JPH10294508A - レーザ装置 - Google Patents

レーザ装置

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JPH10294508A
JPH10294508A JP9104196A JP10419697A JPH10294508A JP H10294508 A JPH10294508 A JP H10294508A JP 9104196 A JP9104196 A JP 9104196A JP 10419697 A JP10419697 A JP 10419697A JP H10294508 A JPH10294508 A JP H10294508A
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laser
duct
optical path
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JP9104196A
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Satoshi Nishida
聡 西田
Shigeto Takeshima
重人 竹嶌
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象物から戻ってきたレーザ光によりレーザ
発振器内部を溶融させることなく、適正な加工や測定を
行うようにすること。 【解決手段】 出力鏡40をミラー受け52面に保持さ
せるミラーホルダ54とカバー42との間に、レーザ光
を導く筒状の第1光路ダクト44と第2光路ダクト46
とが配置されている。この第1光路ダクト44と第2光
路ダクト46とは、接続部48において一方の端部が他
方の端部に嵌め込まれて接続されている。接続部48の
外周には、伸縮性のあるゴム等のカバー50により密着
して被覆されている。このため、戻ってきたレーザ光が
光路ダクトの内部で反射してもカバー50等に照射され
ないことから溶融屑が発生せず、また、外部から粉塵等
が進入しないため、出力鏡40等の焼損が起こり難くな
って、適正な加工や測定を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ装置に係
り、さらに詳しくは、レーザ発振器から出力されるレー
ザ光を導く光路ダクトを備えたレーザ装置であって、例
えば、生産現場等においてレーザ加工やレーザ測定に用
いられるレーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、製品や部品の製造工程などにおい
てレーザ光が非常に頻繁に使用されつつある。このレー
ザ光は、振幅と波長が一致したコヒーレントな特殊な光
であって、自然光のように波長や振幅が混在しているイ
ンコヒーレントな光と区別される。
【0003】レーザ光は、上記のように波長が同じであ
るため、レンズのような光学系を使って光を集束させる
と非常に高い温度(数万度以上)が得られることから、
加工等に用いることができる。また、上記のように振幅
が同じであるため、光を干渉させると規則正しい干渉縞
が得られることから、レーザ干渉計等により精度の高い
位置測定を行うことができる。
【0004】このようなレーザ光を発生するレーザ装置
は、気体、固体(半導体)、液体等のレーザ物質をポン
ピングして多数の原子を高いエネルギー準位に引き上げ
(励起)、低いエネルギー準位(基底順位)に移行する
際のエネルギー差により多数の原子から光が放出され、
2枚の反射鏡(出力鏡、全反射鏡)が向かい合った共振
器ミラーを用いてレーザ物質の原子に共鳴する波長の光
だけを繰り返し増幅させることにより、波長と振幅の一
致したコヒーレントな光を出力することができる。
【0005】レーザ装置は、使用するレーザ物質によ
り、気体レーザ、固体レーザ、半導体レーザ、液体レー
ザのように分類することができ、用途に応じたレーザ物
質を選択することにより所望の特性を備えたレーザ光を
得ることができる。
【0006】例えば、図6には、従来のレーザ装置にお
ける共振器ミラーの出力鏡100付近の構成を説明する
部分断面図が示され、図において、出力鏡100、真空
容器102、カバー104、光路ダクト106、ミラー
受け108、Oリング110,114,116、ミラー
ホルダ112、カバー118、マイクロメータ120な
どで構成されており、白抜き矢印は出力されるレーザ光
LBを示している。
【0007】図6に示されるように、出力鏡100は、
光を増幅させる共振器ミラーの真空容器102と不図示
のレーザ発振器のカバー104との間に、レーザ光を導
く光路ダクト106等と共に配置されている。出力鏡1
00は、ミラー受け108上に自身が歪まないように密
着配置され、その周囲をミラーホルダ112で覆ってミ
