JPH10292002A - パラレル重合法及び装置 - Google Patents

パラレル重合法及び装置

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JPH10292002A
JPH10292002A JP10310797A JP10310797A JPH10292002A JP H10292002 A JPH10292002 A JP H10292002A JP 10310797 A JP10310797 A JP 10310797A JP 10310797 A JP10310797 A JP 10310797A JP H10292002 A JPH10292002 A JP H10292002A
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hydrogen
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崇弘 明石
Takahiro Mamiyouda
間明田  隆裕
Teruhisa Kojima
輝久 小島
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J8/00Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
    • B01J8/18Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with fluidised particles
    • B01J8/24Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with fluidised particles according to "fluidised-bed" technique
    • B01J8/26Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with fluidised particles according to "fluidised-bed" technique with two or more fluidised beds, e.g. reactor and regeneration installations

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パラレル重合法において、各重合反応器に気
液、気固分離ドラムやフラッシュドラムを設置したり蒸
留等の設備を設置したりすることなく、簡便且つ経済的
な装置で実施できる方法及び装置を提供することを課題
とする。 【解決手段】 相互に並行に設置された複数の重合反応
器内で水素を含有するガスの存在下にオレフィンを重合
し、得られたオレフィン重合体を前記ガスとともに混合
器へ導入して混合するパラレル重合法において、混合器
内のガスの少なくとも一部を抜き出して水素化反応器に
通し、その中の水素をオレフィンに付加させて該ガスを
水素化処理した後、水素化処理後のガスを再び各重合反
応器に供給することにより循環ガスの水素濃度を低下さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の重合反応器
で別個にポリマーを並行して製造した後これらを混合し
て目標とする物性を有する製品を得るパラレル重合法に
関し、詳しくは、循環ガスを水添処理する工程を含む、
簡便且つ経済的なパラレル重合法及びパラレル重合装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のプラスチック分野の多様化に伴
い、求められるプラスチックの製品物性も多種多様とな
っている。このような状況下では、目標とする製品物性
を得るためには単段重合や連続多段重合では達成できな
いことがある。この場合、全く別個に製造した樹脂同士
をドライブレンドしたり溶融ブレンドしたりする方法
や、パラレル重合を実施する方法などが知られている。
【0003】ドライブレンド法は、一旦個別にペレタイ
