JPH10290769A - 形状変更可能なモップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モップヘッドの形を変えることによって床面
モップとハンディモップとに使い分けることが可能なモ
ップを得る。 【解決手段】 拭布３を取り付けるためのモップヘッド
４Ａを、主体部１０と、該主体部に対して伸縮自在の第
１部分１１及び第２部分１２とにより構成し、これらの
第１部分１１及び第２部分１２を伸縮させることによ
り、該モップヘッドの作業形状を変更可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、伸縮によりモップ
ヘッドの作業形状を変更可能なモップに関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来より、柄の先端に設けたプレート状
のモップヘッドに不織布製の拭布を装着し、この拭布で
床、畳、家具、建具等を清掃するようにしたモップは公
知である。この種のモップは、小形且つ軽量で取り扱い
も容易であるため、対象部位を手軽に清掃することがで
きるという利点を持っている。

【０００３】しかしながら、従来のこの種のモップは、
拭布を取り付けるためのモップヘッドが一定の決まった
形をしているため、例えば、床や畳のような広い平面部
分の清掃に適するように作られた比較的大形で作業面が
広い床面モップを、家具や建具のように狭小で場合によ
っては曲面を含む部分の清掃に使用することは実質的に
不可能であった。またその逆に、家具や建具の清掃に適
するように作られた小形のハンディモップを、床や畳を
清掃する床面モップとして使用するのも困難であった。

【０００４】このため従来では、床や畳等を清掃するた
めの床面モップと、家具や建具等を清掃するための小形
のハンディモップとを別々に用意し、それらを適宜使い
分けるようにしていたが、用途の異なる複数種類のモッ
プを用意しなければならないため、不経済であるばかり
でなく、それらの使い分けや取り扱い、保管等も非常に
面倒であった。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明の技術的課題
は、モップヘッドの形状を変えることにより、床や畳の
ような広い平面部分の清掃を行うのに適した床面モップ
としても、家具や建具あるいは家具間の隙間のような狭
い部分の清掃を行うのに適した小形のハンディモップと
しても、手軽に使い分けることができるモップを提供す
ることにある。

【０００６】本発明の他の技術的課題は、モップヘッド
の作業形状を伸縮により簡単に変更することができる、
取り扱いが容易なモップを提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によれば、操作用の柄の先端に拭布取付用の
モップヘッドを備えたモップ本体と、上記モップヘッド
に着脱自在の不織布製の拭布とからなり、上記モップヘ
ッドが、伸縮により清掃時の作業形状を変更可能である
ことを特徴とする形状変更可能なモップが提供される。

【０００８】上記構成を有するモップは、モップヘッド
を伸長させた場合には、床面モップとして床や畳のよう
な広い平面部分の清掃を好適に行うことができ、モップ
ヘッドを短縮させた場合には、家具や建具等の狭い部分
や曲面等の清掃を好適に行うことができ、モップヘッド
の作業形状を変更することにより、一つのモップを異な
る用途に使い分けることができる。しかも、モップヘッ
ドを伸縮させるだけでその作業形状を簡単に変えること
ができるため、取り扱いが容易で用途に応じて手軽に使
い分けることができる。

【０００９】本発明の一つの具体的な構成態様によれ
ば、上記モップヘッドが、柄を取り付けた主体部と、該
主体部の一側に伸縮自在に配設された第１部分と、主体
部の他側に伸縮自在に配設された第２部分とを有してい
る。上記第１部分と第２部分とは相互に連結されてい
て、主体部に対してスライド式に伸縮自在なるように取
り付けられ、一方が伸長したとき他方が短縮するように
構成されている。

【００１０】また、上記第１部分は伸長状態において実
質的に矩形状をなし、第２部分は伸長状態において実質
的に先細り状をしていることが好ましい。本発明におい
ては、上記柄が主体部上面の第１部分側に偏寄した位置
に、該第１部分が伸長した状態で実質的にモップヘッド
の中央に位置するように取り付けられている。本発明の
好ましい実施態様によれば、上記柄が長さ調節自在とな
っている。

【００１１】本発明の他の具体的な構成態様によれば、
上記モップヘッドが、空気の圧入により少なくとも長手
方向に伸縮自在なるように構成されている。この場合、
上記モップヘッドを伸縮性のある弾性素材により中空状
に形成し、柄に付設したポンプ手段で空気を給排するよ
うに構成する。

