JPH10294896A - 字幕情報付きディジタル情報処理方法及び装置 - Google Patents

字幕情報付きディジタル情報処理方法及び装置

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JPH10294896A
JPH10294896A JP9102048A JP10204897A JPH10294896A JP H10294896 A JPH10294896 A JP H10294896A JP 9102048 A JP9102048 A JP 9102048A JP 10204897 A JP10204897 A JP 10204897A JP H10294896 A JPH10294896 A JP H10294896A
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久靖 高田
Hisashi Ibaraki
久 茨木
Katsuyoshi Tanabe
勝義 田辺
Kiyoshi Yamanaka
喜義 山中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタル透かし技術を応用してディジタル
処理のための多様な字幕情報の多様な再生利用が可能な
字幕情報付きディジタル情報処理方法及び装置を提供す
る。 【解決手段】 本発明は、ディジタル画像情報中に字幕
情報をディジタル透かし技術を用いて埋め込み、字幕情
報が埋め込まれたディジタル画像情報を、字幕言語の選
択、字幕外国語の発声選択、字幕文字を流すことの選
択、白/黒反転選択、字幕文字表示位置の選択等を可能
にして再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、字幕情報付きディ
ジタル情報処理方法及び装置に係り、特に、画像情報中
に文字(字幕)情報を埋め込み、この文字(字幕)情報
を多様に再生利用するための、字幕情報付きディジタル
情報処理方法及び装置に関する。詳しくは、文字(字
幕)情報の埋め込みを行う際に、ディジタル透かし技術
を応用した字幕情報付きディジタル情報処理方法及び装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像情報中に文字情報の埋め込み
を行う際には、アナログ画像情報中にアナログ文字情報
を埋め込む比較的簡単なものがある。この例を以下に示
す。図8は、従来のビデオ信号再生装置の構成を示す。
【0003】同図に示す第1デコーダ部34により、メ
インデータの映像信号を復調してスーパインボーサ36
に供給し、また、第1デコーダ部34により復調された
音声信号をオーディオ信号出力端子37L、37Rに出
力する。さらに、第2デコーダ部35により、外国語及
び日本語の字幕スーパのデータが復調され、字幕データ
切り換え部38に出力する。第2デコーダ部35により
得られるIDデータに基づいて、CPU28は、字幕デ
ータ切り替え部38に指令信号を送り、IDデータによ
って指定された外国語または、日本語の字幕スーパのデ
ータをスーパインボーサ36に供給する。従って、映像
信号出力端子39には、洋画または、邦画等に応じて指
定された字幕スーパーが映像信号にスーパインポーズさ
れて出力される。
【0004】このように、従来は、ユーザの好みに応じ
て、例えば、外国語字幕スーパまたは、日本語字幕スー
パ等の文字情報を映像上にスーパインポーズさせて再生
することが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のアナログ画像情報中にアナログ文字情報を埋め込む
方法では、埋め込み文字情報の多様な再生利用ができな
いという問題がある。本発明は、上記の点に鑑みなされ
たもので、ディジタル透かし技術を応用してディジタル
処理のための多様な字幕情報の多様な再生利用が可能な
字幕情報付きディジタル情報処理方法及び装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理を
説明するための図である。本発明は、画像情報中に字幕
情報を含む文字情報を埋め込み、埋め込まれた画像情報
を再生する字幕情報付きディジタル情報処理方法におい