ズされたり包装されたりしたものを混合する方法である
から、目標製品を製造するのに不要な手間とエネルギー
を要することとなり、コスト高になりがちであり、更に
大量生産の製品には不適であった。
【0004】一方、大量生産の製品を得る方法として
は、個別の重合反応器で各々異なった物性の製品を製造
し、それらをホッパーやミキシングドラム等の混合器で
混合後、ペレタイズしたり包装したりするパラレル重合
法が知られていた。この場合、未反応モノマー(コモノ
マーを含む)や、液相重合の場合は溶媒が各重合反応器
で共通していたり、一方のモノマー種類が他方のモノマ
ー種類と同一若しくは少なく且つその重合反応器の水素
濃度が他方のそれと同一若しくは低い場合は、かかるホ
ッパーやドラム等の混合器を同時に気液、気固分離ドラ
ムやフラッシュドラムとして使用し、そこで分離された
ガスを重合反応器へ循環させても何ら問題はないため、
これらの混合器を各重合反応器に共通の分離ドラムやフ
ラッシュドラム等として使用することが可能であり、重
合反応器が複数あっても共通に使用できるため経済的で
ある。
【0005】しかし、それ以外の場合、例えば一方の重
合反応器の水素濃度が高くコモノマー種類が少ないのに
対し他方の重合反応器の水素濃度が低くコモノマー種類
が多い場合や、一方の重合反応器では水素濃度が高い条
件で単独重合体を製造し、他方の重合反応器では水素濃
度の低い条件で共重合体を製造する場合などにおいて
は、各重合反応器から排出される未反応モノマーや水素
が混合器内で混合された後循環ガスとして重合反応器に
導入されると、重合反応器内の重合条件が変化する場合
がある。このため、そのような未反応モノマーや水素を
そのまま循環ガスとして使用することができないので、
各々の重合反応器に対し気液分離ドラム、気固分離ドラ
ム、フラッシュドラム等を予め設置する必要があり、ま
た各々のコモノマーや水素の混入許容レベルによっては
循環ガスを更に不活性ガス等によりパージしたり、循環
ガス又はその混合物を別途蒸留により分離したりする必
要が生じることがあった。
【0006】特に、水素を他の揮発成分から分離するこ
とは容易ではなく、コストアップの原因となりがちであ
った。水素濃度のコントロールにおいては、水素濃度を
増加させるのは容易であるが、減少させることは容易で
はなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、複数の重合
反応器で各々異なった物性のポリマーを並行して製造し
た後、それらを共通の混合器で混合して所望の物性の製
品を得るパラレル重合法において、各重合反応器に気
液、気固分離ドラムやフラッシュドラムを設置したり蒸
留等の設備を設置したりすることなく、簡便且つ経済的
な装置で実施できる方法及び装置を提供することを課題
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、パラレル
重合法において、混合器と重合反応器との間の循環ガス
を水素化反応器に通して該ガス中の水素濃度を効率よく
制御すること、特に水素濃度を効率よく低減させること
により、混合器を同時に気液、気固分離ドラム又はフラ
ッシュドラムとしても使用することが可能となり、かか
る混合器を各重合反応器に共通の分離ドラムやフラッシ
ュドラムとして共用できることを見出し、本発明を完成
した。
【0009】すなわち、本発明は、相互に並行に設置さ
れた複数の重合反応器内で水素を含有するガスの存在下
にオレフィンを重合する工程と、各重合反応器で得られ
たオレフィン重合体を前記ガスとともに混合器へ導入し
て混合する工程とを含むパラレル重合法において、前記
混合器内のガスの少なくとも一部を抜き出し、次いで該
抜き出したガス中の水素をオレフィンに付加させて該ガ
スを水素化処理した後、前記水素化処理後のガスを前記
重合反応器の少なくとも一つに再び供給することを特徴
とするパラレル重合法を提供するものである。
【0010】また、本発明は、水素を含有するガスの存
在下でオレフィンを重合するための相互に並行に設置さ
れた複数の重合反応器と、各重合反応器で得られたオレ
