JPH10294801A - 階層型テレメトリーシステム - Google Patents

階層型テレメトリーシステム

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JPH10294801A
JPH10294801A JP10135097A JP10135097A JPH10294801A JP H10294801 A JPH10294801 A JP H10294801A JP 10135097 A JP10135097 A JP 10135097A JP 10135097 A JP10135097 A JP 10135097A JP H10294801 A JPH10294801 A JP H10294801A
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relay device
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telemetry system
data collection
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JP10135097A
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English (en)
Inventor
Shoichi Koga
正一 古賀
Yuji Igata
裕司 井形
Masami Wada
正己 和田
Satoshi Hasako
里志 羽迫
Michinori Kishimoto
倫典 岸本
Masahiro Maki
昌弘 牧
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Telephonic Communication Services (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経済的で、高速、かつ信頼性の高い階層型テ
レメトリーシステムを提供する。 【解決手段】 1台のデータ管理装置(ct)と、デー
タを収集するN(2以上の自然数)台のデータ収集装置
etと、N台のデータ収集装置のそれぞれと通信回線で
接続されたN台の一次中継装置ftと、N台の一次中継
装置ftの全てをそのM(Nより小さい自然数)台の通
信エリアclでカバーするように設置され、各通信エリ
アcl内に有する各一次中継装置ftと無線通信回線で
接続されるとともにデータ管理装置(ct)と通信回線
でそれぞれ接続されたM台の二次中継装置stとを備
え、データ管理装置(ct)が、データ通信により、任
意のデータ収集装置etからデータを取得するようにし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、階層型テレメトリ
ーシステムに関し、特に、小電力無線通信回線による中
継を用いた、経済的で、高速、かつ信頼性の高いものに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】通信分野において、特に電気、ガス、水
道等の大規模な自動検針やセキュリティ制御等を目的
に、既存の電話回線を用いて構成されるテレメトリーシ
ステムがある。
【0003】このテレメトリーシステムでは、検針メー
タから電話回線へのインターフェースであるNCU(Ne
twork Control Unit)までを有線接続し、NCUからデ
ータ管理を行なう中央のコンピュータまでは、既存の電
話回線をノーリンギング契約で使用してデータ通信を行
なう。そして、電話回線を主幹とするシステムであるた
め、信頼性の高い自動検針が実現される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のテレメトリーシステムでは、電話回線発呼着呼処理
を行なう必要があることから、1メータ当たりのデータ
の読み出しに数十秒程度かかり、システムを発展させる
上では、その通信速度の遅さが問題となっていた。ま
た、電話回線を使用するため、端末の数や通信量に比例
した通信費用が発生し不経済であり、さらに、災害等で
電話回線が破壊された場合には、セキュリティシステム
の信頼性の確保が困難であった。
【0005】本発明は、かかる問題点を解決するために
なされたもので、小電力無線通信回線による中継を用い
て、経済的で、高速、かつ信頼性の高いものとした階層
型テレメトリーシステムを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)に係
る階層型テレメトリーシステムは、あるデータを管理す
る1台のデータ管理装置と、上記データを収集可能な場
所に設置された、該データを収集するN(2以上の自然
数)台のデータ収集装置と、該N台のデータ収集装置の
それぞれの近辺の無線通信が可能な場所に設置され、該
N台のデータ収集装置のそれぞれと通信回線で接続され
たN台の一次中継装置と、該N台の一次中継装置の全て
をそのM(Nより小さい自然数)台の通信エリアでカバ
ーするように設置され、各通信エリア内に有する各一次
中継装置と無線通信回線で接続されるとともに上記デー
タ管理装置と通信回線でそれぞれ接続されたM台の二次
中継装置とを備え、上記管理装置が、データ通信によ
り、上記二次中継装置,及び上記一次中継装置を通じ