ラー受け108に固定している。そして、ミラー受け1
08、出力鏡100およびミラーホルダ112には、真
空容器102内部を真空に保つため、Oリング110、
112、116をそれぞれ介在させている。
【0008】そして、出力鏡100の調整にあたって
は、レーザ装置を覆っているカバー118の中に手を入
れて、マイクロメータ120を動かすことにより調整が
行われる。その際、レーザ光LBが通る部分は、不用意
にレーザ光LBが人体に接触しないように光路ダクト1
06を配置し、光路ダクト106とミラーホルダ112
との間がカバー118で覆われていて、粉塵やごみ等が
進入するのを防止している。また、不図示の全反射鏡出
力鏡100の角度調整は、マイクロメータ120により
行っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のレーザ装置は構成されているが、以下に述べるような
課題を有している。
【0010】すなわち、出力鏡100および光路ダクト
106を通って出力されるレーザ光LBは、例えば、加
工対象物である不図示のワーク(試料)に照射された大
部分は加工に使用されるが、高反射材を加工する場合や
加工不良が発生した場合は、その一部のレーザ光が反射
されて戻ってくる場合がある。戻ってきたレーザ光は、
発散角が非常に大きいため、通常は光路ダクト106に
反射吸収されて、レーザ発振器まで戻ってくることは数
少ない。
【0011】しかし、従来例の課題を説明する図7に示
されるように、まれに戻ってきたレーザ光BLB1は、
光路ダクト106を通り抜けてミラーホルダ112で反
射したり、光路ダクト106の内壁で反射されてカバー
118に照射されることもあった。このカバー118
は、一般に伸縮性のあるゴムや樹脂等でできているた
め、レーザ光が照射されると熱で溶けたカバーの屑が光
路内に進入してしまい、出力鏡100に付着すると出力
鏡100の焼損を発生させたり、ひいては不図示の全反
射鏡をも焼損させる原因となるという不都合があった。
【0012】また、図7に示されるレーザ光BLB2
は、出力鏡100を通過してミラー受け108の面で反
射され、その反射光が出力鏡100のOリング116に
照射されることがあった。このOリング116もゴム性
でできているため、前述と同様に溶けたOリングの屑が
出力鏡100に付着すると、出力鏡100等の焼損の原
因になるという不都合があった。
【0013】特に、ミラー受け108の出力鏡100が
当接される面は、出力鏡100の取り付け歪みを極力抑
えるための鏡面加工(ダイヤモンドターニングなど)が
施されてレーザ光の反射率が高いことから、Oリング1
16等が一層溶融し易くなるという状況があった。
【0014】さらには、上述したように、出力鏡100
は、ゴム等のカバー118やOリング116が溶けた屑
が付着して、焼損すると、ビームモードの形状が変わっ
たり、レーザ光の出力低下を招くことになり、レーザ加
工が安定して行えなくなるという不都合があった。
【0015】本発明は、かかる従来技術の有する不都合
に鑑みてなれたもので、レーザ発振器側へレーザ光が反
射されて戻ってきても溶融屑等が光路内へ進入するのを
防止し、レーザ光を長期間安定供給して、適正な加工や
測定等を行うことのできるレーザ装置を得ることを第1
の目的とする。
【0016】また、レーザ発振器側へレーザ光が反射さ
れて戻ってきても溶融屑等が出力鏡に付着するのを防止
し、レーザ光を長期間安定供給して、適正な加工や測定
等を行うことができるレーザ装置を得ることを第2の目
的とする。
【0017】また、レーザ発振器側へレーザ光が反射さ
れて戻ってきても溶融屑等が出力鏡に付着するのを防止
するとともに、外部からの粉塵等が出力鏡に付着するの
を防止し、レーザ光を長期間安定供給して、適正な加工
や測定等を行うことのできるレーザ装置を得ることを第
3の目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係るレーザ装置にあっては、レーザ発
振器から出力されるレーザ光を導く光路ダクトを備えた
レーザ装置において、前記光路ダクトは、筒状の複数の
ダクトから成り、前記複数のダクトの端部どうしを接続
する接続部と、前記接続部の外周に密着して被覆する被
覆部材と、を備えているものである。
【0019】これによれば、レーザ光を導く光路ダクト
が筒状の複数のダクトで構成されており、複数のダクト
の端部どうしが接続部で接続され、その接続部の外周が
被覆部材により密着して被覆されている。このように、
被覆部材がダクトの接続部の外周を覆っているため、レ
ーザ光が光路ダクト内に反射されて戻ってきても、被覆
部材に当たらないことから溶融屑が発生せず、また、溶
融屑が光路内に進入するのが防止され、レーザ光を長期
間安定供給することによって、適正な加工や測定等を行
うことができる。
【0020】つぎの発明に係るレーザ装置にあっては、
