが完了するまで
の間は、せっかくの温熱療法又は冷温療法を行うことが
できず、必ずしも使い勝手の良いものではなかった。
【0005】本発明は、上記の点に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、使い勝手の良いつぼ刺
激装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載の発明は、それぞれの通電による
冷却面又は加熱面が互いに逆になるよう冷却面及び加熱
面の平行方向に並設されて第1の断熱部材を介して接合
された複数個の熱電素子と、複数個の熱電素子における
冷却面又は加熱面となる一方の面を載置面としてそれぞ
れ載置された複数個の熱伝導体と、複数個の熱伝導体の
間に配設された第2の断熱部材と、を設けたつぼ刺激部
を備えた構成にしている。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記つぼ刺激部は、複数個設けられた構成
にしている。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、同一方向の通電による前記載置面の冷却又
は加熱状態が同一の前記複数個の熱電素子は、同一方向
の通電のための電路が直列接続された構成にしている。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項2又は3の
いずれかに記載の発明において、前記載置面側に突出可
能な突出手段が設けられた構成にしている。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項2又は3の
いずれかに記載の発明において、前記つぼ刺激部は、目
の周囲の所定箇所に位置するよう設けられた構成にして
いる。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記載置面側に突出可能な突出手段が、眼
球に重合するよう設けられた構成にしている。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項4又は6の
いずれかに記載の発明において、前記突出手段は、突出
方向へ振動可能な振動子を有した構成にしている。
【0013】請求項8記載の発明は、請求項4又は6の
いずれかに記載の発明において、前記突出手段は、加熱
されて前記突出方向へ膨張する熱膨張手段からなる構成
にしている。
【0014】請求項9記載の発明は、請求項8記載の発
明において、前記熱膨張手段は、前記熱電素子の加熱面
から伝熱して加熱される構成にしている。
【0015】請求項10記載の発明は、請求項8又は9
のいずれかに記載の発明において、前記熱膨張手段は、
加熱されて気化する熱膨張体からなる構成にしている。
【0016】請求項11記載の発明は、請求項4又は6
のいずれかに記載の発明において、前記突出手段は、加
熱されて前記突出方向の寸法が変化する寸法変位体から
なる構成にしている。
【0017】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の発明において、前記寸法変位体は、前記熱電素子の加
熱面から伝熱して加熱されるようなした構成にしてい
る。
【0018】請求項13記載の発明は、請求項11又は
12のいずれかに記載の発明において、前記寸法変位体
は、前記熱電素子の加熱面から伝熱して加熱されるよう
なした構成にしている。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1乃至
図5に基づいて以下に説明する。このつぼ刺激装置は、
装置本体1 、突出手段2 、つぼ刺激部3 、制御回路4 、
押圧部材5 を備えて構成されている。
【0020】装置本体1 は、略楕円形をなした布製の第
1及び第2のシート11,12 からなる。これらの第1及び
第2のシート11,12 は、互いに重合するよう、それぞれ
の周縁部が縫合されている。この装置本体1 には、顔に
取り付けるための取付ひも13が設けられている。
【0021】突出手段2 は、振動装置21であって、第1
のシート11の表面に配設される基部21a 及びその基部21
a に支持されて振動可能な振動子21b を備えている。こ
の振動子21b は、第1のシ−ト11の表面と直交する方向
に振動し、つぼ刺激部3 の後述する載置面側に、詳しく