て、任意の上記データ収集装置から上記データを取得す
るようにしたものである。
【0007】本発明(請求項2)に係る階層型テレメト
リーシステムは、上記階層型テレメトリーシステム(請
求項1)において、全ての上記二次中継装置と上記デー
タ管理装置との間を、上記一次中継装置と上記二次中継
装置との間の無線通信回線より大きい電力の無線通信回
線で接続したものである。
【0008】本発明(請求項3)に係る階層型テレメト
リーシステムは、上記階層型テレメトリーシステム(請
求項1)において、上記M台の二次中継装置の一部のも
のと上記データ管理装置との間を電話回線で、上記M台
の二次中継装置の他のものと上記データ管理装置との間
を、上記一次中継装置と上記二次中継装置との間の無線
通信回線より大きい電力の無線通信回線で接続したもの
である。
【0009】本発明(請求項4)に係る階層型テレメト
リーシステムは、上記階層型テレメトリーシステム(請
求項1ないし3のいずれか)において、上記データ収集
装置と上記一次中継装置との間の通信回線の全てを、上
記一次中継装置と上記二次中継装置との間の無線通信回
線より小さい電力の無線通信回線で構成したものであ
る。
【0010】本発明(請求項5)に係る階層型テレメト
リーシステムは、上記階層型テレメトリーシステム(請
求項1ないし3のいずれか)において、上記データ収集
装置と上記一次中継装置との間の通信回線の少なくとも
一部を、有線回線で構成したものである。
【0011】本発明(請求項6)に係る階層型テレメト
リーシステムは、上記階層型テレメトリーシステム(請
求項1ないし5のいずれか)において、上記一次中継装
置と上記二次中継装置との間を、低速周波数ホッピング
方式を用いた小電力データ通信システムの無線通信回線
で接続したものである。
【0012】本発明(請求項7)に係る階層型テレメト
リーシステムは、上記階層型テレメトリーシステム(請
求項1ないし6のいずれか)において、上記データ収集
装置が、上記データを上記一次中継装置へ間欠的に送信
するものであり、上記一次中継装置が、該間欠的に送信
されたデータを保持するとともに、上記データ管理装置
から上記データを送信するよう要求があると、該要求に
従って、保持しているデータを送信するものであるよう
にしたものである。
【0013】本発明(請求項8)に係る階層型テレメト
リーシステムは、上記階層型テレメトリーシステム(請
求項1ないし6のいずれか)において、上記データ収集
装置が、上記データを上記一次中継装置を通じて上記二
次中継装置へ間欠的に送信するものであり、上記二次中
継装置が、該間欠的に送信されたデータを保持するとと
もに、上記データ管理装置から上記データを送信するよ
う要求があると、該要求に従って、保持しているデータ
を送信するものであるようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.本発明の実施の形態1は、本発明の階層
型テレメトリーシステムを水道事業における自動検針シ
ステムに適用する場合を例示したものである。また、本
実施の形態1は、請求項1,2,4,6に対応するもの
である。
【0015】図1は、本実施の形態1による階層型テレ
メトリーシステムの構成を示す模式図である。図におい
て、hsは、ある地域における住宅のうちの一戸建て住
宅を、msはマンション等の集合住宅を表している。各
住宅には、水道検針メータから所定のデータを収集し、
該収集したデータを双方向通信により送信するデータ収
集装置etがそれぞれ設置され、各住宅の無線通信が可
能な場所に、データ収集装置etと無線による第1の通
信リンクd1で接続された一次中継装置ftが設置され
ている。また、この地域に存在する全ての一次中継装置
ftを、その複数台(図では5台)の通信エリアでカバ
ーするように、二次中継装置stが設置されている。そ
して、各二次中継装置stがカバーするエリアがセルc
lを構成し、各二次中継装置stは、各セルcl内に複
数の一次中継装置ftを含み、かつ各セルcl内の略中
心に位置するようにして設置されており、これにより、
各二次中継装置stは、各セルcl内に存在する一次中
継装置ftと無線による第2の通信リンクd2で接続さ
れている。rdは、セル半径を表しており、後述するよ
うに500m程度とされる。
【0016】そして、各二次中継装置stは、無線によ
る第3の通信リンクd3で中央局ct内に設置された1
台のデータ管理装置(図示せず)と接続されている。デ
ータ管理装置は、双方向通信により各データ収集装置e
tから所定のデータを取得する通信部と、この取得した
データを管理する管理部とを有している。
【0017】従って、データ収集装置etと一次中継装
置ftとは第1の通信リンクd1によって一対一に対応
付けられ、各セルcl内の複数個の一次中継装置ftと
二次中継装置stとは第2の通信リンクd2によって多
対一に対応付けられ、かつ複数のセルcl毎に存在する
二次中継装置stと1つの中央局ctとは第3の通信リ
ンクd3によって対応付けられる。このため、二次中継
装置stの数はデータ収集装置etの数より小さいもの
となり、従来例のように中央局ctを一次中継装置と通
信回線で直接接続するようにした場合に比べて、中央局
ctに直接接続される端末の数が低減される。
【0018】図2は、一戸建て住宅の場合の各通信リン
クの詳細を示す模式図である。図において、水道検針メ