反射鏡と出力鏡とを含む共振器ミラーで共振させてレー
ザ光を出力するレーザ発振器からのレーザ光を導く光路
ダクトを備えたレーザ装置において、前記光路ダクト
は、筒状の第1ダクトと第2ダクトから成り、前記第1
ダクトおよび第2ダクトのうちいずれか一方のダクトの
端部を他方のダクトの端部に嵌め込んで接続する接続部
と、前記接続部の外周に密着して被覆する被覆部材と、
を備えているものである。
【0021】これによれば、レーザ光を導く光路ダクト
が筒状の第1ダクトと第2ダクトから構成されており、
第1ダクトと第2ダクトのいずれか一方のダクトの端部
が他方のダクトの端部に嵌め込んだ接続部で接続され、
その接続部の外周が被覆部材により密着して被覆されて
いるため、レーザ光が光路ダクト内に反射されて戻って
きても、被覆部材に当たらないので溶融屑が発生せず
に、溶融屑が出力鏡に付着するのが防止され、レーザ光
を長期間安定供給することによって、適正な加工や測定
等を行うことができる。
【0022】つぎの発明に係るレーザ装置にあっては、
前記第1ダクトは、前記出力鏡を保持するミラーホルダ
側に密着させて配置したものである。
【0023】これによれば、出力鏡に対して被覆部材の
溶融屑の付着防止に加えて、外部からの粉塵等が出力鏡
に付着するのが防止され、一層レーザ光を長期間安定供
給して、適正な加工や測定等を行うことができる。
【0024】つぎの発明に係るレーザ装置にあっては、
前記出力鏡は、前記レーザ発振器のレーザ光の出力口端
面に出力鏡の一側を当接させるミラー受けと、該ミラー
受けに対して出力鏡の他側から出力鏡を覆って固定する
ミラーホルダとで保持され、前記ミラーホルダをレーザ
光が通過する空洞部の径と前記ミラー受けをレーザ光が
通過する空洞部の径とが同じか、あるいはミラー受けの
空洞部の径の方が大きいものである。
【0025】これによれば、レーザ光の出力先から出力
鏡側を見た場合のミラーホルダとミラー受けの空洞部の
径が同じか、ミラー受けの空洞部の径の方が大であるた
め、戻ってきたレーザ光がミラー受けで反射される可能
性が非常に小さくなることから、出力鏡に対して被覆部
材等の溶融屑が付着するのを防ぎ、長期間安定したレー
ザ光を供給することで、適正な加工や測定等を行うこと
ができる。
【0026】つぎの発明に係るレーザ装置にあっては、
前記第1ダクトの筒径は、前記ミラーホルダの空洞部の
径と同じか、あるいは第1ダクトの筒径の方が小さいも
のである。
【0027】これによれば、レーザ光の出力先から出力
鏡側を見た場合の第1ダクトの筒径とミラーホルダの空
洞部の径が同じか、第1ダクトの筒径の方が小さいた
め、戻ってきたレーザ光がミラーホルダで反射される可
能性が非常に小さくなることから、出力鏡に対して被覆
部材の溶融屑の付着を防ぎ、長期間安定したレーザ光を
供給することで、適正な加工や測定等を行うことができ
る。
【0028】つぎの発明に係るレーザ装置にあっては、
前記ミラー受けの前記出力鏡との当接面と前記ミラーホ
ルダのレーザ光が出力される側の面の少なくとも一方の
面が無反射処理されているものである。
【0029】これによれば、反射されて戻ってきたレー
ザ光が、出力鏡近辺に設けられたミラー受けやミラーホ
ルダに当たっても、再度反射されることがなくなり、レ
ーザ光による溶融屑の生成が防止され、レーザ光の光路
内に溶融屑が進入しなくなり、レーザ光を長期間安定供
給することによって、適正な加工や測定等を行うことが
できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るレーザ装置
の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0031】(実施の形態1)図1には、実施の形態1
に係るレーザ装置10の全体構成図が示され、図2に
は、図1の出力鏡ユニット20の拡大断面図が示されて
いる。この実施の形態1に係るレーザ装置10は、ワー
ク34を所望の位置に移動させ、発生させたレーザ光を
集束させて照射しながら加工を行うレーザ加工装置とし
て実施したものである。
【0032】このレーザ装置10は、図1において、加
工用のレーザ光を発生させるレーザ発振器12と、レー
ザ発振器12から出力させるレーザ光LBを集束させて
ワーク32へ導く光学系と、ワークを保持して水平移動
制御を行うステージ34と、レーザ発振器12およびス
テージ34を制御する制御装置36とを備えている。
【0033】レーザ発振器12は、ここでは炭酸(CO
2 )ガスをレーザ物質として用いた炭酸ガスレーザであ
って、内部にCO2 ガスを含む混合ガスが充填されてい
る。また、内部には、CO2 ガスを励起させるガス放電
用の放電電極16が平行に配置されるとともに、その両
端部に光を共振させて増幅させる共振器ミラーとしての
全反射鏡18と、出力鏡ユニット20とが設けられ、さ