て、ディジタル画像情報中に字幕情報をディジタル透か
し技術を用いて埋め込み(ステップ1)、 字幕情報が
埋め込まれたディジタル画像情報を再生する(ステップ
2)。
【0007】また、本発明は、ディジタル画像情報中に
字幕情報を埋め込む際に(ステップ1)、複数の言語種
別による言語情報からなる字幕情報を埋め込んでおき、
ディジタル画像情報を再生する際に(ステップ2)、選
択指示された言語種別に基づいて、埋め込まれている字
幕情報を選択し、再生表示する。
【0008】また、本発明は、字幕情報を再生する際に
(ステップ2)、外国語と該外国語の読みを予め保持し
ておき、字幕情報が日本語以外の外国語である場合に、
該外国語の字幕情報の読みに基づいて発声させ、音声出
力する。また、本発明は、字幕情報を画面上に再生する
際に(ステップ2)、字幕情報の表示位置を利用者によ
り選択されると、選択された表示位置を認識し、該当箇
所に字幕情報を表示する。
【0009】また、本発明は、字幕情報を画面上に再生
する際に(ステップ2)、字幕情報を白/黒反転の指定
を可能とし、利用者から反転の指定を受けた場合に、所
定の輝度情報に基づいて反転処理を行う。また、本発明
は、字幕情報を画面上に再生する際に(ステップ2)、
画面情報中における字幕情報の流し移動の指定を可能と
し、移動開始時刻、移動時間を含む移動情報に従って、
字幕情報を移動させて再生する。
【0010】図2は、本発明の原理構成図である。本発
明は、ディジタル画像情報中に字幕情報をディジタル透
かし技術を用いて埋め込む埋め込み手段100と、字幕
情報が埋め込まれたディジタル画像情報を再生する再生
手段200とを有する。
【0011】上記の埋め込み手段100は、複数の言語
種別による言語情報からなる字幕情報を埋め込む複数種
別埋め込み手段101を含み、再生手段200は、利用
者が任意に選択指定する利用者選択手段201と、利用
者選択手段から選択指示された言語種別に基づいて、該
当する言語種別の埋め込まれている字幕情報を選択する
字幕情報選択手段202を含む。
【0012】また、上記の再生手段200は、外国語と
該外国語の読みを予め保持する外国語読み蓄積手段20
3と、字幕情報が日本語以外の外国語であるとき、利用
者選択手段から選択指示された該外国語の字幕情報の読
みを、外国語読み蓄積手段から取得して発声させ、音声
出力する外国語出力手段204とを含む。
【0013】また、上記の再生手段200は、利用者選
択手段から字幕情報の表示位置が入力された場合に、該
表示位置を認識し、該当箇所に字幕情報を表示する所定
箇所字幕表示手段205を含む。また、上記の再生手段
200は、利用者選択手段から指定された字幕情報の白
/黒反転の指定を取得した場合に、所定の輝度情報に基
づいて反転処理を行う反転表示手段206を含む。
【0014】また、上記の再生手段200は、利用者選
択手段から画面情報中における字幕情報の流し移動の指
定を取得した場合に、移動開始時刻、移動時間を含む移
動情報に従って、字幕情報を移動させて再生する移動再
生手段207を含む。上記のように、本発明では、字幕
情報を画像情報中にディジタル透かしの技術を用いて埋
め込み、埋め込んだ字幕情報を画面上に再生表示するこ
とが可能となる。
【0015】また、字幕情報を画面上に再生表示する際
に、言語種別の選択が可能となり、複数言語情報(例え
ば、日本語、英語、独語、中国語等)埋め込まれたもの
を画面表示制御機能を有する端末からの指示により、再
生制御機能及び画像信号再生機能により、これを認識
し、選択された言語を再生表示することが可能となる。
このため、語学学習に活用することができる。
【0016】さらに、字幕情報を画面上に再生表示する
とき、日本語以外の外国語である場合、それを発声さ
せ、音声で聞くことを選択可能とし、その外国語の文字
を音声読み取りできるよう外国文字格納領域と音声信号
再生機能がリンクするようにし、音声信号再生機能によ
り読み取り文字情報を音声に変換して発声させることが
可能となる。
【0017】また、字幕情報を画面上に再生表示する
時、再生制御機能と画像信号再生機能が表示位置を選択
可能となるように、位置情報(横下、横上、縦右、縦
左)を認識し、所定位置に再生表示することが可能とな