フィン重合体を混合するための混合器と、該混合器から
抜き出したガス中の水素をオレフィンに付加させて該ガ
スを水素化処理するための水素化反応器とからなり、水
素化反応器を前記重合反応器の少なくとも一つと混合器
とに接続し、混合器から抜き出したガスを水素化反応器
に導入して水素化処理し、該水素化処理後のガスを該重
合反応器の少なくとも一つに供給してガスを循環させ、
これにより循環ガス中の水素濃度を低下させるようにし
たことを特徴とするパラレル重合装置を提供するもので
ある。
【0011】本発明は、パラレル重合法、特に一方は水
素濃度が高くてコモノマー種類が少なく、他方は水素濃
度が低くてコモノマー種類が多い場合や、一方の重合反
応器で水素濃度が高い条件で単独重合体を製造し、他方
の重合反応器で水素濃度の低い条件で共重合体を製造す
る場合などに、各重合反応器に気液、気固分離ドラムや
フラッシュドラムを設置したり蒸留等の設備を設置した
りすることなく、簡便且つ経済的な装置で実施できる方
法である。
【0012】尚、本発明のパラレル重合法においては、
重合形態は気相重合、塊状重合、溶液重合、懸濁重合の
いずれであってもよく、また複数の重合反応器の相互に
おいて異なる重合形態を採用していてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明の方法は、気相重合、塊状重合、溶液重
合、懸濁重合のいずれに対しても適用でき、各重合法特
有の反応器、反応条件の差以外、本発明の構成に関して
は、何ら差がないので、特に断らない限り区別せずに説
明する。
【0014】本発明のパラレル重合法は、相互に並行に
設置された複数の重合反応器内で水素を含有するガスの
存在下にオレフィンを重合する重合工程と、各重合反応
器で得られたオレフィン重合体を前記ガスとともに混合
器へ導入して混合する混合工程と、前記混合器内のガス
の少なくとも一部を抜き出して前記重合反応器の少なく
とも一つに再び供給することによりガスを循環させる循
環工程とを含む。そして、水素をオレフィンに付加させ
て水素化処理するための水素化反応器を前記重合反応器
の少なくとも一つと混合器との間に接続し、前記循環ガ
スを水素化反応器に通して該ガス中の水素をオレフィン
に付加させた後、水素化処理後のガスを該重合反応器の
少なくとも一つに再び供給することによって循環ガス中
の水素濃度を低下させることを特徴とする。
【0015】(1)重合工程 本発明の重合工程に使用される重合反応器は、水素を含
有する気相(ガス)の存在下でオレフィンを重合できる
ものであれば、回分(バッチ)式の重合反応器でも連続
式の重合反応器(単段又は多段重合反応器)でもよい。
また、一般に、水素を含む気相の存在下で行う重合方法
としては、塊状重合、溶液重合、懸濁重合、気相重合等
が挙げられ、本発明のパラレル重合法はこれらのいずれ
の重合方法を採用するものであってもよい。
【0016】本発明では、このような重合反応器を複数
用い、これらを相互に並行に設置して各重合反応器内
で、水素を含むガスの存在下にオレフィンを重合する。
この場合、気相(ガス)中には水素が含まれるが、気相
重合では、ガス中の水素濃度範囲は5%以下、好ましく
は2%以下であるのがよい。水素濃度が5%を超える程
高くても本発明方法を実施する上で特に支障はないが、
重合反応器内で生成するオレフィン水素化物(例えばエ
タン、プロパン)の濃度が高くなり、結果的に系外に抜
き出す必要が生じるので、余り高すぎるのは好ましくな
い。
【0017】また、液相重合では、気相中の水素は10
%以下、好ましくは2%以下である。メタロセン触媒を
用いて重合を行う場合は、気相重合においては気相中の
水素濃度が0.1%以下、好ましくは0.01%以下、
液相重合では1%以下、好ましくは0.2%以下であ
る。
【0018】本発明の方法では、重合方法や他の重合条
件等に応じて、重合反応器内の水素濃度が上記のような
範囲を保つように循環ガスの水素濃度を迅速に調節する
ことができる。
【0019】本発明において、重合反応器で製造するポ
リマーとしては、ホモポリマーでも、コポリマーでもよ