らに、上述した混合ガスを攪拌して循環させる送風機2
2が設けられている。
【0034】そして、上記各部を駆動させる電源は、電
源部24から供給される。全反射鏡18と出力鏡ユニッ
ト20との間で増幅されて、出力鏡ユニット20を通過
して出力されるレーザ光は、外部シャッタ26により照
射方向やビーム径等が調節される。なお、実施の形態1
に係る特徴的な出力鏡ユニット20の具体的な構成につ
いては、図2を用いて後述する。
【0035】光学系は、レーザ発振器12の外部シャッ
タ26を通過して出力されるレーザ光の光路をワーク3
2側へ屈折させる全反射鏡28と、その全反射鏡28で
反射されたレーザ光LBを集束させるレンズ30とで構
成されている。図1では、光学系を全反射鏡28とレン
ズ30だけで図示しているが、実際には光学特性を補正
する必要から複数のレンズ群や反射鏡等を用いている。
【0036】ステージ34は、ワーク32を載置した状
態で精度良く水平方向(X軸,Y軸等の2次元方向)に
移動可能なものであって、レーザ光を所定地点に集束さ
せた照射地点を固定しておき、ワーク32の方を動かす
ことによって所望の形状にレーザ加工を行うものであ
る。
【0037】制御装置36は、CPU(Central Proces
sing Unit)などで構成されており、不図示の入力部から
のコマンド入力や、内蔵メモリに予め記憶されているプ
ログラムにしたがって、上記ステージ34およびレーザ
発振器12の各部を制御するものである。
【0038】例えば、ワーク32を所望の形状にレーザ
加工する場合、制御装置36は、レーザ発振器12内の
送風機22を回転させ、放電電極16に電源部24から
印加する電圧を変化させてレーザ出力をコントロール
し、レーザ光の出力信号が入力されると放電電極16へ
高電圧を投入してレーザ混合ガスを放電させて励起し、
励起されたレーザ混合ガスが基底順位へ落ちる際に放出
された光を増幅させてレーザ光を出力させたり、ワーク
32を載置したステージの位置制御等が行われる。
【0039】つぎに、この実施の形態1に係る出力鏡ユ
ニット20付近の構成を図2を用いて説明する。図2に
示されるように、出力鏡ユニット20における出力鏡4
0は、真空容器14とレーザ発振器12のカバー42と
の間に、レーザ光を導く第1ダクトとしての第1光路ダ
クト44と、第2ダクトとしての第2光路ダクト46と
共に配置されている。
【0040】このように、この実施の形態1の特徴的な
構成は、レーザ発振器12から出力されたレーザ光を導
く筒状の光路ダクトが複数で構成されており、光路ダク
トの一方(第2光路ダクト46)に対して他方(第1光
路ダクト44)を嵌め込んで接続され(接続部48にか
み合わせ形状を採用したり、光路ダクト自体の径を変え
たりする)、その接続部48の外周を被覆部材としての
カバー50で覆っている点である。
【0041】この第1光路ダクト44と第2光路ダクト
46の接続部48における両者の隙間は、1mm以下と
なるように精度良く加工されているため、ワーク32か
らレーザ光が反射されて戻ってきても、この隙間を通り
抜けてカバー50に照射されることはない。また、カバ
ー50は、ここでは弾力性のあるゴム材等で構成されて
おり、両光路ダクト44、46の接続部48の段差を十
分吸収できる伸びを持って密着されているため、外部か
ら粉塵などが光路内49に入り込まない構造になってい
る。
【0042】また、この実施の形態1では、第1光路ダ
クト44を後述するミラーホルダ54に対して着脱可能
な固定具(例えば、ビス)により密着固定されている。
もう一方の、第2光路ダクト46は、カバー42に対し
て着脱可能な固定具(ビス等)で密着固定されている。
このように、光路ダクト44、46と出力鏡40を保持
するミラーホルダ54との間を密着させているため、周
囲からの粉塵等が光路内に進入するのを確実に防御して
いる。
【0043】また、出力鏡40は、自身が歪まないよう
に鏡面加工されたミラー受け52上に出力鏡40が密着
配置され、ミラーホルダ54によりその周囲を覆って確
実に保持している。また、ミラー受け52と、出力鏡4
0と、ミラーホルダ54とは、それぞれOリング56、
58、60を介在させてシーリングされている。
【0044】さらに、出力鏡40は、もう一方の共振器
ミラーの全反射鏡18(図1参照)との間で角度を調整
する際に、ミラー受け52に取り付けられたマイクロメ
ータ62を調節することにより、真空容器14との間隔
を変えて調整される。
【0045】つぎに、図1のレーザ装置10におけるレ
ーザ加工動作について簡単に説明する。まず、制御装置
36は、オペレータにより動作開始のコマンドが入力さ
れると、起動信号を電源部24に出力して起動させ、レ
ーザ発振器12の送風機22に電源を供給して回転さ
せ、内部に充填したCO2 ガスを含むレーザ混合ガスを
循環させる。