るため、字幕文字が見やすくなる。さらに、字幕情報を
画面上に再生表示する時に、白/黒自動反転を選択可能
とし、字幕表示位置の輝度情報を再生制御機能と画像信
号再生機能によりこれを認識し、自動反転し、表示する
ことが可能となることで字幕文字が見やすくなる。
【0018】さらに、字幕情報を画面上に再生表示する
際に、流し移動を選択可能とし、移動情報(移動始期時
刻、移動時間)を再生制御機能と画像信号再生機能によ
りこれを認識し、再生表示することが可能となるため、
語学学習に活用できる。なお、以上を実現するため字幕
情報埋め込み時に、字幕情報自体以外に、位置情報等の
付加情報を併せて画像情報に埋め込むことが可能とな
る。
【0019】
【発明の実施の形態】図3は、本発明の字幕情報付きデ
ィジタル情報処理装置の構成を示す。同図に示す字幕情
報付きディジタル情報処理装置10は、字幕埋め込み装
置100及び再生装置200から構成される。字幕埋め
込み装置100は、ディジタル画像情報及び音声情報
と、字幕情報入力装置20から字幕情報が入力される
と、当該字幕情報をディジタル画像情報に埋め込んで、
再生装置200に転送する。これにより、再生装置20
0は、字幕情報が埋め込まれた再生画像情報及び再生音
声情報を出力する。
【0020】図4は、本発明の字幕埋め込み装置の構成
を示す。同図に示す字幕埋め込み装置100は、画像情
報信号入力部110、画像情報ディジタル化装置12
0、信号同期装置130、音声情報信号入力部140、
音声情報ディジタル化装置150、文字情報信号入力部
160、文字情報ディジタル化装置170、鍵情報入力
部180及びディジタル透かし埋め込み装置190から
構成される。
【0021】画像情報信号入力部110は、画像情報信
号が入力され、画像ディジタル化装置120に転送す
る。画像ディジタル化装置120は、入力された画像情
報信号をディジタル化し、信号同期装置130に転送す
る。信号同期装置130は、画像ディジタル化装置12
0から転送された画像ディジタル信号と、音声情報ディ
ジタル化装置150から転送された画像ディジタル信号
の同期をとる。
【0022】音声情報信号入力部140は、画像情報に
対応する音声情報信号が入力され、音声情報ディジタル
化装置150に転送する。音声情報ディジタル化装置1
50は、入力された音声情報信号をディジタル化し、信
号同期装置130に転送する。文字情報信号入力部16
0は、字幕情報入力装置20から入力された文字情報
(字幕情報等)を入力し、文字情報ディジタル化装置1
70に転送する。
【0023】文字情報ディジタル化装置170は、入力
された字幕情報等の文字情報を埋め込み情報とするため
にディジタル化し、ディジタル透かし埋め込み装置19
0に転送する。鍵情報入力部180は、ディジタル透か
し埋め込み処理を行うための埋め込み位置と変更量から
なる鍵情報が入力され、当該情報をディジタル透かし埋
め込み装置190に転送する。
【0024】ディジタル透かし埋め込み装置190は、
信号同期装置130から転送された原画情報と文字情報
ディジタル化装置170から転送された埋め込み情報及
び鍵情報により字幕情報をディジタル画像に埋め込み、
埋め込まれた画像を出力する。以下にディジタル透かし
埋め込み装置190の詳細を説明する。本発明は、著作
権情報を著作物に埋め込むためのディジタル透かし技術
を基本技術として用いている。ディジタル透かし技術と
は、ディジタル情報(画像(制止画、動画像)、音声)
内に人間に知覚されないように別の情報を埋め込み、必
要時に埋め込んだ情報を取り出すことができるようにし
たものである。
【0025】以下、ディジタル透かし技術に原理につい
て、ディジタル情報が画像情報を例として図5に基づい
て説明する。詳細は、特願平8−305370号、特願
平8−338769号を参照されたい。図5(a)は、
画像情報に別の情報(埋め込み情報)を埋め込む場合の
処理の流れを示した図である。分解処理(ステップ10
1)では、原画像を1ブロックがn画素×m画素の複数
ブロックに分解する。動画像の場合には、各フレーム等
に分け、それぞれのフレームを複数ブロックに分解す
る。
【0026】直交変換処理(ステップ102)では、分