い。重合されるオレフィンとしては、エチレン、プロピ
レン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−
オクテン、1−デセン、4−メチル−1−ペンテン、3
−メチル−1−ペンテン、スチレン、ブタジエン、イソ
プレン、1,4−ヘキサジエン、ジシクロペンタジエ
ン、5−エチリデン−2−ノルボルネン等が例示できる
が、所望ポリマー製品の種類によって決定される。即
ち、ホモポリマー製品として、例えばポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリブテン等を、またコポリマー製品と
して、ポリエチレン、ホモポリプロピレン又はランダム
ポリプロピレンと、他のモノマーによる共重合体、いわ
ゆるEPR(エチレン−プロピレンゴム)、PER(プ
ロピレン−エチレンゴム)、PBR(プロピレン−ブテ
ンゴム)等とのブロック共重合体等を製造する場合に
は、本発明の重合工程に使用されるモノマーとしては、
エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、3
−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1
−ペンテン等が好ましい。
【0020】なお、重合温度はモノマーの種類、製品の
分子量等によっても異なるが、オレフィン重合体の融点
以下、好ましくは融点より10℃以上低い温度、更に好
ましくは室温〜200℃程度、特に好ましくは40〜1
60℃程度、最も好ましくは60〜130℃程度であ
る。また重合温度をこの範囲に維持するため、重合系は
冷却器で冷却される。その他、重合圧力は、大気圧〜1
50kg/cm2程度、好ましくは2〜70kg/cm2
程度、更に好ましくは10〜20kg/cm2程度であ
る。
【0021】重合触媒としては、特公昭60−4564
5号公報に開示されるように、遷移金属触媒、特に高活
性遷移金属触媒成分と周期律表第1族乃至第3族金属の
有機金属化合物触媒成分とを組み合わせたオレフィン重
合触媒が好適に利用できる。中でも遷移金属1ミリモル
当り約5000g以上、特に約8000g以上のオレフ
ィン重合体を製造できる高活性触媒が好ましい。
【0022】パラレル重合法においては、通常、各重合
反応器でモノマー成分(オレフィン)の種類や重合条件
が異なる。具体的には、一方の重合反応器が他方の重合
反応器に比べてモノマー種類が同一か又は少なく且つ水
素濃度が同一か又は少ない場合、一方の重合反応器が他
方の重合反応器に比べて水素濃度が高く且つモノマー種
類が少ない場合、一方の重合反応器で水素濃度が高い条
件で単独重合体を製造し、他方の重合反応器で水素濃度
のより低い条件で共重合体を製造する場合等が挙げられ
る。特に、一方の重合反応器が他方の重合反応器に比べ
て水素濃度が高く且つモノマー種類が少ない場合、又は
一方の重合反応器で水素濃度が高い条件で単独重合体を
製造し、他方の重合反応器で水素濃度のより低い条件で
共重合体を製造する場合において、本発明の効果が発揮
される。
【0023】尚、各重合反応器間で共重合成分の種類が
全く異なる場合は、通常循環ガスを共用することはでき
ないが、混合されても何ら望ましくない反応が生じない
場合や共重合成分の転化率が高くそれをすべて水添して
使用してもかまわない場合は、循環ガスを共用すること
ができる。
【0024】(2)混合工程 本発明のパラレル重合法においては、各重合反応器で製
造されたポリマーを、水素、オレフィン等を含むガスと
共に混合器へ導入する。混合器は混練、捏和、分散等の
機能を有するものであってもなくてもよく、単に2以上
の粉体を同時に貯留する機能のみを有する貯留設備であ
ってもよい。また、かかる貯留機能のみを有する貯留設
備を設け、さらにその後段に混練、捏和、分散等の機能
を有する設備を配し、該貯留設備にて一旦混合及び/又
は気固分離のみを実施したのち後段で混練、捏和、分散
等を行うこととしてもよい。
【0025】貯留設備としては、貯留可能であればホッ
パー、ドラム等いずれでもよいが、ガス中の主成分がオ
レフィン等の可燃物であるので、気密性を有するものが