【0046】この状態で、制御装置36からレーザ光の
出力信号が来ると、放電電極16へ高電圧が印加され、
放電させてレーザ混合ガスを励起する。励起されたレー
ザ混合ガスは、基底順位へ移行する際に光を放出する。
この放出された光は、全反射鏡18と出力鏡40との間
で反射増幅されて、指令出力相当のレーザ光LBが取り
出される。
【0047】このようにして、レーザ発振器12から取
り出されたレーザ光LBは、全反射鏡28でワーク32
の方向へ屈折反射され、レンズ30で集束されて、ワー
ク32上の所定位置に照射されて加工が行われる。ワー
ク32は、テーブル34上に載置されており、制御装置
36からの制御信号によりテーブル34を移動制御し
て、さまざまな形状にレーザ加工される。
【0048】レーザ加工のためにワーク32に照射され
たレーザ光は、そのほとんどが加工に使用されるが、一
部が反射されて照射経路を逆方向に進み、出力鏡ユニッ
ト20まで戻ることがあった。この戻ってきたレーザ光
は、図2に示されるように、レーザ光BLB10の場
合、第1光路ダクト44と第2光路ダクト46との接続
部48の内側段差部で反射されたり、また、レーザ光B
LB12のように第1光路ダクト44の内壁とミラーホ
ルダ54とでそれぞれ反射されて、そのままカバー42
外へレーザ光が出射されている。
【0049】このように、この実施の形態1に係るレー
ザ装置によれば、筒状の複数の光路ダクト44、46が
互いに嵌め込まれて接続されており、その接続部48の
外周がカバー50で覆われているため、戻ってきたレー
ザ光が第1光路ダクト44と第2光路ダクト46との間
の隙間に入ってカバー50を溶融させることもなくな
り、また、外部から粉塵等が光路内へ進入するのを防ぐ
ことができる。
【0050】以上説明したように、この実施の形態1に
よると、レーザ発振器12の出力鏡40から出力される
レーザ光を導く光路ダクト44、46が複数から成り、
一方が他方に嵌まり込んで接続され、その接続部48の
外周にカバー50を密着して被覆されているため、反射
レーザ光がカバー50に照射されずに溶融屑が発生せ
ず、また、光路ダクト44、46内に粉塵等の進入を防
止することができることから、出力鏡40や全反射鏡1
8を焼損させることがなくなり、出力鏡40や全反射鏡
18のような消耗部品の消耗度を軽減することができ
る。
【0051】また、上記したように、出力鏡40の消耗
度が低下すれば、機械を止めてメンテナンスを行う期間
を延ばすことが可能となり、長期間安定したレーザビー
ムが得られることから、精度の高い加工や測定が行える
信頼性の高いレーザ装置とすることができる。
【0052】なお、上記実施の形態1では、カバー50
を段差を十分吸収できる伸縮性のあるゴム等で光路ダク
トの外周に密着させていたが、これに限定されるもので
はなく、第1光路ダクト44と第2光路ダクト46との
外形に合わせた段付き構造を採用しても良い。こうする
ことにより、接続部48とカバー50の密着性が一層良
好となり、粉塵がダクト内に進入するのを確実に防ぐこ
とができる。
【0053】また、上記実施の形態1では、第1光路ダ
クト44と第2光路ダクト46とのダクト径を同じにし
ても、接続部48の一方の断面形状をL字型とし、他方
の断面形状を逆L字型として、相互にかみ合わせながら
嵌め込む構造(例えば、釣り竿や印籠継ぎ手のような構
造)を採用しても良い。
【0054】光路ダクト44、46の接続部48をこの
ように構成すれば、充分に粉塵等の進入やレーザ光の漏
れによるカバーの溶融を防止することが可能となり、そ
の上、接続部48における段差が解消されることから、
従来のカバーをそのまま流用することができ、特別に弾
力性のあるカバーを使う必要がなくなるという利点があ
る。
【0055】さらに、上記実施の形態1では、レーザ装
置として炭酸ガスレーザ装置を例にとって説明したが、
他のレーザ物質を用いた固体レーザやその他のレーザ装
置を用いるものであっても、上記構成を採用すれば、同
様の効果を期待することができる。
【0056】また、上記実施の形態1では、この構成を
レーザ発振器12のカバー42内部の光路ダクトの構造
として説明したが、もちろんこれに限定されるものでは
なく、図1に示されるように、レーザ発振器12から出
力されたレーザ光LBがワーク32に照射されるまでの
光学系を含む光路においても、上記構成を適用すること
で同様の好適な効果を得ることができる。
【0057】また、上記実施の形態1では、ミラーホル
ダ54に対して第1光路ダクト44を直接密着させてい
たが、その間に例えばOリングなどを介在させるように
しても良い。これにより、両者の密着度が高まるため、
一層防塵性を高めることができる。
【0058】(実施の形態2)つぎに、本発明の実施の
形態2を図3に基づいて説明する。ここで、前述した実
施の形態1と同一若しくは同等の構成部分については同