【００１２】

【発明の実施の形態】図１〜図４は本発明の第１実施例
を示すもので、この第１実施例のモップ１Ａは、モップ
本体２と、該モップ本体２に着脱自在の拭布３とからな
っている。

【００１３】上記モップ本体２は、伸縮により作業形状
を変更可能なモップヘッド４Ａと、該モップヘッド４Ａ
の上面に全方向（３６０度）に傾動自在なるように取り
付けられた操作用の柄５とで構成されている。

【００１４】上記モップヘッド４Ａは、上面に柄５が取
り付けられた横長矩形状の主体部１０と、該主体部１０
の長手方向の一側に伸縮自在に配設された矩形状の第１
部分１１と、主体部１０の他側に伸縮自在に配設された
先細り状の先端を有する第２部分１２とからなるもの
で、上記第１部分１１及び第２部分１２は、それらの両
側面に設けた摺動溝１３内に、主体部１０の両側縁に設
けた内向きの係止縁１４を摺動自在に係合させることに
より、該主体部１０に対してスライド式に伸縮するよう
に組み付けられている。そして、図１に示すように第１
部分１１が伸長して第２部分１２が短縮した床面モップ
の状態と、図３に示すように第２部分１２が伸長して第
１部分１１が短縮したハンディモップの状態とに、モッ
プヘッド４Ａの形状を変えられるようになっている。

【００１５】上記第１部分１１及び第２部分１２の伸縮
は、これらの部分を手で直接掴んでスライドさせること
により行っても良いが、両部分１１，１２の拭布取り付
けや清掃作業等の邪魔にならない位置にそれぞれ適宜構
成のハンドル（図示せず）を取り付け、このハンドルを
持って左右にスライドさせることにより伸縮させるよう
にしても良い。

【００１６】また、上記第１部分１１及び第２部分１２
を伸長位置と短縮位置とに停止させてその状態に保持さ
せておくため、これらの各部分１１，１２と主体部１０
とには、図示しない係止機構が設けられている。この係
止機構は、例えば相互に係合し合う弾性係止片と係止穴
とにより構成することができる。

【００１７】なお、上記第１部分１１と第２部分１２と
は、図４に示すように主体部１０の内部に同時に収める
ことも、あるいは主体部１０から同時に突出させること
もできる。従って両部分１１，１２は、その軸方向長さ
ｍが、主体部１０の軸方向長さｎの１／２かそれよりや
や小さめに形成されている。

【００１８】上記主体部１０と第１及び第２部分１１，
１２とは、金属や合成樹脂あるいはゴム等の硬質又は半
硬質の素材で形成されていて、第１及び第２部分１１，
１２の底面と両側面及び先端面には、合成樹脂発泡体か
らなる弾性部材１７が取り付けられ、この弾性部材１７
を介して上記拭布３が取り付けられるようになってい
る。

【００１９】上記柄５は、主体部１０の上面の第１部分
１１側に偏寄した位置に、該第１部分１１を伸長させて
床面モップとした時に実質的にモップヘッド４Ａの中央
に位置するように取り付けられており、その取り付け
は、上記主体部１０の上面に縦軸の回りで回転自在なる
ように取り付けられた取付金具１９に、横軸２０で傾動
自在に連結することにより行われ、これによって、モッ
プヘッド４Ａに対して全方向に傾斜できるようになって
いる。この場合、蝶ねじ等の固定手段を設けることによ
って、該柄５を必要な傾斜角度に固定できるようにして
も良く、また、縦軸の回りの回転も必要に応じて規制で
きるようにしても良い。

【００２０】上記柄５は長さ調節自在であることが望ま
しく、これにより、モップを床面モップとして使用する
場合と、ハンディモップとして使用する場合とで、柄５
の長さを使い易い長さに調節することができる。この場
合の長さ調節自在とは、望遠鏡式に伸縮自在のものも、
複数の柄部材を連結したり切り離したりするものも含む
ことは言うまでもない。

【００２１】一方、上記拭布３は、不織布によりシート
状又は袋状に形成したものが使用される。このうちシー
ト状の拭布３ａは、図１及び図２に示すように、床面モ
ップとしての使用時に、モップヘッド４Ａの下面から上
面にかけて巻き付けた状態に取り付けられ、袋状の拭布
３ｂは、図３に示すように、ハンディモップとしての使
用時に、第２部分１２を先端側から包み込むように取り
付けられる。しかし、拭布３の形態や使用方法等はこの
ようなものに限定されない。