解処理(ステップ101)で分解したそれぞれのブロッ
クに離散コサイン変換(DCT変換)等の直交変換を施
し、n×mの周波数成分行列を得る。埋め込み情報の埋
め込みに先立ち、直交変換処理で得えられた周波数成分
行列のどの位置に埋め込み情報を埋め込むかを決定する
埋め込み位置を乱数により決定し、さらに、その位置に
周波数成分の値をどの程度変更するかを示す変更量を決
定し、決定した埋め込み位置と変更量を鍵情報として取
得しておく。埋め込み処理(ステップ103)では、埋
め込み情報を埋め込む場合、1つのブロックに対する周
波数成分行列に全てを埋め込む必要はなく、複数のブロ
ックの周波数成分行列にまたがって埋め込んでもよい。
埋め込み位置として、例えば、周波数成分行列の低周波
数部分を選択することにより、人間に知覚できないよう
に埋め込むことができる。また、変更量を変えることに
より、周波数成分行列の元の値との差を変えられるた
め、画質の劣化を制御することができる。埋め込み処理
では、鍵情報の埋め込み位置と変化量に基づいてそれぞ
れのブロックの周波数成分行列の値を変え、埋め込み情
報を埋め込む。
【0027】逆直交変換処理(ステップ104)では、
埋め込み処理により埋め込み情報が埋め込まれたそれぞ
れのブロックの周波数成分行列を逆直交変換し、n画素
×m画素のブロック画像を得る。再構成処理(ステップ
105)では、逆直交変換処理(ステップ104)で得
られた各ブロック画像をつなぎ合わせ、埋め込み情報が
埋め込まれた透かし画像を得る。
【0028】図5(b)は、透かし画像の埋め込み画像
を取り出す場合の処理の流れを示した図である。分解処
理(ステップ201)では、透かし画像を1ブロックが
n画素×m画素の複数ブロックに分解する。直交変換処
理(ステップ202)では、分解処理(ステップ20
1)で分解されたそれぞれのブロックに対し、直交変換
を行い、n×mの周波数成分行列を得る。取り出し処理
(ステップ203)では、埋め込み処理(ステップ10
3)で用いた鍵情報から埋め込み位置と変更量を得て、
それぞれのブロックの周波数成分行列から埋め込み情報
を取り出す。
【0029】なお、ディジタル情報が音声情報の場合に
は、埋め込み時、取り出し時の具体的な処理方法は、画
像情報の場合とは異なるが、画像情報の場合と同様に、
音声情報の冗長部分に埋め込み情報を埋め込み、その位
置情報等を鍵情報とし、この鍵情報に基づいて埋め込み
情報を埋め込み、取り出しができる。以上のように、デ
ィジタル透かし技術は、埋め込み時に用いた鍵情報が
なければ埋め込み情報の取り出しができないこと、鍵
情報中の埋め込み情報は乱数により作成するため固定さ
れておらず、埋め込み情報の解読は困難なこと、埋め
込み位置を工夫することにより、人間が知覚できないよ
うに埋め込み情報を埋め込むこと、変更量を変えるこ
とにより、画質の劣化の程度を制御できること、等の特
徴がある。
【0030】次に、図4に示す字幕埋め込み装置100
における処理を説明する。 まず、画像情報と本来の当該画像情報に対応する音
声情報がそれぞれ画像情報信号入力部110と音声情報
信号入力部140から入力され、画像情報ディジタル化
装置120と音声情報ディジタル化装置150でディジ
タル化される。画像情報と音声情報が一体である場合
は、画像情報/音声情報入力部(図示せず)から入力さ
れるものとする。但し、一体で入力された場合でも画像
情報と音声情報とに分離されてディジタル化される。
【0031】 文字情報(字幕となる情報)も別の端
末装置から入力される。この場合、文字情報の言語が日
本語以外に英語、独語等の多様な言語を選択表示できる
場合においては、入力される段階における言語も多様な
言語である。字幕情報は、文字情報ディジタル化装置1
70でディジタル化される。 画像情報、音声情報はディジタル化された後、信号
同期装置130に送られ、画像情報と音声情報のタイミ
ングがとられる(自然な形で表現できるよう同期がとら
れる)。
【0032】 上記の音声付き画像情報に、ディジタ
ル透かし技術により字幕情報が埋め込まれる。図6は、
本発明の再生装置の構成を示す。同図に示す再生装置2
00は、画像情報記憶装置210、鍵情報入力部22
0、ディジタル透かし取出装置230、再生制御装置2