ータは庭先の地中に埋設された水道検針メータ収納箱b
x1内に設置されている。そして、データ収集装置et
は、水道検針メータから所定のデータを検出する検出
部、及びこの検出したデータを双方向通信により送信す
る通信部とを有する本体(図示せず)と、双方向通信を
行うための送受信用アンテナat1とを有しており、該
本体は、水道検針メータと接続されて水道検針メータ収
納箱bx1内に設置され、アンテナat1は、水道検針
メータ収納箱bx1のコンクリート製蓋に強化用の金属
板が埋め込まれていることから、データ収集装置etの
送受信用の信号レベルの減衰を極力抑えるために地上に
露出した形で設置されている。この際、可能であれば、
送受信用アンテナat1は、住宅hsの外壁のできるだ
け高位置に設置することが望ましい。もし、設置工事上
の都合によりそれが困難な場合には、後述するように、
水道検針メータを覆う蓋自体を、電波透過性の高いもの
にしても良い。
【0019】また、データ収集装置etは、庭先に設置
され、商用電源を得るのが困難であることからバッテリ
ー駆動され、このため、タイマ制御により間欠動作を行
う(所定の時間内のみ動作する)。従って、データ管理
装置との間の通信は、ポーリングにより行われる。
【0020】一次中継装置ftは、データ収集装置et
に対する送受信用のアンテナat2,及び二次中継装置
に対する送受信用のアンテナat3を有し、データ収集
装置etから送信された信号を受信して、これを二次中
継装置stへ送信するとともに、二次中継装置stから
送信された信号を受信して、これをデータ収集装置et
へ送信し、これにより、無線による第1の通信リンクd
1と無線による第2の通信リンクd2との中継を行な
う。
【0021】また、一次中継装置ftは、無線による第
1の通信リンクd1と無線による第2の通信リンクd2
との中継を行うことから、家庭用の交流電源を確保で
き、かつ、第2の通信リンクd2の回折損ができるだけ
小さくなる住宅hsの屋根境界部に設置される。ここ
で、コスト的に可能ならば、一次中継装置ft用の電源
には太陽電池を用いると良い。
【0022】二次中継装置stは、一次中継装置ftに
対する送受信用のアンテナat4,及び中央局に対する
送受信用のアンテナat5を有し、一次中継装置ftか
ら送信された信号を受信して、これを中央局へ送信する
とともに、中央局から送信された信号を受信して、これ
を一次中継装置ftへ送信し、これにより、無線による
第2の通信リンクd1と無線による第3の通信リンクd
2との中継を行なう。
【0023】また、二次中継装置stは、無線による第
2の通信リンクd2と無線による第3の通信リンクd2
との中継を行なうことから、セル内で設置自由度が高
く、かつ交流電源への接続が容易な電柱pl上の比較的
高位置に設置される。ここで、二次中継装置stには、
空間ダイバーシチによる信頼性向上のため、一次中継装
置ftに対する送受信用のアンテナat4を複数設ける
のが望ましい。また、中央局に対する送受信用のアンテ
ナat5は、指向性の高いものを用い、電柱の最も高い
箇所に設置するのが望ましい。
【0024】第1の通信リンクd1には、RCRSTD
−16規定の400MHz帯特定小電力無線が用いられ
る。この無線による第1の通信リンクd1では、主とし
て準見通しを前提として、数Kbps程度の情報速度
で、最大30m程度の通信が行なわれる。
【0025】第2の通信リンクd2には、RCRSTD
−33A規定の2.4GHz帯小電力無線が用いられ
る。この無線による第2の通信リンクd2では、主とし
て見通し通信、もしくは、比較的回折損の少い準見通し
通信を前提として、数十Kbps程度の情報速度で、最
大500m程度の通信が行われる。この2.4GHz帯
小電力無線の通信方式については後述する。
【0026】第3の通信リンクd3には、業務用の40
0MHz帯のディジタルMCA(マルチチャネルアクセ
ス)無線が用いられる。この無線による第3の通信リン
クd3では、主として見通し通信、もしくは、比較的回
折損の少い準見通し通信を前提として、数Kbps程度
の情報速度で、最大数十ワットの出力でもって最大10
km程度の通信が行なわれる。
【0027】図3は、水道検針メータを覆う蓋を、電波
透過性を高めるよう構成した具体例を模式的に示す斜視
図である。図において、gdは地面、cvは地中に埋設
された検針メータ収納箱bx1のコンクリート製の蓋、
frはコンクリート製の蓋cvに強度アップのために埋
め込まれたFRP製の板を表している。データ収集装置
etは、送受信用アンテナを本体に内蔵し(図示せ
ず)、水道検針メータ(図示せず)に接続されて検針メ
ータ収納箱bx1の底面に設置されている。このよう
に、本構成例では、水道検針メータ収納箱bx1のコン
クリート製の蓋cvを強化するのに、通常用いられる金
属板ではなく、FRP製の板frを用いているため、デ
ータ収集装置etの送受信用アンテナを含む無線部を地
面gd内に設置しても比較的良好な無線通信が可能とな
る。
【0028】図4は、水道検針メータを覆う蓋を、電波
透過性を高めるよう構成するとともにさらに内部にアン
テナを有するよう構成した具体例を模式的に示す斜視図
である。図において、検針メータ収納箱bx1のコンク
リート製の蓋cvには、強化用にFRP製の板frが埋
め込まれ、さらに該FRP製の板frに並行平板アンテ
ナat1が埋め込まれている。これにより、データ収集