【００２２】上記拭布３の脱落を防止するため、モップ
ヘッド４Ａにおける主体部１０の上面には、該拭布３を
係止させるための止着手段２１が設けられている。この
止着手段２１は、拭布３が係止できるものであれば何で
も良く、例えば、面ファスナーにおける一対の係止部材
のうちの鉤爪状突子側部材や、ピン、クリップ、スリッ
トなどが好適に使用される。

【００２３】上記構成を有する第１実施例のモップ１Ａ
は、モップヘッド４Ａに拭布３を装着して清掃するが、
該モップヘッド４Ａの作業形状を変えることにより、床
面モップとハンディモップとに使い分けることができ
る。即ち、図１に示すように第１部分１１を伸長させる
と共に第２部分１２を短縮させた状態では、床面モップ
として床や畳のような広い平面部分の清掃を好適に行う
ことができ、図３に示すように第２部分１２を伸長させ
て第１部分１１を短縮させた状態では、ハンディモップ
として、第２部分１２の先端の先細りの部分等を使用す
ることにより、家具や建具等の狭い部分や曲面等の清掃
を好適に行うことができる。

【００２４】図５は本発明の第２実施例を示すもので、
この実施例のモップ１Ｂは、モップヘッド４Ｂの下面の
第１部分１１と第２部分１２との間に、完全な形で隙間
が形成されないようにしたものである。即ち、上記第１
部分１１と第２部分１２の基端部に、相互に嵌合可能な
形をした凸部２２と凹部２３とを形成し、各凸部２２に
よって隙間を部分的に埋めるようにしたものである。こ
れにより、床面モップとして使用する時に、両部分１
１，１２間に第１実施例のような完全な隙間が形成され
て、この隙間の部分で拭布３が床面に押し付けられない
といった不都合がなくなる。

【００２５】図６〜図８に示す第３実施例のモップ１Ｃ
は、モップヘッド４Ｃの下面の第１部分１１と第２部分
１２との間に隙間が形成されないようにした他の例であ
る。このモップ１Ｃにおいては、厚手の弾性部材２４が
平坦な下面に取り付けられた主体部１０に、該弾性部材
２４を覆い且つ圧縮した状態で上記第１部分１１と第２
部分１２とを伸縮自在に取り付け、これらの各部分１
１，１２の底面にも薄手の弾性部材２５を取り付けてい
る。

【００２６】上記主体部１０の下面の弾性部材２４は、
図８から分かるように、それが第１部分１１及び第２部
分１２で圧縮されていないとき、その外表面が各部分１
１，１２の弾性部材２５の外表面とほぼ同じ高さを占め
るような厚さに形成されており、この弾性部材２４によ
って、両部分１１，１２の間に凹形の隙間が形成される
のが防止される。

【００２７】なお、この場合には、第１部分１１及び第
２部分１２が上記弾性部材２４との摩擦力によって任意
の位置で停止し得るため、伸縮端の位置を決めるための
ストッパを設ける程度で、その位置に係止させて置くた
めの係止機構を特に設ける必要はない。また、上記第１
部分１１及び第２部分１２の移動、特に弾性部材２４を
圧縮する方向への移動を円滑にするため、図８に示すよ
うに、これら各部分１１，１２の弾性部材２４と接する
内側端の部分１１ａ，１２ａを、滑らかな円弧面か又は
傾斜面とするのが望ましい。

【００２８】上記各実施例では、第１部分１１と第２部
分１２とが互いに分離していて独立に伸縮するようにな
っているが、それらを相互に連結し、主体部１０に対し
て連動式に伸縮するように構成することもできる。この
場合、第１部分１１が伸長すると第２部分１２が短縮
し、第１部分１１が短縮すると第２部分１２が伸長する
ことになる。

【００２９】また、第１部分１１と第２部分１２とを連
結する場合、上記第１及び第２実施例のような形をした
第１部分１１と第２部分１２とを、棒状や板状をした適
宜の部材で相互に連結しても良いが、図９に示す第４実
施例のモップ１Ｄのように、第１部分１１と第２部分１
２とを一枚の細長いプレート２６の両端に形成し、この
プレート２６を主体部１０にスライド自在に取り付ける
こともできる。このように構成することにより、両部分
１１，１２間に隙間が形成されるという問題がなくな
り、拭布３をモップヘッド４Ｄの下面のほぼ全面で床面
に押し付けることができる。