40、画像信号再生装置250、及び音声信号再生装置
260から構成される。
【0033】画像情報記憶装置210は、字幕情報が埋
め込まれている画像情報が入力されると、当該画像情報
を記憶し、ディジタル透かし取出装置230に透かし画
像を提供する。鍵情報入力部220は、埋め込み情報の
埋め込み時に用いた鍵情報(位置情報及び変更量)を入
力する。
【0034】以下に、再生方法について説明する。 埋め込み済画像情報が画像情報記憶装置210に入
力され、蓄積されている場合に、ディジタル透かし取出
装置230より、埋め込み情報が取り出される。当該デ
ィジタル透かし取出装置230の機能については、上述
の図5(b)に示すステップ201〜ステップ203を
参照されたい。
【0035】 再生制御装置240は、画面表示制御
用端末30からの指示入力に基づいて画面に表示する形
式及び音声の形式に応じて画像信号再生装置250また
は、音声信号再生装置260を介して出力する。再生制
御装置240は画像情報と本来の当該画像に対応する音
声情報を音声信号再生装置260に提供することによっ
て、音声信号再生装置260は、スピーカから当該音声
情報を出力する。また、再生制御装置240は、字幕が
外国語を選択している場合には、その外国語を音声信号
再生装置260に渡し、これにより音声信号再生装置2
60が音声でスピーカから出力する。この場合は、外国
語文字が格納されている領域の情報を音声信号再生装置
260の音声信号再生機能部が読み込んで、そして発声
させる。
【0036】 再生制御装置240は、字幕情報と音
声情報を以下の形式で選択制御可能とする。まず、選択
制御時において、字幕が日本語であるときには、音声は
オリジナルな日本語とし、字幕が外国語であるときに
は、音声はオリジナルな日本語または、字幕の外国語を
発声させたものを選択する。
【0037】さらに、再生制御装置240は、字幕の表
示位置(上/下/横/縦)の選択制御と、字幕の白/黒
の自動反転の選択制御及び、字幕の静止/移動の選択制
御を行う。
【0038】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を説明す
る。図7は、本発明の一実施例の画像表示/音声出力を
説明するための図である。同図(a)では人物A,Bが
ある会話をしている場合の画像情報を表示した例であ
る。同図において、画面の下部に字幕情報を表示してい
る。字幕情報として字幕情報埋め込み装置100により
埋め込まれている字幕情報が表示されている。ディジタ
ル情報の字幕情報を埋め込んでいるため、同図に示す字
幕情報のみならず、多量の情報を埋め込んでおくことが
可能である。
【0039】例えば、同図(a)に表示されている字幕
情報は、日本語のみであるが、この字幕情報に対して英
語や独語等の言語を埋め込んでおき、再生装置200で
再生する際に、画面表示制御用端末30からの指示に基
づいて、種々の字幕情報(例えば、外国語)を再生する
ことが可能である。なお、同図(a)に表示されている
字幕情報は、 A:『今日は天気が良いですね』 B:『そうですね。しかし寒いですね』 が表示されているが、音声情報は、当該字幕情報に関係
なく、当該原画像の音声をそのまま A:「今日は久しぶりに晴れて天気が良いですね」 B:「そうですね。今日は良い天気になりましたね。し
かし、寒いですね」 のように音声出力される。このように、字幕情報と音声
情報は必ずしも一致している必要はない。
【0040】同図(b)は、外国語(英語)の字幕を表
示している例である。このとき、字幕情報として、英語
を出力しているが、音声出力としては原画像の音声をそ
のままの日本語で出力することも可能である。また、字
幕情報の表示については、画面の濃淡により、白/黒の
自動反転が可能である。画面の輝度判定により、一定値
より輝度が高いと黒文字とする。低いと白文字とする。
自動判定する/しないは、画面表示制御用端末30から
の指示入力により選択可能である。
【0041】図8は、本発明の一実施例の画面表示/音
声出力を説明するための図(その2)である。同図
(a)は、画面表示制御用端末30から字幕表示位置指
定として“横下”が選択された場合で、この指定は、字