装置etの無線部を地面gd内に設置しても、図3の場
合よりさらに放射角の広い良好な無線通信が可能とな
る。
【0029】図5は、データ収集装置を地上設置型とし
た場合の設置方法を模式的に示す斜視図である。図にお
いて、水道管1が地上に露出するよう配管され、該水道
管1に地上型の水道検針メータmt1と該水道検針メー
タmt1に接続されたデータ収集装置etが取付られ、
該データ収集装置etの上部に送受信用アンテナat1
が取付られている。このように、データ収集装置etを
地上設置型とした場合には、水道検針メータmtに関わ
る新たな配管工事の手間が増えるものの、データ収集装
置etの無線部自体が地上に設置されるため、地中に設
置した場合のように劣悪な設置環境による無線部の耐久
性の低下を防止でき、図3,及び図4の場合よりも良好
な無線通信が可能となる。
【0030】図6は、集合住宅等の場合の第1の通信リ
ンクの詳細を説明するための図であって、集合住宅等に
見られる集中検針盤へのデータ収集装置の設置方法を模
式的に示す斜視図である。図において、建物の壁2に、
金属扉drを有する集中検針盤収納室bx2が凹設さ
れ、該集中検針盤収納室bx2の内壁面に、集中検針盤
mt2と該集中検針盤mt2に接続されたデータ収集装
置etとが設置され、集中検針盤収納室bx2の外の建
物の壁2に、データ収集装置etと有線配線で接続され
た送受信用アンテナat1が設置されている。このよう
に、本設置方法では、送受信用アンテナat1が金属扉
drの外に設置され、データ収集装置etとは、金属扉
drの外に導出された有線配線で接続されるため、金属
扉drでの電波の減衰を大幅に低減できる。
【0031】図7は、第2の通信リンクに用いるスペク
トラム拡散(SS)通信方式の2.4GHz帯における
スペクトラム特性を示すグラフである。本実施の形態1
においては、第2の通信リンクにおける2.4GHz帯
小電力無線として、2.4GHz帯を使ったスペクトラ
ム拡散(SS)通信方式を用いるが、その変復調方式に
は、一次変調に周波数シフトキーイング(FSK)もし
くは位相シフトキーイング(PSK)を用い、SS一次
変調として直接拡散(DS)方式、SS二次変調として
低速周波数ホッピング(FH)方式を用いる。この2.
4GHz帯におけるスペクトラム特性を本図に示す。図
において、s1は、一次変調信号が約1MHzの帯域ま
で拡散されたSS一次変調(DS)信号、s2はSS一
次変調信号が約26MHzの帯域まで拡散されたSS二
次変調(低速FH)信号を表している。SS一次変調に
対する逆拡散処理としては、小電力化のため、SAWマ
ッチドフィルタ等の高周波アナログデバイスの適用がふ
さわしい。また、SS二次変調に対する逆拡散処理とし
ては、構成の容易なフェーズロックドループ(PLL)
を用いると良い。
【0032】次に、以上のように構成された階層型テレ
メトリーシステムの動作を、図1を用いて説明する。こ
こで、中央局ctに設置されたデータ管理装置は、定期
的にポーリングにより各データ収集装置etから水道検
針メータの所定のデータを取得するものであり、あるデ
ータ収集装置etからある時点における水道検針メータ
のデータを取得する場合を説明するものとする。
【0033】図1において、水道検針メータのデータを
取得するために、データ管理装置は、水道検針メータの
データの送信を要求するコマンドを二次中継装置stに
送信する。この送信を受け、二次中継装置stは、受信
したコマンドを一次中継装置ftに送信する。この送信
を受け、一次中継装置ftは、受信したコマンドをデー
タ収集装置etに送信する。
【0034】この送信を受け、データ収集装置etは、
受信したコマンドに従い、その時点における水道検針メ
ータのデータを一次中継装置ftに送信する。ここで、
本実施の形態1では、電話回線を使用していないので、
電話回線発呼着呼処理は不要であり、その分通信が高速
化される。この送信を受け、一次中継装置ftは、受信
したデータを二次中継装置stに送信する。この送信を
受け、二次中継装置Stは、受信したデータを中央局c
tのデータ管理装置に送信する。この送信によりデータ
管理装置は要求したデータを取得し、これを管理する。
なお、上記の説明では、通信リンクd1に、400MH
z帯を使用するようにしているが、VHF帯の特定小電
力無線を用いても良い。
【0035】以上のように、本実施の形態1において
は、1台のデータ管理装置(ct)に対しN(2以上の
自然数)台のデータ収集装置etが存在する場合に、各
データ収集装置etの近辺の無線通信が可能な場所に各
データ収集装置etと通信回線で接続した一次中継装置
ftをそれぞれ設置し、N台の一次中継装置ftの全て
を、そのM(Nより小さい自然数)台の通信エリア(c
l)でカバーし、各通信エリア(cl)内に有する各一
次中継装置ftと無線通信回線で接続されるようM台の
二次中継装置stを設置し、このM台の二次中継装置s
tをデータ管理装置(ct)と通信回線で接続するよう
にしたので、データ管理装置(ct)と通信回線で直接
接続される端末は二次中継装置stとなるため、従来例
のようにデータ管理装置(ct)を一次中継装置ftと
通信回線で直接接続する場合と比較すると、端末の数が
二次中継装置stの数に低減され、端末数に比例するデ
ータ管理装置(ct)と二次中継装置stとの間の通信
費用が低減される。一方、無線を用いることから1台の