【００３０】このモップ１Ｄは、図示したように、第２
部分１２が短縮して主体部１０の中にちょうど納まり、
第１部分１１が伸長して主体部１０から突出した状態で
床面モップとして使用され、その逆に、第１部分１１が
短縮して主体部１０の中にちょうど納まり、第２部分１
２が伸長して主体部１０から突出した状態でハンディモ
ップとして使用される。

【００３１】図１０〜図１４は本発明の第５実施例を示
すもので、この第５実施例のモップ１Ｅは、上記第４実
施例のものに比べ、床面モップとして使用する際のモッ
プヘッド４Ｅの作業長さを増大したものである。即ち、
このモップ１Ｅのモップヘッド４Ｅは、角筒状をした主
体部１０と、一枚のプレート２７の形に一体化された第
１部分１１及び第２部分１２とからなっていて、これら
主体部１０の下面とプレート２７の下面にそれぞれ弾性
部材２８，２９が貼着され、該プレート２７が上記主体
部１０の内部に、弾性部材２９を圧縮した状態でスライ
ド自在なるように挿入されている。

【００３２】上記プレート２７の下面の弾性部材２９
は、図１２及び図１４から分かるように、それが圧縮さ
れていない状態では、その外表面が主体部１０の下面の
弾性部材２８の外表面とほぼ同じ高さを占めるような厚
さに形成されており、これにより、清掃時に拭布３をモ
ップヘッド４Ｅの底面全体で均等に押圧できるようにな
っている。

【００３３】この場合に、上記プレート２７が弾性部材
２９と主体部１０との摩擦力によって任意の位置で停止
できるため、伸縮端の位置決めのストッパを設ける程度
で、その位置に係止させて置くための係止機構を特に設
ける必要はない。また、拭布３を止着するための止着手
段２１をプレート２７上に設ける場合は、そのスライド
の邪魔にならないように、窪み内に設ければ良い。

【００３４】なお、上記プレート２７の移動、特に弾性
部材２９を圧縮する方向への移動を円滑にするため、図
示したように、主体部１０の端部の弾性部材と摺接する
部分１０ａを滑らかな円弧面か又は傾斜面とするのが望
ましい。

【００３５】このような構成を有する上記モップ１Ｅ
は、図１４に示すように床面モップとしての使用時に、
第４実施例のものより第１部分１１を主体部１０から大
きく突出させることができるため、作業面の長さが増大
する。

【００３６】図１５〜図１８は本発明の第６実施例を示
すもので、この第６実施例のモップ１Ｆは、モップヘッ
ド４Ｆを、空気の圧入により少なくとも長手方向に伸縮
自在としたものである。即ち、上記モップヘッド４Ｆ
は、ゴムや合成樹脂等の伸縮性及び気密性を有する弾性
素材により中空状に形成され、その上面に硬質の基板３
０を介して長さ調節自在の柄５が、全方向に傾動自在且
つ任意の方向及び角度に固定自在なるように取り付けら
れ、該柄５の適宜位置に付設されたポンプ手段３１によ
り、通孔３２を通じて空気が給排されるようになってい
る。上記ポンプ手段３１は、基板３０に設けても良い。

【００３７】上記モップヘッド４Ｆは、空気を圧入しな
い自然の状態では、図１５及び図１６に示すように実質
的に横長の矩形状をなしていて、空気を圧入すると、図
１７及び図１８に示すように長手方向に伸長するように
構成されている。この場合、底面が常に平坦を維持し、
且つ空気を圧入しても断面円形に膨張しないように、該
底面を硬質に形成するか又は硬質の補強板で補強し、且
つ、該底面と上面との間を壁等で適宜連結することが望
ましい。図中３３は、拭布３の端部を固定するための止
着手段である。

【００３８】上記第６実施例のモップ１Ｆは、図１５及
び図１６に示すように空気を圧入しないか又は少量封入
した状態では、小形の床面モップ又はハンディモップと
して使用することができ、図１７及び図１８に示すよう
に空気を圧入して伸長させた状態では、大形の床面モッ
プとして使用することができる。