は載置面と直交する方向に突出可能となっている。この
振動子21b の突出方向の先端には、布等の柔らかい材質
からなり患部を押圧可能な押圧部材5 が接合されてい
る。この突出手段2 は、長軸方向に沿って、第1のシー
ト11の表面に2個配設されている。詳しくは、突出手段
2 は、第2のシート12との重合面11a 側に配設されてい
る。
【0022】つぼ刺激部3 は、2個の熱電素子31,31 、
2個の熱伝導体32,32 、第1及び第2の断熱部材33,34
が設けられている。2個の熱電素子31,31 は、例えば、
ペルチェ素子からなり、それぞれの通電による冷却面31
a 又は加熱面31b が互いに逆になるよう冷却面31a 及び
加熱面31b の平行方向に並設されて、例えば、ウレタン
製の第1の断熱部材33を介して接合されている。従っ
て、2個の熱電素子31,31 は、互いの間が断熱状態とな
っている。
【0023】2個の熱伝導体32,32 は、例えば、銅製で
あって、2個の熱電素子31,31 における冷却面31a 又は
加熱面31b となる一方の面を載置面31c として、それぞ
れ載置されている。詳しくは、こららの熱伝導体31,31
は、載置面31c に比較的熱伝導性の良いグリースg を塗
布した状態で載置されている。これらの熱伝導体31,31
の先端部は、いずれも先端部が基端部に比較して細く形
成されており、第2の断熱部材34の厚み寸法だけ離れた
だけで、非常に近接した状態となっている。第2の断熱
部材34は、例えば、ウレタン製であって、2個の熱伝導
体32,32 の間に配設されて、2個の熱伝導体32,32 の間
を互いに断熱している。
【0024】このつぼ刺激部3 は、2個の突出手段2 を
平面視で包囲するよう、第2のシート12に配設され、こ
のつぼ刺激部3 を構成する熱電素子31の載置面31c が第
2のシ−ト12と平行になっている。詳しくは、このつぼ
刺激部3 は、1 個の突出手段2 の周囲にそれぞれ4個ず
つ配設されている。これらのつぼ刺激部3 の熱電素子31
の内で同一方向の通電による載置面31c の冷却又は加熱
状態が同一のもの同士は、同一方向の通電のための電路
31d が直列接続されている。
【0025】次に、このようにして配設された4個のつ
ぼ刺激部3 のそれぞれの位置について詳しく説明する。
上記した4個のつぼ刺激部3 の1つである第1のつぼ刺
激部3aは、突出手段2 の中心から例えば46mm離れて
いる。また、第2のつぼ刺激部3bは、突出手段2 の中心
から例えば23mm離れている。また、第3のつぼ刺激
部3cは、突出手段2 の中心から例えば28mm離れてい
る。また、第4のつぼ刺激部3dは、突出手段2 の中心か
ら例えば46mm離れている。従って、上記した第1乃
至第4のつぼ刺激部3a,3b,3c,3d は、目40の周囲の所定
箇所に存在するつぼ、すなわち、陽白40a 、晴明40b 、
四白40c 及び太陽40d に、それぞれ位置するようにな
る。なお、上記した寸法配置に限るものではない。この
とき、突出手段2 は、眼球40e に重合する。
【0026】制御回路4 は、第1及び第2のシート11,1
2 の間に配設され、載置面31c を冷却面31a にするため
の通電と載置面31c を加熱面31b とするための通電とを
切り替え制御するとともに、突出手段2 の振動装置21の
振動動作、詳しくは、オンオフ制御及び周波数可変制御
をする。なお、この制御回路4 は、装置本体1 とは離れ
て設けられてもよい。
【0027】かかるつぼ刺激装置にあっては、冷却面31
a 及び加熱面31b の平行方向に並設されて第1の断熱部
材33を介して接合された2個の熱電素子31,31 は、それ
ぞれの通電による冷却面31a 又は加熱面31b が互いに逆
になるから、通電により冷却面31a となる載置面31c に
載置された熱伝導体32が冷却される一方で、通電により
加熱面31b となる載置面31c に載置された熱伝導体32が
加熱されるので、載置面31c を冷却面31a にするための
通電と載置面31c を加熱面31b とするための通電とを切
り替えることによって、温熱療法のためのつぼ刺激装置
と冷温療法のためのつぼ刺激装置とをその都度取り替え
るような手間をかけることなく、つぼ刺激部3 でもって
温熱療法又は冷却療法のいずれか一方の療法を行った患
部と略同一の箇所に、他方の療法を行うことができ、し
かも、加熱される熱伝導体32と冷却される熱伝導体32と