二次中継装置stに対し多数の一次中継装置ftを対応
付けることが容易にできるため、二次中継装置stの数
をデータ収集装置etの数より少なくすることが容易に
できる。また、全てのデータ収集装置etをM台の二次
中継装置stの通信エリア(cl)でカバーすることか
ら、データ収集装置etの分布に応じて二次中継装置s
tの数及び設置場所を選択することにより、各通信エリ
ア(cl)内における無線通信回線(d2)を小電力の
ものにすることができるため、該無線通信回線(d2)
を低コストで設置することができる。その結果、トータ
ルでシステムの設置,及び運用費用を低減することがで
きる。
【0036】また、本実施の形態1においては、全ての
二次中継装置stとデータ管理装置(ct)との間を無
線通信回線(d3)で接続したものとしたので、該無線
通信回線(d3)の電力を、二次中継装置stとデータ
管理装置(ct)との距離に応じて選択することによ
り、電話回線を使用することなく、二次中継装置stと
データ管理装置(ct)との間の通信を行うことが可能
となるため、システム構築の際の設置工事費用を大幅に
低減でき、かつ災害等に強いシステムとなる。また、電
話回線発呼着呼処理が不要となるため、高速データ通信
が可能となる。
【0037】また、本実施の形態1においては、データ
収集装置etと一次中継装置ftとの間の通信回線(d
1)の全てを、一次中継装置ftと二次中継装置stと
の間の無線通信回線(d2)より小さい電力の無線通信
回線で構成するようにしたので、一次中継装置ftがデ
ータ収集装置etの近辺に設置され、無線が小電力で済
むことから、両装置を小型化できるとともにデータ収集
装置etの電源を長寿命化できるため、システムを低コ
ストでかつ容易に構築することができる。
【0038】また、本実施の形態1においては、データ
収集装置etと一次中継装置ftとの間の無線通信回線
(d1)に、400MHz帯を使用したので、良好な回
折特性からデッドゾーンを少くすることができ、かつ無
免許でよいため経済的なものとなる。また、400MH
z帯ではなく、VHF帯の特定小電力無線を使用して
も、同様の効果が得られる。
【0039】また、本実施の形態1においては、一次中
継装置ftと二次中継装置stとの間の無線通信回線
(d2)に、2.4GHz帯スペクトラム拡散技術を使
用したので、既存技術を用いた比較的簡単な回路構成
で、高出力かつ高信頼な無線通信が可能となり、かつ無
免許でよいため経済的なものとなる。
【0040】実施の形態2.本発明の実施の形態2は、
請求項3に対応するものである。図8は本実施の形態2
による階層型テレメトリーシステムの各通信リンクの詳
細を示す模式図である。図において、図2と同一符号は
同一又は相当する部分を示し、二次中継装置stは、中
央局に対する送受信用アンテナを有しておらず、中央局
とは電話回線で接続されている。すなわち、本実施の形
態2は、実施の形態1において、第3の通信リンクd3
の一部を電話回線に置き換えたものである。
【0041】このような構成とすることにより、高建築
物が障害となり、第3の通信リンクd3における見通し
通信の確保が困難なセルに対して、あるいは、業務用の
ディジタルMCA無線では充分なスループットが得られ
ないセルに対しても、システムを構築することが可能と
なる。また、第3の通信リンクd3に電話回線を用いな
い他のセルに対しては、実施の形態1と同様の効果が得
られる。
【0042】実施の形態3.本発明の実施の形態3は、
請求項5に対応するものである。図9は本実施の形態3
による階層型テレメトリーシステムの各通信リンクの詳
細を示す模式図である。図において、図2と同一符号は
同一又は相当する部分を示し、データ収集装置etは送
受信用のアンテナを有しておらず、一次中継装置ftも
データ収集装置etに対する送受信用のアンテナを有し
ておらず、両装置間は有線通信回線としてのペア線で接
続されている。すなわち、本実施の形態3は、実施の形
態1において、第1の通信リンクd1の一部を有線通信
回線に置き換えたものである。
【0043】このような構成とすることにより、無線の
障害物が存在する場合や、アクセス頻度が高く、データ
収集装置etの電池駆動が困難で一次中継装置ftから
の電源供給が不可欠な場合であっても、システムを構築
することができる。また、配線工事が困難でない場合に
はシステムの構築費用を低減することができる。
【0044】実施の形態4.本発明の実施の形態4は、
請求項3,5に対応するものである。図10は本実施の
形態4による階層型テレメトリーシステムの各通信リン
クの詳細を示す模式図である。図において、図2と同一
符号は同一又は相当する部分を示し、データ収集装置e
tは送受信用のアンテナを有しておらず、一次中継装置
ftもデータ収集装置etに対する送受信用のアンテナ
を有しておらず、両装置間は有線通信回線としてのペア
線で接続され、かつ二次中継装置stは、中央局に対す
る送受信用アンテナを有しておらず、中央局とは電話回
線で接続されている。すなわち、本実施の形態3は、実
施の形態1において、第1の通信リンクd1の一部を有
線通信回線に置き換え、かつ第1の通信リンクd3の一
部を電話回線に置き換えたものである。
【0045】このような構成とすることにより、無線の
障害物が存在する場合や、アクセス頻度が高く、データ
収集装置etの電池駆動が困難で一次中継装置ftから