【００３９】

【発明の効果】以上に詳述したように、本発明によれ
ば、モップヘッドの形を変えることによって床や畳のよ
うな広い平面部分の清掃を行うのに適した床面モップと
しても、家具や建具あるいは家具間の隙間のような狭い
部分の清掃を行うのに適したハンディモップとしても、
手軽に使い分けることができる。しかも、モップヘッド
を伸縮させるだけでその作業形状を簡単に変えることが
できるため、取り扱いが容易で用途に応じて手軽に使い
分けることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るモップの第１実施例を示す一使用
状態での平面図である。

【図２】図１におけるＡ−Ａ線での断面図である。

【図３】図１のモップの異なる使用状態を示す平面図で
ある。

【図４】図１のモップの更に異なる使用状態を示す平面
図である。

【図５】本発明の第２実施例を示す平面図である。

【図６】本発明の第３実施例を示す平面図である。

【図７】図６におけるＢ−Ｂ線での拡大断面図である。

【図８】図６におけるＣ−Ｃ線での拡大断面図である。

【図９】本発明の第４実施例を示す平面図である。

【図１０】本発明の第５実施例を示す短縮状態での平面
図である。

【図１１】図１０におけるＤ−Ｄ線での断面図である。

【図１２】図１０におけるＥ−Ｅ線での断面図である。

【図１３】第５実施例の伸長状態での平面図である。

【図１４】図１３におけるＦ−Ｆ線での断面図である。

【図１５】本発明の第６実施例を示す短縮状態での平面
図である。

【図１６】図１６の断面図である。

【図１７】第６実施例の伸長状態での平面図である。

【図１８】図１７の断面図である。

【符号の説明】

１Ａ，１Ｂ，１Ｃ，１Ｄ，１Ｅ，１Ｆ モップ ２ モップ本体 ３ 拭布 ４Ａ，４Ｂ，４Ｃ，４Ｄ，４Ｅ，４Ｆ モップヘッド ５ 柄 １０ 主体部 １１ 第１部分 １２ 第２部分 ３１ ポンプ手段

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柏田 利信 東京都墨田区本所１丁目３番７号 ライオ ン株式会社内

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】操作用の柄の先端に拭布取付用のモップヘ
   ッドを備えたモップ本体と、上記モップヘッドに着脱自
   在の不織布製の拭布とからなり、上記モップヘッドが、
   伸縮により清掃時の作業形状を変更可能であることを特
   徴とする形状変更可能なモップ。
2. 【請求項２】請求項１に記載のモップにおいて、上記モ
   ップヘッドが、柄を取り付けた主体部と、該主体部の一
   側に伸縮自在に配設された第１部分と、主体部の他側に
   伸縮自在に配設された第２部分とを有するもの。
3. 【請求項３】請求項２に記載のモップにおいて、上記第
   １部分と第２部分とが相互に連結されていて、主体部に
   対してスライド式に伸縮自在なるように取り付けられ、
   一方が伸長したとき他方が短縮する構成であるもの。
4. 【請求項４】請求項２又は３に記載のモップにおいて、
   上記第１部分が伸長状態において実質的に矩形状をな
   し、第２部分が伸長状態において実質的に先細り状をな
   しているもの。
5. 【請求項５】請求項３又は４に記載のモップにおいて、
   上記柄が、主体部上面の第１部分側に偏寄した位置に、
   該第１部分が伸長した状態で実質的にモップヘッドの中
   央に位置するように取り付けられているもの。
6. 【請求項６】請求項１乃至５の何れかに記載のモップに
   おいて、上記柄が長さ調節自在であるもの。
7. 【請求項７】請求項１に記載のモップにおいて、上記モ
   ップヘッドが、空気の圧入により少なくとも長手方向に
   伸縮自在であるもの。
8. 【請求項８】請求項７に記載のモップにおいて、上記モ
   ップヘッドが、伸縮性のある弾性素材により中空状に形
   成されているもの。
9. 【請求項９】請求項８に記載のモップにおいて、上記モ
   ップヘッドが、空気を圧入しない状態で実質的に横長の
   矩形状をなしていて、空気の圧入により長手方向に伸長
   するもの。
10. 【請求項１０】請求項７乃至９の何れかに記載のモップ
    において、上記柄又はモップヘッドがポンプ手段を備え
    ていて、該ポンプ手段によりモップヘッドに空気を給排
    可能であるもの。
11. 【請求項１１】請求項７乃至１０の何れかに記載のモッ
    プにおいて、上記柄が長さ調節自在であるもの。