一の符号を付すとともにその説明を簡略化し若しくは省
略するものとする。
【0059】図3には、実施の形態2に係るレーザ装置
の出力鏡ユニット20の断面図が示されている。この実
施の形態2に係る出力鏡ユニット20の特徴的な構成
は、レーザ光を通過させる直径L1 の空洞部としての開
口部70が形成されたミラーホルダ54と、レーザ光を
通過させる直径L2 の空洞部としての開口部72が形成
されたミラー受け52とを備えている場合に、これらの
開口部の直径L1 とL2の大小関係が、L1 =L2 又は
1 <L2 の関係にある点である。ここでは、図3に示
されるように、ミラーホルダ54の開口部70の径L1
は、ミラー受け52の開口部72の径L2 よりも小さく
構成されている。
【0060】このように構成したのは、反射されて戻っ
てきた(紙面右方向から左方向へ照射される)レーザ光
は、ミラーホルダ54とミラー受け52の位置関係か
ら、ミラーホルダ54の開口部70からミラー受け52
の開口部72へと通過することから、開口径が同じか
(L1 =L2 )奥に行くに従って広がるように構成する
ことにより(L1 <L2 )、出力鏡40が当接されたミ
ラー受け52の面でレーザ光が反射されないようにする
ためである(図7のレーザ光BLB2参照)。
【0061】つぎに、その動作について説明する。この
実施の形態2では、ミラーホルダ54の開口部70の径
1 がミラー受け52の開口部72の径L2 よりも小さ
く構成されていることから、ワークなどで反射されて戻
ってきたレーザ光のうち、ミラー受け52の出力鏡40
の当接面に当たるような反射光はミラーホルダ54に遮
られて通過することができなくなる(図7のレーザ光B
LB2参照)。
【0062】このため、出力鏡40のOリング60にレ
ーザ光が当たって溶融されることが無くなり、溶融屑が
出力鏡40に付着するのが防止されて、出力鏡40や全
反射鏡18の焼損を防止することができる。
【0063】従って、この実施の形態2によれば、出力
鏡40の消耗度が大幅に軽減することができるので、機
械を止めて行うメンテナンスの間隔を非常に長く設定す
ることができ、レーザビームを長期間安定供給できるの
で、長期間安定した信頼性の高い加工や測定を行うこと
ができる。
【0064】(実施の形態3)つぎに、本発明の実施の
形態3を図4に基づいて説明する。ここで、前述した実
施の形態1、2と同一若しくは同等の構成部分について
は、同一の符号を付すとともにその説明を簡略し若しく
は省略するものとする。
【0065】図4には、実施の形態3に係るレーザ装置
の出力鏡ユニット20の断面図が示されている。この実
施の形態3に係る出力鏡ユニット20の特徴的な構成
は、ミラーホルダ54の開口部70の直径L1 と第1光
路ダクト44の内径L3 との大小関係が、L3 =L1
はL3 <L1 とした点に特徴がある。ここでは、図4に
示されるように、第1光路ダクト44の内径L3 は、ミ
ラーホルダ54の開口部70の直径L1 よりも小さく構
成されている。
【0066】このように構成したのは、第1光路ダクト
44の内径L3 がミラーホルダ54の開口部70の直径
1 と同じか(L3 =L1 )、小さくしたことにより
(L3<L1 )、反射されて戻ってきたレーザ光がミラ
ーホルダ54の面に当たって反射されるのを防止するた
めである(図7のレーザ光BLB1参照)。
【0067】つぎに、その動作について説明する。この
実施の形態3では、ミラーホルダ54の開口部70の直
径L1 よりも第1光路ダクト44の内径L3 の方が小さ
く構成されている。これを仮に上記構成とは逆に、第1
光路ダクト44の内径L3 よりミラーホルダ54の開口
部70の直径L1 の方を小さくした場合は、戻ってきた
レーザ光がミラーホルダ54に当たって反射される。
【0068】この反射されたレーザ光は、図4に示され
るように第1光路ダクト44とミラーホルダ54とが密
着している場合であればそれほど問題とはならないが、
図7に示される従来例のように、光路ダクトとミラーホ
ルダとが離れていて、その間がゴム性のカバー等で覆わ
れている場合は、その反射光がカバーに照射されてカバ
ーの溶融屑が出力鏡に付着し易くなる。
【0069】そこで、この実施の形態3では、ミラーホ
ルダ54の開口部70の直径L1 と第1光路ダクト44
の内径L3 とが同じか、または第1光路ダクト44の内
径L 3 の方を小さく構成することにより(逆に、ミラー
ホルダ54の開口部70の直径L1 の方を大きく構成し
ても良い)、レーザ光が光路ダクト内へ戻ってきても、
ミラーホルダ54の面で反射されることがなくなる。
【0070】従って、戻ってきたレーザ光により溶融屑
が生成されて出力鏡40等に付着することがなくなるた
め、出力鏡40や全反射鏡18のような消耗部品の消耗
度を大幅に軽減することができる。
【0071】このように、この実施の形態3によれば、