の電源供給が不可欠な場合であっても、システムを構築
することができ、配線工事が困難でない場合にはシステ
ムの構築費用を低減することができるとともに、第3の
通信リンクd3における見通し通信の確保が困難なセル
に対して、あるいは、業務用のディジタルMCA無線で
は充分なスループットが得られないセルに対しても、シ
ステムを構築することが可能となる。
【0046】実施の形態5.本発明の実施の形態5は、
本発明の階層型テレメトリーシステムを水道の自動検針
システム及びセキュリティ制御システムに同時に適用す
る場合を例示したものである。また、本実施の形態5は
請求項7に対応するものである。図11は本実施の形態
5による階層型テレメトリーシステムの各通信リンクの
詳細を示す模式図である。図において、図2と同一符号
は同一又は相当する部分を示し、bfはバッファ、et
wは水道検針用データ収集装置、etsはセキュリティ
用データ収集装置、d1wは水道検針用の第1の通信リ
ンク、d1sはセキュリティ用の第1の通信リンクを表
している。本実施の形態5は、水道の検針用以外に、セ
キュリティ用のデータ収集装置ets,及び第1の通信
リンクd1sが追加され、一次中継装置ftにバッファ
が設置され、かつデータ管理装置(図示せず)が、水道
検針メータの所定のデータとセキュリティ制御用の所定
のデータを管理するものである点が、実施の形態1と異
なっているものである。
【0047】本実施の形態5では、一次中継装置ftが
制御部(図示せず)を有し、この制御部が、ポーリング
によりデータ送信を要求するコマンドを送信して水道検
針用データ収集装置ets,及びセキュリティ用データ
収集装置etsから所定のデータを取得し、バッファb
fに格納する。そして、データ管理装置から二次中継装
置を通じて一次中継装置ftに対し、発呼があると、一
次中継装置ftは、データ管理装置からのコマンドに従
ってバッファbfに格納しているデータを送信する。デ
ータ管理装置は、送信されたデータを管理する。これに
より、中央局のデータ管理装置から一次中継装置ftに
対しては、ランダムアクセスが可能となる。
【0048】実施の形態6.本発明の実施の形態6は、
請求項8に対応するものである。図12は本実施の形態
6による階層型テレメトリーシステムの各通信リンクの
詳細を示す模式図である。図において、図11と同一符
号は同一又は相当する部分を示し、本実施の形態6で
は、一次中継装置ftではなく、二次中継装置stにバ
ッファbfが設置された点が、実施の形態5と異なって
いるものである。
【0049】本実施の形態6では、二次中継装置stが
制御部(図示せず)を有し、この制御部が、一次中継装
置ftを介して、ポーリングによりコマンドを送信して
水道検針用データ収集装置ets,及びセキュリティ用
データ収集装置etsから所定のデータを取得し、バッ
ファbfに格納する。そして、データ管理装置から二次
中継装置stに対し、発呼があると、二次中継装置st
は、データ管理装置からのコマンドに従ってバッファb
fに格納しているデータを送信する。データ管理装置
は、送信されたデータを管理する。
【0050】これにより、中央局のデータ管理装置から
二次中継装置ftに対しては、ランダムアクセスが可能
になるとともに、情報トラフィックがそれほど大きくな
い場合には、各住宅の一次中継装置ft毎でなく、二次
中継装置st毎にバッファbfを持たせることで、実施
の形態5の場合より経済的なシステムとなる。
【0051】なお、上記実施の形態5では一次中継装置
ftが、実施の形態6では二次中継装置stがデータ収
集装置etから所定のデータを取り出してバッファに格
納するようにしているが、データ収集装置etが所定の
データを送信してバッファに格納するようにしても良
い。
【0052】また、上記実施の形態では、本発明の階層
型テレメトリーシステムの水道自動検針システム,及び
セキュリティ制御システムへの適用例を説明したが、他
のテレメトリーシステムにも同様に適用できるのは言う
までもない。
【0053】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、1台のデータ管理装置と、N(2以上の自然数)台
のデータ収集装置と、該N台のデータ収集装置の近辺の
無線通信可能な場所に設置されたN台の一次中継装置
と、該N台の一次中継装置の全てを、そのM(Nより小
さい自然数)台の通信エリアでカバーするように設置さ
れ、各通信エリア内に有する各一次中継装置と無線通信
回線で接続されるとともにデータ管理装置と通信回線で
それぞれ接続されたM台の二次中継装置とを備えるよう
にしたので、データ管理装置と通信回線で直接接続され
る端末は二次中継装置となるため、従来例のようにデー
タ管理装置を一次中継装置と通信回線で直接接続する場
合と比較すると、端末の数が二次中継装置の数に低減さ
れ、端末数に比例するデータ管理装置と二次中継装置と
の間の通信費用が低減される一方、全てのデータ収集装
置をM台の二次中継装置の通信エリアでカバーすること
から、データ収集装置の分布に応じて二次中継装置の数
及び設置場所を選択することにより、各通信エリア内、
すなわち一次中継装置と二次中継装置との間、における
無線通信回線を小電力のものにすることができるため、
該無線通信回線を低コストで設置することができる。そ
の結果、トータルでシステムの設置,及び運用費用を低
減することができる。