好ましく用いられ、一般的には耐圧容器が用いられる。
【0026】混練、捏和、分散等の機能を有する設備を
採用する場合は、必要に応じてバッチ式、連続式のいず
れを用いてもよく、生産性等の必要性から適宜選択する
ことができる。混練、捏和、分散等の機能を有する設備
としては、スクリュー型、アーム型、ブレード型、リボ
ン型、パドル型の撹拌翼や撹拌軸を有する軸回転型、容
器が回転する容器回転型、気流型等が用いられる。
【0027】好ましくは軸回転型が用いられ、より好ま
しくは貯留型ホッパー又はドラムと一又は二軸押出機と
の組合せが用いられる。また、混合するポリマーの種類
及び割合並びに混合条件は、所望する製品の物性に応じ
て適宜選択することができる。
【0028】このように混合して得られたポリマーブレ
ンドは、混合器から取り出し、公知の方法による乾燥、
造粒工程等を経ることにより、所望の製品とすることが
できる。
【0029】(3)循環工程 混合器に導入されたガスの少なくとも一部を抜き出して
再び重合反応器へ供給し、これを繰り返してガスを循環
させる。
【0030】その際、混合器から抜き出されたガス中の
水素をオレフィンに付加させることにより該ガスを水素
化処理する。水素化処理を実施するには、混合器に、例
えば水素化触媒を充填するなどして水素化処理ができる
ようにした水素化反応器を接続し、前記混合器内のガス
の少なくとも一部、即ち全部又は一部を抜き出して水素
化反応器に通じて水素化処理した後、前記水素化処理後
のガスの一部又は全部を再び重合反応器に戻し、循環さ
せればよい。
【0031】混合器から抜き出されたガスには水素、オ
レフィン等が含まれており、水素化反応器に導入された
ガス中の水素は、オレフィンに付加させることにより消
失又は著しく減少させることができる。こうして水素濃
度が低下したガスを重合反応器に再び戻すことにより、
循環ガスの水素濃度を迅速に低下させることができ、混
合器から重合反応器へガスを問題なく循環させることが
できる。
【0032】尚、抜き出したガスに凝縮成分が多い場合
は、水素化処理前に熱交換機等により予め冷却して凝縮
成分を分離し、残留ガスのみを水素化処理してもよい。
分離された凝縮成分は通常重合反応器に戻されるが、必
要に応じて一部又は全部を重合系外に取り出してもよ
い。
【0033】この水素化反応器では、少量の水素と過剰
のオレフィンとが反応してエタン、プロパン等のオレフ
ィン水素化物を生成するため、ガス中の水素は消費さ
れ、その結果、循環ガス中の水素濃度を低下させること
ができる。この場合、水素化反応器を通った後のガスの
一部又は全部を再び重合反応器に戻し、循環させられる
ように接続する。
【0034】かかる水素化処理に用いられる水素化反応
器は、重合反応器から抜き出したガス中のオレフィンを
水添できればよく、例えば反応温度等のみの設定で対応
してもよいが、通常水素化触媒が充填されている。水素
化反応器に使用される水素化触媒は、基本的には水素化
性能が高いこと、充填時あるいはガスの循環時の衝撃等
により粉化されない硬度を有すること、2量化等の副反
応を起こさないこと等の条件を満たす必要がある。粉化
等により重合反応器内に水素化触媒が入ると、ポリマー
製品、重合触媒、水素濃度等の重合反応条件に影響を与
えたり、影響を受ける恐れがある。最悪の場合、重合反
応器内で水素化反応が常時起こり、水素濃度の制御がで
きなくなる。また製品に混入することは、製品の品質上
好ましくない。
【0035】これらの条件を満足する水素化触媒として
は、いわゆる固体触媒、例えば、Pt又はPdを坦持金
属とし、SiO2又はAl23又はそれらの混合物を担
体とする金属坦持触媒、銅−クロム−バリウム−マンガ
ンをシリカやアルミナに担持した金属触媒や、シリカに
銅を担持した銅触媒などが挙げられる。好ましくはPd
/Al23、Pd/SiO2・Al23、Pd/Si
2、Pt/Al23等、中でもPd/Al23が好ま
しい。
【0036】なお、特にPd/Al23が好ましいの
は、反応が比較的マイルドに進むこと、選択性が高いこ
と、高活性であること(低水素濃度で使用可能)、寿命