幕の横表示/下部位置(標準位置)に表示することが指
定された場合である。これにより、再生制御装置240
は、指定された当該位置に取り出した字幕情報を表示す
る。
【0042】なお、同図(a)が表示されると、スピー
カからは、原画像のオリジナルな日本語の音声 『ここは、中国の有名な景勝地である桂林です。大変美
しい風景です。』 が出力されている。このとき、画像情報に埋め込まれた
日本語の字幕情報 『これは中国の桂林の風景です。』 が表示画面の横下(横表示/下部)位置(標準位置)に
表示されている。このように、出力される原画像のオリ
ジナルの音声情報と字幕とは必ずしも一致しなくともよ
い。
【0043】また、同図(b)は、字幕情報を表示画面
上の縦右側に表示した例である。また、同図(c)は、
字幕情報を表示画面上の横上(横表示/上部)に表示し
た例である。このように、字幕情報が会話でない説明的
な表示を行うことが可能である。また、字幕情報の表示
は、画面表示制御用端末30からの選択により、再生制
御装置240は、ディジタル画像情報中に埋め込まれて
いる字幕情報を取り出して、画面表示制御用端末30か
ら指定された表示方法により表示可能となる。
【0044】なお、これらの例は、静止画のみでなく、
動画でもよく、字幕情報の埋め込みは画面の変化と同期
を取りながら、埋め込むことによって、Tn 〜Tn+1 の
期間内に埋め込まれた情報を画面が切り替わるまでの間
に流すことができる。なお、本発明は、上記の実施例に
限定されることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応
用が可能である。
【0045】
【発明の効果】上述のように、本発明の字幕情報付きデ
ィジタル情報処理方法及び装置によれば、ディジタル透
かし技術を応用するため大量の情報を埋め込むことが可
能となり、字幕表示を多様な形で実現できる。また、字
幕情報の発声も容易に実現できる。従って、多言語選
択、表示位置選択、音声選択、白/黒自動反転選択、静
止/文字の流れ選択等が動的に選択可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の字幕情報付きディジタル情報処理装置
の構成図である。
【図4】本発明の字幕埋め込み装置の構成図である。
【図5】ディジタル透かし技術を説明するための図であ
る。
【図6】本発明の再生装置の構成図である。
【図7】本発明の一実施例の画面表示/音声出力を説明
するための図(その1)である。
【図8】本発明の一実施例の画面表示/音声出力を説明
するための図(その2)である。
【図9】従来のビデオ信号再生装置の構成図である。
【符号の説明】
10 字幕情報付きディジタル情報処理装置 20 字幕情報入力装置 30 画面表示制御用端末 100 埋め込み手段,字幕埋め込み装置 101 複数種別埋め込み手段 110 画像情報信号入力部 120 画像情報ディジタル化装置 130 信号同期装置 140 音声情報信号入力装置 150 音声情報ディジタル化装置 160 文字情報信号入力部 170 文字情報ディジタル化装置 180 鍵情報入力部 190 ディジタル透かし埋め込み装置 200 再生手段、再生装置 201 利用者選択手段 202 字幕情報選択手段 203 外国語読み蓄積手段 204 外国語出力手段 205 所定箇所字幕表示手段 206 反転表示手段 207 移動再生手段 210 画像情報記憶装置 220 鍵情報入力部 230 ディジタル透かし取出装置 240 再生制御装置 250 画像信号再生装置 260 音声信号再生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 喜義 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報中に字幕情報を含む文字情報を
    埋め込み、埋め込まれた画像情報を再生する字幕情報付
    きディジタル情報処理方法において、 ディジタル画像情報中に前記字幕情報をディジタル透か
    し技術を用いて埋め込み、 前記字幕情報が埋め込まれたディジタル画像情報を再生
    することを特徴とする字幕情報付きディジタル情報処理
    方法。