が別であるから、従来例とは異なって、通電を切り替え
ると同時に、温熱療法と冷却療法とを切り替えることが
でき、使い勝手を向上させることができる。
【0028】また、複数箇所で温熱療法及び冷却療法を
することができる。また、同一方向の通電による載置面
31c の冷却又は加熱状態が同一の8個の熱電素子31は、
同一方向の通電のための電路31d が直列接続されている
から、8個の熱電素子31をそれぞれ電源に接続しなくて
もよくなり、配線作業が容易になる。
【0029】また、つぼ刺激部3 による療法と同時に、
載置面31c と直交する方向に突出する突出手段2 でもっ
て押圧することにより、マッサージ療法をすることがで
きる。
【0030】また、つぼ刺激部3 を目40の周囲の所定箇
所に存在するつぼ、すなわち、陽白40a 、晴明40b 、四
白40c 及び太陽40d に位置させることによって、それら
のつぼにおける温熱及び冷却療法をすることができる。
【0031】また、つぼ刺激部3 による療法と同時に、
載置面31c と直交する方向に突出する突出手段2 でもっ
て、眼球40e のマッサージ療法をすることができる。
【0032】また、振動子21b の周波数を適宜変化させ
ることによって、多様なマッサージをすることができ
る。
【0033】次に、本発明の第2実施形態を図6に基づ
いて以下に説明する。なお、第1実施形態と実質的に同
一の機能を有した部材には同一の符号を付し、第1実施
形態と異なるところのみ記す。第1実施形態では、突出
手段2 は、振動装置21からなるのに対し、本実施形態で
は、熱電素子31の加熱面31b から伝熱されて膨張する熱
膨張手段22からなる。
【0034】詳しくは、熱膨張手段22は、n−ペンタン
やアセトン等の加熱されて気化する液体からなる熱膨張
体22a であって、熱膨張体封止部材22b に封止されてい
る。この熱膨張体封止部材22b は、第1のシ−ト11にお
ける第2のシ−ト12との重合面11a を配設面として配設
され、配設面とは反対面に押圧部材5 が設けられてい
る。この熱膨張体封止部材22b は、第2のシ−ト12にお
ける第1のシ−ト11との重合面11a に沿って配設された
ヒートパイプ22c に接する状態となっている。このヒ−
トパイプ22c は、熱電素子31における載置面31c との反
対面に接合されているので、反対面が加熱面31b となっ
たときに、その加熱面31b から伝えられた熱を熱膨張体
封止部材22b に封止された熱膨張体22a に伝えることと
なる。こうして熱が伝えられた熱膨張体22a は、気化す
ることによって膨張し、つぼ刺激部3 の載置面31c と直
交する方向に突出する。
【0035】かかるつぼ刺激装置にあっては、第1実施
形態と同様に、つぼ刺激部3 でもって温熱療法又は冷却
療法のいずれか一方の療法を行った患部と略同一の箇所
に、他方の療法を行うことができるとともに、使い勝手
が向上させたものとなっている。
【0036】また、第1実施形態と同様に、複数箇所で
温熱療法及び冷却療法をすることができ、配線作業が容
易になっており、眼球40e 等のマッサージ療法をするこ
とができ、つぼ刺激部3 を目の周囲の所定箇所に存在す
るつぼ、すなわち、陽白40a、晴明40b 、四白40c 及び
太陽40d に位置させることによって、それらのつぼにお
ける温熱及び冷却療法をすることができる。
【0037】また、熱膨張手段22は、加熱されて突出す
るのであるから、振動装置21を備えた第1実施形態より
も製作が容易になる。
【0038】また、熱膨張手段22は、熱電素子31の加熱
面31b から加熱されて突出するのであるから、振動装置
21を備えた第1実施形態よりも製作が容易になる。
【0039】また、熱膨張手段22は、熱電素子31の加熱
面31b から伝熱して加熱されるのであるから、加熱する
ための熱源を別に設けなくてもよくなる。
【0040】また、熱膨張体22a は、加熱されて気化す
ると、気体及び液体がそれぞれ相変化を伴わずに熱膨張
する場合に比較して、大きく熱膨張するから、わずかの
量でも十分な突出をして、マッサージをすることができ
る。
【0041】次に、本発明の第3実施形態を図7に基づ
いて以下に説明する。なお、第2実施形態と実質的に同
一の機能を有した部材には同一の符号を付し、第2実施
形態と異なるところのみ記す。第2実施形態では、突出
手段2 は、熱電素子31の加熱面31b から伝熱されて膨張