が長いこと等の理由による。
【0037】循環ガスの水素濃度を制御するための基本
的な方法は、水素化反応器を通過するガス量を制御する
ことである。水素濃度を一定値に制御する場合には、混
合器から導入されるガス中の水素と同じ量が付加反応す
るように、通過ガス量を設定する。必要ならば、若干量
の水素を混合器に供給しながら水素化反応器の通過ガス
量を適正範囲に設定することができる。ここでいう適正
範囲とは、プロセス設計上制御できる範囲ということで
あり、設計流量によって変化する。したがって、通過ガ
ス量の適性範囲に特に制限はないが、一般にはGHSV
が1000〜50、好ましくは500〜100程度であ
る。ここで、「GHSV」は単位時間当たりのガス空間
速度を表し、反応時の温度および圧力における供給ガス
の体積速度(m3/hr)を水素化反応器の体積(m3
で除したものであり、単位はhr -1である。このときの
水素化反応器の体積は、触媒を充填しない空体積であ
る。
【0038】水素化反応器では水素化触媒の種類及び量
を適切に選定することにより、水素化反応後のガス中の
水素濃度をほぼ0にすることもできる。この場合、除去
される水素量は重合反応器中の水素濃度と通過ガス量と
の積となるので、容易に通過ガス量を設定できる。水素
化反応器及び後述するように水素化反応器の前段に設置
されるフィルターの内容積が比較的大きい場合には、水
素化反応器を重合反応器及び混合器に接続する前に、重
合反応器及び混合器内のガス組成と同一組成のガスで水
素化反応器及びフィルター内部を加圧し、ほぼ重合反応
器及び混合器と同じ圧力に達してから、重合反応器及び
混合器に接続すれば、円滑に運転を開始することができ
る。
【0039】水素化反応温度は特に制限はないが、通常
20〜90℃、好ましくは50〜70℃程度である。水
素化反応圧力も特に制限されないが、通常重合圧力とほ
ぼ同じであり、大気圧〜150kg/cm2f、好まし
くは2〜70kg/cm2f、更に好ましくは10〜2
0kg/cm2fである。これらの条件は、触媒中でホ
ットスポットを形成したり、不均化反応等が発生したり
せず、所定の水素濃度となるよう制御される。
【0040】所定の値まで水素濃度が低下した水素化処
理後の循環ガスは、前記重合反応器の少なくとも一つに
供給される。好ましくは、一方の重合反応器は水素濃度
が高くてコモノマー種類が少なく、他方は水素濃度が低
くてコモノマー種類が多い場合は、水素濃度が低くコモ
ノマー種類の多い重合反応器にガスを循環させる。ま
た、一方の重合反応器で水素濃度が高い条件で単独重合
体を製造し、他方の重合反応器で水素濃度の低い条件で
共重合体を製造する場合は、共重合体を製造する重合反
応器へガスを供給する。
【0041】水素化反応器の操作を停止する場合は、重
合反応器及び混合器との接続を断ち、水素化反応器内の
ガスを系外に排出し、更に必要ならば、窒素ガスで内部
を微加圧状態にする。
【0042】尚、混合器から水素化反応器に供給される
ガスにはポリマーが微粉状態で含まれているため、この
微粉を同伴したガスを水素化反応器に通した時、水素化
触媒の温度がポリマーの融点よりも部分的に高ければ、
その部分に微粉が溶融、被覆して触媒活性が低下する恐
れがある。このため、本発明においては、重合反応器と
水素化反応器との間、即ち重合反応器から抜き出された
ガスを水素化反応器に導入するための経路の途中に、微
粉を除去するためのフィルターを設置し、水素化反応器
に通す前のガスをフィルターで濾過することによりガス
中に含まれる微粉製品を除去することが望ましい。
【0043】本発明の方法によって混合器と重合反応器
との間の循環ガスを水素化反応器に通すことにより、循
環ガスの水素濃度を迅速に低下させることができる。ま
た、フィルターによりオレフィンポリマーの微粉を濾過
することにより、水素化反応器内の水素化触媒の温度が
ポリオレフィンの融点よりも部分的に高くても微粉の融
着による触媒活性の低下の恐れはない。
【0044】(4)本発明の装置例 本発明のパラレル重合装置の一例の概略図を図1に示
す。図中、1は重合反応器−1、2は重合反応器−2、