  2. 【請求項2】 前記ディジタル画像情報中に前記字幕情
    報を埋め込む際に、 複数の言語種別による言語情報からなる字幕情報を埋め
    込んでおき、 前記ディジタル画像情報を再生する際に、 選択指示された言語種別に基づいて、埋め込まれている
    字幕情報を選択し、再生表示する請求項1記載の字幕情
    報付きディジタル情報処理方法。
  3. 【請求項3】 前記字幕情報を再生する際に、 外国語と該外国語の読みを予め保持しておき、 前記字幕情報が日本語以外の外国語である場合に、該外
    国語の字幕情報の読みに基づいて発声させ、音声出力す
    る請求項1記載の字幕情報付きディジタル情報処理方
    法。
  4. 【請求項4】 前記字幕情報を画面上に再生する際に、 前記字幕情報の表示位置を利用者により選択されると、 選択された表示位置を認識し、該当箇所に前記字幕情報
    を表示する請求項1記載の字幕情報付きディジタル情報
    処理方法。
  5. 【請求項5】 前記字幕情報を画面上に再生する際に、 前記字幕情報を白/黒反転の指定を可能とし、 利用者から反転の指定を受けた場合に、所定の輝度情報
    に基づいて反転処理を行う請求項1記載の字幕情報付き
    ディジタル情報処理方法。
  6. 【請求項6】 前記字幕情報を画面上に再生する際に、 前記画面情報中における前記字幕情報の流し移動の指定
    を可能とし、 移動開始時刻、移動時間を含む移動情報に従って、前記
    字幕情報を移動させて再生する請求項1記載の字幕情報
    付きディジタル情報処理方法。
  7. 【請求項7】 ディジタル画像情報中に字幕情報をディ
    ジタル透かし技術を用いて埋め込む埋め込み手段と、 前記字幕情報が埋め込まれたディジタル画像情報を再生
    する再生手段とを有することを特徴とする字幕情報付き
    ディジタル情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記埋め込み手段は、 複数の言語種別による言語情報からなる字幕情報を埋め
    込む複数種別埋め込み手段を含み、 前記再生手段は、 利用者が任意に選択することが可能な利用者選択手段
    と、 前記利用者選択手段から選択指示された言語種別に基づ
    いて、該当する言語種別の埋め込まれている字幕情報を
    選択する字幕情報選択手段を含む請求項7記載の字幕情
    報付きディジタル情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記再生手段は、 外国語と該外国語の読みを予め保持する外国語読み蓄積
    手段と、 前記字幕情報が日本語以外の外国語である場合に、前記
    外国語読み蓄積手段から該外国語の字幕情報の読みを取
    得して発声させ、音声出力する外国語出力手段とを含む
    請求項7記載の字幕情報付きディジタル情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記再生手段は、 前記利用者選択手段から前記字幕情報の表示位置が入力
    された場合に、該表示位置を認識し、該当箇所に前記字
    幕情報を表示する所定箇所字幕表示手段を含む請求項7
    記載の字幕情報付きディジタル情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記再生手段は、 前記利用者選択手段から指定された前記字幕情報の白/
    黒反転の指定を取得した場合に、所定の輝度情報に基づ
    いて反転処理を行う反転表示手段を含む請求項7記載の
    字幕情報付きディジタル情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記再生手段は、 前記利用者選択手段から前記画面情報中における前記字
    幕情報の流し移動の指定を取得した場合に、移動開始時
    刻、移動時間を含む移動情報に従って、前記字幕情報を
    移動させて再生する移動再生手段を含む請求項7記載の
    字幕情報付きディジタル情報処理装置。
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