する熱膨張手段22からなるのに対し、本実施形態では、
熱電素子31の加熱面31b から伝熱されて寸法が変化する
寸法変位体23からなる。
【0042】詳しくは、寸法変位体23は、例えば変態点
が45°Cの形状記憶合金等の形状記憶体23a であっ
て、コイル状に形成され、弾性を有したものとなってい
る。この形状記憶体23a は、ヒ−トパイプ22c を介し
て、熱伝素子31の加熱面31b から伝えられた熱が伝えら
れると、変態点を境に寸法が変化することによって、つ
ぼ刺激部3 の載置面31c と直交する方向に突出する。こ
の寸法変位体23の先端部には、押圧部材5 が設けられて
いる。
【0043】かかるつぼ刺激装置にあっては、第2実施
形態と同様に、つぼ刺激部3 でもって温熱療法又は冷却
療法のいずれか一方の療法を行った患部と略同一の箇所
に、他方の療法を行うことができるとともに、使い勝手
が向上させたものとなっている。
【0044】また、第2実施形態と同様に、複数箇所で
温熱療法及び冷却療法をすることができ、配線作業が容
易になっており、眼球40e 等のマッサージ療法をするこ
とができ、つぼ刺激部3 を目40の周囲の所定箇所に存在
するつぼ、すなわち、陽白40a 、晴明40b 、四白40c 及
び太陽40d に位置させることによって、それらのつぼに
おける温熱及び冷却療法をすることができる。
【0045】また、寸法変位体23は、加熱されて突出方
向の寸法が変化するのであるから、振動装置21を備えた
第1実施形態よりも製作が容易になる。
【0046】また、寸法変位体23は、熱電素子31の加熱
面31c から伝熱して加熱されるのであるから、加熱する
ための熱源を別に設けなくてもよくなる。
【0047】また、形状記憶体23a は、変態点を境にし
て大きな寸法変化を伴うために、突出寸法の設計がやり
易くなる。
【0048】なお、第1乃至第3実施形態では、つぼ刺
激部3 は、8個設けられているが、例えば、1箇所のみ
の温熱療法及び冷却療法をするときは、1個設けられる
だけでよい。
【0049】また、第1乃至第3実施形態では、同一方
向の通電による載置面31c の冷却又は加熱状態が同一の
8個の熱電素子31は、同一方向の通電のための電路31d
が直列接続されているが、そのように直列接続すること
なくそれぞれ電源に接続してもよい。
【0050】また、第1乃至第3実施形態では、載置面
31c と直交する方向に突出可能な突出手段2 が設けられ
ているが、例えば、マッサージ療法をしないときは、突
出手段2 が設けられなくてもよく、そのときは、製作が
よりやり易くなる。
【0051】また、第1乃至第3実施形態では、つぼ刺
激部3 は、目40の周囲の所定箇所に存在するつぼ、すな
わち、陽白40a 、晴明40b 、四白40c 及び太陽40d に、
それぞれ位置するよう設けられているが、例えば、目40
の周囲の所定箇所に存在するつぼの温熱及び冷却療法を
しないときは、上記した寸法配置で設けられなくてもよ
く、そのときは、設計の自由度を上げることができる。
【0052】また、第1乃至第3実施形態では、載置面
31c 側に突出可能な突出手段2 が、眼球40e に重合する
よう設けられているが、例えば、眼球40e のマッサージ
療法をしないときは、上記したように、突出手段2 が設
けられなくてもよく、そのときは、製作がよりやり易く
なる。
【0053】また、第1乃至第3実施形態では、突出手
段2 は、載置面31c と直交する方向に突出可能である
が、載置面31c と斜めに交差する方向に突出可能なもの
でもよい。
【0054】また、第1乃至第3実施形態では、熱電素
子31は、1個のつぼ刺激部3 について、2個設けられて
いるが、3個以上でもよい。
【0055】また、第1実施形態では、突出手段2 は、
突出方向へ振動可能な振動子21b を有してなるが、例え
ば、単純なマッサージをするだけであるならば、例え
ば、手動式の簡単な構成のものでもよい。
【0056】また、第2実施形態では、熱膨張手段22
は、熱電素子31の加熱面31c から伝熱して加熱される構
成であるが、加熱するための熱源を別に設けてもよい。
【0057】また、第2実施形態では、熱膨張手段22
は、加熱されて気化する熱膨張体22aからなるが、例え
ば、それ程大きな熱膨張をさせる必要のないときは、相
変化の伴わない、気体又は固体でもよい。
【0058】また、第2実施形態では、熱膨張体22a