【0054】また、請求項2の発明によれば、請求項1
の発明において、全ての二次中継装置とデータ管理装置
との間を、一次中継装置と二次中継装置との間の無線通
信回線より大きい電力の無線通信回線で接続したものと
したので、該無線通信回線の電力を、二次中継装置とデ
ータ管理装置との距離に応じて選択することにより、電
話回線を使用することなく、二次中継装置とデータ管理
装置との間の通信を行うことが可能となるため、電話回
線発呼着呼処理が不要となることから高速データ通信が
可能となり、システム構築の際の設置工事費用を大幅に
低減でき、かつ災害等に強いシステムとなる。
【0055】また、請求項3の発明によれば、請求項1
の発明において、M台の二次中継装置の一部のものとデ
ータ管理装置との間を電話回線で、M台の二次中継装置
の他のものとデータ管理装置との間を、一次中継装置と
二次中継装置との間の無線通信回線より大きい電力の無
線通信回線で接続したものとしたので、二次中継装置と
データ管理装置との間に、無線通信の障害になる高建築
物等が存在する場合や業務用無線では十分なスループッ
トが得られない場合でも、システムを構築することが可
能となる。
【0056】また、請求項4の発明によれば、請求項1
ないし3のいずれかの発明において、データ収集装置と
一次中継装置との間の通信回線の全てを、一次中継装置
と二次中継装置との間の無線通信回線より小さい電力の
無線通信回線で構成するようにしたので、一次中継装置
がデータ収集装置の近辺に設置され、無線が小電力で済
むことから、データ収集装置の電源を長寿命化できると
ともに両装置を小型化でき、かつ低周波帯を使用するこ
とによりデッドゾーンを少なくでき、システムを低コス
トでかつ容易に構築することができる。
【0057】また、請求項5の発明によれば、請求項1
ないし3のいずれかの発明において、データ収集装置と
一次中継装置との間の通信回線の少なくとも一部を有線
通信回線で構成するようにしたので、無線の障害物が存
在する場合や、アクセス頻度が高く、データ収集装置の
電池駆動が困難で一次中継装置からの電源供給が不可欠
な場合であっても、システムを構築することができる。
また、配線工事が困難でない場合にはシステムの構築費
用を低減することができる。
【0058】また、請求項6の発明によれば、請求項1
ないし5のいずれかの発明において、一次中継装置と二
次中継装置との間を、低速周波数ホッピング方式を用い
た小電力データ通信システムの無線通信回線で接続した
ものとしたので、該無線通信回線を、既存の技術を用い
た比較的簡単な回路構成で、高出力かつ高信頼な無線通
信が可能なものとすることができ、一次中継装置と二次
中継装置との間の無線通信回線を低コストで構築するこ
とが可能な階層型テレメトリーシステムを提供すること
ができる。
【0059】また、請求項7の発明によれば、請求項1
ないし6のいずれかの発明において、データ収集装置
が、データを一次中継装置へ間欠的に送信し、一次中継
装置が、該間欠的に送信されたデータを保持するととも
に、データ管理装置からの要求に従って、保持している
データを送信するようにしたので、データ管理装置から
一次中継装置に対し、ランダムアクセスを行うことが可
能となる。
【0060】また、請求項8の発明によれば、請求項1
ないし6のいずれかの発明において、データ収集装置
が、データを一次中継装置を介して二次中継装置へ間欠
的に送信し、二次中継装置が、該間欠的に送信されたデ
ータを保持するとともに、データ管理装置からの要求に
従って、保持しているデータを送信するようにしたの
で、一次中継装置でデータを保持する場合に比べて必要
なバッファの数が低減されるため、システム構築費用を
低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による階層型テレメト
リーシステムの構成を示す模式図である。
【図2】 一戸建て住宅の場合の各通信リンクの詳細を
示す模式図である。
【図3】 水道検針メータを覆う蓋を、電波透過性を高
めるよう構成した具体例を模式的に示す斜視図である。
【図4】 水道検針メータを覆う蓋を、内部にアンテナ
を有するよう構成した具体例を模式的に示す斜視図であ
る。
【図5】 データ収集装置を地上設置型とした場合の設
置方法を模式的に示す斜視図である。
【図6】 集合住宅等の場合の各通信リンクの詳細を示
す模式図である。
【図7】 第2の通信リンクに採用するスペクトラム拡
散通信方式の2.4GHz帯におけるスペクトラム特性
を示すグラフである。
【図8】 本発明の実施の形態2による階層型テレメト
リーシステムにおける各通信リンクの詳細を示す模式図
である。
【図9】 本発明の実施の形態3による階層型テレメト
リーシステムにおける各通信リンクの詳細を示す模式図
である。
【図10】 本発明の実施の形態4による階層型テレメ
トリーシステムにおける各通信リンクの詳細を示す模式
図である。
【図11】 本発明の実施の形態5による階層型テレメ
トリーシステムにおける各通信リンクの詳細を示す模式
図である。
【図12】 本発明の実施の形態6による階層型テレメ
トリーシステムにおける各通信リンクの詳細を示す模式
図である。
【符号の説明】