出力鏡40の消耗度が大幅に軽減することができるの
で、機械を止めて行うメンテナンスの間隔を非常に長く
設定することができ、レーザビームを長期間安定供給で
きるので、長期間安定した信頼性の高い加工や測定を行
うことができる。
【0072】(実施の形態4)つぎに、本発明の実施の
形態4を図5に基づいて説明する。ここで、前述した実
施の形態1〜3と同一若しくは同等の構成部分について
は、同一の符号を付すとともにその説明を簡略し若しく
は省略するものとする。
【0073】図5には、実施の形態4に係るレーザ装置
の出力鏡ユニット20の段面図が示されている。この実
施の形態4にかかる出力鏡ユニット20の特徴的な構成
は、図5中に示される太い実線で示した、ミラー受け5
2の出力鏡40と当接する面が無反射処理面74やミラ
ーホルダ54の面が無反射処理面76とした点にある。
【0074】この無反射処理が施される面は、ミラー受
け52あるいはミラーホルダ54のいずれか一方であっ
てもよいが、ミラー受け52およびミラーホルダ54の
両方に施すことがより望ましい。この無反射処理は、レ
ーザ光が照射された場合に反射光が出ないようにした
り、あるいは反射光が出ても減衰した光となるようにす
るものである。
【0075】無反射処理を施す場合は、照射されるレー
ザ光の波長に合わせて処理を変える必要があり、例え
ば、CO2 レーザの場合は、アルマイト処理を実施する
ことにより、照射されたレーザ光を殆ど反射させないよ
うにすることができる。
【0076】つぎに、動作について説明する。ワークな
どから反射されて戻ってきたレーザ光BLB14は、無
反射処理が施されていない通常のミラー受け52やミラ
ーホルダ54の面で反射されても、まだ高いエネルギー
を持っているためOリングやカバーに照射されると溶融
させて、溶融屑を発生させる原因となっていた。
【0077】そこで、この実施の形態4では、溶融屑の
発生の原因となりやすい反射面として、ミラー受け52
(特に、出力鏡40との当接面)やミラーホルダ54の
面があり、使用するレーザ光の波長に合った無反射処理
がこれらの面に施されるようにする。
【0078】レーザ光の反射光は、通常、レーザビーム
の波長が主成分であるので、レーザ発振器12から出力
される波長に合わせた無反射処理、例えば、炭酸(CO
2 )ガスレーザでは、アルマイト処理などを実施するこ
とにより、反射光が反射されない無反射処理面74、7
6を形成することができ、Oリングやカバーの溶融を防
止することができる。
【0079】図5には、レーザ光BLB14、16が、
無反射処理面74、76にそれぞれ当たっても、反射光
が発生しない状態が示されている。
【0080】以上述べたように、この実施の形態4で
は、ミラー受け52やミラーホルダ54の面に無反射処
理を施すことにより、ワーク等から戻ってきたレーザ光
がそれらの面に当たっても反射されないため、Oリング
やカバーの溶融が起こらず、ひいては、出力鏡に溶融屑
などが付着するのを防止することができる。
【0081】その結果、出力鏡40のような消耗部品の
消耗度を軽減させることができるため、機械を止めて行
うメンテナンス間隔が長くなり、レーザビームを長期間
安定に供給することができ、長期間安定した信頼性の高
い加工や測定を行うことが可能になった。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るレ
ーザ装置によれば、レーザ発振器側へレーザ光が反射さ
れて戻ってきても溶融屑等が光路内へ進入するのを防止
し、レーザ光を長期間安定供給して、適正な加工や測定
等を行うことができる。
【0083】つぎの発明に係るレーザ装置によれば、レ
ーザ発振器側へレーザ光が反射されて戻ってきても溶融
屑等が出力鏡に付着するのを防止し、レーザ光を長期間
安定供給して、適正な加工や測定等を行うことができ
る。
【0084】つぎの発明に係るレーザ装置によれば、レ
ーザ発振器側へレーザ光が反射されて戻ってきても溶融
屑等が出力鏡に付着するのを防止するとともに、外部か
らの粉塵等が出力鏡に付着するのを防止し、レーザ光を
長期間安定供給して、適正な加工や測定等を行うことが
できる。
【0085】つぎの発明に係るレーザ装置によれば、レ
ーザ光の出力先から出力鏡側を見た場合のミラーホルダ
とミラー受けの空洞部の径が同じか、ミラー受けの空洞
部の径の方が大であるため、戻ってきたレーザ光がミラ
ー受けで反射される可能性が非常に小さくなることか
ら、出力鏡に対して被覆部材等の溶融屑が付着するのを
防ぎ、長期間安定したレーザ光を供給することで、適正
な加工や測定等を行うことができる。
【0086】つぎの発明に係るレーザ装置によれば、レ
ーザ光の出力先から出力鏡側を見た場合の第1ダクトの
筒径とミラーホルダの空洞部の径が同じか、第1ダクト
の筒径の方が小さいため、戻ってきたレーザ光がミラー
ホルダで反射される可能性が非常に小さくなることか