は、液体であるが、ナフタレン等の加熱されて昇華する
固体でもよい。
【0059】また、第3実施形態では、寸法変位体23
は、熱電素子31の加熱面31c から伝熱して加熱される構
成であるが、加熱するための熱源を別に設けてもよい。
【0060】また、第3実施形態では、寸法変位体23
は、突出方向の寸法を記憶した形状記憶体23a からなる
が、バイメタルのように、加熱されるとともに、徐々に
突出方向の寸法が変位するものでもよい。
【0061】また、第3実施形態では、形状記憶体23a
は、形状記憶合金からなるが、形状記憶樹脂でもよい。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、冷却面及び加熱
面の平行方向に並設されて第1の断熱部材を介して接合
された複数個の熱電素子は、それぞれの通電による冷却
面又は加熱面が互いに逆になるから、通電により冷却面
となる載置面に載置された熱伝導体が冷却される一方
で、通電により加熱面となる載置面に載置された熱伝導
体が加熱されるので、載置面を冷却面にするための通電
と載置面を加熱面とするための通電とを切り替えること
によって、温熱療法のためのつぼ刺激装置と冷温療法の
ためのつぼ刺激装置とをその都度取り替えるような手間
をかけることなく、つぼ刺激部でもって温熱療法又は冷
却療法のいずれか一方の療法を行った患部と略同一の箇
所に、他方の療法を行うことができ、しかも、加熱され
る熱伝導体と冷却される熱伝導体とが別であるから、従
来例とは異なって、通電を切り替えると同時に、温熱療
法と冷却療法とを切り替えることができ、使い勝手を向
上させることができる。
【0063】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加えて、複数箇所で温熱療法及び冷却療法を
することができる。
【0064】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明の効果に加えて、同一方向の通電による載置面の冷却
又は加熱状態が同一の複数個の熱電素子は、同一方向の
通電のための電路が直列接続されているから、複数個の
つぼ刺激部をそれぞれ電源部に接続しなくてもよくな
り、配線作業が容易になる。
【0065】請求項4記載の発明は、請求項2又は3の
いずれかに記載の発明の効果に加えて、つぼ刺激部によ
る療法と同時に、載置面の垂直方向に突出する突出手段
でもって押圧することにより、マッサージ療法をするこ
とができる。
【0066】請求項5記載の発明は、つぼ刺激部を目の
周囲の所定箇所、詳しくは、目の周囲に位置するつぼ、
すなわち、陽白、晴明、四白及び太陽等に位置させるこ
とによって、それらのつぼにおける温熱及び冷却療法を
することができる。又は、請求項3の発明の効果であ
る、配線作業が容易になるという効果に加えて、上記し
た目の周囲に位置するつぼにおける温熱及び冷却療法を
することができる。
【0067】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明の効果に加えて、つぼ刺激部による療法と同時に、載
置面と交差する方向に突出する突出手段でもって、眼球
のマッサージ療法をすることができる。
【0068】請求項7記載の発明は、振動子の周波数を
適宜変化させることによって、請求項4又は6のいずれ
かに記載の発明よりも、多様なマッサージをすることが
できる。
【0069】請求項8記載の発明は、請求項4又は6の
いずれかに記載の発明の効果に加えて、熱膨張手段は、
加熱されて突出するのであるから、例えば、電動式のよ
うな複雑な構成にしなくてもよくなり、製作が容易にな
る。
【0070】請求項9記載の発明は、請求項8記載の発
明の効果に加えて、熱膨張手段は、熱電素子の加熱面か
ら伝熱して加熱されるのであるから、加熱するための熱
源を別に設けなくてもよくなる。
【0071】請求項10記載の発明は、請求項8又は9
のいずれかに記載の発明の効果に加えて、熱膨張体は、
加熱されて気化すると、気体及び液体がそれぞれ相変化
を伴わずに熱膨張する場合に比較して、大きな熱膨張を
するから、わずかの量でも十分な突出をして、マッサー
ジをすることができる。
【0072】請求項11記載の発明は、請求項4又は6
のいずれかに記載の発明の効果に加えて、寸法変位体
は、加熱されて突出方向の寸法が変化するのであるか
ら、例えば、電動式のような複雑な構成にしなくてもよ