3は混合器(ホッパー)、4は水素化反応器(水添ドラ
ム)、5は二軸押出機である。6は二軸押出機のモータ
ー、7はカッターである。8はフロー1、9はフロー
2、10はフロー3、11はフロー4である。
【0045】ここで、重合反応器−1にモノマー及び触
媒等を仕込んで重合し、重合後のガスをフロー1を通し
てホッパー3へ供給する。同様に、重合反応器−2にモ
ノマー及び触媒等を仕込んで重合し、重合後のポリマー
を含むガスをフロー2を通してホッパー3へ供給する。
【0046】ホッパーで混合され、気固分離により得ら
れたポリマーは、カッターを付設した二軸押出機5へ供
給され、造粒(ペレタイズ)して製品化される。ホッパ
ー内のガスは、その少なくとも一部を抜き出してフロー
3を通して水添ドラム4へ供給し、水素化処理を行う。
水素化処理後のガスは、フロー4を通して重合反応器−
1へ再び供給される。こうして重合反応器内のガスを、
水素濃度を調節しつつ重合反応器と混合器と水素化反応
器との間で循環させることができる。
【0047】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。
【0048】
【実施例1】図1に示した製造設備を用いて気相重合を
行い、所望のポリマーを生産した。すなわち、重合反応
器−1及び重合反応器−2に、各々異なる比率でエチレ
ンとヘキセン−1とを仕込み、各々独立にポリマーを製
造した。
【0049】重合終了後、各重合反応器から抜き出され
たポリマーを含む抜き出しパウダーを、ホッパー3に供
給して混合、気固分離を行った。分離されたパウダーは
二軸押出機5により混練した後、ペレタイズして製品と
した。各重合反応器で得られるポリマーは表1の通りで
ある。
【0050】分離された気相(ガス)はブロアーにより
水素化反応器(水添ドラム)4に供給して水素化処理
し、重合反応器−1に循環させた。各工程(フロー1〜
4)における組成は表2の通りであった。尚、水素化反
応器で用いた触媒はPd/Al 23であった。
【0051】
【表1】
【0052】
【表2】
【0053】
【実施例2】実施例1において、反応器−1で製造する
ポリマーの密度を0.905g/cm3、反応器−2で製造
するポリマーの密度を0.940g/cm3となるよう製造
条件を変更した以外は実施例1と同様にしてポリマーを
製造した。その結果を表3に示す。
【0054】
【表3】
【0055】
【比較例1】実施例1〜2において、水素化処理を実施
せずにパラレル重合を行ったところ、ホッパーガスの半
分近くを廃棄する必要があり、モノマーロスが過大であ
った。
【0056】
【発明の効果】本発明のパラレル重合法によれば、各重
合反応器に気液、気固分離ドラムやフラッシュドラムを
設置したり蒸留等の設備を設置したりすることなく、簡
便且つ経済的な装置で重合を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のパラレル重合装置の一例を示す概略
図である。
【符号の説明】 1・・・重合反応器−1 2・・・重合反応器−2 3・・・ホッパー 4・・・水添ドラム 5・・・二軸押出機 6・・・モーター 7・・・カッター 8・・・フロー1 9・・・フロー2 10・・・フロー3 11・・・フロー4 X・・・モノマー、触媒等 Y・・・製品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 間明田 隆裕 山口県玖珂郡和木町和木6丁目1番2号 三井石油化学工業株式会社内 (72)発明者 小島 輝久 山口県玖珂郡和木町和木6丁目1番2号 三井石油化学工業株式会社内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に並行に設置された複数の重合反応
    器内で水素を含有するガスの存在下にオレフィンを重合
    する工程と、各重合反応器で得られたオレフィン重合体
    を前記ガスとともに混合器へ導入して混合する工程とを
    含むパラレル重合法において、前記混合器内のガスの少
    なくとも一部を抜き出し、次いで該抜き出したガス中の