ら、出力鏡に対して被覆部材の溶融屑の付着を防ぎ、長
期間安定したレーザ光を供給することで、適正な加工や
測定等を行うことができる。
【0087】つぎの発明に係るレーザ装置によれば、反
射されて戻ってきたレーザ光が、出力鏡近辺に設けられ
たミラー受けやミラーホルダに当たっても、再度反射さ
れることがなくなり、レーザ光による溶融屑の生成が防
止され、レーザ光の光路内に溶融屑が進入しなくなり、
レーザ光を長期間安定供給することによって、適正な加
工や測定等を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るレーザ装置の
全体構成図である。
【図2】 図1に示した出力鏡ユニットの拡大断面図で
ある。
【図3】 この発明の実施の形態2に係るレーザ装置の
出力鏡ユニットの拡大断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態3に係るレーザ装置の
出力鏡ユニットの拡大断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態4に係るレーザ装置の
出力鏡ユニットの拡大断面図である。
【図6】 従来例に係るレーザ装置の出力鏡ユニットの
拡大断面図である。
【図7】 従来例に係る課題を説明する出力鏡ユニット
の拡大断面図である。
【符号の説明】
12 レーザ発振器、18 反射鏡、40 出力鏡、4
4 第1光路ダクト(第1ダクト)、46 第2光路ダ
クト(第2ダクト)、48 接続部、50 カバー(被
覆部材)、52 ミラー受け、54 ミラーホルダ、7
0,72 開口部(空洞部)、LB レーザ光。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振器から出力されるレーザ光を
    導く光路ダクトを備えたレーザ装置において、 前記光路ダクトは、筒状の複数のダクトから成り、 前記複数のダクトの端部どうしを接続する接続部と、 前記接続部の外周に密着して被覆する被覆部材と、 を備えたことを特徴とするレーザ装置。
  2. 【請求項2】 反射鏡と出力鏡とを含む共振器ミラーで
    共振させてレーザ光を出力するレーザ発振器からのレー
    ザ光を導く光路ダクトを備えたレーザ装置において、 前記光路ダクトは、筒状の第1ダクトと第2ダクトから
    成り、 前記第1ダクトおよび第2ダクトのうちいずれか一方の
    ダクトの端部を他方のダクトの端部に嵌め込んで接続す
    る接続部と、 前記接続部の外周に密着して被覆する被覆部材と、 を備えたことを特徴とするレーザ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1ダクトは、前記出力鏡を保持す
    るミラーホルダ側に密着させて配置したことを特徴とす
    る請求項2に記載のレーザ装置。
  4. 【請求項4】 前記出力鏡は、前記レーザ発振器のレー
    ザ光の出力口端面に出力鏡の一側を当接させるミラー受
    けと、該ミラー受けに対して出力鏡の他側から出力鏡を
    覆って固定するミラーホルダとで保持され、 前記ミラーホルダをレーザ光が通過する空洞部の径と前
    記ミラー受けをレーザ光が通過する空洞部の径とが同じ
    か、あるいはミラー受けの空洞部の径の方が大きいこと
    を特徴とする請求項2に記載のレーザ装置。
  5. 【請求項5】 前記第1ダクトの筒径は、前記ミラーホ
    ルダの空洞部の径と同じか、あるいは第1ダクトの筒径
    の方が小さいことを特徴とする請求項2に記載のレーザ
    装置。
  6. 【請求項6】 前記ミラー受けの前記出力鏡との当接面
    と前記ミラーホルダのレーザ光が出力される側の面の少
    なくとも一方の面が無反射処理されていることを特徴と
    する請求項1〜5のいずれか一つに記載のレーザ装置。
JP9104196A 1997-04-22 1997-04-22 レーザ装置 Pending JPH10294508A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4762471B2 (ja) * 1999-11-11 2011-08-31 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ アルミニウム物体よりなる陽極酸化層のマーキング
JP2017017194A (ja) * 2015-07-01 2017-01-19 三菱電機株式会社 炭酸ガスレーザ増幅器、炭酸ガスレーザ発振器および炭酸ガスレーザ発振−増幅システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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