くなり、製作が容易になる。
【0073】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の発明の効果に加えて、寸法変位体は、熱電素子の加熱
面から伝熱して加熱されるのであるから、加熱するため
の熱源を別に設けなくてもよくなる。
【0074】請求項13記載の発明は、請求項11又は
12のいずれかに記載の発明の効果に加えて、形状記憶
体は、変態点を境にして大きな寸法変化を伴うために、
突出寸法の設計がやり易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のつぼ刺激部の正面図で
ある。
【図2】同上のつぼ刺激部の平面図である。
【図3】同上の平面図である。
【図4】同上の部分正面断面図である。
【図5】同上のつぼ刺激部により温熱及び冷却療法がな
される目の周囲のつぼの位置を示す説明図である。
【図6】本発明の第2実施形態の部分側面断面図であ
る。
【図7】本発明の第3実施形態の部分側面断面図であ
る。
【図8】従来例の構成図である。
【符号の説明】
2 突出手段 21b 振動子 22 熱膨張手段 22a 熱膨張体 23 寸法変位体 23a 形状記憶体 3 つぼ刺激部 31 熱電素子 31a 冷却面 31b 加熱面 31c 載置面 31d 電路 32 熱伝導体 33 第1の断熱部材 34 第2の断熱部材 40 目 40e 眼球

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれの通電による冷却面又は加熱面
    が互いに逆になるよう冷却面及び加熱面の平行方向に並
    設されて第1の断熱部材を介して接合された複数個の熱
    電素子と、複数個の熱電素子における冷却面又は加熱面
    となる一方の面を載置面としてそれぞれ載置された複数
    個の熱伝導体と、複数個の熱伝導体の間に配設された第
    2の断熱部材と、を設けたつぼ刺激部を備えたことを特
    徴とするつぼ刺激装置。
  2. 【請求項2】 前記つぼ刺激部は、複数個設けられたこ
    とを特徴とする請求項1記載のつぼ刺激装置。
  3. 【請求項3】 同一方向の通電による前記載置面の冷却
    又は加熱状態が同一の前記複数個の熱電素子は、同一方
    向の通電のための電路が直列接続されたことを特徴とす
    る請求項2記載のつぼ刺激装置。
  4. 【請求項4】 前記載置面側に突出可能な突出手段が設
    けられたことを特徴とする請求項2又は3のいずれかに
    記載のつぼ刺激装置。
  5. 【請求項5】 前記つぼ刺激部は、目の周囲の所定箇所
    に位置するよう設けられたことを特徴とする請求項2又
    は3のいずれかに記載のつぼ刺激装置。
  6. 【請求項6】 前記載置面側に突出可能な突出手段が、
    眼球に重合するよう設けられたことを特徴とする請求項
    5記載のつぼ刺激装置。
  7. 【請求項7】 前記突出手段は、突出方向へ振動可能な
    振動子を有してなることを特徴とする請求項4又は6の
    いずれかに記載のつぼ刺激装置。
  8. 【請求項8】 前記突出手段は、加熱されて前記突出方
    向へ膨張する熱膨張手段からなることを特徴とする請求
    項4又は6のいずれかに記載のつぼ刺激装置。
  9. 【請求項9】 前記熱膨張手段は、前記熱電素子の加熱
    面から伝熱して加熱されるようなしたことを特徴とする
    請求項8記載のつぼ刺激装置。
  10. 【請求項10】 前記熱膨張手段は、加熱されて気化す
    る熱膨張体からなることを特徴とする請求項8又は9の
    いずれかに記載のつぼ刺激装置。
  11. 【請求項11】 前記突出手段は、加熱されて前記突出
    方向の寸法が変化する寸法変位体からなることを特徴と
    する請求項4又は6のいずれかに記載のつぼ刺激装置。
  12. 【請求項12】 前記寸法変位体は、前記熱電素子の加
    熱面から伝熱して加熱されるようなしたことを特徴とす
    る請求項11記載のつぼ刺激装置。
  13. 【請求項13】 前記寸法変位体は、前記突出方向の寸
    法を記憶した形状記憶体からなることを特徴とする請求
    項11又は12のいずれかに記載のつぼ刺激装置。
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