1 水道管 2 建物の壁 at1〜at5 アンテナ bf バッファ bx1 水道検針メータ収納箱 bx2 集中検針盤収納室 cl セル(通信エリア) ct 中央局 cv コンクリート製の蓋 d1 第1の通信リンク d1s セキュリティ用の第1の通信リンク d1w 水道検針用第1の通信リンク d2 第2の通信リンク d3 第3の通信リンク dr 金属扉 et データ収集装置 ets セキュリティ用データ収集装置 etw 水道検針用データ収集装置 fr FRP製の板 ft 一次中継装置 gd 地面 hs 一戸建て住宅 ms 集合住宅 mt1 水道検針メータ mt2 集中検針盤 pl 電柱 rd セル半径 s1 SS一次変調信号 s2 SS二次変調信号 st 二次中継装置
フロントページの続き (72)発明者 羽迫 里志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 岸本 倫典 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 牧 昌弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あるデータを管理する1台のデータ管理
    装置と、 上記データを収集可能な場所に設置された、該データを
    収集するN(2以上の自然数)台のデータ収集装置と、 該N台のデータ収集装置のそれぞれの近辺の無線通信が
    可能な場所に設置され、該N台のデータ収集装置のそれ
    ぞれと通信回線で接続されたN台の一次中継装置と、 該N台の一次中継装置の全てをそのM(Nより小さい自
    然数)台の通信エリアでカバーするように設置され、各
    通信エリア内に有する各一次中継装置と無線通信回線で
    接続されるとともに上記データ管理装置と通信回線でそ
    れぞれ接続されたM台の二次中継装置とを備え、 上記管理装置は、データ通信により、上記二次中継装
    置,及び上記一次中継装置を通じて、任意の上記データ
    収集装置から上記データを取得するものであることを特
    徴とする階層型テレメトリーシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の階層型テレメトリーシ
    ステムにおいて、 全ての上記二次中継装置と上記データ管理装置との間
    を、上記一次中継装置と上記二次中継装置との間の無線
    通信回線より大きい電力の無線通信回線で接続したこと
    を特徴とする階層型テレメトリーシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の階層型テレメトリーシ
    ステムにおいて、 上記M台の二次中継装置の一部のものと上記データ管理
    装置との間を電話回線で、上記M台の二次中継装置の他
    のものと上記データ管理装置との間を、上記一次中継装
    置と上記二次中継装置との間の無線通信回線より大きい
    電力の無線通信回線で接続したことを特徴とする階層型
    テレメトリーシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の階
    層型テレメトリーシステムにおいて、 上記データ収集装置と上記一次中継装置との間の通信回
    線の全てを、上記一次中継装置と上記二次中継装置との
    間の無線通信回線より小さい電力の無線通信回線で構成
    したことを特徴とする階層型テレメトリーシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかに記載の階
    層型テレメトリーシステムにおいて、 上記データ収集装置と上記一次中継装置との間の通信回
    線の少なくとも一部を、有線回線で構成したことを特徴
    とする階層型テレメトリーシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の階
    層型テレメトリーシステムにおいて、 上記一次中継装置と上記二次中継装置との間を、低速周
    波数ホッピング方式を用いた小電力データ通信システム
    の無線通信回線で接続したことを特徴とする階層型テレ
    メトリーシステム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の階
    層型テレメトリーシステムにおいて、 上記データ収集装置は、上記データを上記一次中継装置
    へ間欠的に送信するものであり、 上記一次中継装置は、該間欠的に送信されたデータを保
    持するとともに、上記データ管理装置から上記データを
    送信するよう要求があると、該要求に従って、保持して
    いるデータを送信するものであることを特徴とする階層
    型テレメトリーシステム。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし6のいずれかに記載の階
    層型テレメトリーシステムにおいて、 上記データ収集装置は、上記データを上記一次中継装置
    を通じて上記二次中継装置へ間欠的に送信するものであ
    り、 上記二次中継装置は、該間欠的に送信されたデータを保
    持するとともに、上記データ管理装置から上記データを
    送信するよう要求があると、該要求に従って、保持して
    いるデータを送信するものであることを特徴とする階層
    型テレメトリーシステム。
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