    水素をオレフィンに付加させて該ガスを水素化処理した
    後、前記水素化処理後のガスを前記重合反応器の少なく
    とも一つに再び供給することを特徴とする、パラレル重
    合法。
  2. 【請求項2】 前記パラレル重合法が、相互に並行に設
    置された2つの重合反応器内で水素を含有するガスの存
    在下に2種以上のオレフィンを共重合成分として共重合
    する工程を含む方法であって、前記2つの重合反応器の
    一方におけるガス中の水素濃度が他方における同濃度よ
    り高く、且つ前記一方における共重合成分の種類が前記
    他方における共重合成分の種類より少ないことを特徴と
    する、請求項1記載のパラレル重合法。
  3. 【請求項3】 前記パラレル重合法が、相互に並行に設
    置された2つの重合反応器内で水素を含有するガスの存
    在下にオレフィンを重合する工程を含む方法であって、
    前記2つの重合反応器の一方では1種のオレフィンを単
    独重合し、他方では2種以上のオレフィンを共重合し、
    且つ前記一方におけるガス中の水素濃度が他方における
    同濃度より高いことを特徴とする、請求項1記載のパラ
    レル重合法。
  4. 【請求項4】 前記重合反応器が、気相重合反応器であ
    る請求項1、請求項2又は3記載のパラレル重合法。
  5. 【請求項5】 気相重合反応器内の水素濃度の範囲が5
    容量%以下である請求項4記載のパラレル重合法。
  6. 【請求項6】 抜き出したガス中の水素を水素化触媒に
    通してオレフィンに付加させる、請求項1記載のパラレ
    ル重合法。
  7. 【請求項7】 水素化触媒が固体触媒である請求項6記
    載のパラレル重合法。
  8. 【請求項8】 固体触媒がPt又はPdを担持金属と
    し、SiO2又はAl23又はそれらの混合物を担体と
    する金属担持触媒である請求項7記載のパラレル重合
    法。
  9. 【請求項9】 固体触媒がPd/Al23である請求項
    8記載のパラレル重合法。
  10. 【請求項10】 抜き出したガスをフィルターで濾過し
    て該ガス中に含まれる微粉製品を除去した後、前記ガス
    中の水素をオレフィンに付加させて水素化処理する、請
    求項1記載のパラレル重合法。
  11. 【請求項11】 水素を含有するガスの存在下でオレフ
    ィンを重合するための相互に並行に設置された複数の重
    合反応器と、各重合反応器で得られたオレフィン重合体
    を混合するための混合器と、該混合器から抜き出したガ
    ス中の水素をオレフィンに付加させて該ガスを水素化処
    理するための水素化反応器とからなり、水素化反応器を
    前記重合反応器の少なくとも一つと混合器とに接続し、
    混合器から抜き出したガスを水素化反応器に導入して水
    素化処理した後該重合反応器の少なくとも一つに供給し
    て該ガスを循環させ、これにより循環ガス中の水素濃度
    を低下させるようにしたことを特徴とする、パラレル重
    合装置。
  12. 【請求項12】 前記水素化反応器が、水素化触媒を充
    填したものである、請求項11記載のパラレル重合装
    置。
  13. 【請求項13】 前記水素化触媒が固体触媒である請求
    項12記載のパラレル重合装置。
  14. 【請求項14】 固体触媒がPt又はPdを担持金属と
    し、SiO2又はAl23又はそれらの混合物を担体と
    する金属担持触媒である請求項13記載のパラレル重合
    装置。
  15. 【請求項15】 固体触媒がPd/Al23である請求
    項14記載のパラレル重合装置。
  16. 【請求項16】 混合器と水素化反応器との間に、水素
    化反応器に通す前のガスを濾過することによりガス中に
    含まれる微粉製品を除去するためのフィルターが接続さ
    れている、請求項11記載のパラレル重合装置。
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